JP2796651B2 - ガス検知装置 - Google Patents

ガス検知装置

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JP2796651B2
JP2796651B2 JP23098191A JP23098191A JP2796651B2 JP 2796651 B2 JP2796651 B2 JP 2796651B2 JP 23098191 A JP23098191 A JP 23098191A JP 23098191 A JP23098191 A JP 23098191A JP 2796651 B2 JP2796651 B2 JP 2796651B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザ素子を用い
たガス検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特定波長のレーザ光がある種の気体に吸
収されやすいことを利用してガスの有無を検出できるこ
とが知られており、この原理を応用したセンシング技術
が工業計測、公害監視などに広く用いられている。一例
として、He−Neレーザにより発生されるレーザ光の
3.3922μmの発振線はメタンに強く吸収されるこ
とを利用してメタンの有無を感度よく検出することが可
能である。メタンは都市ガスの主成分であるのでメタン
ガスの検出によって都市ガスの漏洩が検知できる。しか
し半導体レーザを用いてガス検知を行う場合には半導体
レーザ素子が温度により発振波長を大きく変えるのでレ
ーザ光の発振波長をガスの吸収線の中心波長に合わせて
安定化する必要がある。
【0003】そこで本願出願人は平成3年7月24日付
けで半導体レーザ素子の発振波長を正確に制御し、2種
類のガスを検知するようにしたガス検知装置について出
願した。図4はそのガス検知装置のブロック線図であ
る。
【0004】図において、ガス検知装置は制御系1と測
定系2とから構成されており、制御系1は2つのレーザ
発振器3、4と、レーザ発振器3を周波数f1 で変調す
るとともに発振波長を安定化する変調/制御器5と、レ
ーザ発振器4を周波数f2 で変調するとともに発振波長
を安定化する変調/制御器6とを有し、測定系2はレー
ザ発振器3のレーザ光とレーザ発振器4のレーザ光とを
混合するファイバカップラ7と、未知の濃度のガスが封
入される測定用セル8と、この測定用セル8を通過した
レーザ光を受け電気信号に変換する受光器9と、受光器
9からの出力信号を周波数f1 で位相敏感検波して1次
の位相敏感検波信号(1次微分信号)If1 を出力する位
相敏感検波器10と、受光器9からの出力信号を周波数
1 で位相敏感検波して2次の位相敏感検波信号(2次
微分信号)I2f を出力する位相敏感検波器11と、同様
に受光器9からの出力信号を周波数f2 で位相敏感検波
して1次の位相敏感検波信号If2 を出力する位相敏感検
波器12と、受光器9からの出力信号を周波数f2 の2
倍波で位相敏感検波して2次の位相敏感検波信号I2f2
出力する位相敏感検波器13と、1次の位相敏感検波信
号If1,2 と2次の位相敏感検波信号I2f1,2との比からガ
スの濃度をそれぞれ演算する演算器14、15と、演算
結果を記録するレコーダ16とを有している。
【0005】図5は図4に示したレーザ発振器3と変調
/制御器5の概略構成図である。
【0006】レーザ発振器3は、前後にレーザ光を出射
する半導体レーザ素子17と、電流の方向により発熱ま
たは吸熱するペルチェ素子18と、既知の濃度のガスが
封入された参照用セル19と、この参照用セル19を通
過したレーザ光を受光し電気信号に変換する受光器20
と、半導体レーザ素子17から出射したレーザ光を集光
するコリメータレンズ21とを有しており、変調/制御
器5は、周波数fの信号を発振する発振器22と、位相
敏感検波器23と、積分器24と、電流源25と、定電
流源26と、電流ミキサ27と、バイアス電流発生器2
8とを有している。
【0007】定電流源26の電流で励起された半導体レ
ーザ素子17が、電流ミキサ27で発振器22からの周
波数fの高周波により変調され、前後方向にレーザ光を
発振する。参照用セル19を通過したレーザ光を受光器
20により電気信号に変換し、位相敏感検波器23によ
り位相敏感検波して1次の位相敏感検波信号を積分器2
4に出力する。積分器24はバイアス電流発生器28か
らの電流でバイアスされ定電流源26の出力電流を制御
することによりペルチェ素子18の温度が制御され、半
導体レーザ素子17の温度、すなわち発振波長が制御さ
れる。
【0008】図4に戻って、たとえばメタンの吸収波長
に対応したレーザ光がレーザ発振器3から出射され、ア
セチレンの吸収波長に対応したレーザ光がレーザ発振器
4から出射されると両レーザ光はファイバカップラ7で
混合され、光ファイバ29を介して測定用セル8を通過
し、光ファイバ30を介して受光器9で電気信号に変換
される。変換された電気信号は位相敏感検波器10〜1
3に入力され、位相敏感検波器10はメタンの吸収波長
に対応する1次の位相敏感検波信号を出力し、位相敏感
検波器11はメタンの吸収波長に対応する2次の位相敏
感検波信号を出力する。1次の位相敏感検波信号は光量
に比例し、2次の位相敏感検波信号は光量およびガスの
濃度に比例するので、割算器14で2次の位相敏感検波
信号で1次の位相敏感検波信号を割り算するとメタンの
濃度が算出され、レコーダ16に記録される。アセチレ
ンの濃度も同様にして位相敏感検波器12、13と割算
器15で算出される。
【0009】レーザ発振器4と変調/制御器6について
も構成および動作は同様である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そのために、前述した
本願出願人による2種のガスを検知するガス検知装置で
は、波長を安定化するのに2台の周波数の異なる発振
器、2つの参照用セル、2つの受光器、2つの位相敏感
検波器が必要であり、さらにガスの濃度を求めるには4
台の位相敏感検波器が必要であるのでシステムが大がか
りとなり、コスト高になってしまう。
【0011】本発明は、上記の点にかんがみてなされた
ものであり、その目的は、簡単な構成で、しかも小型の
装置で2種類のガスを検知することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的は、本発明によ
ると、(a)第1のガスの吸収線に対応する波長のレー
ザ光を発振し、所定の周波数の信号で変調された第1の
レーザ光を発する第1の半導体レーザと、(b)第2の
ガスの吸収線に対応する波長のレーザ光を発振し、所定
の周波数の信号と同一の周波数で位相がΦ(Φ≠nπ/
2,n=0,±1,±2…)だけ異なる信号で変調され
た第2のレーザ光を発する第2の半導体レーザと、
(c)第1のレーザ光と第2のレーザ光とを混合する混
合器と、(d)混合器から出力し既知濃度の第1のガス
および第2のガスが封入された参照用セルを通過したレ
ーザ光を受光して電気信号に変換する第1の受光器と、
(e)受光器の出力を受け1次の位相敏感検波信号のs
in成分およびcos成分を出力する第1の位相敏感検
波器と、(f)sin成分から第1のレーザ光に関する
1次の位相敏感検波信号を求めて第1のレーザ光の波長
を安定化する第1の波長安定器と、(g)cos成分か
らsin成分とcotΦとの積を引き算し第2のレーザ
光に関する1次の位相敏感検波信号を求めて第2のレー
ザ光の波長を安定化する第2の波長安定器と、(h)混
合器から未知濃度の第1のガスおよび第2のガスが封入
された測定用セルを通過したレーザ光を受光して電気信
号に変換する第2の受光器と、(i)第2の受光器の出
力および所定の周波数の信号を受け1次の位相敏感検波
信号のsin成分およびcos成分を出力する第2の位
相敏感検波器と、(j)第2の受光器の出力および所定
の周波数の信号を受け2次の位相敏感検波信号のsin
成分およびcos成分を出力する第3の位相敏感検波器
と、(k)第1のレーザ光に関する1次の位相敏感検波
信号のcos成分からsin成分とcotΦとの積を引
き算した値で第1のレーザ光に関する2次の位相敏感検
波信号のcos成分から第1のレーザ光に関する2次の
位相敏感検波信号のsin成分とcot2Φとの積を引
き算した値を割り算して第1のガスの濃度を求める第1
の演算器と、(l)第2のレーザ光に関する2次の位相
敏感検波信号のsin成分を第2のレーザ光に関する1
次の位相敏感検波信号のsin成分で割り算して第2の
ガスの濃度を求める第2の演算器とを備えたガス検知装
置によって達成される。
【0013】
【作用】本発明のガス検知装置は、所定の周波数で変調
され第1のガスの吸収線に対応する波長の第1のレーザ
光と、位相がΦ(Φ≠nπ/2,n=0,±1,±2
…)だけ異なる所定の周波数で変調され第2のガスの吸
収線に対応する波長の第2のレーザ光とが混合されたレ
ーザ光が参照用セルと測定用セルとを通過する。参照用
セルを通過したレーザ光は第1の受光器で電気信号に変
換され、第1の位相敏感検波器に入力される。第1の位
相敏感検波器より得られる1次の位相敏感信号のsin
成分に基づいて第1のレーザ光の波長が安定化され、1
次の位相敏感信号のcos成分からsin成分とcot
Φとの積を引き算して得られる値に基づいて第2のレー
ザ光の波長が安定化される。
【0014】一方、測定用セルを通過したレーザ光は受
光器で電気信号に変換された後第2および第3の位相敏
感検波器に入力される。第2の位相敏感検波器は1次の
位相敏感検波信号のsin成分およびcos成分を第1
および第2の演算器に出力し、第3の位相敏感検波器は
2次の位相敏感検波信号のsin成分およびcos成分
を第1および第2の演算器に出力し、第1の演算器は第
1のレーザ光に関する1次の位相敏感検波信号のcos
成分からsin成分とcotΦとの積を引き算した値で
第1のレーザ光に関する2次の位相敏感検波信号のco
s成分から第1のレーザ光に関する2次の位相敏感検波
信号のsin成分とcot2Φとの積を引き算した値を
割り算して第1のガスの濃度を求め、第2の演算器は第
2のレーザ光に関する2次の位相敏感検波信号のsin
成分を第2のレーザ光に関する1次の位相敏感検波信号
のsin成分で割り算して第2のガスの濃度を求める。
【0015】
【実施例】以下本発明を図面に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明によるガス検知装置の一実施
例の概略構成図であり、メタンガスの濃度dm とアセチ
レンガスの濃度da を検知する装置として例示する。
【0017】図に示すようにガス検知装置は、制御系4
0と測定系41とから構成されている。
【0018】制御系40は、ペルチェ素子がそれぞれ取
り付けられた2つの半導体レーザ素子42、43と、半
導体レーザ素子42、43から出射したレーザ光L1
2を光ファイバF1 、F2 を介して混合するファイバ
カップラ44と、既知の濃度の混合ガス(メタンCH4
とアセチレンC22 )を封入した参照用セル45と、
参照用セル45を通過したレーザ光を受けて電気信号に
変換する受光器46と、受光器46からの電気信号に基
づいて半導体レーザ素子42、43の発振波長を安定化
する変調/制御器47とを有している。
【0019】一方、測定系41は未知の濃度のメタンお
よびアセチレンの混合ガスが封入された測定用セル48
と、測定用セル48を通過したレーザ光を受けて電気信
号に変換する受光器49と、受光器49からの電気信号
を変調/制御器47からの周波数fの電気信号で位相敏
感検波して1次の位相敏感検波信号Ifを出力する位相敏
感検波器50と、同信号を位相敏感検波して2次の位相
敏感検波信号I2f を出力する位相敏感検波器51と、1
次の位相敏感検波信号Ifと2次の位相敏感検波信号I2f
とから第1のガスとしてのメタンの濃度dm を算出する
演算器52と、同様に第2のガスとしてのアセチレンの
濃度da を算出する演算器53とを有している。
【0020】図2は、図1に示した制御系40をさらに
詳しく説明するための制御系の概略構成図である。
【0021】制御系40は、半導体レーザ素子42、4
3、ファイバカップラ44、参照用セル45、受光器4
6の他に、互いに位相がΦだけ異なる2つの余弦波信号
cos(2πfo t)およびcos(2πfo t+Φ)
を発生する発振器54と、1次の位相敏感検波信号のs
in成分およびcos成分を同時に出力する位相敏感検
波器55と、演算器56と、位相敏感検波器55の1次
の位相敏感検波信号を積分する積分器57、58と、半
導体レーザ素子42に設けられたペルチェ素子に電流を
印加する電流源59と、電流源59にバイアス電流を加
えるバイアス電流発生器60と、半導体レーザ素子43
に設けられたペルチェ素子に電流を印加する電流源61
と、電流源61にバイアス電流を加えるバイアス電流発
生器62とを有している。但しΦは数1を満足する位相
角である。
【0022】
【数1】 Φ≠nπ/2,n=0,±1,±2…(ラジアン) 半導体レーザ素子42、43から出射したレーザ光L
1 、L2はそれぞれレーザ光の反射を防止するためのア
イソレータI1 、I2 およびレーザ光を集光するための
レンズLe1、Le2を介して光ファイバF1 、F2 を通し
てファイバカップラ4に導かれる。
【0023】半導体レーザ素子42、43は、素子自体
の温度が高くなると発振波長が長くなり、温度が低くな
ると発振波長が短くなる特性を有している。半導体レー
ザ素子42、43にはペルチェ素子が取り付けられてお
り、このペルチェ素子は、ペルチェ効果を利用した素子
である。ペルチェ効果はN型半導体とP型半導体とを交
互に接合して電流を流すと、ジュール熱が発生する以外
に、その接合部で熱を発生するか、または熱の吸収が起
こる現象である。なお、この現象は電流を流す方向を逆
にすると発熱と吸熱とが逆になるのでペルチェ素子の印
加電圧または電流を制御することで半導体レーザ素子の
発振波長を制御することができる。
【0024】発振器54は、cos(2πfo t)、c
os(2πfo t+Φ)で表わされる(位相差がΦ異な
る)2つの余弦波信号を発振する。ここでfo は周波
数、tは時間を表わす。定電流源63は、半導体レーザ
素子42がメタンの吸収線に対応する波長を発振するた
めの一定の電流を発生し、定電流源64は、半導体レー
ザ素子43がアセチレンの吸収線に対応する波長を発振
するのに必要な一定の電流を発生する。このため半導体
レーザ素子42から出射するレーザ光は周波数fの信号
で周波数変調され、半導体レーザ素子43から出射する
レーザ光は同一の周波数fで位相がΦだけ異なる信号で
周波数変調される。
【0025】ファイバーカップラ44は、半導体レーザ
素子42から出射されるレーザ光L1 と、半導体レーザ
素子43から出射されるレーザ光L2 とを混合し、混合
されたレーザ光は光ファイバF3 を介して参照用セル4
5に入射され、光ファイバF4 およびレンズLe3を介し
て測定用セル48に入射される(図1参照)。
【0026】受光器46は参照用セル45を通過したレ
ーザ光を電気信号に変換する素子で、たとえばフォトダ
イオードが用いられるが、これに限定されずフォトトラ
ンジスタを用いてもよい。(図1)位相敏感検波器55
は、受光器46から出力される電気信号の中から特定の
周波数かつ特定の位相をもつ成分(1次微分信号)だけ
を抽出し、復調する。これにより、高いS/N比で微小
信号の検出を行うことができる。
【0027】一般に特定の周波数で変調されたレーザ光
が、特定の波長の光を吸収するガスを通過し、センサで
受光されると、このセンサの出力信号は直流成分の他に
変調周波数と同じ周波数をもつ基本波成分およびその高
調波成分から成る。そのうち、基本波成分、2倍高調波
成分を位相敏感検波器で位相敏感検波すると、波長に関
する1次微分または2次微分に対応する信号を得ること
ができ、1次微分信号のsin成分とcos成分とを同
時に出力するか、または2次微分信号のsin成分とc
os成分とを同時に出力することができる。
【0028】図3は、周波数変調されたレーザ光を表わ
すベクトル(a)、レーザ光を位相敏感検波器により1
次微分した信号(b)、レーザ光を位相敏感検波器によ
り2次微分した信号(c)のベクトル図をそれぞれ示
す。
【0029】位相敏感検波器55は、アセチレンおよび
メタンの透過光強度を1次微分し、図3(b)に示すよ
うに1次微分した信号をさらにsin成分とcos成分
とに分解してIf sin (=If a sinΦ)およびIf cos
(=If m +If a cosΦ)として出力する。なお半導体
レーザ素子43から出射される周波数変調されたレーザ
光L2 の発振周波数ωa の大きさは数2で表わされ、半
導体レーザ素子42から出射される周波数変調されたレ
ーザ光L1 の発振周波数ωm の大きさは数3で表わされ
る。
【0030】
【数2】ωa =ω0a+ω1acos(2πfo t+Φ)
【0031】
【数3】ωm =ω0m+ω1mcos(2πfo t) ここでω0aはアセチレンの吸収波長に対応する波長のレ
ーザ光L2 の角周波数、ω1aは変調振幅の角周波数、ω
0mはメタンの吸収波長に対応する波長のレーザ光L1
角周波数、ω1mは変調振幅の角周波数を表わす。
【0032】図に示すように2つのベクトルω1mとω1a
はΦの位相差があるのがわかる。これらのレーザ光L
1 、L2 を混合し、参照用セル45を通過して受光器4
6で電気信号に変換し位相敏感検波器55に入力する
と、1次微分信号Ifが得られ、図3(b)に示すような
ベクトルIf m、If aが得られる。
【0033】図3(b)に示すように、1次微分信号If
も位相差がΦだけ位相が異なった状態で出力されるの
で、1次微分信号のsin成分としてIf asinΦ(=
If sin)を出力するが、cos成分としてはIf acos
Φ+If m(=If sin )を出力し、アセチレンに対する1
次微分信号If aとメタンに対する1次微分信号If aとを
含んだまま出力してしまう。
【0034】ところが半導体レーザ素子42の発振波長
を制御するためにはアセチレン透過光の1次微分信号I
f aとメタン透過光の1次微分信号If mとを分離しなけれ
ば誤って波長を制御することになるので演算器56でIf
cos −If sin cotΦの演算を行う。
【0035】積分器57は、周波数fの正弦波信号で周
波数変調されたレーザ光L1 に対応した1次微分信号、
すなわちIf sinを積分し、積分器58は、周波数fで位
相がΦだけ異なる正弦波信号で周波数変調されたレーザ
光L2 に対応した1次微分信号、すなわちIf cos −If
sin cotΦを積分する。
【0036】積分器57は、1次微分信号If aのsin
成分から電流源59を駆動するのに必要な信号を発生
し、電流源59は、積分器57の出力に対応した電流を
ペルチェ素子に供給し、ペルチェ素子は電流源59の電
流の大きさおよび方向に応じて吸熱または発熱する。
【0037】一方、積分器58は、1次微分信号If m
sin成分から電流源61を駆動するのに必要な信号を
発生し、電流源61は、積分器58の出力に対応した電
流をペルチェ素子に供給し、ペルチェ素子は電流源61
の電流の大きさおよび方向に応じて吸熱または発熱す
る。
【0038】バイアス電流発生器60は電流源59にバ
イアス電流を印加することが可能である。これは半導体
レーザ素子42、受光器46、位相敏感検波器55、積
分器57、電流源59およびペルチェ素子は1次微分信
号がゼロとなることで波長が安定化するようなループを
形成しているので、他の波長に変更したい場合に半導体
レーザ素子42の波長が所定の値になるように調整する
ためである。同様に半導体レーザ素子43、受光器4
6、位相敏感検波器55、演算器56、積分器58、電
流源61およびペルチェ素子も1次微分信号がゼロとな
るようなループを形成しているので、バイアス電流発生
器62を用いてバイアス電流を印加して発振波長を変更
することができる。
【0039】再び図1に戻って説明すると、測定系41
において測定用セル48はメタンガスボンベ65、窒素
ガスボンベ66、アセチレンガスボンベ67に接続され
ており、各コック68、69、70を開閉することによ
り測定用セル48内の成分比を可変することができる。
なお窒素N2 はメタンの濃度dm およびアセチレンの濃
度da を調整するために用いられるが、メタンおよびア
セチレンと化学反応を生じないガスであれば他のガスを
用いてもよい。この測定用セル48にはファイバーカッ
プラ44からのレーザ光が入射され、レンズLe4
e5、光ファイバF5 を介して受光器49に入射され
る。受光器49は混合されたレーザ光を電気信号に変換
し、変換された信号は位相敏感検波器50、51に入力
される。
【0040】位相敏感検波器50は、受光器49からの
電気信号および変調/制御器47からの発振周波数fに
基づいてレーザ光L1 、L2 に関する1次微分信号のs
in成分およびcos成分を出力し、位相敏感検波器5
1は、レーザ光L1 、L2 に関する2次微分信号のsi
n成分およびcos成分を出力する。
【0041】第1の演算器としての演算器52は、レー
ザ光L1 に関する1次微分信号のcos成分If cos の値
からsin成分とcotΦとの積If sin cotΦの値を
引き算した値(If cos −If sin cotΦ)でレーザ光L
1 に関する2次微分信号のcos成分I2f cosの値から2
次微分信号のsin成分とcot2Φとの積の値I2f sin
cot2Φを引き算した値(I2f cos−I2f sincot2
Φ)を割り算してメタンの濃度dm を算出し、第2の演
算器としての演算器53は、レーザ光L2 に関する2次
微分信号の値I2f sinをレーザ光L1 に関する1次微分信
号の値If sin で割り算してアセチレンの濃度da を算出
する。
【0042】図3(c)は2次微分信号を示すベクトル
図である。
【0043】図に示すように2次微分信号I2f mは水平方
向のベクトルであり、2次微分信号I2f aは垂直方向のベ
クトルであるので、cos成分はI2f m+I2f acos2Φ
で、sin成分はI2f asin2Φとなるので、メタンの
濃度dm は(I2f cos−I2f sincot2Φ)を(If cos
If sin cotΦ)で割れば求まり、アセチレンの濃度d
a はI2f sinをIf sinで割れば求まる。
【0044】次にガス検知装置の動作を図1および図2
を参照して説明する。
【0045】図2において発振器54から位相がΦ異な
る2つの信号cos(2πfo t)およびcos(2π
o t+Φ)が、定電流源63、64で発生される電流
に重畳されることにより半導体レーザ素子42、43が
周波数変調される。半導体レーザ素子42、43から出
射したレーザ光L1 、L2 はファイバーカップラ44で
混合され、混合されたレーザ光の一方は参照用セル45
に入射され、他方のレーザ光は測定用セル48に入射さ
れる。参照用セル45を通過したレーザ光は受光器46
で電気信号に変換され位相敏感検波器55に送出され
る。位相敏感検波器55から1次微分信号のsin成分
が積分器57および引算器56の一方の入力に送出さ
れ、1次微分信号のcos成分が演算器56の他方の入
力に送出される。積分器57はsin成分、すなわちメ
タンの信号の1次微分信号をそのまま積分して電流源5
9を駆動し、所定の電流がペルチェ素子に印加され、ペ
ルチェ素子の温度が制御され、半導体レーザ素子42か
ら出射されるレーザ光L1 がメタンの吸収波長に対応し
た波長に安定化される。演算器56はcos成分If cos
からsin成分とcotΦとの積If sin cotΦを引き
算することによりアセチレンの信号の1次微分信号のみ
抽出してこれを積分して電流源61を駆動し、所定の電
流がペルチェ素子に印加されて、半導体レーザ素子43
から出射されるレーザ光L2 がアセチレンの吸収波長に
対応した波長に安定化される。
【0046】図1に示すように測定用セル48を通過し
たレーザ光は受光器49で電気信号に変換され、位相敏
感検波器50、51に送出され、これとともに位相敏感
検波器50、51には変調/制御器47の発振器54の
信号fo が入力されている。位相敏感検波器50は1次
微分信号のcos成分If cos を演算器52に出力し、1
次微分信号のsin成分If sin を演算器53に出力す
る。位相敏感検波器51は2次微分信号のcos成分I
2f cosを演算器52に出力し、sin成分I2f sinを演算
器53に出力する。演算器52はメタンの濃度dm を算
出し、演算器53はアセチレンda の濃度を算出する。
【0047】このように本実施例によれば、制御系40
において、所定の周波数fo で変調されメタンの吸収波
長に対応する発振波長のレーザ光L1 と、Φだけ位相の
異なる所定の周波数fo で変調されアセチレンの吸収波
長に対応する発振波長のレーザ光L2 とをファイバーカ
ップラ44で混合し、参照用セル45を通過した後受光
器46で電気信号に変換してメタンの吸収波長に対応す
るレーザ光L1 に関する1次微分信号に基づいて半導体
レーザ素子42の温度を制御することによりメタンの吸
収波長に対応する発振波長が安定化され、アセチレンの
吸収波長に対応するレーザ光L2 に関する1次微分信号
に基づいて半導体レーザ素子43の温度を制御すること
によりアセチレンの吸収波長に対応する発振波長が安定
化される。
【0048】一方測定系41において、ファイバーカッ
プラ44で混合されたレーザ光が測定用セル48を通過
した後受光器49で電気信号に変換され、位相敏感検波
器50によりレーザ光L1 、L2 に関する1次微分信号
が演算器52、53に送出され、位相敏感検波器51に
よりレーザ光L1 、L2 に関する2次微分信号が演算器
52に入力され、演算器52によりメタンの濃度dm
演算され、演算器53によりアセチレンの濃度da が演
算される。
【0049】したがって従来はメタンとアセチレンとの
混合ガスの濃度dm 、da を求めるのに2つの参照用セ
ルと、3つの受光器と、6台の位相敏感検波器とが必要
だったが、本実施例においては1つの参照用セルと、2
つの受光器と、3台の位相敏感検波器とでメタンの濃度
m とアセチレンの濃度da とを求めることができ、装
置の小型化、コストダウン、操作性の向上が実現でき
た。
【0050】なお、本実施例では位相差がΦであるが、
Φがπ/4のときはcotΦが1となり、cot2Φが
0となるので演算器52、56での処理が簡略化され
る。すなわち演算器52におけるメタンの濃度dm の演
算が数4から数5へ簡略化され、
【0051】
【数4】 dm =(I2f cos−I2f sincot2Φ)/(If cos −If sin cotΦ)
【0052】
【数5】dm =I2f cos/(If cos −If sin ) 演算器56での演算が数6から数7へ簡略化される。
【0053】
【数6】If a =If cos −If sin cotΦ
【0054】
【数7】If a =If cos −If sin さらに、本実施例では演算器52は図ではIf cos の値か
らIf sin cotΦの値を引いた値でI2f cosの値からI2f
sincot2Φを引き算した値を割っているが、演算器
52の代わりに引算器と割算器とを用いて構成してもよ
い。また参照用セル44および測定用セル48に封入さ
れるガスもメタン、アセチレンに限定されるものではな
い。さらに2つのレーザ光をファイバーカップラ44で
混合しているが、ビームスプリッタを用いてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、所定の周波数の信号で変調され第1のガスの吸収線
に対応する波長の第1のレーザ光と、第2のガスの吸収
線に対応する波長のレーザ光を前記所定の周波数と同一
の周波数で位相がΦ異なる信号で変調された第2のレー
ザ光とを混合器で混合し、混合したレーザ光を参照用セ
ルに通過させて第1の受光器で電気信号に変換し、第1
の位相敏感検波器の第1のレーザ光に関する1次の位相
敏感検波信号のsin成分に基づいて第1のレーザ光の
波長を安定化し、第2のレーザ光に関する1次の位相敏
感検波信号のcos成分からsin成分を引き算して得
られる値に基づいて第2のレーザ光の波長を安定化す
る。
【0056】一方、混合器で混合したレーザ光を測定用
セルに通過させて第2の受光器で得られた電気信号と所
定の周波数の信号とを第2の位相敏感検波器および第3
の位相敏感検波器で受け、第2の位相敏感検波器からは
1次の位相敏感検波信号のsin成分およびcos成分
を出力するとともに第3の位相敏感検波器からは2次の
位相敏感検波信号sin成分およびcos成分を出力
し、第1の演算器は第1のレーザ光に関する1次の位相
敏感検波信号のcos成分からsin成分とcotΦと
の積を引き算した値で第1のレーザ光に関する2次の位
相敏感検波信号のcos成分から第1のレーザ光に関す
る2次の位相敏感検波信号のsin成分とcot2Φと
の積を引き算した値を割り算して第1のガスの濃度を求
め、第2の演算器は第2のレーザ光に関する2次の位相
敏感検波信号のsin成分を第2のレーザ光に関する1
次の位相敏感検波信号のsin成分で割り算して第2の
ガスの濃度を求めるので、簡単な構成でしかも小型の装
置で2種類のガスの濃度を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス検知装置の一実施例の概略構
成図である。
【図2】図1に示した制御系をさらに詳しく説明するた
めの概略構成図である。
【図3】周波数変調されたレーザ光を表わすベクトル
(a)、レーザ光を位相敏感検波器により1次微分した
信号(b)、レーザ光を位相敏感検波器により2次微分
された信号(c)のベクトル図をそれぞれ示す。
【図4】本願出願人によるガス検知装置のブロック線図
である。
【図5】図4に示したガス検知装置のレーザ発振器と変
調/制御器との概略構成図である。
【符号の説明】
40 制御系 41 測定系 42、43 半導体レーザ素子 44 ファイバカップラ 45 参照用セル 46、49 受光器 48 測定用セル 50、51、55 位相敏感検波器 52、53 演算器 54 発振器 56 演算器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)第1のガスの吸収線に対応する波長
    のレーザ光を発振し、所定の周波数の信号で変調された
    第1のレーザ光を発する第1の半導体レーザと、 (b)第2のガスの吸収線に対応する波長のレーザ光を
    発振し、前記所定の周波数の信号と同一の周波数で位相
    がΦ(Φ≠nπ/2,n=0,±1,±2…)だけ異な
    る信号で変調された第2のレーザ光を発する第2の半導
    体レーザと、 (c)前記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光とを混
    合する混合器と、 (d)該混合器から出力し既知濃度の前記第1のガスお
    よび前記第2のガスが封入された参照用セルを通過した
    レーザ光を受光して電気信号に変換する第1の受光器
    と、 (e)該受光器の出力を受け1次の位相敏感検波信号の
    sin成分およびcos成分を出力する第1の位相敏感
    検波器と、 (f)該sin成分から前記第1のレーザ光に関する1
    次の位相敏感検波信号を求めて前記第1のレーザ光の波
    長を安定化する第1の波長安定器と、 (g)前記cos成分から前記sin成分とcotΦと
    の積を引き算し前記第2のレーザ光に関する1次の位相
    敏感検波信号を求めて前記第2のレーザ光の波長を安定
    化する第2の波長安定器と、 (h)前記混合器から未知濃度の前記第1のガスおよび
    前記第2のガスが封入された測定用セルを通過したレー
    ザ光を受光して電気信号に変換する第2の受光器と、 (i)該第2の受光器の出力および前記所定の周波数の
    信号を受け1次の位相敏感検波信号のsin成分および
    cos成分を出力する第2の位相敏感検波器と、 (j)前記第2の受光器の出力および前記所定の周波数
    の信号を受け2次の位相敏感検波信号のsin成分およ
    びcos成分を出力する第3の位相敏感検波器と、 (k)前記第1のレーザ光に関する1次の位相敏感検波
    信号のcos成分からsin成分とcotΦとの積を引
    き算した値で前記第1のレーザ光に関する2次の位相敏
    感検波信号のcos成分から前記第1のレーザ光に関す
    る2次の位相敏感検波信号のsin成分とcot2Φと
    の積を引き算した値を割り算して前記第1のガスの濃度
    を求める第1の演算器と、 (l)前記第2のレーザ光に関する2次の位相敏感検波
    信号のsin成分を前記第2のレーザ光に関する1次の
    位相敏感検波信号のsin成分で割り算して前記第2の
    ガスの濃度を求める第2の演算器と を備えたことを特徴とするガス検知装置。
  2. 【請求項2】 前記Φがπ/4であることを特徴とする
    請求項1に記載のガス検知装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のガスがメタンガスであり、前
    記第2のガスがアセチレンガスであることを特徴とする
    請求項1および請求項2のいずれか1項に記載のガス検
    知装置。
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