JP2759915B2 - 硬質合成樹脂シートを部分的に軟質化する方法と装置 - Google Patents

硬質合成樹脂シートを部分的に軟質化する方法と装置

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JP2759915B2 JP17147089A JP17147089A JP2759915B2 JP 2759915 B2 JP2759915 B2 JP 2759915B2 JP 17147089 A JP17147089 A JP 17147089A JP 17147089 A JP17147089 A JP 17147089A JP 2759915 B2 JP2759915 B2 JP 2759915B2
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、硬質合成樹脂シートを部分的に軟質化する
ための方法と装置に関する。
なお、本発明の硬質合成樹脂シートはシート自体がす
でにふた付容器等に成形されているものであっても何等
支障はない。
〔従来の技術〕
硬質合成樹脂シートを折り曲げることは簡単ではな
く、また、かりに無理やり折り曲げると、折り曲げ箇所
から白化現象が発生し、すぐ破断をおこすことはよく知
られている。
そこで、折り曲げ個所のみを軟質化させることができ
れば、好都合であるが、今だそのような技術は知られて
いない。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は硬質合成樹脂シートを部分的
に軟質化したい部分のみを軟質化するための方法と装置
を提供する点にある。
〔構成〕
本発明の1つは、硬質合成樹脂シートの部分的に軟質
化したい部分を加熱し、加熱された部分を延伸し、つい
で100〜104Hzのオーダーの振動、冷却、復元をほぼ同時
的に行なうことを特徴とする硬質合成樹脂シートを部分
的に軟質化する方法に関し、本発明の他の1つは、硬質
合成樹脂シートを保持する手段、硬質合成樹脂シートの
軟質化したい部分を数秒以内の間加熱する手段、加熱部
分を延伸する手段、延伸部分に100〜104Hzのオーダーの
振動を与える手段、加熱手段に対応して設けられた冷却
手段よりなることを特徴とする硬質合成樹脂シートを部
分的に軟質化するための装置に関する。
硬質合成樹脂としては、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、硬質ポリ塩化ビニル、ポリカーボ
ネート、ポリエステル、ABS等をあげることができる。
シートの厚みが約0.15〜4mm、通常0.2〜3mmのものに対
して極めて有効である。
加熱を行うには、軟質化させたい部分の形状、たとえ
ば巾1〜10mm、好ましくは2〜4mmの帯状平滑刃を有す
る加熱体を電気的手段により加熱し、シートの上下両方
から、場合により一方のみから圧接することにより行
う。加熱時間はほぼ2秒以内、好ましくは1秒以内であ
る。
延伸は、約1.3〜2.0倍程度で充分である。
100〜104Hzのオーダー、好ましくは100〜102Hzのオー
ダーでの振動付与、冷却および復元(延伸した装置を元
の位置にもどす。実際はたとえば巾2mmのものを1.5倍に
延伸しても延伸後の巾は3mmであるから、1mmだけ元の方
向に戻すことにほかならないが)をほぼ同時的に行う。
シートに対する振動付与手段にとくに制限はないが、
例えばシートを加圧固定しているシリンダーに100〜104
Hzの振動を与えてやればよい。
本発明の軟質化処理は、硬質合成樹脂製箱、包装材
料、ファイル、蝶番等の屈曲部分に対して、極めて有効
である。
実施例1 第1図Aに示すように硬質合成樹脂シート7を支持板
8上の保持具5,6およびプレスシリンダ2,3により強固に
保持し、プレスシリンダ2または3は振動発生装置に連
結する。冷却用盤4には加熱体1に対応して空気孔を穿
ち、冷却圧搾空気が噴射できるようにした。
加熱体1は電気的手段により瞬時に加熱できるように
なっており、約0.2〜0.5秒(長くても1秒)程度通電加
熱する。このとき加熱体1はシート7と圧接状態にお
く。電気を切ったら加熱体1はシート7を軽くおさえた
状態に保ったまま、保持具6とプレスシリンダ3の一対
を矢印の方向に延伸する。なお、延伸は左右両方向に行
ってもよい。
ついで、加熱体1の電源を切って、シリンダ2または
3よりシート7に振動を与えると同時に空気孔より冷却
空気をふきつけてシート7を冷しつつシリンダ3と保持
具6を元の位置に戻すことによって一サイクルを終了す
る。
延伸から工程終了までの時間はシートの厚さによって
1.5〜3秒、通常1.5〜1.7秒程度である。
シート7をシリンダ2,3、保持具5,6で強固に保持して
から、一工程が終るまでは長くて4秒、通常1.7〜2.2秒
程度である。
シリンダー2または3からの振動付与によりシリンダ
3をはじめすべてが共振するがその程度は極めて微妙で
あり、肉眼で確認することはできない。
本発明により軟質化した硬質ポリ塩化ビニルシートの
折り曲げ開閉繰返し試験を第1表に示す。
〔効果〕 本発明は、すべてのシート状厚みを有する硬質合成樹
脂の必要部分のみを軟質化することができるので、硬質
合成樹脂でありながら、特定部分のみは軟質合成樹脂と
しての物性を示す全く新しいタイプの成形品を得ること
ができる。
本発明を使用することにより、硬質合成樹脂製の箱、
包装材料、ファイル(文具)などの屈曲部分の処理、硬
質合成樹脂製蝶番の製造などを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施態様を示す説明図であり、Aは
加熱工程を、Bは延伸工程を、Cは振動、冷却復元工程
を示す。 1……加熱体、2,3……シリンダ 4……冷却用盤、5,6……保持具 7……合成樹脂シート、8……支持板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質合成樹脂シートの部分的に軟質化した
    い部分を加熱し、加熱された部分を延伸し、ついで100
    〜104Hzのオーダーの振動、冷却、復元をほぼ同時的に
    行うことを特徴とする硬質合成樹脂シートを部分的に軟
    質化する方法。
  2. 【請求項2】硬質合成樹脂シートを保持する手段、硬質
    合成樹脂シートの軟質化したい部分を数秒以内の間加熱
    する手段、加熱部分を延伸する手段、延伸部分に100〜1
    04Hzのオーダーの振動を与える手段、加熱手段に対応し
    て設けられた冷却手段よりなることを特徴とする硬質合
    成樹脂シートを部分的に軟質化するための装置。
JP17147089A 1989-07-03 1989-07-03 硬質合成樹脂シートを部分的に軟質化する方法と装置 Expired - Fee Related JP2759915B2 (ja)

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