JP2769804B2 - 剥き海老の背わた除去方法および背わた除去装置 - Google Patents

剥き海老の背わた除去方法および背わた除去装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剥き海老の背わた
除去方法および剥き海老の背わた除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】食材として使用される中小形の海老の多
くが、その殻を除去した剥き海老として供給されてお
り、多くの場合、背わたは除去されること無く提供され
る。しかしながら、この海老の背わたは食感を損なうの
で、除去することが望まれているが、機械的手段によっ
て自動的に除去する方法や装置は提案されていない。例
えば、特公平6−95916号では、野菜、魚介類等の
食品を洗浄しながら、同時に、混入しているごみ等の異
物を除去する装置を開示しているものの、この装置によ
っては、表皮で覆われた海老の背わたは除去することが
できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、剥き海老
の背わたは、必要に応じて手作業により除去している。
すなわち、比較的寸法が大きい剥き海老は商品価値が高
いので、人件費の安価な海外工場において一尾一尾手作
業によって背わた除去作業を行い、一方、寸法の小さい
剥き海老は、海外でもコストがあわないため、ほとんど
除去できないというのが現状である。
【0004】本発明は上記課題を解消せんとするもので
あり、その目的は、ほとんどの工程において手作業に依
存せず、自動的に剥き海老の背わたを除去することがで
きる機械的手段や方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的に鑑み
てなされたものであり、その要旨は、剥き海老の背わた
を覆う表皮を破砕するために剥き海老に粉体を添加して
撹拌し、この剥き海老に付着した粉体を洗浄し、この洗
浄された剥き海老から飛び出して繋がったり又は分離し
た背わたを絡め取ることを特徴とする剥き海老の背わた
除去方法にある。
【0006】また本発明の別の要旨は、剥き海老及び粉
体を撹拌する撹拌手段と、この剥き海老に付着した粉体
を洗浄する洗浄手段と、この洗浄された剥き海老から飛
び出したり、あるいは分離した背わたを絡め取る手段と
を備える剥き海老の背わた除去装置にある。
【0007】本発明において、剥き海老に添加する粉体
とは、剥き海老自体の水分を吸収して、その滑り易さを
抑制することができ、また粉体自体が背わたの表面の皮
に摩擦力又は粘着力による引張・剪断力を作用させるこ
とができ、さらに、食品衛生上の問題が無いものであれ
ば良い。かような粉体としては、例えば、小麦粉、片栗
粉、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、コーンファイバー、
植物性蛋白又は糖類がある。この粉体は剥き海老の重量
に対して1〜60%程度とし、好ましくは3%程度とす
る。
【0008】本発明において、粉体を洗浄する洗浄手段
とは、剥き海老に付着した粉体を洗い落すことができる
手段であれば良く、例えば、粉体の付着した剥き海老を
収容する容器と、この容器内に水を供給する手段と、前
記容器を撹拌する手段とを備える装置としても良く、か
ような装置において、粉体の付着した剥き海老を容器に
収容し、剥き海老が水没する程度に容器内に水を供給し
て撹拌すれば、前記剥き海老に付着した粉体を水で溶か
して洗い落すことができる。なお、この洗浄手段におけ
る撹拌手段は、剥き海老及び粉体を撹拌する撹拌手段と
兼用とすることもできる。また、上記に例示したもの以
外に、粉体を洗浄する洗浄手段は、例えば、粉体が付着
した剥き海老を撹拌手段から篩い手段に移動する間に、
この剥き海老に水を吹き付けて粉体を洗い落す手段を備
えた構成としても良い。さらに、粉体を洗浄する洗浄手
段は、水槽と、剥き海老が通過しない程度の網によって
形成され、前記水槽内に出し入れ自在な籠と、この籠に
振動を加える振動源とを備える構成としても良く、かよ
うな装置において、粉体が付着した剥き海老を籠内に収
容し、この籠を水槽に浸漬して振動を加えれば、粉体は
洗い落すことができる。
【0009】本発明において、背わたを絡め取る手段と
しては、例えば、篩い又はブラシ等を使用することがで
き、さらに、この篩いとしては後述する篩い装置を使用
することができる。また、ここで、ブラシを使用する場
合には、例えば、背わたを絡め取る手段を、回転軸を中
心に筒状に植毛したブラシと、ブラシを回転する回転駆
動装置と、ブラシを設置する水路とを備える構成として
も良く、洗浄後の剥き海老を水路に流し、回転駆動装置
によってブラシを回転させれば、ブラシで剥き海老の背
わたを絡め取ることができる。
【0010】さらに本発明の別の要旨は、複数の線状体
を配置して形成した篩い板を、支持部材によって垂直方
向に所定間隔で複数枚支持し、この支持部材を介して振
動を前記篩い板に与える振動動力源を備え、最上段の前
記篩い板に剥き海老を載せて、前記振動動力源で振動を
与えることにより、この剥き海老を前記線状体間に通過
させると共に、剥き海老に繋がったり又は剥き海老から
分離した背わたを前記線状体に絡めることを特徴とする
篩い装置にある。
【0011】本発明の篩い装置において、篩い板を形成
する線状体は直線形状に限定されず、例えば、螺旋状や
ジグザグ形状の線状体であっても良い。篩い板は、かよ
うな線状体をほぼ一方向に並行させて配置したり、また
は、扇形状に並べて配置したり、あるいは、交差するよ
うに複数方向に配置して、それら線状体の包落線がほぼ
連続する面(例えば、平面や曲面)になるように形成す
る。また、篩い板は、通過させる剥き海老の大きさに応
じて、線状体の径および線状体間隔を適宜定めて形成す
るものとし、好ましくは線状体の最大間隔が剥き海老の
長さの1/10倍から10倍の長さになるように形成する。
さらに、篩い板は支持部材に固定するか、又は着脱自在
に係止させるか、いずれかにて支持する。なお、それぞ
れの篩い板はそれ自体が水平になるように支持するか、
または、傾斜させて支持しても良い。
【0012】本発明の篩い装置において、前記線状体は
上記以外に索条体を使用することができ、索条体は無端
状に形成し、この無端状の索条体を、回転駆動源により
回転自在な滑車に掛止し、これら索条体と滑車とを複数
配置して前記篩い板を形成し、それぞれの索条体が貫通
可能な貫通孔又は貫通スリットを有する貫通部材を、無
端状の索条体に連動しないように設けても良い。かよう
な篩い装置では、滑車を回転した際に、剥き海老の背わ
たは前記索条体に絡まり付いて共に移動するものの、貫
通孔を貫通できずに貫通部材の前に溜まる。したがっ
て、剥き海老の背わたをこの溜った箇所で除去すれば、
篩い板の清掃作業を簡略化することができる。ここで、
回転駆動源は滑車に各別に設けても良く、または、全て
の滑車に連動するように設けても良い。
【0013】本発明の篩い装置において、振動動力源か
らの振動方向は、篩い板の線状体の延設された方向と平
行にならなければ良く、好ましくは線状体と直行させ
る。ここで、振動数は100Hz以下に設定し、振幅は剥
き海老の長さの100倍以下とする。
【0014】
【作用】本発明では、撹拌手段に剥き海老と所定量の粉
体を供給して、撹拌手段を稼働させる。この時、粉体が
剥き海老自体の水分を吸収して、その滑り易さを抑制す
ると共に、粉体自体が背わたの表面の皮に摩擦力を加え
たり、粉体の粘着力による引張力を作用させて背わたの
表皮を破砕する。これにより、背わたは剥き海老から完
全に分離したり、一部が剥き海老に繋がった状態で背中
から飛び出す。撹拌手段を停止した後、洗浄手段によっ
て、剥き海老に付着した粉体が或る程度洗い落されるま
で洗浄する。粉体を洗浄したら、所定量の剥き海老を篩
い手段の最上段の篩い板の上に供給し、振動動力源を稼
働して振動を加え、複数段の篩い板すべてを通過させ
る。かように振動を加えると、剥き海老と完全に分離し
た背わた、および剥き海老に一部が繋がった背わたは、
篩い板の線状体に絡まり付いて除去される。特に、背わ
たが繋がっている剥き海老は、背わたが線状体に絡まり
付く一方で、剥き海老本体がステンレス棒間を通過して
落ちていくため、背わたは剥き海老本体から引き抜かれ
る。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面により詳
述する。図1は本発明の剥き海老の背わた除去装置の全
体を示すシステム構成図、図2(a)は本発明の篩い装置
を説明するための側面図、および図2(b)は図2(a)の平
面図である。
【0016】図1において、本発明の剥き海老の背わた
除去装置は、撹拌手段及び洗浄手段としてのミキサー2
2と、このミキサー22に水を供給する洗浄手段として
の水供給管21と、篩い装置10とを主要部として備え
る。
【0017】詳細には図示しないが、前記ミキサー22
は、剥き海老及び小麦粉を収容するボールと、ボール内
に挿入可能な軸部材と、この軸部材の先端に回転可能に
固定された撹拌翼と、この撹拌翼を回転するためのモー
ターとを備える。そして、このミキサー22のボールに
剥き海老を供給するためのホッパー20や、水を供給す
るための水供給管21を近設し、さらに、このミキサー
22から篩い装置10まで剥き海老を搬送するためのベ
ルトコンベア23を設ける。
【0018】また、前記篩い装置10は、直径3mm程度
のステンレス棒をほぼ同一方向且つほぼ同一平面に10
mm間隔で並行配置して形成した10枚の篩い板11と、
この篩い板11を係止する係止部(図示せず)を10mm
間隔でそれぞれ10箇所に形成した支持部材12と、こ
の支持部材12の下端部が固定された振動板13と、こ
の振動板13や支持部材12を介して篩い板11を振動
させるための振動動力源14とを備える。ここで、振動
動力源14は、篩い板11のステンレス棒に直行する水
平方向に振動するように形成する。また、篩い板11を
係止する係止部は支持部材の上端から下方に向けて順次
配置するように形成し、最下段の篩い板11と振動板1
3との間に所定の間隔、すなわち、次工程の装置に剥き
海老を搬送するベルトコンベア24を挿入することがで
きる間隔200〜500mm程度を開ける。
【0019】次に、上記装置の使用方法について説明す
る。最初にホッパー20からミキサー22に剥き海老を
供給し、この剥き海老の重量に対して3%程度の小麦粉
を添加する。そして、ミキサー22を回転数10〜60
0rpm程度で5〜20秒間程度稼働させる。この時、小
麦粉が剥き海老自体の水分を吸収して、その滑り易さを
抑制すると共に、小麦粉自体が背わたの表面の皮に摩擦
力を加えたり、小麦粉の粘着力による引張力を作用させ
て背わたの表皮を破砕する。これにより、背わたは剥き
海老から完全に分離したり、あるいは一部が剥き海老に
繋がった状態で背中から飛び出す。
【0020】ミキサー22を停止した後、水供給管21
を開いて、小麦粉と剥き海老が完全に浸水するまでミキ
サー22内に注水する。注水が終了したら、再度、ミキ
サー22を回転数10〜600rpm程度で5〜20秒間
程度稼働させ、その後、5〜20秒程度停止し、この稼
働と停止とを数回繰り返す。かようにミキサー22を途
中で停止することにより水と小麦粉とを馴染ませて溶け
易くし、ミキサー22による過剰な撹拌で必要以上に剥
き海老を傷けることを防止する。
【0021】以上のようにして付着した粉体を洗い落し
たら、剥き海老をベルトコンベア23によって篩い装置
10まで搬送する。所定量の剥き海老を篩い装置10の
最上段の篩い板11の上に供給し、振動動力源14を稼
働して篩い板11のステンレス棒に直行するように水平
方向に、振動数が100Hz以下、且つ、剥き海老の長さ
の100倍以下の振幅の振動を加え、10段の篩い板1
1すべてを通過させる。かように振動を加えると、剥き
海老と完全に分離した背わた、および剥き海老に一部が
繋がった背わたは、篩い板11のステンレス棒に絡まり
付いて除去される。特に、この時、背わたが繋がってい
る剥き海老は、背わたがステンレス棒に絡まり付く一方
で、剥き海老本体がステンレス棒間を通過して落ちてい
くため、背わたは剥き海老本体から引き抜かれる。篩い
装置10の篩い板11を通過させたら、剥き海老をベル
トコンベア24で次工程に搬出して背わた除去工程を
する。
【0022】次に、図2に示した以外の篩い板を備えた
篩い装置について、図3を参照して説明する。図3
(a)は篩い板30の平面図であり、図3(b)は図3
(a)の一点鎖線IIIb−IIIbに沿った断面図である。図
3において篩い板30は、矩形の枠36と、この枠36
の対向する二辺に枢着された複数の滑車33a,33b
と、一対の滑車33a,33bのそれぞれに掛止された
ワイヤー31と、滑車33a,33bの設けられていな
い枠36の二辺間に掛け渡された二本の帯板37に立設
された貫通片37aと、滑車33a,33bを回転させ
るために滑車33a,33bに各別に掛止したVベルト
35と、このVベルト35をそれぞれに駆動するための
モーター32とを備える。さらに、滑車33a間および
滑車33b間のVベルト35の両側には押さえ滑車34
が枢着されており、この押さえ滑車34によって、Vベ
ルト35が滑車33a,33bに確実に接触するように
それぞれに押圧され、モーター32からの回転駆動力は
Vベルト35を介してそれぞれ滑車33a,33bに確
実に伝達される。
【0023】ここで、前記滑車33a,33bの外周に
は二つの溝(詳細には図示せず。)が設けられており、
一方の溝にはワイヤー31が掛止され、他方の溝にはV
ベルト35が掛止される。また、前記貫通片37aには
ワイヤー31が貫通できるようなスリット(図示せず)
が形成され、図4の部分拡大図に示したように、ワイヤ
ー31のそれぞれの進行方向の終端部において、ワイヤ
ー31がスリットに貫通するように貫通片37aを帯板
37に立設する。なお、上記モーター32、Vベルト3
5および押さえ滑車34は、滑車33a,33bのいず
れか一方に設けるようにしても良い。
【0024】以上の構成の篩い板30は、上記篩い板1
1と同様に、支持部材12によって複数枚を篩い装置1
0に係止して使用し、剥き海老を篩い装置10の篩い板
30すべてに通過させると、剥き海老の背わたはワイヤ
ー31に絡まり付いて除去される。ワイヤー31に絡ま
り付いた背わたが所定量に達したら、剥き海老の篩い装
置10への供給を停止し、背わたの除去作業を行う。す
なわち、モーター32を稼働し、Vベルト35を介して
滑車33a,33bに駆動力を伝達すると、図4に示し
たように、滑車33a,33bが回転してワイヤー31
を矢印Mの方向に移動させる。この時、背わたは、ワイ
ヤー31に絡まり付いたまま移動するものの、貫通片3
7aのスリットは通過できないためその手前に溜る。全
ての背わたが貫通片37aの手前に溜ったら、モーター
32を停止して、背わたを除去する。上記篩い板30で
は、ワイヤー31に絡まり付いた背わたを所定箇所に溜
めて、ここで除去することができるため、篩い板30を
簡単に清掃することができる。
【0025】《剥き海老の背わた除去方法についての実
験》次に剥き海老の背わた除去方法についての実験結果
を説明する。最初に、総容量2kgのミキサーに、サイズ
300/500(300〜500尾の剥き海老の重量が1ポンド(453.
59g)となるようなサイズ)の剥き海老2kgと、小麦粉6
0gとを供給して、回転数100rpmで10秒間撹拌し
た。その後、小麦粉が付着した剥き海老をボールに入れ
て洗浄し、ざるで水をきり、上述した篩い装置10を水
平方向に振動させながら、剥き海老を篩い板11に通過
させた。この結果、剥き海老の背わたは80%程度除去
することができた。
【0026】
【発明の効果】本発明の剥き海老の背わた除去方法で
は、剥き海老に粉体を添加して撹拌する工程によって、
背わたの表面の皮を破砕し、背わたを剥き海老本体から
分離したり、また背わたを剥き海老本体に繋がった状態
で飛び出させることができ、さらに、この剥き海老を篩
に通す工程によって、背わたを絡め取って除去すること
ができる。したがって、ほとんどの工程で手作業に依存
せず、自動的に剥き海老の背わたを除去することができ
る。
【0027】また本発明の剥き海老の背わた除去装置で
は、撹拌手段によって剥き海老及び粉体を撹拌すれば、
背わた表皮を破砕し、背わたを剥き海老本体から分離さ
せたり、剥き海老本体から飛び出させることができ、さ
らに、洗浄手段で剥き海老に付着した粉体を洗浄して篩
い手段を通過させれば、背わたを絡め取って除去するこ
とができる。したがって、ほとんど手作業に依存せず、
自動的に剥き海老の背わたを除去することができる。
【0028】さらに、本発明の篩い装置では、振動動力
源から篩い板の線状体を振動させることにより、剥き海
老を線状体間に通過させる際に、剥き海老に繋がったり
又は分離した背わたを線状体に絡め取ることができる。
したがって、剥き海老に繋がった背わたを手作業に依存
せず、自動的に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の剥き海老の背わた除去装置の全体を示
すシステム構成図である。
【図2】(a)は本発明の篩い装置を説明するための側面
図であり、(b)は(a)の平面図である。
【図3】(a)は図2とは異なる篩い板の平面図であ
り、(b)は(a)の一点鎖線IIIb−IIIbに沿った断面
図である。
【図4】図3(a)の篩い板の部分拡大図である。
【符号の説明】
10 篩い手段 11 篩い板 12 支持部材 14 振動動力源 22 容器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥き海老の背わたを覆う表皮を破砕する
    ために剥き海老に粉体を添加して撹拌し、この剥き海老
    に付着した粉体を洗浄し、この洗浄された剥き海老から
    飛び出して繋がったり又は分離した背わたを絡め取るこ
    とを特徴とする剥き海老の背わた除去方法。
  2. 【請求項2】 剥き海老及び粉体を撹拌する撹拌手段
    と、この剥き海老に付着した粉体を洗浄する洗浄手段
    と、この洗浄された剥き海老から飛び出したり、あるい
    は分離した背わたを絡め取る手段とを備える剥き海老の
    背わた除去装置。
  3. 【請求項3】 複数の線状体を配置して形成した篩い板
    を、支持部材によって垂直方向に所定間隔で複数枚支持
    し、この支持部材を介して振動を前記篩い板に与える振
    動動力源を備え、 最上段の前記篩い板に剥き海老を載せて、前記振動動力
    源で振動を与えることにより、この剥き海老を前記線状
    体間に通過させると共に、剥き海老に繋がったり又は剥
    き海老から分離した背わたを前記線状体に絡めることを
    特徴とする篩い装置。
  4. 【請求項4】 索条体を前記線状体として用いて無端状
    に形成し、この無端状の索条体を、回転駆動源により回
    転自在な滑車に掛止し、これら索条体と滑車とを複数配
    置して前記篩い板を形成し、 前記滑車を回転した際に前記索条体に絡まり付いて共に
    移動する剥き海老の背わたを一箇所に溜めるため、それ
    ぞれの索条体が貫通可能な貫通孔又は貫通スリットを有
    する貫通部材を、無端状の索条体に連動しないように設
    けてなる請求項3記載の篩い装置。
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