JP2784630B2 - 塗装方法 - Google Patents
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Description
て好適な塗装方法に関する。
行うに際して、素地調整は塗膜の性能を支配する最も重
要な因子で、その寄与率は50%を超えるといわれてい
る。しかし同時に最も費用のかかる工程でもある。
整がどれくらい丁寧に行われた否か解らないので、まず
塗装処理設計時に最適の素地調整のグレードを決めるこ
とが肝要である。
うに十分管理された施工を実施し、最後に実際に塗装す
る前にその状態を検査することが塗装処理前の最大の要
点となる。
することが大切である。特に施工時の気象(気温、湿
度、天候)、正しい塗膜厚の維持等が重要である。
様があるが、旧塗膜の状態は一様でないため、種々の角
度から検討しなければならない。
な塗膜調査をした上で、塗装系を選定する。特に旧塗膜
系と違う塗装系を採用するときは選定された塗料の特性
を十分に把握しておくことか必要である。
物への重防食塗装を行っている分野の塗装作業者には認
識され実行されてきたが、建築物塗装、特に、戸建塗装
に関しては、その重要性の認識が欠けているのが実情で
ある。即ち、ごみや海塩の付着及びカビ発生による塗膜
汚れ等の上に再塗装しているのが実情である。
着しつつあるが、高圧ジェットにより付着物を剥離する
のみで、カビの根絶やしがなされないままになっている
場合も多々ある。
ている場合もあるが、市販されている次亜鉛素酸ソーダ
等を用いることが主体で、塗装作業者自体や近隣からク
レームも発生している。尚、カビ以外の汚れに関しては
手付かずの状態である。
鑑みてなされたものであり、建造物等の躯体及び素地を
傷めることなく安全で且つ短時間で汚れ(塵埃、鉄さ
び、エフロレッセンス、手あか、油脂等)を除去でき、
かつ、菌類や蘚苔類の繁殖のために通常の洗浄方法では
除去できない状態を解決し、防塵性、帯電防止性をも有
する良好な仕上げ状態を得ることのできる塗装方法を提
供することを目的とする。
生物処理、汚染物質処理及び汚染現象処理からなる塗装
前処理工程と、抗菌剤及び防塵・帯電防止剤を含有する
塗料を塗布する塗装本処理工程とを含むものであって、
前記塗料は、抗菌剤として3,6−ジクロロピリダジン
とパラクロロメタキシレノールの反応生成物を、防塵・
帯電防止剤としてアルキルベンゼンスルホン酸トリアル
キル錫塩を含むものである。
イド類、芳香性物質、界面活性剤が配合された無機系塩
素化合物である。
理に用いる薬剤は、植物の含有物及び構成成分から派生
した成分を含む洗浄剤である。
の微生物処理は、美観を損ない、かつ、塗膜の劣化を促
進する微生物を完全に根絶やしにすることを目標とす
る。
等が素地に残存した場合、増殖し塗膜を傷めることか
ら、このような状態を解消するためである。
機能に対して働きかけて積極的に死滅させる作用をもつ
ものを利用する。
質の漏洩、原形質溶解、リン脂質との反応による溶菌を
行う (ロ) 酸化的リン酸化における脱共役によりプロトン
駆動力を崩壊する (ハ) 親油性のK+ 複合体を形成し、ミトコンドリア
膜を造過、酸、アミノ酸の能動輸送の阻害により死滅さ
せる (ニ) H+ を細胞内に、その代りにNa+ やK+ が電
気的中性を保つように細胞外に排出させ死滅させる (ホ) 細胞成分である酸素タンパク質、核タンパク質
のSH基に対して、酸化を行い溶菌、死滅させる
触させ、微生物の細胞膜損傷等を惹起し即効性良く即死
させるものである。
理工程の汚染物処理、汚染現象処理は概略以下の通りで
ある。
図された型に対して、何か不都合とみなされたり、人に
不愉快に感じられたりする視覚的現象」と定める。
下地処理の程度に差があり、錆、土砂、微生物等の処理
程度が不良であれば、全く防錆性能や付着性を失うこと
もあるので、塗料と下地処理との関連をよく把握する必
要がある。
装下地の耐食性、付着性を向上し、加工付加価値を高く
することである。
分けられる。ここに、固体汚れは、微細な土砂、綿ぼこ
り、炭素粒子(すす)、ふけ、昆虫の死体等の塵埃と微
生物とである。また、液体汚れは、炭化水素、グリセリ
ド、タール、微生物分泌物等がある。
ず汚れの原因となる物質、例えば、塵埃等が物の表面に
接近、接触する「接触のメカニズム」と、その汚れ物質
が落ちないで保持されている「保持のメカニズム」とに
より成立している。従って、汚れの除去というのは適当
な手段で汚れ物質を基質より分離させればよいことを意
味する。以下、接触のメカニズム及び保持のメカニズム
について詳述する。
ニズムと、化学的及び生物的なメカニズムとに分類され
る。
ては、 (i) 結露によるしみ (ii) 雨漏り、はね上り、濡れ手で触る (iii) 蒸気がかかる (iv) 石油、アルコール、酸、アルカリ、硫化物等の
液体がかかる (V) 火が触れる (Vi) 熱を受ける (Vii) 光が照射する (Viii) ねずみ等のかじり傷 (ix) 微生物が繁茂する (X) ツタ等の植物による 等を挙げることができる。
る。
一般的にいえば比較的取れ易いものである。即ち、汚れ
というものは生きており、“乗っている”状態から、日
が経つにつれて“吸い付いている”状態になり、さら
に、素材に“吸い込まれ”たり、素材を“侵し”たりす
るようになる。このため、洗浄のタイミングが重要であ
る。
吸いこんでいる(ii)べたついている、固まっている(ii
i) 微生物が生える、微生物が腐る(iv)侵される、艶が
なくなる、傷が付く、こげる、剥離する(v) 変色、退色
等を挙げることができる。
除去のメカニズムについて説明する。
洗いする(iii) 洗剤で洗う(iv)薬品で除去する(v) 物理
的手段による等の5段階がある。
み、(ii)は、水拭き・水洗等を含み、(iii) は洗剤を用
いて洗う、拭く、こする等の物理的手段をも併用して汚
れを除去するものである。(iv)は、漂白剤で漂白した
り、酸、アルカリ等の特殊な薬品を用いる場合を含み、
(V) は、やすり,クレンザー等で削り取る場合も意味し
ている。
を行う洗浄剤を対象とする。
した後、基質から汚れを離脱させて取り除くものであ
る。
し、従って、固体汚れの離脱を行うにはエネルギーが必
要である。即ち、基質に汚れが付着している部分では基
質/汚れ界面が生じている反面、基質/水界面や汚れ/
水界面がないため、全体として界面エネルギーが減少し
安定化しているので、この減少エネルギー分以上のエネ
ルギーを与えてやらないと汚れは基質から離れてこな
い。
使われるのが機械的、物理的エネルギーであり、洗濯機
の水流や、超音波又は水圧ジェットでたたく、振る、こ
するという動作等がこのエネルギーを生みだす役割を果
たしている。
だけ少ないエネルギーで汚れが落ちるようにすることだ
と考え、かつ、植物の抽出物、熱分解生成物、熱水可溶
物が、植物のエネルギー集大成であり、現在利用されて
いる水/界面活性剤型、水/アルカリ型(水酸化ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等)、水/酸
型(硫酸、硝酸、シュウ酸、クエン酸等)、水/漂白剤
型(次亜塩素酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム等)、水
/酵素型(プロテアーゼ、アルカリセルラーゼ、リパー
ゼ等)、水/キレート剤(EDTA、クエン酸ナトリウ
ム塩等)に比し、遜色ないことをつきとめた。
有し、通常使われている塩酸、硫酸等の酸や、各種界面
活性剤の特徴を有しているものと考えられる。
分によってポテンシャルエネルギー曲線を変化させ、そ
の曲線の山の高さをできるだけ小さくすることにある。
また、本発明品はイオン性としては界面活性剤の陰イオ
ン性界面活性剤と同様であり、汚れと基質の表面電位を
大きくすることによって効果が上るものと考えられる。
が基質の固体表面に付着する逆の過程である。従って、
液体汚れの除去は、通常は変形を受けいわゆるローリン
グアップの過程を経て基質から除去される。この場合、
界面張力が重要な因子となると考えられる。
がしみ込んでいる現象があるが、汚れ粒子がゲル構造に
とじ込められている状態なので、本発明品はゲル構造を
破壊して汚れを基質より追い出す、即ち、本発明品は乳
化、分散、可溶化等の作用で汚れを落としている。
の洗浄剤として以下に述べるバイブロー品を用いる。
duct)の意味である。
ド類を生産する過程で生ずる副産物である。
ム、マグネシウム、鉄、マンガン、シリカ等を溶解する
有機酸、カルボニル化合物を多く含むとともに、微生物
に対して殺菌効果を有するフェノール類、塩基性成分、
油汚れに対して効果があるアルコール類が含まれてい
る。従って、かかる副産物を利用することにより、無機
酸である塩酸、硫酸と同様の洗浄効果を得ることがで
き、材質によっては利用される化学合成有機酸(蟻酸、
シュウ酸、クエン酸等)単品と違い混合品であるため特
有の効果がある。
ン酸、酪酸、イソ酪酸、バレリアン酸、イソバレリアン
酸、クロトレ酸、イリカプロン酸、チグリン酸、エナン
ト酸、レブリン酸、シュウ酸、コハク酸、マロン酸、没
食子酸
ヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、イソ
ブチルアルデヒド、ブチルアルデヒド、バレルアルデヒ
ド、イソバレルアルデヒド、グリオキサール、アクロレ
イン、クロトンアルデヒド、フルフラール、5−ヒドロ
キシメチルフルフラール、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルブチルケトン、メチルイソプロピルケトン、
メチルブチルケトン、ジアセチル、メチルシクロペンテ
ノン、メチルシクロペンテロン
m,p−クレゾール、2,4−及び3,5−キシレノー
ル、4−エチル−及び−4プロピルフェノール、グアヤ
コール、クレオゾール、4−エチール−及び4−プロピ
ル−グアヤコール、ピロガロール、カテコール、5−メ
チルピロガロール、5−エチルピロガロール−及び5−
プロピルピロガロール−1,3−ジメチルエーテル、4
−メチル,4−エチル及び4−プロピルカテコール
ノール、プロパノール、イソプロパノール、アリルアル
コール、イソブチルアルコール、イソアルミアルコール
アミン、ジメチルアミン、ピリジン、メチルピリジン、
トリメチルアミン、シメチルピリジン
トール、マルトール、有機酸メチルエステル、ベラトロ
ール、4−メチル、4−エチル−及び4−プロピルベラ
トロール、3,4−ベンズピレン、1,2,5,6−ジ
メンズアントラセン、20−メチルコランスレン、α−
ヒドロキシ−γ−バレローラクトン、タンニン
なる蟻酸、酢酸、シュウ酸等を含むとともに、腐食環境
に必要な腐食抑制剤の効果をもつタンニン、ピリジン、
グルコース、フラクトース、マンノース、アロカロイ
ド、アルデヒドが多く含まれているため、腐食生成物や
スケール成分を溶解・分散させるが、後述するように金
属母材には腐食が生じないことが特長である。
能も有する。
るフェノール成分である。化学的には、複合型タンニン
と加水分解型タンニンの二つに分類される。
混合物で、酸による加水分解に強く抵抗し、むしろ重合
を受けて不溶性の無晶形物質フロバフェンに変化する。
よって炭水化物(通常グルコース)と没食子酸又はその
関連化合物とに加水分解される一群で、加水分解の際、
主として没食子酸を生ずるのをガロ・タンニンと称し、
没食子酸の他にエラーグ酸を与えるものをエラーグタン
ニンと称する。
ン鉄という不溶性の無晶形物質を形成し、鉄を腐食させ
る因子を阻害する。即ち、鉄母材とタンニンは、反応し
て鉄母材表面に強固な防食皮膜を形成する。この防食皮
膜生成メカニズムを利用して、以前はボイラの清缶剤と
して茶葉を入れ防食したものである。
れる3,6−ジクロロピリダジンとパラクロロメタキシ
レノールの反応生成物からなる抗菌剤による抗菌メカニ
ズムについて説明する。
を抑制・阻止する薬剤をいう。細胞膜に対して直接阻害
作用はなく静菌的作用であり、また、忌避効果を有し、
生物汚染を防止することから忌避剤ともいわれる。
る。
行い増殖を停止する (ロ) 細胞膜に対してアロトンの流れを阻害し、傷害
を与える (ハ) 核酸合膜に対しては、結合障害を惹起する (ニ) 蛋白質合成に関しては、リポソームサブユニッ
ト等に作用して蛋白質合成を阻害する (ホ) 薬酸合成あるいは利用に対して阻害する
の細胞分裂ができないままに、微生物は寿命により死滅
する。
れる防塵・帯電防止剤による防塵性、帯電防止性につい
て説明する。
気絶縁性に優れる反面、疎水性であるため表面に静電気
を帯び易く、一度帯電するとその電荷は逃げにくく、樹
脂の生産、加工、使用の各場面で種々の静電気障害を起
こす。
ために活躍するのがある種の金属や疎水基と親水基をバ
ランスよく有している界面活性剤である。
一般に表面固有抵抗値が1014〜1017(Ω)と高く、
従って、塗膜表面には汚れが付着し易くなる。塗膜表面
の塵埃付着の原因として静電気による吸収が大半という
見解もある。
ベンゼンスルホン酸トリアルキル錫塩により、現実に塗
膜表面の表面固有抵抗値を1012(Ω)以下にすれば帯
電しにくくなり、塵埃の付着は無くなる。
る。
が一般に使用され始めているが、塩素臭の発生と局所刺
激性が問題視されている。本発明者が、その欠点を改良
し使用し易くしたのが本発明の微生物処理剤である。
浴室等カビの発生している箇所全てに使用できる。使用
方法も噴霧法、浸漬法、拭擦法等種々の方法を採用でき
る。
使い易いことが前提で、二次害を発生させないことも重
要である。また、植栽や池の魚介類にも影響ないことも
要求される。
ンモニウム塩系、金属系、有機塩素系、過酸化物系、有
機窒素・硫黄系、有機ブロム系、有機窒素系等は利用し
にくい。
系、有機硫黄系、石灰硫黄合剤、ヒダントイン系、グア
ニジン系、トリアジン系、銅剤、尿素系、農業用抗生物
質、有機スズ系等も効果は認められるが密集地で使用は
できない。
浄剤は、汚れ成分を除去する目的であれば多く存在する
が、建築構造物の材質及び使用場所から厳しい条件が付
帯する。
現象等は、塩化水素酸と煮化水素酸又は酸性弗化アンモ
ニウムの混合物であれば容易に除去できる。
ウムはガラスを溶解する力をも有する。従って、近隣に
配慮して養生シートを施したにしても、洗浄する建築物
のガラスを保護する手立てが必要となる。コストを考え
なければ防御方法を取ることは可能である。
が必要である。勿論、現在廊下清掃に使用者が知らずに
弗化水素酸を使用している場合もある。しかし、建築物
外壁等の洗浄に危険な毒物を使用することはできない。
トリウム、界面活性剤等が利用し得るが、交通の頻繁な
場所ではその対策に困難さを伴う。
剤ともいわれるリン酸塩、スルファミン酸塩、EDTA
を代表とするキレート剤等があるが、使用条件から使い
勝手が悪いものである。
剤、クエン酸、脂肪酸等を成分とした洗浄剤も開発され
てきているがコスト的に難がある。
過程で、バイブロー品が洗浄効果を得ることを発見し追
求した結果、人畜無害の洗浄剤を開発した。即ち、植物
の抽出物、熱分解生成物、熱水可溶物には、有機酸類、
ラクトン類、アルコール類、エステル類、アルデヒド及
びその誘導体、ケトン類、糖類、塩基類、炭化水素、フ
ラン類等%オーダ含有物が50種類、ppmオーダ含有
物になると200種に及ぶ成分が含まれていて、汚れ成
分との反応も化学合成品の組合せ品に匹敵することを見
い出した。
場合、金属に対して防食剤を添加する必要があるが、植
物の抽出物等には金属と反応して防食被膜を形成するタ
ンニン等が含まれていて現実に寄与することも追認し
た。
の内外塗料としては水系塗料が中心になっている。しか
し、水系塗料は分散媒として水を使用しているので、塗
料中の増粘剤、乳化剤、可塑剤を栄養とする微生物が繁
殖する。また、塗装後に塗膜にもカビが発生しやすい状
態である。従って、塗料メーカーは塗料製造時及び塗装
後の塗膜にカビが繁殖しない様に防カビ剤を添加して防
カビ塗料として上市してきている。
系、ニトリル系、イソチアゾリン系、ハロアリルスルホ
ン系、ヨートプロパギル系、ベンゾチアゾール系、フェ
ノール系、有機スズ系、アダマンタン系、ピリジン系、
N−ハロアルキルチオ系、オキシキリノリン系、第4級
アンモニウム塩系、トリアジン系、チアジアジン系、ア
ニリド系、ジオチカーバイト系、ブロム系等が挙げられ
るが、効果面において水に溶解して微生物に作用する薬
品ばかりである。
カビ性能も当然存続すべきであると考え、抗菌剤として
非発揮性で難溶性の特長をもつ3,6−ジクロロピリダ
ジン−パラクロロメタキシレンの反応生成物が最適と考
えた。
理工程及び塗装本処理工程について詳述する。
新設する場合の防カビ、防汚に好適な塗装方法と、既設
の建屋等の塗替の場合の防カビ、防汚に好適な塗装方法
とを開発した。
ビ防汚塗装方法について説明する。
建屋等の被塗面に付着した塵埃、その他の異物を除去す
る。塗料としては素地含水率9%以下で素地表面強度5
kg/cm2 を要求する塗料もある。また、素地調査にシー
ラー塗布を要求する塗料もある。塗料の原料成分及び目
的に応じて塗布量(kg/m2 )、塗装回数、塗装方法を対
応させる必要がある。
塗膜形成要素、溶剤、塗料用顔料及び補助材料からなる
ものであれば種々のものを使用できる。但し、抗菌剤で
ある3,6−ジクロロピリダジンとパラクロロメタキシ
レノールの反応生成物の性質上、塗料ベースがカチオン
であれば凝集反応を呈し塗膜面が均一にならないので避
ける必要がある。
リル樹脂塗料と同一効果を得るためには抗菌剤の添加量
を3倍量増加する必要がある。油性塗料,繊維素誘導体
塗料,フェノール樹脂塗料,アルキッド樹脂塗料,アミ
ノアルキッド樹脂塗料,塩化ビニル樹脂塗料,シリコー
ン樹脂塗料,フッ素樹脂塗料,不飽和樹脂塗料,エポキ
シ樹脂塗料,エマルジョン塗料,水溶性樹脂塗料,粉体
塗料,さび止め塗料等に添加することが出来る。
とパラクロロメタキシレノールの反応生成物は、抗菌ス
ペクトルが広く、日本食品分析センターでの試験結果で
はカビ、細菌、酵母に関して15属268種に有効であ
り、藻類蘚苔類に対しても低濃度で増殖機能が消失して
いる。
非揮発性のため、塗料組成物全重量の0.2〜3.0重
量%で効果が期待できる(特許第1460759号、第
1407879号、特開昭63−101304号、特開
昭63−101305号:出願人斉藤徳夫)。
ンゼンスルホン酸トリアルキル錫塩は、塗料組成物全重
量の3〜6重量%で表面固有抵抗値1011〜10
12(Ω)を維持できる。さらに、防塵・帯電防止剤は、
モノマー重合後ペレット化前に樹脂に練り込むことがで
きるので、塗料組成に容易に組み込むことができる(特
許第1376127号:出願人斉藤徳夫)。
ビ・防汚塗装方法について説明する。
に水が使用できる場合には、 (1) 被塗面に満遍なく水を散布し、水養性を行う。水
養性の目的は、洗浄剤が表面付着の汚れ因子に馴染み易
くすること、被塗面にクラックがあった場合洗浄剤が浸
みこむのを防止するためである (2) 汚れの状況に応じて微生物処理を先に行う場合に
は、本発明の微生物処理剤の5〜20倍希釈液を満遍な
く(150〜200g/m2 程度の割合)散布する (3) 微生物処理剤の散布5分後に30kgf/cm2 以下で
水洗する。この時点で汚れが十分に除去できていれば乾
燥・素地面の調査、補修工程に進む (4) 微生物及び微生物介在の汚れ因子は除去できた
が、鉄さび・塵埃・カルシウム等の析出物が残っている
場合には、本発明品の洗浄剤の5〜20倍希釈液を15
0〜200g/m2 程度の割合で散布する (5) 洗浄剤散布5分後、30kgf/cm2 以下の水圧で水
洗いする
になる。即ち、塗り仕上げ外壁の下地であるコンクリー
ト又はセメントモルタルのひび割れ、欠落、浮き等を補
修すれば塗装前処理工程は完了する。
トモルタル仕上げの外壁、外壁タイル張り仕上げ、AL
Cパネル外壁の錆汚れ等の劣化現象は、上記(1) 〜(5)
の工程で対応できる。また、シール材のにじみ等仕上げ
材特有の汚れに対しては本発明品の洗浄剤の高濃度使用
で処理できるものである。
ミニウム合金製部品及び部材の汚れ、しみ等も同様にし
て回復処理できる。
タル、PCコンクリート、石材であれ、汚れは金属石
鹸、塵埃、カビ、人の分泌物等である。これらに対して
も本発明品の微生物処理剤の散布で十分に除去可能であ
る。
同様に塗装本処理工程として、既述した抗菌剤、防塵・
帯電防止剤入りの塗料を塗布することができる。すなわ
ち、建造物等の躯体及び素地を傷めることなく安全で且
つ短時間で汚れ(塵埃、鉄さび、エフロレッセンス、手
あか、油脂等)を除去でき、かつ、菌類や蘚苔類の繁殖
のために通常の洗浄方法では除去できない状態を解決
し、防塵性、帯電防止性をも有する良好な仕上げ状態を
得ることができる。
境保護の観点から、新規に建築物を構築するばかりでな
く、既存建築物の耐久性向上を図り、適切な保全を実施
していくことが社会的な要請になってきた。
る上述した本発明の塗装方法は世に受け入れられていく
と確信する。即ち、外壁の汚染要因は、一般汚染(塵埃
汚染)、構造的汚染(鉄錆、緑錆)、生物汚染(カビ、
藻類)であり、屋内の汚染要因は、生物汚染(カビ)で
ある。よって、下地の汚染因子を完全に駆逐し、上塗り
塗料に抗菌剤と防塵・帯電防止剤を含有させれば塗膜の
寿命が尽きるまで一般汚染と生物汚染は発生しないと考
えられる。
塗料を施せば構造的汚染も防止できる。
脂をベースにした塗料に、発明品(3,6−ジクロロピ
リダジンとパラクロロメタキシレノールの反応生成物
1.0重量%とアルキルベンスルホン酸トリアルキル錫
4.0重量%)及び市販品の防カビ防藻剤バイオカット
AG(大日本インキ製)、プリベントールCR(バイエ
ルジャパン製)、マリンサイドSA−701(サンノプ
コ製)を各々1.2重量%添加して試供品を作成した。
し、中塗りに砂骨ローラーにて0.9kg/m2 、上塗りに
中毛ウールローラーにて0.3kg/m2 の2回塗り(塗装
間隔8時間)して、7日間の自然乾燥後、常温で水浸漬
(水道水流下)30日、60℃温水で24時間経過後、
防藻効果・防カビ効果の試験を行った。
一般に防藻・防カビ剤が溶出型で長期間その効果が維持
できるかどうか判別するためである。
の混合液5ml (ii) 培養:25℃±2℃ 陽光定温培養器中 28
日間
IS Z2911)による (i) 供試菌:第4群 クラドスポリウム、オーレオ
パシジウム、グリオクラジウムの混合液 (ii) 培養:28℃±2℃ 陽光定温培養器中 7日
間
45℃)
910による) (i) 本発明品及び各防カビ防藻材添加による塗膜付
着性への影響力は無い (ii) 全体的に測定結果のバラツキが大きい
バイオカット>本発明品
係なしに藻類、カビ類の発生は認められない (ii) 対照品のブランク及び試験前過酷試験を行った
試験片には藻類、カビ類の発生が認められた (iii) 対照品の試験前過酷試験を行なわなかった試験
片については藻類、カビ類の発生は顕著ではない (iv) 対照品(防カビ防藻剤の添加)の塗膜にタック
が残り耐汚染性を低下させる傾向がある (V) 耐汚染低下傾向は本発明品には認められない
が、マリンサイド>プリベントール≧バイオカットの順
で大きい
果 (i) 防カビ、防藻効果は、本発明品>>マリンサイ
ド>>バイオカット>プリベントールの順で大きい (ii) スレート板等アルカリが強い素材では微生物の
発生が少ない。但し清水浸漬等によりアルカリ分の溶出
があると微生物の発生が認められる (iii) 清水浸漬・温水浸漬により対微生物効果が市販
品は著しく減少する (iv) 水浸漬による効果減少はプリベントール>バイ
オカット>>マリンサイドの順で大きい (v) 清水浸漬、温水浸漬によっても本発明品は何等
効果の面において妨げにはならない
発明品の効果に差が生ずるか否かの試験を行なった。
層弾性仕上材)、反応硬化型エポキシエマルション樹脂
(複層型仕上材:玉付け用主材)、アクリル樹脂(弾性
複層型上塗り塗料),反応硬化型ウレタン樹脂(高弾性
上塗り塗料)及び硬化反応型ウレタン樹脂(硬質複層型
上塗り塗料)等に、本発明品(3,6−ジクロロピリダ
ジンとパラクロロメタキシレノールの反応生成物1.0
重量%とアルキルベンゼンスルホン酸トリアルキル錫
4.0重量%)を添加した。但し、ウレタン樹脂系には
本発明品の一部追加分(3,6−ジクロロピリダジンと
パラクロロメタキシレノールの反応物3.0重量%とア
ルキルベンゼンスルホン酸トリアルキル錫4.0重量
%)も合せ試験した。
とし、曝露場は鹿児島市内山間部の建屋壁面(南面)と
した。
香料、界面活性材及び次亜塩素酸ソーダの組成品)で殺
菌殺藻処理を行なった。
き、試験は複層仕上塗材(JISA6910)に拠るこ
ととした。
した塗料(以後供試材−Aという)は、専用シーラーで
素地調整を行い砂骨ローラで3%希釈物(水で調合)を
0.9kg/m2 塗布し、8時間経過後中毛ウールローラー
で6%希釈物(水で希釈)を0.3kg/m2 の割合で塗布
した。
ースにした塗料(供試材−B)は、2液型のため、塗料
液:硬化剤=93:7の混合比で充分撹拌し、熟成時間
30分とし2液混合後1.5時間以内に10%希釈物
(水で希釈)をタイルガン(ノズル口径6〜8mm,エ
アー圧4−7kg/cm2 )で0.8kg/m2 (膜圧0.5m
m)の割合で塗布した。乾燥時間は16時間。アクリル
樹脂をベースにした塗料(供試材−C)はエアレススプ
レー(一次圧4〜5kg/cm2 ,二次圧120〜150kg/
cm2 ,チップNo.163−615)で0.35kg/m2
(膜圧40μ)の割合で塗布した。60分後ローラにて
0.35kg/m2 (膜圧40μm)の割合で塗布し、乾燥
時間を8時間とした。
料(供試材−D1 、D2 :D1 …抗菌剤1.0%+防汚
・帯電防止剤4.0%、D2 …抗菌剤3.0%+防汚・
帯電防止剤4.0%)は2液型のため、塗料液:硬化剤
=9:1の混合比で十分撹拌し、30%希釈物(専用シ
ンナ−で希釈)をエアレススプレー(供試材−Cの塗布
条件と同じ)にて0.21kg/m2 (膜厚30〜40μ
m)塗布した。
0.14kg/m2 (膜厚30〜40μm)塗布した。乾燥
時間を3時間以内とした。
料(供試材−E1 、E2 :上記D1、D2 に同じ)は2
液型のため、塗料液:硬化剤=8:1の混合比により混
合し、十分撹拌し熟成時間30分後に使用した。
を、エアレススプレー(一次圧4〜5kg/cm2 、二次圧
120〜150kg/cm2 ,チップNo.163〜16
5)にて0.35kg/m2 (乾燥膜厚40μm)の割合で
塗布した。60分後ローラにて同量塗布し、乾燥時間を
8時間とした。
ビ、藻類の付着が認められ、18ヶ月後には全面に藻類
が繁茂し、冬場は若干減少するが、以後塗膜面がみえな
い状態であった。
30ヶ月してカビ、藻類の付着が認められ、60ヶ月後
試験片の35%程度の面積にカビ、藻類が付着してい
た。
着している付着物をハケ等で回収し分析した結果を表1
に示す。
は、微生物と土砂成分からなっており、供試材D1 、E
1 の付着物は微生物が主体となっていた。尚、土砂成分
は桜島の灰と考えられる。
塗膜上には微生物の増殖の形跡もなく、桜島の火山灰の
付着も認められなかった。
片も異常なし (ii) 耐アルカリ性(JIS A6909) いずれ
も異常なし (iii) 耐洗浄性(JIS A6909) いずれも1
000回異常なし (iv) 透水性(JIS A6910) 0.2〜0.
25ml(規格値0.5ml以下) (v) 促進耐候性(JIS A6910) 1,00
0時間異常なし(規格値250時間異常がないこと) (vi) 付着強さ(JIS A6910) 標準状態 11〜14kgf/cm2 (規格値7kgf/cm2
以上) 浸水後 7〜9kgf/cm2 (規格値5kgf/cm2 以
上) 温冷繰返し後 6.5〜7.8kgf/cm2 (規格値5kgf/
cm2 以上)
る。
水をとばした後秤量し、その後750℃迄昇温、その間
でガス化していった数値を灼熱減量という。従って灼熱
減量には有機物の分解や炭酸カルシウムの酸化カルシウ
ムになって出る炭水ガス等が含まれる。750℃の設定
は昇温しても重量に変化がない状態(恒量)をとってい
る。ちなみに、土壌分析は600〜650℃をもって終
点とする。恒量とは熱分解がない物質、即ち、安定した
無機物状態でもある。
隣に北北西の面をもつ築後12年目(塗替、洗浄なし、
微生物、汚れあり)の倉庫(波型スレート壁)を、試験
終了後再塗装することを条件に借り受けた。
スプレーによる水洗区(水圧40kgf/cm2 ;以後B面と
する)、本発明品微生物の処理区(水養生−薬剤散布−
水洗:以後C面とする)、本発明品微生物処理及び汚染
物質処理併用区(水養生−微生物処理剤散布−水洗−汚
染物質・汚染現象処理散布−水洗:以後D面とする)の
4面に区分した。
ベースにした塗料とし、本発明品(3.6−ジクロロピ
リダジンとパラクロロメタキシレノールの反応生成物
1.0重量%とアルキルベンゼンスルホン酸トリアルキ
ル錫4.0重量%:以下薬剤Gとする)及び市販の防カ
ビ防藻剤(バイオカットAG,1.2重量%:以下薬剤
Fとする)を添加した。また、無処理(薬剤添加なし,
以下薬剤Eとする)を設定した。
m)と、B面(同)、C面(同)、D面(同)の各間隔
を1mとって相互作用を無くした。
を含有しない区(薬剤E)と微生物処理剤を含有する区
(薬剤F)及び抗菌剤と防汚帯電防止剤を含む区(薬剤
G)が1m幅で試験できることになる。B面、C面、D
面も同様である。尚、薬剤Fはハロー現象を呈するので
薬剤Fと接する部分には影響される所が生ずる。
年5月6日 5年間
類の付着力が認められ、1年後には全面に繁殖が認めら
れた。
剤E区同様の結果であった。
おいては、3ヶ月後にカビ、藻類の付着が認められ、1
年後に3分の2程度が、18ヶ月後に5分の4程度、2
6ヶ付後に全面にカビ、藻類の付着が認められた。
おいては、8ヶ月後にカビ、藻類の付着が認められ24
ヶ月後に2分の1程度、28ヶ月後に3分の2程度、3
6ヶ月後に5分の4程度、42ヶ月後で全面に微生物繁
殖が認められた。
ては、8ヶ月後にカビ、藻類の付着が認められ24ヶ月
後3分の1程度、36ヶ月後に3分の2程度、42ヶ月
後には5分の4程度、48ヶ月後に全面が微生物で覆わ
れていた。
おいては36ヶ月に、火山灰らしきものが付着してい
た。48ヶ月後に塵埃の付着が若干認められた。60ヶ
月後においても微生物の付着は認められず、塵埃もごく
わずかであった。
おいては、40ヶ月後に塵埃の付着が認められた。48
ヶ月後の状況も変わらず、60ヶ月後において塵埃の付
着はわずかであった。
た所、A、B両面の薬剤E、F両区の裏面には、カビが
増殖した形跡が認められた。A、B両面の薬剤G区の裏
面には塗膜形成時に微生物が存在していたことがかすか
に認められた。
を施せば、塗膜の傷みや劣化促進も少なく、また、完全
に土砂等汚れを除去すれば、塗膜の密着性も良く剥離は
無くなる。
分析した所、微生物と塵埃が認められた。
人畜無害で短期間に経済的に施工でき、耐候性、防塵
性、帯電防止性に優れ美観も永続できる塗膜を得ること
ができる塗装方法を提供することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 微生物処理、汚染物質処理及び汚染現象
処理からなる塗装前処理工程と、抗菌剤及び防塵・帯電
防止剤を含有する塗料を塗布する塗装本処理工程とを含
むものであって、前記塗料は、抗菌剤として3,6−ジ
クロロピリダジンとパラクロロメタキシレノールの反応
生成物を、防塵・帯電防止剤としてアルキルベンゼンス
ルホン酸トリアルキル錫塩を含むものであることを特徴
とする塗装方法。 - 【請求項2】 前記微生物処理に用いる薬剤は、フラボ
ノイド類、芳香性物質、界面活性剤が配合された無機系
塩素化合物である請求項1記載の塗装方法。 - 【請求項3】 前記汚染物質処理及び汚染現象処理に用
いる薬剤は、植物の含有物及び構成成分から派生した成
分を含む洗浄剤である請求項1記載の塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6148044A JP2784630B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6148044A JP2784630B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0810698A JPH0810698A (ja) | 1996-01-16 |
JP2784630B2 true JP2784630B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=15443885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6148044A Expired - Fee Related JP2784630B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2784630B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19621966A1 (de) * | 1996-05-31 | 1997-12-04 | Basf Ag | Verwendung von natürlichen oder naturidentischen synthetischen Farbstoffen zur vorübergehenden Markierung oder Einfärbung von festen und flüssigen Materialien |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57168960A (en) * | 1981-04-10 | 1982-10-18 | Tokuo Saito | Antistatic agent-containing paint composition |
JPH04146364A (ja) * | 1990-10-09 | 1992-05-20 | G M C Kk | 内装面防菌防臭コーティング方法 |
-
1994
- 1994-06-29 JP JP6148044A patent/JP2784630B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
塗装技術便覧編集委員会編、「塗装技術便覧」第II編、塗装される材料の性質と前処理、日刊工業新聞社、昭和42年11月30日発行、P.96−99 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0810698A (ja) | 1996-01-16 |
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