JP2741355B2 - 内燃機関用消音器 - Google Patents

内燃機関用消音器

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JP2741355B2
JP2741355B2 JP15516095A JP15516095A JP2741355B2 JP 2741355 B2 JP2741355 B2 JP 2741355B2 JP 15516095 A JP15516095 A JP 15516095A JP 15516095 A JP15516095 A JP 15516095A JP 2741355 B2 JP2741355 B2 JP 2741355B2
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exhaust
pipe
resonance chamber
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resonance
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Inventor
昇 松本
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株式会社マツショウ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車の内燃
機関より発生する排気騒音を確実に消去するのに好適な
内燃機関用消音器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の内燃機関用消音器として
は、共鳴室形のものが主流を占めており、その大半のも
のがリターンパイプ等を適当に組み合わせて構成されて
いた。
【0003】また、共鳴室を多数設けてリターンを繰り
返すようにしたものや、共鳴室を大型にして容積率で消
音するようにしたものや、高回転時にバイパスが開くよ
うにしたもの等が開示されている。
【0004】それに、排気孔が多数設けられた円筒状の
排気管と円筒状の共鳴室との間にガラスウール等の吸音
材を充填して、排気効率を改善した吸音タイプのものが
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リター
ンパイプ等を適当に組み合わせて構成したものは、どう
しても排気圧力が上昇するため、内燃機関の排気効率及
び消音効率が悪く、内燃機関の排気騒音を確実に消去す
ることができなかった。また、共鳴室を多数設けてリタ
ーンを繰り返すようにしたものや、共鳴室を大型にして
容積率で消音するようにしたものや、高回転時にバイパ
スが開くようにしたもの等は、容積が大きくなるため、
車体重量が重くなる問題があった。それに、排気孔が多
数設けられた円筒状の排気管と円筒状の共鳴室との間に
ガラスウール等の吸音材を充填したものは、時間が経過
するに伴って吸音材が細かく折れて共鳴室の外方へ飛散
する欠点があった。
【0006】そこで、本発明は、上述のような課題を解
決するために創出されたもので、内燃機関の排気及び消
音を効率良く行って、内燃機関の排気騒音を確実に消去
できるようにすると共に、容積を小型にして、車体の軽
量化を図れるようにし、更に、経年変化を極力抑えて、
吸音材等の共鳴室外への飛散を防止できるような内燃機
関用消音器を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のような
目的を達成するために、適宜長さの共鳴室一端の導入孔
に排気及び音波を導入する導入管の長手方向略中央部を
挿着し、且つ共鳴室他端の導出板の導出孔には排気を導
出する導出管の外側端部を、この外側端部側より内側端
部側が長くなって前記共鳴室内に深く伸びるように挿着
すると共に、前記共鳴室内の導入管内側端部と導出管長
手方向略中央部との相互間には、全体に排気孔が多数穿
設された排気管を架設し、この排気管内の導入管側端部
には、中心部側に排気通路が穿設された適宜形状の複数
枚の案内板を、この各外周端が前記導入管の内周面に固
定されるように適宜間隔に配設し、この各案内板の排気
通路部分には、前記導入管から導入された排気を回転誘
導・渦巻誘導、及び音波を反射誘導させながら前記排気
管の各排気孔から前記共鳴室内へ誘導する適宜形状の誘
導板を装着したものである。
【0008】
【作用】そして、上述のような技術的手段により、使用
時には、導入管から直進的に導入された排気は、各案内
板の排気通路内で、誘導板にて回転誘導させながら排気
管の導入管側各排気孔から共鳴室内へと、誘導板にて渦
巻誘導させながら各案内板を通過した所から急速に遠心
力により外側に広がって排気管の導出管側各排気孔から
共鳴室内へと分散されて、排気が共鳴室内で効果的に拡
散されて相殺されることによって、共鳴室内に深く伸び
た導出管からは、導入管よりも著しく安定した気圧の排
気を取出せるようにする。
【0009】これと同時に、導入管から排気と共に直進
的に導入された高い周波数の音波は、各案内板の排気通
路内で誘導板に当つて、この誘導板と等角度で外側へ反
射誘導された後、各案内板の間の排気管の各排気孔から
共鳴室内へと進むようにする。 また、従来のように共
鳴室を多数設けてリターンを繰り返すようにしたもの
や、共鳴室を大型にして容積率で消音するようにしたも
のや、高回転時にバイパスが開くようにしたもの等よ
り、容積が小型になるようにする。
【0010】更に、時間が経過するに伴って吸音材が細
かく折れる等の経年変化を極力抑えるようにする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】本発明の内燃機関用消音器は、図1及び図
2に示すように、先ず、適宜長さの円筒状の共鳴板1の
一端に、中心部に導入孔2を有する導入板3を設け、且
つ共鳴板1の他端に、中心部に導出孔4を有する導出板
5を設けてなる共鳴室6を形成し、この共鳴室6の導入
板3の導入孔2には排気及び音波を導入する円筒状の導
入管7の長手方向略中央部を挿着し、共鳴室6の導出板
5の導出孔4には排気を導出する円筒状の導出管8の外
側端部を、この外側端部側より内側端部側が長くなって
前記共鳴室6内に深く伸びるように挿着する。
【0013】また、前記共鳴室6内の導入管7内側端部
と導出管8長手方向略中央部との相互間には、全体に排
気孔9が多数穿設されたパンチングメタル等の円筒状の
排気管10を架設し、この排気管10内の導入管7側端
部には、外周縁部を若干除いた中心部側に排気通路11
が穿設された環状の複数枚の案内板12を、この各外周
端が前記導入管7の内周面に固定されるように適宜間隔
に配設する。
【0014】更に、前記各案内板12の排気通路11部
分には、前記導入管7から導入された排気を回転誘導・
渦巻誘導、及び音波を反射誘導させながら前記排気管1
0の各排気孔9から前記共鳴室6内の共鳴板1側へ誘導
する螺旋状の 1枚の誘導板13を、この両端部が最も導
入管7側及び導出管8側の案内板12の排気通路11に
固定されるように装着する。
【0015】そして、導入管7から直進的に導入された
排気は、各案内板12の排気通路11内で、誘導板13
にて回転誘導させながら排気管10の導入管7側各排気
孔9から共鳴室6内の共鳴板1側へと、誘導板13にて
渦巻誘導させながら各案内板12を通過した所から急速
に遠心力により外側に広がって排気管10の導出管8側
各排気孔9から共鳴室6内の共鳴板1側へと分散され
て、排気が共鳴室6内で効果的に拡散されて相殺される
ようにしたものである。
【0016】また、これと同時に、導入管7から排気と
共に直進的に導入された高い周波数の音波は、各案内板
12の排気通路11内で誘導板13に当つて、この誘導
板13と等角度で外側へ反射誘導された後、各案内板1
2の間の排気管10の各排気孔9から共鳴室6内の共鳴
板1側へと進むようにしたものである。
【0017】
【発明の効果】本発明の内燃機関用消音器は、上述のよ
うに、適宜長さの共鳴室6一端の導入孔2に排気及び音
波を導入する導入管7の長手方向略中央部を挿着し、且
つ共鳴室6他端の導出板5の導出孔4には排気を導出す
る導出管8の外側端部を、この外側端部側より内側端部
側が長くなって前記共鳴室6内に深く伸びるように挿着
すると共に、前記共鳴室6内の導入管7内側端部と導出
管8長手方向略中央部との相互間には、全体に排気孔9
が多数穿設された排気管10を架設し、この排気管10
内の導入管7側端部には、中心部側に排気通路11が穿
設された適宜形状の複数枚の案内板12を、この各外周
端が前記導入管7の内周面に固定されるように適宜間隔
に配設し、この各案内板12の排気通路11部分には、
前記導入管7から導入された排気を回転誘導・渦巻誘
導、及び音波を反射誘導させながら前記排気管10の各
排気孔9から前記共鳴室6内へ誘導する適宜形状の誘導
板13を装着するように構成したから、使用時には、導
入管7から直進的に導入された排気は、各案内板12の
排気通路11内で、誘導板13にて回転誘導させながら
排気管10の導入管7側各排気孔9から共鳴室6内へ
と、誘導板13にて渦巻誘導させながら各案内板12を
通過した所から急速に遠心力により外側に広がって排気
管10の導出管8側各排気孔9から共鳴室6内へと分散
されて、排気が共鳴室6内で効果的に拡散されて相殺さ
れることによって、共鳴室6内に深く伸びた導出管8か
らは、導入管7よりも著しく安定した気圧の排気を取出
すことができるため、内燃機関の排気を効率良く行うこ
とができる。
【0018】これと同時に、導入管7から排気と共に直
進的に導入された高い周波数の音波は、各案内板12の
排気通路11内で誘導板13に当つて、この誘導板13
と等角度で外側へ反射誘導された後、各案内板12の間
の排気管10の各排気孔9から共鳴室6内へと進むた
め、内燃機関の消音を効率良く行うことができることと
が相俟って、内燃機関の排気騒音を確実に消去すること
ができる。
【0019】また、本発明の内燃機関用消音器は、 1個
の共鳴室6の一端に挿着された導入管7と、共鳴室6の
他端に挿着された導出管8との相互間に排気管10を架
設し、この排気管10内の導入管7側端部に複数枚の案
内板12を適宜間隔に配設し、この各案内板12内に誘
導板13を装着するのみの簡単な構造にしたことによっ
て、従来のように共鳴室を多数設けてリターンを繰り返
すようにしたものや、共鳴室を大型にして容積率で消音
するようにしたものや、高回転時にバイパスが開くよう
にしたもの等より、容積を小型にすることができるた
め、車体の軽量化を図ることができる。
【0020】更に、本発明の内燃機関用消音器は、排気
管10と共鳴室6との間には、従来のようにガラスウー
ル等の吸音材が充填されていないため、時間が経過する
に伴って吸音材が細かく折れる等の経年変化を極力抑え
ることができ、吸音材等の共鳴室6外への飛散を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】図1のX−X矢視線断面図である。
【符号の説明】
1 共鳴板 2 導入孔 3 導入板 4 導出孔 5 導出板 6 共鳴室 7 導入管 8 導出管 9 排気孔 10 排気管 11 排気通路 12 案内板 13 誘導板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜長さの共鳴室一端の導入孔に排気及
    び音波を導入する導入管の長手方向略中央部を挿着し、
    且つ共鳴室他端の導出板の導出孔には排気を導出する導
    出管の外側端部を、この外側端部側より内側端部側が長
    くなって前記共鳴室内に深く伸びるように挿着すると共
    に、前記共鳴室内の導入管内側端部と導出管長手方向略
    中央部との相互間には、全体に排気孔が多数穿設された
    排気管を架設し、この排気管内の導入管側端部には、中
    心部側に排気通路が穿設された適宜形状の複数枚の案内
    板を、この各外周端が前記導入管の内周面に固定される
    ように適宜間隔に配設し、この各案内板の排気通路部分
    には、前記導入管から導入された排気を回転誘導・渦巻
    誘導、及び音波を反射誘導させながら前記排気管の各排
    気孔から前記共鳴室内へ誘導する適宜形状の誘導板を装
    着したことを特徴とする内燃機関用消音器。
JP15516095A 1995-05-30 1995-05-30 内燃機関用消音器 Expired - Lifetime JP2741355B2 (ja)

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JPH08334011A JPH08334011A (ja) 1996-12-17
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