JP2795299B2 - 共有テナントサービス装置および方法 - Google Patents

共有テナントサービス装置および方法

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JP2795299B2 JP4314324A JP31432492A JP2795299B2 JP 2795299 B2 JP2795299 B2 JP 2795299B2 JP 4314324 A JP4314324 A JP 4314324A JP 31432492 A JP31432492 A JP 31432492A JP 2795299 B2 JP2795299 B2 JP 2795299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に、電話および
統合サービスシステムを含む電話型通信システムに関
し、特に、電話呼処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】共有テナントサービス装置は周知技術で
ある。これは、それぞれ専用の私設交換システムのサー
ビスを必要とする複数の顧客(すなわち、テナント)群
(例えば、1つのビル内の異なる事業)が、単一の交換
システム(例えば、そのビルの私設交換設備すなわちP
BX)の使用を共有することを可能にする。共有テナン
トサービス装置は、各顧客群との対話および提供するサ
ービスにおいて専用交換システムを近似する。
【0003】しかし、既知の市販の共有テナントサービ
ス装置は、ただ1つの顧客群だけにサービスしているか
のように、交換システムに固有の制限全体をすべての顧
客群が受容することを要求するという点で、重大な欠点
を有する。特に、従来の共有テナントサービス装置は、
異なる顧客群に対する内線番号方式(これらは全体で交
換システムの内部ネットワーク番号方式を構成する)
が、相互に互換性があり重複しないことを要求する。
【0004】米国特許第4,259,549号は、この
欠点を除去し、単一の交換システムによってサービスさ
れる各顧客群に、他の顧客群の内線番号方式とは独立の
固有の内線番号方式を定義する可能性を提供することを
試みた装置が開示されている。この装置は、各顧客群に
対する内線翻訳テーブルのセットを有する。ダイヤルさ
れた内線番号の意図された意味を決定するためにどの翻
訳テーブルのセットを使用するかは、その内線が受信さ
れた交換システムの物理ポートの識別情報によって決定
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】各内線番号方式の相互
独立性の問題は解決したが、提案された装置は固有の重
大な欠点を有する。この装置では、各群のメンバ(すな
わち、交換システム物理ポート)が自分以外の他の内線
番号方式にアクセスすることができない。その結果、あ
る群のメンバは、他の分のメンバが相互に通話するのと
同様に(例えば同一の内線番号をダイヤルすることによ
って)他の群のメンバと通話することができない。
【0006】上記の特許はさらに、隣接ディレクトリ番
号のブロックが、同一の顧客群の局からダイヤルされよ
うと異なる顧客群の局からダイヤルされようと、同一の
システム機能の実行を要求することができるような方法
を開示している。それによって、制限付きの方式間アク
セスが異なる顧客群間で達成される。しかし、この能力
は、異なる顧客群の翻訳テーブルのセットの重複によっ
て達成されるため、異なる顧客群の番号方式の所望され
る独立性を犠牲にする。換言すれば、上記の特許は、番
号方式の独立性と、異なる顧客群からの方式間アクセス
の両方を同時に達成することに成功していない。
【0007】
【課題を解決するための手段】一般的に、本発明によれ
ば、共有テナントサービス装置におけるテナント群に、
独立の内線番号方式が与えられ、さらに同時に、他のテ
ナント群の内線番号方式へのアクセスが可能となる。特
に、本発明によれば、共有テナントサービス装置に、複
数のテナント群のそれぞれに対する内線番号方式の別々
の定義が格納され、これらの格納された定義は互いに独
立である。
【0008】さらに、複数の格納定義のうちの1つの識
別子(例えばネットワークダイヤルアクセスコード)を
伴う呼制御記号シーケンスの、各テナント群のメンバか
らの受信に応答して、識別された定義が選択され、識別
された定義がそのテナント群に対して格納されているか
否かに関わらず、受信記号シーケンスを解釈するために
使用される。従って、テナント群のメンバは、所望の方
式の識別子を与えることのみによって、呼制御記号シー
ケンスを解釈するために使用される方式を、定義された
内線番号方式のうちから選択することができる。
【0009】さらに、従来技術とは異なり、メンバは、
重複した内線番号方式の定義を選択することに制限され
ない。ある方式の定義から他へのアクセスを実現するた
めに、内線番号方式の定義は交差する(すなわち共通部
分を有する)必要がない。むしろ、定義は互いに分離し
ているため、定義された内線番号方式は、実際に重複す
るか否かに関わらず、互いに独立である。
【0010】発呼者が、定義識別子に、ダイヤルされる
各呼制御記号シーケンスを与える必要がないことが望ま
しい。むしろ、定義識別子を伴わない呼制御記号シーケ
ンスの、各テナント群のメンバからの受信に応答して、
そのテナント群に対して格納された定義が受信記号シー
ケンスを解釈するために自動的に使用される。
【0011】本発明は、異なるテナント群のメンバ間の
通話が許容され所望される場合には、その可能性を非常
に単純化する。このような群間通話を実現するために、
発呼者の群の内線番号方式は他の群のメンバに対する内
線を含む必要がない。むしろ、他の群の方式の各定義に
対する識別子を含むだけでよい。その結果、群の内線番
号方式内ではより多くの内線番号がその群のメンバに対
して利用可能となり、それによって大きな群が可能とな
る。
【0012】また、発呼者は、同一の被呼者に到達する
ため、および、異なるテナント分割に属する端末から同
一の呼機能を起動するために、異なる内線番号または異
なる機能アクセスコードをダイヤルする必要がなくな
る。むしろ、発呼者は、同一の結果を取得するために、
任意の端末から同一の呼制御記号シーケンスをダイヤル
することができ、その制御シーケンスの前に適当な定義
識別子を置くだけでよい。これは、すべてのテナント群
が同一の識別子を使用する際には特に簡単になる。その
場合、ユーザが記憶する必要がある識別子の数は、共有
テナントサービス装置内に存在するテナント群の数(少
数)に縮小される。
【0013】本発明はまた、システム管理者の作業をも
単純化する。管理者は、単一の地点、すなわち、単一の
管理端末からすべてのテナント分割および内線番号方式
に完全にアクセスすることが可能であり、テナント分割
のメンバ自体がその分割および方式にアクセスするのと
同様にしてそのアクセスを実行することができる。こう
して、管理者は、分割メンバシップを自由に変更可能で
あり、実質的にすべての分割の「浮動」メンバとして行
動することができる。これは、障害回復および診断のた
めに特に有用である。この場合、システム管理者が、任
意のメンバの作用およびそれに対するシステムの応答を
反復できることが重要であるからである。
【0014】
【実施例】本発明の実施例が、図1の通信システムで実
現される。図1のシステムは、電話回線15によって交
換システム10に接続されたユーザ端末17に電話サー
ビスを提供する交換システム10を含む電話システムで
ある。本実施例では、各端末17は異なるテナント分割
19に割り当てられ、交換システム10はすべての分割
19のメンバへの共有テナントサービスを提供する。交
換システム10は、端末17間、および、端末17と、
図1にネットワーク18として示す電話システムのそれ
以外の部分との間を、相互接続する。交換システム10
は、電話トランク16によってネットワーク18に接続
される。ネットワーク18は、一般に、交換システム1
0およびユーザ端末17からなる。
【0023】図1の電話システムは、1以上の番号方式
を実施する。ネットワーク番号方式は周知である。その
例は、北米公衆電話システムの北米ネットワーク番号方
式である。ネットワーク番号方式は、呼が受ける処理を
ネットワークに対して定義するためにユーザが記号(例
えばダイヤル数字)を使用することを可能にする規約で
ある。ネットワーク番号方式の一般的特性を図2に図式
的に示す。
【0024】図示したように、ネットワーク番号方式1
00は、複数の定義された記号ストリング101〜15
0からなる。各定義記号ストリングは1以上の記号から
なり、定義された意味を有する。記号ストリングの例
は、区域コード、局コード、内線番号、長距離キャリア
コード、および機能指定コードである。定義された記号
ストリングは、記号シーケンス151〜199(例え
ば、ネットワーク番号、ダイヤル番号)を構成する構成
要素である。妥当な記号シーケンスはそれぞれ1以上の
定義記号ストリングからなり、ネットワーク番号方式内
の意味を有する。記号シーケンスは、対応する呼が受け
る処理を定義する。記号シーケンスが妥当である(すな
わち、構成する記号ストリングおよび許容文脈の定義に
反しない)場合、記号シーケンスはネットワーク番号方
式に包含されるという。
【0025】図1のようなネットワークでは従来、シス
テム10のような交換システムは、図1のシステムの一
部で使用される1つの番号方式のみを理解する。交換シ
ステムは、図1のシステムの他の部分で使用される他の
番号方式に関連する信号を、自己の番号方式に基づいて
設定される通信パスを通じて、その部分での使用のため
にその部分へ転送する。
【0026】交換システム10は、AT&T Defn
inity(登録商標)G2 PBXのような、格納プ
ログラム制御システムである。これは、従来の交換組織
13、組織13の動作を制御するプロセッサ11、なら
びに、実行のためのプログラムおよび制御機能を実行す
る際にプロセッサ11によって使用されるデータを格納
するメモリ12からなる。交換システム10はさらに、
従来のサービス回路14(例えばダイヤル数字収集レジ
スタ、パルス出力回路、トーン発生器など)からなる。
サービス回路14もまた、プロセッサ11の制御下で動
作し、呼接続を開設する際、ならびに、呼機能およびそ
の他の通信サービスをユーザ端末17に提供する際に使
用するために組織13に接続される。
【0027】この説明に関係のあるメモリ12の内容を
図3に示す。メモリ12によって保持されるほとんどの
プログラムおよびデータ構造は従来のものである。これ
らは、パルス出力信号収集プログラムモジュール20
1、接続設定プログラムモジュール202、時刻プログ
ラム203、(例えばトランク16、回線15、および
端末17の)翻訳および状態204、機能プログラムモ
ジュール205、ならびに、各呼の呼記録271を保持
する作業用メモリ部分250を含む。
【0028】しかし、本発明によれば、ワールドクラス
ルーティング(WCR)200と呼ばれる新しい呼処理
装置が備えられる。これは、ユーザ提供の呼宛先アドレ
スまたは機能選択コード(ユーザ端末17からの電話回
線15を通して、または、他の交換システムからのトラ
ンク16を通して受信される数字およびその他の記号)
を、交換組織13およびネットワーク18による設定な
らびにモジュール205および回路14による設備のた
めの、呼経路および機能アクセス接続に翻訳する。
【0029】ワールドクラスルーティング200は、入
力として、端末17で、または、トランク16の他端で
パルス出力され、従来のパルス出力信号収集モジュール
201によって収集された記号表現信号を受信する。ワ
ールドクラスルーティング200は、受信信号を、経路
識別情報、機能識別情報、および他の接続識別情報およ
び機能識別情報に、ならびに、宛先識別パルス出力数字
に変換し、それらを、例えば従来の接続設定プログラム
202または機能モジュール205への出力として送信
する。
【0030】ワールドクラスルーティング200は、ネ
ットワーク番号方式の概念を、数学的または計算機科学
的な意味で、言語として実施する。ワールドクラスルー
ティング200は、ネットワーク番号方式を構成する記
号ストリングの文法および構文によってネットワーク番
号方式を定義し、記号シーケンスを構文解析すること、
ならびに、定義された文法および構文を使用して、構文
解析された記号シーケンスを分析することによって、回
線15およびトランク16から受信された記号シーケン
スから意味を導出する。従って、文法または構文を再定
義するという処置によって、ワールドクラスルーティン
グ200は、存在する番号方式を変更または再定義し、
全体的に異なる番号方式に適合する。
【0031】ワールドクラスルーティング200はモジ
ュラ構成を有し、自己充足的であるが協働的な4個のモ
ジュールからなる。それらは、図4〜13に示すネット
ワーク数字分析(NDA)モジュール210、図16〜
19に示す一般化経路選択(GRS)モジュール22
0、図14〜15に示す数字修正(DM)モジュール2
30、および、図20〜22に示す数字送信(DS)モ
ジュールである。本実施例では、ワールドクラスルーテ
ィング200は、図23に示すテナント分割インタフェ
ース211をも含む。簡潔に述べれば、ワールドクラス
ルーティング200は以下のように機能する。
【0032】ネットワーク数字分析210は、1以上の
ネットワーク番号方式の構文および文法を実施する。ネ
ットワーク数字分析210は、パルス出力信号収集プロ
グラム201からの受信記号シーケンスの構文解析器お
よび分析器として機能し、その構文解析および分析機能
を実行するために構文および文法を使用する。以下で
は、簡単のため、記号は個別的にダイヤル数字と呼び、
集合的には受信記号シーケンスをダイヤル番号と呼ぶ。
【0033】分析により、ダイヤル番号源にトーンを返
す必要があることが示される。このために、ネットワー
ク数字分析210はトーン発生設備262への接続を有
する。トーン発生設備262は、サービス回路14の一
例である。同じく分析により、ダイヤル番号は修正され
再分析される必要があることが示される。このために、
ネットワーク数字分析210は、必要な修正を実行する
ための数字修正230に依存する。分析の結果は、結果
ダイヤル番号、発呼者が到達を試みている端点または機
能のインデックス(VNI)、およびその呼に対する許
可情報である。ネットワーク数字分析210はこれらを
一般化経路選択220に供給する。
【0034】一般化経路選択220は、呼に対して、使
用される機能または最適選択経路を決定する。一般化経
路選択220は、端点識別子、ならびに、時刻プログラ
ム203および翻訳および状態204から取得した情報
を使用して、受信した識別子を機能番号またはルーティ
ングパターン番号に翻訳し、そのパターン番号を使用し
て、呼がルーティングされるトランク群を選択する。一
般化経路選択220の機能の結果は、機能モジュール2
05の起動、または、数字送信インデックス、選択され
たトランク群、およびシグナリング特性に関する情報で
ある。一般化経路選択220は、経路関係の結果を数字
送信240に供給する。
【0035】数字送信240は、数字送信インデックス
を使用して、呼設定シグナリング特性に関する情報をさ
らに取り出し、受信情報の全数を使用して、パルス出力
する制御信号を定義する。数字送信240は、結果ダイ
ヤル番号をパルス出力のためのパルス出力番号に変換す
るために数字修正230を利用する。次に数字送信24
0は、接続設定プログラム202によって、選択された
トランクに、必要な特性を有する必要な接続を設定す
る。
【0036】受信したパルス出力制御信号の全体は、ネ
ットワークダイヤルアクセスコード(DAC)が前置さ
れることがあるダイヤル番号からなる。DACという用
語は、通常、特定の内線番号へルーティングされること
になるもの以外のストリングを呼ぶために使用される。
本実施例では、ダイヤルアクセスコードは、ユーザが到
達しようとしているネットワークを識別する。ダイヤル
アクセスコードが存在しないことは、デフォルトネット
ワークの選択と解釈される。例えば、多くの私設多構内
ネットワークでは、公衆電話ネットワークまたは私設ネ
ットワークを使用したいという信号を送るためには、そ
れぞれ「9」または「8」を最初にダイヤルすることが
一般的である。
【0037】「9」または「8」が存在しないことは、
ダイヤル番号が、受信交換システム10自体の内線番号
または機能(一般に、内部ダイヤル方式と呼ばれる)に
関係していることを示す。または、公衆ネットワークで
は、一般的に、ユーザがいずれのLATA内キャリアネ
ットワークに到達しようとしているかを示すために、最
初に「10XXX」をダイヤルする。以上の例では、
「9」、「8」、および「10XXX」はダイヤルアク
セスコードとして作用する。
【0038】すべてのネットワークは、それぞれ固有の
文法および構文を有する相異なる番号方式を使用するた
め、ネットワーク番号は、ネットワーク数字分析210
に対して、ダイヤル番号を分析する際に最初に使用すべ
き番号方式を指定する。
【0039】共有テナントサービス装置として使用され
る交換システム10の場合、DACは、発呼者が、ダイ
ヤル番号の解釈のために使用すること望む内線番号方式
を識別するためにも使用される。ダイヤル番号にDAC
がないことは、デフォルトの内線番号方式の選択として
解釈される。デフォルト内線番号方式は、発呼者、また
は、より一般的には発呼者の端末17がそのメンバであ
るようなテナント群(一般にテナント分割19と呼ばれ
る)の内線番号方式である。
【0040】同時に、交換システム10によってサービ
スされるすべてのテナント分割の内線番号方式は、交換
システム10の内部ネットワーク番号方式を構成する。
しかし、各テナント分割の内線番号方式は、他のすべて
のテナント分割の内線番号方式とは完全に異なり、独立
である可能性もある。従って、すべての内線番号方式
は、別々に定義された固有の文法および構文を有し、別
々のネットワーク番号方式であるかのようにワールドク
ラスルーティング200によって扱われる。各内線番号
方式の文法および構文の定義はそのネットワーク番号に
よって識別される。
【0041】DACは内線番号方式の一部である。こう
した方式は相互に独立であるため、特定の内線番号方式
内のDACは他の内線番号方式内のDACとは独立であ
る。すなわち、異なる内線番号方式によって、同一のD
ACが異なるネットワーク番号を意味するように使用さ
れることがあり、また、異なる内線番号方式によって、
異なるDACが同一のネットワーク番号を意味するよう
に使用されることがある。その結果、ネットワーク番号
へのDACの翻訳が、一般的に、ダイヤルされたDAC
が属する特定内線番号方式の文脈内で、すなわち、ダイ
ヤルしている端末17をメンバとして含むテナント分割
19の内線番号方式の文脈内で、なされなければならな
い。
【0042】インタフェース211の機能は、パルス出
力信号収集モジュール201によって受信され収集され
たダイヤル数字を分析するために最初に使用すべき内線
番号方式を識別することである。インタフェース211
の機能の流れ図を図23に示す。ステップ2300で、
モジュール201から、インタフェース211は、収集
されたパルス出力数字、および、発信端末17を識別す
る発信IDを受信する。
【0043】発信IDは、例えば、発信端末17が接続
される交換システム10のポートのポート番号である。
ステップ2302で、インタフェース211は、発信I
Dを使用して、翻訳および状態204で、発信端末17
に対するクラス別サービス2040を定義する情報にア
クセスし、そこから、発信端末17がメンバであるよう
な特定テナント分割19の分割番号2041を取得す
る。
【0044】分割番号2401は、管理端末に対して
は、または、交換システム10が共有テナントサービス
を提供しないアプリケーションでは、空でもよい。イン
タフェース211は、分割番号とネットワーク番号の間
の対応を定義する内部翻訳テーブル212(図3)を有
する。ステップ2304で、インタフェース211は、
対応するネットワーク番号を発見するために、テーブル
212へのポインタとして、取得した分割番号2041
を使用する。
【0045】分割番号が空の場合、対応するネットワー
ク番号として第1番号方式のネットワーク番号(ネット
ワーク「a」)を、テーブル212が含むか、または、
インタフェース211が仮定する。ステップ2306
で、インタフェース211は、選択されたネットワーク
の文脈(定義)においてダイヤル数字を分析するため
に、ダイヤル数字をネットワーク数字分析(NDA)2
10に送信する。ステップ2308で、インタフェース
211は、例えば、モジュール201からの他の呼に対
するダイヤル数字の受信を待機するために復帰すること
によって、動作を完了する。
【0046】NDA210に転送されるダイヤル数字
は、DACを含むことも含まないこともある。含まない
場合、ダイヤル番号は、NDA210によって、選択さ
れたネットワーク番号によって指示されるネットワーク
番号方式定義を使用して分析され解釈される。ダイヤル
数字がDACを含む場合、ダイヤル数字の解釈は、選択
されたネットワーク番号によって指示されるネットワー
ク番号方式定義を使用して開始されるが、DACがND
A210によって認識されると、ダイヤル数字の解釈は
そのDACに対応するネットワーク番号方式定義を使用
して継続される。
【0047】ネットワーク数字分析(NDA)210の
データ構造体を図4〜8に示す。ネットワーク数字分析
210は、複数のネットワーク構文ツリー320からな
る。ネットワーク構文ツリー320は、レコードが階層
ツリー構造体に組織されたデータ構造体である。各ネッ
トワーク番号には固有のネットワークツリー320が対
応する。ネットワークツリー320のレコードは、ネッ
トワークのダイヤル方式の構文を定義する。
【0048】各ネットワークツリー320は3種類のレ
コードを有する。それらは、ネットワークルート31
0、ブランチノード311、およびリーフ312であ
る。レコード310〜312はパス313によって階層
的に相互接続される。ネットワークルート310はネッ
トワークツリー320へのエントリポイントである。ブ
ランチノード311およびリーフ312は、ネットワー
クルート310に従属する複数の階層的に組織されたレ
ベル内に存在する。
【0049】各ブランチノード311は、ネットワーク
ツリー320内の単なる判断ポイントである。ネットワ
ークツリー320内のいずれのブランチノード311に
到達するかは、ダイヤル数字の関数である。同様に、そ
のノード311からのパスは、後続のダイヤル数字の関
数である。これには、「ワイルドカード」パス313も
含まれる。これは、特定のダイヤル数字に対して他のパ
ス313が特に定義されない場合、または、後続のダイ
ヤル数字が特に定義されたパスを不当とする場合にとら
れるパスである。
【0050】これによって、「デフォルト」ストリング
識別子が可能となる。その「デフォルト」ストリングに
対しては、特定の数字は与えられない。ノード311か
らの各パス313は、他のブランチノード311または
リーフ312のいずれかに終端する。リース312に到
達するダイヤル数字のセットは、ストリング識別子と呼
ばれる。換言すれば、ストリング識別子は、ネットワー
クルート310からリーフ312までネットワークツリ
ー320を進むために使用されるダイヤル数字からな
る。例えば、図4では、図の右側に示すリーフ312の
ストリング識別子は「PNC」である。これは、例え
ば、内部番号方式における装備内線番号、または、共有
テナントサービス環境におけるDACに対応する。
【0051】ストリング識別子は、ストリングと呼ばれ
る数字シーケンスの最上位桁を形成する。ストリングと
は、ネットワーク番号方式に対して定義される、すなわ
ち、その中で意味を有する、数字またはその他の記号の
シーケンスである。従って、ストリングは、ネットワー
ク番号方式の構成要素である。各リーフ312はストリ
ングを定義する。従って、定義された各ストリングは対
応するリーフ312を有する。DACは定義されたスト
リングであるため、それぞれリーフ312を有する。
【0052】図5に示すように、リーフ312は、対応
するストリングを定義する情報エントリ330〜339
を保持するデータベースレコードとして実現される。各
リーフ312によって保持される情報エントリは、レゾ
リューション330、ストリング型331、ストリング
長332、分析再開333、仮想節点インデックス(V
NI)334、継続収集オプション335、トーンオプ
ション336、無許可呼制御設備制限レベル(UCCF
RL)337、VNI凍結オプション338、およびV
NI結合オプション339からなる。
【0053】レゾリューション330は、リーフ312
が呼経路指定または呼機能指定のいずれのストリングに
対応するかを指定する。DACの場合、レゾリューショ
ン330は「機能」を指定する。ストリング型331
は、ストリング型を識別する番号を保持する。前記の内
部番号方式の例では、ストリング型331は、ストリン
グ型を装備局として識別する番号を保持する。共有テナ
ントサービスの例では、ストリング型331は、ストリ
ング型を機能アクセスコード(FAC)として識別する
番号を保持する。ストリング型331は、図7および8
のデータ構造体によって定義される番号方式文法へのイ
ンタフェースとして作用する。その文法は、さまざまな
ストリング型の許容文脈、すなわちそれらの間で許容さ
れる関係(例えば、許容される結合および順列)を定義
する。
【0054】ストリング長332は、最大および最小の
長さ範囲の境界を指定することによって、ストリングの
長さの許容範囲を指定する。ストリング長は、ストリン
グ識別子の長さを含む(前記の例では、ストリング識別
子の長さ以上の)任意の範囲とすることが可能である。
前記の北米公衆ネットワーク番号方式の例では、ストリ
ング長332は、10桁(区域コード:3、局コード:
4、加入者番号:4)の固定ストリング長に対応して、
同一の最小および最大長さ範囲境界を指定することにな
る。
【0055】分析再開333は、相異なる番号方式を相
互にインタフェースする、すなわち関係づける情報を保
持する。分析再開333は、ストリングのダイヤル数字
を修正する方法を指定する数字修正インデックス(DM
I)を保持する。数字修正230が実際の修正を実行
し、DMIは、実行される数字修正を指定する数字修正
テーブルエントリ(図14)へのポインタとして作用す
る。
【0056】分析再開333はまた、再分析のネットワ
ーク、すなわち、修正後にストリングを再分析するため
にネットワークツリー320が使用されるようなネット
ワーク番号をも指定する。DACがダイヤル番号の解釈
をある内線番号方式から他の内線番号方式へ移動し、そ
れによって本質的に他の内線番号方式のネットワーク番
号へ翻訳するのは、再分析のネットワークを指定するこ
とによってである。分析再開333はさらに、修正され
たストリングが再分析されるべきか否かを指定する。修
正されるべきであるのが標準状態である。
【0057】VNI334(仮想節点インデックス)
は、呼に対する機能または経路のいずれかを探索するた
めに一般化経路選択220によって使用されるインデッ
クスによって、ストリングに対する呼機能またはネット
ワークルーティング情報を指定する。VNI334は、
呼に対する機能または経路の選択へのストリングの影響
の表現の一部である。
【0058】継続収集335は、ストリングの受信後
に、(機能201によって実行される)パルス出力され
る数字収集を停止すべきかまたは継続すべきかを指示す
ることによって、ダイヤル番号のシーケンス中でそのス
トリングに後続するストリングがあるか否かを示す。
【0059】トーン336は、ストリングの受信後にパ
ルス出力要素へ(例えば端末17のユーザへ)のフィー
ドバックとして返されるトーンまたはその他の発呼者認
識可能信号(もしあれば)を示す。一般的に、DACの
受信後に返されるトーンはダイヤルトーンである。
【0060】UCCFRL337は、ストリングに対応
する端点またはサービスへのアクセスを可能にするため
にユーザが有しなければならない許可レベルを指定す
る。これは、例えば、ユーザが900番型の番号にアク
セスすることを阻止するために使用される。
【0061】VNI凍結オプション338は、ストリン
グが、ダイヤル番号の経路決定/機能決定ストリングで
あるかどうかを示す。経路決定/機能決定ストリングで
ある場合、ダイヤル番号中でそのストリングに後続する
他のストリングのVNIは廃棄される。このことは、こ
うした後続ストリングのうちのいずれかのVNI凍結オ
プション338がセットされている場合であっても成り
立つ。VNI凍結オプション338もまた、呼機能また
は経路選択へのストリングの影響の表現の一部である。
【0062】VNI結合オプション339は、ストリン
グのVNIがダイヤル番号中でそのストリングに先行す
るストリングのVNIと結合されるべきか否か、そし
て、結合されるべきである場合にはその方法を示す。こ
うして、VNI結合オプション339によれば、経路選
択が、識別された各ストリングに基づいて累積的に影響
されることが可能となる。VNIを結合するために任意
の関数を使用することが考えられるが、連結および付加
が最もよく使用される。VNI結合オプション339も
また、呼機能または経路選択へのストリングの影響の表
現の一部である。
【0063】ストリング長エントリ332の意味から分
かるように、ストリングは異なる長さを有する、すなわ
ち、異なる桁数を有することが可能である。従って、ブ
ランチノード311から延びる異なるパス311が同一
のダイヤル数字によって到達されることが可能であり、
ダイヤル数字によっていずれのパス313が到達される
かは、ダイヤルされた桁数の関数である。
【0064】例えば、ネットワーク番号300に対応す
るネットワークツリー320に示すように、「AB」お
よび「ABCD」はいずれも定義されたストリングであ
る。第2のダイヤル数字「B」が、ストリング「AB」
のうちの1つを定義するリーフ312に到達するか、ま
たは、ストリング「ABCD」を定義するリーフ312
へのパス上のブランチノード311に到達するだけであ
るかは、数字「B」の後にダイヤルされるもの(もしあ
れば)の問題である。これについては後でさらに詳細に
説明する。
【0065】また、同一のストリングが複数のネットワ
ークツリー320で定義されることもある。さらに、同
一のストリングが複数のツリー320で同一の定義また
は異なる定義を有することもある。
【0066】ネットワーク構文ツリー320によって、
番号方式の構文が定義される。番号方式の構文を定義す
るため、システム管理者は単にネットワークツリー32
0を作成し、そのリーフエントリ330〜339を入力
する。存在する番号方式を変更または拡張するために
は、システム管理者は単にブランチノード311および
リーフ312をネットワークツリー320に加えるか、
または、ネットワークツリー320内の特定のパス31
3に対応するダイヤル数字を変更するか、または、単に
リーフ312のエントリ330〜339に格納された情
報を変更するかである。
【0067】この構造体は完全な柔軟性を有するため、
管理者は、必要な任意数のレコードを提供することがで
きる。ブランチ定義用およびリーフ定義用メモリ資源が
必要になると、それらは、ブランチおよびリーフを表現
するデータベースレコードの共通プールから取り出され
るため、各ネットワークダイヤル方式は、メモリ資源を
最も効率的に使用しながら必要に応じて複雑または単純
になることが可能である。
【0068】ツリー構造体はダイヤル数字の分析を非常
に単純化する。ダイヤル数字は、ルート310からツリ
ー320を下方へ、1以上のリーフ312に到達するま
で1つずつインデックス付けるために使用されるだけで
ある。リーフ312に到達することは、ダイヤル番号中
のストリングがおそらく識別されたことを意味する。到
達したリーフ312によって定義されるストリングは
「候補」と呼ばれる。
【0069】候補は、その適合性を判定するために図7
のデータ構造体によって定義される文法規則に対してチ
ェックされる。後続のダイヤル数字が、複数の到達リー
フ312の間での選択のために使用される。1つの候補
リーフ312が選択されると、後続のダイヤル数字は、
次の別のストリングの一部とみなされ、インデックス付
けプロセスが反復される。しかし、数字分析にはソート
や検索は要求されない。
【0070】むしろ、レコード読み出しの所定の最大数
(最大ストリング識別子長に対応する)が、分析端点に
到達するために要求され、それによって、任意の記号ス
トリングの構文解析が既知の最大時間で実行されること
が保証される。番号方式が、多くのダイヤル番号の先頭
ダイヤル数字が反復されやすいような場合(例えば、区
域コードおよび局コードがいずれも同じ3桁の同一のシ
ーケンスである場合)、記憶領域は重複せず、従って非
常にコンパクトになる。また、ストリング識別子は、明
示的に格納される必要がないため、メモリ空間が保存さ
れる。むしろ、ダイヤル数字は単にデータベースレコー
ドのシーケンスへのポインタとして作用する。
【0071】対応するネットワーク構文ツリー320を
有することに加えて、各ネットワーク番号は、図6に示
すような対応する例外フォレスト350を有する。例外
フォレストは、ネットワーク構文ツリー320のリーフ
312に存在するストリング定義の例外を識別するよう
に作用する。各例外フォレスト350は、1以上の例外
構文ツリー360を含む。各例外構文ツリー360は、
ネットワークツリー320(図4)と同一に構成され
る。
【0072】ネットワークツリー320の場合と同様
に、ネットワーク番号は、対応する例外フォレスト35
0を識別するように作用する。効率的アクセスのため
に、所望の例外ツリー360は、ストリング型およびス
トリング長によって識別される。例外フォレスト350
内にインデックス付けするために使用されるストリング
型およびストリング長は、分析されているストリングに
対応してネットワークツリー320内に発見された候補
リーフ312のエントリ331および332の内容であ
る。
【0073】上述のように、ネットワーク数字分析21
0はさらに、ネットワーク番号方式の文法を定義する別
のデータ構造体を含む。これを図7および8に示す。各
ネットワーク番号は固有の図7のシーケンス文法マトリ
クス400および図8の結合文法マトリクス410を有
する。各マトリクス400(410)は、複数の行40
1(411)および列402(412)からなる。
【0074】各行401(411)は、ネットワークダ
イヤル方式に対して定義された相異なるストリング型
(図5の331)に対応し、各列402(412)も同
様である。従って、行401(411)および列402
(412)の数は、定義されたストリング型の数に依存
する。与えられた行401(411)と列402(41
2)の交点は、エントリ405(エントリ415および
416)を形成する。その内容は、対応するストリング
型間の許容文脈すなわち関係を定義する。
【0075】一方では、交差する行401および列40
2によって形成されるシーケンス文法マトリクス400
のエントリ405は、列402に対応するストリング型
(次受信ストリング型404と呼ぶ)が、ダイヤル番号
において、行401に対応するストリング型(前受信ス
トリング型403と呼ぶ)に後続することが許容される
かどうかが定義される。こうして、マトリクス400は
ダイヤル番号内のストリング型の許容される順列を定義
する。図7に示すシーケンス文法マトリクス400は、
共有テナントサービス装置における内部番号方式に適用
される情報が例として記入されている。
【0076】他方では、交差する行411および列41
2によって形成される結合文法マトリクス410の第1
エントリ415は、列に対応するストリング型(受信ス
トリング型414と呼ぶ)のVNI334(図5)が、
行に対応するストリング型(保持ストリング型413と
呼ぶ)のVNI334と結合されることが許容されるか
どうかが定義される。また、第1エントリ415と同一
の行411および列412によって形成される第2エン
トリ416は、保持され、結合されたVNIに対応する
ストリング型を定義する。
【0077】第2エントリ416によって定義されるス
トリング型は、次の保持ストリング型413となる。こ
うして、マトリクス410は、呼機能または呼経路を定
義する際に共有可能なストリング型の結合を定義する。
図8に示す最上段の結合文法マトリクス410には、共
有テナントサービス装置における内部番号方式のストリ
ング型が例として記入されている。この方式では、エン
トリ415は、図7のシーケンス文法マトリクス400
の対応するエントリ405と同一の値をとり、エントリ
416は受信ストリング型414の値をとる。
【0078】図8の他の実現は、各ネットワーク番号に
対して複数の結合文法マトリクス410を有し、それぞ
れ、そのネットワーク番号に対するネットワーク構文ツ
リー320のリーフ312の結合VNIオプション33
9によって指定可能な各結合機能に対応する。
【0079】ネットワーク数字分析210の機能を、図
4〜8のデータ構造体の使用法も含めて、図9〜12に
例示する。ネットワーク数字分析210は2つの機能を
含む。1つは、図9〜12に図示されるストリング識別
機能340であり、もう1つは、図13に図示されるス
トリング作用機能341である。
【0080】ストリング識別機能340は、ダイヤル数
字、ストリング長、およびストリング文脈(先行するス
トリングの識別情報、ストリング型)に基づいてストリ
ングを識別する。この機能は、ダイヤルされた呼制御記
号シーケンスの全ストリングを認識(例えば、識別およ
び確認)するために使用される。この機能は、最初に、
ステップ500で、プログラム201からの収集数字の
受信に応答して、呼に対して起動される。ステップ50
2で、機能340は、その呼に関する格納情報を取得す
るために、その呼の呼レコード271(図3)にアクセ
スする。呼に対する機能340の初期起動の際に、その
呼レコード271は空である。その呼に対し、以前にダ
イヤル数字の受信や格納はないため、ステップ504は
空ステップであり、機能340はステップ506に進
む。
【0081】上述のように、ダイヤル数字は、DACを
含むことも含まないこともあり、ネットワーク番号が対
応し、ステップ506で、機能340は、最初に、受信
した情報から現在使用されているネットワーク番号を決
定し、それを呼レコード271のネットワーク番号エン
トリ252に格納する。次に、ステップ508で、機能
340は、ステップ504で取得したダイヤル数字のセ
ットを、決定したネットワーク番号に対応するネットワ
ークツリー320に送る。
【0082】機能340は、ネットワークツリー320
のパス313を選択して進むために、1個ずつダイヤル
数字を使用する。ステップ510で、機能340は、ツ
リー320のパス313を進みながら、現在の呼に対す
る呼レコード271(図3)のスタック251に、スト
リングの識別情報に対する候補を、辞書式一致の順序で
入れる。換言すれば、機能340は、ダイヤル数字に基
づいて、リーフ312を探索しつつ、ツリー320のパ
ス313を進む。
【0083】機能340は、進行中に遭遇するリーフ3
12を遭遇した順にスタック251に入れる。スタック
251は、呼ごとに作成される通常の後入れ先出しデー
タ構造体である。最も一般的なリーフ312は、最もゆ
るく適合する定義を有し、最初にネットワークツリー3
20で遭遇するため、これはスタック251の最下部に
位置するが、より特定されたリーフ312は、より精密
な定義を有し、ネットワークツリー320内の後のほう
で遭遇するため、スタック251の最上部に近いほうに
位置する。
【0084】機能340は、あらゆる可能なパスの終端
のリーフ312に到達するか、または、ダイヤル数字が
なくなるかのいずれか早いほうのときまで、ネットワー
クツリー320を進み続ける。例えば、図4を参照する
と、現在使用しているネットワーク番号が「a」であ
り、受信したダイヤル数字が「ABC」である場合、ス
テップ510に従って、スタック251の内容は、スタ
ック251の最下部から上方へ、数字「AB」によって
到達される2個のリーフ312、および、数字「AB
C」によって到達される中間ノード311からなる。
【0085】他方、受信したダイヤル数字が「ABCD
E」である場合、スタック251の内容は、数字「A
B」によって到達される2個のリーフ、および、数字
「ABCD」によって到達されるリーフ312である。
数字「AB」によって到達される2つのリーフ312の
うちのいずれがスタック251上で最下部にあるかは、
各ストリング長エントリ332の内容によって決定され
る。ストリング長が短いほど、定義は一般的となる。従
って、短いほうのストリング長を指定するリーフ312
がスタック251上で低いほうに位置する。機能340
は、受信したダイヤル数字がなくなると、到達したブラ
ンチノード311をもスタック251に入れる。
【0086】図9に戻って、ステップ510の後、機能
340は、ステップ514で、呼レコード271の必要
桁数エントリ258をある大きい数(例えば無限大)に
初期化する。続いて、ステップ516以降で、機能34
0は候補選択動作に進む。ステップ516で、機能34
0はスタック251にアクセスし、そこから最上位スタ
ックエントリを取り出す。スタック251が空のため利
用可能なスタックエントリがないとステップ518で判
定された場合、ステップ520で、機能340は呼レコ
ード271の候補残留フラグ259をチェックする。
【0087】このフラグは、受信したダイヤル数字に対
するストリング定義がさらに発見される可能性があるか
どうかを示す。フラグ259は、呼に対して最初はクリ
アされるため、ステップ520は否定応答となる。従っ
て、機能340は、ステップ522で、発呼者に中断ト
ーンを返すというようなデフォルト処理を呼に与える。
ステップ524で、呼に対する呼処理機能は完了し、機
能340は終了する。
【0088】ステップ518に戻って、スタック251
が空でない場合、機能340は、ステップ526で、取
り出した最上位スタックエントリをチェックし、それが
リーフ312であるか、または、ブランチノード311
であるかを判定する。取り出したスタックエントリがブ
ランチノード311である場合、ステップ528で、機
能340は、ネットワークツリー320から、ブランチ
ノード311から最も近いリーフ312に到達するため
に必要な桁数を決定する。
【0089】次に、ステップ530で、機能340は、
この桁数を、呼レコード271の必要桁数エントリ25
8の内容と比較する。決定した桁数がエントリ258の
内容より小さい場合、機能340は、ステップ532
で、エントリ258の内容を決定桁数にセットする。ス
テップ532の後、または、ステップ530でのチェッ
クが、決定桁数がエントリ258の内容よりも小さくな
いことを示した場合、機能340は、ステップ536
で、取り出したスタックエントリを廃棄し、次のスタッ
ク251エントリを取り出すためにステップ516に復
帰する。
【0090】ステップ526に戻って、取り出したスタ
ックエントリがリーフ312である場合、ステップ53
4で、機能340は、取り出したリーフ312のストリ
ング型331がシーケンス文法の条件を満たすかどうか
チェックする。機能340は、呼レコード271のネッ
トワーク番号エントリ252に保持されたネットワーク
番号のシーケンス文法マトリクスにアクセスすることに
よってこのチェックを実行する。
【0091】次に機能340は、取り出したリーフ31
2のストリング型331の内容を、次受信ストリング型
404としてそのマトリクス400に適用し、呼レコー
ド271の前受信ストリング型エントリ255の内容を
前受信ストリング型403としてそのマトリクス400
に適用する。次に機能340は、マトリクス400の対
応するエントリ405を調べ、それが肯定応答を含む
か、または、否定応答を含むかを判定する。
【0092】前受信ストリング型エントリ255が空で
ある場合、このストリングはその呼に対して受信される
最初のストリングであるため、シーケンス文法の条件は
それによって満たされなければならない。ステップ53
4で取得した応答が否定である場合、機能340は、ス
テップ536で、取り出したリーフ312を廃棄し、次
のスタックエントリを取り出すためにステップ516へ
進む。しかし、ステップ534で取得した応答が肯定の
場合、機能340は図11のステップへ進む。
【0093】図9のステップ520に戻って、機能34
0が、呼レコード271の候補残留フラグ249を発見
した場合、図10のステップに進む。機能340は、ス
テップ580で、呼レコード271の必要桁数エントリ
258の内容が0であるかどうかをチェックする。0で
ある場合、機能340は、ステップ582で、パルス出
力信号収集モジュール201(図3)に付随する短い
(例えば3秒間の)桁間タイマ261をセットし、ステ
ップ584で、1桁収集するようモジュール201に指
示する。ステップ580でエントリ258の内容が0で
なかった場合、機能340は、ステップ586で、パル
ス出力信号収集モジュール201(図3)に付随する長
い(例えば10秒間の)桁間タイマ260をセットし、
ステップ588で、エントリ258の内容によって示さ
れる桁数を収集するようモジュール201に指示する。
【0094】タイマ260および261は、ユーザによ
る各桁のダイヤリング間に経過することが許される時間
の最大値をプログラム201に指示する。長時間桁間タ
イマ260は、ユーザが次の桁をダイヤルするのに失敗
したことが論理的エラーを生じるため呼にデフォルト処
理を与える場合にセットされる。逆に、短時間桁間タイ
マ261は、ユーザがダイヤリングを完了したとするこ
とが許容されるため、ユーザの入力に応答する前に長時
間待機することが所望されない場合にセットされる。
【0095】ステップ584および588の後、機能3
40は、ステップ590で、必要な桁数が収集されモジ
ュール201によって返された後、将来の使用のため、
以前に受信したダイヤル数字を呼レコード271のダイ
ヤル数字エントリ253に格納する。続いて機能340
はステップ592に復帰する。
【0096】モジュール201は、必要な桁数の収集を
試みることによって数字収集要求に応答する。長時間桁
間タイマ260がセットされ、複数桁の収集が要求され
ている場合、各桁の受信に応答して、モジュール201
は長時間桁間タイマ260をリセットする。プログラム
201が、桁間タイマ260および261のうちのセッ
トされたほうの満了前に必要桁数を収集した場合、プロ
グラム201は、図9のステップ500で機能340を
再起動し、追加の収集数字を渡す。
【0097】長時間桁間タイマ260が、プログラム2
01が必要桁数を収集する前に満了した場合、プログラ
ム201は、ステップ500で機能340を再起動し、
長時間タイマ260が満了したという通知とともに、収
集した数字を渡す。短時間桁間タイマ261がセットさ
れ、モジュール201が、要求されたダイヤル数字のう
ちの1つを収集する前に満了した場合、モジュール20
1は機能340を再起動し、短時間タイマ261が満了
したという通知を返す。
【0098】図9に戻って、ステップ500での再起動
後、機能340は、ステップ502で呼レコード271
を取り出し、図10のステップ590でエントリ253
に格納した、以前に受信したその呼の収集数字と、直前
に受信した収集数字を連結する。続いて機能340はス
テップ506以降に進み、スタック251をストリング
定義の候補で再充填し、そこから候補の選択を試みる。
【0099】ステップ534に戻って、そこでのチェッ
クによって、スタック251から取り出されたリーフ3
12のストリング型331が図7のシーケンス文法マト
リクス400に示された条件を満たさないことが分かっ
た場合、機能340は図11のステップに進む。機能3
40はまず、ステップ550で、ダイヤル数字が、その
リーフ312のストリング長332によって指定される
ような、取り出されたリーフの長さ条件を満たすことが
可能かどうかをチェックする。
【0100】この判定は、受信したダイヤル数字の桁数
が、ストリング長332によって指定される範囲内に入
るかもしくはそれを超過するか、または、受信したダイ
ヤル数字の桁数がストリング長332によって指定され
る範囲内に入るがパルス出力された数字の収集が終了し
たという指示(例えば、発呼者が「ダイヤル終了」信号
(例えば「#」)をダイヤルした場合)がないかどうか
をチェックすることによって実行される。ダイヤル数字
がリーフの長さ条件を満たすことがありえないと判定さ
れた場合、機能340は図9のステップ536に戻って
取り出したリーフ312を廃棄し、続いてステップ51
6に進んで次のスタックエントリを取り出す。
【0101】ステップ550で、ダイヤル数字が、取り
出したリーフの長さ条件を満たす可能性があると判定さ
れた場合、機能340は、ステップ552で、ダイヤル
数字が実際にその条件を満たすかどうかをチェックす
る。この判定は、受信したダイヤル数字の桁数が取り出
したリーフ312のストリング長332によって指定さ
れる範囲内に入るかまたはそれを超過するかをチェック
することによって実行される。
【0102】超過する場合、機能340は、ステップ5
54で、リーフのストリング長条件を満たすために必要
な追加桁数を決定し、ステップ556で、この桁数を、
呼レコード271の必要桁数エントリ258の内容と比
較する。リーフの長さ条件を満たすのに必要な追加桁数
のほうが小さい場合、機能340は、ステップ558
で、必要桁数エントリ258の内容をその桁数にセット
する。ステップ558の後、または、リーフの長さ条件
を満たすのに必要な追加桁数がエントリ258の内容以
上である場合、機能340は、ステップ560で、呼レ
コード271の候補残留フラグ259をセットし、続い
て図9のステップ536に戻って他のスタック251エ
ントリを検査する。
【0103】ステップ552に戻って、ダイヤル数字が
リーフの長さ条件を実際に満たすと判定された場合、機
能340は、ステップ562で、起動時に長時間桁間タ
イマ260の満了の通知を受信していたかどうかをチェ
ックする。受信していた場合、機能340は図12に進
む。ステップ562のチェックの応答が「いいえ」であ
る場合、機能340は、ステップ564で、起動時に短
時間桁間タイマ261の満了の通知を受信していたかど
うかをチェックする。
【0104】受信していた場合、機能340は、ステッ
プ566で、ダイヤル数字の桁数が取り出したリーフ3
12の長さ条件に正確に等しいかどうかをチェックす
る。ダイヤル数字の桁数がこの長さ条件と正確に等しい
唯一の場合は、取り出したリーフ312のストリング長
332によって指定されるストリング長範囲が1であ
り、かつ、その範囲境界がダイヤル数字の桁数に等しい
場合である。ステップ566の応答が「はい」である場
合、機能340は図12に進む。その応答がいいえであ
る場合、機能340は図9のステップ536に戻る。
【0105】ステップ564に戻って、そこで、機能3
40が短時間桁間タイマ261の満了に応答して起動さ
れたのではないと判定された場合、機能340は、ステ
ップ568で、呼レコード271の候補残留フラグ25
9がセットされているかどうかをチェックする。セット
されていない場合、機能340は図12に進む。セット
されている場合、機能340は、ステップ570で、呼
レコード271の必要桁数エントリ258の内容に0を
セットして、図9のステップ536に戻る。
【0106】図12は、例外ツリー360候補リーフが
ネットワークツリー320から選択された候補リーフ3
12と置換されるべきかどうかを判定するために、スト
リング識別機能340が実行する動作を示す。機能34
0は、ステップ800で、例外フォレスト350(図
6)を選択するために、呼レコード271のネットワー
ク番号エントリ252に格納されたネットワーク番号を
使用する。
【0107】機能340は続いて、ステップ802で、
選択された例外フォレスト350から例外ツリー360
を選択するために、選択された候補リーフ312のスト
リング型331およびストリング長332エントリを使
用する。最後に、機能340は、ステップ804で、図
9のステップ508に関して説明したのと同様にして、
選択された例外ツリー360に、受信したダイヤル数字
のストリングを適用し、ステップ806で、ツリー36
0が、このストリングに対応する例外リーフ312を含
むかどうかを判定する。
【0108】このストリングに対応する例外リーフ31
2が存在する場合、機能340は、ステップ808で、
図9〜11で選択されたリーフ312の代わりに、その
例外リーフ312をそのストリングに対する候補として
選択する。ステップ806またはステップ808の後、
機能340は、ステップ810で、選択されたリーフ3
12のストリング型331の内容を、呼レコード271
の前受信ストリング型エントリ255に格納する。続い
て機能340は、ステップ812で、図13のストリン
グ作用機能341を起動し、ステップ814で、現在使
用中のネットワーク番号、ストリング、および選択した
リーフ312を渡し、復帰する。
【0109】図13のステップ900で起動されると、
ストリング作用機能341は、ステップ902で、何を
なすべきかを決定するために、受信したリーフ312の
エントリ330〜339を検査する。ステップ904
で、フィードバック信号(本実施例ではトーン)がユー
ザに与えられるようにトーンエントリ336によって指
定された場合、機能341は、ステップ906で、トー
ン生成262サービス回路(図3)によって、指定され
たトーンをユーザに与える。DACに対して指定された
ダイヤルトーンがこの時点で発呼者に与えられる。
【0110】ステップ908で、リーフ312の分析再
開エントリ333が数字修正インデックス(DMI)を
含む場合、これは、数字修正が指定されたことを示し、
機能341は、ステップ910で、数字修正230を起
動する。起動の一部として、機能341は、受信したス
トリング、および受信したリーフ312のエントリ33
3からのDMIを数字修正に渡す。続いて機能341
は、ステップ912で、数字修正結果の受信を待機す
る。
【0111】数字修正230は、図14に示すデータ構
造体および図15に示す機能からなる。データ構造体
は、受信したDMI1020によってアクセスされるエ
ントリ1001のテーブル1000である。各エントリ
は、3個のフィールド1010〜1012からなる。削
除桁範囲フィールド1010は、もしあれば、受信スト
リング中、ストリングから削除されるべき桁位置によっ
て、桁範囲を指定する。挿入桁範囲フィールド1011
は、もしあれば、受信ストリング中、挿入されるべき桁
位置によって、桁範囲を指定し、挿入数字フィールド1
001は、実際に挿入される数字を指定する。
【0112】図15のステップ1100で起動される
と、数字修正機能342は、ステップ1102で、テー
ブル1000の特定のエントリ1001を発見しアクセ
スするために起動の一部として受信したDMI1020
を使用する。続いて機能342は、ステップ1104お
よび1106で、起動の一部として受信したストリング
に対し、アクセスしたエントリ1001によって指定さ
れる修正を実行する。続いて機能342はステップ11
08で、修正した受信ストリングを、修正要求者へ返
し、ステップ1110で終了する。
【0113】図13に戻って、機能341は、ステップ
941で、修正したストリングを受信し、ステップ91
6で、ステップ900で受信したストリングの代わりに
呼レコード271のダイヤル数字エントリ253にそれ
を格納する。
【0114】候補リーフ312の分析再開エントリ33
3が、ステップ908で決定されたDMIを含まない場
合、または、ステップ916での修正ストリングの格納
後、ストリング作用機能341は、呼に対するVNIを
計算するために、ステップ918以降に進む。機能34
1は、ステップ918で、呼の呼レコード271の「凍
結」指示子257(図3)がセットされているかどうか
チェックする。
【0115】セットされている場合、呼に対するVNI
の計算は凍結され、VNIの計算はなされず、機能34
1はステップ950以降に進む。呼レコードの「凍結」
指示子257がセットされていない場合、機能341
は、ステップ930で、受信リーフ312の結合VNI
エントリ339がセットされているかどうかを判定する
ためにこれをチェックする。
【0116】これもセットされていない場合、機能34
1は、ステップ934で、呼レコード271の呼VNI
フィールド254にリーフ312のVNIエントリ33
4の内容を格納し、その過程で、VNIフィールド25
4に以前に格納されたVNIを廃棄する。機能341は
また、ステップ946で、呼レコード271の保持スト
リング型フィールド256に、リーフ312のストリン
グ型エントリ331の内容を格納する。続いて機能34
1はステップ948へ進む。
【0117】ステップ930に戻って、候補リーフ31
2の結合VNIエントリ339がセットされている場
合、機能341は、ステップ932で、結合文法が、な
される結合を許容するかどうかをチェックする。機能3
41は、呼レコード271のネットワーク番号エントリ
252に保持されるネットワーク番号の結合文法マトリ
クス410(図8)にアクセスすることによってこのス
テップを実行する。
【0118】続いて、機能341は、受信リーフ312
のストリング型331の内容を受信ストリング型414
としてそのマトリクス410に適用し、呼レコード27
1の保持ストリング型エントリ256の内容を保持スト
リング型413としてそのマトリクス410に適用す
る。次に機能341は、マトリクス411の対応するエ
ントリ415を検査して、それが肯定または否定のいず
れの応答を含むかを判定する。
【0119】呼レコード271の保持ストリング型エン
トリ256が空である場合、このストリングは呼に対し
て受信された最初のストリングであるため、結合する相
手が存在しないため結合は常に許容されない。ステップ
932で取得される応答が否定である場合、機能341
はステップ934に進む。ステップ932で取得される
応答が肯定である場合、機能341は、ステップ940
で、呼レコード271のVNIフィールド254に格納
されたVNIを、結合VNIエントリ339によって指
定されるように受信リーフ312のVNIエントリ33
4の内容と結合する。
【0120】続いて、機能341は、ステップ942
で、呼レコード271のVNIフィールド254に、結
果のVNIを格納し、その過程でVNIフィールド25
4の以前の内容を廃棄する。機能341はまた、ステッ
プ944で、保持され、ステップ940で作成されたV
NIに付随することになる新しいストリング型を取り出
す。機能341は、ステップ932の場合のように進行
することによってこのステップを実行する。ただし、エ
ントリ415を検査する代わりに、対応するエントリ4
16にアクセスして、そこから保持ストリング型を取得
する。次に機能341は、ステップ945で、保持スト
リング型エントリ256に取り出した保持ストリング型
416を格納して、ステップ948に進む。
【0121】ステップ948で、機能341は、受信リ
ーフ312の凍結VNIエントリ338をチェックし
て、その指示子がセットされているかどうかを判定す
る。セットされている場合、以後受信されるストリング
のVNIがその呼のVNIに影響を与えないことを意味
する。従って、機能341は、ステップ949で、呼レ
コード271の「凍結」指示子257をセットし、呼V
NIエントリ254の内容が変更されないようにする。
次に機能341はステップ950に進む。受信リーフ3
12の凍結VNIエントリ338がセットされていない
場合、機能341は直接ステップ950に進む。
【0122】ステップ950で、機能341は、受信リ
ーフ312の分析再開エントリ333が、ステップ91
2〜914で取得された修正が再分析されるべきことを
示しているかどうかをチェックする。DACの場合、応
答は肯定応答である。その場合、機能341は、ステッ
プ952で、分析再開エントリ333が新しいネットワ
ーク番号を指定しているかどうかをチェックする。指定
している場合、機能341は、ステップ954で、この
新しいネットワーク番号を、呼レコード271のネット
ワーク番号フィールド252に格納する。ステップ95
4の後、または、ステップ952で新しいネットワーク
番号が指定されていない場合、機能341は、ステップ
958で、ストリング識別機能340を再起動し、修正
ストリング、新しいネットワーク番号、および、ダイヤ
リングが完了していることの指示を再び渡す。続いて機
能341は、ステップ960で、その起動ポイントに復
帰する。
【0123】数字収集が継続される新しいネットワーク
は、他のテナント内線番号方式の内の1つであることも
可能であり、また、例えば北米ネットワーク番号方式ま
たは私設ネットワーク番号方式のような外部通話に対し
て使用されるものであってもよい。
【0124】ステップ950に戻って、そこで再分析を
実行すべきでないとされた場合、機能341は、ステッ
プ970で、受信リーフ312の継続収集エントリ33
5が、直前に受信したストリングにダイヤル番号の他の
ストリングが後続することを示しているかどうかをチェ
ックする。示している場合、ネットワーク数字分析の作
業はまだ完了していないため、機能341は、ステップ
974で、パルス出力信号収集モジュール201を再起
動して、さらに数字を収集するように促す。
【0125】しかし、エントリ335が、直前に受信し
たストリングにはダイヤル番号の他のストリングが後続
しないことを示している場合、ネットワーク数字分析2
10の作業は完了しており、機能341は、ステップ9
72で、一般化経路選択220を起動し、ダイヤル数字
エントリ253に格納されている修正ダイヤル数字およ
び呼レコード271の呼VNIエントリ254を渡す。
ステップ974または972の後、機能341は、ステ
ップ976で、終了する。
【0126】一般化経路選択(GRS)220を図16
〜19に示す。GRS220のデータ構造体を図16〜
18に示す。GRS220は、図16の多次元(本実施
例では4次元)マトリクス1200および1202の対
からなる。経路マトリクス1200は、ルーティングパ
ターン番号1201からなり、機能マトリクス1202
は、機能番号1203からなる。マトリクス1200お
よび1202へのインデックスは、各マトリクス次元に
対し1要素を有する多要素インデックスである。
【0127】図16の4次元マトリクスの例では、マト
リクスインデックスは例えば、呼VNI254、時刻ル
ーティング方式1230、条件ルーティングカウント1
231、およびテナント分割1232からなる。呼VN
I254は、NDA210からGRS220によって取
得される。時刻ルーティング方式1230は従来のもの
であり、従来の時刻プログラム203(図3)からGR
S200によって取得される。
【0128】条件ルーティングカウント1231もまた
従来のものであり、ダイヤル数字への前置桁として着信
トランク16から、または、着信トランク16もしくは
端末回線15のトランク群に付随する翻訳204(図
3)から、GRS220によって取得される。テナント
分割1232も同様に従来のものであり、発呼局17ま
たは着信トランク16に付随する翻訳204からGRS
220によって取得される。呼VNI254は、2つの
マトリクス1200および1202のうちのいずれがイ
ンデックスによってアクセスされるかを決定する。任意
の所望の文脈パラメータが、多次元マトリクスの要素と
して使用可能である。
【0129】呼に対して機能マトリクス1202から取
得される機能番号1203は、起動されるべき機能モジ
ュール205(図3)のうちの1つを識別する。また
は、マトリクス1202から取得される機能番号120
3は、下記のように、ルーティングパターン番号120
1が使用される方法と同様に、機能パターンテーブルへ
のインデックスの要素としても使用可能である。
【0130】呼に対してマトリクス1200から取得さ
れるルーティングパターン番号1201は、図17の複
数のルーティングパターンテーブルのうちの1つへのポ
インタとして作用する。各ルーティングパターンテーブ
ル1300は、それぞれルーティング優先度を定義する
複数のエントリ1301を有する。ルーティング優先度
は、相対的優先度順に逐次各テーブル1300に列挙さ
れる。
【0131】以下の呼特性は例えば特定のルーティング
優先度(すなわちテーブル1300のエントリ130
1)を選択するための基準として作用する:設備制限レ
ベル(FRL)1330、テナント分割1232、ベア
ラ能力1331、市外許可1332、ISDN要求/希
望1333、およびDCS要求/希望1334。これら
の基準を満たし、呼を伝送するのに空いていて利用可能
な回路を有するという付加条件1335をも満たす、最
も高い優先度が、呼に対して選択される。
【0132】FRL1330は従来のものであり、ダイ
ヤル数字への前置桁として着信トランク16から、また
は、発信局17もしくは着信トランク16のトランク群
に付随する翻訳204(図3)から、GRS220によ
って取得される。テナント分割1232は、図16とと
もに説明したものと同一である。ベアラ能力1331も
また従来のものであり、トランク16の着信に伴うIS
DNメッセージングから、または、着信トランク16も
しくは発信局17の翻訳204からのデフォルト値とし
て、GRS220によって取得される。
【0133】市外許可1332もまた従来のものであ
り、発信局17または着信トランク16の翻訳204か
らGRS220によって取得される。ISDN設備上の
ルーティングが要求されるかまたは希望されるか133
3もまた従来の情報項目であり、発信局17の翻訳20
4からGRS220によって取得されるか、または、着
信トランク16上の呼に伴うメッセージングから導出さ
れる。
【0134】DCS要求/希望1334は、要求される
機能が、ネットワーク内の交換機間の機能透過性を備え
た設備上のルーティングを要求する分散通信機能(DC
S)であるかどうかを指定する(機能透過性の説明につ
いては、米国特許第4,488,004号参照)。その
情報は、局間発呼機能モジュールからGRSによって取
得される。最後に、回路利用可能性1335は、翻訳お
よび状態204の回線15およびトランク16状態レコ
ードから決定される。
【0135】前記の基準に基づいて呼に対して選択され
るルーティング優先度1301は、呼に対する優先経路
を定義し、呼をルーティングするためにGRS220に
よって使用される。ルーティング優先度1301の例を
図18に示す。ルーティング優先度1301は、複数の
情報フィールド1401〜1406からなる。トランク
群番号1401は、呼がルーティングされるトランク1
6の群を指定する。
【0136】送信条件1402は、呼に伴う被呼番号情
報が送信される方法(例えば、数字送信の前にポーズが
必要か、システムは数字送信の前にダイヤルトーンを聴
かなければならないか、数字はポーズによってグループ
化される必要があるか、および、各数字群はダイヤルパ
ルスによって送信されるかまたはタッチトーンパルスに
よって送信されるか)を指定する。
【0137】料金情報1403は、このトランク群に対
する無料電話番号を指定する例外のテーブルである。I
SDN送信フォーマット1404は、ISDNメッセー
ジのいずれの情報要素(IE)が相互交換呼のために使
用されるか、および、IEで送信される(CCITT仕
様に基づいた)番号の種類を指定する。または、料金情
報1403およびISDN送信情報1404は、付随す
るテーブルへのインデックスとして実現することも可能
である。
【0138】数字修正インデックス(DMI)1405
は、受信されるダイヤル番号が、送信される前に修正さ
れる方法を指定する。これは、図5のリーフ312の分
析再開エントリ333とともに説明したDMIと同等で
ある。そして、数字送信インデックス(DSI)は、呼
に対する付加数字送信基準を定義する際に数字送信24
0によって使用されるためのインデックスである。これ
は、数字送信240とともに後でさらに説明する。
【0139】一般化経路選択機能343を図19に示
す。ステップ1500で起動されると、機能343は、
ステップ1502に進み、時刻ルーティング方式123
0、条件ルーティングカウント1231、およびテナン
ト分割1232を取得する。次に、ステップ1504
で、機能343は、多次元マトリクス1200および1
202への4成分インデックスとして、呼VNI254
とともに、取得した情報を使用し、ステップ1506
で、マトリクス1200および1202のうちのアドレ
スされたほうからインデックスされたエントリ1201
または1203を取り出す。
【0140】続いて機能343は、取り出したマトリク
スエントリを検査して、それがルーティングパターン番
号1201であるかまたは機能番号1203であるかを
判定する。取り出したエントリが機能番号1203であ
る場合、機能343はステップ1540で、対応する機
能モジュール205を起動し、それへ、ステップ150
0で受信された修正ダイヤル番号を渡す。次にステップ
1542で機能343は終了する。
【0141】ステップ1507に戻って、取り出したマ
トリクスエントリがルーティングパターン番号1201
である場合、機能343は、ステップ1508に進み、
FRL1330、ベアラ能力1331、市外許可133
2、ISDN要求/希望1333、およびDCS要求/
許可1334を取得する。続いて機能343は、ステッ
プ1510で、取り出したルーティングパターン番号1
201によって指される1つのルーティングパターンテ
ーブル1300にアクセスし、ステップ1512で、ア
クセスしたパターンテーブル1300内で適合する優先
度1301を検索するために、以前に取得したテナント
分割1232とともに、取得した情報を使用する。
【0142】ステップ1514における判定で、適合優
先度1301が発見された場合、機能343は、ステッ
プ1516で、その優先度1301の回路が呼にとって
利用可能であるかどうかを判定するために、翻訳および
状態204をチェックする。利用可能な回路がない場
合、機能343は、他の適合する優先度1301を検索
するために、ステップ1512に戻る。回路が利用可能
な場合、機能343は、ステップ1518で、優先度1
301情報を取り出す。
【0143】ステップ1514に戻って、適合優先度1
301が発見されない場合、機能343は、ステップ1
520で、デフォルト優先度1301を定義する情報を
取り出す。ステップ1518または1520の後、機能
343は、ステップ1522で、取り出した優先度13
01のDMI1405をチェックして、それによって数
字修正が指定されているかどうか判定する。
【0144】DMI1405が空である場合、数字修正
は要求されておらず、機能343はステップ1530へ
進む。DMI1405が空でない場合、数字修正が要求
されているため、機能343は、ステップ1524で、
図15の数字修正機能342を起動する。起動の一部と
して、機能343は、ステップ1500で受信した修正
ダイヤル番号およびDMI1405の内容を数字修正機
能342に渡す。次に機能343は、ステップ1526
で、数字修正結果の受信を待機する。
【0145】数字修正機能342は、図15とともに説
明したように応答する。ステップ1528で、結果のダ
イヤル番号が機能343に返されると、機能343はス
テップ1530に進む。
【0146】ステップ1530で、機能343は数字送
信240を起動し、結果のダイヤル番号(ステップ15
22で付加的数字修正が指定されなかった場合はステッ
プ1500で受信した修正ダイヤル数字)および取り出
した優先度1301をパラメータとして渡す。次に機能
343はステップ1532で終了する。
【0147】数字送信240を図20〜22に示す。こ
れは、図20の送信テーブル1700および図22の数
字送信機能344からなる。送信テーブル1700は、
複数の送信エントリ1701を有し、各エントリは数字
送信情報のセットである。送信エントリ1701は、D
SI1406によってインデックスされる。送信エント
リ1701の例を図21に示す。これは、複数のフィー
ルド1801〜1808からなる。
【0148】送信番号1801は、受信した結果のダイ
ヤル番号の代わりに送信すべき番号を指定する。送信番
号1801が空の場合、受信した結果のダイヤル番号が
送信される。市外プレフィクス1802は、番号ととも
に送信すべき市外指示(例えば「1」)があれば、それ
を指定する。これはまた、市外プレフィクスが市外呼と
ともにのみ送信されるべきか、または、すべての呼とと
もに送信されるべきかをも指定する。
【0149】交換局間キャリアコード(IXC)180
3は、呼に対して、「10XXX」キャリアIDコード
があれば送信されるべきかどうかを指定する。ダイヤル
アクセスコード(DAC)1804は、DACがあれば
この呼に対して送信されるべきかどうかを指定する。D
ACはNDA210とともに前に説明した。ダイヤル終
了文字1805は、ダイヤル終了文字(例えば「#」)
が、送信番号の最後に送信されるべきかどうかを指定す
る。
【0150】各フィールド1802〜1805は、その
フィールドの情報型に対する以下のオプションをも指定
する。 ・発呼者によってダイヤルされてもその情報型を送信し
ない。 ・その情報型が発呼者によってダイヤルされなくても常
にそのフィールドの内容を送信する。 ・発呼者がその情報型をダイヤルした場合には発呼者に
よってダイヤルされた情報を送信し、そうでない場合は
そのフィールドの内容を送信する。
【0151】グループ数字1806は、送信数字のグル
ープを分離するためにポーズを使用すべきか、使用する
場合にはその長さはどの程度か、およびそのグループに
対する数字送信モード(例えばロータリまたはパルス)
を指定する。ISDNメッセージ型1807は、番号を
送信するために使用されるISDNメッセージの型を指
定する。そして、巡回クラスマーク(TCM)1808
は、呼のFRLおよび条件ルーティングカウントを反映
し、番号とともに送信される0個以上のTCMを指定す
る。
【0152】図22は、数字送信機能344の動作を示
す。ステップ1900で起動されると、機能344は、
ステップ1902で、送信テーブル1700へのインデ
ックスとして、受信した優先度1301のDSI140
6を使用し、ステップ1904で、テーブル1700か
ら、インデックスされた送信エントリ1701を取り出
す。次に機能344は、ステップ1906で、受信した
優先度1301のフィールド1401によって指定され
るトランク群に付随する翻訳および状態204を使用し
て、そのトランク群がISDNトランク群であるかどう
かを判定する。
【0153】ISDNトランク群である場合、機能34
4は、ステップ1908で、従来の方法で、優先度13
01に含まれる情報に従って呼パスを設定するために必
要なISDNメッセージを作成し、その情報フィールド
に、送信エントリ1701によって指定される情報を入
れる。次に機能344は、ステップ1910で、再び従
来の方法で、接続設定モジュール202を使用して、優
先度1301のフィールド1401によって指定される
トランク群のトランク16を通してISDNメッセージ
を送信することによって所望の呼パスを設定する。必要
な呼パスが設定されると、ワールドクラスルーティング
200の作業は完了し、機能344はステップ1930
で終了する。
【0154】ステップ1906に戻って、指定されたト
ランク群がISDNトランク群でない場合、機能344
は、ステップ1920で、数字がグループ化されている
かどうかを判定するために、取り出した送信エントリ1
701のフィールド1806をチェックする。グループ
化されている場合、機能344は、ステップ1922
で、接続設定モジュール202によって、従来の方法
で、優先度1301および送信エントリ1701に含ま
れる情報を使用することによって、第1数字グループお
よび取り出した送信エントリ1701のフィールド18
06によって指定される数字送信モードを使用して、呼
パスを設定する。次に、機能344は、ステップ192
3で、接続設定モジュール202によって、指定された
数字送信モードを使用して、取り出した送信エントリ1
701のフィールド1806によって指定される長さの
ポーズで分離される残りの数字グループを送信する。続
いて機能344は、ステップ1930で終了する。
【0155】ステップ1920に戻って、数字がグルー
プ化されていない場合、機能344は、ステップ192
4で、再び従来の方法で、優先度1301および送信エ
ントリ1701に含まれる情報を使用することによっ
て、接続設定モジュール202によって、受信した送信
エントリ1701のフィールド1806によって指定さ
れる数字送信モードを使用して呼パスを設定する。続い
て機能344は、ステップ1930で終了する。
【0156】もちろん、ここまで説明した実施例に対す
るさまざまな変更および修正が当業者には明らかであ
る。例えば、VNIをルーティングパターン番号に変換
する付加パラメータをGRSマトリクスに含めることが
できる。または、最終優先度選択を補助するために、付
加パラメータをGRSルーティングパターンテーブルに
含め、優先度に付随させることもできる。また、付加ス
トリング型およびストリング型関係に対する文法規則を
定義することができる。さらに、与えられたストリング
型に対して、複数の許容ストリング長を定義し、数字の
他に英数字およびその他の文字をストリング内で許容す
ることができる。さらに、例外ツリーの内容は主ネット
ワーク構文ツリーに組み込むことができる。
【0157】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、異
なるテナント群のメンバ間の通話が許容され所望される
場合には、その可能性を非常に単純化され、群の内線番
号方式内ではより多くの内線番号がその群のメンバに対
して利用可能となり、それによって大きな群が可能とな
る。また、発呼者は、同一の被呼者に到達するため、お
よび、異なるテナント分割に属する端末から同一の呼機
能を起動するために、異なる内線番号または異なる機能
アクセスコードをダイヤルする必要がなくなる。特に、
すべてのテナント群が同一の識別子を使用する際には、
ユーザが記憶する必要がある識別子の数は、共有テナン
トサービス装置内に存在するテナント群の数(少数)に
縮小される。また、システム管理者が、単一の管理端末
からすべてのテナント分割および内線番号方式に完全に
アクセスすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を実現する電話システムのブロ
ック図である。
【図2】図1の電話システムのネットワーク番号方式の
規約を例示するブロック図である。
【図3】図1の電話システムの交換システムのメモリの
選択された内容のブロック図である。
【図4】図3のネットワーク数字分析の構文定義データ
構造体のブロック図である。
【図5】図3のネットワーク数字分析の構文定義データ
構造体のブロック図である。
【図6】図3のネットワーク数字分析の構文定義データ
構造体のブロック図である。
【図7】図3のネットワーク数字分析の文法定義データ
構造体のブロック図である。
【図8】図3のネットワーク数字分析の文法定義データ
構造体のブロック図である。
【図9】図3のネットワーク数字分析のストリング識別
機能の流れ図である。
【図10】図3のネットワーク数字分析のストリング識
別機能の流れ図である。
【図11】図3のネットワーク数字分析のストリング識
別機能の流れ図である。
【図12】図3のネットワーク数字分析のストリング識
別機能の流れ図である。
【図13】図3のネットワーク数字分析のストリング作
用機能の流れ図である。
【図14】図3の数字修正のデータ構造体のブロック図
である。
【図15】図3の数字修正の機能の流れ図である。
【図16】図3の一般化経路選択のデータ構造体のブロ
ック図である。
【図17】図3の一般化経路選択のデータ構造体のブロ
ック図である。
【図18】図3の一般化経路選択のデータ構造体のブロ
ック図である。
【図19】図3の一般化経路選択の機能の流れ図であ
る。
【図20】図3の数字送信のデータ構造体のブロック図
である。
【図21】図3の数字送信のデータ構造体のブロック図
である。
【図22】図3の数字送信の機能の流れ図である。
【図23】図3のインタフェースの機能の流れ図であ
る。
【符号の説明】
10 交換システム 11 プロセッサ 12 メモリ 13 交換組織 14 サービス回路 15 電話回線 16 電話トランク 17 ユーザ端末 18 ネットワーク 19 テナント分割 100 ネットワーク番号方式 200 ワールドクラスルーティング(WCR) 201 パルス出力信号収集プログラムモジュール 202 接続設定プログラムモジュール 203 時刻プログラム 204 翻訳および状態 205 機能プログラムモジュール 210 ネットワーク数字分析モジュール(NDA) 211 テナント分割インタフェース 212 内部翻訳テーブル 220 一般化経路選択モジュール(GRS) 230 数字修正モジュール(DM) 240 数字送信モジュール(DS) 250 作業用メモリ部分 252 ネットワーク番号 253 ダイヤル数字 254 呼VNI 255 前受信ストリング型 256 保持ストリング型 257 凍結指示子 258 必要桁数 259 候補残留フラグ 260 長時間桁間タイマ 261 短時間桁間タイマ 262 トーン発生設備 271 呼レコード 310 ネットワークルート 311 ブランチノード 312 リーフ 320 ネットワーク構文ツリー 330 レゾリューション 331 ストリング型 332 ストリング長 333 分析再開 334 仮想節点インデックス(VNI) 335 継続収集オプション 336 トーンオプション 337 無許可呼制御設備制限レベル(UCCFRL) 338 VNI凍結オプション 339 VNI結合オプション 340 ストリング識別機能 341 ストリング作用機能 342 数字修正機能 343 一般化経路選択機能 344 数字送信機能 350 例外フォレスト 360 例外構文ツリー 400 シーケンス文法マトリクス 401 行 402 列 403 前受信ストリング型 404 次受信ストリング型 410 結合文法マトリクス 411 行 412 列 413 保持ストリング型 414 受信ストリング型 1000 テーブル 1020 受信DMI 1001 挿入数字フィールド 1010 削除桁範囲フィールド 1011 挿入桁範囲フィールド 1200 経路マトリクス 1201 ルーティングパターン番号 1202 機能マトリクス 1203 機能番号 1230 時刻ルーティング方式 1231 条件ルーティングカウント 1232 テナント分割 1300 ルーティングパターンテーブル 1301 優先度 1330 設備制限レベル(FRL) 1331 ベアラ能力 1332 市外許可 1333 ISDN要求/希望 1334 DCS要求/希望 1401 トランク群番号 1402 送信条件 1403 料金情報 1404 ISDN送信フォーマット 1405 数字修正インデックス(DMI) 1406 数字送信インデックス(DSI) 1700 送信テーブル 1701 送信エントリ 1801 送信番号 1802 市外プレフィクス 1803 交換局間キャリアコード(IXC) 1804 ダイヤルアクセスコード(DAC) 1805 ダイヤル終了文字 1806 グループ数字 1807 ISDNメッセージ型 1808 巡回クラスマーク(TCM) 2040 クラス別サービス 2041 分割番号
フロントページの続き (72)発明者 ブルース ダグラス バターフィールド アメリカ合衆国 80249 コロラド デ ンヴァー、47アヴェニュー イースト 19155 (72)発明者 デヴィッド リー シャヴェツ ジュニ ア アメリカ合衆国 80241 コロラド ノ ースグレン、イー304 レースストリー ト 12150 (72)発明者 ヘンリー チャールス ディトマー アメリカ合衆国 80030 コロラド ウ エストミンスター、ホビットレーン 10549 (72)発明者 フレデリック ロバート フィックス アメリカ合衆国 80004 コロラド ア ルヴァーダ、66アヴェニュー ウエスト 8210 (72)発明者 ラリー ジョセフ ハーデュイン アメリカ合衆国 80020 コロラド ウ エストミンスター、113プレース ウエ スト 6447 (72)発明者 ナンシー キャスリン シュミット アメリカ合衆国 80020 コロラド ブ ルームフィールド、11アヴェニュー ド ライヴ ウエスト 3173 (72)発明者 リンダ ロレーン トムソン アメリカ合衆国 80030 コロラド ウ エストミンスター、アーヴィングコート 10655 (56)参考文献 特開 昭63−191451(JP,A) 特開 昭57−104355(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 3/00 H04M 3/16 - 3/20 H04M 3/38 - 3/40 H04M 3/42 - 3/58 H04M 7/00 - 7/16 H04Q 3/54 - 3/56 H04Q 3/58 - 3/62

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のテナント群が1つの交換システム
    を共有して使用し、各テナント群が、該テナント群のメ
    ンバから受信した呼制御記号シーケンスを解釈するため
    の内線番号方式を有する、共有テナントサービス装置に
    おいて、 各テナント群の内線番号方式の相互に独立な定義を格納
    する格納手段と、 前記格納手段に格納された複数の定義のうちの1つの定
    義を識別する識別子を伴う呼制御記号シーケンスをテナ
    ント群のメンバから受信したことに応答して、該識別子
    によって識別される定義が、前記格納手段に格納されて
    いる該テナント群の内線番号方式の定義であるか否かに
    関わらず、前記識別される定義を使用して、受信した呼
    制御記号シーケンスを解釈する定義使用手段とからなる
    ことを特徴とする共有テナントサービス装置。
  2. 【請求項2】 前記定義使用手段は、前記格納手段に格
    納された複数の定義のうちの1つの定義を識別する識別
    子を伴わない呼制御記号シーケンスをテナント群のメン
    バから受信したことに応答して、該テナント群の内線番
    号方式の定義を使用して、受信した呼制御記号シーケン
    スを解釈することを特徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 前記定義使用手段は、 ネットワークダイヤルアクセスコードを伴う呼制御記号
    シーケンスをテナント群のメンバから受信したことに応
    答して、該テナント群の内線番号方式の定義を使用し
    て、受信したネットワークダイヤルアクセスコードを解
    釈し、該解釈によって識別される定義を使用して、受信
    した呼制御記号シーケンスを解釈する手段を有すること
    を特徴とする請求項1の装置。
  4. 【請求項4】 前記格納手段は、複数のデータ構造体を
    格納し、各データ構造体は、前記複数のテナント群のう
    ちのいずれかのテナント群の内線番号方式を定義する内
    容を有し、各データ構造体は相互に独立であり、 前記定義使用手段は、前記複数のデータ構造体のうちの
    1つのデータ構造体を識別する識別子を伴う呼制御記号
    シーケンスをテナント群のメンバから受信したことに応
    答して、該識別子によって識別されるデータ構造体が、
    該テナント群の内線番号方式を定義する内容を有するデ
    ータ構造体であるか否かに関わらず、前記識別されるデ
    ータ構造体の内容を使用して、受信した呼制御記号シー
    ケンスを解釈する手段を有することを特徴とする請求項
    1の装置。
  5. 【請求項5】 各データ構造体は、ネットワークダイヤ
    ルアクセスコードを含み、テナント群の内線番号方式を
    構成する記号ストリングの定義を格納し、 前記定義使用手段は、 ネットワークダイヤルアクセスコードを伴う呼制御記号
    シーケンスをテナント群のメンバから受信したことに応
    答して、該テナント群に対応するデータ構造体を使用し
    て、受信したネットワークダイヤルアクセスコードの定
    義を発見し、該受信したネットワークダイヤルアクセス
    コードに対応するデータ構造体を識別するデータ構造体
    識別手段と、 前記データ構造体識別手段によって識別されたデータ構
    造体に格納された記号ストリング定義を使用して、受信
    した呼制御記号シーケンスに含まれる記号ストリングを
    識別する手段とを有することを特徴とする請求項4の装
    置。
  6. 【請求項6】 前記格納手段は、各テナント群の内線番
    号方式ごとに別々に、内線番号方式の構文および文法を
    定義する情報を格納するデータ記憶手段を有し、 前記定義使用手段は、ネットワークダイヤルアクセスコ
    ードを伴う呼制御記号シーケンスをテナント群のメンバ
    から受信したことに応答して、該テナント群の内線番号
    方式の構文および文法を定義する情報を使用して、受信
    したネットワークダイヤルアクセスコードを構文解析す
    ることにより、ネットワークダイヤルアクセスコードを
    識別するとともに、該テナント群の内線番号方式におけ
    る該ネットワークダイヤルアクセスコードの意味を決定
    し、さらに、該ネットワークダイヤルアクセスコードの
    意味によって指定される内線番号方式の構文および文法
    を定義する情報を使用して、受信した呼制御記号シーケ
    ンスを構文解析する手段を有することを特徴とする請求
    項1の装置。
  7. 【請求項7】 前記定義使用手段は、テナント群のメン
    バから、該テナント群の内線番号方式の定義以外の内線
    番号方式の定義の識別子を伴う呼制御記号シーケンスを
    受信したことに応答して、該識別子によって識別される
    定義を使用して、受信した呼制御記号シーケンスを解釈
    することを特徴とする請求項1の装置。
  8. 【請求項8】 前記格納手段は、各テナント群の内線番
    号方式ごとに別々に、内線番号方式の構文および文法を
    定義する情報を格納するデータ記憶手段を有し、 前記定義使用手段は、ネットワークダイヤルアクセスコ
    ードを伴う呼制御記号シーケンスをテナント群のメンバ
    から受信したことに応答して、該テナント群の内線番号
    方式の構文および文法を定義する情報を使用して、受信
    したネットワークダイヤルアクセスコードを構文解析す
    ることにより、ネットワークダイヤルアクセスコードを
    識別するとともに、該テナント群の内線番号方式におけ
    る該ネットワークダイヤルアクセスコードの意味を決定
    し、さらに、該ネットワークダイヤルアクセスコードの
    意味によって指定される内線番号方式の構文および文法
    を定義する情報を使用して、受信した呼制御記号シーケ
    ンスを構文解析することにより、該受信した呼制御記号
    シーケンスを識別するとともに、該ネットワークダイヤ
    ルアクセスコードの意味によって指定される内線番号方
    式における該呼制御記号シーケンスの意味を決定する構
    文解析手段を有し、 前記装置はさらに、 前記データ記憶手段および前記構文解析手段に接続さ
    れ、決定された呼制御記号シーケンスの意味と、決定さ
    れたネットワークダイヤルアクセスコードの意味によっ
    て指定される内線番号方式の構文および文法を定義する
    情報とを使用して、呼に与えられる処理を指定する手段
    を有することを特徴とする請求項1の装置。
  9. 【請求項9】 複数のテナント群が1つの交換システム
    を共有して使用し、各テナント群が、該テナント群のメ
    ンバから受信した呼制御記号シーケンスを解釈するため
    の内線番号方式を有する、共有テナントサービス方法に
    おいて、 呼制御記号シーケンスをテナント群のメンバから受信す
    る受信ステップと、 前記呼制御記号シーケンスが、各テナント群の内線番号
    方式の相互に独立な定義を格納する格納手段に格納され
    た複数の定義のうちの1つの定義を識別する識別子を伴
    う場合、前記格納手段に格納された複数の定義のうちか
    ら、前記識別子によって識別される定義を選択する選択
    ステップと、 選択された定義が、受信した呼制御記号シーケンスの発
    信元が属するテナント群の内線番号方式の定義であるか
    否かに関わらず、前記選択された定義を使用して、該受
    信した呼制御記号シーケンスを解釈する呼制御記号シー
    ケンス解釈ステップとからなることを特徴とする共有テ
    ナントサービス方法。
  10. 【請求項10】 前記呼制御記号シーケンスが、各テナ
    ント群の内線番号方式の相互に独立な定義を格納する格
    納手段に格納された複数の定義のうちの1つの定義を識
    別する識別子を伴わない場合、前記格納手段に格納され
    た複数の定義のうちから、該テナント群の内線番号方式
    の定義を選択するステップと、 選択された定義を使用して、受信した呼制御記号シーケ
    ンスを解釈するステップとをさらに有することを特徴と
    する請求項9の方法。
  11. 【請求項11】 前記選択ステップは、前記呼制御記号
    シーケンスがネットワークダイヤルアクセスコードを伴
    う場合、前記呼制御記号シーケンスの発信元が属するテ
    ナント群の内線番号方式の定義を使用して、受信したネ
    ットワークダイヤルアクセスコードを解釈するステップ
    を有し、 前記呼制御記号シーケンス解釈ステップは、前記ネット
    ワークダイヤルアクセスコードの解釈によって識別され
    る定義を使用して、受信した呼制御記号シーケンスを解
    釈するステップを有することを特徴とする請求項9の方
    法。
  12. 【請求項12】 前記呼制御記号シーケンス解釈ステッ
    プは、テナント群のメンバから受信した呼制御記号シー
    ケンスが該テナント群の内線番号方式の定義以外の内線
    番号方式の定義の識別子を伴う場合、該識別子によって
    識別される定義を使用して、受信した呼制御記号シーケ
    ンスを解釈することを特徴とする請求項9の方法。
  13. 【請求項13】 前記格納手段は、複数のデータ構造体
    を格納し、各データ構造体は、前記複数のテナント群の
    うちのいずれかのテナント群の内線番号方式を定義する
    内容を有し、各データ構造体は相互に独立であり、 前記選択ステップは、前記呼制御記号シーケンスが前記
    複数のデータ構造体のうちの1つのデータ構造体を識別
    する識別子を伴う場合、該識別子によって識別されるデ
    ータ構造体を選択し、 前記呼制御記号シーケンス解釈ステップは、選択された
    データ構造体が、前記呼制御記号シーケンスの発信元が
    属するテナント群の内線番号方式を定義する内容を有す
    るデータ構造体であるか否かに関わらず、前記選択され
    たデータ構造体の内容を使用して、受信した呼制御記号
    シーケンスを解釈することを特徴とする請求項9の方
    法。
  14. 【請求項14】 各データ構造体は、ネットワークダイ
    ヤルアクセスコードを含み、テナント群の内線番号方式
    を構成する記号ストリングの定義を格納し、 前記選択ステップは、前記呼制御記号シーケンスがネッ
    トワークダイヤルアクセスコードを伴う場合、前記呼制
    御記号シーケンスの発信元が属するテナント群に対応す
    るデータ構造体を使用して、受信したネットワークダイ
    ヤルアクセスコードの定義を発見し、該受信したネット
    ワークダイヤルアクセスコードに対応するデータ構造体
    を識別するステップを有し、 前記呼制御記号シーケンス解釈ステップは、識別された
    データ構造体に格納された記号ストリング定義を使用し
    て、受信した呼制御記号シーケンスに含まれる記号スト
    リングを識別するステップを有することを特徴とする請
    求項13の方法。
  15. 【請求項15】 前記格納手段は、各テナント群の内線
    番号方式ごとに別々に、内線番号方式の構文および文法
    を定義する情報を格納するデータ記憶手段を有し、 前記選択ステップは、前記呼制御記号シーケンスがネッ
    トワークダイヤルアクセスコードを伴う場合、 前記データ記憶手段から、前記呼制御記号シーケンスの
    発信元が属するテナント群の内線番号方式の構文および
    文法を定義する情報を選択する第1選択ステップと、 前記第1選択ステップで選択された情報を使用して、受
    信したネットワークダイヤルアクセスコードを構文解析
    することにより、ネットワークダイヤルアクセスコード
    を識別するとともに、該テナント群の内線番号方式にお
    ける該ネットワークダイヤルアクセスコードの意味を決
    定するステップとを有し、 前記呼制御記号シーケンス解釈ステップは、 該ネットワークダイヤルアクセスコードの意味によって
    指定される内線番号方式の構文および文法を定義する情
    報を選択する第2選択ステップと、 前記第2選択ステップで選択された情報を使用して、受
    信した呼制御記号シーケンスを構文解析するステップと
    を有することを特徴とする請求項9の方法。
  16. 【請求項16】 前記呼制御記号シーケンス解釈ステッ
    プの解釈によって指定される呼処理を提供する呼処理ス
    テップをさらに有することを特徴とする請求項9の方
    法。
  17. 【請求項17】 前記呼処理ステップは、 呼に対して、前記呼制御記号シーケンス解釈ステップの
    解釈によって指定される経路を設定するステップと、 呼に対して、前記呼制御記号シーケンス解釈ステップの
    解釈によって指定される機能を起動するステップとのう
    ちの少なくとも1つのステップからなることを特徴とす
    る請求項16の方法。
  18. 【請求項18】 前記格納手段は、各テナント群の内線
    番号方式ごとに別々に、内線番号方式の構文および文法
    を定義する情報を格納するデータ記憶手段を有し、 前記選択ステップは、前記呼制御記号シーケンスがネッ
    トワークダイヤルアクセスコードを伴う場合、 前記データ記憶手段から、前記呼制御記号シーケンスの
    発信元が属するテナント群の内線番号方式の構文および
    文法を定義する情報を選択する第1選択ステップと、 前記第1選択ステップで選択された情報を使用して、受
    信したネットワークダイヤルアクセスコードを構文解析
    することにより、ネットワークダイヤルアクセスコード
    を識別するとともに、該テナント群の内線番号方式にお
    ける該ネットワークダイヤルアクセスコードの意味を決
    定するステップとを有し、 前記呼制御記号シーケンス解釈ステップは、 該ネットワークダイヤルアクセスコードの意味によって
    指定される内線番号方式の構文および文法を定義する情
    報を選択する第2選択ステップと、 前記第2選択ステップで選択された情報を使用して、受
    信した呼制御記号シーケンスを構文解析することによ
    り、該受信した呼制御記号シーケンスを識別するととも
    に、該ネットワークダイヤルアクセスコードの意味によ
    って指定される内線番号方式における該呼制御記号シー
    ケンスの意味を決定するステップとを有し、 前記方法はさらに、 決定された呼制御記号シーケンスの意味と、決定された
    ネットワークダイヤルアクセスコードの意味によって指
    定される内線番号方式の構文および文法を定義する情報
    とを使用して、呼に与えられる処理を指定するステップ
    を有することを特徴とする請求項9の方法。
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