JP2752973B2 - 臓器洗浄装置 - Google Patents

臓器洗浄装置

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JP2752973B2
JP2752973B2 JP62222075A JP22207587A JP2752973B2 JP 2752973 B2 JP2752973 B2 JP 2752973B2 JP 62222075 A JP62222075 A JP 62222075A JP 22207587 A JP22207587 A JP 22207587A JP 2752973 B2 JP2752973 B2 JP 2752973B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、人体の臓器へ洗浄液を供給し臓器を洗浄し
た後、洗浄済みの洗浄液を排出する臓器の洗浄装置に関
する。 (従来例) 従来、例えば人体の腹腔,膀胱,胃及び腸等の臓器に
滅菌処理した生理食塩水を供給し、これを洗浄した後に
洗浄済みの洗浄液を排出して臓器の洗浄が行われる。 例えば人体に手術等を施した際に、術後、排尿困難
や、失禁状態を伴うことがあり、その際には尿道を介し
て膀胱にカテーテルを挿入し留置して排尿路を確保しな
ければならないことがある。そして前記カテーテルに排
尿チューブを接続して排尿路として、尿を体外の尿バッ
クに導く。 しかし上記のように排尿路を長期間にわたって膀胱に
留置すると、尿バックで雑菌が繁殖し、その雑菌が排尿
チューブからカテーテルを伝って体内に侵入し、膀胱炎
を起こしたり、時には、腎臓に菌が達して腎炎を起こす
ことがある。 このようにして起きる尿路感染を防止するために従来
から膀胱洗浄が行われてきた。 そのような膀胱を洗浄する装置としては、注射器とカ
テーテルとからなるものが一般に用いられている。前記
したように膀胱を洗浄するときには、尿道を介して膀胱
にカテーテルを挿入し該カテーテルに洗浄液を充填した
注射器を接続して膀胱内に洗浄液を供給する。 この洗浄液を供給する操作を数回行なって膀胱内を洗
浄液で満たす。 そして洗浄液を排出させるときには、カテーテルに注
射器を接続して吸引する操作を数回行なって膀胱内の洗
浄液を注射器に流出させ排出する。このように膀胱に対
して洗浄液を注射器で満たしては排出するという洗浄操
作を数回繰り返して行なう。そうした洗浄を終えた後、
前記カテーテルに排尿チューブを接続し尿バックと連結
する。 このような膀胱洗浄は、滅菌処理した生理食塩水で数
回繰り返して洗浄を行わないと効果がない。 従って膀胱へ洗浄液を供給するとき、また、これを排
出するときに、数多くの注射器の着脱が必要であり洗浄
操作が面倒であるばかりでなく洗浄する時間が長く患者
に苦痛を与える不都合がある。 (本発明の解決すべき問題点) 本発明は、かかる従来の不都合を解消し、人体の臓器
を洗浄液を用いて洗浄する際に、洗浄液の供給及び洗浄
した洗浄液の排出の操作の簡単な臓器洗浄装置を提供す
ることを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 本発明の第1発明は、かかる目的を達成するために、
人体の臓器へ洗浄液を供給した後、これを排出して洗浄
する装置において、洗浄装置から洗浄液を臓器へ供給す
る洗浄液供給路に洗浄液を臓器の方向にのみ流入させる
2つの第1,第2逆止弁を設け、前記臓器を洗浄した洗浄
液を排出する洗浄液排出路に洗浄済みの洗浄液を排出側
の方向にのみ流入させる2つの第3,第4逆止弁を設け、
前記洗浄液供給路の第1,第2逆止弁の間の供給路と前記
洗浄液排出路の第3,第4逆止弁の間の排出路とに分岐路
を設け、両分岐路のいずれか一方に選択的にシリンダ装
置を接続する切換装置を設け、該切換装置は、一端に供
給路側の分岐路を接続して他端が開口する第1の通路と
一端に排出路側の分岐路を接続して他端が開口する第2
の通路とが形成された本体と、該本体に摺動自在に設け
られ、一端にシリンダ装置を接続し、摺動に応じて他端
が第1の通路の開口または第2の通路の開口に接続する
接続路が形成された切換部とを備え、前記シリンダ装置
を前記切換装置を介して第1の通路の開口に接続したと
き、第1逆止弁を介して洗浄液を前記シリンダ装置に流
入させた後、該シリンダ装置の洗浄液を第2逆止弁を介
して臓器に向かって流出させ、該シリンダ装置を前記切
換装置を介して第2の通路の開口に接続したとき、第3
逆止弁を介して洗浄済みの洗浄液を該シリンダ装置に流
入させた後、該シリンダ装置の洗浄済みの洗浄液を第4
逆止弁を介して排出させることを特徴とする。 また、本発明の第2発明は人体の臓器へ洗浄液を供給
した後、これを排出して洗浄する装置において、洗浄液
槽から洗浄液を臓器へ供給する洗浄液供給路に第1貯留
槽を設け、該第1貯留槽の上部に前記供給路から洗浄液
を第1貯留槽の方向にのみ流入させる第1逆止弁を設
け、前記第1貯留槽の底部に該第1貯留槽から洗浄液を
臓器の方向にのみ流入させる第2逆止弁を設け、前記臓
器を洗浄した洗浄液を排出する洗浄液排出路に第2貯留
槽を設け、該第2貯留槽の上部に前記排出路から洗浄済
みの洗浄液を第2貯留槽の方向にのみ流入させる第3逆
止弁を設け、前記第2貯留槽の底部に該第2貯留槽から
洗浄済みの洗浄液を排出側の方向にのみ流入させる第4
逆止弁を設け、前記第1貯留槽の上部に形成された開口
と第2貯留槽の上部に形成された開口とのいずれか一方
に、前記第1貯留槽及び前記第2貯留槽より容積を小と
するシリンダ装置を選択的に接続する切換装置を設け、
前記シリンダ装置を前記切換装置を介して前記第1貯留
槽の上部に形成された開口に接続したとき、前記シリン
ダ装置により該第1貯留槽内に陰圧を付与して第1逆止
弁を介して洗浄液を該第1貯留槽内に流入させた後、該
シリンダ装置により該第1貯留槽内を加圧して該第1貯
留槽内の洗浄液を第2逆止弁を介して臓器に向かって流
出させ、前記シリンダ装置を前記切換装置を介して前記
第2貯留槽の上部に形成された開口に接続したとき、前
記シリンダ装置により該第2貯留槽内に陰圧を付与して
第3逆止弁を介して洗浄済みの洗浄液を該第2貯留槽内
に流入させた後、該シリンダ装置により該第2貯留槽内
を加圧して該第2貯留槽内の洗浄済みの洗浄液を第4逆
止弁を介して排出させることを特徴とする。 (作 用) 本発明の第1発明は、前記構成を採用したので、臓器
に洗浄液を注入するときには、まず、切換装置でシリン
ダ装置を供給路側の分岐路に接続させて陰圧を加える。
この陰圧により洗浄液は洗浄液槽から洗浄液槽側の第1
逆止弁と分岐路とを介してシリンダ装置に流入する。次
いで、シリンダ装置中の洗浄液をシリンダ装置から押し
出すと、洗浄液は分岐路と第2逆止弁とを介して臓器に
挿入される供給路へ流出する。この操作を数度、繰り返
すことにより洗浄液を臓器へ供給する。 また、臓器を満した洗浄液を排出させるときは、切換
装置でシリンダ装置を排出側の分岐路に接続させて陰圧
を加える。 この陰圧により洗浄液は、臓器側の第3逆止弁と前記
分岐路を介してシリンダ装置に流入する。次いで、シリ
ンダ装置中の洗浄液をシリンダ装置から押し出すと、洗
浄液は分岐路と排出側の第4逆止弁とを介して排出され
る。この操作を数度、繰り返すことにより洗浄液を排出
する。 本発明の第2発明は、前記の構成を採用したので、臓
器に洗浄液を注入するときには、まず、切換装置でシリ
ンダ装置を第1貯留槽に接続させてシリンダ装置により
陰圧を加える。これにより第1貯留槽内に陰圧が生じ、
洗浄液は洗浄液槽から第1逆止弁を介して第1貯留槽に
流入する。シリンダ装置は第1貯留槽より容積が小であ
るので、シリンダ装置の陰圧によって第1貯留槽に流入
した洗浄液は、第1貯留槽内に貯留されてシリンダ装置
には接触しない。次いでシリンダ装置により加圧すると
第1貯留槽中の洗浄液は、シリンダ装置に接触すること
なく第2逆止弁を介して臓器に挿入される供給路へ流出
する。この操作を数度、繰り返すことにより洗浄液を臓
器へ供給する。 また、臓器を満した洗浄液を排出させるときは、切換
装置でシリンダ装置を第2貯留槽に接続させてシリンダ
装置により陰圧を加える。これにより第2貯留槽内に陰
圧が生じ、洗浄液は臓器側の排出路及び第3逆止弁を介
して第2貯留槽に流入する。シリンダ装置は第2貯留槽
より容積が小であるので、シリンダ装置の陰圧によって
第2貯留槽に流入した洗浄液は、第2貯留槽内に貯留さ
れてシリンダ装置には接触しない。次いでシリンダ装置
により加圧すると第2貯留槽中の洗浄液は、シリンダ装
置に接触することなく第4逆止弁及び排出路を介して排
出される。この操作を数度、繰り返すことにより洗浄液
を排出する。 このように、洗浄液の供給と排出とが別系路により行
われる。 (実施例) 本発明の実施の一例を示す第1図に従って説明すると
次の通りである。 洗浄液供給路1は、生理食塩水等の洗浄液を収容する
洗浄液槽2と接続して臓器へ至るポリ塩化ビニール等の
チューブからなり、その供給路1に洗浄液を臓器の方向
にのみ流入させる第2図に示すような第1逆止弁3と第
2逆止弁4とを直列に設けた。 供給路側の分岐路5は、前記第1逆止弁3と第2逆止
弁4との間の供給路1からこれと同材のチューブで分岐
して設けた。 洗浄液排出路6は、臓器側から洗浄した洗浄液を排出
して貯める排出液槽7に至る前記供給路1と同材のチュ
ーブからなり、該排出路6に洗浄済みの洗浄液を排出側
の方向にのみ流入させる前記両逆止弁3,4と同様の第3
逆止弁8と第4逆止弁9とを直列に設けた。 排出側の分岐路10は、前記第3逆止弁8と第4逆止弁
9との間の排出路6から、これと同材のチューブで分岐
して設けた。前記供給路1と排出路6とは、臓器側の上
流域でそれらをY字管11で結束すると共に一体に形成し
て臓器に挿入することができるカテーテルとした。 切換装置12は、前記両分岐路5,10の他端と接続し、切
換えによっていずれか一方の分岐路5,10とシリンダ装置
13とを接続するように設けた。 シリンダ装置13は、常用の注射器を用いた。 前記逆止弁3,4,8,9は、いずれも同一の構成であり、
その構成は次の通りである。 第1逆止弁3は、第2図に示すように、接続通路14に
弁筺15を設け、該弁筺15に接続する一方の通路14の開口
16の周囲に段差部17を設け、該段差部17の外側に設けた
弁座18に接続する弁体19を設け、他方の通路17にこれを
延長して突筒部20を弁体19に接して設け、該突筒部20に
は、突筒部20の外側部と通路17を接続するスリット21を
設けた。この構成は、図面上左側から弁体19に向かって
洗浄液が流入した場合は、洗浄液によって弁体19の外縁
と弁座18との間に間隙を生じて突筒部20の外側部に洗浄
液が流入し、スリット21の間を通って接続通路14に流入
する。逆方向に流入させた場合は、通路14から突筒部20
を経て流入した洗浄液は、弁体19を弁座18に向かって押
し付け閉塞するので流出できない。 前記切換装置12の構成は次の通りである。 前記切換装置12は、第3図に示すように装置本体21と
これに外嵌して摺動自在の切換部22とからなる。 該装置本体21には、洗浄液供給路側の分岐路5と接続
する通路23と、排出路側分岐路10と接続する通路24とを
設け、その装置本体21側の開口25,26を切換部22の摺動
位置に並設した。 前記切換部22には、シリンダ装置13に接続する接続路
27を設け、これを一側に摺動させたとき該接続路27が前
記分岐路5に連なる開口25と連通し他側へ摺動させたと
きに接続路27が前記分岐路10に連らなる開口25と連通す
るようにした。 次に前記実施例による洗浄操作について説明する。 洗浄液を臓器に注入するには、第1図のように切換装
置12によりシリンダ装置13と供給路側の分岐路5とを接
続する。そしてシリンダ装置13により陰圧をかけると供
給路1の臓器側の第2逆止弁4が閉じられ、洗浄液槽2
側の第1逆止弁3が開いて洗浄液槽2側の供給路1へ洗
浄液槽2から洗浄液が吸引され流入すると共に分岐路5
を介してシリンダ装置13に洗浄液が流入する。 次いで、シリンダ装置13中の洗浄液を押し出すときは
前記第1逆止弁3が閉じ、第2逆止弁4が開いて分岐路
5を介して臓器側の供給路1に押し出され、洗浄液が臓
器に向かって流入する。 このようにシリンダ装置13を連続して作動させた時に
は、洗浄液は洗浄液槽2から臓器へ送られ臓器を満た
す。また、洗浄した洗浄液を臓器から排出するには、切
換装置12によりシリンダ装置13を前記排出路側の分岐路
10と接続する。そしてシリンダ装置13により陰圧をかけ
ると、排出路6,第4逆止弁9は閉じられ、第3逆止弁8
が開いて臓器から分岐路10を介してシリンダ装置13に洗
浄した洗浄液が流入する。 次いでシリンダ装置13中の洗浄液を押し出した時に
は、第3逆止弁8が閉じ第4逆止弁9が開いて洗浄済み
の洗浄液が分岐路10を介して排出液槽7に排出される。 次に、本発明の他の実施例を第4図に従って説明す
る。 この実施例は、洗浄液の供給と排出とが別系統の流路
で構成されるようにし、洗浄前の洗浄液と洗浄済みの洗
浄液とが混入しないようにしたものである。 洗浄液供給路28は、洗浄液を収容する洗浄液槽29と接
続して臓器へ至る前記実施例と同材のチューブからな
り、該供給路28の中間に洗浄液を一時的に貯留する第1
貯留槽30を設けた。第1貯留槽30の上部に該貯留槽30側
に洗浄液槽29からの洗浄液を流入させる方向のみ開く第
1逆止弁31を設け、前記貯留槽30の下部に貯留槽30から
洗浄液が流出する方向にのみ開く第2逆止弁32を設け
た。 洗浄液排出路33は、臓器側から洗浄した洗浄液を貯め
る排出液槽34に至る前記供給路28と同材チューブからな
り、その排出路33の中間に一時的に洗浄済みの洗浄液を
貯留する第2貯留槽35を設けた。 そして第2貯留槽35の上部に該貯留槽35側洗浄済みの
洗浄液を流入させる方向にのみ開く第3逆止弁36を設
け、前記貯留槽35の下部に貯留槽35から洗浄液が流出さ
せる方向にのみ開く第4逆止弁37を設けた。前記供給路
28及び排出路33の臓器側の上流域でそれらをY字管38で
結束すると共に一体に形成して臓器に挿入できるカテー
テルとした。 前記第1貯留槽30及び第2貯留槽35は、一体に形成し
て各槽30,35の上部に切換装置39を介してシリンダ装置4
0に接続される開口41,42を設けた。なお、第4図に示す
ように、シリンダ装置40は第1貯留槽30,第2貯留槽35
より容積が小とされているものが採用されている。 次に前記実施例の洗浄操作を説明する。 まず洗浄液を臓器に注入するには、第4図のように切
換装置39により第1貯留槽30とシリンダ装置40とを接続
する。そしてシリンダ装置40により第1貯留槽30内に陰
圧をかける時には、第1逆止弁31が開き供給路28を介し
て洗浄液槽29からの洗浄液が第1貯留槽30に流入する。 次いでシリンダ装置40により第1貯留槽30を加圧する
時は、第2逆止弁32が開いて臓器側の供給路28に流出し
臓器に挿入した供給路28から臓器中に洗浄液を注入す
る。 次に洗浄した洗浄液を排出するには、切換装置39によ
り第2貯留槽35とシリンダ装置40とを接続する。そして
シリンダ装置40により第2貯留槽35に陰圧をかけた時に
は、第3逆止弁36が開いて洗浄済みの洗浄液が臓器側の
排出路33を介して第2貯留槽35に流入する。 次いでシリンダ装置40により第2貯留槽35を加圧する
時は、第4逆止弁37が開き第2貯留槽35内の洗浄済みの
洗浄液は下流の排出路33の介して排出液槽34に排出され
る。 (本発明の効果) 本発明によるときには、前記の説明から明らかなよう
にシリンダ装置を作動させるだけで洗浄液の供給又は排
出を行うことができて洗浄操作が極めて容易に行うこと
ができ、またシリンダ装置との接続を切換装置で容易に
行うことができるので洗浄液の供給操作から排出操作へ
の切り換えが簡単で洗浄時間を短縮することができて患
者の苦痛を軽減することができる。 また、前記切換装置は、第1の通路と第2の通路とを
備える前記本体に、摺動自在に前記切換部を設けたの
で、その構造が極めて簡単であり、製造容易としてコス
トを低減することができる。 更に、本発明の第2の発明によるときには、臓器への
洗浄液の供給路と排出路とがまったく別系路により構成
されることにより、洗浄済みの排出液が洗浄前の洗浄液
と混入することがなく、洗浄液はシリンダ装置にも接触
しないので、臓器への挿入部分のみ交換又は消毒するこ
とにより再使用することができる。本発明によるとき
は、前記の説明から明らかなようにシリンダ装置を作動
させるだけで洗浄液の供給又は排出を行うことができて
洗浄操作が極めて容易に行うことができ、またシリンダ
装置との接続を切換装置で容易に行うことができるので
洗浄液の供給操作から排出操作への切り換えが簡単で洗
浄時間を短縮することができて患者の苦痛を軽減するこ
とができる。 また、前記切換装置は、第1の通路と第2の通路とを
備える前記本体に、摺動自在に前記切換部を設けたの
で、その構造が極めて簡単であり、製造容易としてコス
トを低減することができる。 更に、本発明の第2の発明によるときには、臓器への
洗浄液の供給路と排出路とがまったく別系路により構成
されることにより、洗浄済みの排出液が洗浄前の洗浄液
と混入することがなく、洗浄液はシリンダ装置にも接触
しないので、臓器への挿入部分のみ交換又は消毒するこ
とにより再使用することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第3図は本発明の実施の一例を示すもので、
第1図は全体図、第2図及び第3図は第1図の部分拡大
破断図、第4図は本発明の他の実施例を示すもので一部
を破断した全体図である。 1,28……供給路、2,29……洗浄液槽 3,31……第1逆止弁、4,32……第2逆止弁 5,10……分岐路、12,39……切換装置 13,40……シリンダ装置、30……第1貯留槽 35……第2貯留槽

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.人体の臓器へ洗浄液を供給した後、これを排出して
    洗浄する装置において、洗浄液槽から洗浄液を臓器へ供
    給する洗浄液供給路に洗浄液を臓器の方向にのみ流入さ
    せる2つの第1,第2逆止弁を設け、前記臓器を洗浄した
    洗浄液を排出する洗浄液排出路に洗浄済みの洗浄液を排
    出側の方向にのみ流入させる2つの第3,第4逆止弁を設
    け、前記洗浄液供給路の第1,第2逆止弁の間の供給路と
    前記洗浄液排出路の第3,第4逆止弁の間の排出路とに分
    岐路を設け、両分岐路のいずれか一方に選択的にシリン
    ダ装置を接続する切換装置を設け、該切換装置は、一端
    に供給路側の分岐路を接続して他端が開口する第1の通
    路と一端に排出路側の分岐路を接続して他端が開口する
    第2の通路とが形成された本体と、該本体に摺動自在に
    設けられ、一端にシリンダ装置を接続し、摺動に応じて
    他端が第1の通路の開口または第2の通路の開口に接続
    する接続路が形成された切換部とを備え、前記シリンダ
    装置を前記切換装置を介して第1の通路の開口に接続し
    たとき、第1逆止弁を介して洗浄液を前記シリンダ装置
    に流入させた後、該シリンダ装置の洗浄液を第2逆止弁
    を介して臓器に向かって流出させ、該シリンダ装置を前
    記切換装置を介して第2の通路の開口に接続したとき、
    第3逆止弁を介して洗浄済みの洗浄液を該シリンダ装置
    に流入させた後、該シリンダ装置の洗浄済みの洗浄液を
    第4逆止弁を介して排出させることを特徴とする臓器洗
    浄装置。 2.人体の臓器へ洗浄液を供給した後、これを排出して
    洗浄する装置において、洗浄液槽から洗浄液を臓器へ供
    給する洗浄液供給路に第1貯留槽を設け、該第1貯留槽
    の上部に前記供給路から洗浄液を第1貯留槽の方向にの
    み流入させる第1逆止弁を設け、前記第1貯留槽の底部
    に該第1貯留槽から洗浄液を臓器の方向にのみ流入させ
    る第2逆止弁を設け、前記臓器を洗浄した洗浄液を排出
    する洗浄液排出路に第2貯留槽を設け、該第2貯留槽の
    上部に前記排出路から洗浄済みの洗浄液を第2貯留槽の
    方向にのみ流入させる第3逆止弁を設け、前記第2貯留
    槽の底部に該第2貯留槽から洗浄済みの洗浄液を排出側
    の方向にのみ流入させる第4逆止弁を設け、前記第1貯
    留槽の上部に形成された開口と第2貯留槽の上部に形成
    された開口とのいずれか一方に、前記第1貯留槽及び前
    記第2貯留槽より容積を小とするシリンダ装置を選択的
    に接続する切換装置を設け、前記シリンダ装置を前記切
    換装置を介して前記第1貯留槽の上部に形成された開口
    に接続したとき、前記シリンダ装置により該第1貯留槽
    内に陰圧を付与して第1逆止弁を介して洗浄液を該第1
    貯留槽内に流入させた後、該シリンダ装置により該第1
    貯留槽内を加圧して該第1貯留槽内の洗浄液を第2逆止
    弁を介して臓器に向かって流出させ、前記シリンダ装置
    を前記切換装置を介して前記第2貯留槽の上部に形成さ
    れた開口に接続したとき、前記シリンダ装置により該第
    2貯留槽内に陰圧を付与して第3逆止弁を介して洗浄済
    みの洗浄液を該第2貯留槽内に流入させた後、該シリン
    ダ装置により該第2貯留槽内を加圧して該第2貯留槽内
    の洗浄済みの洗浄液を第4逆止弁を介して排出させるこ
    とを特徴とする臓器洗浄装置。
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