JP2795519B2 - 芳香族ポリアミド - Google Patents
芳香族ポリアミドInfo
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- JP2795519B2 JP2795519B2 JP9406890A JP9406890A JP2795519B2 JP 2795519 B2 JP2795519 B2 JP 2795519B2 JP 9406890 A JP9406890 A JP 9406890A JP 9406890 A JP9406890 A JP 9406890A JP 2795519 B2 JP2795519 B2 JP 2795519B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐熱性、機械的性質、加工性および染色性に
優れた新規な芳香族ポリアミドに関する。
優れた新規な芳香族ポリアミドに関する。
(従来の技術) 従来、芳香族ポリアミドとしては典型的にはイソフタ
ル酸クロリド、テレフタル酸クロリドに代表されるジカ
ルボン酸ハライド類に対し、ジアミン成分として1,4−
フェニレンジアミン、1,3−フェニレンジアミン、4,4′
(または3,4′)−ジアミノジフェニルエーテル等を反
応させて得られる構成のものが知られている。
ル酸クロリド、テレフタル酸クロリドに代表されるジカ
ルボン酸ハライド類に対し、ジアミン成分として1,4−
フェニレンジアミン、1,3−フェニレンジアミン、4,4′
(または3,4′)−ジアミノジフェニルエーテル等を反
応させて得られる構成のものが知られている。
これらの典形的な組み合わせから成る芳香族ポリアミ
ドにおいては耐熱性や機械的性質は十分であるが、融点
が高過ぎるため成形加工が出来ないという欠点を有して
いる。近年、この欠点を改善する目的で、一方の原料、
例えばジアミン成分の分子鎖を長くする方法が試みられ
ている(特開昭62−177020、62−235328)。
ドにおいては耐熱性や機械的性質は十分であるが、融点
が高過ぎるため成形加工が出来ないという欠点を有して
いる。近年、この欠点を改善する目的で、一方の原料、
例えばジアミン成分の分子鎖を長くする方法が試みられ
ている(特開昭62−177020、62−235328)。
このような芳香族ポリアミドにおいては、融点を下げ
る効果は認められているが、反面熱分解温度の低下や樹
脂の溶融粘度がまだ不十分であること、またフィルム等
において柔軟性が不足していること等の欠点は改良され
ていない。したがって、原料の分子鎖を長くして成形加
工性を向上させる一方で熱分解温度を低下させないよう
な性能と分子鎖中に適度な折れ構造をもたせてフィルム
や繊維に柔軟性を付与させるような機能が求められてい
る。
る効果は認められているが、反面熱分解温度の低下や樹
脂の溶融粘度がまだ不十分であること、またフィルム等
において柔軟性が不足していること等の欠点は改良され
ていない。したがって、原料の分子鎖を長くして成形加
工性を向上させる一方で熱分解温度を低下させないよう
な性能と分子鎖中に適度な折れ構造をもたせてフィルム
や繊維に柔軟性を付与させるような機能が求められてい
る。
また、従来の芳香族ポリアミドにおいては一般に染料
性が劣ることが欠点のひとつであり、このような染色性
の改良を望まれている。
性が劣ることが欠点のひとつであり、このような染色性
の改良を望まれている。
本発明者らは上記問題点に対し鋭意検討を重ねた結
果、本発明を完成したものである。
果、本発明を完成したものである。
すなわち、本発明は 式(1) で表される繰り返し単位と 式(2) NH−R2−NH−CO−R2−CO (2) −CO−を示す)であり、R1は前記式(1)中のR1と同じ
定義である〕 で表わされる繰り返し単位から成り、かつ式(1)の成
分と式(2)の成分とのモル比が100/0ないし10/90の範
囲から構成されている芳香族ポリアミドであってN−メ
チル−2−ピロリドン中で35℃で測定したときの対数粘
度が0.3dl/g(0.5g/100mlの濃度)以上である芳香族ポ
リアミドを提供することにある。
定義である〕 で表わされる繰り返し単位から成り、かつ式(1)の成
分と式(2)の成分とのモル比が100/0ないし10/90の範
囲から構成されている芳香族ポリアミドであってN−メ
チル−2−ピロリドン中で35℃で測定したときの対数粘
度が0.3dl/g(0.5g/100mlの濃度)以上である芳香族ポ
リアミドを提供することにある。
本発明によれば 〔A〕炭素原紙数8ないし16の芳香族ジカルボン酸成分
100モルに対して 〔B〕一般式(3) (式中、アミノ基はエーテル結合に対し、メタ位または
パラ位である)で表わされる2,6−ビス(3−または4
−アミノフェノキシ)ピリジンが10ないし100モルの範
囲および 〔C〕一般式(4) H2N−R2−NH2 (4) −CO−を示す)である〕で表わされる芳香族ジアミン類
が0〜90モルの範囲、 から成り、かつ該〔B〕成分と該〔C〕成分とのモル比
(〔B〕/〔C〕)が100/0ないし10/90の範囲から構成
され、該〔A〕成分と該〔B〕成分または該〔C〕成分
とが交互に配列して形成される芳香族ポリアミドであっ
てN−メチル−2−ピロリドン中、35℃で測定した対数
粘度〔η〕が0.3dl/g以上であることによって特徴づけ
られる芳香族ポリアミドが提供される。
100モルに対して 〔B〕一般式(3) (式中、アミノ基はエーテル結合に対し、メタ位または
パラ位である)で表わされる2,6−ビス(3−または4
−アミノフェノキシ)ピリジンが10ないし100モルの範
囲および 〔C〕一般式(4) H2N−R2−NH2 (4) −CO−を示す)である〕で表わされる芳香族ジアミン類
が0〜90モルの範囲、 から成り、かつ該〔B〕成分と該〔C〕成分とのモル比
(〔B〕/〔C〕)が100/0ないし10/90の範囲から構成
され、該〔A〕成分と該〔B〕成分または該〔C〕成分
とが交互に配列して形成される芳香族ポリアミドであっ
てN−メチル−2−ピロリドン中、35℃で測定した対数
粘度〔η〕が0.3dl/g以上であることによって特徴づけ
られる芳香族ポリアミドが提供される。
上記対数粘度で0.3dl/g以下ではフィルムや成形物の
機械強度が著しく低下するため好ましくない。より好ま
しい対数粘度としては0.4dl/g以上である。
機械強度が著しく低下するため好ましくない。より好ま
しい対数粘度としては0.4dl/g以上である。
本発明の芳香族ポリアミドを構成する芳香族ジカルボ
ン酸成分単位〔A〕は炭素原紙数が8ないし16の芳香族
ジカルボン酸成分単位であり、具体的には、 一般式(5) −CO−R1−CO− (5) で表わされる。
ン酸成分単位〔A〕は炭素原紙数が8ないし16の芳香族
ジカルボン酸成分単位であり、具体的には、 一般式(5) −CO−R1−CO− (5) で表わされる。
更に具体的には、フタル酸、ビフェニルジカルボン
酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカ
ルボン酸類であり、これらは例えば、テレフタル酸クロ
リド、イソフタル酸クロリド、テレフタル酸ブロミド、
イソフタル酸ブロミド、テレフタル酸フェニル、イソフ
タル酸フェニル、4,4′−ビフェニルジカルボン酸クロ
リド、2,6−ナフタレンジカルボン酸クロリド、2,7−ナ
フタレンジカルボン酸ブロミド、1.4−ナフタレンジカ
ルボン酸クロリド、4,4′−ジフェニルエーテルジカル
ボン酸クロリド、3,3′−ジエニルエーテルジカルボン
酸クロリド等からなる芳香族ジカルボン酸残基である。
これらは少なくとも1種または2種以上の構成成分とし
てなる。これらの芳香族ジカルボン酸成分単位のうちで
はテレフタル酸成分単位、イソフタル酸成分単位または
混合成分であることが好ましい。
酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカ
ルボン酸類であり、これらは例えば、テレフタル酸クロ
リド、イソフタル酸クロリド、テレフタル酸ブロミド、
イソフタル酸ブロミド、テレフタル酸フェニル、イソフ
タル酸フェニル、4,4′−ビフェニルジカルボン酸クロ
リド、2,6−ナフタレンジカルボン酸クロリド、2,7−ナ
フタレンジカルボン酸ブロミド、1.4−ナフタレンジカ
ルボン酸クロリド、4,4′−ジフェニルエーテルジカル
ボン酸クロリド、3,3′−ジエニルエーテルジカルボン
酸クロリド等からなる芳香族ジカルボン酸残基である。
これらは少なくとも1種または2種以上の構成成分とし
てなる。これらの芳香族ジカルボン酸成分単位のうちで
はテレフタル酸成分単位、イソフタル酸成分単位または
混合成分であることが好ましい。
つぎに本発明の一般式(3)で表わされる2,6−ビス
(アミノフェノキシ)ピリジン成分単位〔B〕としては
2,6−ビス(3−アミノフェノキシ)ピリジン、2,6−ビ
ス(4−アミノフェノキシ)ピリジンまたはこれらの混
合成分である。このようなピリジン環含有ジアミンは本
発明を特徴づける構成成分であり、先に本発明者らによ
って見出されたものである(特開昭62−116563、62−13
8472)。
(アミノフェノキシ)ピリジン成分単位〔B〕としては
2,6−ビス(3−アミノフェノキシ)ピリジン、2,6−ビ
ス(4−アミノフェノキシ)ピリジンまたはこれらの混
合成分である。このようなピリジン環含有ジアミンは本
発明を特徴づける構成成分であり、先に本発明者らによ
って見出されたものである(特開昭62−116563、62−13
8472)。
本発明の芳香族ポリアミドの一部を構成する成分単位
〔C〕は一般式(4)で表わされる芳香族ジアミンであ
り、これらは例えばメタフェニレンジアミン、パラフェ
ニレンジアミン、2,4−トリレンジアミン、2,6−トリレ
ンジアミン、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,
4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,3′−ジアミノジ
フェニルエーテル、4,4′−ジアミノフェニルメタン、
2,2−(4−アミノフェニル)プロパン)、4,4′−ジア
ミノジフェニルスルフィド、4,4′−ジアミノジフェニ
ルスルホン、3,3′−ジアミノジフェニルスルホン、4,
4′−ジアミノベンゾフェノン、3,3′−ジアミノベンゾ
フェノン、3,4′−ジアミノベンゾフェノン等が挙げら
れる。本発明においてはこれらから成る群より選択され
た1種もしくは2種以上のものが用いられる。
〔C〕は一般式(4)で表わされる芳香族ジアミンであ
り、これらは例えばメタフェニレンジアミン、パラフェ
ニレンジアミン、2,4−トリレンジアミン、2,6−トリレ
ンジアミン、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,
4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,3′−ジアミノジ
フェニルエーテル、4,4′−ジアミノフェニルメタン、
2,2−(4−アミノフェニル)プロパン)、4,4′−ジア
ミノジフェニルスルフィド、4,4′−ジアミノジフェニ
ルスルホン、3,3′−ジアミノジフェニルスルホン、4,
4′−ジアミノベンゾフェノン、3,3′−ジアミノベンゾ
フェノン、3,4′−ジアミノベンゾフェノン等が挙げら
れる。本発明においてはこれらから成る群より選択され
た1種もしくは2種以上のものが用いられる。
なお、本発明の製造法は種々の方法で実施可能であ
る。すなわち、〔A〕の芳香族ジカルボン酸誘導体の1
種または2種と〔B〕および/または〔C〕の芳香族ジ
アミン化合物の1種以上を水に不溶の溶剤中でアルカリ
金属の水酸化物、炭酸塩等の水溶液の存在下で重縮合反
応を行なう界面重合法。〔A〕の芳香族ジカルボン酸誘
導体と〔B〕および/または〔C〕の芳香族ジアミン化
合物を不活性有機溶剤中、第三アミンの存在下に重縮合
反応を行なう溶液重合法等がある。
る。すなわち、〔A〕の芳香族ジカルボン酸誘導体の1
種または2種と〔B〕および/または〔C〕の芳香族ジ
アミン化合物の1種以上を水に不溶の溶剤中でアルカリ
金属の水酸化物、炭酸塩等の水溶液の存在下で重縮合反
応を行なう界面重合法。〔A〕の芳香族ジカルボン酸誘
導体と〔B〕および/または〔C〕の芳香族ジアミン化
合物を不活性有機溶剤中、第三アミンの存在下に重縮合
反応を行なう溶液重合法等がある。
本発明の芳香族ポリアミドを製造する方法において、
〔A〕の芳香族ジカルボン酸誘導体100モルに対して
〔B〕の2,6−ビス(アミノフェノキシ)ピリジンは10
ないし100モル、好ましくは20ないし100モルであり、
〔C〕の芳香族ジアミン化合物は0ないし90モル、好ま
しくは0ないし80モルあである。したがって、この方法
においては〔A〕成分に対して〔B〕または〔B〕/
〔C〕は実質的に等モルである。
〔A〕の芳香族ジカルボン酸誘導体100モルに対して
〔B〕の2,6−ビス(アミノフェノキシ)ピリジンは10
ないし100モル、好ましくは20ないし100モルであり、
〔C〕の芳香族ジアミン化合物は0ないし90モル、好ま
しくは0ないし80モルあである。したがって、この方法
においては〔A〕成分に対して〔B〕または〔B〕/
〔C〕は実質的に等モルである。
また、重縮合反応の反応前、反応中または反応後に末
端封止剤を添加して、重合度の調節や重合体の熱安定性
を高める方法も可能である。このような末端封止剤とし
ては、例えば無水酢酸、無水プロピオン酸、無水酪酸、
無水カプロン酸、無水イソ酪酸、無水フタル酸、無水安
息香酸、ナフタリン−1,8−ジカルボン酸無水物などの
酸無水物類、塩化アセチル、塩化プロピオニル、塩化ブ
チリル、塩化ベンゾイル、α−又はβ−ナフトエ酸クロ
リド、塩化カプロイルなどの酸クロリド類、プロピルア
ミン、ブチルアミン、アミルアミン、アニリン、p−ア
ミノアセトアニリド、ベンジルアミン、シクロヘキシル
アミン、ジシクロヘキシルアミン、モルホリン、トルイ
ジン、ジフェニルアミンなどの1級および2級モノアミ
ン、フェノール、クレゾール、キシレノール、t−ブチ
ルフェノール、メトキシフェノール、β−ナフトール、
クミルフェノール、フェニルフェノールなどのモノヒド
ロキシ化合物類などが挙げられる。
端封止剤を添加して、重合度の調節や重合体の熱安定性
を高める方法も可能である。このような末端封止剤とし
ては、例えば無水酢酸、無水プロピオン酸、無水酪酸、
無水カプロン酸、無水イソ酪酸、無水フタル酸、無水安
息香酸、ナフタリン−1,8−ジカルボン酸無水物などの
酸無水物類、塩化アセチル、塩化プロピオニル、塩化ブ
チリル、塩化ベンゾイル、α−又はβ−ナフトエ酸クロ
リド、塩化カプロイルなどの酸クロリド類、プロピルア
ミン、ブチルアミン、アミルアミン、アニリン、p−ア
ミノアセトアニリド、ベンジルアミン、シクロヘキシル
アミン、ジシクロヘキシルアミン、モルホリン、トルイ
ジン、ジフェニルアミンなどの1級および2級モノアミ
ン、フェノール、クレゾール、キシレノール、t−ブチ
ルフェノール、メトキシフェノール、β−ナフトール、
クミルフェノール、フェニルフェノールなどのモノヒド
ロキシ化合物類などが挙げられる。
このような方法で製造される本発明の芳香族ポリアミ
ドはピリジン環を含有し、更にはそのピリジン環の2,6
位をエーテル結合によって連結されることを特徴とす
る。このエーテル結合はピリジン環の窒素原子をはさん
でメタ位で相対する。したがって、重合体の構造として
は適度な折れ構造が付与されることとなり、フィルムや
繊維として使用した場合に柔軟性を与えることができ
る。
ドはピリジン環を含有し、更にはそのピリジン環の2,6
位をエーテル結合によって連結されることを特徴とす
る。このエーテル結合はピリジン環の窒素原子をはさん
でメタ位で相対する。したがって、重合体の構造として
は適度な折れ構造が付与されることとなり、フィルムや
繊維として使用した場合に柔軟性を与えることができ
る。
本発明の芳香族ポリアミドは熱可塑性であり、圧縮成
形、押出成形、射出成形等種々の形態の成形法にも利用
できる。
形、押出成形、射出成形等種々の形態の成形法にも利用
できる。
フィルムや繊維においては必要により適当な添加剤を
加えて樹脂の溶剤溶液あるいは加熱溶融樹脂から直接得
ることができる。
加えて樹脂の溶剤溶液あるいは加熱溶融樹脂から直接得
ることができる。
成形物においては、必要により適当な添加剤を加え、
通常250〜380℃、好ましくは280〜350℃の温度条件下で
実施される。
通常250〜380℃、好ましくは280〜350℃の温度条件下で
実施される。
また、積層板、塗料用としても使用することができ
る。積層板は、ガラス繊維、炭素繊維、アスベスト繊維
などで構成されるクロスまたはマットなどに重合体溶液
を含浸させた後、乾燥/加熱による前硬化を行なってプ
リプレグを得、これを250℃〜380℃、50〜300kg/cm2の
条件下にプレスすることにより製造される。
る。積層板は、ガラス繊維、炭素繊維、アスベスト繊維
などで構成されるクロスまたはマットなどに重合体溶液
を含浸させた後、乾燥/加熱による前硬化を行なってプ
リプレグを得、これを250℃〜380℃、50〜300kg/cm2の
条件下にプレスすることにより製造される。
塗装用途としては、重合終了溶液に必要に応じて異種
の溶媒を添加混合した後、濃度調節を行いそのまま実用
に供することができる。
の溶媒を添加混合した後、濃度調節を行いそのまま実用
に供することができる。
本発明の芳香族ポリアミドの成形物等における添加剤
としては、樹脂に対して必要に応じて70重量%以下の範
囲で下記のようなものを含有させることができる。
としては、樹脂に対して必要に応じて70重量%以下の範
囲で下記のようなものを含有させることができる。
(a)耐熱摩耗性向上剤:グラファイト、カーボラン
ダム、ケイ石粉、二硫化モリブデン、フッ素樹脂など、
(b)補強剤:ガラス繊維、カーボン繊維、ボロン繊
維、炭化ケイ素繊維、カーボンウィスカー、アスベスト
繊維、石綿、金属繊維など、(c)難燃性向上剤:三酸
化アンチモン、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムな
ど、(d)電気特性向上剤:クレー、マイカなど、
(e)耐トラッキング性向上剤:石綿、シリカ、グラフ
ァイトなど、(f)耐酸性向上剤:硫酸バリウム、シリ
カ、メタケイ酸カルシウムなど、(g)熱伝導度向上
剤:鉄、亜鉛、アルミニウム、銅などの金属粉末、
(h)その他:ガラスビーズ、ガラス球、炭酸カルシウ
ム、アルミナ、タルク、ケイソウ土、水和アルミナ、マ
イカ、シラスバルーン、石綿、各種金属酸化物、無機質
顔料類など250℃以上で安定な合成および天然の化合物
類が含まれる。
ダム、ケイ石粉、二硫化モリブデン、フッ素樹脂など、
(b)補強剤:ガラス繊維、カーボン繊維、ボロン繊
維、炭化ケイ素繊維、カーボンウィスカー、アスベスト
繊維、石綿、金属繊維など、(c)難燃性向上剤:三酸
化アンチモン、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムな
ど、(d)電気特性向上剤:クレー、マイカなど、
(e)耐トラッキング性向上剤:石綿、シリカ、グラフ
ァイトなど、(f)耐酸性向上剤:硫酸バリウム、シリ
カ、メタケイ酸カルシウムなど、(g)熱伝導度向上
剤:鉄、亜鉛、アルミニウム、銅などの金属粉末、
(h)その他:ガラスビーズ、ガラス球、炭酸カルシウ
ム、アルミナ、タルク、ケイソウ土、水和アルミナ、マ
イカ、シラスバルーン、石綿、各種金属酸化物、無機質
顔料類など250℃以上で安定な合成および天然の化合物
類が含まれる。
また、上記添加物の他に、耐光性、耐酸化性などを改
良するために安定剤として各種紫外線吸収剤や酸化防止
剤等を0.01〜5重量%の範囲で添加することができる。
良するために安定剤として各種紫外線吸収剤や酸化防止
剤等を0.01〜5重量%の範囲で添加することができる。
本発明の芳香族ポリアミドにおいては、加工性や機械
的性質を改良する目的で公知のポリマーを本発明の芳香
族ポリアミドの物性を大巾に低下させない範囲で混合使
用することができる。このような範囲としては通常30重
量%以下である。公知のポリマーとしてはナイロン6,
6、ナイロン6やその他汎用のポリアミド類が多用され
る。
的性質を改良する目的で公知のポリマーを本発明の芳香
族ポリアミドの物性を大巾に低下させない範囲で混合使
用することができる。このような範囲としては通常30重
量%以下である。公知のポリマーとしてはナイロン6,
6、ナイロン6やその他汎用のポリアミド類が多用され
る。
本発明の芳香族ポリアミドの繊維は染色性に優れてい
る。これは前述したように分子鎖にピリジン環を含有す
ることによる。すなわち、ピリジン環の窒素原子に基ず
く不対電子と染料分子との配位力に起因すると考えられ
る。したがって、本発明の芳香族ポリアミドの染色に好
適な染料群としては、染料、染色分野において一般的に
分類されている直接染料、酸性染料、媒染染料、酸性媒
染染料、建染染料および分散染料等である。
る。これは前述したように分子鎖にピリジン環を含有す
ることによる。すなわち、ピリジン環の窒素原子に基ず
く不対電子と染料分子との配位力に起因すると考えられ
る。したがって、本発明の芳香族ポリアミドの染色に好
適な染料群としては、染料、染色分野において一般的に
分類されている直接染料、酸性染料、媒染染料、酸性媒
染染料、建染染料および分散染料等である。
このような染料を使用して行なわれる染色方法は本発
明の芳香族ポリアミドを特別な前処理することなく、通
常の染色方法で適用できる。
明の芳香族ポリアミドを特別な前処理することなく、通
常の染色方法で適用できる。
本発明の芳香族ポリアミドは以上、詳述したような極
めて有用な特徴を持つものであり、この芳香族ポリアミ
ドにおいては非晶ないし低結晶化度を有する透明な樹脂
である。この結晶化度の範囲は0〜10%である。
めて有用な特徴を持つものであり、この芳香族ポリアミ
ドにおいては非晶ないし低結晶化度を有する透明な樹脂
である。この結晶化度の範囲は0〜10%である。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
なお、本実施例中の対数粘度、ガラス転移温度、結晶
化度、5%重量減少温度、溶融粘度は下記に示す方法に
よった。
化度、5%重量減少温度、溶融粘度は下記に示す方法に
よった。
対数粘度(ηinh);ポリアミド粉0.5gをN−メチル−
2−ピロリドン溶媒100mlに溶解した後、35℃において
測定した。
2−ピロリドン溶媒100mlに溶解した後、35℃において
測定した。
ガラス転移温度〔Tg(0℃)〕;DSC(島津DT−40 シリ
ーズ、DSC−41M)により測定した。
ーズ、DSC−41M)により測定した。
結晶化度(%);XRD(理学電機(株)製 RAD−RVC シ
リーズ、X線回析装置)により測定した。
リーズ、X線回析装置)により測定した。
5%重量減少温度〔Td5(℃)〕;島津DT−40 シリ
ーズ、DTA−TGにより、空気中、10℃/minの昇温速度で
測定した。
ーズ、DTA−TGにより、空気中、10℃/minの昇温速度で
測定した。
溶融粘度(poise);島津高化式フローテスターCFT50
0Aにより320℃において荷重100kgで測定した。
0Aにより320℃において荷重100kgで測定した。
また、得られたポリアミドの機械強度として、フィル
ムの引張り強度をASTM D−882によって測定した。フィ
ルムはN−メチル−2−ピロリドンの25wt%ポリアミド
溶液をガラス板上にキャストした後、100℃、200℃およ
び300℃で各々1時間減圧下で加熱して厚さ約25μに調
製した。
ムの引張り強度をASTM D−882によって測定した。フィ
ルムはN−メチル−2−ピロリドンの25wt%ポリアミド
溶液をガラス板上にキャストした後、100℃、200℃およ
び300℃で各々1時間減圧下で加熱して厚さ約25μに調
製した。
実施例1 温度計、撹拌装置および窒素導入管を備えた1セパ
ラブルフラスコに2,6−ビス(3−アミノフェノキシ)
ピリジン29.33g(0.1mol)と無水のN,N−ジメチルアセ
トアミド500mlを装入し、窒素ガスを通気させながら撹
拌下に氷冷した均一溶液とした。次にトリエチルアミン
22.3g(0.22mol)を加え、温度を0〜10℃に保ちながら
テレフタル酸クロリド20.3g(0.1mol)を少量づつ分割
添加した。添加終了後、同温度範囲で3時間撹拌を続け
た。ついで、末端封止剤として塩化ベンゾイル0.7g(0.
005mol)を添加し、更に2時間撹拌を行なった。
ラブルフラスコに2,6−ビス(3−アミノフェノキシ)
ピリジン29.33g(0.1mol)と無水のN,N−ジメチルアセ
トアミド500mlを装入し、窒素ガスを通気させながら撹
拌下に氷冷した均一溶液とした。次にトリエチルアミン
22.3g(0.22mol)を加え、温度を0〜10℃に保ちながら
テレフタル酸クロリド20.3g(0.1mol)を少量づつ分割
添加した。添加終了後、同温度範囲で3時間撹拌を続け
た。ついで、末端封止剤として塩化ベンゾイル0.7g(0.
005mol)を添加し、更に2時間撹拌を行なった。
次にこの反応溶液を濾過して、析出しているトリエチ
ルアミンの塩酸塩を除き、これを80%メタノール水溶液
の高速撹拌下中へ徐々に投入した。析出した重合体を十
分粉末化したのち、濾過し、更にもう一度新しい80%メ
タノール水溶液中で高速撹拌下に微粉末化した。この微
粉末化された重合体を濾過.洗浄し、熱風乾燥機と真空
乾燥機で順次乾燥して白色粉末の重合体41.7gを得た。
ルアミンの塩酸塩を除き、これを80%メタノール水溶液
の高速撹拌下中へ徐々に投入した。析出した重合体を十
分粉末化したのち、濾過し、更にもう一度新しい80%メ
タノール水溶液中で高速撹拌下に微粉末化した。この微
粉末化された重合体を濾過.洗浄し、熱風乾燥機と真空
乾燥機で順次乾燥して白色粉末の重合体41.7gを得た。
この重合体の諸物性は第1表に示す。
元素分析の結果は下記の通りであり、構造単位の理論
値とよく一致した。
値とよく一致した。
元素分析結果 (C25H17N3O4) C H N 理論値(%) 70.92 4.05 9.93 測定値(%) 70.44 4.18 9.87 赤外吸収スペクトルを第1図に示す。
実施例2 実施例1で使用したテレフタル酸クロリドの替りにイ
ソフタル酸クロリドを用い同様に行なって白色の重合体
粉末を得た。
ソフタル酸クロリドを用い同様に行なって白色の重合体
粉末を得た。
諸物性を第1表に示す。
実施例3 実施例1と同じ反応器に2,6−ビス(4−アミノフェ
ノキシ)ピリジン14.67g(0.05mol)、2,4−ジアミノト
ルエン5.38g(0.0498mol)と無水のN,N−ジメチルアセ
トアミド500mlを装入し、撹拌しながら冷却して均一溶
液とした。これにトリエチルアミン22.3g(0.22mol)を
加え、温度を0〜10℃の範囲に保ちながらイソフタル酸
クロリド12.38g(0.061mol)およびテレフタル酸クロリ
ド7.92g(0.039mol)の混合物を少量づつ添加した。添
加終了後、同温度範囲で3時間撹拌を続けた。ついで、
末端封止剤としてアニリン0.93g(0.01mol)添加し、更
に2時間化を行なった。
ノキシ)ピリジン14.67g(0.05mol)、2,4−ジアミノト
ルエン5.38g(0.0498mol)と無水のN,N−ジメチルアセ
トアミド500mlを装入し、撹拌しながら冷却して均一溶
液とした。これにトリエチルアミン22.3g(0.22mol)を
加え、温度を0〜10℃の範囲に保ちながらイソフタル酸
クロリド12.38g(0.061mol)およびテレフタル酸クロリ
ド7.92g(0.039mol)の混合物を少量づつ添加した。添
加終了後、同温度範囲で3時間撹拌を続けた。ついで、
末端封止剤としてアニリン0.93g(0.01mol)添加し、更
に2時間化を行なった。
この後の処理は実施例1と同様に行なって白色粉状の
重合体を得た。
重合体を得た。
この重合体の諸物性を第1表に示す。
実施例4〜7 ジアミン成分の種類およびジカルボン酸成分の種類を
変えた以外は実施例1および実施例4と同様に行なって
ポリアミド重合体を得た。
変えた以外は実施例1および実施例4と同様に行なって
ポリアミド重合体を得た。
結果を第1表に示す。
実施例8 実施例1〜7で得られたポリアミド粉をN−メチル−
2−ピロリドンに溶解し、加熱気流中に押し出して乾燥
紡糸した。ついでその未延伸糸を熱水中で6倍に延伸
し、100d/25filのフィラメントを得た。これらのフィラ
メントをDisperse Blue Extra(青色分散染料)によっ
て通常の戦染色方法で染色したところいずれも良好な染
色性を有することを確認した。
2−ピロリドンに溶解し、加熱気流中に押し出して乾燥
紡糸した。ついでその未延伸糸を熱水中で6倍に延伸
し、100d/25filのフィラメントを得た。これらのフィラ
メントをDisperse Blue Extra(青色分散染料)によっ
て通常の戦染色方法で染色したところいずれも良好な染
色性を有することを確認した。
〔発明の効果〕 本発明の芳香族ポリアミドは分子内にピリジン環を含
有する新規な重合体である。この重合体は耐熱性、機械
的強度に優れ、なおかつ成形加工が可能であるため各種
成形材料として利用できる。
有する新規な重合体である。この重合体は耐熱性、機械
的強度に優れ、なおかつ成形加工が可能であるため各種
成形材料として利用できる。
又、染色性も良好であるため、従来使用が制限されて
いた種々の耐熱性繊維分野へも利用可能である。
いた種々の耐熱性繊維分野へも利用可能である。
第1図は実施例1で得られた白色粉末の重合体をKBr錠
剤法により測定したIRチャートである。
剤法により測定したIRチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 69/00 - 69/50 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】式(1) で表わされる繰り返し単位と 式(2) NH−R2−NH−CO−R1−CO (2) −CO−を示す)であり、R1は前記式(1)中のR1と同じ
定義である〕 で表わされる繰り返し単位から成りかつ式(1)の成分
と式(2)の成分とのモル比が100/0ないし10/90の範囲
から構成されている芳香族ポリアミドであってN−メチ
ル−2−ピロリドン中、35℃で測定したときの対数粘度
が0.3dl/g(0.5g/100mlの濃度)以上である芳香族ポリ
アミド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9406890A JP2795519B2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 芳香族ポリアミド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9406890A JP2795519B2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 芳香族ポリアミド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03292327A JPH03292327A (ja) | 1991-12-24 |
JP2795519B2 true JP2795519B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=14100194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9406890A Expired - Fee Related JP2795519B2 (ja) | 1990-04-11 | 1990-04-11 | 芳香族ポリアミド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2795519B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2470427C (en) | 2001-12-21 | 2012-07-10 | Cytokinetics, Incorporated | Compositions and methods for treating heart failure |
US11155686B2 (en) | 2016-03-30 | 2021-10-26 | Toray Industries, Inc. | Fiber-reinforced polyamide resin base, method for producing same, molded article containing same, and composite molded article |
CN109575279A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-04-05 | 东华大学 | 一种芳香族聚酰胺类高聚物及其制备方法和应用 |
-
1990
- 1990-04-11 JP JP9406890A patent/JP2795519B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03292327A (ja) | 1991-12-24 |
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