JP2789054B2 - フィルムパトローネ及びその作成方法 - Google Patents

フィルムパトローネ及びその作成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は巻回した写真ロールフィルムを内填しカメラ
に装填するフィルムパトローネ及びその作成方法に関す
る。
〔従来の技術〕
従来のフィルムパトローネは、円筒周面上にフィルム
引出し口のトンネルスリットを形成する円筒形に整形さ
れたパトローネ外筒と、フィルム巻軸の両側にフランジ
を備えこのパトローネ外筒に内挿されるスプールと、パ
トローネ外筒の両端に冠着し上記スプールの両側軸部を
軸支するキャップとから構成される。
また、スプールに巻回されるロールフィルムは、フィ
ルム識別記号等の焼込み、定尺が行われ、その末端部が
接着紙または係止機構によってスプールの巻軸に係止さ
れる。フィルムをスプールにσ型に巻回したスクロール
は前記パトローネ外筒の筒軸に沿って挿入され、該フィ
ルムの先端部を遮光テレンプを内貼した前記トンネルス
リットから外部へ覗かせた状態で内填され、キャッピン
グしてフィルムパトローネが完成される。この覗かせた
フィルム先端部は舌片と称される。
このタイプのフィルムパトローネの光密性はキャップ
を冠着することによって完成されることに特徴があり、
冠型と称することができる。
また該トンネルスリット部分の内側には一対の遮光テ
レンプ条片が予め別途に貼付される。
更に冠型フィルムパトローネに設けられる舌片は、撮
影の用に供しえないロスであり、またσ型に巻回された
フィルムのパトローネ外筒への内填操作を複雑にし、更
に巻癖のついた舌片をカメラのフィルムレールに宛いカ
メラに装填するのは面倒な操作である。
また、撮り終えたフィルムは舌片までパトローネ内に
引込んで取出されるので現像に際しては、舌片取出しに
特別の用具を用いるか或はパトローネの分解、破壊の手
数を要する。
これらの冠型フィルムパトローネの不都合に対して、
2つの莢片を接合してパトローネ莢体を形成し、フィル
ムを巻回したスクロールを舌片を出すことなく内填する
方式のフィルムパトローネが提案されている(米国特許
4,832,275号、同4,834,306号、同4,846,418号、同4,84
8,693号)。
前記提案技術ではフィルムパトローネから安全、確実
に舌片を取出すことが必須条件となる。しかし舌片取出
にはパトローネ内にそれなりの機構を導入する必要があ
り、前記冠型ではその余地がなく殆ど不可能と思われ、
パトローネ内部が開放され工作の手が入れられる形態が
便利である。即ち莢片を接合して莢体(パトローネシェ
ル)を形成する形態、その特徴を捉えて莢型と称すれ
ば、舌片を出さない舌片巻込み方式には莢型フィルムパ
トローネが適当である。
例えば前記米国特許4,834,306号には、フランジに代
えて弾性ディスクを有するスプールを用いたスクロール
を、内部にフィルムの繰出し部材を設けたパトローネシ
ェルに内填しており、同4,832,275号、同4,846,418号に
おいてもフィルム繰出しに好都合な繰出部材を内設し、
その他の補助部材、機構を加えてスクロールを封じた莢
型フィルムパトローネである。
この形状のパトローネを作成するには、フィルムの定
尺、識別記号の焼込み等の定常的フィルム加工工程を経
て、前記のスプールに該フィルムを巻回してスクロール
とし、ディスク、リング等のスクロール形成部材を装着
し、該スクロールを莢片の1つに装填し、他の莢片を接
着又は熔着する作成手順となる。
前記したような莢型フィルムパトローネの作成方法に
おいては、フィルムの加工工程は従来通り行えるにして
も、冠型においてはフランジを有するスプールにフィル
ムを巻回したスクロールとパトローネシェル及びキャッ
プの三者の組立てで足りた工程が、スクロールへのディ
スク或はリング等を装着する工程が加わり、フィルムパ
トローネの組立工程で取扱われる部品の数が増え従って
その供給手段が増え、またスクロールの莢片への装填、
莢片を接着、熔着等の手段を用いて接合しパトローネ莢
体を作成する冠型とは異種の工程が生ずるので、部品数
の減少を図ると共に、供給手段の配置、部品の混交防
止、作業面積の効率化等、作業性、生産性の面から新た
な作業手順、作業部署の配置、更に危険防止に工夫を要
する。
(発明の目的) 本発明の目的は; (1)組立工程において部品数の少い莢型フィルムパト
ローネを提供することにあり、また (2)生産性、安全性、作業性のよいフィルムパトロー
ネの作成方法を提供することにある。
(発明の構成) 前記した本発明の目的は; (1)蝶番によって連結された少くとも2箇のパトロー
ネ莢片を接合して1体化成形されるパトローネ莢体にお
いて、前記少くとも2箇のパトローネ莢片に夫々相互の
嵌合部を有し、1体化成形によって、パトローネ莢体の
フィルムの繰出し、繰込みの用に供するトンネルスリッ
トを形成すると共に、内填されるスクロールと係合して
パトローネ莢体内を光密ならしめることを特徴とするフ
ィルムパトローネ、及び (2)前記フィルムパトローネの作成工程が、フィルム
加工工程並びにスクロール組立工程、パトローネ莢体組
立工程及び従続作業工程からなり、スクロール組立、パ
トローネ莢体組立及び従続作業を、それらの用に供する
チャッキング手段を設えた巡回移送手段を間欠巡行させ
る停止の間に、各組立、作業位置において同期して夫々
に施すことを特徴とするフィルムパトローネの作成方法
によって達成される。
本発明の実施態様において、少くとも2箇の莢片は蝶
番によって連結された内部を開腹、展開できるパトロー
ネ莢体となっているが、蝶番機構は組立部署に供給され
る際連結された状態が保たれれば充分であり、その態様
は任意である。
また莢片の相互の夫々の嵌合部、例えば嵌合突起と嵌
合溝には嵌合によるフック機能を与えておくことが好ま
しい。
また本発明に係るスプールにはフランジを設けてもよ
い。
更にパトローネ莢体のスプール軸支孔面に、リング状
突起を設け、スプール軸にこのリング状突起を遊嵌する
リング状溝を設け、光密性を上げると共に、スプールの
軸方向へのぶれを抑える機能を与えてもよい。
またパトローネ莢体内に設けるフィルム繰出し部材に
は前記した米国特許に開示された部材を活用してもよ
い。
次に第1図に本発明に係るパトローネ莢体の1例を示
した。同図(a)は展開斜視図であり、同図(b)は側
面図である。
11は莢片、12はこれに嵌合する莢片、21は嵌合溝、22
は21に嵌合する嵌合突起であり、嵌合によるフック機能
が与えられている。
31、32は1体化成形された時にトンネルスリットを形
成する。4は蝶番である。52はフィルム繰出し部材であ
る。6はスプールの軸支孔、61、62は軸支面である。
前記軸支面にはスプール軸7に設けたリング状溝71へ
遊嵌されるリング状突起63を設けることができる。第2
図にその1例をスプール軸を含む平面による断面図によ
って示した。
次に第3図に本発明のフィルムパトローネ作成工程を
パートネックワーク図で示した。本発明の作成工程はチ
ャッキング手段(以後チャックと略称)を設けた巡回移
送手段(以後巡回系と称す)上で平行的に繰返し行われ
るので所謂梯子式ネットワークで示される。
本発明においては、直列的なフィルム加工工程、即ち
断裁済フィルム元巻からのフィルム供給、フィルム接
合、識別記号の焼込み、定尺、該加工済フィルムのスプ
ールへの巻取工程の末端に、前記巡回的なスクロール組
立、パトローネ莢体組立及び従続作業(例えば使用書添
付、箱詰、搬出等)が接続する。
尚従続作業は、作業場、人員等の関係からスクロール
組立、パトローネ莢体組立とは時系列的に切断されてい
てもよい。
第3図において、ネットワークの第1ラインはフィル
ム加工工程、第2ラインはチャック(1)で行われるス
クロール組立工程、第3ラインはチャック(2)で行わ
れるパトローネ莢体組立工程、第4ラインはチャック
(3)で行われる従続作業を表す。本発明においてフィ
ルムパトローネ作成工程を4つに大別したのでラインは
4本となる。
加工対象品No.1(以後加工対象品はNo.で示す)がフ
ィルム加工ジョブ(11〜12)を終えて供給手段でダミー
(D12)の表す時間内にスクロール組立を行うチャック
(1)の部署に供給され、巡回系の間欠巡行停止の間に
ジョブ(21〜22)で組立を行い、巡行移行ダミー
(D23)でパトローネ莢体組立を行うチャック(2)部
署に移送され、間欠巡行停止中既に始まろうとしている
前記ジョブ(21〜22)と同期してジョブ(31〜32)で組
立を行い、巡行移行ダミー(D34)で従続作業を行うチ
ャック(3)部署に移送され従続作業が施される。
本発明においてはNo.1を載置した巡回系の部位はジョ
ブ(41〜42)の終了と共にチャック(1)の部署に巡行
復帰する。即ちジョブ(21〜22)−ダミー(D23)−ジ
ョブ(31〜32)−ダミー(D34)−ジョブ(41〜42)は
巡回系の1巡を表す。巡回系の他の部位も同様である。
尚本発明については同期加工終了を必須条件とするの
で、場所その他の要因で単巡回系で同期を保つことが困
難な場合には作業内容を細分して同期性を保つか或いは
複数系の巡回系としてもよい。
前記ネットワークにおいて、ジョブは巡回系の間欠巡
行停止を意味し、ダミーD23、D34は巡行移行を意味す
る。また第2、3ラインのダミーd2、d3はネットワーク
の混乱を防ぐため設けたものである。例えばダミーd2
d3を省略すると、第4ラインのチャック(3)によるN
o.1に対するジョブ(41〜42)が、No.1に対するジョブ
(21〜22)、(31〜32)及びNo.1とは本来無関係に進行
すべきNo.2に対するジョブ(12〜13)、(22〜23)の終
了を待たないと着手できないことになり、作業内容を表
しえないことになる。
また作業効率或は危険防止のため、各チャック位置
は、供給手段の構造について或は、人間工学的に充分考
慮して配置される。
(発明の効果) 本発明の莢型フィルムパトローネは、組立工程で取扱
う部品数が少くかつ組立が簡単であるので生産効率を上
げることができる。
また本発明の同期、平行して行う作成方法によれば同
期を前提に作業を細分し平行加工を行うことができるの
で定常化した流れにおいて作成工程の短縮を図ることが
できる。
更に各作業部署を余裕をもって独立させることができ
るので、莢体1体化成形に熔着手段を取入れても充分安
全を見積った配置を考えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るパトローネ莢体の1例の展開斜視
図及び側面図である。 第2図は遊嵌構造をもつスプールと軸支面の1例の断面
図である。 第3図は本発明のフィルムパトローネ作成方法を説明す
るための梯子式パートネットワーク図である。 11及び12……莢片 21及び22……莢片嵌合部 31及び32……トンネルスリット形成部 4……蝶番 52……フィルム繰出し部材 6……スプール軸の軸支孔 61及び62……軸支面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 真一郎 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 審査官 木村 敏康 (56)参考文献 特開 平1−287670(JP,A) 特開 昭63−243938(JP,A) 特開 昭63−74869(JP,A) 実開 昭61−193452(JP,U) 実開 昭63−11634(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蝶番によって連結された少くとも2箇のパ
    トローネ莢片を接合して1体化成形されるパトローネ莢
    体において、前記少くとも2箇のパトローネ莢片に夫々
    相互の嵌合部を有し、1体化成形によって、パトローネ
    莢体のフィルムの繰出し、繰込みの用に供するトンネル
    スリットを形成すると共に、内填されるスクロールと係
    合してパトローネ莢体内を光密ならしめることを特徴と
    するフィルムパトローネ。
  2. 【請求項2】前記フィルムパトローネの作成工程が、フ
    ィルム加工工程並びにスクロール組立工程、パトローネ
    莢体組立工程及び従続作業工程からなり、スクロール組
    立、パトローネ莢体組立及び従続作業を、それらの用に
    供するチャッキング手段を設えた巡回移送手段を間欠巡
    行させる停止の間に、各組立、作業位置において同期し
    て夫々に施すことを特徴とするフィルムパトローネの作
    成方法。
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