JP2736948B2 - 火力発電プラントの負荷制御方法および装置 - Google Patents
火力発電プラントの負荷制御方法および装置Info
- Publication number
- JP2736948B2 JP2736948B2 JP4064191A JP6419192A JP2736948B2 JP 2736948 B2 JP2736948 B2 JP 2736948B2 JP 4064191 A JP4064191 A JP 4064191A JP 6419192 A JP6419192 A JP 6419192A JP 2736948 B2 JP2736948 B2 JP 2736948B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power generation
- load
- power plant
- thermal power
- load command
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Description
おいて、中央給電所から発電プラントに出力される中給
負荷指令を制御する火力発電プラントの負荷制御方法お
よび装置に関する。
電所から発電プラントへ負荷指令が出力されており、こ
の負荷指令によって発電プラントの出力を調節すること
により、需要に見合った電力を得ている。その負荷指令
は、中央給電所に設置された負荷分配装置により予め分
割されてから、発電プラント内の発電ユニット単位に発
電プラントへ送られるようになっている。
来技術では、中央給電所からの負荷指令が直接発電ユニ
ットに送られ、かなりの部分が中央給電所の負荷指令に
制約された条件下で運用されるているため、例えば発電
ユニットの保守等を実施する場合にも、中央給電所の指
令に従わなければならない。すなわち、発電ユニットの
保守等を行う場合には、対象となる発電ユニットの出力
を低減させたり他の発電ユニットの出力を上昇させたり
する必要があるが、発電ユニットの出力の低減や上昇を
発電プラント側で勝手に行うことができず、いちいち中
央給電所の支持を待たなければならず、発電ユニットの
運用の点で自由度がない。そのため、無駄な作業が多く
なってプラント全体としての効率低下の原因となってい
る。
際に発電プラント側にある程度の自由度を持たせ、保守
等の場合には発電ユニット相互間で調整を行えるように
して、効率の良い運転を可能とする火力発電プラントの
負荷制御方法および装置を提供することである。
に、本発明は、中央発電所から火力発電プラントへ送信
された負荷指令に基づいて、前記火力発電プラント内に
設けられた複数の発電ユニットの運転を制御する際に、
前記負荷指令を前記各発電ユニット単位に分割して出力
するとともに、前記火力発電プラント側では、前記負荷
指令を一括して受信し、その受信した負荷指令を前記火
力発電プラント側の状況に応じて分配し前記複数の発電
ユニットに供給することである。
プラントへ送信された負荷指令に基づいて、前記火力発
電プラント内に設けられた複数の発電ユニットの運転を
制御する負荷制御装置において、前記負荷指令を前記各
発電ユニット単位に分割して出力する一方、前記負荷指
令を一括して受信し、その受信した負荷指令を前記火力
発電プラント側の状況に応じて分配し前記複数の発電ユ
ニットに供給する手段を、前記火力発電プラント側に設
けたものである。
は、一旦、火力発電プラント内に設けられた前記手段に
入力される。そして前記手段は、予め設定しておいた各
発電ユニットの制約条件(補修・保守点検)や効率を判
断し、その判断結果に応じて発電ユニットへ負荷指令を
分配する。これにより、発電プラント単位で負荷指令を
運用することにが可能となり、発電ユニット間での調整
が行える。
明する。図1は本発明の負荷制御方法および装置を説明
するための図である。図において、1は中央給電所(以
下、中給という)、2は中給1からの負荷指令、3は火
力発電プラント9内に設けられた負荷分配装置、5,
6,7は火力発電プラント9内に設けられた発電ユニッ
ト、4は負荷分配装置3から各発電ユニット5,6,7
に送られる分配負荷指令、8は負荷分配装置3に接続さ
れたマンマシン機能である。
力発電プラント9のみが示してあるが、中給1には複数
の火力発電プラントが接続されるのが一般的である。ま
た負荷分配装置3とマンマシン機能8は、火力発電プラ
ント9内の中央操作室に設けることができる。
単位で負荷指令2を送信し、火力発電プラント9は中給
1からの負荷指令2を受信する。中給1から送られてく
る負荷指令2は火力発電プラント9に対するトータルの
発電量を指示する指令である。火力発電プラント9で
は、受信した負荷指令2を火力発電プラント側の状況に
応じて負荷分配装置3によって分配し、各発電ユニット
5,6,7に供給する。このように、中給1からの負荷
指令2を火力発電プラント9側で分配することにより、
各発電ユニット5,6,7の使用燃料・運転状態に応じ
た調整を発電ユニット相互間で行うことができ、高効率
な自由度のある運転が可能となる。
いる。本実施例では、中給1から各発電ユニット単位に
分割出力された負荷指令2を火力発電プラント9側で一
括して受け、負荷分配装置3により各発電ユニット5,
6,7に再度分配する構成としている。このように構成
しても上記実施例と同様の効果がある。
電ユニット単位に負荷指令2を分割出力すれば良いの
で、中給1から発電プラント9までの部分は変更を加え
ないで済むという利点がある。
て説明する。図に示すように、運転員がマンマシン機能
8により発電ユニット毎の制約条件である補機管理10
・保守予定11・ユニット運用スケジュール12を設定
する。一方、負荷指令2は負荷受信機能13に入力さ
れ、負荷分配機能14で上記制約条件に基づいて分配さ
れてから、負荷送信機能15を介して発電ユニット5,
67に送られる。
を管理調整するため負荷に制限をかけることである。保
守予定とは、発電ユニットの保守(例えば給水ポンプ点
検)がある場合、予め保守のあるユニットに負荷制限を
かけ、点検中の補機無しでも運用可能な負荷に抑えるこ
とである。またユニット運用スケジュールとは、発電ユ
ニットの燃料条件及びユニットの運用スケジュールを設
定することである。
1に示す。この例では、発電ユニット1・2号機は通常
運転で、発電ユニット3号機のみが補修作業中である。
このため、発電ユニット1,2号機の負荷指令は上限の
100%まで可能であるが、発電ユニット3号機の負荷
指令の上限は50%となっている。
いて表2を用いて説明する。発電プラントにおいて、複
数の燃料を使用して発電を行う場合、使用する燃料によ
り最大効率が得られるように、各々の発電ユニットに対
して負荷指令を分配する。その一例を表2に示す。使用
する燃料が発電ユニット1・3号機では石炭A(未燃分
が少ない石炭)、発電ユニット2号機では石炭B(未燃
分が多い石炭)の場合、効率の悪い発電ユニット2号機
の負荷指令を最低の指令として、残りの発電ユニット1
・3号機により中給からの負荷指令を補っている。
した一例を表3に示す。表3において、発電ユニット1
号機をベース負荷(負荷を一定にして変動させない)と
し、他の発電ユニット2・3号機を負荷変動させること
により、中給からの負荷指令を補っている。そして、ベ
ース負荷を取る発電ユニットを一定期間単位に変更する
ことにより、発電ユニット単位で運転操作項目を減ら
し、運転員の負担低減を図ることができる。以上のよう
に設定された制約条件から各発電ユニットの負荷運用を
決定し、各発電ユニットに負荷指令を送信する。
電プラントにおいて、発電プラント内に負荷分配機能を
持つことにより、各々の発電ユニットの運転計画や保守
点検が、中給の負荷条件に左右されない運用が可能とな
る。また、今後の火力プラントでは、1中央操作室/全
ユニットのように集中自動化の方向に進んでおり、中給
の運用もプラント単位の運用として各ユニット単位の負
荷指令は発電プラントで調整する方が運用上望ましい。
火力発電プラント単位で各発電ユニットの効率および制
約条件を考慮して、各発電ユニットに負荷指令を分配す
ることができるので、次のような効果がある。
なる。
る。
することができる。
運用することができる。
ック図である。
である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 中央発電所から火力発電プラントへ送信
された負荷指令に基づいて、前記火力発電プラント内に
設けられた複数の発電ユニットの運転を制御する際に、
前記負荷指令を前記各発電ユニット単位に分割して出力
するとともに、前記火力発電プラント側では、前記負荷
指令を一括して受信し、その受信した負荷指令を前記火
力発電プラント側の状況に応じて分配し前記複数の発電
ユニットに供給することを特徴とする火力発電プラント
の負荷制御方法。 - 【請求項2】 中央発電所から火力発電プラントへ送信
された負荷指令に基づいて、前記火力発電プラント内に
設けられた複数の発電ユニットの運転を制御する負荷制
御装置において、前記負荷指令を前記各発電ユニット単
位に分割して出力する一方、前記負荷指令を一括して受
信し、その受信した負荷指令を前記火力発電プラント側
の状況に応じて分配し前記複数の発電ユニットに供給す
る手段を、前記火力発電プラント側に設けたことを特徴
とする火力発電プラントの負荷制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4064191A JP2736948B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 火力発電プラントの負荷制御方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4064191A JP2736948B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 火力発電プラントの負荷制御方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05276672A JPH05276672A (ja) | 1993-10-22 |
JP2736948B2 true JP2736948B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=13250932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4064191A Expired - Lifetime JP2736948B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 火力発電プラントの負荷制御方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2736948B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4738186B2 (ja) * | 2006-01-31 | 2011-08-03 | 中国電力株式会社 | 発電用石炭種の選定方法および発電用石炭種の選定プログラム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2786281B2 (ja) * | 1989-12-15 | 1998-08-13 | 株式会社日立製作所 | 発電所制御装置 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP4064191A patent/JP2736948B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05276672A (ja) | 1993-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4195220B2 (ja) | 風力発電施設およびその運転方法 | |
US9876361B2 (en) | Method for controlling the operation of electric energy generators and control device for performing the method | |
KR20190092551A (ko) | 전기 분배 네트워크를 제어하기 위한 방법 | |
JP2006320198A (ja) | 一定の皮相電力の風力発電装置又は複数の風力発電装置を備えたウィンドパーク | |
EP1801950A2 (en) | Distributed generation control system and method | |
WO2001061820A1 (en) | Decentralised energy network system | |
CN102484442A (zh) | 燃油高效起重机系统 | |
CN102032162A (zh) | 一种核电站给水泵数字化调节速度的系统和方法 | |
JP2736948B2 (ja) | 火力発電プラントの負荷制御方法および装置 | |
JP2020043757A (ja) | 電力供給システム | |
CN114597963A (zh) | 一种水电站开停机机组通过agc快速穿越振动区的方法 | |
JP4796957B2 (ja) | 燃料電池発電装置の一定のidc動作 | |
JP2786281B2 (ja) | 発電所制御装置 | |
JP3923737B2 (ja) | 分散電源用発電機の制御方法 | |
JPH1080061A (ja) | 自家発電設備の発電電力制御装置 | |
CN111817295B (zh) | 一种厂级agc方式下机组参与深度调峰的控制方法 | |
JP2020068544A (ja) | 電力需給システム | |
US20200076201A1 (en) | Island Grid And Method For Operating An Island Grid | |
JP2020058161A (ja) | 電力需給システム | |
JP2752980B2 (ja) | 発電プラントの分散型制御装置 | |
JP2002529040A (ja) | 電力供給網の電力を実際のピーク負荷に合わせるための配置と方法 | |
CN1223065C (zh) | 用于调节直流电压变换器并联工作的方法及装置 | |
CN213185520U (zh) | 一种基于avc系统的模糊控制装置 | |
JP7363284B2 (ja) | ネガワット取引支援装置およびネガワット取引方法 | |
RU2756400C1 (ru) | Устройство и способ распределения тепловой нагрузки на группу механизмов подачи топлива |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080116 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080116 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100116 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110116 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110116 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116 Year of fee payment: 15 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116 Year of fee payment: 15 |