JP2743905B2 - 監視空間通過検出装置 - Google Patents

監視空間通過検出装置

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JP2743905B2
JP2743905B2 JP8040222A JP4022296A JP2743905B2 JP 2743905 B2 JP2743905 B2 JP 2743905B2 JP 8040222 A JP8040222 A JP 8040222A JP 4022296 A JP4022296 A JP 4022296A JP 2743905 B2 JP2743905 B2 JP 2743905B2
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/04Systems determining the presence of a target

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は監視空間通過検出装
置に関し、特に航空機等の飛翔体に対して監視空間通過
情報を伝達して着陸誘導を行う監視空間通過検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、航空機に対する着陸誘導システム
としては、距離測定装置としてGPS(Global
Positioning System)受信機を使用
し、GPS受信機から得られる精密な距離データ等を用
いて折線進入や曲線進入等の複雑なMLS(Micro
wave Landing System:マイクロ波
着陸システム)による進入着陸を可能とする方法があ
る。この方法については、特開平2−287900号公
報に詳述されている。
【0003】また、地上装置に備えたGPS受信機と演
算装置とによってGPSの測位誤差を算出し、その測位
誤差情報を既存の通信手段を用いて機上装置に送信し、
機上装置に備えたGPS受信機による測位誤差を測位誤
差情報によって修正して随時正確な距離情報を得る方法
もある。この方法については、特開平5−72317号
公報に詳述されている。
【0004】前述した方法の場合、図9に示すように、
MLS機上装置にはアンテナ71と、MLS受信機72
と、航法計算機73と、航法表示器74と、オートパイ
ロット75と、GPS受信機76と、GPSアンテナ7
7とが備えられている。
【0005】アンテナ71で受信したMLS信号はML
S受信機72にて受信処理されて角度測定値(方位と仰
角)や地上局のアンテナ位置等の諸元データに変換さ
れ、航法計算機73に供給される。
【0006】一方、GPSアンテナ77で受信されたG
PS信号はGPS受信機76にて受信処理され、受信点
(航空機)の位置が測定されるとともに、その測定した
位置データと予め入力しておいた滑走路の着陸点の位置
データとによって、航空機から着陸点までの距離を算出
し、それを航法計算機73に供給する。
【0007】航法計算機73はMLS受信機72からの
諸元データ(方位角測定値、仰角測定値、地上送信アン
テナ位置、進入経路の方位と仰角等)とGPS受信機7
6からの距離データとに基づき自機の位置を計算し、所
定の進入経路との偏移を算出する。この偏移情報は所定
経路に対する横方向及び縦方向の成分と着地点までの距
離とに分けられ、航法表示器74に表示される。
【0008】航法表示器74には、通常用いられている
HIS(水平状況表示器)や地図形式の表示を行うこと
ができるEHSI(Electronic Horiz
ontal Situation Indicato
r)等が使用されている。
【0009】尚、自動操縦の場合にはオートパイロット
75が航法計算機73から偏移データと距離データとを
受取って、航空機の自動操縦に必要な航空機の舵角や補
助翼の制御に必要な制御信号を計算する。
【0010】後述した方法の場合、図10に示すよう
に、着陸誘導システムが地上装置80と機上装置90と
から構成されている。地上装置80はGPS受信装置8
1と演算装置82とMLS地上局83とから構成され、
機上装置90はMLSアンテナ91とMLS受信機92
と航法計算機93と航法表示器94とオートパイロット
95とGPS受信機96とGPSアンテナ97とから構
成されている。
【0011】地上のGPS受信装置81はGPS衛星
(図示せず)からの信号を受信して地上装置80の位置
データを得る。演算装置82はその位置データと予め格
納されている実際の地上装置80の位置データとを比較
し、その差異を測位誤差情報としてMLS地上局83に
送る。
【0012】この測位誤差情報は緯度、経度、高度等夫
々の偏差情報となり、MLS地上局83でMLS補助デ
ータの一語として所定のフォーマットに変換されてML
S領域内に送出される。
【0013】一方、機上装置90ではMLSアンテナ9
1で受信した信号をMLS受信機92で処理し、基準方
位からの方位角と基準仰角からの仰角との偏差情報及び
補助データを得て航法計算機93に入力するとともに、
GPSアンテナ97を介してGPS受信機96により自
機の位置を示す位置データを得て航法計算機93に入力
する。
【0014】航法計算機93は機上装置90のGPS受
信機96からの位置データを地上装置80からの測位誤
差情報を用いて補正し、自機の正確な位置を航法表示器
94上に得る。また、自動操縦を行う場合には、航法計
算機93からのデータをオートパイロット95に送って
自動操縦を行う。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の航空機
に対する着陸誘導システムでは、MLSと、従来のDM
E(Distance Measuring Equi
pment:距離測定装置)またはDME/P(Pre
cision Distance Measuring
Equipment:精密距離測定装置)に比べて距
離測定精度が高くかつ安価なGPS受信機とを組合わせ
ることによって、折線または曲線進入を可能としてい
る。
【0016】ここで、ICAO(Internatio
nal Civil Aviation Organi
zation:国際民間航空機関) Annex 10
の技術基準では、航空機の降下路を滑走路末端の上空1
5mから18mの範囲に設定するよう規定されている。
【0017】また、降下路のコース幅は滑走路末端にお
いて滑走路の中心線に直交する方向に210mとなるよ
うに規定されている。すなわち、航空機は滑走路末端上
空において垂直面幅が15mから18m、水平面幅が2
10mからなる空間を通過した後、機首を下げて降下し
てきた機体を接地のために引き起こし、水平着陸ないし
主輪着地のためにやや機首上げの姿勢つまりフレア操作
に入る。したがって、上記の垂直面幅と水平面幅との積
からなる所定空間は最終着陸体勢に入った航空機にとっ
てフレア開始を判断する重要な位置である。
【0018】この所定空間を上述したような着陸誘導シ
ステムに用いられるGPSで検出しようとする場合、G
PS受信機で得られる測位精度が、通常民間で利用でき
るC/Aコード(Clear and Acquisi
tion Code)で数十mであり、Pコード(Pr
ecision Code)またはディファレンシャル
GPSモードを使用できても数mである。
【0019】一方、MLS受信機で得られるシステム誤
差は水平方向で±6mであり、垂直方向で±0.6mで
ある。このため、MLS受信機で得られる仰角データ
と、GPS受信機で得られる着地点から自機までの距離
データとから計算によって得られる地面からの高さの誤
差が数mとなる。よって、GPSを用いた場合には所定
空間を検出するために必要な水平方向及び垂直方向とも
に数cm以下の検出精度が得られない。
【0020】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、飛翔体が滑走路末端上空における所定空間を通過
したことを瞬時に検出してその検出情報を飛翔体に伝達
することができる監視空間通過検出装置を提供すること
にある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の監視
空間通過検出装置は、滑走路中心線の延長線に対して直
交する方向に配列されかつ各々放射角が異なる複数の発
光素子からなる複数の発光素子群と、前記複数の発光素
子群各々の同一放射角の発光素子が同時に発光するよう
制御しかつ前記複数の発光素子群各々の異なる放射角の
発光素子が順次発光するよう制御する発光素子制御手段
と、前記複数の発光素子群各々の前記複数の発光素子に
夫々対応して配設されかつ前記複数の発光素子各々から
の照射光が予め設定された監視空間を通過する飛翔体で
拡散反射した反射光を受光する複数の受光素子からなる
複数の受光素子群と、前記複数の受光素子群各々の前記
同一放射角の発光素子からの照射光に対応する反射光を
受光する受光素子が同時に動作するよう制御しかつ前記
複数の受光素子群各々の前記異なる放射角の発光素子か
らの照射光に対応する反射光を受光する受光素子が順次
動作するよう制御する受光素子制御手段と、前記複数の
受光素子のうちのいずれかが前記飛翔体からの反射光を
受光したときに前記監視空間を前記飛翔体が通過したこ
とを示す通過検出信号を出力する検出手段と、前記検出
手段からの前記通過検出信号を前記監視空間の通過情報
として前記飛翔体に送信する送信手段とを備えている。
【0022】本発明による第2の監視空間通過検出装置
は、上記の構成において、前記複数の受光素子群各々の
前記受光素子を、前記複数の発光素子群各々の前記複数
の発光素子のうちの対応する発光素子からの照射光を前
記飛翔体が前記監視空間内の所定位置を通過する時に反
射した反射光のみを受光する位置に配置している。
【0023】本発明による第3の監視空間通過検出装置
は、上記の構成において、前記発光素子制御手段を、前
記監視空間の上限高度から下限高度までの垂直幅を前記
複数の発光素子各々によって順次走査するよう構成して
いる。
【0024】本発明による第4の監視空間通過検出装置
は、上記の構成において、前記受光素子制御手段を、前
記複数の発光素子各々によって前記監視空間の上限高度
から下限高度までの垂直幅を順次走査した時に前記発光
素子制御手段による前記発光素子の制御に連動して前記
複数の受光素子各々によって前記監視空間を通過する飛
翔体からの反射光を受光するよう構成している。
【0025】本発明による第5の監視空間通過検出装置
は、上記の構成において、前記監視空間を、少なくとも
前記飛翔体の着陸進入経路上の最低進入高度を含むよう
予め断続的に設定している。
【0026】本発明による第6の監視空間通過検出装置
は、上記の構成において、前記監視空間を、少なくとも
前記飛翔体の着陸進入経路上の最低進入高度を含むよう
予め連続的に設定している。
【0027】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
【0028】少なくとも航空機の着陸進入経路上の最低
進入高度を含むように予め断続的または連続的に設定さ
れた監視空間の上限から下限までをカバーするように放
射角φ1〜φnの複数の発光素子からなる複数の発光素
子群を滑走路中心線の延長線に対して直交する方向に配
列する。
【0029】これら複数の発光素子群各々の放射角φ1
の複数の発光素子から放射されたパルス変調光の一部が
監視空間の上限を通過する航空機の機体で反射された反
射光を複数の発光素子に対応して配設された複数の受光
素子で受光した時、その反射光を受光した受光素子に対
応する光受信器の出力が増加する。
【0030】この光受信器の出力を監視する比較器の出
力が反転し、各比較器の出力の論理和をとるオア回路か
ら監視空間の上限を航空機が通過したことを示す検出信
号が出力される。
【0031】これと同様に、複数の発光素子群各々の放
射角φnの複数の発光素子から放射されたパルス変調光
の一部が監視空間の下限を通過する航空機の機体で反射
された反射光を複数の発光素子に対応して配設された複
数の受光素子で受光した時、その反射光を受光した受光
素子に対応する光受信器の出力が増加する。
【0032】この光受信器の出力を監視する比較器の出
力が反転し、各比較器の出力の論理和をとるオア回路か
ら監視空間の下限を航空機が通過したことを示す検出信
号が出力される。
【0033】放射角φ1〜φnは監視空間の上限から下
限までの垂直幅を運航航空機の検出漏れが生じない程度
の分割数に分割したものであり、この放射角φ1〜φn
によって適当な速度で監視空間の上限から下限までを電
子的に走査することが可能となる。
【0034】また、ICAO Annex 10の技術
基準でも規定されている着陸進入時の航空機の許容傾斜
に対して検出漏れが生じないように、受光素子群の配置
を予め幾何学的に計算して設定するとともに、航空機か
らの拡散反射光を受光できるようにビーム幅の広い受光
素子を使用している。
【0035】これとともに、外乱光による誤動作を防止
するために各々対をなすパルス変調器群とパルス受信機
群だけが動作するように制御している。上記の検出結果
を航空機に伝達する送信機は、適当な水平幅及び垂直幅
を有する監視空間内を通過したことを瞬時に航空機に送
信する。
【0036】したがって、上記の各手段によって監視さ
れる着陸進入経路上の監視空間を最低進入高度(決心
高)、リファレンスデータム、フレア高度、デクラブ高
度等の主要位置を含む水平幅と垂直幅との積からなる所
定空間とし、この所定空間を断続的または連続的に形成
すれば、航空機に対して監視空間通過情報を瞬時に伝達
してGPSによる3次元測定精度を補うことが可能とな
るので、悪天候下におけるGPSによる高カテゴリ進入
が可能となる。
【0037】ここで、リファレンスデータムとは滑走路
の中心線と滑走路末端との交差点の垂直上空で、ILS
(Instrument Landing Syste
m:計器着陸装置)グライドパスの下方向に延長された
直線部分が通過する規定の高さ[15m(50ft)+
3m(10ft)]における点をいう。
【0038】また、フレアとは着陸時に機首を下げて降
下してきた機体を接地のために引き起こし、水平着陸な
いし主輪着地のためにやや機首上げの姿勢にする操作の
ことをいう。さらに、デクラブとは横風を受けて航空機
が着陸する場合、機首を風上の方向に向けて降下を続け
るのが普通であるが、着地寸前に機首を滑走路方向に正
対させる操縦操作のことをいう。
【0039】次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1及び図2は本発明の一実施例の構成
を示すブロック図であり、図3は本発明の一実施例によ
る発光素子群の配置を示す斜視図であり、図4は本発明
の一実施例による発光素子群の配置を示す断面図であ
る。
【0040】これらの図において、本発明の一実施例に
よる監視空間通過検出装置はパルス発生器1と、複数個
のゲート回路2a〜2nからなる切替手段2と、複数個
のパルス変調器3a〜3nからなるパルス変調手段3
と、複数個の発光素子群4a〜4nからなる発光手段4
と、複数個の受光素子群5a〜5nからなる受光手段5
と、複数個の光受信器6a〜6nからなる光受信手段6
と、複数個のオア(OR)ゲート回路7a〜7nからな
る検出手段7と、ゲート走査制御器8と、送信機9及び
アンテナ10からなる送信手段とから基本的に構成され
ている。
【0041】発光手段4の発光素子群4a〜4nは滑走
路11の中心線の延長線に対して直交する方向に配列さ
れ、監視空間Eの上限A−Bから下限C−Dに対して放
射角がφ1〜φnになるように予め計算した位置に配置
されている。
【0042】ここで、発光素子群4aの複数の発光素子
4a−i(i=1,2,……,l,……,m−1,m)
は監視空間Eの上限A−Bに対して放射角がφ1になる
ように予め計算した位置に配置されており(図1参
照)、発光素子群4nの複数の発光素子4n−iは監視
空間Eの下限C−Dに対して放射角がφnになるように
予め計算した位置に配置されている(図2参照)。
【0043】また、発光手段4の発光素子群4−iは夫
々上記の発光素子4a−i〜4n−iがアレー状に配列
された発光アレーモジュール構造となっている(図3及
び図4参照)。
【0044】すなわち、発光素子4a−iは光軸が放射
角φ1になるように、また発光素子4n−iは光軸が放
射角φnになるように予め設定されている。放射角φ1
は監視空間Eの上限A−Bを、放射角φnは監視空間E
の下限C−Dを電子的に走査している。
【0045】モジュール構造化された発光素子群4−i
は滑走路11の中心線に直交する方向に夫々適当な間隔
で地表面に設置されている。図3及び図4は、一例とし
て滑走路11の末端すなわちスレッショルド上に埋め込
まれた状態を示す。
【0046】複数個の発光素子群4−iの中の発光素子
4a−i同士のY軸方向の間隔d1は理想的にはゼロで
あることが望ましいが、現実的には監視空間Eで検出し
ようとする最小航空機の翼幅WSの約1/10程度で十
分である。複数個の発光素子4a−i同士の間隔d1
は、 d1=H1tanφ1 で示される。ここで、H1は監視空間Eの最大高度であ
る。
【0047】同様に、複数個の発光素子群4−iの中の
発光素子4n−i同士のY軸方向の間隔dnは理想的に
はゼロであることが望ましいが、現実的には監視空間E
で検出しようとする最小航空機の翼幅WSの約1/10
程度で十分である。複数個の発光素子4n−i同士の間
隔dnは、 dn=Hntanφn で示される。ここで、H1は監視空間Eの最小高度であ
る。
【0048】また、1個の発光素子群4−i、例えば発
光素子群4−1の中の発光素子4a−1及び発光素子4
b−1、発光素子4b−1及び発光素子4c−1、…
…、発光素子4(n−1)−1及び発光素子4n−1の
Y軸方向の間隔Δdは理想的にはゼロであることが望ま
しいが、現実的には監視空間Eで検出しようとする最小
航空機の垂直幅TSの約1/10程度で十分である。
【0049】パルス変調手段3の複数個のパルス変調器
3a〜3nは夫々発光手段4の出力が一定になるように
自動制御するとともに、同期パルス101a〜101n
を発生する。尚、複数個のパルス変調器3a〜3n各々
は発光素子4a−i〜4n−i各々に対応するパルス変
調器3a−i〜3n−iから構成されており、パルス変
調器3a−i〜3n−i各々は同期パルス101a−i
〜101n−iを発生する。
【0050】切替手段2の複数個のゲート回路2a〜2
nは夫々対応するパルス変調器3a〜3nの入力信号を
オン/オフ制御する。尚、複数個のゲート回路2a〜2
n各々は発光素子4a−i〜4n−i各々に対応するゲ
ート回路2a−i〜2n−iから構成されている。
【0051】パルス発生器1は切替手段2の複数個のゲ
ート回路2a〜2n各々に周波数の異なるパルス入力信
号100a〜100nを印加する。ゲート走査制御器8
は発光手段4の発光素子4a−i〜4n−i各々からの
出力102a−i〜102n−iを監視空間Eの上限A
−Bから下限C−Dまでを適当な速度で電子的に走査す
るために、切替手段2の複数個のゲート回路2a〜2n
各々にゲート走査制御信号104a〜104nを出力す
る。
【0052】受光手段5の複数個の受光素子群5a〜5
nは夫々監視空間Eを通過する航空機12からの拡散反
射光103a〜103nを効果的に受光できるように、
また航空機12の許容傾斜±Δφ1を予め考慮に入れて
滑走路11の中心線の延長線に対して直交する方向に配
列されている。尚、複数個の受光素子群5a〜5n各々
は発光素子4a−i〜4n−i各々に対応する受光素子
5a−i〜5n−iから構成されている。
【0053】光受信手段6の複数個の光受信器6a〜6
nは夫々複数個の受光素子群5a〜5nからの出力を電
流〜電圧変換後、増幅、フィルタ分離、整流、波形成
形、比較することによってディジタル出力を得る。尚、
複数個の受受信器6a〜6n各々は受光素子5a−i〜
5n−i各々に対応する光受信器6a−i〜6n−iか
ら構成されている。
【0054】検出手段7の複数個のオアゲート回路7a
〜7nは夫々複数個の光受信器6a〜6nの出力が一つ
以上変化すると、航空機12の通過を示す検出信号10
5a〜105nを送信機9に出力する。
【0055】送信機9は複数個のオアゲート回路7a〜
7n各々からの検出信号105a〜105nに基づいた
監視空間Eの通過情報をアンテナ10を介して航空機1
2に伝達する。
【0056】これら図1〜図4を用いて本発明の一実施
例の動作について説明する。まず、パルス発生器1は周
波数が異なるパルス入力信号100a〜100nを発生
し、そのパルス入力信号100a〜100nを複数個の
ゲート回路2a〜2nに夫々出力する。
【0057】複数個のゲート回路2a〜2nは監視空間
Eの上限A−Bから下限C−Dまでを航空機12の大き
さから予め計算した適当なステップ間隔で走査するため
に、ゲート走査制御器8からのゲート走査制御信号10
4a〜104nによって制御される。
【0058】すなわち、複数個のゲート回路2a〜2n
はゲート走査制御器8からのゲート走査制御信号104
a〜104nによって、適当なステップ間隔でパルス発
生器1からのパルス入力信号100a〜100nを複数
個のパルス変調器3a〜3n各々に出力するよう制御さ
れる。
【0059】複数個のパルス変調器3a〜3nは複数個
のゲート回路2a〜2nから適当なステップ間隔で入力
されるパルス発生器1からのパルス入力信号100a〜
100nによって、対応する複数個の発光素子群4a〜
4nをパルス駆動するとともに、対応する複数個の光受
信器6a〜6nに同期パルス101a〜101nを送出
する。
【0060】これによって、複数の発光素子群4a〜4
n各々の同一放射角の発光素子は同時に発光するよう制
御され、かつ複数の発光素子群4a〜4n各々の異なる
放射角の発光素子は順次発光するよう制御される。
【0061】これは各々対をなすパルス変調器及び光受
信器、例えばパルス変調器3a及び光受信器6a、パル
ス変調器3b及び光受信器6b、……、パルス変調器3
n及び光受信器6nだけが動作するようにすることによ
って、外乱光による誤動作を防止するためである。
【0062】複数個のパルス変調器3a〜3n各々の出
力は複数個の発光素子群4a〜4nを通して適当な走査
速度及び走査ステップで監視空間Eの上限A−Bから下
限C−Dまで放射される。
【0063】複数個の発光素子群4a〜4n及び複数個
の受光素子5a〜5nは滑走路11の中心線の延長線に
対して直交する方向に配列され、複数個の発光素子群4
a〜4nからの放射角と航空機12での入射角及び反射
角とが夫々φ1〜φnとなるように予め計算した位置に
配置される。
【0064】例えば、航空機12が監視空間Eの上限A
−Bにさしかかると、発光素子群4aからのパルス変調
光102a(102a−1〜102a−m)のいずれか
が航空機12で反射し、その反射光103aが対応する
受光素子群5aで受光される。この受光素子群5aの出
力は対応する光受信器6aに入力される(図1参照)。
【0065】同様に、例えば、航空機12が監視空間E
の下限C−Dにさしかかると、発光素子群4nからのパ
ルス変調光102n(102n−1〜102n−m)の
いずれかが航空機12で反射し、その反射光103nが
対応する受光素子群5nで受光される。この受光素子群
5nの出力は対応する光受信器6nに入力される(図2
参照)。
【0066】これによって、複数個の光受信器6a〜6
nの出力はオアゲート回路7a〜7nに入力され、航空
機12の通過を示す検出信号105a〜105nが得ら
れることになる。
【0067】図5は本発明の一実施例による監視空間E
における航空機12の通過検出動作の原理を示す図であ
る。図5(a)は航空機12が水平の場合の通過検出動
作の原理を示し、図5(b)は航空機12が負方向に傾
斜している場合の通過検出動作の原理を示し、図5
(c)は航空機12が正方向に傾斜している場合の通過
検出動作の原理を示している。
【0068】航空機12が水平の場合、発光素子4a−
lから放射角φ1で放射されたパルス変調光102a−
lは航空機12に入射角φ1で入射され、航空機12か
ら反射角φ1で反射される。航空機12からの反射光1
03aは受光素子5a−lにおいて航空機12の垂直軸
と滑走路11との交点から距離l1の付近で受光される
[図5(a)参照]。
【0069】航空機12が負方向に傾斜している場合、
発光素子4a−lから放射角φ1で放射されたパルス変
調光102a−lは航空機12に入射角φ1+Δφ1で
入射され、航空機12から反射角φ1+Δφ1で反射さ
れる。航空機12からの反射光103aは受光素子5a
−lにおいて航空機12の垂直軸と滑走路11との交点
から距離H1tan(φ1+2Δφ1)の付近で受光さ
れる[図5(b)参照]。
【0070】航空機12が正方向に傾斜している場合、
発光素子4a−lから放射角φ1で放射されたパルス変
調光102a−lは航空機12に入射角φ1−Δφ1で
入射され、航空機12から反射角φ1−Δφ1で反射さ
れる。航空機12からの反射光103aは受光素子5a
−lにおいて航空機12の垂直軸と滑走路11との交点
から距離H1tan(φ1−2Δφ1)の付近で受光さ
れる[図5(c)参照]。
【0071】尚、航空機12の許容傾斜はICAO A
nnex 10の規格及び飛行検査規定において、±2
0度となっている。
【0072】図6は図1のパルス変調器3a−1の詳細
な構成を示すブロック図である。図において、パルス変
調器3a−1はスイッチング回路30a−1と、内蔵受
光素子31a−1と、バッファ32a−1と、ピークホ
ールド回路33a−1と、基準電圧34a−1と、差動
増幅器35a−1と、発光素子駆動回路36a−1とか
ら構成されている。
【0073】パルス入力信号100aはレーザダイオー
ド等からなる発光素子4a−1のスイッチング回路30
a−1に入力され、発光素子4a−1をオン/オフさせ
る。この発光素子4a−1の信号を光信号として内蔵受
光素子31a−1で光電変換した後、バッファ32a−
1を通して発光素子4a−1のオン時のピークレベルを
ピークホールド回路33a−1でホールドする。
【0074】差動増幅器35a−1はピークホールド回
路33a−1でホールドされたレベルと予め設定された
基準電圧34a−1とを入力し、その出力を発光素子駆
動回路36a−1を入力信号としている。
【0075】上記のような回路構成とすることで、発光
素子群4a〜4nがオンした時に常時帰還がかかるよう
にしており、発光素子群4a〜4nからの放射光のレベ
ルの安定を図っている。尚、図示していないが、他のパ
ルス変調器3a−2〜3a−m,……,3n−1〜3n
−mも上記のパルス変調器3a−1と同様の構成となっ
ており、その動作もパルス変調器3a−1の動作と同様
である。
【0076】図7は図1の光受信器6a−1の詳細な構
成を示すブロック図である。図において、光受信器6a
−1は増幅器61a−1と、帯域フィルタ62a−1
と、ゲート63a−1と、整流器64a−1と、成形回
路65a−1と、比較器66a−1とから構成されてい
る。
【0077】光受信器6a−1は受光素子5a−1から
の出力を電流−電圧変換し、増幅器61a−1で必要な
レベルまで増幅してから帯域フィルタ62a−1で周波
数分離する。ゲート63a−1はパルス変調器3a−1
から入力される同期パルス101a−1に同期して帯域
フィルタ62a−1で周波数分離された信号を整流器6
4a−1に出力する。
【0078】ゲート63a−1から出力された信号は整
流器64a−1で全波整流され、成形回路65a−1で
波形成形された後に比較器66a−1でディジタル出力
106a−1に変換される。
【0079】尚、図示していないが、他の光受信器6a
−2〜6a−m,……,6n−1〜6n−mも上記の光
受信器6a−1と同様の構成となっており、その動作も
光受信器6a−1の動作と同様である。
【0080】図8は本発明の他の実施例による監視空間
通過検出装置の監視空間の設定例を示す図である。図に
おいては、本発明の一実施例による監視空間通過検出装
置の応用例を示す図である。
【0081】この図8には最終進入経路上にグライドパ
ス22及び理想的な車輪の軌跡23の二つを同時に示し
ている。グライドパス22上には現行のILSまたはM
LS進入に必要なカテゴリI決心高(=60m)20a
と、カテゴリII決心高(=30m)20bと、リファレ
ンスデータム(=15+3,-0 m)20cとを示してい
る。
【0082】ここで、決心高とは精密進入を行う場合の
計器飛行により降下することができる最低高度(最終進
入を続けるのに必要な指定を得るための最低高度)をい
う。カテゴリI決心高はこの最低高度が60m(200
ft)以上の高度を示し、カテゴリII決心高はこの最低
高度が30m(100ft)以上で60m(200f
t)未満の高度を示す。
【0083】カテゴリI決心高の場合、パイロットは滑
走路11から60m(200ft)以上の高さで滑走路
11を視認しなければならず、視認できなければ着陸を
断念する。また、カテゴリII決心高の場合、パイロット
は滑走路11から30m(100ft)以上で60m
(200ft)未満の高さで滑走路11を視認しなけれ
ばならず、視認できなければ着陸を断念する。
【0084】理想的な車輪の軌跡23は現行のジェット
機の計器着陸時の軌跡を示し、フレア決心高(=22.
5m)20dと、フレア開始高度(=9m)20eと、
デクラブ開始高度(=6m)20fと、主車輪着地点2
0gとを示している。
【0085】本発明の他の実施例による監視空間通過検
出装置では、上記の各高度毎に監視空間28a〜28f
を設定しており、これら監視空間28a〜28f各々に
対して上述したような監視空間通過検出装置を配置して
いる。尚、27は滑走路11の中心線21の延長線であ
る。
【0086】ここで、カテゴリI決心高20aにおける
監視空間28aの水平幅は現行のILSで規定するロー
カライザのコース幅24に設定し、リファレンスデータ
ム20cにおける監視空間28cの垂直幅はスレッショ
ルド25上で現行のILSで規定する15+3,-0 mに設
定している。この監視空間28cにおける水平幅26は
210m(700ft)である。また、他のフレア誘導
に関する監視空間28d〜28fの水平幅はコース幅2
4に合わせ、監視空間28d〜28fの垂直幅は適当な
幅に設定している。
【0087】尚、図8は最終進入経路上の主要位置に監
視空間28a〜28fを断続的に配置した例を示してい
るが、これら最終進入経路上の主要位置を含む連続的な
位置に監視空間を配置すれば、航空機12の通過を連続
的に監視することも可能である。
【0088】このように、複数個の発光素子群4a〜4
n及びその各々に対応する複数個の受光素子群5a〜5
nを滑走路11の中心線21の延長線27に対して直交
する方向において、複数個の発光素子群4a〜4nの放
射角と航空機12の入射角及び反射角とがφ1〜φnと
なるように予め計算した位置に配置し、複数個の受光素
子群5a〜5nの出力を入力してディジタル信号を出力
する複数個の受光素子群5a〜5n各々に対応する複数
個の光受信器6a〜6nの出力が一つ以上変化すると航
空機12の通過を示す検出信号105a〜105nを複
数個の受光素子群5a〜5n各々に対応する複数個のオ
アゲート回路7a〜7nから送信機9に出力し、これに
基づいた監視空間通過情報を送信機9から航空機12に
伝達することによって、最低進入高度(決心高)(カテ
ゴリI決心高20a,カテゴリII決心高20b)、リフ
ァレンスデータム20c、フレア高度と、デクラブ高度
等の主要位置を含む監視空間28a〜28fを着陸進入
経路上に断続的または連続的に形成することができ、そ
の監視空間28a〜28fを通過する航空機12を瞬時
に検出し、その通過情報を航空機12側に伝達すること
ができる。
【0089】これら主要位置を含む監視空間28a〜2
8fを着陸進入経路上に断続的または連続的に形成する
ことができることによって、航空機12に対して監視空
間通過情報を瞬時に伝達し、GPSによる3次元測定精
度を補い、悪天候下におけるGPSによる高カテゴリ進
入が可能となる。
【0090】この場合、対をなす複数個の発光素子群4
a〜4n及び複数個の受光素子群5a〜5nは同期して
いるとともに、同一の放射角φ1〜φnを持つ複数の発
光素子4a−i〜4n−iの組毎に周波数の異なるパル
ス変調光を使用しているため、外乱光の影響を受けるこ
とがほとんどない。
【0091】また、複数個の発光素子群4a〜4nから
放射されたパルス変調光102a〜102nが航空機1
2に当たって反射してくる反射光103a〜103n
を、滑走路11の中心線21の延長線27に対して直交
する方向に複数個の発光素子群4a〜4nと対称に配置
された対となる複数個の受光素子群5a〜5nへの入力
信号の有無で検出しているため、垂直構造部が不要とな
り、ICAO Annex 10で規定する着陸帯、進
入表面、転移表面等の諸規定を容易に満足することがで
きる。
【0092】尚、請求項の記載に関連して本発明はさら
に次の態様をとりうる。
【0093】(1)滑走路中心線の延長線に対して直交
する方向に配列されかつ各々放射角が異なる複数の発光
素子からなる複数の発光素子群と、前記複数の発光素子
群各々の出力が一定となるよう制御するとともに前記複
数の発光素子群各々の駆動タイミングに同期した同期パ
ルスを発生するパルス変調手段と、前記複数の発光素子
群への各々周波数の異なるパルス入力信号を発生するパ
ルス発生手段と、前記パルス発生手段で発生した前記パ
ルス入力信号の前記パルス変調手段への入力をオンオフ
制御する切替手段と、前記切替手段にゲート走査制御信
号を出力して前記複数の発光素子群各々の同一放射角の
発光素子が同時に発光するよう制御しかつ前記複数の発
光素子群各々の異なる放射角の発光素子が順次発光する
よう制御するゲート走査制御手段と、前記複数の発光素
子群各々の前記複数の発光素子に夫々対応して前記延長
線に対して直交する方向に配列されかつ予め設定された
監視空間を通過する飛翔体で拡散反射した反射光を受光
する複数の受光素子からなる複数の受光素子群と、前記
複数の受光素子群各々に対応して設けられかつ前記同期
パルスに同期して前記複数の受光素子群各々の出力をデ
ィジタル出力に変換する複数の光受信手段と、前記複数
の光受信手段各々の出力が少なくとも一つ変化した時に
前記監視空間を前記飛翔体が通過したことを示す通過検
出信号を出力する検出手段と、前記検出手段からの前記
通過検出信号を前記監視空間の通過情報として前記飛翔
体に送信する送信手段とを有することを特徴とする監視
空間通過検出装置。
【0094】(2)前記複数の受光素子群各々の前記受
光素子は、前記複数の発光素子群各々の前記複数の発光
素子のうちの対応する発光素子からの照射光を前記飛翔
体が前記監視空間内の所定位置を通過する時に反射した
反射光のみを受光する位置に配置したことを特徴とする
(1)記載の監視空間通過検出装置。
【0095】(3)前記ゲート走査制御手段は、前記監
視空間の上限高度から下限高度までの垂直幅を前記複数
の発光素子各々によって順次走査するよう構成したこと
を特徴とする(1)または(2)記載の監視空間通過検
出装置。
【0096】(4)前記複数の光受信手段は、前記複数
の発光素子各々によって前記監視空間の上限高度から下
限高度までの垂直幅を順次走査した時に前記ゲート走査
制御手段による前記発光素子の制御に連動して前記複数
の受光素子各々の出力をディジタル出力に変換するよう
構成したことを特徴とする(3)記載の監視空間通過検
出装置。
【0097】(5)前記監視空間は、少なくとも前記飛
翔体の着陸進入経路上の最低進入高度とリファレンスデ
ータムとフレア高度とデクラブ高度とを含むよう予め断
続的に設定したことを特徴とする(1)から(4)のい
ずれか記載の監視空間通過検出装置。
【0098】(6)前記監視空間は、少なくとも前記飛
翔体の着陸進入経路上の最低進入高度とリファレンスデ
ータムとフレア高度とデクラブ高度とを含むよう予め連
続的に設定したことを特徴とする(1)から(4)のい
ずれか記載の監視空間通過検出装置。
【0099】(7)前記複数の受光素子群各々の前記複
数の受光素子は、前記飛翔体の許容傾斜を予め考慮に入
れて前記複数の発光素子群各々の前記複数の発光素子に
夫々対応して前記延長線に対して直交する方向に配列し
たことを特徴とする(1)から(6)のいずれか記載の
監視空間通過検出装置。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、滑
走路中心線の延長線に対して直交する方向に配列されか
つ各々放射角が異なる複数の発光素子からなる複数の発
光素子群各々の同一放射角の発光素子が同時に発光する
よう制御しかつ複数の発光素子群各々の異なる放射角の
発光素子が順次発光するよう制御するとともに、複数の
発光素子群各々の複数の発光素子に夫々対応して配設さ
れかつ複数の発光素子各々からの照射光が予め設定され
た監視空間を通過する飛翔体で拡散反射した反射光を受
光する複数の受光素子からなる複数の受光素子群各々の
同一放射角の発光素子からの照射光に対応する反射光を
受光する受光素子が同時に動作するよう制御しかつ複数
の受光素子群各々の異なる放射角の発光素子からの照射
光に対応する反射光を受光する受光素子が順次動作する
よう制御し、複数の受光素子のうちのいずれかが飛翔体
からの反射光を受光したときに監視空間を飛翔体が通過
したことを示す通過検出信号を監視空間の通過情報とし
て飛翔体に送信することによって、飛翔体が滑走路末端
上空における所定空間を通過したことを瞬時に検出して
その検出情報を飛翔体に伝達することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施例による発光素子群の配置を示
す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例による発光素子群の配置を示
す断面図である。
【図5】(a)は本発明の一実施例による航空機が水平
の場合の監視空間における航空機の通過検出動作の原理
を示す図、(b)は本発明の一実施例による航空機が負
方向に傾斜している場合の監視空間における航空機の通
過検出動作の原理を示す図、(c)は本発明の一実施例
による航空機が正方向に傾斜している場合の監視空間に
おける航空機の通過検出動作の原理を示す図である。
【図6】図1のパルス変調器の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】図1の光受信器の詳細な構成を示すブロック図
である。
【図8】本発明の他の実施例による監視空間通過検出装
置の監視空間の設定例を示す図である。
【図9】従来例の構成を示すブロック図である。
【図10】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 パルス発生器 2a,2a−1〜2a−m,2n,2n−1〜2n−m
ゲート回路 3a,3a−1〜3a−m,3n,3n−1〜3n−m
パルス変調器 4−1〜4−m 発光素子群 4a−1〜4a−m,,……,4n−1〜4n−m 発
光素子 5−1〜5−m 受光素子群 5a−1〜5a−m,5n−1〜5n−m 受光素子 6a,6a−1〜6a−m,6n,6n−1〜6n−m
光受信器 7a,7n オアゲート回路 8 ゲート走査制御器 9 送信機 10 アンテナ 11 滑走路 12 航空機 20a カテゴリI決心高 20b カテゴリII決心高 20c リファレンスデータム 20d フレア決心高 20e フレア開始高度 20f デクラブ開始高度 20g 主車輪着地点 22 グライドパス 23 理想的な車輪の軌跡 28a〜28f,E 監視空間 A−B 上限 C−D 下限

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滑走路中心線の延長線に対して直交する
    方向に配列されかつ各々放射角が異なる複数の発光素子
    からなる複数の発光素子群と、前記複数の発光素子群各
    々の同一放射角の発光素子が同時に発光するよう制御し
    かつ前記複数の発光素子群各々の異なる放射角の発光素
    子が順次発光するよう制御する発光素子制御手段と、前
    記複数の発光素子群各々の前記複数の発光素子に夫々対
    応して配設されかつ前記複数の発光素子各々からの照射
    光が予め設定された監視空間を通過する飛翔体で拡散反
    射した反射光を受光する複数の受光素子からなる複数の
    受光素子群と、前記複数の受光素子群各々の前記同一放
    射角の発光素子からの照射光に対応する反射光を受光す
    る受光素子が同時に動作するよう制御しかつ前記複数の
    受光素子群各々の前記異なる放射角の発光素子からの照
    射光に対応する反射光を受光する受光素子が順次動作す
    るよう制御する受光素子制御手段と、前記複数の受光素
    子のうちのいずれかが前記飛翔体からの反射光を受光し
    たときに前記監視空間を前記飛翔体が通過したことを示
    す通過検出信号を出力する検出手段と、前記検出手段か
    らの前記通過検出信号を前記監視空間の通過情報として
    前記飛翔体に送信する送信手段とを有することを特徴と
    する監視空間通過検出装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の受光素子群各々の前記受光素
    子は、前記複数の発光素子群各々の前記複数の発光素子
    のうちの対応する発光素子からの照射光を前記飛翔体が
    前記監視空間内の所定位置を通過する時に反射した反射
    光のみを受光する位置に配置したことを特徴とする請求
    項1記載の監視空間通過検出装置。
  3. 【請求項3】 前記発光素子制御手段は、前記監視空間
    の上限高度から下限高度までの垂直幅を前記複数の発光
    素子各々によって順次走査するよう構成したことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の監視空間通過検出
    装置。
  4. 【請求項4】 前記受光素子制御手段は、前記複数の発
    光素子各々によって前記監視空間の上限高度から下限高
    度までの垂直幅を順次走査した時に前記発光素子制御手
    段による前記発光素子の制御に連動して前記複数の受光
    素子各々によって前記監視空間を通過する飛翔体からの
    反射光を受光するよう構成したことを特徴とする請求項
    3記載の監視空間通過検出装置。
  5. 【請求項5】 前記監視空間は、少なくとも前記飛翔体
    の着陸進入経路上の最低進入高度を含むよう予め断続的
    に設定したことを特徴とする請求項1から請求項4のい
    ずれか記載の監視空間通過検出装置。
  6. 【請求項6】 前記監視空間は、少なくとも前記飛翔体
    の着陸進入経路上の最低進入高度を含むよう予め連続的
    に設定したことを特徴とする請求項1から請求項4のい
    ずれか記載の監視空間通過検出装置。
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