JP2755461B2 - 光ファイバ測定装置 - Google Patents
光ファイバ測定装置Info
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- JP2755461B2 JP2755461B2 JP2028444A JP2844490A JP2755461B2 JP 2755461 B2 JP2755461 B2 JP 2755461B2 JP 2028444 A JP2028444 A JP 2028444A JP 2844490 A JP2844490 A JP 2844490A JP 2755461 B2 JP2755461 B2 JP 2755461B2
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- measuring device
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- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 title claims description 27
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 8
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 9
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- 238000005253 cladding Methods 0.000 description 4
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 238000000253 optical time-domain reflectometry Methods 0.000 description 3
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Landscapes
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えばバルブの開閉状態の検知、ケーブル
の浸水や落雷などの環境の検知等、単一地点のみならず
多数地点の状況を検知する光ファイバ応力付与型センサ
を用いた測定装置に関する。
の浸水や落雷などの環境の検知等、単一地点のみならず
多数地点の状況を検知する光ファイバ応力付与型センサ
を用いた測定装置に関する。
〈従来の技術とその課題〉 光ファイバ応力付与型センサは、検知する量に応じて
光ファイバに曲げ応力を加え、その結果光伝送損失が生
ずるものである。そして、このセンサは浸水検知や落雷
検知に用いられて多数地点での検知量に相応する伝送損
失の測定に用いられる。
光ファイバに曲げ応力を加え、その結果光伝送損失が生
ずるものである。そして、このセンサは浸水検知や落雷
検知に用いられて多数地点での検知量に相応する伝送損
失の測定に用いられる。
測定に当っては、光伝送損失を光時間領域反射測定器
(Optical Time Domain Reflectmeter)(OTDR装置とい
う)により、光レベルの段差として検出するものであ
る。
(Optical Time Domain Reflectmeter)(OTDR装置とい
う)により、光レベルの段差として検出するものであ
る。
ところが、第3図(a),第4図(a)に示すように
光ファイバ1の途中に備えられた光ファイバ応力付与型
センサ2に応力が加えられた場合、第3図(b)に示す
如くその応力付加部分から後方にZの範囲数十mにわた
ってデッドゾーンが生ずる。このデッドゾーンは後方散
乱光を取り込むタイミングより広いパルスを光源として
使用した場合必ず生ずるが、この取り込みタイミングよ
り狭いパルスを使用した場合でも応力を加えた場所にて
生ずるクラッドモードのため生じてしまう。すなわち、
光ファイバ応力付与型センサでは、このセンサ間の間隔
を数十m以下にすると、曲げなど応力付与部で生ずるク
ラッドモードの影響による過渡的な測定点内となって、
異なるセンサの信号が重なり合って個々のセンサからの
信号が分離しにくく、したがって多数のセンサを近接し
て配置できないという問題がある。
光ファイバ1の途中に備えられた光ファイバ応力付与型
センサ2に応力が加えられた場合、第3図(b)に示す
如くその応力付加部分から後方にZの範囲数十mにわた
ってデッドゾーンが生ずる。このデッドゾーンは後方散
乱光を取り込むタイミングより広いパルスを光源として
使用した場合必ず生ずるが、この取り込みタイミングよ
り狭いパルスを使用した場合でも応力を加えた場所にて
生ずるクラッドモードのため生じてしまう。すなわち、
光ファイバ応力付与型センサでは、このセンサ間の間隔
を数十m以下にすると、曲げなど応力付与部で生ずるク
ラッドモードの影響による過渡的な測定点内となって、
異なるセンサの信号が重なり合って個々のセンサからの
信号が分離しにくく、したがって多数のセンサを近接し
て配置できないという問題がある。
第3図(a),第4図(a)に示す例では、クラッド
モードの影響長が20m〜50m生じ、その影響長よりも接近
させてセンサ2を配置すると、一例として第3図
(c),第4図(b)のようにどのセンサが判明しない
ことになる。
モードの影響長が20m〜50m生じ、その影響長よりも接近
させてセンサ2を配置すると、一例として第3図
(c),第4図(b)のようにどのセンサが判明しない
ことになる。
本発明は、上述の問題に鑑みクラッドモードの影響を
極力小さくして、多数のセンサを近接して配置できるよ
うにした光ファイバ測定装置の提供を目的とする。
極力小さくして、多数のセンサを近接して配置できるよ
うにした光ファイバ測定装置の提供を目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上述の目的を達成する本発明は、光ファイバの途中に
応力付与部を備え上記光ファイバに光源・検出器及び光
学系を接続した光ファイバ測定装置において、 上記応力付与部のうち必要箇所の上記光ファイバに急
峻な曲げを与えてこの曲げに応じて反射光を増加して発
生させる手段を備えたことを特徴とする。
応力付与部を備え上記光ファイバに光源・検出器及び光
学系を接続した光ファイバ測定装置において、 上記応力付与部のうち必要箇所の上記光ファイバに急
峻な曲げを与えてこの曲げに応じて反射光を増加して発
生させる手段を備えたことを特徴とする。
〈作用〉 相互に近接したセンサが存在しても、光ファイバを必
要に応じて急峻に曲げると、この曲げにより第2図に示
すような鋭い反射波形Rが生じ、しかもこの反射波形は
それ以前の信号レベルにより突出している特徴がある。
そして、この反射波形を、例えばセンサが動作していな
い信号を基準として基準レベルより大きな突発入力とし
てとらえれば、相互に近接したセンサの動作検出が容易
にできる。
要に応じて急峻に曲げると、この曲げにより第2図に示
すような鋭い反射波形Rが生じ、しかもこの反射波形は
それ以前の信号レベルにより突出している特徴がある。
そして、この反射波形を、例えばセンサが動作していな
い信号を基準として基準レベルより大きな突発入力とし
てとらえれば、相互に近接したセンサの動作検出が容易
にできる。
〈実施例〉 ここで、第1図、第3図、第4図を参照して本発明の
実施例を説明する。
実施例を説明する。
第1図は本発明装置の一例であり、1は光ファイバ、
2は例えば棒にまきつけるようにして例えば約10cmの曲
げを与え急峻な曲げ発生のための応力付与部、3は反射
波形を測定するOTDR装置、4はコンピュータである。
2は例えば棒にまきつけるようにして例えば約10cmの曲
げを与え急峻な曲げ発生のための応力付与部、3は反射
波形を測定するOTDR装置、4はコンピュータである。
かかる構成にて棒への光ファイバ1のまきつけによ
り、曲げによる段差が例えば約0.1dB程度の鋭い反射状
波形が生ずる。そして、この反射状の波形は、光ファイ
バ1を強く曲げるに従って強く突出する。このまきつけ
によるクラックドモードの影響は約30mであったが、反
射状の波形は特異なものであり容易に判定可能である。
り、曲げによる段差が例えば約0.1dB程度の鋭い反射状
波形が生ずる。そして、この反射状の波形は、光ファイ
バ1を強く曲げるに従って強く突出する。このまきつけ
によるクラックドモードの影響は約30mであったが、反
射状の波形は特異なものであり容易に判定可能である。
かかる曲げ測定を発生させ検出する装置を4台のセン
サ及び3台のセンサを備え、しかも影響長内5mの間隔で
設定した。この場合30cm程度の弱い曲げでは第3図
(c),第4図(b)の如く判定不可能であったが、約
10cmの急峻な曲げを発生させると第3図(d)、第4図
(c)のように鋭い反射状の波形が生じた。
サ及び3台のセンサを備え、しかも影響長内5mの間隔で
設定した。この場合30cm程度の弱い曲げでは第3図
(c),第4図(b)の如く判定不可能であったが、約
10cmの急峻な曲げを発生させると第3図(d)、第4図
(c)のように鋭い反射状の波形が生じた。
なお、光ファイバ1の曲げを強くすると反射が顕著に
なるが、その際曲げ疲労によるファイバ破断が信頼性の
点から問題となる。この場合、ハーメチックファイバな
ど疲労指数の大きなファイバを用いることにより問題が
解決できる。
なるが、その際曲げ疲労によるファイバ破断が信頼性の
点から問題となる。この場合、ハーメチックファイバな
ど疲労指数の大きなファイバを用いることにより問題が
解決できる。
また、上記実施例では検査者が波形を直接判定してい
るが、コンピュータを用いてソフトウェア上にて自動的
に検査を行うようにすると効果的である。
るが、コンピュータを用いてソフトウェア上にて自動的
に検査を行うようにすると効果的である。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、曲げにて生ずる
反射形状波形は階段状の損失を検出する従来と異なりセ
ンサが接近しても容易に特徴付けられて検出できるの
で、センサの近接配置も可能となる。
反射形状波形は階段状の損失を検出する従来と異なりセ
ンサが接近しても容易に特徴付けられて検出できるの
で、センサの近接配置も可能となる。
第1図は本発明の一実施例の構成図、第2図は反射波形
の発生状態図、第3図は4個のセンサを配置状態図とそ
の波形図、第4図は3個のセンサの配置状態図とその波
形図である。 図中、 1は光ファイバ、2は応力付与部、3はOTDR装置であ
る。
の発生状態図、第3図は4個のセンサを配置状態図とそ
の波形図、第4図は3個のセンサの配置状態図とその波
形図である。 図中、 1は光ファイバ、2は応力付与部、3はOTDR装置であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲村 栄一 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2 号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 中山 勝義 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1番2 号 大阪瓦斯株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−37394(JP,U) 特表 昭58−501336(JP,A) 米国特許4861979(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01L 1/24 G01B 11/16 G01D 5/26
Claims (3)
- 【請求項1】光ファイバの途中に応力付与部を備え上記
光ファイバに光源・検出器及び光学系を接続した光ファ
イバ測定装置において、 上記応力付与部のうち必要箇所の上記光ファイバに急峻
な曲げを与えてこの曲げに応じて反射光を増加して発生
させる手段を備えたことを特徴とする光ファイバ測定装
置。 - 【請求項2】反射光を検出する光源・検出器及び光学系
として光時間領域反射測定器を備えたことを特徴とする
請求項(1)記載の光ファイバ測定装置。 - 【請求項3】光ファイバはハーメチックファイバである
ことを特徴とする請求項(1)又は(2)記載の光ファ
イバ測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2028444A JP2755461B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 光ファイバ測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2028444A JP2755461B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 光ファイバ測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03233319A JPH03233319A (ja) | 1991-10-17 |
JP2755461B2 true JP2755461B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=12248849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2028444A Expired - Lifetime JP2755461B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 光ファイバ測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2755461B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4609836B2 (ja) * | 2004-02-26 | 2011-01-12 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバセンサ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4861979A (en) | 1986-05-30 | 1989-08-29 | Societe Anonyme Dite Compagnie Generale D'electricite | Optical fiber multipoint measuring device with time multiplexing |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4477725A (en) * | 1981-08-27 | 1984-10-16 | Trw Inc. | Microbending of optical fibers for remote force measurement |
JPH01225911A (ja) * | 1988-03-07 | 1989-09-08 | Fujikura Ltd | ハーメチックコート光ファイバの製造方法 |
JPH0237394U (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-12 |
-
1990
- 1990-02-09 JP JP2028444A patent/JP2755461B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4861979A (en) | 1986-05-30 | 1989-08-29 | Societe Anonyme Dite Compagnie Generale D'electricite | Optical fiber multipoint measuring device with time multiplexing |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03233319A (ja) | 1991-10-17 |
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