JP2734779B2 - シート - Google Patents

シート

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JP2734779B2
JP2734779B2 JP3004605A JP460591A JP2734779B2 JP 2734779 B2 JP2734779 B2 JP 2734779B2 JP 3004605 A JP3004605 A JP 3004605A JP 460591 A JP460591 A JP 460591A JP 2734779 B2 JP2734779 B2 JP 2734779B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シートの支持面形状
を可変制御することができるシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシートとしては、例え
ば、特開昭61−257333号公報に記載された、図
17に示すようなものがある。
【0003】このシートSは、シートクッション101
とシートバック103とからなり、フロントサポート
部、センターサポート部、及び、サイドサポート部など
の各サポート部の内部に、それぞれフロントエアマット
105、センターエアマット107、クッションサイド
エアマット109,111、バックサイドエアマット1
13,115を設け、各エアマットを膨脹及び収縮させ
ることにより、シートSの座面形状を変更するように構
成している。
【0004】そしてタイマ並びに車速センサからの信号
に応じ、時間及び速度に対応してシートSの支持面形状
を変化させ、長時間運転に伴う身体疲労の軽減を図るも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでシートに着座
する乗員の疲労態様は、着座姿勢に係わらず、一定とな
るものではない。すなわちシートバック103を起して
姿勢正しく運転している場合と、シートバック103を
寝かせてゆったりと運転している場合などにおいて、身
体各部に作用する荷重状態が変化するため、さまざまな
疲労態様が起こる。このため、上記のように、単なる時
間及び速度に応じた支持面形状の変化では乗員の着座姿
勢の違いによる疲労に対応することができず、疲労軽減
には限界があった。
【0006】そこでこの発明は、着座姿勢に応じた疲労
軽減を図ることが可能な、シートの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、図1のようにシートクッション1及びシ
ートバック3からなり、シート支持面形状を周期的に変
更するアクチュエータCL1と、このアクチュエータC
L1を駆動する手段CL2と、前記シートクッション1
又はシートバック3の少なくとも一方の基準角度に対す
る傾斜を検出する手段と、検出した傾斜の値から脊柱又
は臀部の少なくとも一方の負荷状態を推定する手段と、
当該負荷状態に応じて前期シート支持面形状変更の周期
又は形状の少なくとも一方を設定する手段と、該設定手
段に応じて前記駆動手段を制御する手段CL4とを備え
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】例えばシートバック3を起こした姿勢、あるい
はシートバック3を寝かせた姿勢などにより、シートバ
ック3の基準角度に対する傾斜が検出されると、傾斜の
値から脊柱又は臀部の少なくとも一方の負荷状態が推定
され、当該負荷状態に応じてシート支持面形状変更の周
期又は形状の少なくとも一方が設定され、該設定に応じ
て制御手段CL4が駆動手段CL2を制御する。従っ
て、駆動手段CL2によってアクチュエータCL1が駆
動され、シート支持面形状変更の周期又は形状の少なく
とも一方が着座姿勢に応じて変更される。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0010】図2は、シートSとしてこの発明の一実施
例にかかる車両用シートの構成図を示すものである。こ
の車両用シートSは、シートクッション1およびシート
バック3からなっている。シートクッション1は、シー
トスライド機構5を介して車体フロア7に対し前後スラ
イド可能に支持され、シートバック3はシートクッショ
ン1に対しリクライニング機構9を介して前後起倒自在
に支持されている。従ってシートクッション1をシート
スライド機構5によって前後スライドさせ、シートバッ
ク3をリクライニング機構9によって前後へ起倒させれ
ば、乗員Pの所望の着座姿勢、換言すればドライビング
ポジションをとることができる。
【0011】シートバック3のシートクッション1に対
する傾斜角度は、リクライニング機構9に取付けた角度
センサ11によって検出されるようになっている。乗員
の着座姿勢、すなわちドライビングポジションは、シー
トバック3の傾斜角度に関係するため、角度センサ11
はこの実施例において乗員の着座姿勢を検出する手段C
L3を構成する。
【0012】一方前記シートクッション1内には、乗員
Pの臀部対応位置にヒップサポートエアマット13が設
けられ、シートバック3内には腰椎部対応位置にランバ
ーサポートエアマット15a,15b,15cが設けら
れている。ヒップサポートエアマット13は、膨脹,収
縮によってシートクッション1の座面形状を変更し、ラ
ンバーサポートエアマット15a〜15cは、同じく膨
脹,収縮によってシートバック3の支持面形状を変更す
る。従ってこれらエアマット13,15a〜15cは、
シート支持面形状を変更するアクチュエータCL1を構
成する。
【0013】各エアマット13,15a〜15cは、エ
アコンプレッサ(またはポンプ)17の吐出口から分岐
された管路19a〜19dにそれぞれ接続されており、
各管路19a〜19dにはそれぞれ電磁バルブ21a〜
21dと、圧力センサ23a〜23dが介装されてい
る。これらエアコンプレッサ17、電磁バルブ21a〜
21dは、アクチュエータを駆動する駆動手段CL2を
構成している。
【0014】前記エアコンプレッサ17、電磁バルブ2
1a〜21d、及び圧力センサ23a〜23dは、コン
トローラ25に接続されている。また、前記角度センサ
11もコントローラ25に接続されている。このコント
ローラ25は角度センサ11によって検出した着座姿勢
に応じて、シート支持面形状を変更すべく駆動手段を制
御する制御手段CL4を構成している。
【0015】そしてコントローラ25の駆動信号によ
り、エアコンプレッサ17を駆動する。各エアマット1
3,15a〜15cの空気圧は、それぞれ圧力センサ2
3a〜23dによって検出し、この検出値に基づいて、
電磁バルブ21a〜21dを開閉制御し、各エアマット
13,15a〜15cをそれぞれ膨脹・収縮させてシー
トSの支持面形状を変形させ、乗員Pの疲労を軽減する
ようになっている。
【0016】ところで、この発明実施例は、乗員の着座
姿勢に応じてシート支持面形状を変更するため、まず図
3,図4により、着座姿勢の変化による、乗員Pの負荷
状態の変化を説明する。図3のようにシートバック3を
起し、角度θが大きくなった状態において、重心Gでの
胴体自重Wによる脊柱縦方向および鉛直方向の作用力
は、それぞれW1 =Wsinθ,W2 =Wcosθであ
る。またシートバック3を寝かし、角度θが小さくなっ
た状態において作用力はW1 ´=Wsinθ,W2 ´=
Wcosθとなる。
【0017】今、W1 ,W1 ´が脊柱SPを縦方向に圧
縮する力、および臀部(骨盤部)HPがシートクッショ
ン1を圧迫する力と考え、W2 ,W2 ´が脊柱SPを曲
げようとする力、および背部BBからシートバック3に
加わる力と考えると、W1 >W1 ´よりシートバック角
度が大きい場合(θ)は、小さい場合(θ´)に比べ
て、脊柱SPを圧迫する負荷と臀部HPを圧迫する負荷
とが増加し、W2 <W2 ´より脊柱SPを曲げる負荷
と、背部BBを圧迫する負荷とが軽減する。これらの対
応関係をまとめて表にしたのが図5である。
【0018】図5のような負荷状態の変化に応じて、図
6のようにモードを変更している。すなわち、この実施
例では、シートバック3に(c)のように3個のランバ
ーサポートエアマット15a〜15cを設けているた
め、これらのランバーサポートエアマット15a〜15
cの圧力を、前期負荷状態の変化に応じて、(a)また
は(b)のモードに設定している。
【0019】(a)の可変モードは(a−1)〜(a
−3)のように変化させるもので、(a−1)では下端
のエアマット15cの圧力が最も強く、(a−2)では
中央のエアマット15bが最も強く、(a−3)では上
端のエアマット15aが最も強くなっている。そして
(a−1)から(a−3)へ連続的に変化させることに
より、腰椎下部から腰椎上部へ圧力を順次変化させ、脊
柱SPを縦方向に伸ばすような働きを与える事ができ
る。
【0020】脊柱SPの曲げ(後湾)負荷に対しては、
(b)の可変モードを設定する。すなわち、(b−
1)から(b−3)まで、すべて中央のエアマット15
bの圧力が最も高く、上下のエアマット15a,15c
は同等な圧力状態となっている。このような関係状態に
おいて(b−2)では(b−1),(b−3)に対し全
体的に圧力を高めにしている。従って、(b−1)から
(b−3)へ連続的に変化させることにより、脊柱SP
の前湾を促す事ができる。
【0021】各エアマット15a〜15cの駆動波形は
図7のようになっている。
【0022】(a)の波形モードは基準となるもの
で、コントローラ25の図示しないノブによるマニュア
ル操作によって、初期圧力P1 ,振幅A0 ,周期T0
設定可能である。
【0023】(b)の波形モードは基準の波形モード
に対し、振幅A1を小さく周期T1 を長くして刺激の
レベルをおさえたものである。
【0024】(c)の波形モードは同じく振幅a2
小さくして圧力の開放を図り、周期T2 を短くして血行
促進を図っているものである。
【0025】(d)の波形モードは周期T3 を長く、
振幅a3を大きくしたものである。なお、駆動波形は例
えば正弦波形などの他の波形を設定することも可能であ
る。
【0026】図8はコントローラ25による、制御フロ
ーチャートを示すものである。このフローチャートは、
イグニッションスイッチのオンによってスタートする。
【0027】まずステップS1において、シートバック
3の基準角度θn におけるエアマット13,15a〜1
5cの圧力P,振幅a,周期Tを、P1 ,a0 ,T0
設定する。この設定は上記したように、乗員が設定でき
る。ただし、乗員乗車によって自動的にセットするよう
に構成することもできる。
【0028】ステップS2では、角度センサ11によっ
て検出されるシートバック3の角度θを読み込む。ステ
ップS3では検出角度θが基準角度θn を上回るか否か
が判断される。
【0029】(1) θ>θn の場合 シートバック3を立てた状態で脊柱の圧迫負荷が大きく
なるため、腰椎部のランバーサポートエアマット15a
〜15cの可変モードは図6の可変モードとする。ま
た背部BBの圧迫は小さくなるので、図7の波形モード
が選択される。この波形モードによって、刺激のレ
ベルを抑え、不必要な刺激を低減することができる。一
方臀部HPの圧迫は大きくなるため、同じくステップS
4において波形モードを選択する。この波形モード
によって、血行促進を図ることができる。
【0030】ステップS4において、可変モードおよび
波形モードが決定されれば、ステップS5へ移行し、制
御がスタートする。
【0031】またステップS3においてシートバック3
の角度θが、基準角度θn を上回っていないと判断され
ればステップS6へ移行し、θ=θn かどうかが判断さ
れる。θ=θn であれば波形モードのままステップS
5へ移行する。
【0032】(2) θ<θn の場合 θ=θn でないと判断されれば、シートバック3は、基
準角度θ=θn よりも、より寝かせた状態となっている
ため、ステップS7において腰椎部の可変モード,波形
モードおよび臀部HPの波形モードが選択される。この
場合、脊椎SPの曲げ負荷が大きくなるため、可変モー
ドは、図6(b)可変モードが選択される。また背部
の圧迫が大きくなるため、波形モードは、図7の(c)
波形モードが選択される。この波形モードによっ
て、上記のように血行促進を図ることができるものであ
る。臀部HPの圧迫は小さくなるため、波形モードが
選択される。この波形モードによって上記のように刺
激のレベルを抑えることができる。
【0033】ステップS7において、可変モード,波形
モードが選択されるとステップS5へ移行し、制御がス
タートする。
【0034】このステップS5において、上記のように
して設定した可変モード,波形モードにより、各エアマ
ット13,15a〜15cが駆動され、乗員Pの疲労軽
減を図ることができる。すなわちこの実施例において
は、角度センサ11によって乗員Pの着座姿勢を間接的
に検出し、この検出した着座姿勢に応じてシート支持面
形状を変更し、乗員の疲労軽減を図る。
【0035】次にステップS8において、イグニッショ
ンスイッチがオフかどうかが判断され、オフでなければ
ステップS5の制御が続行され、オフであればステップ
S9においてステップS1での初期値入力設定がリセッ
トされ、制御は終了する。
【0036】図9は、他の実施例に係る車両用シートの
構成図を示すものである。この実施例は、シートクッシ
ョン1の角度変化による大腿部への負荷変化を考慮した
ものである。従って、シートクッション1内には、ヒッ
プサポートエアマット13の他、乗員の大腿部対応位置
に、サイサポートエアマット27を設けている。このエ
アマット27は、電磁バルブ21eおよび圧力センサ2
3eを備えた管路19eを介して、エアコンプレッサ1
7に連結されている。またシートクッション1は図示し
ないシートリフタによって前後別々に昇降でき、この昇
降によるシートクッション1の角度はシートクッション
角度センサ29によって検出され、その検出値がコント
ローラ25へ入力されるようになっている。
【0037】他の構成は上記実施例と同一であるため、
同符号を付して説明は省略する。
【0038】ここで、シートクッション1の角度変化に
よる乗員Pの負荷状態の変化を図10,図11を用いて
説明する。
【0039】図10はシートクッション角度が0の場合
であり、図11はシートクッション角度γを与えた場合
である。
【0040】臀部HPがシートクッション1を鉛直方向
に圧迫する力は、それぞれ、T2 =W1 sinθ,T2
´=W1 sin(θ+γ)で、臀部HPにかかる力によ
って尻すべりを与えようとする力は、それぞれT1 =W
1 cosθ,T1 ´=W1 cos(θ+γ)となる。こ
こでシートバック角度θが一定の場合にシートクッショ
ン角度γを与えると、(ここではθ+γ≦90゜)、T
2 >T2 ´より臀部HPを圧迫する負荷が増加し、T1
<T1 ´より尻すべりはしにくくなる。
【0041】一方、シートクッション1の角度が大腿部
THに与える影響は図12,図13のようになる。図1
2はシートクッション1に角度γを与えていない場合、
図13が角度γを与えた場合を示し、図12,図13を
比べて分るように角度γに応じて大腿部PHを圧迫する
負荷は増加する。
【0042】そこで、この実施例では図8で示すフロー
チャートと略同様に制御し、大腿部,臀部の疲労を軽減
する。図8を利用して説明すると、シートバック角度θ
は一定とし、ステップS1では、シートバック基準角度
θn の代わりにシートクッション1の基準角度γn を設
定する。ステップS2では、シートクッション角度セン
サ29で検出されるシートクッション1の角度γの読み
込みが行われ、ステップS3においてγがγn を上回る
かどうかが判断され、上回ればステップS4において大
腿部及び臀部の波形モードが選択され、ステップS5で
制御がスタートする。ステップS3においてγがγn
上回らなければステップS6においてγがγn と等しい
かどうかが判断し、等しければそのままステップS5に
おいて制御がスタートされ、等しくなければシートクッ
ション1は水平に近いため、ステップS7においてこれ
に応じた大腿部及び臀部の波形モードが選択され、ステ
ップS5において制御がスタートする。
【0043】(1) γ>γn の場合 臀部HP、大腿部THの圧迫が大きくなるので、図7の
基準波形モードに対して、波形モードが選択され
る。この波形モードによって、上記したように圧力の
開放を図り、血行促進を図るものである。
【0044】(2) γ<γn の場合 臀部HP、大腿部THの圧迫は小さくなるものの、尻す
べりはし易くなる。従って臀部HPのヒップサポートエ
アマット13については図7の波形モードが選択さ
れ、刺激が抑えられる。大腿部THのサイサポートエア
マット27については図7の波形モードが選択され
る。この波形モードは、基準の波形モードと比較し
て、周期T3 が長く、振幅A3 が大きくなっており、臀
部HPの前ずれ防止を図ることができるようになってい
る。
【0045】図14は、さらに他の実施例を示すもので
ある。この実施例は、シートスライド位置の変化による
大腿部への負荷変化を考慮したものである。従って、シ
ートスライド機構5には、シートスライド位置センサ3
1が設けられている。
【0046】この実施例でも、図8に示すフローチャー
トと略同様に制御する。図8を利用して説明する。
【0047】シートバック角度θシートクッション角度
γは、一定のものとするステップS1では、シートバッ
ク基準角度θn の代わりにシートスライド基準位置δn
が設定される。ステップS2では、シートスライド位置
センサ31によって検出されるシートスライド位置δの
読み込みが行なわれ、ステップS3においてδがδn
上回るかどうかが判断される。δがδn を上回れば、ス
テップS4において、これに応じた大腿部の波形モード
が選択され、ステップS5で制御がスタートする。ステ
ップS3でδがδn を上回らないと判断されればステッ
プS6でδがδn と等しいかどうか判断され、等しけれ
ばそのままステップS5で制御はスタートし、等しくな
ければシートスライド位置が前方側にあるため、ステッ
プS7でこれに応じた大腿部THの波形モードが選択さ
れ、ステップS5で制御がスタートする。
【0048】(1) δ>δn の場合 シートが基準位置よりも後方にあるため、図15のよう
に、大腿部THに対する圧迫は大きくなる。従って、図
7の波形モードが選択され、上記のように圧力の解放
を図ると共に、血行促進を図る。
【0049】(2) δ>δn の場合 シートが前方にあるため、図16のように大腿部THに
対する圧力が解放される方向にあり、小さくなる。この
ため、波形モードは図7の波形モードが選択される。
従って、上記したように大腿部THの刺激を抑えること
ができる。
【0050】このように個人差や走行状態に負うところ
の大きいドライビングポジションに応じて制御パターン
を変更可能としたため、ドライビングポジションに応じ
た疲労パターンの違いに対応できるという効果が得られ
る。
【0051】また、図9,図14の実施例においては、
シートバック角度に応じた尻すべりの影響も考慮してい
るため、ドライビングポジションによる尻すべり防止に
も効果がある。
【0052】なお、上記各実施例では、シートクッショ
ン角度、シートバック角度、シートスライド位置による
制御は、それぞれ別個に行うものとし、例えばシートバ
ック角度に応じて制御する時には、シートクッション角
度、シートスライド位置は一定であるものとして行なっ
たが、これらすべてを可変なものとして、同時に制御す
ることもできる。この場合、優先順位は予め設定するこ
ともでき、また、乗員が選択することも可能である。
【0053】この発明のシートは、車両用シートに限ら
ず、船舶,航空機その他のシートにも応用することがで
きる。
【0054】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の構
成によれば、脊柱又は臀部の少なくとも一方の負荷状態
に応じてシート支持面形状変更の周期又は形状の少なく
とも一方を設定し、該設定に応じてシート支持面形状変
更の周期又は形状の少なくとも一方が変更され、疲労軽
減機能をより向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成図。
【図2】この発明の一実施例に係る構成図。
【図3】負荷特性説明図。
【図4】負荷特性説明図。
【図5】負荷特性の説明図表である。
【図6】可変モードの説明図である。
【図7】波形モードの説明図である。
【図8】フローチャートである。
【図9】他の実施例に係る構成図である。
【図10】負荷特性説明図である。
【図11】負荷特性説明図である。
【図12】作用説明図である。
【図13】作用説明図である。
【図14】さらに他の実施例に係る構成図である。
【図15】作用説明図である。
【図16】作用説明図である。
【図17】従来例に係るシートの斜視図である。
【符号の説明】
1 シートクッション 3 シートバック S シート CL1 アクチュエータ CL2 駆動手段 CL3 着座姿勢検出手段 CL4 制御手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション及びシートバックから
    なり、シート支持面形状を周期的に変更するアクチュエ
    ータと、このアクチュエータを駆動する手段と、前記シ
    ートクッション又はシートバックの少なくとも一方の基
    準角度に対する傾斜を検出する手段と、検出した傾斜の
    値から脊柱又は臀部の少なくとも一方の負荷状態を推定
    する手段と、当該負荷状態に応じて前期シート支持面形
    状変更の周期又は形状の少なくとも一方を設定する手段
    と、該設定手段に応じて前記駆動手段を制御する手段と
    を備えたことを特徴とするシート。
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