JP2720904B2 - 自己記述によるデータベース管理システムの構成方法および開発/変更方法 - Google Patents

自己記述によるデータベース管理システムの構成方法および開発/変更方法

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    • Y10S707/99953Recoverability

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,データ定義処理実行プログラムと,バイン
ド処理実行プログラムと,定義データとを含む自己記述
によるデータベース管理システムの構成方法および開発
/変更方法に関する。
データベース管理システムに対する要求の複雑化・高
度化に伴い,データベース管理システムの開発のための
負担が大きくなってきており,その対処が望まれてい
る。また,データベース管理システムを定義するシステ
ム定義データの構造を,提供先の要求に合うように,容
易にユーザテイラリングすることを可能にする技術が望
まれている。
〔従来の技術〕
例えば,SQL言語(参考:データベース言語SQL JIS X
3005−1990)による問い合わせに対して,データベース
を検索するデータベース管理システムは,データ定義文
を入力しデータベースの論理構造または格納構造を定義
するデータ定義処理実行プログラムと,問い合わせに対
してデータベースアクセス処理手順を生成するバインド
処理実行プログラムと,それらが使用する定義データな
どから構成される。
従来のデータベース管理機構では,このようなデータ
ベースの定義データを,データベースとは異なる特殊な
格納構造/格納機構を準備して格納していた。このため
に,データベース管理システムでは,ユーザ作成のデー
タベースへのアクセス処理と区別して作成する必要があ
った。
一方で,設置先のデータベース管理システムの利用形
態によっては,データベース定義データは量的に大きく
変わる性質を持つ。また,データベース定義データへの
アクセス要求も設置先の利用形態によって変わり得るも
のである。
本来は,このような違いに合わせて,適切な論理構造
および格納構造が選択できるべきはずであるが,データ
ベース定義データの格納に特殊な構造と特別のプログラ
ムとを準備しているために,このような格納構造を利用
者毎に変えることは,現実には,ほとんど不可能であっ
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記問題点の解決を図り,年々,高機能化す
るデータベース管理システムの開発および変更を容易に
する手段を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理説明図である。
本発明に係る自己記述によるデータベース管理システ
ムの構成方法を用いたデータベース管理システムの開発
では,第1図(イ)に示すように,開発対象のデータベ
ース管理システム14の定義データ17をデータベース上の
データとして保持する。これをデータベース化という。
また,このデータベースをデータディクショナリと呼
び,一般のユーザが作成するものと区別する。このよう
な,データベース管理システム自身をデータベースを用
いて管理することを,自己記述化という。
データ定義処理ソースプログラム10は,開発対象のデ
ータベース管理システム14において,データ定義文を入
力しデータベースの論理構造または格納構造を規定する
定義データを生成するデータ定義処理実行プログラム15
を記述するものである。
バインド処理ソースプログラム11は,問い合わせなど
に対してデータベースアクセス処理手順を生成するバイ
ンド処理実行プログラム16を記述するものである。
データディクショナリ定義ソース12は,データ定義処
理実行プログラム15およびバインド処理実行プログラム
16が使用する定義データ17を,データベース上のデータ
として記述するものである。すなわち,データディクシ
ョナリ定義ソース12はデータベース化されたとき,デー
タという。
データディクショナリ定義ソース12は,SQL機能(例え
ば,データベース言語SQL JIS X 3005−1990によって規
定される機能)を持つ既存のデータベース管理システム
13によって,定義データ17の論理データ構造を定義後,
それを定義データ17として創成する。データ定義処理ソ
ースプログラム10,バインド処理ソースプログラム11,デ
ータディクショナリ定義ソース12,SQL機能を持つ既存の
データベース管理システム13によって、定義データ17に
アクセス可能なデータ定義処理実行プログラム15とバイ
ンド処理実行プログラム16を生成する。
すなわち,データ定義処理ソースプログラム10,バイ
ンド処理ソースプログラム11,データディクショナリ定
義ソース12のデータ定義およびデータアクセス部分を,
既存のデータベース管理システム13が扱う言語により作
成し,それをもとに,開発対象のデータベース管理シス
テム14を作成する。
また,本発明に係る自己記述によるデータベース管理
システムの構成方法を用いたデータベース管理システム
の変更では,第1図(ロ)に示すように,提供されたデ
ータ定義処理実行プログラム24a,バインド処理実行プロ
グラム25aおよびそれらが使用する定義データ26aから構
成される提供ディフォルトデータベース管理システム23
を使用し,データディクショナリ変更ソース22をもと
に,データ定義処理実行プログラム24aによって定義デ
ータ26aを定義データ26bに変更する。そして,定義デー
タ26bで規定するデータ構造へのアクセスを可能とする
ように,バインド処理ソースプログラム21,データ定義
処理ソースプログラム20をもとに,バインド処理実行プ
ログラム25aによって,新しいバインド処理実行プログ
ラム25b,データ定義処理実行プログラム24bを作る。こ
れがディクショナリ再編成前の状態27である。
この状態27では,バインド処理実行プログラム25bか
らは,変更後の定義データ26bにアクセスすることはで
きない。そこでディクショナリの再編成処理によって,
定義データ26bを定義データ26cに変換し,ユーザカスタ
マイズされたデータベース管理システム28を作る。こう
して,ユーザカスタマイズを完了する。
〔作用〕
本発明は,データベースの論理,格納に関する定義情
報をデータベースに格納し,データベースへのアクセス
要求は,バインド処理実行プログラムによって実行可能
モジュール中に,前記データベース定義情報をバインド
してしまうため,実行可能モジュールの実行時には,こ
れらの論理情報,格納情報を陽に参照することなく,デ
ータベースへのアクセスを行うことができ,これによっ
て,データベース定義情報を格納しているデータベース
の論理,格納構造を容易に変更することができるように
したものである。
データベースの定義情報をデータベース化することに
よって,データベース定義情報を管理する構造には,デ
ータベース管理システムが提供しているデータ構造をす
べて採用することができる。
データベースアクセスは,ソースプログラムから実行
可能モジュールを生成するフェーズ(バインドフェー
ズ)と,実行可能モジュールを実行して,実際にデータ
ベースをアクセスするフェーズ(実行フェーズ)の2つ
のフェーズにより実現する。
バインドフェーズでは,データベースの定義情報を参
照して,実行可能モジュールを生成する。この参照のた
めに,データベース定義情報を格納しているデータベー
スをアクセスする実行可能モジュールが使われる。
実行可能モジュールは,データベース定義情報(テー
ブル名,カラム名,テーブル構成,カラム属性などの論
理構造情報や,レコード形式,レコード編成などの格納
構造情報)を参照せずに,物理情報(格納データ域の外
部記憶上の位置やその格納状態など)だけを参照して,
データベースをアクセスする。この機構によって,デー
タベース定義情報を格納するデータベースの論理,格納
構造を容易に変更することが可能になる。また,データ
ベース管理システムを記述したデータディクショナリ定
義情報をユーザカスタマイズする場合でも,特別な配慮
は不要となり,開発効率が向上する。
〔実施例〕
まず,開発フェーズとして,第2図ないし第4図に従
って,システムテーブルの準備,バインド処理実行プロ
グラムの作成,データ定義処理実行プログラムの作成に
ついて説明し,次に,提供フェーズとして,第5図ない
し第8図に従って,データベース管理システムの導入
(インストレーション),データディクショナリ定義情
報の変更,変更後データディクショナリ用の実行プログ
ラムの作成,データディクショナリの構造変更について
説明する。
A.開発フェーズ A.1 システムテーブルの準備 第2図は本発明の実施例に係るシステムテーブルの準
備説明図である。
既存のSQLデータベース管理システム30を,データ定
義情報の格納庫に利用する。なお,この既存のSQLデー
タベース管理システム30とは,旧バージョンや他社開発
のデータベース管理システムなどであり,例えば「デー
タベース言語SQL JIS X 3005−1990」によって規定され
たSQLの機能を持つものである。格納庫として必要なテ
ーブルは,データディクショナリ定義ソース32を入力と
して,データ定義処理実行プログラム34によって,この
データベース管理システムのデータベース上に定義され
る。
開発対象のデータベース管理システムのデータディク
ショナリ構造を規定する定義データ37は,開発対象のデ
ータ定義処理実行プログラムで規定するデータディクシ
ョナリ定義ソース35を入力として,データ定義処理実行
プログラム36によって,データに変換する。
なお,データ定義処理実行プログラム36は,データデ
ィクショナリへのデータの格納をSQLデータ操作文によ
って記述したデータ定義処理ソースプログラム31を入力
にして,バインド処理実行プログラム33によって実行可
能な形式に変換したものである。
データディクショナリ定義ソース32は,データ定義情
報の格納庫としてのデータ構造を規定し,既存のSQLデ
ータベース管理システム30によって規定するデータ定義
文である。一方,データディクショナリ定義ソース35
は,開発用のデータディクショナリのデータ構造を規定
し,開発対象のデータベース管理システムによって規定
するデータ定義文である。
A.2 バインド処理実行プログラムの作成 第3図は本発明の実施例に係るバインド処理実行プロ
グラムの作成説明図である。
バインド処理実行プログラムは,SQLデータベース操作
文を使って記述されたバインド処理ソースプログラムを
入力として,データベースをアクセスする実行プログラ
ムを作成する。ここでは,既存のSQLデータベース管理
システム30で管理するデータベースの定義データ37にア
クセスするためのバインド処理ソースプログラム42,開
発対象のデータベース管理システム40のデータディクシ
ョナリ38にアクセスするためのバインド処理ソースプロ
グラム41が対応する。ただし,バインド処理ソースプロ
グラム41,42は,SQL標準の範囲を使用することによっ
て,まったく共通になる。
既存のSQLデータベース管理システム30の持つバイン
ド処理実行プログラム33を使って,既存のSQLデータベ
ース管理システム30のデータディクショナリに格納され
た定義データ37を参照するバインド処理実行プログラム
43を作成する。
開発対象のバインド処理実行プログラム44は,既存の
SQLデータベース管理システム30のデータディクショナ
リを参照するわけにはいかない(提供先には既存のSQL
データベース管理システムは存在しない)から,開発対
象のデータベース管理システム40上に定義されたデータ
ディクショナリ38を参照するように作り変える必要があ
る。
作成したバインド処理実行プログラム43によって,再
度バインド処理実行プログラム44を作り直すと,これ
は,定義データ37によって規定された開発対象のデータ
ベース管理システム40のデータディクショナリ38を参照
する。
A.3 データ定義処理実行プログラムの作成 第4図は本発明の実施例に係るデータ定義処理実行プ
ログラムの作成説明図である。
開発対象のデータベース管理システム40のデータベー
スは,データ定義処理実行プログラムによって定義され
る。データ定義処理ソースプログラムもまた,SQLデータ
操作文を使って記述されているから,バインド処理実行
プログラムによって実行プログラムを作る。
すなわち,第4図に示すように,既存のSQLデータベ
ース管理システム30のデータディクショナリを参照する
バインド処理実行プログラム44によって,データ定義処
理ソースプログラム45を入力に,バインド定義処理実行
プログラム46を作成する。
開発対象のデータベース管理システム40におけるデー
タディクショナリ47となるデータベースの格納媒体を準
備する。データディクショナリ定義ソース35を入力とし
て,データ定義処理実行プログラム46を実行すると,こ
のデータディクショナリ47に,データディクショナリ自
身の定義データ48が格納される。
バインド処理ソースプログラムの場合と同様に,デー
タ定義処理ソースプログラム45は,開発対象のデータベ
ース管理システム40のSQL言語で記述されており,第2
図に示すデータ定義処理ソースプログラム31とは同じで
ないかもしれない。
データディクショナリの構造を示す定義データ37と定
義データ48は,全く同一の内容を持つ。
B.提供フェーズ B.1 インストレーション 第5図は本発明の実施例に係るインストレーション説
明図である。
開発対象データベース管理システムは,提供ディフォ
ルトデータベース管理システム50として,提供媒体51に
より提供される。この中には,バインド処理実行プログ
ラム44,データ定義処理実行プログラム46およびデータ
ディクショナリ自身の定義データ48を持つデータディク
ショナリ47がある。
さらに,提供先でのカスタマイズが必要な場合には,
データ定義処理ソースプログラム45,バインド処理ソー
スプログラム41,データディクショナリ再編成ソースプ
ログラム52が合わせて提供される。
B.2 データディクショナリ定義情報の変更 第6図は本発明の実施例に係るデータディクショナリ
定義情報の変更説明図である。
提供先で,データディクショナリ47の変更を行う場合
には,まず,必要な変更内容を記述したデータディクシ
ョナリ変更ソース55を作成する。
データ定義処理実行プログラム46によって,データ定
義の内容を変更する。この変更は,データディクショナ
リの構造を定義するデータを変更するものではあるが,
定義データの変更だけであって,データ構造そのものは
変更されていないことに注意する。
提供されているバインド処理実行プログラム,データ
定義処理実行プログラムは,データディクショナリ上の
定義データを参照しながら動作するわけではないので,
データ定義情報の変更は,これらのプログラムの実行に
は影響しない。
B.3 変更後データディクショナリ用の実行プログラム
の作成 第7図は本発明の実施例に係る変更後の実行プログラ
ム作成説明図である。
提供時のバインド処理実行プログラム,データ定義処
理実行プログラムでは,変更されたデータディクショナ
リ47で規定するデータ構造にはアクセスすることができ
ない。したがって,これらのプログラムをバインド処理
実行プログラム44によって,実行可能なプログラムとし
て作成する。
提供されているデータ定義処理ソースプログラム45,
バインド処理ソースプログラム41,データディクショナ
リ再編成ソースプログラム52を入力として,それぞれデ
ータ定義処理実行プログラム60,バインド処理実行プロ
グラム61,データディクショナリ再編成実行プログラム6
2を作成する。
B.4 データディクショナリの構造変更 第8図は本発明の実施例に係るデータディクショナリ
の構造変更説明図である。
作成したデータディクショナリ再編成実行プログラム
62を使って,データディクショナリ47の構造変更を行
う。この変更されたデータディクショナリ66と,データ
定義処理実行プログラム60,バインド処理実行プログラ
ム61によって,提供先でユーザカスタマイズされたデー
タベース管理システム65として運用することができる。
次に,バインド処理(ソース/実行)プログラム,デ
ータ定義処理(ソース/実行)プログラムの具体的構成
について,実施例に従って説明する。
自己記述化によって,バインド処理プログラムおよび
データ定義処理プログラムの位置付けは,ユーザの作成
する応用プログラムによってデータベースをアクセスす
る際の応用プログラムの作成手順,構造および実行環境
が同じとなる。応用プログラムの生成と構造を説明した
後,バインド処理プログラムの処理論理,構造およびデ
ィクショナリの位置付けを説明する。
[1]応用プログラムの作成,構造,実行 ユーザの作成する応用プログラムは,ホスト言語(C
言語やCOBOL言語など)によって応用プログラムの意図
する機能を実現するための処理論理中にテーブル(デー
タベース)へのアクセス要求を行うSQL文を埋め込んだ
形式で記述する。このプログラムの翻訳処理と実行時の
データベースアクセス処理を説明する。
1.1 応用プログラムの作成(翻訳)処理 第9図および第10図は応用プログラムの翻訳処理説明
図である。
例えば,第9図(イ)に示す顧客管理テーブルを扱う
応用プログラムを考える。
応用プログラムの翻訳フェーズは,第9図(ロ)およ
び第10図に示すようになる。
応用プログラムソース70は,プレコンパイラ71によ
り,C言語やCOBOL言語などのホスト言語に依存する純粋
なホスト言語ソース72とSQL文のみを抽出したSQLモジュ
ール記述73とに分離される。SQLモジュール記述73内で
は,SQL文に対応したエントリ定義とそのパラメタ情報が
設定される。一方,純粋なホスト言語ソース72は,SQL文
を記述した部分がSQLモジュール記述73内の手続きに対
応したデータベースのアクセス処理手順78へのエントリ
への呼び出し処理に置き変わる。
純粋なホスト言語ソース72は,ホスト言語依存コンパ
イラ74によって実行可能な形式に変換され,応用プログ
ラム論理の処理手順77が生成される。SQLモジュール記
述73は,データベース管理システムのバインド処理プロ
グラム75によって,実行可能な形式に変換され,データ
ベースのアクセス処理手順78が生成される。応用プログ
ラムの実行は,この2つの実行可能な処理手順からなる
実行可能モジュール76によって行われる。
1.2 データベースのアクセス処理手順の構造 第11図はデータベースのアクセス手順説明図である。
図中,80は顧客管理テーブル格納域を表す。
データベースのアクセス処理手順78の構造は,SQL文で
指定された問い合わせ記述に対応した格納構造依存のレ
コードアクセス処理手順を表す。
応用プログラムで対象とした顧客管理テーブルのデー
タベース上の構成と,これをアクセスするデータベース
処理手順は,第11図に示すようになる。この例では,顧
客管理テーブルを顧客コードカラムを格納キーとするダ
イナミックハッシュ(DHASH)編成によって格納してい
ることを示している。応用プログラムからは,SQL文に対
応したSQLモジュール記述中のエントリの呼出し(手続
き−1)を行う。データベースのアクセス手順では,手
続き−1に対応したエントリ部を持ち,DHASH編成に対す
るキー値によるレコード検索処理(READ HASH編成)を
行うような手順を持つ。この後,検索によるレコード存
在有無を検査し,検索データを応用プログラム論理の処
理手順77の変数域にデータ転送し,データベースアクセ
ス処理を終了する。
したがって,データベースのアクセス処理手順78の過
程では,テーブル構造や格納構造の参照は行われない。
1.3 バインド処理プログラムの処理概要 第12図はバインド処理プログラムの処理論理説明図で
ある。
バインド処理プログラムは,SQL文によって記述した問
い合わせに対して,指定されたテーブルに対する論理構
造属性,格納構造属性を参照し,標的格納構造上のレコ
ードアクセスを行うような処理手順を生成する。
すなわち,第12図の〜に示すように,SQLモジュー
ル記述内のSQL文単位に,SQL文の構文解析,意味解析を
行った後,格納構造依存のデータベースアクセス処理手
順を生成する。意味解析処理では,SQL文で指定されたテ
ーブル名,カラム名の存在検査を行うため,標的テーブ
ルの論理構造属性を参照する。また,格納構造依存のレ
コードアクセス手順を生成するために,テーブルの格納
構造属性を参照する。
[2]バインド処理プログラムの構成とデータ定義情報 本発明では,バインド処理プログラムの構成も応用プ
ログラムの構成と同様な構成となる。応用プログラムで
記述したテーブルへの問い合わせ部分が,テーブル定義
情報を管理するテーブルへの問い合わせに対応する。
2.1 バインド処理プログラムの構成と作成 第13図は定義情報を管理するテーブルの例を示す図,
第14図は本発明の実施例に係るバインド処理プログラム
ソースの例を示す図,第15図は本発明の実施例に係るバ
インド処理プログラムの構造説明図である。
バインド処理プログラムソースは,応用プログラムと
同様に,ホスト言語ソース中に,第13図(イ)〜(ニ)
に示すようなテーブルを参照するSQLモジュール記述を
組み込んだものとなる。第14図は,そのバインド処理ソ
ースプログラムの例を示している。すなわち,前述した
第12図で示したバインド処理プログラムの処理論理中
で,論理構造属性の参照部分と格納構造属性の参照部分
が,定義情報を管理するテーブルへの問い合わせ(SQL
文)となる。他の部分は,バインド処理特有の処理論理
を持つ。
応用プログラムでは,ユーザの作成するテーブルにア
クセスするのに対し,バインド処理プログラムは,ユー
ザの定義したテーブル情報を管理するシステムで持つテ
ーブル(第13図に示す表属性テーブル,列属性テーブ
ル,格納属性テーブル,格納キー属性テーブルなど)に
対するアクセスを行う。したがって,バインド処理プロ
グラムの作成時(翻訳時)にも,テーブルにアクセスす
るためのSLQ記述部分をバインド処理プログラムによっ
て実行可能な形式に変換する。
第15図は,そのバインド処理プログラムソース100か
ら,バインド処理プログラムの実行可能モジュール76を
生成するまでの処理構成を示しているが,第9図および
第10図で説明した応用プログラムの翻訳処理と同様であ
る。
初期のバインド処理プログラムの開発では,他のデー
タベース管理システムを利用してデータベースアクセス
処理手順部を作成するか,バインド処理プログラムで利
用するデータ定義情報を固定的に設定してデータベース
へのアクセスを回避するようにして行う。
2.2 バインド処理プログラムの実行 バインド処理プログラムの実行も,応用プログラムの
実行と同様に,定義情報を管理するデータベースにアク
セスすることで可能となる。
なお,データ定義処理プログラムの構造も,バインド
処理プログラムとほぼ同様である。
データ定義処理プログラムでは,SQLのデータ定義文を
入力として,構文,意味解析を行った後,上記データベ
ースの定義データを更新(挿入,削除を含む)する。デ
ータ定義処理プログラムの構成も応用プログラムやバイ
ンド処理プログラムと同様にホスト言語依存の処理論理
部と,テーブルへの問い合わせを行うSQL文によって構
成される。
[3]バインド処理プログラムとディクショナリの関係 前記[2]によりバインド処理プログラムの構造は,
データ定義を管理するデータベースにアクセスするとい
う意味から,応用プログラムと同様の作成手順および実
行手順であった。ここでは,実際のバインド処理プログ
ラムと応用プログラムおよびデータベースの位置付けに
ついて整理する。
第16図は本発明の実施例に係るディクショナリの構造
説明図,第17図は本発明の実施例に係る実行環境説明
図,第18図は本発明の実施例に係る応用プログラムの実
行環境説明図である。
バインド処理プログラムやデータ定義処理プログラム
で対象としたデータベースは,ユーザの作成したデータ
ベースを管理するという意味でディクショナリと呼び区
別する。データベースの構造という意味からの論理構
造,格納構造の品揃えとしては同等の扱いである。した
がって,応用プログラムからでもディクショナリへのア
クセスが可能である。
第16図はその例を示しており,表属性テーブル域111,
列属性テーブル域112,格納属性テーブル域113,格納キー
属性テーブル域114等のそれぞれに,システム記述デー
タおよびユーザ記述データが格納されることになる。
すなわち,ディクショナリ110上では,ユーザによっ
て定義したテーブル情報の他に,ディクショナリ構造自
体を記述したデータ(システム記述データ)を持つ。シ
ステム記述データは,応用プログラムによっても参照す
ることができる。また,このデータは,後述するディク
ショナリのカスタマイズ時に利用される。
ディクショナリとデータベースおよびこれにアクセス
するバインド処理プログラム,データ定義処理プログラ
ムの位置付けを第17図に示す。また,応用プログラムの
位置付けを第18図に示す。
バインド処理プログラムおよび定義処理プログラムの
実行可能モジュール76では,データベースのアクセス処
理手順104,104−1によって、前述のディクショナリ110
を参照または更新する。応用プログラムの実行可能モジ
ュール76におけるデータベースのアクセス処理手順78で
は,第18図に示すように,ユーザ作成データベース120
を参照/更新する。
〔ユーザ先でのディクショナリのカスタマイズ処理例〕
次に,本発明によるユーザカスタマイズの例につい
て,第19図ないし第24図に従って説明する。
ディクショナリ構造のユーザテイラリングは,自己記
述によるデータ管理を行うことで,一般のデータベース
運用で行うテーブルの構造変更処理とほぼ同様の手順で
行うことができる。データベース構造の変更では,デー
タ自体の再編成処理とデータベースにアクセスする応用
プログラムの再編成が必要になる。ディクショナリの構
造変更では,再編成対象物がディクショナリに対応し,
アクセスプログラムがバインド処理プログラムおよびデ
ータ定義処理プログラムに対応する。
以下に,データベース管理システムのインストール時
の提供物とそれらの関係について説明する。そしてディ
フォルトとして提供されるディクショナリ構造を変更す
る場合としない場合の処理手順によって,ユーザによる
ディクショナリのカスタマイズが可能なことを説明す
る。
[1]インストール時の提供物とその構成 ディクショナリのカスタマイズのために必要すとする
主要な提供物とその構成を説明する。
第19図および第21図は本発明の実施例に係るインスト
ール時の提供物の例を示している。
データベース管理システムのインストール時には,デ
ィクショナリ用のデータ領域(DIC−SPACE)200が確保
され,ディクショナリのディフォルト構造を規定する定
義データが,その領域内に設定される。このディフォル
トのデータ構造を規定したデータ定義記述(DIC−SOURC
E1)201が提供される。
また,応用プログラムを実行可能な形式に変換するた
めのバインド処理プログラム(BIND−PROG)204,データ
定義を処理するデータ定義処理プログラム(DDL−PRO
G)208,ディクショナリの再編成を処理するディクショ
ナリ再編成プログラム(RE−PROG)213がインストール
される。
バインド処理プログラム(BIND−PROG)204は,ホス
ト言語によって記述した処理論理を実行可能な形式に変
換した部分(BIND−PROG−HOST)205とSQLモジュールに
よって記述したSQL文を実行可能な形式に変換した部分
(BIND−PROG−DB)206とから構成される。
また,このデータベースアクセス処理部分(BIND−PR
OG−DB)に対応したSQL文を集約したSQLモジュール記述
(BIND−SOURCE−DB)203が提供される。データ定義処
理プログラム208も,バインド処理と同様に,ホスト言
語によって記述した処理論理を実行可能な形式に変換し
た部分(DDL−PROG−HOST)209と,SQLモジュールによっ
て記述したSQL文を実行可能な形式に変換した部分(DDL
−PROG−DB)210とから構成されて提供される。また,
データ定義処理用SQLモジュール記述(DDL−SOURCE−D
B)207が提供される。
これらのプログラムは,ディフォルトのディクショナ
リ構造に対してデータアクセスが可能なように作成され
ている(BIND−PROG−DB,DDL−PROG−DB)。
ディクショナリ再編成プログラム(RE−PROG)213
も,バインド処理と同様に,ホスト言語によって記述し
た処理論理を実行可能な形式に変換した部分(RE−PORG
−HOST)214と,SQLモジュールによって記述したディク
ショナリデータを検索するSQL文を実行可能な形式に変
換した部分(RE−PROG−DB1)215と,SQLモジュールによ
って記述したディクショナリデータの挿入するSQL文を
実行可能な形式に変換した部分(RE−PROG−DB2)216と
から構成されて提供される。
また,ディクショナリ再編成用のディクショナリデー
タ検索に対応したSQLモジュール記述(RE−SOURCE−DB
1)211,ディクショナリデータ挿入に対応したSQLモジュ
ール記述(RE−SOURCE−DB2)212が提供される。
なお,第19図(ロ)に示すデータ定義記述(DIC−SOU
RCE1)201は,提供時のバインド処理プログラムとデー
タ定義処理プログラム内で処理するディクショナリアク
セス部分で取り込んでいるディクショナリ構造に対応す
る。図中のCREATE TABLEなどのSQL文はディクショナリ
中で管理するテーブル一覧やカラム一覧などを管理する
ための表の構造を規定している。ここには,格納構造の
属性などのデータ定義記述も含まれる。
[2]ディフォルトのディクショナリ構造による運用 提供時には,バインド処理プログラムやデータ定義処
理プログラムは,ディフォルトのディクショナリ構造に
対するアクセス処理(BIND−PROG−DB,DDL−PROG−DB)
が可能な手順となっている。また,ディクショナリ内に
は,このディフォルトのデータ構造を規定した定義デー
タが収納されている。したがって,提供時の状態でデー
タベースの運用をすぐに開始することができる。
[3]ディクショナリ構造のカスタマイズ インストール時のディクショナリデータ構造のカスタ
マイズは,ディフォルトのデータ定義記述をユーザの意
図するデータ構造に変更後,データ定義処理プログラム
によってディクショナリ上に収納する。この状態で,デ
ータ定義処理プログラム,バインド処理プログラムおよ
び新ディクショナリ再編成プログラムを,提供時のバイ
ンド処理プログラムによって再作成する。これらの新プ
ログラムは,新ディクショナリ構造に対するデータアク
セス処理を可能とするように変換される。
次に,ディクショナリ中に保存されている新ディクシ
ョナリ定義データを,先に生成した新ディクショナリ再
編成プログラムによって,新ディクショナリとして再編
成する。
3.1 ディクショナリデータ構造の設定 第22図は本発明の実施例に係るディクショナリ定義デ
ータの変更説明図である。
新ディクショナリ構造の指定は,ディフォルトのディ
クショナリ構造を変更するためのデータ定義記述を作成
し,これをデータ定義処理プログラムによって処理す
る。この状態では,データ定義処理プログラム自体は,
ディフォルトのディクショナリ構造上へ新ディクショナ
リ構造を定義するためのデータを収納する。
このディクショナリ構造の設定処理は,第22図に示す
ように行われる。
データ定義記述(DIC−SOURCE1−USER)220は,ディ
フォルトのデータ定義記述(DIC−SOURCE1)を参考にし
て作成したものである。本例では,論理データ構造を管
理するテーブル(DIC.TABLE,DOC.COLUMN)名の変更と本
テーブルに利用者カラムを追加していることを示してい
る。また,バインド処理プログラムやデータ定義処理プ
ログラムで固定的に参照しているテーブル名およびカラ
ム名を保証するために設けられているビュー定義との整
合をとるようにも修正する。
なお,システムプログラムの利用するビュー定義は,
以下のようなものである。
バインド処理プログラムやデータ定義処理プログラム
内では,ディクショナリ内のデータ構造として,必須な
情報を参照する目的から,固定的なテーブル名およびカ
ラム名を利用する必要がある。一方,ユーザによるディ
クショナリ構造の変更では,新たな名前に変更したい場
合がある。このため,ディクショナリのデータ記述では
バインド処理プログラムおよびデータ定義処理プログラ
ムで参照または更新対象としている部分については,ビ
ュー定義によってベーステーブル変更から隔離する。こ
れによって,ディフォルト値のテーブル名やカラム名の
変更が可能となる。
また,これらのテーブル中に収納するデータの格納構
造の変更(データ編成,格納キーデータ等の変更)も可
能となる。
3.2 システムプログラムの変更 ユーザによって定義された新ディクショナリ構造に対
応できるように,データ定義処理プログラム,バインド
処理プログラム,ディクショナリ再編成プログラムを再
作成する。
再作成処理は,提供時のバインド処理プログラムによ
って,ディクショナリ上に収納されている新ディクショ
ナリ定義情報を参照することによって行う。データ定義
処理プログラムおよびバインド処理プログラムを作成す
るために利用したディクショナリアクセス用のSQLモジ
ュール記述を,提供時のバインド処理プログラムによっ
て処理することで,新ディクショナリ構造に対応できる
ものに変換する。なお,ディクショナリ再編成プログラ
ムに利用するディクショナリデータ検索用のSQLモジュ
ールについては,変更前のディクショナリ構造として動
作させる必要があるため,再作成の対象とはしない。
第23図は本発明の実施例に係るデータ定義処理プログ
ラムおよびバインド処理プログラムの再作成手順説明図
である。
この図に示されるように,提供時のバインド処理プロ
グラム(BIND−PROG)は,前節の3.1で設定した新ディ
クショナリ定義データを参照することによって,まだ創
成されていない新データ構造に適用できるディクショナ
リへのアクセス手順を生成する。
3.3 新ディクショナリへの再編成 この状態のディクショナリは,ディフォルトのデータ
構造で規定されるディクショナリ構造上に新ディクショ
ナリ構造を記述するデータが収納されている形態となっ
ている。一方,新ディクショナリ構造に対するデータ定
義処理プログラムやバインド処理プログラムは,新ディ
クショナリ構造に対するデータアクセスを可能とするよ
うに変換されている。したがって,この状態のディクシ
ョナリ内に保有されているディクショナリ定義データ
を,新ディクショナリ再編成プログラムによって新ディ
クショナリ構造として規定する構造上に再編成して完了
する。
第24図は本発明の実施例に係るディクショナリ内定義
データの再編成処理説明図である。
第24図に示す新ディクショナリ再編成プログラム(RE
−PROG−USER)231により,ディフォルトのディクショ
ナリ構造で収納されている新ディクショナリ構造を規定
する定義データを,ディクショナリデータ検索処理(RE
−PROG−DB1)232によって検索後,作業用ファイル230
にそのデータを収納する。
そして,ディクショナリ234上のデータ収納スペース
を削除し,ディクショナリデータ挿入処理(RE−PROG−
DB2−USER)233によって,作業用ファイル230のデータ
を新ディクショナリ構造上に移行することを行う。
ディクショナリ構造に依存したデータへのアクセス処
理では,ディフォルトのディクショナリ構造によって収
納されるデータについては,提供時のディクショナリデ
ータ検索処理(RE−PROG−DB1)232によって可能であ
る。新ディクショナリ構造に対するデータ挿入では,先
のシステムプログラムの変更時に生成したディクショナ
リデータ挿入処理(RE−PROG−DB2−USER)233によって
可能となる。
また,既に運用中の状態においても,前記処理手順に
よってディクショナリ構造の変4更を可能とできる。た
だし,新ディクショナリ構造への再編成後に追加された
ユーザ定義テーブル用データはユーザの責任においてデ
ータ移動を行う必要がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように,本発明によれば,データベース
設置先におけるデータベース定義情報を管理する論理構
造(テーブル名やテーブル構成など)の変更,データベ
ース定義情報の量やアクセス形態に合わせた適切な格納
構造(データ編成や格納キー項目など)の変更が可能に
なる。
また,データベース定義情報を扱うための特別なプロ
グラムを開発する必要がないために,開発効率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図, 第2図は本発明の実施例に係るシステムテーブルの準備
説明図, 第3図は本発明の実施例に係るバインド処理実行プログ
ラムの作成説明図, 第4図は本発明の実施例に係るデータ定義処理実行プロ
グラムの作成説明図, 第5図は本発明の実施例に係るインストレーション説明
図, 第6図は本発明の実施例に係るデータディクショナリ定
義情報の変更説明図, 第7図は本発明の実施例に係る変更後の実行プログラム
作成説明図, 第8図は本発明の実施例に係るデータディクショナリの
構造変更説明図, 第9図および第10図は応用プログラムの翻訳処理説明
図, 第11図はデータベースのアクセス手順説明図, 第12図はバインド処理プログラムの処理論理説明図, 第13図は定義情報を管理するテーブルの例を示す図, 第14図は本発明の実施例に係るバインド処理プログラム
ソースの例を示す図, 第15図は本発明の実施例に係るバインド処理プログラム
の構造説明図, 第16図は本発明の実施例に係るディクショナリの構造説
明図, 第17図は本発明の実施例に係る実行環境説明図, 第18図は本発明の実施例に係る応用プログラムの実行環
境説明図, 第19図は本発明の実施例に係るインストール時の提供物
の例を示す図, 第20図は本発明の実施例に係るインストール時の提供物
の例を示す図, 第21図は本発明の実施例に係るインストール時の提供物
の例を示す図, 第22図は本発明の実施例に係るディクショナリ定義デー
タの変更説明図, 第23図は本発明の実施例に係るデータ定義処理プログラ
ム,バインド処理プログラムおよびディクショナリ再編
成プログラムの再作成手順説明図, 第24図は本発明の実施例に係るディクショナリ内定義デ
ータの再編成処理説明図である。 図中,10はデータ定義処理ソースプログラム,11はバイン
ド処理ソースプログラム,12はデータディクショナリ定
義ソース,13は既存のデータベース管理システム,14は開
発対象のデータベース管理システム,15はデータ定義処
理実行プログラム,16はバインド処理実行プログラム,17
は定義データ,20はデータ定義処理ソースプログラム,21
はバインド処理ソースプログラム,22はデータディクシ
ョナリ変更ソース,23は提供ディフォルトデータベース
管理システム,24a,24bはデータ定義処理実行プログラ
ム,25a,25bはバインド処理実行プログラム,26a,26b,26c
は定義データ,27はディクショナリ再編成前の状態,28は
ユーザカスタマイズされたデータベース管理システムを
表す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大里 博志 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 三谷 政昭 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 林 知博 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 小幡 孝司 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 関根 裕 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 浦 満広 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 石井 卓二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソースプログラムから実行可能モジュール
    を生成するバインドフェーズと,実行可能モジュールを
    実行して,実際にデータベースをアクセスする実行フェ
    ーズとにより,データベースへのアクセスを実現するデ
    ータベース管理システムの構成方法において, データベースの論理構造および格納構造に関する定義情
    報をデータベースに格納し, 前記バインドフェーズでは,前記定義情報を格納してい
    るデータベースをアクセスする既存の実行可能モジュー
    ルを利用して,データベースの定義情報を参照すること
    により,入力したソースプログラムからデータベースの
    定義情報に従った実行可能モジュールを生成し, 前記実行フェーズでは,前記定義情報を格納しているデ
    ータベースを参照しないでデータベースの格納位置に関
    する物理情報だけを参照することによりデータベースを
    アクセスする ことを特徴とする自己記述によるデータベース管理シス
    テムの構成方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の構成方法を用いるデータベ
    ース管理システムを用いて,新たな第2のデータベース
    管理システムが用いるデータベースの論理構造および格
    納構造に関する第2の定義情報を含むソースプログラム
    から,請求項1記載の構成方法を用いる第2のデータベ
    ース管理システムを生成する ことを特徴とする自己記述によるデータベース管理シス
    テムの開発/変更方法。
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