JP2756495B2 - スイッチ付きプッシュプルコントロールケーブル - Google Patents

スイッチ付きプッシュプルコントロールケーブル

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JP2756495B2 JP5214949A JP21494993A JP2756495B2 JP 2756495 B2 JP2756495 B2 JP 2756495B2 JP 5214949 A JP5214949 A JP 5214949A JP 21494993 A JP21494993 A JP 21494993A JP 2756495 B2 JP2756495 B2 JP 2756495B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチ付きプッシュプ
ルコントロールケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クレーンなどの建設機械、車輛あ
るいは各種の産業機械においては、エンジンの力を取り
出すため、パワーテイクオフバルブ(以下、PTOバル
ブという)が用いられている。そのPTOバルブは、運
転台などから遠隔操作するためにプッシュプルコントロ
ールケーブルを利用した操作装置によって操作される。
このものはノブを押し引き操作することによりケーブル
を介してPTOバルブを切り換えることができる。
【0003】かかる従来のパワーテイクオフ操作装置
(以下、PTO操作装置という)においては、ノブの戻
し忘れをウォーニングランプなどで知らせるため、ノブ
ないし操作ロッドの位置を検出するリミットスイッチが
取りつけられている。たとえば図6に示すPTO操作装
置では、プッシュプルコントロールケーブルを操作パネ
ル101などに取りつけるホルダー102と、ホルダー
102内をスライドして内索を押し引きする操作ロッド
103とを有し、ホルダー102はリミットスイッチ1
04を取りつけるためのブラケット105と共に操作パ
ネル101にネジ止めされる。そして操作ロッド103
にはリミットスイッチ104の作動部106と当接する
円板状の当接部材107が取りつけられている。
【0004】このようなPTO操作装置はプッシュプル
コントロールケーブルおよびブラケット105をホルダ
ー102で取りつけた後に、リミットスイッチ104、
そのリード線およびコネクタからなる電気部品を取りつ
けることができ、しかも振動などの悪環境下でも充分に
高い信頼性を有する反面、ブラケット105や当接部材
107などの部品が大きく突出し、嵩張る問題がある。
一方、乗用車などのチョーク操作装置においては、チョ
ークバルブの操作力が小さいこともあり、スプリングで
開き方向に付勢したチョークバルブをプルコントロール
ケーブルで操作するようにしており、それらの中には固
定接点と可動接点をホルダー内に一体に組み込んだもの
(実公昭51−26811号公報および実開昭58−1
61150号公報参照)、あるいは操作ロッドに永久磁
石を設け、ホルターにリードスイッチを内蔵させたもの
などが提案されている(実開昭52−93827号公報
参照)。
【0005】しかし軽量のプルコントロールケーブルの
場合は問題がなくても、比較的重量のあるプッシュプル
コントロールケーブルの場合は、とくに機械部品と電気
部品が分離できないこともあって、組み立て時にスイッ
チの故障を招きがちであり、信頼性も充分でない。その
ためそれらの内蔵形のスイッチの構成をそのままプッシ
ュプルコントロールケーブルに転用することはできな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はプッシュプル
コントロールケーブルに対しても前記スイッチ内蔵のプ
ルコントロールケーブルに匹敵する、ないしはそれに近
いコンパクトさを備えたスイッチ付きプッシュプルコン
トロールケーブルを提供すること、さらに電気部品を後
付けすることができるスイッチ付きプッシュプルコント
ロールケーブルを提供することを技術課題とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチ付きプ
ッシュプルコントロールケーブルは、可撓性を有する導
管と、その導管内に摺動自在に挿入される押し引き操作
可能な内索と、その内索に連結されるロッドと、前記導
管が連結され、ロッドを軸方向にスライド自在に案内す
る筒状のホルダーとからなるプッシュプルコントロール
ケーブルであって、前記ロッドが内索よりも所定の段差
分だけ大きい外径を有し、前記ホルダーが、筒状の本体
と、その本体に半径方向に突出するように設けられるス
イッチ収納箱とを備えており、前記本体が、薄肉円筒状
の導管取付部と、ロッドを軸方向スライド自在に案内す
るガイド孔と、導管取付部とガイド孔の間に介在される
壁部とを備えており、その壁部に、ガイド孔と導管取付
部とを連通する内索を通すための小孔が形成され、前記
本体の段差と対応する部位に、スイッチ取納箱とガイド
孔とを連通するように開口する窓部が形成され前記ス
イッチ収納箱が窓部を囲うように設けられると共に、ス
イッチ収納箱内に、リミットスイッチが、窓部から作動
片をガイド孔内に突出するように着脱自在に収容されて
おり、かつ、前記導管が導管取付部内に前記壁部に突き
当たるまで挿入され、導管取付部がかしめられることに
より、導管がホルダーの本体に固定されていることを特
徴としている。そのようなスイッチ付きプッシュプルコ
ントロールケーブルでは、前記スイッチ収納箱の底部お
よび(または)前後のいずれかの端部にリミットスイッ
チを挿入するための開口部が形成されているものが好ま
しい。
【0008】前記リミットスイッチの作動片の先端には
ローラを回転自在に設けるのが好ましい。また前記リミ
ットスイッチが、スイッチ収納箱の対向する一対の側壁
をリミットスイッチと共に貫通するネジにより、スイッ
チ収納箱に着脱自在に取りつけられているものが好まし
い。さらに前記開口部が蓋部材により水密状態で閉じら
れると共に、その蓋部材に形成した孔に、リミットスイ
ッチのリード線が水密状態で貫通し、かつリード線の自
由端にコネクタが取りつけられているものが好ましい。
【0009】 なおここにいうリミットスイッチには、い
わゆるマイクロスイッチにスプリング復帰のアクチュエ
ータを設けたもののほか、マイクロスイッチなどが含ま
れる。
【0010】
【作用】窓から突出する作動片の先端は常時はロッドの
周辺または軸端に当接しており、操作のためにロッドが
ホルダー内でスライドすると、ロッドとの当接が外れ
る。また場合により、内索に当接する。そしてそのよう
な作動片の動きにより、リミットスイッチ内の端子がO
N−OFF作動する。このように本発明のスイッチ付き
プッシュプルコントロールケーブルでは、リミットスイ
ッチの検出部がロッドと内索の継ぎ目部であるので、従
来のPTO操作装置のような円板状の当接板やブラケッ
トが不要であり、全体をきわめてコンパクトに構成する
ことができる。さらにリミットスイッチをスイッチ収納
箱に着脱自在に収容しているので、機械部品の組付調整
の後にリミットスイッチを取りつけることができる。そ
のため信頼性のある汎用品を使用することができ、機械
部品の組み付け調整時にリミットスイッチを損傷しにく
い。
【0011】 スイッチ収納箱の底部および(または)前
後いずれかの端部に開口部が形成されているスイッチ付
きプッシュプルコントロールケーブルでは、リミットス
イッチはその作動片がホルダーの窓から内側に突出する
ようにスイッチ収納箱の開口部から取りつけることが容
易である。そのときリミットスイッチのリード線は開口
部から出すことができる。したがってリミットスイッチ
は後から一層簡単に取りつけることができる
【0012】作動片の先端にローラが設けられているリ
ミットスイッチを採用する場合は、段差部の移動、とく
に内索側からロッド側への乗り上げがスムーズである。
リミットスイッチをスイッチ収納箱を貫通する2本のネ
ジで取りつけるようにすれば、リミットスイッチと側壁
の間に隙間があっても安定して確実に取りつけることが
できる。またネジは蓋部材の上から一体に取りつけるこ
とができる。さらに蓋部材をスイッチ収納箱に被せるこ
とにより水密にシールすることができる。それによりリ
ミットスイッチおよび導管の内部を保護することができ
る。また蓋部材にリミットスイッチのリード線を水密状
態で貫通させる孔を設けておけば、蓋部材をスイッチ収
納箱にきっちりと嵌着させることができ、シール作用を
確実にしうる。
【0013】
【0014】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明のスイッチ
付きプッシュプルコントロールケーブル(以下、スイッ
チ付きケーブルという)の実施例を説明する。図1は本
発明のスイッチ付きケーブルの一実施例を示す組み立て
前の部分断面側面図、図2aは図1におけるホルダーの
部分切欠斜視図、図2bは図1のII−II線断面図、
図3aおよび図3bはそれぞれ図1のスイッチ付きケー
ブルの組み立て状態および作動状態を示す断面図、図4
は本発明のスイッチ付きケーブルを用いたPTO操作装
置の一実施例を示す部分断面側面図、図5は本発明のス
イッチ付きケーブルの他の実施例を示す要部断面図であ
る。
【0015】図1に示すスイッチ付きケーブルAは、ホ
ルダー1、ロッド2およびプッシュプルコントロールケ
ーブル(以下、コントロールケーブルという)3からな
る機械部品と、マイクロスイッチ5、リード線6および
コネクタ7からなる電気部品とに分かれている。コント
ロールケーブル3は導管8とその導管8内をスライド
し、押し引き力を伝達する内索9とからなる公知のもの
である。
【0016】ホルダー1は概略円筒状の本体10と、そ
の本体10から半径方向に突出するスイッチ収納箱11
とから一体に構成されている(図2a参照)。そして本
体10の先端は導管8をかしめて固定するための薄肉円
筒状の導管取りつけ部12とされており、後端の外周に
は、ホルダー1を操作パネルPなどの相手部材に取りつ
けるためのナット13およびエンドナット14のための
ネジ15が切られている。また本体10の先端付近には
軸線を遮るように壁部16が設けられ、その壁部16に
は内索9を通す小孔17が形成されている。また壁部1
6より手前側にはロッド2を軸方向スライド自在に案内
するガイド孔18が形成されている。そしてガイド孔1
8のもっとも奥、すなわち壁部16の近辺にはホルダー
1の半径方向に開口する窓19が形成されている。
【0017】前記スイッチ収納箱11は図2bに示すよ
うに、その窓19を取り囲むように設けられる。そのス
イッチ収納箱11は、軸方向に伸びる2枚の矩形状の側
壁20、21と、前後の端部を閉じる端部壁22、23
とからなる。スイッチ収納箱11の底部はマイクロスイ
ッチ5を入れるために開口しており、その開口部24は
リード線6を通すべく後端に形成された開口部25と連
続している。なお側壁20、21にはマイクロスイッチ
5のネジ36を通す孔36aと対応する孔36bが形成
されている。図1に戻って、ホルダー1の本体10の端
部にネジ込まれているエンドナット14は、ロッド2の
表面と摺接してシールするOリング26を有しており、
図1の符号27は歯付座金である。
【0018】マイクロスイッチ5はローラレバータイプ
の作動片28を有する市販のものであり、作動片28の
先端にはローラ29が回転自在に取りつけられている。
さらにマイクロスイッチ5は、そのコモン端子COM、
常開端子NO、常閉端子NCによってコネクタ30に取
りつけられている。コネクタ30はポリプチレンテレフ
タレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(P
PS)などの合成樹脂で構成され、内部に常開端子NO
(または常閉端子NC)およびコモン端子COMと接続
される端子プレート31、32が埋め込まれている。そ
れらの端子プレート31、32にはコネクタ30の後端
側から外部に出るリード線6a、6bが接続されてお
り、リード線6a、6bの先端には公知の3線用(また
は2線用)コネクタ7が接続されている。
【0019】さらにリード線6a、6bは、スイッチ収
納箱11を覆うためのゴム製のブーツ33が係合してい
る。すなわちブーツ33の後端側には2個の突起34が
突設され、それらの突起34を貫通する孔35にリード
線6a、6bがそれぞれ通されている。なおブーツ33
やコネクタ30はマイクロスイッチ5と共に市販のリミ
ットスイッチ(マイクロスイッチを内蔵しているもの)
に用いられているものを利用することもできる。ブーツ
33は請求項4の蓋部材を構成している。
【0020】上記のように機械的部品と電気的部品とに
分かれているスイッチ付きケーブルAは、まず機械的部
品を相手部材に取りつけ、ロッド2を押し引き操作しな
がらストロークエンドと相手機器(たとえばPTOバル
ブ)の動作範囲との対応関係を調節する。ついでマイク
ロスイッチ5とコネクタ30をスイッチ収納箱11に収
納し、ブーツ33を想像線のようにスイッチ収納箱11
に被せ、さらに図2bの想像線のようにネジ36とナッ
ト37で固定することにより電気的部品を組みつける。
それにより図3aに示すスイッチ付きケーブルAがえら
れる。なおネジとナットでマイクロスイッチ5を固定し
た上からブーツ33を被せるようにしてもよい。このよ
うにスイッチ付きケーブルAは機械的部品と電気的部品
とを別個に組みつけることができるので、それぞれ個別
に調節やテストができ、便利である。しかも組み立て時
に電気的部品を損傷するおそれが少ない。
【0021】図3aのように組み立てた後は、マイクロ
スイッチ5の作動片28のローラ29は窓19からガイ
ド孔18の内側に突出している。そのためローラ29
は、ガイド孔18の奥まで押し込まれているロッド2の
表面と当接して、半径方向外側(矢印B方向)に押され
ている。そして図3bに示すようにロッド2をホルダー
1から出る方向(矢印C方向)に引いて内索9を引き操
作すると、ロッド2の端面38がローラ29より図中左
側にきたとき、作動片28の復帰力でローラ29は半径
方向内側(矢印D方向)に戻る。それによりローラ29
はガイド孔18内に入り込み、マイクロスイッチ5が作
動する。逆にその状態からロッド2を矢印E方向に押し
込んで内索9を押し操作すると、ロッド2の端面38に
よりローラ29が矢印B方向に押し出される(図3a参
照)。なおローラ29が内側にきたときにリード線6
a、6b間を短絡させるか、あるいは開くかは、リード
線6aを常閉端子NCに接続するか常開端子NOに接続
するかで選択することができる。他方のリード線はコモ
ン端子COMに接続されている。
【0022】前述の操作ではロッド2の側を押し引き操
作しているが、図3aおよび図3bから明らかなよう
に、内索9の他端側を押し引き操作してロッド2を動か
しても同じようにマイクロスイッチ5を切り換えること
ができる。また図3aと図1とを比較し、さらに図2b
を参照すればわかるように、スイッチ収納箱11の内部
空洞の上端側には、マイクロスイッチ5およびコネクタ
30と当接してそれらを確実に支えるための段部39が
形成されている。
【0023】前記実施例ではリミットスイッチとしてロ
ーラレバータイプのマイクロスイッチ5を採用している
が、押し込み式のマイクロスイッチなど、他の形式のリ
ミットスイッチを採用することもできる。またロッド2
と内索9の半径の差、すなわち段差(図3bのy)は、
大きいほうがリミットスイッチによる検出が容易である
が、内索9の座屈のおそれが大きくなる。そのため内索
9の径やロッド2のストロークにもよるが、段差は2.
0〜3.0mm程度が好ましい。
【0024】つぎに図4を参照して上記スイッチ付きケ
ーブルAをPTO操作装置Kに適用する場合の実施例を
説明する。図4の装置Kの操作側K1は、ロッド2とし
て六角棒が用いられ、その自由端にハンドル40が取り
つけられている以外は図1〜3のスイッチ付きケーブル
Aと同じであり、そのため同じ部位に同じ符号を付して
説明を省略する。また装置Kの動作側K2は従来のPT
O操作装置のものと実質的に同じである。すなわち固定
部材P2への取りつけナット41、42が螺合した筒状
のホルダー43を有し、そのホルダー43の導管取りつ
け部44には導管8がかしめ付けられている。ホルダー
43の他端にはガイドパイプ45が首振り自在に連結さ
れており、そのガイドパイプ45内にはロッド46が摺
動自在に挿入されている。ロッド46の基端側(図面の
左側)には内索9がかしめ付けられており、先端側には
PTOバルブに連結されるジョイント47が螺着されて
いる。なお符号48は公知のジャバラブーツであり、4
9はグロメットである。
【0025】このように構成されるPTO操作装置Kに
おいて、操作側のハンドル40は常時矢印E方向に押し
込まれており、これがPTOバルブを押している状態で
ある。この状態からハンドル40を矢印C方向に引いて
ロッド2をホルダー1から引き出すと、内索9を介して
作動側のロッド45が矢印C2方向に引かれ、PTOバ
ルブが引かれる。それにより、エンジンの動力を車輛か
ら機器へ取り出す。そのときマイクロスイッチ5がON
になり、リード線6およびコネクタ7を通じて安全装置
に信号が送られ、ウオーニングランプを点灯させる。そ
れにより運転者にPTOバルブが切り換っていることを
伝える。
【0026】ついで機器の操作が終われば、ハンドル4
0を押し込み、内索9を介して動作側のロッド4を矢
印E2方向に延び出させる。それによりPTOバルブが
切り換わると共に、マイクロスイッチ5のa接点がOF
Fとなり、ウオーニングランプが消える。上記PTO操
作装置Kにおいても、機械関連部品の組み付け調整の
後に電気関連部品を組つけることができ、しかもリミ
ットスイッチの作動の信頼性が高く、取りつけ時の故
障のおそれが少ない、といった前述のスイッチ付きケー
ブルAの利点がそのまま奏される。
【0027】図5はマイクロスイッチ5の他の取りつけ
方法を示している。この装置ではロッド2の押し込み方
向のストロークエンドを図示しないストッパで規制して
いる。そしてマイクロスイッチ5の作動片28は、ロー
ラ29がロッド2の端面38に押された想像線J1の状
態と、ロッド2が引き出されて作動片28が復帰する実
線J2の状態との間で動く。このものも前述のスイッチ
付きケーブルAと同じ作用効果を奏する。
【0028】
【発明の効果】本発明のスイッチ付きケーブルは、内索
とロッドの段差をリミットスイッチの検出に使用してい
るので、従来のもののように円板や大きいブラケットを
要せず、そのためスイッチまわりを小さく構成すること
ができる。またリミットスイッチはスイッチ収納箱に着
脱自在に収容しているので、機械部品の組みつけ調整の
後に電気部品を組みつけることができる。そのため、電
気部品の故障が少ない。また独立した市販のリミットス
イッチなどを利用できるので、信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチ付きケーブルの一実施例を示
す組み立て前の一部断面側面図である。
【図2】図2aは図1におけるホルダーの部分切欠斜視
図、図2bは図1のII−II線断面図である。
【図3】図3aおよび図3bはそれぞれ図1のスイッチ
付きケーブルの組み立て状態および作動状態を示す断面
図である。
【図4】本発明のスイッチ付きケーブルを用いたPTO
操作装置の一実施例を示す部分断面側面図である。
【図5】本発明のスイッチ付きケーブルの他の実施例を
示す要部断面図である。
【図6】従来のプッシュプルコントロールケーブルとリ
ミットスイッチとの組み合わせの一例を示す要部断面側
面図である。
【符号の説明】
1 ホルダー 2 ロッド 3 コントロールケーブル 5 マイクロスイッチ 6 リード線 7 コネクタ 8 導管 9 内索 11 スイッチ収納箱 19 窓 28 作動片 29 ローラ 33 ブーツ K PTO操作装置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する導管と、その導管内に摺
    動自在に挿入される押し引き操作可能な内索と、その内
    索に連結されるロッドと、前記導管が連結され、ロッド
    を軸方向にスライド自在に案内する筒状のホルダーとか
    らなるプッシュプルコントロールケーブルであって、 前記ロッドが内索よりも所定の段差分だけ大きい外径を
    有し、 前記ホルダーが、筒状の本体と、その本体に半径方向に
    突出するように設けられるスイッチ収納箱とを備えてお
    り、 前記本体が、薄肉円筒状の導管取付部と、ロッドを軸方
    向スライド自在に案内するガイド孔と、導管取付部とガ
    イド孔の間に介在される壁部とを備えており、 その壁部に、ガイド孔と導管取付部とを連通する内索を
    通すための小孔が形成され、 前記本体の段差と対応する部位に、スイッチ収納箱とガ
    イド孔とを連通するように開口する窓部が形成され前記スイッチ収納箱が窓部を囲うように設けられると共
    に、スイッチ収納箱内に、リミットスイッチが、 窓部か
    ら作動片をガイド孔内に突出するように着脱自在に収容
    されており、 かつ、前記導管が導管取付部内に前記壁部に突き当たる
    まで挿入され、導管取付部がかしめられることにより、
    導管がホルダーの本体に固定されて いる スイッチ付きプッシュプルコントロールケーブル。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ収納箱の底部および(また
    は)前後のいずれかの端部にリミットスイッチを挿入す
    るための開口部が形成されている請求項1記載のスイッ
    チ付きプッシュプルコントロールケーブル。
  3. 【請求項3】 前記作動片の先端にローラが回転自在に
    設けられている請求項1または2記載のスイッチ付き
    ッシュプルコントロールケーブル。
  4. 【請求項4】 前記リミットスイッチが、スイッチ収納
    箱の対向する一対の側壁をリミットスイッチと共に貫通
    するネジにより取り付けられている請求項2記載のスイ
    ッチ付きプッシュプルコントロールケーブル。
  5. 【請求項5】 前記開口部が蓋部材により水密状態で閉
    じられると共に、その蓋部材に形成した孔に、リミット
    スイッチのリード線が水密状態で貫通し、かつリード線
    の自由端にコネクタが取りつけられている請求項2記載
    スイッチ付きプッシュプルコントロールケーブル。
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