JP2749655B2 - 歯間装置を有する歯ブラシ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、歯科衛生のための装置に関し、そして特
に、回転可能に散り付けられた刺激器先端部を有する歯
ブラシ柄に関する。

本発明を要約すれば、回転される歯間装置と、可動シ
ャフトの回りで回転される該装置を有する歯ブラシ柄と
の間の改良された取り付け構造である。装置は、装置が
該柄に対して所定角度にあり、かつ、該シャフトが第１
位置にある時、係合するポジショナによって位置に保持
される。ポジショナは、シャフトが第２位置に移動する
時、はずされる。ポジショナは、カミング方式において
相互作用し、その結果所定の力により、シャフトは第２
位置にカムにより移動される。シャフトは、シャフトを
第１位置の方に偏向させる弾性片持ち腕から延びてい
る。シャフトはまた、シャフトと装置の組み立てのため
に、装置の脚の分離を容易にする発散する楔状端面を含
む。

発明の背景 歯ブラシの柄において、歯肉刺激のための装置を設け
ることが、技術において非常に公知である。公知の装置
は、回転又は方向が制御可能な刺激器先端部を設けるた
めに幾つかの技術を使用した。

米国特許第２、790、441号は、歯ブラシ柄に取り付け
られた歯間マッサージ装置を開示する。装置は、ピンに
おいて回転され、そしてブラシ柄と装置における共嵌合
面によって位置に保持される。装置は、使用において、
柄に垂直な位置の間で可能であり、そして保管において
柄に共軸である。

米国特許第２、800、899号は、回り継ぎ手に取り付け
られた歯肉マッサージ装置を開示する。装置は、固定さ
れたヒンジ・ピンを有し、そして干渉する表面の組み合
わせと、適切に位置付けられた突起と凹部の相互作用と
によって位置に保持される。

米国特許第２、888、008号は、装置の位置を維持する
板バネを有する歯マッサージ装置を開示する。マッサー
ジ装置は、本体の後部において箱状部分を有する。板バ
ネは、箱の一方の表面にある。マッサージ装置を旋回さ
せるために、箱の二つの表面によって形成された隅が、
板バネを湾曲させなければならず、こうしてバネを外側
に湾曲させる。一旦隅が通過したならば、板バネは、元
の位置に戻り、そしてバネに隣接している次の表面に圧
力を適用することにより、マッサージ装置を保持する。

米国特許第４、296、518号は、歯ブラシのための歯肉
マッサージ用付属品を開示する。付属品は、固定ピンに
ヒンジで取り付けられるか、又は歯ブラシの端部に形成
されたソケット内に収容された球形端部を有する。

上記の開示はいづれも、歯肉刺激器の如く、歯ブラシ
取り付けの多重位置を備えた二片ユニットを示さない。
各場合に、回転軸は固定され、制限された数の位置があ
るか、又は装置は、多重部品を必要とする。

発明の要約 本発明は、刺激器先端部を歯ブラシ柄に取り付ける新
規の手段を提供する。新規の手段は、迅速な取り付けの
ために、刺激器先端部とブラシ柄の別々の製作を許容す
る。一旦取り付けられたならば、刺激器の本体の位置
は、弾力的にたわみ、柄と刺激器先端部本体において協
同するロケータを解除させる。

本発明の新規の構造は、旋回する取り付けのために、
刺激器本体を収容する柄における一体形弾性シャフトに
よって提供される。シャフトは、垂直な片持ちシャフト
において設けられてもよく、こうして片持ちシャフトの
たわみに応答して弾力動作を提供する。

協同するロケータは、相互作用する尖頭と戻り止の形
式を取る。好ましくは、刺激器本体は、弾力軸と同一点
において湾曲の中心を有する後方弓状表面において戻り
止を有し、そして尖頭が柄において設けられる。ロック
された位置において、戻り止は、弾力軸によって尖頭上
に偏向される。刺激器の回転は、刺激器を尖頭から離れ
させ、尖頭に戻り止を通過させる。この作用は、戻り止
の側部におけるカム効果によって、軸を尖頭からたわみ
により離れさせる。軸の弾力特性は、尖頭と戻り止を解
除するために必要な力を規定し、そしてこのため、所定
位置の間で刺激器を移動させるために必要な力を規定す
る。

好ましい実施態様の説明 発明は、今、図面を参照してさらに詳細に記載され
る。

今、第１図を参照すると、回転する刺激器先端部を有
する歯ブラシが、示される。先端部１は、柄２を含む平
面において回転する。先端部は、柄２の対向側面にほぼ
垂直は位置の間で180°を僅かに超える角度、柄２の両
側に回転する。柄２は、荒毛のグループ４を有するブラ
シ頭３を含む。このブラシ頭３は、当該技術において公
知な多数の形式を取り、そして柄２と共軸又は角度をな
す。

第２図は、先端部１の構造を示す。刺激器５は、刺激
端部６において終了する円錐形状を有する。他方の端部
において、刺激器５は、突合せ端部７において終了す
る。ソケット８は、刺激器５によって規定され、そして
突合せ端部７を通って開く。ソケット８は、本体10から
延びている取り付けスタブ９を収容する。スタブ９は、
球形端部11と、球形端部11よりも小さな直径を有する円
筒形の連結ネック12を有する。

刺激器５と本体10の間の強力な取り付けを容易にする
ために、ソケット８は、スタブ９に相補的な形状を形成
される。このため、ソケット８は、突合せ端部７を通っ
て開口する円筒形空間14と通過する球形空間13を有す
る。円筒形空間14は、球形空間13よりも小さな直径を有
するように刺激器５によって規定される。こうして、ス
タブ９がソケット８内に収容される時、小直径の円筒形
空間14は、円筒形空間を通った球形端部11の移動を阻止
する。刺激器５が、弾性エラストマー材料から作成され
るならば、円筒形空間14は、ネック12よりも長くされ
る。こうして、球形端部11が、球形空間13内に収容され
る時、刺激器５は、表面15と球形端部11の間で僅かに圧
縮される時、表面15に突き当たる。これにより、刺激器
は、所定位置において固定され、そしてスタブ・ソケッ
ト連結における緩みが除去される。

本体10は、互いに平行な間隔をあけた関係において延
びている一対の脚16を有する。これにより、脚16は、刺
激器先端部１の回転平面と共平面のスロット17を規定す
る。各脚は、スロット17と連通する軸受け18を規定す
る。各軸受け18は、スロット17に垂直な軸を有し、そし
て他方の脚によって規定された軸受けと整列される。

表面15の反対側の本体10の端部において、弓形の位置
付け表面19がある。位置付け表面19の弓形状は、軸受け
18の軸において湾曲軸を有する。戻り止20は、位置付け
表面19において形成される。戻り止20は、位置付け表面
の湾曲軸に平行に延びており、そして位置付け表面19の
外側に放射状に開く。

ブラシ頭の反対側の柄２の端部において、延びている
タブ21がある。タブ21は、スロット17内に収容されるよ
うに大きさと形状を取る。タブ21には、シャフト22が弾
力的に取り付けられる。好ましくは、タブ21とシャフト
22は、柄２と同一材料から形成され、これによりシャフ
ト22とタブ21の一体的な形成を許容する。シャフト22
は、タブ21の開口内に延びている腕23に弾力的に取り付
けられる。腕23は、タブ21に垂直にシャフト22を取り付
けるための弾性片持ち梁として作用する。シャフト22
は、軸受け18内に収容される直径を有する。

柄２に隣接したタブ21の基部において、位置付けカム
24がある。カム24は、非たわみシャフト22に平行に所定
距離延びている。非たわみシャフト22とカム24の間の距
離は、軸受け18の中心から位置付け表面19の距離よりも
小さい。

刺激器は、円筒形空間14を球形端部11の上に弾力的に
延ばすことにより組み立てられ、そのためスタブ９は、
ソケット８において収容される。タブ21は、スロット17
内に収容される。スロット17へのタブ21の挿入中、シャ
フト22の発散する端部25は、シャフト22が軸受け18内に
収容されるまで、脚16を楔で割るために作用する。刺激
器５内の本体10は、柄２に回転可能に取り付けられる。
軸受け18の中心から弓形位置付け表面19までの距離は、
シャフト22（非たわみ）の中心からカム24までの距離よ
りも大きいために、シャフト22は、カムが位置付け表面
19に沿って移動する時、カム24から押される。こうし
て、本体10は、カム24の方に放射状に偏向される。本体
10が、カム24と戻り止20の整列する位置に回転される
時、カム24は、戻り止20内に収容され本体を所定位置に
保持する。戻り止20が、カム24を収容する時、本体は、
カムの方に放射状に移動し、こうしてシャフト22の片持
ち梁を僅かにたわまなくする。本体10の位置を移動させ
るために、十分なトルクが、本体に適用されなければな
らず、カム24を戻り止20の一方の側面から上に滑らせ、
本体をカム24から偏向させる。この偏向は、シャフト22
の弾性取り付けにおいて大きなたわみを生ずる。こうし
て、本体10を回転させるために必要な力は、カム24と戻
り止20の形状と、取り付けシャフト22の弾性力の関数で
ある。

タブ21の代替的な実施態様が、第５図に示される。シ
ャフト22の片持ち取り付けよりも、ブリッジ取り付け部
25が設けられる。ブリッジ25を設けることにより、片持
ち梁を偏向させるために必要な量の二倍を超える力が、
等しい距離ブリッジを偏向させるために必要である。

戻り止20は、位置付け表面19に沿った位置において設
けられる。好ましくは、３つの戻り止が設けられる。一
つの戻り止は、刺激器と柄２を共軸式に整列させるため
に位置付けられる。この位置は、刺激器の干渉なしに、
歯ブラシ保持器の開口に歯ブラシを配置することを許容
する。戻り止の他の二つの好ましい位置は、柄の両側に
おいて柄に直角に刺激器が置かれる。

柄に垂直な位置にある時、刺激器の位置を補強するた
めに、柄端部27は、隅28が刺激器の続く回転に干渉する
如く、成型される。こうして、刺激器の回転は、刺激器
を使用する力が、カム24と戻り止20を解除するために必
要な力を超えたとしても、一方の方向において阻止され
る。

別の実施態様は、刺激器５において平行な平坦部26を
設け、こうして狭い幅が、垂直方向に対する先端部の一
つの断面方向において設けられる。

本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。

1.柄と、該柄に回転可能に取り付けられた歯間装置とを
有する歯ブラシにおいて、 （ａ）該装置が、第１位置と第２位置の間で可動な軸の
回りに回転可能に取り付けられることと、 （ｂ）位置付け手段が、設けられ、該軸が該第１位置に
ある時、所定の方向において該装置を保持し、そして該
軸が該第２位置にある時、該装置の移動を許容すること
を含む歯ブラシ。

2.（ａ）該軸が、該第１位置に偏向される上記１に記載
の歯ブラシ。

3.（ａ）該位置付け手段が、 （ｉ）該柄と該装置の一方において少なくとも一つも戻
り止と、 （ii）該装置が該所定位置にあり、かつ該軸が該第１位
置にある時、該装置を保持するために、該戻り止に嵌め
込まれる該柄と該装置の他方における少なくとも一つの
嵌合表面とを具備する上記２に記載の歯ブラシ。

4.（ａ）複数の戻り止がある上記３に記載の歯ブラシ。

5.（ａ）複数の該嵌合表面がある上記３に記載の歯ブラ
シ。

6.（ａ）該第１位置において弾力的に位置付けられた該
柄と該装置の一方において該軸に共軸なシャフトと、 （ｂ）該装置を該柄に回転可能に取り付けるために、該
シャフトと協同するための該柄と該装置の他方における
軸受け手段とを含む上記２に記載の歯ブラシ。

7.（ａ）該シャフトが、該柄に弾力的に取り付けられる
上記６に記載の歯ブラシ。

8.（ａ）該シャフトが、該第１及び第２位置の間で弾力
的にたわむ片持ち腕によって取り付けられ、該シャフト
を該軸の第１位置に偏向させる上記６に記載の歯ブラ
シ。

9.（ａ）該シャフトと、該腕と、該柄と該装置の該一方
とが、一体的に形成される上記８に記載の歯ブラシ。

10.（ａ）該柄から延びており、かつ該装置の回転面に
平行に該装置によって収容されるタブと、 （ｂ）該装置が回りを回転する該タブに可動に連結され
たシャフトとを含む上記２に記載の歯ブラシ。

11.（ａ）該装置を該柄に回転可能に取り付けるため
に、該シャフトを収容する該装置によって規定された少
なくとも一つの軸受けを含む上記10に記載の歯ブラシ。

12.（ａ）該装置が、二つの平行に間隔をあけられた脚
を含み、そして該タブが、該脚の間に収容される上記11
に記載の歯ブラシ。

13.（ａ）該タブから延びており、かつ該シャフトを該
タブに連結する片持ち腕を含む上記12に記載の歯ブラ
シ。

14.（ａ）該腕が、弾力的であり、シャフトを偏向さ
せ、そのため該軸が、該第１位置に偏向される上記13に
記載の歯ブラシ。

15.（ａ）該シャフトが該軸受けによって収容されるま
で、該二つの平行に間隔をあけられた脚を楔で割るため
に適合された該シャフトにおける発散する端面を含む上
記12に記載の歯ブラシ。

16.（ａ）該タブが、延びている弾性横棒を有する開口
を規定し、そして該シャフトが、該横棒から延びている
上記10に記載の歯ブラシ。

【図面の簡単な説明】

第１図は、歯ブラシと刺激器先端部の斜視図。 第２図は、刺激器先端部の拡大された分解図。 第３図は、刺激器を詳細に示す平面図。 第４図は、第３図の線４−４に沿った断面図。 第５図は、発明の代替的な実施態様の図。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】柄と、該柄に回転可能に取り付けられた歯
   間装置とを有する歯ブラシにおいて、 （ａ）該装置が、第１位置と第２位置の間で可動な軸の
   回りに回転可能に取り付けられることと、 （ｂ）位置付け手段が、設けられ、該軸が該第１位置に
   ある時、所定の定位において該装置を保持し、そして該
   軸が該第２位置にある時、該装置の移動を許容すること
   を特徴とする歯ブラシ。