JP2726378B2 - 光の集束および拡散機能付き懐中電灯 - Google Patents

光の集束および拡散機能付き懐中電灯

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JP2726378B2 JP5256008A JP25600893A JP2726378B2 JP 2726378 B2 JP2726378 B2 JP 2726378B2 JP 5256008 A JP5256008 A JP 5256008A JP 25600893 A JP25600893 A JP 25600893A JP 2726378 B2 JP2726378 B2 JP 2726378B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光を照射する懐中電
灯に関し、特に光を集束したり、拡散することが可能な
光の集束および拡散機能付き懐中電灯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の懐中電灯としては、図6
に示すようなものがあった。同図において、電池ケース
41は、ほぼ円筒状であって、ここに2本の電池42が
収納されている。この電池ケース41の右側には、底蓋
43がねじ込まれており、この底蓋43の左端面には、
バネ44が固定されている。このバネ44によって、各
電池42が左方向へ付勢されている。
【0003】電池ケース41の左側には、絶縁ドラム4
6が設けられている。この絶縁ドラム46の両側の鍔4
6a,46b間には、電池ケース41の内周壁に形成さ
れたリング47が挟み込まれている。この絶縁ドラム4
6の右端面には、第1の導電端子48が固定され、右側
の鍔46bの内壁には、第2の導電端子49が固定され
ている。ランプ51は、絶縁ドラム46に取り付けられ
ており、このランプ51の各リード端子が第1および第
2の導電端子48,49に接続されている。したがっ
て、第1および第2の導電端子48,49間に電圧を印
加すると、ランプ51が点灯する。
【0004】また、電池ケース41の左側には、光照射
部52がねじ込まれている。この光照射部52は、左側
に保護ガラス53が固定されており、この保護ガラス5
3の内側に凹面鏡54が形成されている。この凹面鏡5
4の中央の孔54aには、ランプ51が通っている。
【0005】ここで、光照射部52を時計回りに回して
ねじ込んでいくと、凹面鏡54の右端部54bによって
絶縁ドラム46が右方に押さえ付けられる。このとき、
絶縁ドラム46の左側の鍔46aがリング47に圧接さ
れ、右側の鍔46bの第2の導電端子49がリング47
から離れる。この状態では、第2の導電端子49が電気
的に浮いているので、ランプ51には、電圧が印加され
ず、このランプ51が消灯する。
【0006】光照射部52を反時計回りに回していく
と、図7に示すように凹面鏡54の右端部54bが絶縁
ドラム46の左側の鍔46aから離れる。このとき、絶
縁ドラム46は、各電池42と共に、バネ44によって
左方向に付勢され、右側の鍔46bの第2の導電端子4
9がリング47に圧接される。この場合、絶縁ドラム4
6の第1の導電端子48が電池42のプラス端子に接続
されるとともに、第2の導電端子49がリング47、電
池ケース41、底蓋43およびバネ44を介して電池4
2のマイナス端子に接続される。したがって、ランプ5
1には、各電池42の電圧が印加され、このランプ51
が点灯する。
【0007】一方、図7から明らかなように、ランプ5
1が点灯してからも、光照射部52を反時計回りに更に
回せば、ランプ51に対する凹面鏡54の焦点の位置を
変更することができ、これにより光照射部52から照射
される光を集束させたり、拡散させることができる。例
えば、ランプ51を凹面鏡54の焦点の位置に重ねた場
合、ランプ51から出射された光は、凹面鏡54で反射
されると、ほぼ平行になるので、狭い範囲に集束する。
また、ランプ51を凹面鏡54の焦点の位置よりも右側
に移動させた場合、凹面鏡54の反射光は、拡散する。
さらに、ランプ51を凹面鏡54の焦点の位置よりも左
側に移動させた場合、凹面鏡54の反射光は、一旦集束
してから拡散する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の懐中
電灯では、光照射部52を回すだけで、ランプ51の点
滅と、光照射部52から照射される光の集束および拡散
を行うことができる。しかしながら、この光照射部52
を反時計回りに回し続けると、光照射部52が電池ケー
ス41から外れてしまうので、これが欠点であった。ま
た、光照射部52が懐中電灯の先端に位置するので、操
作性が悪かった。特に、懐中電灯が大型化したときに
は、片手の操作は、不可能であった。
【0009】そこで、この発明の課題は、片手の操作に
よって光源の点滅や、光の集束および拡散を行うことが
でき、この操作によって部品が外れることがない光の集
束および拡散機能付き懐中電灯を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、特許請求の範囲の請求項1に係わる懐中電灯におい
ては、電池を収納した電源筐体と、中央に孔が形成され
た凹面鏡を有する光照射部と、これらの電源筐体と光照
射部を連結し、長手方向に沿って溝孔が形成された連結
筒体と、この連結筒体の外側に回転自在に嵌め込まれ
て、電源筐体と光照射部間に介在し、内周壁に螺旋溝が
形成された回転筒体と、連結筒体の内側に移動自在に挿
入され、この連結筒体の溝孔を介して回転筒体の螺旋溝
に入るピンが突設された移動体と、この移動体の一端に
固定され、光照射部の凹面鏡の孔を通る光源と、この移
動体の他端に弾性的に支持されて、電源筐体側に付勢さ
れており、光源の端子に接続された導電端子とを備え、
回転筒体を回転させると、この回転筒体の螺旋溝に入る
移動体のピンが連結筒体の溝孔に沿って搬送され、これ
に伴い移動体が長手方向に移動し、この移動体が電源筐
体側に移動されているときには、光源が凹面鏡の焦点の
近傍を移動し、かつ導電端子が電源筐体の電池の端子に
接触して、この光源に電圧を印加する導電経路が形成さ
れ、この移動体が光照射部側に移動されていくと、導電
端子が電池の端子から離れて、光源に電圧を印加する導
電経路が遮断される。
【0011】また、特許請求の範囲の請求項2に係わる
懐中電灯においては、移動体の外周壁に小穴を形成し
て、この小穴にバネおよび球体を順次挿入し、この球体
をバネにより外側に付勢して、この球体を連結筒体の内
周壁に圧接させ、移動体が光照射部側に移動され、光源
に電圧を印加する導電経路が遮断されたときに、球体が
嵌まり込む窪みを連結筒体の内周壁に形成している。
【0012】
【作用】特許請求の範囲の請求項1に係わる懐中電灯に
よれば、電源筐体と光照射部間に介在する回転筒体を回
転させると、移動体が電源筐体側もしくは光照射部側の
うちのいずれかに移動する。
【0013】移動体が電源筐体側に移動したときには、
光源が凹面鏡の焦点の近傍を移動し、かつ移動体の導電
端子が電源筐体の電池の端子に接触して、この光源に電
圧を印加する導電経路が形成される。これにより、光源
は、凹面鏡の焦点の近傍で、点灯することとなる。この
光源が凹面鏡の焦点に位置すると、凹面鏡で反射された
光が集束し、この光源が凹面鏡の焦点の位置から外れる
と、凹面鏡で反射された光が拡散するか、あるいは一旦
集束してから拡散する。
【0014】移動体が光照射部側に移動したときには、
導電端子が電池の端子から離れて、この光源に電圧を印
加する導電経路が遮断されるので、光源が消灯すること
となる。
【0015】移動体のピンは、連結筒体の溝孔を貫通し
ている。このため、この溝孔の長さを適宜に定めておけ
ば、移動体の移動が制限され、この移動体が移動し過ぎ
て外れるようなことはない。
【0016】また、特許請求の範囲の請求項2に係わる
懐中電灯によれば、移動体の外周壁の小穴に球体を配置
し、この球体を外側に付勢して連結筒体の内周壁に圧接
させている。
【0017】ここで、光源に電圧を印加する導電経路に
は、移動体と連結筒体が介在する。このため、移動体側
の球体を連結筒体に圧接させることにより、移動体と連
結筒体間の電気的な接触不良を防止している。
【0018】球体は、移動体が光照射部側に移動され、
光源に電圧を印加する導電経路が遮断されたときに、連
結筒体の内周壁の窪みに嵌まり込む。これにより、移動
体が定位置に停止される。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0020】図1は、この発明に係わる光の集束および
拡散機能付き懐中電灯の一実施例を示す断面図である。
同図において、電池ケース1の右端には、底蓋部2がね
じ込まれている。底蓋部2は、コイルバネ3、バネ押さ
え4および電池用導電端子5を重ねて蓋体6に収納し、
環状ネジ7を蓋体6にねじ込んでなる。電池用導電端子
5は、環状ネジ7の孔から突出して、右側の電池8のマ
イナス端子に圧接している。これにより、各電池8が左
方向に付勢され、左側の電池8が電池ケース1の右側の
壁面1aに突き当たっている。バネ押さえ4と導電端子
5間には、予備のランプ9が挟み込まれている。
【0021】電池ケース1の左端には、連結筒体11の
一端がねじ込まれ、この連結筒体11の他端が光照射部
12のランプケース13にねじ込まれている。また、連
結筒体11の外側には、回転筒体14が回転自在に嵌め
込まれており、この回転筒体14は、電池ケース1とラ
ンプケース13間に介在している。回転筒体14の内周
壁には、螺旋状の溝14aが形成されている。
【0022】連結筒体11の内側には、移動筒体15が
挿入されている。さらに、この移動筒体15の内側に
は、それぞれの合成樹脂キャップ16,17を両端に嵌
め込んだパイプ18が挿入されている。この移動筒体1
5の右端には、ねじ込みキャップ19がねじ込まれてお
り、各合成樹脂キャップ16,17およびパイプ18
は、ねじ込みキャップ19と移動筒体15の左側の壁面
15a間に挟み込まれて固定されている。
【0023】パイプ18の内側には、ランプ用導電端子
21、電池用導電端子22およびコイルバネ23が挿入
されている。コイルバネ23は、各導電端子21,22
間に介在して、ランプ用導電端子21を左方向に付勢
し、電池用導電端子22を右方向に付勢する。これによ
り、ランプ用導電端子21は、合成樹脂キャップ16の
孔を介して左方向に突出し、また電池用導電端子22
は、合成樹脂キャップ17の孔と、ねじ込みキャップ1
9の孔を介して右方向に突出する。
【0024】移動筒体15の左側には、ランプ24が挿
入され、更にねじ込みキャップ25がねじ込まれてい
る。ランプ24の鍔が移動筒体15の左端とねじ込みキ
ャップ25間に挟み込まれて、このランプ24が固定さ
れている。ランプ24の鍔は、このランプ24の一つの
端子であり、この鍔の端子が移動筒体15、連結筒体1
1、電池ケース1、および底蓋部2を通じて右側の電池
8のマイナス電極に接続される。また、ランプ24の底
が他の端子であり、この底の端子は、ランプ用導電端子
21に圧接され、このランプ用導電端子21、パイプ1
8および電池用導電端子22を通じて左側の電池8のプ
ラス電極に接続される。
【0025】したがって、ランプ24の鍔の端子が電池
8のマイナス電極に接続され、ランプ24の底の端子が
電池8のプラス電極に接続されている。この状態では、
ランプ24に電圧が印加されるので、このランプ24が
点灯する。
【0026】また、連結筒体11には、長手方向に沿っ
て溝孔11aが形成されている。移動筒体15に突設さ
れたガイドピン26は、この溝孔11aを貫通して、回
転筒体14の螺旋溝14aに入り込んでいる。回転筒体
14を回転させると、ガイドピン26が回転筒体14の
螺旋溝14aによって搬送され、このガイドピン26が
連結筒体11の溝孔11aに沿って右方向または左方向
に移動し、これに伴い移動筒体15並びにランプ24が
右方向または左方向に移動する。
【0027】連結筒体11の溝孔11aの左端には、図
2に示すように留め金具31が取り付けられている。こ
の留め金具31を取り付けるために、溝孔11aの左端
部位には、凹部32が形成され、この凹部32に留め金
31が嵌め込まれている。この留め金具31には、左方
向に移動してきたガイドピン26が嵌り、これによりガ
イドピン26が軽く保持される。
【0028】光照射部12のランプケース13には、凹
面鏡27および保護ガラス28が配設されている。これ
らの凹面鏡27および保護ガラス28をねじ込みリング
29の内側に挿入し、ねじ込みリング29をランプケー
ス13の左端にねじ込むと、凹面鏡27および保護ガラ
ス28は、ねじ込みリング29とランプケース13間に
挟み込まれて固定される。
【0029】凹面鏡27の中央には、孔27aが形成さ
れており、ランプ24が凹面鏡27の孔27aを通る。
【0030】さて、このような構成において、回転筒体
14を一方向に回転させ、移動筒体15を左方向に移動
させていくと、図3に示すように移動筒体15のガイド
ピン26が連結筒体11の溝孔11aの左端に突き当た
って、移動筒体15が停止する。このとき、移動筒体1
5の電池用導電端子22が右方向に突出しきって、この
電池用導電端子22が左側の電池8のプラス電極から離
れる。これにより、ランプ24の底の端子と電池8のプ
ラス電極を接続する導電経路が遮断され、ランプ24が
消灯する。また、このときには、図2に示すように移動
筒体15のガイドピン26が溝孔11aの左端の留め金
具31に嵌って保持される。これにより、例えば振動を
原因として、移動筒体15の位置がずれ、ランプ24が
不用意に点灯することが防止される。
【0031】この状態から、回転筒体14を逆方向に回
転させて、移動筒体15を右方向に移動すると、ガイド
ピン26が留め金具31から外れて、電池用導電端子2
2が電池8のプラス電極に徐々に接近する。電池用導電
端子22が電池8のプラス電極に接触すると、ランプ2
4の底の端子が電池8のプラス電極に接続されるので、
ランプ24が点灯する。
【0032】さらに、回転筒体14を回転させると、移
動筒体15が電池8のプラス電極に益々接近して、電池
用導電端子22が左方向に押され、電池用導電端子22
を付勢しているコイルバネ23が縮む。そして、図4に
示すように移動筒体15のガイドピン26が連結筒体1
1の溝孔11aの右端に突き当たると、移動筒体15が
停止する。
【0033】したがって、電池用導電端子22が電池8
のプラス電極に接触してから、図4に示すようにガイド
ピン26が連結筒体11の溝孔11aの右端に突き当た
るまでの移動筒体15の移動範囲においては、ランプ2
4が点灯する。
【0034】この移動範囲において、ランプ24は、凹
面鏡27の焦点の近傍を移動する。ここで、ランプ24
が凹面鏡27の焦点に位置するときには、ランプ24か
ら出射され、凹面鏡27によって反射された光が平行光
となり、この光照射部12から照射された光が集束す
る。この集束された光は、極めて狭い範囲を照射すると
きに有効である。
【0035】また、ランプ24が焦点の位置から外れる
と、凹面鏡27によって反射された光が拡散するか、あ
るいは一旦集束してから拡散する。この拡散された光
は、広い範囲を照射する。
【0036】したがって、この実施例の懐中電灯では、
回転筒体14を回転させるだけで、ランプ24を点滅さ
せるとともに、光を集束あるいは拡散させることができ
る。
【0037】また、移動筒体15の移動は、移動筒体1
5のガイドピン26が貫通している連結筒体11の溝孔
11aによって制限されるので、移動筒体15や、他の
部品が外れることはない。
【0038】さらに、回転筒体14は、この懐中電灯の
重心近くに位置するので、この回転筒体14を楽に操作
することができ、片手操作も可能である。
【0039】図5は、この発明に係わる光の集束および
拡散機能付き懐中電灯の他の実施例を示す断面図であ
る。
【0040】ここでは、電池ケース61の各壁部分61
a,61bを薄くして、軽量化を図っている。また、こ
の電池ケース61の左端部の形状を簡単化して、生産性
を向上させている。
【0041】移動体62の内部構造は、図1に示す懐中
電灯の移動筒体のものと比較すると、簡単化されてい
る。この移動体62の左側には、ランプ63が挿入さ
れ、更にねじ込みキャップ64がねじ込まれている。こ
の移動体62の中央には、孔62aが形成されており、
この孔62aには、右側からランプ用導電端子65が挿
入されている。
【0042】移動体62の右側には、合成樹脂キャップ
66が挿入されている。この合成樹脂キャップ66に
は、左側から電池用導電端子67が貫通しており、電池
用導電端子67とランプ用導電端子65の間にコイルバ
ネ68が介在している。ねじ込みキャップ69は、移動
体62の右側にねじ込まれ、合成樹脂キャップ66を押
さえ込んでいる。
【0043】コイルバネ68は、電池用導電端子67を
右方向に付勢し、この電池用導電端子67を電池71の
プラス電極に接触させる。また、コイルバネ68は、ラ
ンプ用導電端子65を左方向に付勢し、このランプ用導
電端子65をランプ63の底の端子に接触させる。
【0044】移動体62の外壁には、小穴72が形成さ
れている。この小穴72には、コイルバネ73および鋼
球74が順次挿入されている。鋼球74は、コイルバネ
73によって外側に付勢され、連結筒体75の内周壁面
に圧接している。
【0045】図5に示す状態では、ランプ63の底の端
子は、ランプ用導電端子65、コイルバネ68および電
池用導電端子67を介して電池71のプラス電極に接触
し、またランプ63の鍔の端子は、移動体62、鋼球7
4、連結筒体75、電池ケース61、および底蓋部76
を介して電池71のマイナス電極に接触している。した
がって、ランプ63には、電圧が印加され、ランプ63
が点燈する。
【0046】さて、回転筒体77を回転させると、移動
体62に突設されているガイドピン78が回転筒体77
の螺旋溝77aによって搬送され、このガイドピン78
が連結筒体75の溝孔75aに沿って移動する。
【0047】移動体62を右方向に移動していくと、ラ
ンプ63が凹面鏡79の焦点に接近して、この懐中電灯
から照射される光が徐々に集束していき、ランプ63が
凹面鏡79の焦点を過ぎると、この懐中電灯から照射さ
れる光が再び拡散する。
【0048】この移動体62の移動に際し、鋼球74が
連結筒体75の内周壁面に圧接しているので、移動体6
2と連結筒体75間で電気的な接触不良が発生すること
はなく、ランプ63には、安定した電圧が供給される。
【0049】移動体62を左方向に移動していくと、電
池用導電端子67が電池71のプラス電極から離れるの
で、ランプ63に電圧が印加されなくなって、ランプ6
3が消灯する。移動体62のガイドピン78が連結筒体
75の溝孔75aの左端に突き当たったときには、鋼球
74が連結筒体75の内周壁面の左側に形成されている
リング状の溝75bに嵌まり込み、移動体62が定位置
で停止する。これにより、移動体62の位置がずれて、
ランプ63が不用意に点燈することが防止される。
【0050】
【効果】以上説明したように、この発明によれば、回転
筒体を回転させると、移動体が移動し、この移動体の移
動に伴って、光源の点滅と、光の集束および拡散が行わ
れる。また、移動体の移動は、この移動体のピンが貫通
している連結筒体の溝孔によって制限されるので、この
移動体や、他の部品が外れることはない。さらに、回転
筒体を懐中電灯の重心近くに配置できるので、片手操作
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる懐中電灯の一実施例を示す断
面図
【図2】この実施例の懐中電灯における連結筒体を示す
平面図
【図3】この実施例の懐中電灯の動作を説明するために
用いた図
【図4】この実施例の懐中電灯の動作を説明するために
用いた図
【図5】この発明に係わる懐中電灯の他の実施例を示す
断面図
【図6】従来の懐中電灯の一例を示す断面図
【図7】従来の懐中電灯の動作を説明するために用いた
【符号の説明】
1 電池ケース 2 底蓋部 8 電池 11 連結筒体 12 光照射部 13 ランプケース 14 回転筒体 15 移動筒体 18 パイプ 21 ランプ用導電端子 22 電池用導電端子 23 コイルバネ 24 ランプ 26 ガイドピン 27 凹面鏡

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池を収納した電源筐体と、 中央に孔が形成された凹面鏡を有する光照射部と、 これらの電源筐体と光照射部を連結し、長手方向に沿っ
    て溝孔が形成された連結筒体と、 この連結筒体の外側に回転自在に嵌め込まれて、電源筐
    体と光照射部間に介在し、内周壁に螺旋溝が形成された
    回転円筒体と、 連結筒体の内側に移動自在に挿入され、この連結筒体の
    溝孔を介して回転円筒体の螺旋溝に入るピンが突設され
    た移動体と、 この移動体の一端に固定され、光照射部の凹面鏡の孔を
    通る光源と、 この移動体の他端に弾性的に支持されて、電源筐体側に
    付勢されており、光源の端子に接続された導電端子とを
    備え、回転円筒体 を回転させると、この回転円筒体の螺旋溝に
    入る移動体のピンが連結筒体の溝孔に沿って搬送され、
    これに伴い移動体が長手方向に移動し、 この移動体が電源筐体側に移動されているときには、光
    源が凹面鏡の焦点の近傍を移動するとともに、導電端子
    が電源筐体の電池の端子に接触して、この光源に電圧を
    印加する導電経路が形成され、 この移動体が光照射部側に移動されていくと、導電端子
    が電池の端子から離れて、光源に電圧を印加する導電経
    路が遮断される光の集束および拡散機能付き懐中電灯。
  2. 【請求項2】 移動体の外周壁に小穴を形成して、この
    小穴にバネおよび球体を順次挿入し、この球体をバネに
    より外側に付勢して、この球体を連結筒体の内周壁に圧
    接させ、 移動体が光照射部側に移動され、光源に電圧を印加する
    導電経路が遮断されたときに、球体が嵌まり込む窪みを
    連結筒体の内周壁に形成してなる請求項1に記載の光の
    集束および拡散機能付き懐中電灯。
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