JP2736673B2 - 変り被覆弾性糸およびその製造方法 - Google Patents

変り被覆弾性糸およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 {産業上の利用分野} 本発明は、変り被覆弾性糸とその製造方法に係り、よ
り詳しくは外観上通常のストレートな被覆弾性糸なが
ら、非弾性糸と交編、織成することによって布帛にスラ
ブ外観を発現させる変り被覆弾性糸とその製造方法に関
するものである。
{従来の技術} 従来から、スラブ状を呈したステープル繊維がポリウ
レタン弾性糸を被覆した例はなく、極微量のネップを有
するコアースパンヤーンしか得られていない。
また、他の表面変化を有する糸としては、例えば、ス
ライバー、もしくは粗糸と、ポリウレタン弾性糸を用
い、その上、第3、第4の糸としてナイロン糸、もしく
は水溶性ビニロン糸等を組合せて用い、適宜オーバーフ
イードさせるなどしてループや壁ヨリを作り、次後の工
程でスライバー、もしくは粗糸等を起毛したり、溶出処
理して紡績調フアンシーヤーンを得ている。
{発明が解決しようとする課題} しかしながら、従来のストレツチフアンシーヤーン
は、ステープル繊維のポリウレタン弾性糸とのなじみや
絡合性が不十分なため、準備工程や編織工程で加わる摺
動力によってしごかれ、撚糸部がずれて移動したり、芯
部のポリウレタン弾性糸が糸切れしたりする欠点を有し
ていた。
本発明の目的は、このような従来の欠点を排除し、準
備工程や編織工程でしごかれても弾性糸の糸切れの恐れ
がなく、良好な工程通過性を有する被覆弾性糸を提供せ
んとするものである。さらに、得られた変り被覆弾性糸
を編織物に交編、交織することにより、相手素材、糸条
を変形しせめてスラブ状外観を発現させる変り被覆弾性
糸およびその製造法を提供せんとするものである。
{課題を解決するための手段} 上記目的を達成するための本発明の構成は、通常ドラ
フト部よりも高いドラフトで引伸ばされた高ドラフト部
を糸の長さ方向に間歇的に有する弾性糸からなる芯部
と、該芯部の周りを被覆するステープル繊維束からなる
鞘部で構成され、本文中に定義する高ドラフト部におけ
る弾性糸の収縮率が通常ドラフト部における弾性糸の収
縮率よりも大であることを特徴とする変り被覆弾性糸で
ある。
上記の変り被覆弾性糸において、本文中に定義する糸
の収縮率が、高ドラフト部において25%以上であり、か
つ通常ドラフト部において15%未満であることが好まし
い。
また、高ドラフト部が糸長1メートル当り20個以下存
在することが好ましい。
以下、図面を示す実施例に基づいて本発明の変り被覆
弾性糸を説明する。
第1図は、本発明の変り被覆弾性糸の模式図であっ
て、(A)は平面図を、(B)は断面図を示す。
同図(A)において、本発明の変り被覆弾性糸1は、
1本の弾性糸2が芯部に存在し、鞘部を構成するステー
プル繊維束3が加撚され、このステープル繊維束3が弾
性糸2を被覆する鞘部となる。
芯部を構成する弾性糸2は、太さが異なった部分が混
在して、通常ドラフト部2aは比較的太く、一方ランダム
に高いドラフトが加わった高ドラフト部2bの太さは細く
なっている。ところが、通常ドラフト部2aと高ドラフト
部2bは、鞘部のステープル繊維束3が一定ドラフトされ
ているため、全体の見掛け太さはほとんど変らなく、ス
トレートな形態を呈している。
従って、以後の準備工程や編職工程等でしごかれても
通常の被覆弾性糸と同様に、引掛ったり、ズレたり、芯
糸の弾性糸の糸切れを発生したるする恐れはない。
本発明で用いられる弾性糸には、ポリウレタン弾性
糸、ポリエステル弾性糸、ポリアミド弾性糸が含まれる
が、なかんずくポリウレタン弾性糸が広く用いられる。
ポリウレタン弾性糸は85%またはそれ以上のセグメン
トポリウレタンを含有する長鎖合成重合体からなる繊維
形成物質から製造された通称“スパンデックス”繊維で
あって、ポリエステルジオール、ポリエーテルジオー
ル、ポリカーボネートジオールのようなポリマージオー
ルとポリイソシアネートおよび低分子鎖伸長剤、所望に
より末端停止剤を反応させて得られるが、特にポリエー
テル型ポリウレタンエラストマーから形成された弾性糸
が優れた熱的安定性を有することから好ましい。
本発明における弾性糸のデニールは20〜140デニール
が好ましく、特にソフトな伸縮性が要求されるインナー
ウェアには20〜40デニールが、フィット感を要求するフ
ァンデーションには40〜105デニールがより好ましい。
また破断伸度は500%以上であることが好ましい。
次に、弾性糸の収縮率は、次の測定法によるものであ
る。
(弾性糸の収縮率の測定法) 本発明の変り被覆弾性糸を通常の筒編機を用いて次の
条件で編成し、次いで沸水処理した後、一昼夜放置、風
乾後試料とする。
<編成条件> 使用編機:筒編機3″φ〜3 1/2″φ×27ゲージ(例え
ば、TN−6F、栄光産業株式会社製) 編成張力:1.5〜2.0g/本 巻取張力:定テンション巻取装置付 引度目 :10cm/5cm <沸水処理> 処理温度:2℃/分昇温〜96℃ 処理時間:20分(96℃キープ)(昇温時間中も処理す
る) <試料の採取> 筒編地から分解した被覆弾性糸を高ドラフト部(また
は通常ドラフト部)内の一定長に印を付ける。そのマー
クの部分をカットしその長さを原長と定め、その後芯部
の弾性糸を鞘部ステープル繊維束から取り除き、一昼夜
放縮させる。(n=10)(長さを測定すると荷重は付加
しない) <計算式> 収縮率(%)={1−(分解糸から被覆弾性糸を 分離した弾性糸の糸長(mm)/筒 編地から分解した被覆弾性糸の糸 長(mm))}×100 本発明は、上記の測定方法によって測定された収縮率
が、高ドラフト部においては25%以上有しており、好ま
しくは、30%以上である。
ここで、ドラフトとは、弾性糸に適用される引伸し率
の意味であり、弾性糸の送り出し供給装置の表面周速比
をもって、通常ドラフト比といい、次により算出する。
ドラフト比=テークアップロール周速(m/min) /フイードロール周速(m/min) 普通のドラフト比は、2.7倍以上が適当であるが、そ
の内でも2.7〜4.0倍が最も好ましい。また、本発明の高
ドラフト部では瞬間的に、付加ドラフトを作用させてド
ラフト比3.0〜4.5倍を付与するのが好ましい。すなわ
ち、高ドラフト部のドラフト比が小さいと弾性糸の収縮
パワーが小さく意匠的効果が少ない。また、反対に大き
くなりすぎると弾性糸の伸長が大きく、破断伸度付近と
なって、後加工工程で問題が発生し易くなり、危険域で
ある。
また、通常ドラフト部の収縮率は15%未満であり、好
ましくは10%以下である。
さらに、高ドラフト部の発生頻度は、糸長1メートル
当り20個以下である。
高ドラフト部の発生頻度の測定は、本発明の変りカバ
ード糸を自然な状態のまま(無荷重)、糸条を1メート
ルカットした長さに占有する高ドラフト部の個所の数を
測定したものであり、本発明においては、この高ドラフ
ト部の数が1m当り20個以下にあることが好ましく、個々
の高ドラフト部の長さは任意である。
一方、前記した鞘部のステープル繊維束は、天然繊
維、化学繊維、合成繊維のいずれでもよく、かつこれら
を混合した複合繊維であってもよい。複合紡績糸の風
合、染色性、ボリューム感等所望の性能に応じて適宜に
選定することができる。
次に、上記変り被覆弾性糸の製造方法は、弾性糸の周
りにステープル繊維束を被覆するに際し、上記弾性糸に
対して通常ドラフトよりも高ドラフトを間歇的に付与
し、本文中に定義する高ドラフト部における弾性糸の収
縮率を通常ドラフト部における弾性糸の収縮率よりも大
きくすることを特徴とする変り被覆弾性糸の製造方法で
ある。
上記の変り被覆弾性糸の製造方法において、高ドラフ
トのドラフト比が、3.0〜4.5倍の範囲であることが好ま
しい。
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の変り被覆
弾性糸の製造方法について説明する。
第2図は、本発明の変り被覆弾性糸の製造方法の一つ
の実施例を示す工程概略図である。
同図において、全体がリング精紡機であって、ステー
プル繊維からなる粗糸4は、フロントローラ5、エプロ
ン6、ミドルローラ7、バックローラ8からなるドラフ
ト装置に供給され、バックローラ8とミドルローラ7の
間のブレーキドラフトおよびミドルローラ7とフロント
ローラ5の間のメインドラフトで所定の倍率にドラフト
されたのち、スネールガイド9を経て、糸管10の回転に
より、リングレール上のトラベラ11を回動させつつバル
ーニングしながら加撚されて、糸管10に巻き取られる。
一方、弾性糸2は、2本のローラ14,14′上でコロガ
シ(Rolling Take−off方式)によって送り出され、ラ
ンダムドラフト付与装置(偏心カム)12を経てフロント
ローラ5に供給され、前記粗糸4がドラフトされてフリ
ース状となってステープル繊維束3に合体される。
この場合、本発明ではフロントローラ5と2本のロー
ラ14,14′の間の通常ドラフトに加えて、特定な高ドラ
フト付与装置12(図ではハートカム)によって、任意
に、しかもドラフト比を順次変化させることによって、
瞬時に付加ドラフトを与えることにより、第1図(A)
に示すように、弾性糸2は通常ドラフトのみの部分2aと
ランダムに高ドラフト付与装置12が作用した部分2bとが
形成される。
上記高ドラフト付与装置を取付ける位置は、フロント
ローラと弾性糸送り出し装置の間の任意の場所に取付け
るとよい。
また、高ドラフト付与装置は、金属製の棒を加工した
ものや、ナイロンテグスのような比較的ふとめで弾力性
を有するもの、あるいは環状の中空体、例えばパイプ状
を形成して弾性糸が挿通でき得るに充分なだけの孔道を
もったものであってもよい。
上記したように、芯部の弾性糸を通常のドラフト比で
引伸ばしながら、鞘部のステープル繊維にフロントロー
ラで巻き込もうとすれば、芯部の弾性糸の太さは走行張
力に依存されて、一定の巻き固さを維持しながら加撚さ
れる。ここで瞬間的にランダムドラフトが付加されるな
らば、走行張力の増分となって一層細くなるため、この
域でのステープル繊維は一層強固に巻き込むように働
く。
そして、上記した理由した巻取られた変り被覆弾性糸
のパッケージから後工程での利用の際、一定張力で交
編、交織されるべく設定されていても、ランダムドラフ
ト域が布帛形成する際に働く反作用が付加ドラフトが大
きければ大きい程有効である。
第3図は、本発明の変り被覆弾性糸を用いて平編地
に、他の被覆弾性糸および非弾性糸とを交編させた一実
施例を示す編地の平面図である。
同図において、本発明の変り被覆弾性糸1と他の通常
の被覆弾性糸30の配列は1本対3本の割合であって、こ
の間の非弾性糸31の配列は4本で、かつ被覆弾性糸1、
30と非弾性糸31は交互に配列された1:1交編平編地であ
る。
さらに、同図において奇数板コースC1、C3、C5…の編
糸は被覆弾性糸からなり、このうち、C7およびC15が本
発明の変り被覆弾性糸1で、他の奇数番コースは通常の
被覆弾性糸30である。一方偶数番コースC2、C4、C6…は
非弾性糸31である。つまり、奇数番コースC7において、
ウェールW5からW14まては編目ループ長が縮んだ状態に
あり、他の前後のウェールはやや大きめに揃った形状に
ある。この結果、偶数番コースC6およびC8は編成ゾーン
での編目形成時点にC7の編糸に引き寄せられた状態とな
り比較的長目の大きな編目ループ長となる。同様に奇数
番コースC15においてもウェールW9からW18までは編目ル
ープ長が縮むために、偶数番コースC14およびC16はやや
大きめな編目となり、これらの部分は編地外観的にスラ
ブ状を露呈する。
この場合、本発明の変り被覆弾性糸1の交編比率を適
宜変えることによって編地表現を任意に変えることがで
きる。さらにスラブ状効果を高めるために、交編糸であ
る非弾性糸31を染色性を異にするか、もしくは染着差を
生ずる素材を用いることは効果的である。
第4図は、本発明に係る変り被覆弾性糸の他の実施例
を示す製造工程の一部内の該略図である。
第4図において、弾性糸2が、2本のローラ14,14′
上でコロガシ(Rolling Take−off方式)によって送り
出され、ランダムドラフト付与具(ランダムドラフト付
与装置図示せず)12′を経て、フロントローラ5に供給
され、ドラフトされてフリース状となったステープル繊
維束3に合体される。
同図においては、付加されるランダムドラフトはスプ
リング方式であるため、瞬間的に付与しても余損が時間
と共に減衰しながら、弾性糸2の高ドラフト部2bはかな
り長周期のパターンを形成する。
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例1 米綿を主体とする原綿1.3d×41mm(平均繊度および繊
維長)からなる太さ72.5グレン/30ydの粗糸を用い、第
2図に示す装置を使用し、ブレーキドラフトを1.6倍
に、一方ポリウレタン弾性糸は30デニール(東レ・デュ
ポン(株)製“オペロン”(登録商標)タイプ127)を
通常ドラフト3.2倍に設定し、その他の条件を第1表の
通り設定して被覆弾性糸を紡出した。得られた被覆弾性
糸の評価結果は、第1表の通りであった。丸編地での評
価としては、シンカー丸編機(24ゲージ)で被覆弾性糸
と綿糸60′sは18本連続配列されたボーダー柄である。
第1表から明らかなように、瞬時にランダムドラフト
を付与したり変り被覆弾性糸はいずも綿サイドのずれは
起こり難いことが判る。
天竺編地で評価した場合、交編糸が同類の綿糸60′s
(コーマー糸)を用いたため、ランダムドラフト比が比
較的高い本発明のNo.3〜No.6にスラブ効果が良好なもの
が得られた。
実施例2 粗糸およびブレーキドラフトを実施例1と同一条件に
し、その他の条件を第4図および第2表の通り設定して
被覆弾性糸を紡出した。
得られた被覆弾性糸を用いた製織評価結果は第2表の
通りであった。
第2表から明らかなように、ダンパータイプの作用を
付与した変り被覆弾性糸のスラブ状パターンは紡錘形を
していて、綿サイドのずれは起こり難く、製織性もすこ
ぶる良好であった。
{本発明の効果} 本発明の効果は次の通りである。
イ)芯部が間歇的に高ドラフト部を有する弾性糸で、鞘
部がステープル繊維束から構成されており、このステー
プル繊維束が芯部の高ドラフト部においても通常ドラフ
トで被覆するため、外観上は不規則な形状を与えず、ス
トレートな被覆弾性糸が得られるため準備工程、編成工
程を通じて良好な工程通過性が得られる。
ロ)通常の編織物を得る手段で非弾性糸と交編、交織す
ることによって、相手素材、糸条を変形させて布帛にス
ラブ外観を露出させることができる。
従って、ステープル繊維束に風合、染色性、ボリュー
ム感等所望の性能の繊維を選定することにより、製品価
値を一層向上させることができる。
ハ)従来のリング精紡機に、弾性糸供給用のドラフト装
置および高ドラフト付与装置を取付けるだけで、初期の
優れた性能を有する被覆弾性糸を容易、かつ経済的に製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の変り被覆弾性糸を模式的に示したも
ので、(A)は平面図を、(B)は断面図を示す。 第2図は、本発明に係る変り被覆弾性糸の製造方法の一
つの実施例を示す工程概略図である。第3図は、本発明
の変り被覆弾性糸を用いて他の糸と交編させた一つの実
施例を示す編地の平面図である。第4図は、本発明の変
り被覆弾性糸の製造方法の他の実施例を示す工程の一部
概略図である 1:変り被覆弾性糸 2:ポリウレタン弾性糸 2a:通常ドラフトされたポリウレタン弾性糸 2b:通常ドラフトに付加的にランダムドラフトされたポ
リウレタン弾性糸 3:ステープル繊維束 4:粗糸 12,12′:ランダムドラフト付与装置、付与具 30:通常の被覆弾性糸 31:非弾性糸

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常ドラフト部よりも高いドラフトで引伸
    ばされた高ドラフト部を糸の長さ方向に間歇的に有する
    弾性糸からなる芯部と、該芯部の周りを被覆するステー
    プル繊維束からなる鞘部で構成され、本文中に定義する
    高ドラフト部における弾性糸の収縮率が通常ドラフト部
    における弾性糸の収縮率よりも大であることを特徴とす
    る変り被覆弾性糸。
  2. 【請求項2】本文中に定義する弾性糸の収縮率が、高ド
    ラフト部において25%以上であり、かつ通常ドラフト部
    において15%未満であることを特徴とする請求項1記載
    の変り被覆弾性糸。
  3. 【請求項3】高ドラフト部が糸長1メートル当り20個以
    下存在することを特徴とする請求項1または2記載の変
    り被覆弾性糸。
  4. 【請求項4】弾性糸がポリウレタン弾性糸であることを
    特徴とする請求項1,2または3のいずれかの項に記載の
    変り被覆弾性糸。
  5. 【請求項5】弾性糸の周りにステープル繊維束を被覆す
    るに際し、上記弾性糸に対して通常ドラフトよりも高ド
    ラフトを間歇的に付与し、本文中に定義する高ドラフト
    部における弾性糸の収縮率を通常ドラフト部における弾
    性糸の収縮率よりも大きくすることを特徴とする変り被
    覆弾性糸の製造方法。
  6. 【請求項6】高ドラフトのドラフト比が、3.0〜4.5倍の
    範囲であることを特徴とする請求項5記載の変り被覆弾
    性糸の製造方法。
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