JP2749013B2 - 細胞培養系を重力場において微重力状態に置く方法およびその方法の実施に好適な装置 - Google Patents

細胞培養系を重力場において微重力状態に置く方法およびその方法の実施に好適な装置

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JP2749013B2 JP63122966A JP12296688A JP2749013B2 JP 2749013 B2 JP2749013 B2 JP 2749013B2 JP 63122966 A JP63122966 A JP 63122966A JP 12296688 A JP12296688 A JP 12296688A JP 2749013 B2 JP2749013 B2 JP 2749013B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、重力場にある細胞培養(cell culture)系
を、微重力(microgravity)の状態に置くための方法に
関し、更に、その方法の実施に好適な装置に関する。
従来の技術 生物学上の種々の手法が宇宙空間において行なわれる
ようになって、生物工学の領域に新たな分野が成立し、
工業国にとってその重要性はいよいよ高まっている。特
に薬品製造の分野においてその意味は大きい。
微重力状態の下で、動物やヒトの細胞を培養,純化
(purification),形質転換(transformation)するこ
とや、そのような操作を通じて得られる生成物によって
もたらされると予想される利益についてはこれまでに、
米国航空宇宙局(NASA),欧州宇宙機関(ESA),一般
企業およびスペースラブ(SPACELAB)の研究機関によっ
て実施された特別の研究計画によって評価されてきた
し、将来さらに評価されるであろう。
とりわけ産業界においては、(タンパク質,細胞等
の)分離技術や、微生物,動物および人の細胞等の細胞
培養技術に関心が集まっている。
これまでに動物および人の細胞について行われた実験
によって、生きている細胞は重力に反応すること、ま
た、微重力の状態では細胞の分裂(増殖)の速度が通常
の重力の場で見られる現象と比較して変わることが明ら
かにされた。
ゾウリムシ(Paramecium aurelia)のような自動力
(motility)を有する細胞は微重力状態下で、その分裂
速度が速まるが、タンパク質の生合成量は減少する。他
方、リンパ球のような自動力を有しない細胞は、同様の
条件下で、分裂速度が低下し、インターフェロンの合成
量が増加する。
上記のことから、微重力状態では、細胞分裂が遅くな
ったり、(細胞が重力に抗して努力する必要のないこと
から)エネルギーの消費量が減少する結果、細胞生成物
の生産量を増加させることができるのであり、このこと
はとりわけ製薬業界において必要とされていることであ
る。
従って、仮に地球の重力の場に存在する施設内で微重
力状態をつくり出すことができたとすれば、このような
条件下での細胞培養技術の科学研究や産業界での実用化
が著しく簡易化されるであろう。
もっとも、ある系を(それが故何なる系であれ)微重
力状態下に置こうとした場合、このような条件は、その
系が自由落下の状態である場合にのみ、換言すれば、重
力が別の何らかの力(その種類は問わない)とつりあっ
ていない場合に限り、つくり出されることに留意する必
要がある。
ある不特定の系を一定時間微重力状態に置くための方
法としては、これまでに、種々のものが知られている
が、以下に、その中の幾つかを掲げることにする。
a)「無重力タワー」と呼ばれる塔の先端(頂上)より
系を落下させる方法。
b)系を飛行機に積込み、その飛行機に弾道飛行(ball
istic flight)を行わせる方法(ESA Bulletin,No.42.M
ay 1983,の論文‘Parabolic Aircraft Flights−An eff
ective Tool in preparing Microgravity Experiments'
参照)。
c)系をミサイルに積込み、そのミサイルに弾道飛行を
行わせる方法(その軌跡(trajectory)の相当部分(gr
eater part)は大気(the atmosphere)外に位置す
る)。
d)系を地球周囲の軌道中におく方法。
これらの方法の中で、a)〜c)の三つの方法によっ
て得られる微重力状態の持続時間は、それぞれ5秒、30
秒、10分程度である。
従って一般には、第4番目に掲げたd)の方法だけが
確実に微重力状態を持続してつくりだすことができる。
細胞の培養には概ね数日間から数週間の培養期間が必
要とされるから、細胞をその培養の全期間にわたって確
実に微重力状態におくことが可能なのは、d)の方法の
みということになる。
これまでのところ、微重力状態を、一点のみにおいて
ではあるが期間継続的にシミュレートすることのできる
装置が一つだけ知られている。それはクリノスタト(CL
INOSTAT)とよばれるもので、その原理は、植物もしく
は細胞を水平軸回りに回転させることによって、重力加
速度ベクトルの方向を連続的に変え、細胞が方向性を失
う(‘disorientate')ようにするのである。つまり、
重力の場の影響が決まった方向に及んでいるように感じ
とることができないようにする訳である。
これまでのところ、基礎的研究において、上記装置の
二つのタイプのものが実際に用いられてきた。すなわ
ち、 1)低速度回転型クリノスタトは、微重力下での植物の
ふるまい(behaviour)を研究するために広く用いられ
る(Proc.2nd European Symposium on Life Sciences R
esearch in Space,Porz Wahn,Germany 4−6 June 1984
(ESA SP−212−August 1984)参照)ものであり 2)高速度回転型クリノスタトは、微重力下での細胞お
よび微小生物のふるまいを研究するために近年用いられ
るようになったものである(上記1)で挙げた文献およ
びProceedings of a workshop on Space Biology,Colog
ne,Germany 9−11 March 1983(ESA SP−206,May 198
3)参照)。
しかし、上記装置には以下に述べる二つの問題点があ
る。すなわち、 a′)これらの装置は本当の微重力状態をつくりだすも
のではないこと、および b′)細胞の活動を研究する目的で使用される場合、各
タイプの装置を構成する回転チューブは遠心加速度(ce
ntrifugal acceleration)(これは当然連続的に作用す
る)を最小限にするためにその直径を非常に小さなもの
にしなければならないこと、の二点である。
クリノスタトを用いた場合に、宇宙飛行(space miss
ions)により得られた結果と比べてしばしば大きく異な
った結果が得られることは考慮の外に置くとしても〔そ
の理由は恐らく上記a′)で挙げた欠点の故であろう。
なおThe Physiologist,Vol.28,No.6,Suppl.,1985参
照〕、上記b′)の項で述べた制約(欠点)により、こ
れらの装置は実験上必要とされる融通性(もしくは自由
度)に乏しいものとなっており、大きな規模で適用する
ことができない。
発明が解決する課題 本発明の課題は、重力場にある細胞培養系(cell cul
ture)を、既知の諸方法によるよりも実際上必要な微重
力(microgravity)状態により近い状態に置くための方
法を提供することにある。
本発明の別の課題は、上記方法の実施に好適な装置を
提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明によって、i)重力加速度ベクトルにより規定
される重力場にある系に、垂直線に対する角度がθであ
って垂直上向きの加速度成分が重量加速度より大きい初
期加速度を加えることにより、その系を初期加速度相に
置くとともに、その初期加速度相に続いて系を上昇相と
下降相とよりなる弾道相に置くことと、ii)前記系を前
記下降相に続いて再び前記初期加速度相に置くことによ
り、初期加速度相および弾道相を繰り返し発生させるこ
ととによって、系を弾道相の上昇相と下降相との両方に
おいて微重力状態に置く方法であって、系が細胞を培養
する細胞培養系であり、前記ステップの繰返しの継続時
間が少なくとも細胞の培養期間に等しく、前記垂直上向
きの加速度成分の前記重力加速度に対する比にほぼ等し
い値となる、前記弾道相の期間の前記初期加速度相の期
間に対する比が1より大きく、前記細胞培養系が少なく
とも前記細胞の培養期間の半分より長い期間微重力状態
に置かれることを特徴とする方法が得られる。
前記垂直線に対する角度がθを零度とすることが可能
であり、その場合には、系の弾道が垂直となる。また、
角度θを適宜の値に選定して垂直線に対して傾いた方向
に初期加速度を与えることも可能である。
前記系に初期加速度を与えるために圧縮空気を使用す
ることができ、また、電磁力を使用することもできる。
また、本発明によって、重力加速度ベクトルにより規
定される重力場にある細胞培養系を、微重力状態に置く
ための装置であって、i)細胞培養系(Sc)を収容する
手段(R)と、ii)細胞培養系に垂直線に対する角度
がθであって垂直上向きの加速度成分が重力加速度より
大きい初期加速度を加えてその細胞培養系を初期加速度
相に置くとともに、その初期加速度相に続いて上昇相と
下降相とよりなる弾道相に置くことと、細胞培養系を
前記下降相に続いて再び前記初期加速度相に置くことと
を周期的に繰り返すことにより、細胞培養系を前記弾道
相の前記上昇相と前記下降相とにおいて微重力状態に置
く手段(Ac,B,C,V;Ca,E)であって、その微重力状態が
前記初期加速度相における加重力状態より長いものと、
iii)前記ii)の手段に前記細胞培養系を再び前記の
初期加速度相に置かせるために、前記下降相の終わりを
検出する検出手段(T1/L1,T2/L2,D;S,M2,I)とを含む装
置が得られる。
前記初期加速度を加える手段は、細胞培養系を収容す
る容器(R)の描く弾道と同軸的に配置された可動のロ
ッド(N)に対して作用する電磁石(E)を含むものと
することができる。
また、前記検出手段は、前記下降相の終わりに前記容
器(R)を受けるために前記可動ロッド(N)の上端に
固定されたシート(S)と、可動ロッドと同軸的に配置
され、可動ロッドの下端に連結されたスプリング(M2)
とを含み、そのスプリング(M2)の下端がフレームに支
持されたものとすることができる。
さらに、本発明によって、i)重力加速度ベクトルに
より規定される重力場にある系(Sc)を収容する手段
(R)と、ii)前記系に垂直線に対する角度がθであ
って垂直上向きの加速度成分が重力加速度より大きい初
期加速度を加えてその系を初期加速度相に置くととも
に、その初期加速度相に続いて上昇相と下降相とよりな
る弾道相に置くことと、系を前記下降相に続いて再び
前記初期加速度相に置くこととを周期的に繰り返すこと
により、系を前記弾道相の前記上昇相と前記下降相とに
おいて微重力状態に置く手段(Ac,B,C,V;Ca,E)と、ii
i)前記ii)の手段に前記系を再び前記の初期加速度
相に置かせるために、前記下降相の終わりを検出する検
出手段(T1/L1,T2/L2,D;S,M2,I)とを含み、系を微重力
状態に置く装置であって、前記系に初期加速度を周期的
に加える手段が圧縮空気装置を含み、その圧縮空気装置
が、系に向かって垂直に延びてその系に弾道に従う運動
をさせるノズル(B)と、圧縮空気の流れを制御するバ
ルブ(V)とを含み、そのバルブが各下降相の終わりに
前記検出手段によって作動させられて系を収容する手段
としての容器(R)が必要な加速度を得るに充分な時間
開放され続けることを特徴とする装置が得られる。
前記検出手段を、系を収容するための手段としての容
器(R)の運動の方向を決定するための2つの光電検出
器を含み、その2つの光電検出器が垂直線に沿って配置
された2つの相互に独立した光源および受光素子によっ
て構成され、その光源(L1/L2)と受光素子(T1/T2)と
がその容器(R)の描く垂直の弾道の互いに反対側に配
置されてその容器の前記上昇相中の第1の通過およびそ
の後の前記下降相中の第2の通過を検出することがで
き、その第2の通過の検出によりテンポライザ(Tf)が
その第2の通過の検出と前記下降相の終わりとの間の経
過時間にほぼ等しい時間(τf)作動させられ、それに
より前記バルブ(V)を制御する装置(C)が起動させ
られてそのバルブが開かれ、その容器に必要な初期加速
度を与えるに充分な時間(τi)開放され続けるように
することができる。
前記初期加速度を加える手段(Ac,B,C,V)を、前記下
降相の終わりに前記容器(R)を受けかつ前記圧縮空気
の影響下でその容器を垂直方向に導く手段(G)を含む
ものとすることができ、その手段(G)が容器を受ける
シート(S)を含み、そのシート(S)がその中央部に
前記圧縮空気の通過を許容する穴を有し、前記手段
(G)がまた前記シートを支持する複数のスプリング
(M1)を含み、それら複数のスプリング(M1)が、前記
弾道周りにその弾道に対して対称的に配置されかつフレ
ーム(U)に支持されるようにすることができる。
発明の作用および効果 本発明の方法によれば、地球の重力場にある細胞培養
系を、既存の諸方法によるよりも実際上必要な微重力状
態により近い状態に置くための方法が提供され、更にそ
の方法の実施に好適な装置が提供される。
この場合において、細胞培養系の上昇相および下降相
のそれぞれの時間の合計である弾道相の時間と細胞培養
系の初期加速相の時間との比は、その細胞培養系に加え
られる初期加速度の垂直方向の大きさと重力加速度の大
きさとの比におおよそ等しくなる。従って、例えば細胞
培養系に加えられる初期加速度の垂直方向成分の大きさ
と地球の重力加速度gとの比nが1より小さくされれ
ば、弾道相と初期加速度相とからなる1サイクルの中の
弾道相の占める時間の割合は50%より大きくなり、その
結果、細胞培養系は全培養期間の半分より大きい時間微
重力状態が維持されることになる。もっとも弾道相に対
する初期加速度相の時間の割合は無視し得る程に小さく
することも可能であるから、培養期間のほぼ全期間にわ
たり微重力状態とすることも可能である。
実施例 以下本発明をその具体例により、また添付の図面を参
照しながら詳細に説明する。それにより本発明に含まれ
る他の特徴も明らかになるであろう。もっとも、以下の
記述および添付の図面は単に発明を説明することのみを
目的としたものであり、本発明の範囲を限定するものと
して解釈されてはならない。
本実施例は、通常重力場の影響下にある細胞培養の懸
濁液を含む細胞培養系を、前述の意味における微重力状
態に置くための方法および装置の一例である。
その構成から明らかなように、本実施例においてつく
り出される微重力状態は不連続的(もしくは間欠的)な
ものではあるが(各弾道相には必ず初期加速度相が先行
するので)、理論的には必要に応じて、全培養期間にわ
たってでも、実質的に連続しているに等しい微重力状態
をつくり出すことが可能である。というのは、懸濁液中
の細胞は短時間の加速に対しては事実上反応を示さない
からである。すなわち、初期加速度相の時間のような短
い時間では、弾道相において生じた微重力の効果を打ち
消すことが実際上できないのである。従って本実施例の
方法を用いて、培養のための実質全期間にわたり、微重
力状態を得ることができる。短時間の加速に対して細胞
が無感応である証拠がある。地球の重力加速度の数百倍
に相当する遠心加速度を一分間加えても細胞が測定し得
る程度の影響を受けないような条件を容易に挙げること
ができるのである。
更に述べれば、本実施例においては、微重力の状態は
初期加速度(推進)相の終わりに始まり、全弾道相中継
続する。この点については、特に前記b)の記述および
第1図を参照されたいが、これからは、微重力(もしく
は‘低重力’)の状態が各弾道の上昇相およびそれに続
く下降相において生ずることが理解されるであろう。
以上の記述から、本発明による微重力状態をつくり出
すための方法および装置が、特に細胞培養の研究に応用
し得ることは明らかであろう。
なお、初期加速度相および弾道相に必要な時間の典型
的な長さは、約1秒である。
本発明の方法を実施するための装置としては種々のも
のが考えられるが、第1図および第2図には2つの具体
例が示されている。従って、これらの具体例は勿論限定
的なものではない。
第1図に示される実施例装置には、圧縮空気装置が用
いられている。圧縮空気がラインAcから送り込まれ、細
胞培養系Scの懸濁液を収容する容器Rにあてられて、容
器Rがある高さまで飛び上がるように所定の大きさの初
期加速度が与えられる。容器Rが飛び上がる高さは加え
られる初期加速度の関数である。容器Rはまず弾道に沿
って上昇し(上昇相)、次いで下降する(下降相)。
ノズルBによって導かれる圧縮空気は、容器Rに所定
の大きさの加速度を加えるのに必要な流速に所定の時間
保たれ、これは電磁バルブVによって制御される。
第3図に示される検出手段Dは、容器の運動の方向を
検出するためのものであり、2つの光電検出器を含み、
それらは各々、光源L1,L2およびフォトトランジスタT1,
T2からなっている。
検出手段Dは以下に述べるようにテンポライザTfと共
働して、電磁バルブVを制御する制御装置Cを作動させ
る。その結果、電磁バルブVは開かれ、その開放状態
は、ノズルBを通過した圧縮空気の推進力により容器R
に適当な大きさの初期加速を加えるのに必要な時間だけ
保持される。
すなわち、容器Rおよびその中に収容されている細胞
培養は、その弾道の最下点に達した時、つまり、下降相
の終わりに対応する位置に来た時から所定時間(初期加
速度相)の間、ノズルBの圧縮空気により初期加速度を
与えられ、次の弾道相の上昇相に入るのである。そして
上昇相の最上点(頂点)、つまりその終わりに達した後
下降相に入る。
容器Rが各弾道の下降相において、光電検出器L1/T1,
L2/T2の位置する場所を通過する時、それらの通過が光
電検出器L1/T1,L2/T2によって繰り返し検出される。第
4図のa)およびb)のグラフには、こうして検出され
た容器Rの通過がそれぞれ信号Id1,Id2で示されてい
る。
検出された容器Rの通過は検出手段Dによって記録さ
れ、容器Rが光電検出器L2/T2の位置する点を通過する
と、その時期と下降相の終わりとの間でテンポライザTf
が時間τfにわたって作用させられ(第4図のグラフ
c)を参照)、それにより制御装置Cが作動させられて
電磁バルブVを開き、容器Rに所定の大きさの初期加速
を与えるのに必要な時間τiだけそれを開放状態に保持
する(第4図のグラフd)参照)。
容器Rが圧縮空気の力の作用によって上昇相を辿る時
には、光源L2,L1から発せられる光線をこの順序で遮
り、それが第4図のグラフa)およびb)に示される信
号Ia2,Ia1として検出され、記録される。こうして、容
器Rの上向きの(つまり弾道の上昇相にある時の)運動
が検出される。以下同様にして、各弾道の下降相におけ
る容器Rの運動方向が検出、記録され、その度にテンポ
ライザTfおよび電磁バルブVの制御装置Cが作動させら
れる。
第3図に示される電源Wが、必要な電力を供給する。
第1図に示される実施例装置にはさらに、容器Rを下
降相の終わりに受けて案内するための受容/案内手段G
が設けられている。この手段Gは容器Rを受けるための
シートSを含んでいる。シートSの中央部には穴が開け
られ、そこを圧縮空気が通過するようになっている。ま
たシートSは、容器Rの上昇(垂直)弾道の回りに対称
的に配置された複数のスプリングM1によって支持されて
いる。スプリングM1は方向検出器L1/T1,L2/T2を支持す
るためのフレームUに固定されている。
第2図には本発明の方法を実施するための別の実施例
装置が示されている。この装置は、第1図の装置とは、
容器R(細胞培養系Sc)に所定の初期加速を付与するた
めの手段および検出手段において異なっている。
すなわち、第2図の装置では、各下降相の終わりに初
期加速度を与えるための手段として、電磁石Eおよび可
動ロッドNを含んでいる。電磁石Eは、容器Rの垂直な
上昇軌跡と同軸的に可動ロッドNを駆動する。
ロッドNの上端には、下降相の終わりに容器Rを受け
るためのシートSが固定されており、また、その下端に
は垂直な弾道と同軸的にスプリングM2が連結されてい
る。
スイッチIは、電磁石Eを励起するための回転Caに属
し、下降相の終わりに容器RがシートSに受けられその
衝撃によりスプリングM2が所定量変形したときに閉じら
れる。その結果、電磁石Eが励起され垂直なロッドNを
通して必要な力が容器Rに加えられ、容器Rは所定の大
きさの初期加速度を得て予定の弾道に沿った運動をする
こととなる。
何れの装置の場合にも、細胞培養のための懸濁液を収
容する容器Rは、どのようなタイプのものでもよいので
あるが、なかでも球形でしかも生物に適した材料〔例え
ば、『テフロン』(登録商標)〕で作られたものがよ
い。また第1図の装置の場合には、容器Rの重量は比較
的軽量であることが望ましい。第2図に示される弾性球
Spの中に容れて使用するのであれば、容器Rを剛性の高
い材料で作っても差支えない。この場合、上記のように
その形状の如何は問わない。重い容器Rを使用する場合
には、それを飛び出させるために当然より大きな力が必
要となるが、この種の容器Rは第2図の装置とともに使
用することが好ましい。
細胞培養系Scを収容するための容器Rの形状が球形、
平行六面体等いかなる形状を持つものであっても、細胞
培養系Scと空気とを分けるために、空気透過性の膜Pで
できた仕切が容器R内に設けられる。
更に、上記いずれの場合にも、本発明の方法を実施す
るための装置は、重力に関連する効果が累積することを
避けるために、細胞培養系Scを収容している容器Rが上
昇相においてさらされる加速度ベクトルの方向を連続的
に変える緩慢な変位を容器Rに与えるものであることが
望ましく、自動的に与えるものであることが特に望まし
い。
また、上記の各具体例においては、各下降相に続いて
容器R(細胞培養系Sc)に加えられる初期加速度が常に
一定であるとされているが、ある弾道から次の弾道へ移
る時に、例えば段階的に、初期加速度の大きさを変える
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は発明方法を実施するために用いられる発明装置
の一実施例の構成を示す図である。第2図は発明方法を
実施するための装置の別の実施例の構成を示す図であ
る。第3図は、第1図の装置の制御部を示すプロック図
である。第4図は、上記制御部の作動を示すタイムチャ
ートである。 R:容器 Sc:系 Ac:ライン B:ノズル C:制御装置 V:電磁バルブ Ca:励起回路 E:電磁石 L1/T1,L2/T2:光電検出器 D:検出手段 S:シート M2:スプリング I:スイッチ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】i)重力加速度ベクトルにより規定される
    重力場にある系に、垂直線に対する角度がθであって垂
    直上向きの加速度成分が重力加速度より大きい初期加速
    度を加えることにより、その系を初期加速度相に置くと
    ともに、その初期加速度相に続いて系を上昇相と下降相
    とよりなる弾道相に置くことと、 ii)前記系を前記下降相に続いて再び前記初期加速度相
    に置くことにより、初期加速度相および弾道相を繰り返
    し発生させること とによって、系を弾道相の上昇相と下降相との両方にお
    いて微重力状態に置く方法であって、 系が細胞を培養する細胞培養系であり、前記ステップの
    繰返しの継続時間が少なくとも細胞の培養期間に等し
    く、前記垂直上向きの加速度成分の前記重力加速度に対
    する比にほぼ等しい値となる、前記弾道相の期間の前記
    初期加速度相の期間に対する比が1より大きく、前記細
    胞培養系が少なくとも前記細胞の培養期間の半分より長
    い期間微重力状態に置かれることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】前記初期加速度が圧縮空気により前記細胞
    培養系に加えられる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】重力加速度ベクトルにより規定される重力
    場にある細胞培養系を、微重力状態に置くための装置で
    あって、 i)前記細胞培養系(Sc)を収容する手段(R)と、 ii)前記細胞培養系に垂直線に対する角度がθであっ
    て垂直上向きの加速度成分が重力加速度より大きい初期
    加速度を加えてその細胞培養系を初期加速度相に置くと
    ともに、その初期加速度相に続いて上昇相と下降相とよ
    りなる弾道相に置くことと、細胞培養系を前記下降相
    に続いて再び前記初期加速度相に置くこととを周期的に
    繰り返すことにより、細胞培養系を前記弾道相の前記上
    昇相と前記下降相とにおいて微重力状態に置く手段(A
    c,B,C,V;Ca,E)であって、その微重力状態が前記初期加
    速度相における加重力状態より長いものと、 iii)前記ii)の手段に前記細胞培養系を再び前記の
    初期加速度相に置かせるために、前記下降相の終わりを
    検出する検出手段(T1/L1,T2/L2,D;S,M2,I)とを含むこ
    とを特徴とする細胞培養系を微重力状態に置くための装
    置。
  4. 【請求項4】前記初期加速度を加える手段が、前記細胞
    培養系を収容する容器(R)の描く弾道と同軸的に配置
    された可動のロッド(N)に対して作用する電磁石
    (E)を含む請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記検出手段が、 前記下降相の終わりに前記容器(R)を受けるために前
    記可動ロッド(N)の上端に固定されたシート(S)
    と、 前記ロッドと同軸的に配置され、そのロッドの下端に連
    結されたスプリング(M2)と を含み、そのスプリング(M2)の下端がフレームに支持
    されている請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】i)重力加速度ベクトルにより規定される
    重力場にある系(Sc)を収容する手段(R)と、 ii)前記系に垂直線に対する角度がθであって垂直上
    向きの加速度成分が重力加速度より大きい初期加速度を
    加えてその系を初期加速度相に置くとともに、その初期
    加速度相に続いて上昇相と下降相とよりなる弾道相に置
    くことと、系を前記下降相に続いて再び前記初期加速
    度相に置くこととを周期的に繰り返すことにより、系を
    前記弾道相の前記上昇相と前記下降相とにおいて微重力
    状態に置く手段(Ac,B,C,V;Ca,E)と、 iii)前記ii)の手段に前記系を再び前記の初期加速
    度相に置かせるために、前記下降相の終わりを検出する
    検出手段(T1/L1,T2/L2,D;S,M2,I)と を含み、系を微重力状態に置く装置であって、 前記系に初期加速度を周期的に加える手段が圧縮空気装
    置を含み、その圧縮空気装置が、系に向かって垂直に延
    びてその系に弾道に従う運動をさせるノズル(B)と、
    圧縮空気の流れを制御するバルブ(V)とを含み、その
    バルブが各下降相の終わりに前記検出手段によって作動
    させられて系を収容する手段としての容器(R)が必要
    な加速度を得るに充分な時間開放され続けることを特徴
    とする装置。
  7. 【請求項7】前記検出手段が、前記系を収容するための
    手段としての容器(R)の運動の方向を決定するための
    2つの光電検出器を含み、その2つの光電検出器が垂直
    線に沿って配置された2つの相互に独立した光源および
    受光素子によって構成され、その光源(L1/L2)と受光
    素子(T1/T2)とがその容器(R)の描く垂直の弾道の
    互いに反対側に配置されてその容器の前記上昇相中の第
    1の通過およびその後の前記下降相中の第2の通過を検
    出し、その第2の通過の検出によりテンポライザ(Tf)
    がその第2の通過の検出と前記下降相の終わりとの間の
    経過時間にほぼ等しい時間(τf)作動させられ、それ
    により前記バルブ(V)を制御する装置(C)が起動さ
    せられてそのバルブが開かれ、その容器に必要な初期加
    速度を与えるに充分な時間(τi)開放され続ける請求
    項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記初期加速度を加える手段(Ac,B,C,V)
    が、前記下降相の終わりに前記容器(R)を受けかつ前
    記圧縮空気の影響下でその容器を垂直方向に導く手段
    (G)を含み、その手段(G)が容器を受けるシート
    (S)を含み、そのシート(S)がその中央部に前記圧
    縮空気の通過を許容する穴を有し、前記手段(G)がま
    た前記シートを支持する複数のスプリング(M1)を含
    み、それら複数のスプリング(M1)が、前記弾道周りに
    その弾道に対して対称的に配置されかつフレーム(U)
    に支持されている請求項6または7に記載の装置。
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