JP2761986B2 - 車体の補強構造 - Google Patents

車体の補強構造

Info

Publication number
JP2761986B2
JP2761986B2 JP3224099A JP22409991A JP2761986B2 JP 2761986 B2 JP2761986 B2 JP 2761986B2 JP 3224099 A JP3224099 A JP 3224099A JP 22409991 A JP22409991 A JP 22409991A JP 2761986 B2 JP2761986 B2 JP 2761986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core material
section
plate
hollow cross
honeycomb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3224099A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0558349A (ja
Inventor
邦雄 大屋
定男 澁谷
清 長谷川
孝司 前田
公章 上野
健次 岩井
伸一 平原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP3224099A priority Critical patent/JP2761986B2/ja
Publication of JPH0558349A publication Critical patent/JPH0558349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2761986B2 publication Critical patent/JP2761986B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車車体に
適用される車体の補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車車体を板部材の組合わせでモノコ
ック構造に構成する場合、強度の必要な部分例えばサイ
ドシルやピラーやルーフサイドレール等を閉断面形状の
中空断面部に形成して剛性を高めている。又、自動二輪
車用のフレームとして、特開昭60−42182号公報
により、フレーム内にハニカム状のコア材を充填したも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車車体のうち中空
断面部の交差部例えばピラーとサイドシルの交差部、ピ
ラーとルーフサイドレールの交差部は特に強度が必要と
なり、そのため交差部の強度を基準にして中空断面部を
構成する板材の厚さを決定しているが、これでは車体重
量が増加してしまう。この場合、上記公報に記載の技術
を応用し、中空断面部の交差部をハニカム状のコア材で
補強して、中空断面部を比較的肉薄の板材で構成し、車
体の軽量化を図ることが考えられる。然し、ハニカム状
のコア材を中空断面部にその全長に亘って充填する場合
と異り、交差部という一部分にハニカム状のコア材を固
定することは困難であり、この固定の問題を解決するこ
とが要請されている。本発明は、かかる問題を解決して
ハニカム状のコア材による補強を可能とした車体の補強
構造を提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、多数の孔を有するハニカム状を成し且つ孔軸
方向の端面を押潰して成るコア材を車体の中空断面部
に挿入し、該コア材を前記端面において中空断面部
構成する外板と内板の内面に接着したことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】ハニカム状のコア材による中空断面部の補強の
効果を上げるには、コア材をその孔軸方向が中空断面部
を構成する外板と内板の内面に直交するように取付ける
必要があり、そのためコア材を中空断面部に固定するに
は、コア材の孔軸方向の端面を外板と内板の内面に接
着することが必要となる。そして、本発明では、コア材
の孔軸方向の端面を押潰すことにより、該端面と
外各板の内面との接触面積を広く確保できるようにな
り、該端面を内外各板の内面に確実に接着できる。か
くて、中空断面部の強度の必要な箇所に部分的にハニカ
ム状のコア材を挿入固定して、該箇所の剛性を高められ
るようになる。
【0006】
【実施例】図1は自動車車体を示し、図中斜線示の部分
が補強箇所である。補強箇所としては、フロント、セン
タ、リヤの各ピラーとルーフサイドレールとの交差部
a、b、cやセンタピラーとサイドシルとの交差部d等
の中空断面部の交差部、フロントサイドフレームの中間
部eやセンタピラーの中間部f等の中空フレーム部材で
断面形状が急変している部分、センタピラーのシートベ
ルトアンカー取付部g等の集中荷重を受ける場合、その
他ステアリングハンガー部hやリヤダンパスティフナ部
i等の剛性の必要な部分が挙げられる。
【0007】これら補強箇所の構造を、センタピラーと
ルーフサイドレールとの交差部bを例にして説明する。
図2は該交差部bの断面形状を示し、サイドパネルアウ
タから成る外板1とルーフサイドレールインナから成る
内板2との間にコア材3が挿入固定されている。該コア
材3は、図3に示すような多数の孔3aを有するハニカ
ム状のコア素材3′を孔軸方向にプレス成形して、孔軸
方向両端面3bを図4に示す如く押潰して成るもので、
コア材3をその孔軸方向両端面3bに接着剤を塗布した
状態で外板1と内板2との間に介挿し、この状態で外板
1と内板2とを溶接し、コア材3を外板1と内板2の内
面にその孔軸方向端面3bにおいて接着固定するように
した。この場合、コア材3の孔軸方向端面3bの該各板
1、2に対する接触面積が該端面3bの押潰しによって
広く確保されるため、コア材3の該各板1、2に対する
接着強度も充分に確保できる。
【0008】尚、コア材3は、電触を生じないよう、外
板1と内板2の材質と同材質、例えば該各板1、2が亜
鉛メッキを施した表面処理鋼板であるときは亜鉛メッキ
スチール箔で形成する。又、コア材3の固定に用いる接
着剤としては熱硬化性の構造用接着剤を用い、車体塗装
工程での焼付けによる熱で接着剤を硬化し得るようにす
る。
【0009】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、車体の中空断面部の内面にハニカム状のコア
材をその孔軸方向の端面において確実に接着固定でき、
中空断面部の強度の必要な箇所に部分的に該コア材を挿
入固定して該箇所の剛性を高められるようになり、中空
断面部を構成する板材を肉薄化して車体重量を軽減でき
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による車体の補強箇所を示す斜視図
【図2】 図1のII-II線で截断した補強箇所の断面図
【図3】 コア材のプレス成形前の状態を示す図で、
(a)は平面図、(b)は側面図
【図4】 コア材のプレス成形後の状態を示す図で、
(a)は平面図、(b)は側面図
【符号の説明】
1、2 中空断面部を構成する板材 3 コア材 3a 孔 3b 端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 孝司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 上野 公章 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 岩井 健次 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 平原 伸一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭63−117667(JP,U) 実開 昭56−97348(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 29/04 B62D 25/00 - 25/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の孔を有するハニカム状を成し且つ
    孔軸方向の端面を押潰して成るコア材を車体の中空断
    面部に挿入し、該コア材を前記端面において中空断面
    を構成する外板と内板の内面に接着したことを特徴と
    する車体の補強構造。
JP3224099A 1991-09-04 1991-09-04 車体の補強構造 Expired - Fee Related JP2761986B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3224099A JP2761986B2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 車体の補強構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3224099A JP2761986B2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 車体の補強構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0558349A JPH0558349A (ja) 1993-03-09
JP2761986B2 true JP2761986B2 (ja) 1998-06-04

Family

ID=16808533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3224099A Expired - Fee Related JP2761986B2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 車体の補強構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2761986B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU3947897A (en) 1996-08-14 1998-03-06 Bayerische Motoren Werke Ag Sacrificial energy absorbing structure
EP2058024B1 (en) 2006-08-31 2019-11-27 Hitachi Automotive Systems Measurement, Ltd. Medicine sprayer

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836743Y2 (ja) * 1979-12-24 1983-08-18 三井木材工業株式会社 モルタル下地材
JPS6210083A (ja) * 1985-07-04 1987-01-19 Chisso Corp ピリミジニルジオキサン誘導体
JPS63117667U (ja) * 1987-01-27 1988-07-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0558349A (ja) 1993-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5269585A (en) Motor vehicle body
US5150944A (en) Joint structure for sandwiched structural body
US4988230A (en) Extruded node
US5611593A (en) Automotive floor panel assembly
EP1150878B1 (de) Strukturträger
US20170305469A1 (en) Body structure of vehicle
DE102007025930A1 (de) Verstärkungselement für einen Fahrzeug Hohlkörper
DE102007026762A1 (de) Verstärkungselement für einen Fahrzeug Hohlkörper
JPH06508081A (ja) 自動車の軽金属ボディのための桁部材
GB2196584A (en) Load bearing structures for vehicles
JP2761986B2 (ja) 車体の補強構造
JPH0733987Y2 (ja) サンドイッチ構造体からなる車両の車体構造
JPH05319301A (ja) 自動車の車体構造
JP4394921B2 (ja) 中空部材の補強構造
JPS63232083A (ja) 自動車のフロア部構造
JPH0274475A (ja) 自動車のフレーム構造
JP3370238B2 (ja) 自動車の車体構造
JP2001163055A (ja) 車両のドアヒンジ取付構造
JP3430727B2 (ja) 自動車の後部車体補強構造
US5285730A (en) Body structure for railway vehicle
JPH06107238A (ja) 車体の補強構造
JP3211452B2 (ja) 車両用ドアインパクトビーム
KR101619877B1 (ko) 엠보싱 보강패널이 적용된 이종소재 서브프레임
JPH06321138A (ja) 自動車の車体構造
JP3294427B2 (ja) リアフロアパネル構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees