JP2729725B2 - 圧縮空気を利用した剪定鋏 - Google Patents

圧縮空気を利用した剪定鋏

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JP2729725B2
JP2729725B2 JP4168160A JP16816092A JP2729725B2 JP 2729725 B2 JP2729725 B2 JP 2729725B2 JP 4168160 A JP4168160 A JP 4168160A JP 16816092 A JP16816092 A JP 16816092A JP 2729725 B2 JP2729725 B2 JP 2729725B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の鋏構成部材を、
支軸にて回動自在に枢着して、太い枝を切り落とした
り、果樹やバラ等の剪定をしたりするのに用いる剪定鋏
に関し、特に高圧を加えて圧縮した空気その他の気体を
動力として利用した剪定鋏に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の剪定鋏にあっては、剪定
鋏の本体(ハウジング)内にシリンダとなる中空室を設
け、この中空室へコンプレッサー等の圧縮空気源からの
圧縮空気を送り込み、かかる圧縮空気によってハウジン
グ内のピストン等を作動させ、このピストン等に鋏構成
部材の一方、又は両方を連動できるように接続させて、
鋏の開閉を行なうようにしたものが提供されている。と
ころで、従来における前記中空室は、いずれも単一のも
ので形成され、またこれに挿入されるピストンも単一の
もので形成されていた。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、このよ
うに単一の中空室を形成したものでは、十分な馬力(切
断力)を得ようとすると、ピストンの断面積を大きくし
なければならない関係上、前記ハウジングの太さも必然
的に大きくなることを余儀なくされる。そのため、剪定
鋏を持って作業するのに不便な形態となったり、また、
互いに狭隘なふたつ以上の枝等の間隙を潜って先端部の
鋏を、被切断物たる樹木の枝等の切断個所に臨ませなけ
ればならないときには、不都合であったりする。また、
反面前記ハウジングの太さに制限を設けようとすれば、
言うまでもなく十分な動力が得られない等の問題があ
る。
【0004】本発明は、かかる課題を解消した圧縮空気
を利用した剪定鋏を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る圧縮空気を
利用した剪定鋏は、先端に鋏1を取着した筒状ハウジン
グ2と、圧力空気源3に接続され、前記筒状ハウジング
2内に圧縮空気を圧送すべく挿入される供給パイプ4
と、前記筒状ハウジング2と供給パイプ4との間の空間
を複数個の隔壁5にて長手方向に気密的に分割区画して
形成した中空室6と、各中空室6に対応する供給パイプ
4の部位に前記各隔壁5にそれぞれ対向して前後往復運
動するごとく一体的に固着される鍔状の受圧板7と、供
給パイプ4の前記各中空室6内の受圧板7より前方部分
16に設けられ、かつこの部分へ圧縮空気を導入する給
気口8と、各中空室6内の前記受圧板7より後方部分1
7に中空室6内の圧縮空気を外部へ排出せしめる排気口
9と、圧力空気源3からの圧縮空気を適宜前記供給パイ
プ4内に送り込むべく前記筒状ハウジング2の後端部に
設けられる操作部10とを備え、前記供給パイプ4と連
動して鋏1の開閉が可能となるごとく該供給パイプ4に
鋏1を接続するように構成されていることを特徴とする
ものである。なお、前記鋏1の一対の構成部材は可動刃
と固定刃、可動刃と可動刃いずれの場合でもよい。
【0006】
【作用】しかして、本発明に係る圧縮空気を利用した剪
定鋏の使用に際しては、まず、あらかじめ、図1に示す
ごとく、剪定鋏の受刃(固定刃)11と切刃(可動刃)
12との間は開いた状態に保たれており(可動刃同志で
もよい)、これら受刃11と切刃12との間に被切断物
13たる果樹やバラ等の枝が装入される。そして、次に
この状態において、受刃11と切刃12とを、操作部1
0を作動させて、図2に示すごとき状態になるように鋏
1を閉成させることにより、切断作業をなしうるのであ
る。図1から図2に至るまでの受刃11と切刃12の開
閉作業は次のようにして行なわれる。
【0007】まず、図1において、筒状ハウジング2と
圧力空気源3との間が遮断され、圧力空気源3から筒状
ハウジング2内への圧縮空気の流入が操作部10で塞き
止められているが、操作部10を作動(反時計方向へ回
動)することにより、圧力空気源3と筒状ハウジング2
とが連通状態になり、圧力空気源3からの圧縮空気が供
給パイプ4に圧送される。そして、供給パイプ4内に流
入した圧縮空気は給気口8を通じて各中空室6内の受圧
板7より前方部分16に送給され、同時に中空室6内の
受圧板7より後方部分17の空気を排気口9から外部へ
排出される。各中空室6内に送給された圧縮空気は、隔
壁5が支えになって各中空室6を拡張するごとく受圧板
7を次第に後方へ押し下げ、各受圧板7と一体的に固着
される供給パイプ4を第2図に示すごとき状態にまで後
退させる。供給パイプ4が後退すると、この供給パイプ
4と連動して鋏1の切刃12が受刃11との間が閉成す
るごとく、支軸14を中心にして回動し、受刃11と切
刃12との間の被切断物13を切断しうるのである。
【0008】次に鋏1による被切断物13の切断をし終
わると、操作部10を逆方向(時計方向)へ作動させ、
再び圧力空気源3からの筒状ハウジング2内への圧縮空
気の流入が操作部10で遮断され、塞き止められると同
時に各中空室6内の受圧板7より前方部分16の圧縮空
気は外部へ放出され図1の元の状態に復帰し、以下同様
の操作が繰り返される。しかるに、本発明に係る圧縮空
気を利用した剪定鋏においては、隔壁5が支えとなって
長手方向に複数個に隔離された各中空室6内でそれぞれ
鋏1の切刃12に伝達される部材即ち、受圧板7に押圧
力が付与されるから、ほぼ前記中空室6の数に相当する
分だけ切断力が倍増することになり、数倍ないし数十倍
の強力な切断力が得られるのである。
【0009】
【発明の効果】本発明に係る圧縮空気を利用した剪定鋏
は、以上の構成及び作用を有するから、太い枝の場合で
も、また堅い枝の場合でも、自由自在にしかも、極めて
容易に枝類の切断や剪定作業を行なうこができ、また、
比較的太い枝や材質の堅い枝等でも手指の痛みや著しい
疲労を伴うことなく容易に切断作業を完遂できる。ま
た、このように長手方向に複数個の中空室を形成したも
のでは、ピストン(受圧板)の断面積を著しく小さくし
ても十分強力な切断力が得られるので、筒状ハウジング
の太さも小さくでき、したがって剪定鋏が持ちやすくで
きると共に、互いに狭隘な二つ以上の枝等の間隙でも、
うまくこれらの間を潜って先端部の鋏を、被切断物たる
樹木の枝等の切断個所に容易に臨まることができる等の
優れた効果がある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1〜図2は、本発明に係る圧縮空気を
利用した剪定鋏の一実施例を示すもので、図1は刃が開
いた状態を、また図2は刃が閉じた状態を示す正面図で
ある。
【0011】1は受刃(固定刃)11及び切刃(可動
刃)12なる一対の鋏構成部材を備えた鋏で、これら両
部材11,12は交差状として開閉しうるよう支軸14
で枢着されている。即ち、この支軸14は、一方の受刃
11側に突設した支軸14を切刃12側に設けた透孔
(図示なし)に挿通し、これら一対の鋏構成部材11,
12が、互いに開閉しうるように筒状ハウジング2の先
端に回動自在に支持せしめて取着している。
【0012】筒状ハウジング2は、筒状パイプ材20に
前側からスペーサ21を介して取付金具22を、また後
側から取付金具23を一体的に嵌着してなっている。前
記筒状ハウジング2の後方(図1、図2における下方)
には、コンプレッサー等の圧力空気源3が配備されてお
り、この圧力空気源3からの圧縮空気を、送風管15を
通じて前記筒状ハウジング2内の供給パイプ4に送給で
きるようになっている。そして、前記筒状ハウジング2
のほぼ軸芯部分には、図面に示すごとく、供給パイプ4
が挿入されており、該供給パイプ4と筒状ハウジング2
との間に形成される空間を隔壁5にて長手方向に気密的
に分割区画して複数個の中空室6を形成する。
【0013】各中空室6に対応する供給パイプ4の部位
には、前記各隔壁5にそれぞれ対向して前,後往復運動
しうるごとく一体的に鍔状の受圧板7が固着され、この
受圧板7の外周縁部には、筒状ハウジング2の内壁との
間の気密を保つべくOリング18が装填されている。そ
して、供給パイプ4の各中空室6の受圧板7より前方部
分16には、供給パイプ4からの圧縮空気を中空室6に
導入しうる小さな給気口8が穿設されている。そして、
前記筒状ハウジング2の各中空室6内の前記受圧板7よ
り後方部分17に相対する部分には、この後方部分17
内の圧縮空気を外部へ排出せしめる小径の排気口9が設
けられている。
【0014】前記筒状ハウジング2の後端近くの部分に
は、操作部10が配備されており、この操作部10によ
って圧力空気源3からの圧縮空気を適宜前記筒状ハウジ
ング2内の供給パイプ4に送り込むことができるように
なっている。操作部10の構造は次のようになっている
^前記筒状ハウジング2の後端部を形成する前記取付金
具23には、その尾端近くに、一側がめくらになってお
り、他側が軸孔28に形成された直径方向のスプール装
入孔24が穿設されており、このスプール装入孔24に
は、所定間隔を存して数個の鍔状突起を突設したスプー
ル25が嵌挿されている。そして、スプール25の先端
は、取付金具23との間にばね27が介装されて常にス
プール25を軸孔28の方向、つまり押出方向へ付勢し
ている。
【0015】前記スプール25の基端は取付金具23表
面に枢着される操作レバー29の中腹部に連結され、操
作レバー29の時計方向あるいは反時計方向の回動によ
り、取付金具22の送風管15挿入部から筒状ハウジン
グ2内の供給パイプ4に至る圧縮空気充填用通路30を
スプール25で図1に示すごとく、遮断状態に塞き止め
たり、あるいは、図2に示すごとく、連通状態に保つこ
とができるようになっている。また、前記取付金具23
の圧縮空気充填用通路30を挟む両側には、鋏1の開閉
位置において、最後部の中空室6、供給パイプ4と外部
をそれぞれ連通しうる圧縮空気排気用通路31,32が
設けられている。
【0016】以上は本発明の一実施例を示したが、発明
の要旨を逸脱しない範囲内において、本発明は種々変更
することが可能である。例えば、前記筒状ハウジング
2、供給パイプ4は、中空室6に相当する長さを一つの
単位として、連結あるいは切り離し可能に筒状ハウジン
グ2の長さを変えることによって、被切断物の太さや堅
さを考慮に入れた馬力を得ること等もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧縮空気を利用した剪定鋏の一実
施例を示すもので、刃を開いた状態の正面図である。
【図2】図1の剪定鋏の刃が閉じた状態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 鋏 2 筒状ハウ
ジング 3 圧力空気原 4 供給パイ
プ 5 隔壁 6 中空室 7 受圧板 8 給気口 9 排気口 10 操作部 11 受刃(固定刃) 12 切刃
(可動刃) 13 被切断物 14 支軸 15 送風管 16 中空室
の受圧板より前方部分 17 中空室の受圧板より後方部分18 Oリン
グ 19 スリーブ 20 筒状パ
イプ 21 スペーサ 22 取付金
具 23 取付金具 24 スプー
ル装入孔 25 スプール 26 鍔状突
起 27 ばね 28 軸孔 29 操作レバー 30 圧縮空
気充填用通路 31 圧縮空気排気用通路 32 圧縮空
気排気用通路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に鋏1を取着した筒状ハウジング2
    と、圧力空気源3に接続され、前記筒状ハウジング2内
    に圧縮空気を圧送すべく挿入される供給パイプ4と、前
    記筒状ハウジング2と供給パイプ4との間の空間を複数
    個の隔壁5にて長手方向に気密的に分割区画して形成し
    た中空室6と、各中空室6に対応する供給パイプ4の部
    位に前記各隔壁5にそれぞれ対向して前後往復運動する
    ごとく一体的に固着される鍔状の受圧板7と、供給パイ
    プ4の前記各中空室6内の受圧板7より前方部分16に
    設けられ、かつこの部分へ圧縮空気を導入する給気口8
    と、各中空室6内の前記受圧板7より後方部分17に中
    空室6内の圧縮空気を外部へ排出せしめる排気口9と、
    圧力空気源3からの圧縮空気を適宜前記供給パイプ4内
    に送り込むべく前記筒状ハウジング2の後端部に設けら
    れる操作部10とを備え、前記供給パイプ4と連動して
    鋏1の開閉が可能となるごとく該供給パイプ4に鋏1を
    接続するように構成したことを特徴とする圧縮空気を利
    用した剪定鋏。
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