JP2747075B2 - 乗客コンベアの操作装置 - Google Patents
乗客コンベアの操作装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエスカレータ等の乗客コンベアに係り、特に
操作盤を操作して駆動装置を停止させる乗客コンベアの
操作装置に関する。
操作盤を操作して駆動装置を停止させる乗客コンベアの
操作装置に関する。
[従来の技術] 一般に乗客コンベアは、第5図に示すように無端状に
互いに連結される複数のステツプ1と、これらのステツ
プ1の側方に立設される1対の欄干2と、この欄干2上
に装着されてステツプ1と同期して走行する移動手摺3
などを備えており、また乗客がステツプ1に乗り降りす
る乗降口4付近には、ステツプ1に係合するくし板4a
と、欄干2の下部を覆うデツキ5に設けた操作盤6とが
設けられ、この乗降口4の下部には図示しない機械室が
構成されている。この機械室内に、ステツプ1や移動手
摺3を駆動する駆動装置や、この駆動装置の電源遮断器
などが収納されている。
互いに連結される複数のステツプ1と、これらのステツ
プ1の側方に立設される1対の欄干2と、この欄干2上
に装着されてステツプ1と同期して走行する移動手摺3
などを備えており、また乗客がステツプ1に乗り降りす
る乗降口4付近には、ステツプ1に係合するくし板4a
と、欄干2の下部を覆うデツキ5に設けた操作盤6とが
設けられ、この乗降口4の下部には図示しない機械室が
構成されている。この機械室内に、ステツプ1や移動手
摺3を駆動する駆動装置や、この駆動装置の電源遮断器
などが収納されている。
上述の操作盤6には、第6図に示すように駆動装置を
起動する起動スイツチ7と、駆動装置を停止する停止ス
イツチ8とが水平方向に並んで設けられている。前者の
起動スイツチ7は図示しない第1のキーが差し込まれる
キー穴7aを有し、この第1のキーは中立位置7bで差し込
み可能であると共に、ステツプ1や移動手摺3の上昇運
転を行なう上昇位置7cと下降運転を行なう下降位置7dと
へ回転可能である。ただし、これらの上昇位置7c、下降
位置7dで第1のキーを手放すと、当該上昇運転あるいは
下降運転に保たれたまま、第1のキーのみが図示しない
ばねの付勢力によつて中立位置7bへ復帰する。同様に後
者の停止スイツチ8も第2のキーが差し込まれるキー穴
8aを有し、この第2のキーは中立位置15aで差し込み可
能であると共に、上述した駆動装置を停止する停止位置
15bと、図示しないベルを鳴動するベル位置15cとに回動
可能である。また、停止位置15bで第2のキーを手放す
と、当該停止状態に保たれたまま、第2のキーのみが図
示しないばねの付勢力によつて中立位置15aへ復帰す
る。
起動する起動スイツチ7と、駆動装置を停止する停止ス
イツチ8とが水平方向に並んで設けられている。前者の
起動スイツチ7は図示しない第1のキーが差し込まれる
キー穴7aを有し、この第1のキーは中立位置7bで差し込
み可能であると共に、ステツプ1や移動手摺3の上昇運
転を行なう上昇位置7cと下降運転を行なう下降位置7dと
へ回転可能である。ただし、これらの上昇位置7c、下降
位置7dで第1のキーを手放すと、当該上昇運転あるいは
下降運転に保たれたまま、第1のキーのみが図示しない
ばねの付勢力によつて中立位置7bへ復帰する。同様に後
者の停止スイツチ8も第2のキーが差し込まれるキー穴
8aを有し、この第2のキーは中立位置15aで差し込み可
能であると共に、上述した駆動装置を停止する停止位置
15bと、図示しないベルを鳴動するベル位置15cとに回動
可能である。また、停止位置15bで第2のキーを手放す
と、当該停止状態に保たれたまま、第2のキーのみが図
示しないばねの付勢力によつて中立位置15aへ復帰す
る。
尚、この操作盤6は起動スイツチ7と停止スイツチ8
とが水平方向に並んで設けられるものを示したが、異な
る機種にあつては起動スイツチと停止スイツチとが垂直
方向に配列されるものもある。
とが水平方向に並んで設けられるものを示したが、異な
る機種にあつては起動スイツチと停止スイツチとが垂直
方向に配列されるものもある。
[発明が解決しようとする課題] 従来のこのような乗客コンベアにあつては、くし板4a
の取替えを行なう場合、作業員は機械室の蓋を開き、電
源遮断器を操作して駆動装置を停止すると共に、機械室
の開口部を第三者の進入を防止する安全柵で囲つてい
た。
の取替えを行なう場合、作業員は機械室の蓋を開き、電
源遮断器を操作して駆動装置を停止すると共に、機械室
の開口部を第三者の進入を防止する安全柵で囲つてい
た。
ところで、上述した従来技術にあつては、くし板4aの
取替えを行なう際に、電源遮断器の操作を要すことか
ら、機械室の蓋を開く必要があるばかりか、この開口部
を囲う安全柵を当該乗客コンベアから離隔した保管場所
より運搬して設置しなければならず、これらの準備作業
に多大の労力と煩わしい手間を要すると共に、これら準
備作業に要する長い時間、乗客コンベアを停止しなけれ
ばならず利用者に迷惑を掛けてしまう。
取替えを行なう際に、電源遮断器の操作を要すことか
ら、機械室の蓋を開く必要があるばかりか、この開口部
を囲う安全柵を当該乗客コンベアから離隔した保管場所
より運搬して設置しなければならず、これらの準備作業
に多大の労力と煩わしい手間を要すると共に、これら準
備作業に要する長い時間、乗客コンベアを停止しなけれ
ばならず利用者に迷惑を掛けてしまう。
尚、上述した電源遮断器を操作する代わりに、乗降口
4近傍に設置される操作盤6の停止スイツチ8を操作し
て駆動装置を停止しておくことも考えられるが、この停
止状態でくし板4aを取替える場合、例えば他の作業員が
誤つて他方の乗降口の近傍の起動スイツチを操作する
と、駆動装置が起動して事故が発生するという懸念があ
る。このため、上述した電源遮断気を操作して駆動装置
を確実に停止しておく必要があつた。一方、この停止ス
イツチ8は、くし板4aの取替え等を行なう際の停止では
なく、乗客コンベアを使用しない場合に操作されるよう
になつている。
4近傍に設置される操作盤6の停止スイツチ8を操作し
て駆動装置を停止しておくことも考えられるが、この停
止状態でくし板4aを取替える場合、例えば他の作業員が
誤つて他方の乗降口の近傍の起動スイツチを操作する
と、駆動装置が起動して事故が発生するという懸念があ
る。このため、上述した電源遮断気を操作して駆動装置
を確実に停止しておく必要があつた。一方、この停止ス
イツチ8は、くし板4aの取替え等を行なう際の停止では
なく、乗客コンベアを使用しない場合に操作されるよう
になつている。
これに対して、本件出願と同一出願人に係わる実開昭
63−151262号明細書では、停止スイツチの第2のキーを
停止位置に保持する保持装置を設けると共に、起動スイ
ツチのキー穴に係合して停止スイツチの復帰力による保
持装置の回転を阻止する回転阻止装置を設けた乗客コン
ベアの操作装置が提案されている。
63−151262号明細書では、停止スイツチの第2のキーを
停止位置に保持する保持装置を設けると共に、起動スイ
ツチのキー穴に係合して停止スイツチの復帰力による保
持装置の回転を阻止する回転阻止装置を設けた乗客コン
ベアの操作装置が提案されている。
この乗客コンベアの操作装置によれば、従来の操作盤
を利用して駆動装置を確実に停止状態に保持することが
でき、従つて、機械室の開口部を囲む安全柵等を必要と
せず、簡単に準備作業を行なうことができる。しかしな
がら、上述の保持装置は第3のキーの操作によつて停止
スイツチのキー穴に係合する第2のキーを鎖錠する構成
であつたため、この第3のキーを付けてくし板の交替作
業を行なつているとき、いたずら等によつて第3のキー
を盗まれる危険があり、そのような場合、改めて第3の
キーを準備しなければならず、作業が長びいていたとき
と同様に乗客コンベアの停止時間を長くしてしまう。
を利用して駆動装置を確実に停止状態に保持することが
でき、従つて、機械室の開口部を囲む安全柵等を必要と
せず、簡単に準備作業を行なうことができる。しかしな
がら、上述の保持装置は第3のキーの操作によつて停止
スイツチのキー穴に係合する第2のキーを鎖錠する構成
であつたため、この第3のキーを付けてくし板の交替作
業を行なつているとき、いたずら等によつて第3のキー
を盗まれる危険があり、そのような場合、改めて第3の
キーを準備しなければならず、作業が長びいていたとき
と同様に乗客コンベアの停止時間を長くしてしまう。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的と
するところはいたずら等によつて持ち去られることなく
操作盤を利用して駆動装置を確実に停止状態に保持する
ことができる乗客コンベアの操作装置を提供するにあ
る。
するところはいたずら等によつて持ち去られることなく
操作盤を利用して駆動装置を確実に停止状態に保持する
ことができる乗客コンベアの操作装置を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は上述の目的を達成するために、起動スイツチ
に係合した回転阻止装置と、停止スイツチに係合した第
2のキーとを包囲するカバーを設け、保持装置を構成す
る第3のキーによる第2のキーの停止位置への保持操作
によつて上記カバーの開放を阻止するよう連動する開放
阻止装置を設けたことを特徴とする。
に係合した回転阻止装置と、停止スイツチに係合した第
2のキーとを包囲するカバーを設け、保持装置を構成す
る第3のキーによる第2のキーの停止位置への保持操作
によつて上記カバーの開放を阻止するよう連動する開放
阻止装置を設けたことを特徴とする。
[作用] 本発明による乗客コンベアの操作装置は上述のように
構成したため、乗降口近傍に設置される操作装置を設け
るとき、停止スイツチが作動するまで回動した状態の第
2のキーを起動スイツチに係合させた保持手段により保
持させることによつて駆動装置が停止する。このとき操
作盤には操作装置が係着されているので起動スイツチの
操作が阻止され、また他の乗降口近傍に設置される操作
盤の起動スイツチが誤つて操作されても、上述した停止
スイツチが作動しているので駆動装置の起動は阻止され
る。これにより、機械室に設けられる電源遮断器の操作
を要することがなく、確実に駆動装置を停止状態に保持
することができる。また停止スイツチが起動するまで第
2のキーを回動操作することによつて開放阻止装置を作
動させ、これによつてカバーの開放が阻止されるため、
第2のキーおよび第1のキー等で成る回転阻止装置を抜
き取ることができなくなり、いたずらによつて盗まれる
こともない。
構成したため、乗降口近傍に設置される操作装置を設け
るとき、停止スイツチが作動するまで回動した状態の第
2のキーを起動スイツチに係合させた保持手段により保
持させることによつて駆動装置が停止する。このとき操
作盤には操作装置が係着されているので起動スイツチの
操作が阻止され、また他の乗降口近傍に設置される操作
盤の起動スイツチが誤つて操作されても、上述した停止
スイツチが作動しているので駆動装置の起動は阻止され
る。これにより、機械室に設けられる電源遮断器の操作
を要することがなく、確実に駆動装置を停止状態に保持
することができる。また停止スイツチが起動するまで第
2のキーを回動操作することによつて開放阻止装置を作
動させ、これによつてカバーの開放が阻止されるため、
第2のキーおよび第1のキー等で成る回転阻止装置を抜
き取ることができなくなり、いたずらによつて盗まれる
こともない。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図は操作装置の全体を示す分解斜視図である。
本体は下部支持体11と上記支持体21とから成り、下部
支持体11には後述する第2のキー12の回転を許す開孔11
aと、2本の縦溝11b,11dと、1本の横溝11cと、切欠き1
1eとが形成されている。また上部支持体21には後述する
第2キー方向固定用プレート16が嵌合する回転防止用の
角形凹部21bと、後述する回り止め用プレート17を可回
転的に嵌合する円形凹部21aと、後述するカバーロツク
用プレート20を可回転的に収納する円形凹部21cとを、
下部支持体11の開孔11aと対応する位置に同心的に有し
ている。また上部支持体21は、下部支持体11の切欠き11
eに対応する位置に同形状の切欠き21eを有すると共に、
下部支持体11の上述の各溝11b,11c,11dに対応する一連
の矩形状開孔21dを有している。下部支持体11と上部支
持体21とは四角をボルト24とナツト25によつて締付けら
れて一体に成されている。この結合に際して、両支持体
11,21間にカバーロツク用プレート20を介在させ、この
カバーロツク用プレート20が上部支持体21の円形凹部21
c内で回転可能に保持している。このカバーロツク用プ
レート20の中央部には角形の開孔20aがあり、この角形
開孔20aには詳細を後述する第2のキー12と一体のカバ
ーロツク拘束用プレート17aが嵌合する。またカバーロ
ツク用プレート20には両支持体11,21の切欠き11e,21eに
対応する切欠き20bが形成されている。
支持体11には後述する第2のキー12の回転を許す開孔11
aと、2本の縦溝11b,11dと、1本の横溝11cと、切欠き1
1eとが形成されている。また上部支持体21には後述する
第2キー方向固定用プレート16が嵌合する回転防止用の
角形凹部21bと、後述する回り止め用プレート17を可回
転的に嵌合する円形凹部21aと、後述するカバーロツク
用プレート20を可回転的に収納する円形凹部21cとを、
下部支持体11の開孔11aと対応する位置に同心的に有し
ている。また上部支持体21は、下部支持体11の切欠き11
eに対応する位置に同形状の切欠き21eを有すると共に、
下部支持体11の上述の各溝11b,11c,11dに対応する一連
の矩形状開孔21dを有している。下部支持体11と上部支
持体21とは四角をボルト24とナツト25によつて締付けら
れて一体に成されている。この結合に際して、両支持体
11,21間にカバーロツク用プレート20を介在させ、この
カバーロツク用プレート20が上部支持体21の円形凹部21
c内で回転可能に保持している。このカバーロツク用プ
レート20の中央部には角形の開孔20aがあり、この角形
開孔20aには詳細を後述する第2のキー12と一体のカバ
ーロツク拘束用プレート17aが嵌合する。またカバーロ
ツク用プレート20には両支持体11,21の切欠き11e,21eに
対応する切欠き20bが形成されている。
一体にされた両支持体11,21には、ヒンジ23を用いて
ボルト26によつて開閉可能にしたカバー22が連結されて
いる。このカバー22には、開孔11a,20aおよび円形凹部2
1a,21c等と同心的な開孔22aが形成され、この開孔22aに
は詳細を後述する保持装置13の頭部14aが嵌合される。
ボルト26によつて開閉可能にしたカバー22が連結されて
いる。このカバー22には、開孔11a,20aおよび円形凹部2
1a,21c等と同心的な開孔22aが形成され、この開孔22aに
は詳細を後述する保持装置13の頭部14aが嵌合される。
保持装置13は、一般に90度回転するキー穴15を有する
ロツクキー本体14の下部に角形凹部21bに嵌合する角形
の第2キー方向固定用プレート16をボルト等によつて一
体に形成して構成されており、図示しない第3のキー穴
15に挿入して回転することによつて位置15b,15cで固定
する構成となつている。このロツクキー本体14内の可動
軸は、第2キー方向固定用プレート16の開孔16aから導
出されて回り止め用プレート17にボルト18等によつて連
結されている。この回り止め用プレート17にはカバーロ
ツク拘束用プレート17aと第2のキー12とが結合されて
いる。回り止め用プレート17はキー穴へ挿入した第3の
キーの回転角を規定するもので、図示を省略した第2キ
ー方向固定用プレート16の下部に設けた突起とによつて
ストツパーを構成するよう90度の角度を有する切欠きを
有しているが、この機能は一般にロツクキー本体14に付
加されているので省略することができる。また本実施例
の如くストツパーを構成する場合は、カバーロツク拘束
用プレート17aをカバーロツクプレート20の開孔20a内に
嵌合させた状態で、切欠き11eと切欠き21e間に邪魔にな
らないよう回り止め用プレート17の径を小さくする。
ロツクキー本体14の下部に角形凹部21bに嵌合する角形
の第2キー方向固定用プレート16をボルト等によつて一
体に形成して構成されており、図示しない第3のキー穴
15に挿入して回転することによつて位置15b,15cで固定
する構成となつている。このロツクキー本体14内の可動
軸は、第2キー方向固定用プレート16の開孔16aから導
出されて回り止め用プレート17にボルト18等によつて連
結されている。この回り止め用プレート17にはカバーロ
ツク拘束用プレート17aと第2のキー12とが結合されて
いる。回り止め用プレート17はキー穴へ挿入した第3の
キーの回転角を規定するもので、図示を省略した第2キ
ー方向固定用プレート16の下部に設けた突起とによつて
ストツパーを構成するよう90度の角度を有する切欠きを
有しているが、この機能は一般にロツクキー本体14に付
加されているので省略することができる。また本実施例
の如くストツパーを構成する場合は、カバーロツク拘束
用プレート17aをカバーロツクプレート20の開孔20a内に
嵌合させた状態で、切欠き11eと切欠き21e間に邪魔にな
らないよう回り止め用プレート17の径を小さくする。
両支持体11,21と、保持装置13と、第2のキー12との
関係は上述の如くであるから、キー穴15に挿入した図示
しない第3のキーを操作してキー穴15を位置15bから位
置15cに移動させると、ロツクキー本体14の可動軸は第
2のキー12を回転させると共に、カバーロツク拘束用プ
レート17aを介してカバーロツクプレート20を回転させ
ることになる。しかも、このときのカバーロツクプレー
ト20は、切欠き11e,21e間の連通を絶つように切欠き21b
の位置を変えることになり、連通を絶つた部分が第3図
に示すカバー22の鎖錠を行なう。つまり、カバー22には
支持体11,21側に突出すると共にカバーロツクプレート2
0の切欠き20bに嵌合する突起22bがある。しかも、この
突起22bにはカバーロツクプレート20の回転を許す凹部2
2cが形成されており、この凹部22cに、カバーロツクプ
レート20の切欠き20b以外の所が嵌合するように成つて
いる。従つて、上述したようにカバーロツクプレート20
が回転すると、凹部22c内にはカバーロツクプレート20
の切欠き20b以外の所が嵌合し、突起22bを介してカバー
22の開方向への動きが阻止される。この阻止はカバーロ
ツクプレート20が回転してその切欠き20bが凹部22cと対
応するまで保たれる。このようにして切欠き11e,21e
と、突起22bと、カバーロツクプレート20とによつて、
カバー22の開放を阻止する開放阻止装置30が構成されて
いる。
関係は上述の如くであるから、キー穴15に挿入した図示
しない第3のキーを操作してキー穴15を位置15bから位
置15cに移動させると、ロツクキー本体14の可動軸は第
2のキー12を回転させると共に、カバーロツク拘束用プ
レート17aを介してカバーロツクプレート20を回転させ
ることになる。しかも、このときのカバーロツクプレー
ト20は、切欠き11e,21e間の連通を絶つように切欠き21b
の位置を変えることになり、連通を絶つた部分が第3図
に示すカバー22の鎖錠を行なう。つまり、カバー22には
支持体11,21側に突出すると共にカバーロツクプレート2
0の切欠き20bに嵌合する突起22bがある。しかも、この
突起22bにはカバーロツクプレート20の回転を許す凹部2
2cが形成されており、この凹部22cに、カバーロツクプ
レート20の切欠き20b以外の所が嵌合するように成つて
いる。従つて、上述したようにカバーロツクプレート20
が回転すると、凹部22c内にはカバーロツクプレート20
の切欠き20b以外の所が嵌合し、突起22bを介してカバー
22の開方向への動きが阻止される。この阻止はカバーロ
ツクプレート20が回転してその切欠き20bが凹部22cと対
応するまで保たれる。このようにして切欠き11e,21e
と、突起22bと、カバーロツクプレート20とによつて、
カバー22の開放を阻止する開放阻止装置30が構成されて
いる。
一方、第1のキー10には変位拘束用の角形プレート19
aと柄19とが一体的に結合されており、溝11b,11c,11dお
よび矩形状開口21dとによつて回転阻止装置9を構成し
ている。この回転阻止装置9の第1のキー10は、第4図
に示した起動スイツチ7のキー穴7aに係合されるもの
で、停止スイツチ8のキー穴8aとの位置関係および方向
が異なつても対応できるよう種々の位置と方向を取れる
よう工夫されている。つまり、第1のキー10を溝11b,11
c,11dのそれぞれの位置に挿入したとき、その変位拘束
用プレート19aが矩形状開口21dの角部に嵌合して位置が
規定されるよう、矩形状開口21dは変位拘束用プレート1
9aの形状に合わせて打抜かれており、起動スイツチ7の
キー穴7aの向きが90度異なつても同様に使用できるよう
変位拘束用プレート19aは正方形となつている。尚、第
1のキー10は所定の幅をもつ平板状であるから、この第
1のキー10を溝11b,11c,11dに嵌合させると共に起動ス
イツチ7のキー穴7aへの係合にこの矩形状開口21dは単
なる開口であつても良い。
aと柄19とが一体的に結合されており、溝11b,11c,11dお
よび矩形状開口21dとによつて回転阻止装置9を構成し
ている。この回転阻止装置9の第1のキー10は、第4図
に示した起動スイツチ7のキー穴7aに係合されるもの
で、停止スイツチ8のキー穴8aとの位置関係および方向
が異なつても対応できるよう種々の位置と方向を取れる
よう工夫されている。つまり、第1のキー10を溝11b,11
c,11dのそれぞれの位置に挿入したとき、その変位拘束
用プレート19aが矩形状開口21dの角部に嵌合して位置が
規定されるよう、矩形状開口21dは変位拘束用プレート1
9aの形状に合わせて打抜かれており、起動スイツチ7の
キー穴7aの向きが90度異なつても同様に使用できるよう
変位拘束用プレート19aは正方形となつている。尚、第
1のキー10は所定の幅をもつ平板状であるから、この第
1のキー10を溝11b,11c,11dに嵌合させると共に起動ス
イツチ7のキー穴7aへの係合にこの矩形状開口21dは単
なる開口であつても良い。
上述した起動スイツチ7のキー穴7aの向きの違う機種
への適用を考慮した第1のキー10の構成は、第2のキー
12についても考慮されている。つまり、第2のキー12が
挿入される停止スイツチ8は、第6図では横向きである
が縦向きの場合もある。縦向きへの変更は、角形凹部21
bと第2キー方向固定用プレート16がそれぞれ正方形で
あるため、単に90度回転させて嵌合させれば良い。一
方、起動スイツチ7は停止スイツチ8に対して種々の位
置があり、第6図の如く横向きの場合は溝11b,11dを用
い、縦向きの場合は溝11c内で移動させて位置を定め
る。
への適用を考慮した第1のキー10の構成は、第2のキー
12についても考慮されている。つまり、第2のキー12が
挿入される停止スイツチ8は、第6図では横向きである
が縦向きの場合もある。縦向きへの変更は、角形凹部21
bと第2キー方向固定用プレート16がそれぞれ正方形で
あるため、単に90度回転させて嵌合させれば良い。一
方、起動スイツチ7は停止スイツチ8に対して種々の位
置があり、第6図の如く横向きの場合は溝11b,11dを用
い、縦向きの場合は溝11c内で移動させて位置を定め
る。
実際の使用に際しては、先ず、カバー22を開いて、対
象となる乗客コンベアの起動スイツチ7および停止スイ
ツチ8の方向と位置に合わせて第1のキー10と第2のキ
ー12を支持体11,21の所定の位置に嵌合する。その後、
カバー22を第2図の如く閉じる。次いで、保持装置13の
キー穴15内に第3のキーを挿入して45度回転させて第1
図の位置15aにする。この状態で第1のキー10を起動ス
イツチ7のキー穴7aに係合させると共に、第2のキー12
を停止スイツチ8のキー穴8aに挿入して本操作装置の取
付けが完了する。そこで、キー穴15に挿入した第3のキ
ーを回転させ、今度は第1図の位置15cまで回転する。
この回転により停止スイツチ8は停止状態となると共
に、ロツクキー本体14は第2のキー12の同状態を鎖錠す
るため、停止状態が保持される。停止スイツチ8はばね
の付勢力によつて中立位置に戻ろうとするため、このば
ね力は支持体11,21およびカバー22等から成る操作装置
全体を回転させようとするが、これらは第1のキー10と
起動スイツチ7との係合によつて阻止され、同状態を保
持できる。
象となる乗客コンベアの起動スイツチ7および停止スイ
ツチ8の方向と位置に合わせて第1のキー10と第2のキ
ー12を支持体11,21の所定の位置に嵌合する。その後、
カバー22を第2図の如く閉じる。次いで、保持装置13の
キー穴15内に第3のキーを挿入して45度回転させて第1
図の位置15aにする。この状態で第1のキー10を起動ス
イツチ7のキー穴7aに係合させると共に、第2のキー12
を停止スイツチ8のキー穴8aに挿入して本操作装置の取
付けが完了する。そこで、キー穴15に挿入した第3のキ
ーを回転させ、今度は第1図の位置15cまで回転する。
この回転により停止スイツチ8は停止状態となると共
に、ロツクキー本体14は第2のキー12の同状態を鎖錠す
るため、停止状態が保持される。停止スイツチ8はばね
の付勢力によつて中立位置に戻ろうとするため、このば
ね力は支持体11,21およびカバー22等から成る操作装置
全体を回転させようとするが、これらは第1のキー10と
起動スイツチ7との係合によつて阻止され、同状態を保
持できる。
しかも、第3のキーを回転して保持装置13のキー穴15
を第1図の位置15cの状態にすると、第3のキーを抜き
取ることができるため、操作装置全体は箱状体のカバー
22内に収納され、このカバー22も開かないので、いたず
らによつて第1のキー10および第2のキー12が抜き取ら
れることもない。
を第1図の位置15cの状態にすると、第3のキーを抜き
取ることができるため、操作装置全体は箱状体のカバー
22内に収納され、このカバー22も開かないので、いたず
らによつて第1のキー10および第2のキー12が抜き取ら
れることもない。
作業完了後、第3のキーを保持装置13のキー穴15に挿
入すると共に、第1図の位置15aまで回転して停止スイ
ツチを中立位置にし、この状態で操作装置全体を操作盤
から引抜いて除去する。
入すると共に、第1図の位置15aまで回転して停止スイ
ツチを中立位置にし、この状態で操作装置全体を操作盤
から引抜いて除去する。
上述した操作装置によれば、保持装置13のキー穴15内
に挿入した第3のキーの45度の回転、つまり第1図の位
置15bから位値15aまでの回転を利用してカバーロツクプ
レート20を回転させ、このカバーロツクプレート20と突
起22bの係合によつてカバー22の開放を鎖錠すると共
に、その後の位置15cへの回転でも同状態を保持するよ
うにしたため、第1のキー10および第2のキーはカバー
22によつて覆われていたずらで抜き取られることはな
い。
に挿入した第3のキーの45度の回転、つまり第1図の位
置15bから位値15aまでの回転を利用してカバーロツクプ
レート20を回転させ、このカバーロツクプレート20と突
起22bの係合によつてカバー22の開放を鎖錠すると共
に、その後の位置15cへの回転でも同状態を保持するよ
うにしたため、第1のキー10および第2のキーはカバー
22によつて覆われていたずらで抜き取られることはな
い。
尚、上述の実施例ではキー穴15に挿入した第3のキー
による回転を利用してカバー22を鎖錠するカバーロツク
プレート20を回転させたが、第3のキーによる保持装置
13の回転を利用してカバー22を鎖錠する構成であれば良
い。例えば第4図に示すように、キー穴15が位置15bの
ときカバー22のスリツト22dに対応する係合部材31を設
け、この係合部材31は第3のキーにより回転する回転部
に連結すれば、キー穴15を位置15a,15cにすると係合部
材31とスリツト22dは非対応状態となり、このようにし
てカバー22の開放を阻止する開放阻止装置30を構成する
ことができる。また起動スイツチのキー穴に係合する第
1のキー10は、必ずしも起動スイツチ用のキーでなくて
も、そのキー穴に係合して回転阻止装置9を構成するも
のであれば良い。
による回転を利用してカバー22を鎖錠するカバーロツク
プレート20を回転させたが、第3のキーによる保持装置
13の回転を利用してカバー22を鎖錠する構成であれば良
い。例えば第4図に示すように、キー穴15が位置15bの
ときカバー22のスリツト22dに対応する係合部材31を設
け、この係合部材31は第3のキーにより回転する回転部
に連結すれば、キー穴15を位置15a,15cにすると係合部
材31とスリツト22dは非対応状態となり、このようにし
てカバー22の開放を阻止する開放阻止装置30を構成する
ことができる。また起動スイツチのキー穴に係合する第
1のキー10は、必ずしも起動スイツチ用のキーでなくて
も、そのキー穴に係合して回転阻止装置9を構成するも
のであれば良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、停止スイツチに係合し
た第2のキーを含む保持装置と回転阻止装置とを包囲す
るカバーを設け、保持装置の第3のキーによる回転操作
によつて上記カバーの開放を阻止するよう連動する開孔
阻止装置を設けたため、確実に停止状態に保持すると共
に、操作盤への取付け状態において第2のキーや回転阻
止装置をいたずらで抜き取られることがない。
た第2のキーを含む保持装置と回転阻止装置とを包囲す
るカバーを設け、保持装置の第3のキーによる回転操作
によつて上記カバーの開放を阻止するよう連動する開孔
阻止装置を設けたため、確実に停止状態に保持すると共
に、操作盤への取付け状態において第2のキーや回転阻
止装置をいたずらで抜き取られることがない。
第1図は本発明の一実施例による操作装置の分解斜視
図、第2図は第1図の組立て状態を示す斜視図、第3図
は第1図の要部を示す斜視図、第4図は本発明の他の実
施例による操作装置の要部斜視図、第5図は乗客コンベ
アの乗降口近傍を示す斜視図、第6図は第5図の操作盤
を拡大して示す平面図である。 6……操作盤、7……起動スイツチ、8……停止スイツ
チ、9……回転阻止装置、10……第1のキー、11,21…
…支持体、12……第2のキー、13……保持装置、20……
カバーロツクプレート、22……カバー、22b……突起、3
0……開放阻止装置。
図、第2図は第1図の組立て状態を示す斜視図、第3図
は第1図の要部を示す斜視図、第4図は本発明の他の実
施例による操作装置の要部斜視図、第5図は乗客コンベ
アの乗降口近傍を示す斜視図、第6図は第5図の操作盤
を拡大して示す平面図である。 6……操作盤、7……起動スイツチ、8……停止スイツ
チ、9……回転阻止装置、10……第1のキー、11,21…
…支持体、12……第2のキー、13……保持装置、20……
カバーロツクプレート、22……カバー、22b……突起、3
0……開放阻止装置。
Claims (1)
- 【請求項1】乗客コンベアの乗降口近傍に設置され、第
1のキー穴に差し込まれる第1のキーの回動操作に応じ
て上記乗客コンベアの駆動装置を起動する起動スイツチ
と、第2のキー穴に差し込まれる第2のキーの回動操作
に応じて上記駆動装置を停止する停止スイツチとを備え
た操作盤を有する乗客コンベアの操作装置において、上
記起動スイツチのキー穴に係合した回転阻止装置と、上
記停止スイツチに係合した上記第2のキーおよび上記回
転阻止装置とを包囲するカバーと、上記第2のキーを停
止スイツチが作動するまで回動した状態に保持する保持
装置と、この保持装置に連動して上記カバーの開放を阻
止する開放阻止装置とを設けたことを特徴とする乗客コ
ンベアの操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2951190A JP2747075B2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 乗客コンベアの操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2951190A JP2747075B2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 乗客コンベアの操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03238294A JPH03238294A (ja) | 1991-10-24 |
JP2747075B2 true JP2747075B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=12278126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2951190A Expired - Fee Related JP2747075B2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 乗客コンベアの操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2747075B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104326348A (zh) * | 2014-10-22 | 2015-02-04 | 杭州西奥电梯有限公司 | 一种带有锁定装置的前沿板 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03243593A (ja) * | 1990-02-20 | 1991-10-30 | Hitachi Elevator Eng & Service Co Ltd | 乗客コンベアの操作装置 |
-
1990
- 1990-02-13 JP JP2951190A patent/JP2747075B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104326348A (zh) * | 2014-10-22 | 2015-02-04 | 杭州西奥电梯有限公司 | 一种带有锁定装置的前沿板 |
CN104326348B (zh) * | 2014-10-22 | 2016-10-05 | 杭州西奥电梯有限公司 | 一种带有锁定装置的前沿板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03238294A (ja) | 1991-10-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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S531 | Written request for registration of change of domicile |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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