JP2720366B2 - Method for manufacturing single-layer fiberboard - Google Patents

Method for manufacturing single-layer fiberboard

Info

Publication number
JP2720366B2
JP2720366B2 JP19851291A JP19851291A JP2720366B2 JP 2720366 B2 JP2720366 B2 JP 2720366B2 JP 19851291 A JP19851291 A JP 19851291A JP 19851291 A JP19851291 A JP 19851291A JP 2720366 B2 JP2720366 B2 JP 2720366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
fiberboard
plate
aqueous
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19851291A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH08188996A (en
Inventor
敏 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP19851291A priority Critical patent/JP2720366B2/en
Publication of JPH08188996A publication Critical patent/JPH08188996A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2720366B2 publication Critical patent/JP2720366B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/64Paper recycling

Landscapes

  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、製紙廃棄物などの繊維
質廃棄物から単層繊維板を効率よく製造する方法に関す
る。 【0002】 【従来の技術】板紙製造工場では、板紙原料として主に
クラフトパルプと古紙の混合物を使用し、このために板
紙製造工程で種々の製紙廃棄物が発生する。例えば、ク
ラフトパルプ製造時には大量のノット(蒸解)かすが生
じ、一方、古紙やパルプを離解する際にパルパーかすが
発生し、更に離解した古紙を適当な紙料と配合した後に
も各種のスクリーンかすやクリーナかす及び終末スラッ
ジが発生する。 【0003】 これらの製紙廃棄物において、一部のノ
ットかす及びクリーナかすは下級紙の原料とし、終末ス
ラッジは製紙プラントに再循環させ、及びチッパーダス
トなどはボイラーの燃料にしているけれども、繊維質廃
棄物の大部分は経済的且つ有効に処理する方法がなく、
しかもきわめて大量に発生するので、その処理に苦慮し
ているのが現状である。 【0004】 特に、使用済みの板紙を離解する際に生
じるパルパーかすなどの製紙廃棄物は、紙器や紙袋に付
着していたガムテープ,ビニルテープ,酢酸ビニル系接
着剤,プラスチックフィルム,綴り針,土砂などを含む
ので、埋立て処理以外に適当な処分方法がなく、この処
分方法は費用が掛るうえに公害発生の元凶であると非難
されている。 【0005】 また、繊維質廃棄物としては、官公庁や
大企業などにおいて、不用の文書を外部に持ち出されな
いようにシュレッダで細かく切り刻んだ紙類も該当し、
これは近年のOA化の促進とともに激増している。シュ
レッダで切り刻まれた紙類は、幅が数mmで長さが数十
mmにすぎず、この紙類にサイズ剤やメラミン樹脂を含
浸したり、ビニルコーティングなどを施しているので、
現状では焼却又は埋立て処分する方法が行なわれている
だけである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】繊維質廃棄物の処理方
法として、例えば特公昭56−11581号公報が存在
するが、該公報に記載の方法では、この廃棄物の主成分
である繊維物質(パルプ材など)をあらかじめ解砕する
工程を有していない。この繊維物質には、大きな紙片や
樹脂片が多数混在しているから、これをあらかじめ十分
に解砕しておかない限り、得た繊維板に実用的な機械的
強度を付与することは実際上困難である。 【0007】 前記の方法のように、予備成形と熱間加
圧を行なうだけでゾル状物質から芯体を製造すると、全
製造時間が非常に長くなってきわめて不経済になってし
まう。それ故に、この方法は、前記公報で開示された実
施例のようなテストプラントでは実施可能であっても、
大規模な工業プラントの際には未解決の問題が残存して
いる。 【0008】 本発明は、製紙工場などから大量に排出
される繊維質廃棄物に関する前記の諸問題を改善するた
めに提案されたものである。従って、本発明の目的は、
繊維質廃棄物を迅速且つ大量に処理して有用な単層繊維
板を効率よく製造する方法を提供することである。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る製造方法では、まず繊維質廃棄物から
金属片や土砂などを除去するとともに該廃棄物を小片状
に解砕する。得た水性廃液に結合剤,耐水剤などを混合
してから、加圧下で1次成形することによって固体化さ
せ、更に赤外線装置によって水分蒸発処理を行なった後
に加熱・加圧下で2次成形して板状にする。 【0010】 本発明方法では、水性廃液に結合剤,耐
水剤などを混合する際に、該水性廃液の濃度を約2〜4
重量%に定めて流動性を高めると好ましい。1次成形で
水性廃液を固体化させると、得た1次成形板の含水率は
約半分に低下する。これでも未だ含水率が高いので、通
常、赤外線装置によって効果的に加熱乾燥する。 【0011】 この赤外線装置は、一般に暗赤外線装置
であるけれども、遠赤外線装置などを使用できる場合も
ある。赤外線装置を通過すると、1次成形板の含水率は
約22〜25%に低下する。次に、加熱・加圧下で2次
成形すると、得た繊維板の含水率は約10%以下にな
る。 【0012】 本発明方法で用いる原料は繊維質廃棄物
であり、繊維質廃棄物として製紙廃棄物が例示でき、こ
の製紙廃棄物において水切れが良いので板紙工場からの
廃棄物が好ましい。この種の製紙廃棄物としては、パル
パーかす,ヤンソンスクリーンかす,フラットスクリー
ンかす,セントリクリーナかす,終末スラッジ,和紙の
終末スラッジなどを単独又は2種以上混合して用い、得
た繊維板の品質調整のためにノットかす,調整スラッジ
などを添加してもよい。 【0013】 パルパーかす,各種のスクリーンかすや
クリーナかすは、古紙やパルプから分離される繊維質固
形物のほかに、ガムテープ,ビニルテープ,酢酸ビニル
系接着剤,プラスチックフィルム,綴り針,土砂などを
含み、これらはその一部を除いて繊維板の製造に利用す
ることができる。 【0014】 和紙の終末スラッジは、それ単独で製造
した場合に繊維板が美麗であり、この場合には結合剤な
どの混入後に公知の高分子凝集剤を絶乾量の1%前後加
えればよい。また、用いる繊維質廃棄物として、シュレ
ッダで細かく切り刻んだ紙類,使用済みのファックス用
紙やコピー用紙,新聞折込みなどを全部又は一部加えて
もよい。 【0015】 【作用】本発明方法では、1次成形で水性廃液を固体化
させ、得た1次成形板の含水率が約半分に低下しても未
だ含水率が高いので、赤外線装置によって200〜25
0℃に加熱し、1次成形板を板内部から迅速に乾燥す
る。この赤外線装置を通過した1次成形板は、その含水
率が約22〜25%に低下し、該成形板が比較的厚くて
も2次成形における加熱乾燥が可能になる。 【0016】 本発明方法では、繊維質廃棄物例えばパ
ルプや古紙を離解する際に発生するパルパーかす,各種
のスクリーンかすやクリーナかすなどを有効に処理で
き、微細繊維のクリーナかすや終末スラッジなども原料
として混入させることが可能である。本発明方法では、
繊維質廃棄物にガムテープ,ビニルテープ,酢酸ビニル
系接着剤,プラスチックフィルムなどを含んでいてもよ
い。 【0017】 【実施例】本発明方法を、まず図1に基づいて工程順に
説明する。製紙廃棄物の内で固形物の多いパルパーか
す,各種のスクリーンかすやクリーナかす1は、繊維板
の品質及び水性廃液の流動性を高めるために、まず解砕
槽2に投入して小片状(例えば約5mm以下の長さ)に
解砕する。解砕槽2では、内容物の攪拌を行なうととも
に、1台又は2台の湿式解砕機3(例えば商品名スルー
ザーポンプ、小松ゼノア製)を通して循環させる。解砕
槽2の底部4からは、解砕不可能な綴り針などの金属
片,土砂を除去する。 【0018】 解砕された内容物は、一般に移送ポンプ
(図示しない)を経てサイクロン5を通過し、ここで残
存する金属片や土砂などを完全に除去し、ついで該サイ
クロンから所望に応じてスクリーンやローラ脱水器(図
示しない)を経て混合槽6に投入する。解砕の必要がな
いチップ状のノットかす,各種のスラッジなどは、所望
に応じて混合槽6に直接投入してもよい。 【0019】 混合槽6では、濃度測定器7によって水
性廃液の濃度を約2〜4重量%に定めて、該水性廃液の
流動性を高めるとともに、薬品槽8から結合剤,耐水剤
などを加えて強く攪拌する。一例として、結合剤は熱硬
化性フェノール系樹脂(例えば商品名SK剤、大日本イ
ンキ化学工業社製)であり、耐水剤はパラフィン系エマ
ルジョン(例えば商品名WR+N液、大日本インキ化学
工業社製)である。 【0020】 熱硬化性フェノール系樹脂の添加量は、
水性廃液の絶乾量100重量部に対して約2〜8重量部
であり、一般に添加量が多いほど繊維板の機械的強度が
高くなるけれども、所定量を超えると機械的強度は上昇
せず且つ所定量以下では硬質繊維板として使用できなく
なる。一方、耐水剤の添加量は、水性廃液の絶乾量10
0重量部に対して約1〜3重量部であり、この範囲内が
繊維板の所定の耐水性を維持させるうえで有効である。
この場合には、更に結合剤と耐水剤の定着のために、硫
酸ばん土を適量添加して水性廃液のpH値を4.5〜5.
0に調整するとともに、所望に応じて薬品槽8から塗料
などを添加してもよい。 【0021】 こうして得た水性廃液は、水を分散媒と
したゾル状物質であり、例えば遠心ポンプ(図示しな
い)を経て原料タンク9に送る。原料タンク9では攪拌
を行ない、ついで水性廃液は所望に応じて計量タンク
(図示しない)を介して1次成形機10へ定量送入す
る。 【0022】 1次成形機10は、図2に例示するよう
な構造を有する。1次成形機10において、上部の加圧
盤11は前面壁12に多数の貫通溝13を有し、該前面
壁の表面に金網14を張設する。加圧盤11は、真空ポ
ンプ(図示しない)によって矢印Vの方向に搾水する。
また、受盤15の前面壁16にも多数の貫通溝17を設
け、該前面壁の表面に金網18を張設するとともに、受
盤15上に加圧盤11の外径にほぼ等しい内径の型枠1
9を配置し、貫通溝17から落下する瀘液は矢印Fの方
向に排出する。 【0023】 水性廃液は、矢印Lのように投入口20
から型枠19内に入る。型枠19内の水性廃液21は2
段階で搾水され、まず第1段階で加圧盤11を矢印Dの
方向に移動して、例えば面圧約5〜10Kg/cm2
脱水する。ついで第2段階では、平板状の加圧盤(図示
しない)を用い且つ型枠19を除去して、面圧約10〜
30Kg/cm2の高圧で脱水して平板状に成形する。
この結果、得た1次成形板の含水率は約50%以下好ま
しくは約40〜45%になり、その厚みは流入時の約4
0〜45%である。 【0024】 この際に、1次成形板の含水率が約50
%を超えると、次の水分蒸発工程において加熱炉を長く
することを要し、且つ使用電気量が極度に増えて不経済
である。また、図示の1次成形機10の代りに、公知の
ローラ式ベルトプレス(例えば丸石製作所製)などを用
いると、1次成形板を連続的に高速製造して生産効率を
上げることができるが、この方法は繊維板の最終厚が約
6mm以下の場合にのみ可能である。 【0025】 1次成形機10により排出された瀘液
は、瀘液タンク22(図1)に送り、該瀘液タンクから
移送ポンプ(図示しない)を経て混合槽6に戻し、その
一部を排水として放出する。また、1次成形機10で用
いた洗浄水は、瀘過タンク23に送り、該瀘過タンクか
ら移送ポンプ(図示しない)を経て解砕槽2に戻す。 【0026】 1次成形板は、未だ含水率が高いので水
分蒸発処理することを要し、このために加熱炉24を通
過させる。この水分蒸発法には暗赤外線装置を用い、こ
の暗赤外線装置(例えば商品名インフラスタイン、日本
碍子社製)によって200〜250℃に加熱乾燥する。
加熱炉24を通過すると、1次成形板の含水率は約22
〜25%に低下する。 【0027】 水分蒸発処理後の1次成形板は、更に2
次成形機25によって規定の厚みにまで2次成形する。
2次成形機25としては、例えば公知のホット多段プレ
スを用い、該プレスの熱板の温度は170〜180℃前
後、且つ面圧は約20〜30Kg/cm2に調整する。
2次成形によって、繊維板の含水率は10%以下にな
る。 【0028】 得た単層繊維板28は、順次スリッタ2
6によって耳切りを行ない、オートストッカ27に積載
して倉庫に保管する。倉庫では10〜15日間保管し、
適当に調湿してから出荷すればよい。 【0029】 図3に示すように、単層繊維板28に
は、製紙廃棄物中のガムテープ,ビニルテープ,酢酸ビ
ニル系接着剤,プラスチックフィルムなどが小片状で約
20〜30重量%残存するけれども、これらは高温の加
熱・加圧工程において大部分溶融され、融着物29とし
て繊維板28の機械的強度を高めるのに役立っている。 【0030】 この繊維板28は、各種の繊維質固形物
30を主成分として含有し、実質的にクラフト紙と類似
の性質を持っているから保温性・遮音性に優れ、且つ耐
水剤の存在によって耐水性・防湿性にも優れている。更
に、この繊維板28は、100℃の熱湯で2時間煮沸し
ても形状の変化が生じず、鋸による切断が可能で釘の保
持力も優秀であり、表面塗装を行なう場合でも化粧塗料
が良く伸びて剥離が生じない。 【0031】 この繊維板28は、一般に単層で厚さ2
〜15mmまで可能であって、実質的にJIS−A59
07に規定する硬質繊維板に相当する品質にでき、油,
樹脂などによって特殊処理を施すと曲げ強さをいっそう
大きくすることも可能である。また、主として耐圧が対
象になるパレットの桁などに使用する場合には、曲げ強
度をそれほど大きくしなくてもよいので、約50mm以
下の厚みのものまで形成することができる。 【0032】次に、本発明の更に具体的な実施例を説明
する。 実施例1 厚さ2.5mmの繊維板を試験的に製造するために、板
紙製造工程で生じたパルパーかす5Kg(絶乾量、以下
同じ)及びヤンソンスクリーンかす5Kgを用いる。こ
れらは水340リットルを含む解砕槽へ投入し、解砕機
(商品名スルーザーポンプ)で約10分間解砕すると、
長さ約5mmの小片状になる。この水性廃液を混合槽に
入れ、熱硬化性フェノール系樹脂(商品名SK剤)を絶
乾量5重量%添加して10分間攪拌し、ついでパラフィ
ン系エマルジョン(商品名WR+N液)を添加して5分
間攪拌してから、硫酸ばん土を絶乾量の3重量%添加し
て攪拌する。 【0033】 得た水性廃液68リットルを、1次成形
機である加圧プレスの型枠(横975×縦975×高さ
200mm)に送入し、面圧5Kg/cm 2で約25秒
間ついで面圧15Kg/cm2で約25秒間加圧する。
得た1次成形板は、厚さ3.9mm,重さ3.7Kg,含
水率45%である。 【0034】 この1次成形板は、暗赤外線装置(商品
名インフラスタイン)の加熱炉を通過させ、水分1.1
リットルを蒸発させる時の使用電気量は1KW/分であ
る。次に2次成形を行ない、2次成形機のホットプレス
は熱源がスチームで、熱板温度が180℃であり、面圧
20Kg/cm2で約2分間熱加圧する。最終製品は含
水率8%前後であり、その寸法は横975×縦975×
厚さ2.5±0.5mmである。 【0035】 この繊維板の物性を、JIS−A590
5〜A5907に従って測定すると下記の通りである。 【0036】 【表1】注)試験項目の含水率までは、No.1からNo.3の平均値である。 【0037】 JIS−A5907に規定する硬質繊維
板S200では、規準が比重0.8以上,含水率5〜1
3%,曲げ強さ200Kg/cm2以上,吸水率30%
以下であることを要し、この実施例の繊維板はすべての
規準に合格している。 【0038】実施例2 厚さ3mmの繊維板を月産100000枚製造するため
に、月当りパルパーかす70トン(絶乾重量、以下同
じ),ノットかす75トン,終末スラッジ240トン,
調整スラッジ18トンを用いる。パルパーかすだけは、
あらかじめ解砕槽において1m3/分の割合で解砕す
る。 【0039】 これらの原料760Kg/時を実容積2
2m3の混合槽に投入し、薬品槽から熱硬化性フェノー
ル系樹脂(商品名SK剤)(月間使用量20トン)つい
でパラフィン系エマルジョン(商品名WR+N液)(月
間使用量10トン)を添加し、更に硫酸ばん土を加えて
水性廃液をpH4.5〜5.0に調整する。 【0040】 得た水性廃液の水分は96.5%であ
る。この水性廃液は、実容積22mm3の原料タンクに
送って攪拌し、更に計量タンクで1枚分113Kgを計
量する。 【0041】 1次成形機としては、油圧加圧方式のダ
ブルワイヤ及び高圧プレス(第1段階出力120トン、
第2段階出力350トン)(山本鉄工所製)を用い、型
枠の形状は横920×縦1830×高さ68mmであ
り、第1段階の面圧7Kg/cm2で水性廃液の含水率
が60%、そして第2段階の面圧20Kg/cm2で含
水率が45%に低下する。 【0042】 得た1次成形板は重さ10Kg/枚,厚
さ4.4mmであり、生産能率は4〜10m/分であ
る。この1次成形板は、50KWの暗赤外線装置(商品
名インフラスタイン)を用いた加熱炉で水分蒸発処理を
行ない、該炉の使用電気量は260KW/時,処理能力
190枚/時である。この加熱炉によって、1次成形板
の水分蒸発量は1.5リットル/枚であり、その厚みは
4.0mmになる。 【0043】 2次成形機としては、出力350トンで
段数が10段階であるホット多段プレス(山本鉄工所
製)を用い、面圧20Kg/cm2,熱板温度170℃
でサイクル20回/時で2次成形すると、横930×縦
1840×厚さ3mmの繊維板となる。次にスリッタで
8秒/枚の速度で耳切りを行ない、横910×縦182
0×厚さ3mmの繊維板を得る。この繊維板は、積載枚
数420枚のオートストッカに積載して、倉庫に保管す
る。 【0044】 得た繊維板は、JIS−A5907の規
準にすべて合格する。 【0045】 【発明の効果】本発明方法では、1次成形で水性廃液を
固体化させて得た1次成形板の含水率を約半分に低下さ
せてから、赤外線装置によって効果的に加熱乾燥する。
この赤外線装置は、一般に生産効率や設備面積などの点
でスチーム熱源よりも優れている。この赤外線装置を通
過すると、1次成形板が比較的厚くても含水率が低くで
き、2次成形における加熱乾燥が可能になる。 【0046】 本発明方法で得た単層繊維板は、自動車
内装材,建築資材,パレット,高速道路の遮音壁,建
具,家具などに使用できる。日本標準規格(JIS)A
5907に規定する硬質繊維板に相当する品質を有する
ことが可能であり、実用性の高いものである。本発明方
法で製造した単層繊維板は、従来はむしろ埋立てや焼却
処理費用が必要な繊維質廃棄物を原料として用いるため
にきわめて安価である。 【0047】 本発明方法を実施すると、再利用できな
いか又は再利用が相当に不経済な繊維質廃棄物を迅速且
つ大量に処理できるので、省資源効果を生じ且つ公害の
発生防止にも寄与できるうえに、その生産効率も十分実
用段階に達している。本発明方法により、多くの製紙会
社などから廃棄される大量の繊維質廃棄物を有効に処理
することができ、これらを埋立てるか又は海上投棄する
ことによる深刻な土壌や海水の汚染を回避するととも
に、適当な埋立て場所の減少による投棄費用の高騰も実
質的に阻止できる。 【0048】 また、本発明方法では、クリーナかすや
終末スラッジなども使用・処理できることにより、実際
の大規模な製造プラントにおいて使用済み廃液を再循環
させ、排出液の殆ど生じない閉回路プラントを計画する
ことが可能である。これによって、公害規制が非常に厳
しい現状でも、廃液排出量を可能な限りゼロに近づける
ことができ、廃物利用の繊維板のような製造プラントを
日本国内で建設可能とするものである。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [0001] BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to fibers for papermaking waste and the like.
For efficient production of single-layer fiberboard from waste materials
You. [0002] 2. Description of the Related Art In a paperboard manufacturing plant, mainly used as a paperboard raw material.
Use a mixture of kraft pulp and waste paper,
Various papermaking wastes are generated in the paper manufacturing process. For example,
Large amounts of knots (cooked) residue are produced during raft pulp production
On the other hand, when disintegrating waste paper or pulp,
After blending waste paper that has been generated and disintegrated with appropriate stock
Also various screen debris, cleaner debris and terminal sludge
Occurs. [0003] In these papermaking wastes, some
Refuse and cleaner refuse are used as raw materials for lower grade paper, and
The ludge is recycled to the paper mill and
Is used as fuel for boilers, but fiber waste
Most of the waste is not economically and effectively treated,
In addition, since it occurs in a very large amount,
That is the current situation. [0004] In particular, when the used paperboard is disintegrated,
Papermaking waste such as pulp pulverized waste is attached to paper containers and paper bags.
Wearing gum tape, vinyl tape, vinyl acetate
Including adhesive, plastic film, spelling needle, earth and sand
Therefore, there is no proper disposal method other than landfill disposal.
Minute method is expensive and accused of causing pollution
Have been. [0005] Fiber wastes include government agencies and
Do not take unnecessary documents outside in large companies, etc.
Papers finely chopped with shredders also apply,
This has increased dramatically with the recent promotion of OA. Sh
Paper cut with a redder has a width of several mm and a length of several tens.
mm and the paper contains sizing agent and melamine resin.
Because it is soaked and has a vinyl coating,
At present, incineration or landfill methods are used
Only. [0006] [Problems to be Solved by the Invention] Treatment of fibrous waste
As a law, for example, Japanese Patent Publication No. 56-11581 exists
However, according to the method described in this publication, the main component of this waste is
Fiber material (pulp material, etc.)
No process. This fiber material contains large pieces of paper,
Since a large number of resin pieces are mixed,
Unless crushed to a practical fiber board obtained mechanical
Providing strength is difficult in practice. [0007] As in the above method, preforming and hot working
When a core is produced from a sol-like material simply by applying pressure,
The production time was so long that it was very uneconomical
I will. Therefore, this method uses the method disclosed in the above publication.
Even if it can be performed in a test plant like the example,
Unresolved problems remain in large industrial plants
I have. The present invention discharges a large amount from a paper mill or the like.
Ameliorate the above mentioned problems with respect to fibrous waste
It was proposed for Therefore, the object of the present invention is to
Single-layer fiber useful for rapid and large-scale treatment of fibrous waste
An object of the present invention is to provide a method for efficiently manufacturing a board. [0009] [MEANS FOR SOLVING THE PROBLEMS] To achieve the above object
In the production method according to the present invention, first, fibrous waste
Removes metal pieces, earth and sand, etc. and turns the waste into small pieces
Disintegrate. Mixing binder, waterproofing agent, etc. with the obtained aqueous waste liquid
And then solidified by primary molding under pressure
After water evaporation by infrared device
Into a plate shape under heating and pressure. In the method of the present invention, a binder,
When mixing a liquid agent or the like, the concentration of the aqueous waste liquid is about 2 to 4
It is preferable to increase the fluidity by setting the weight%. In primary molding
When the aqueous waste liquid is solidified, the water content of the obtained primary molded plate becomes
It drops to about half. Since the moisture content is still high,
It is usually heated and dried effectively by an infrared device. This infrared device is generally a dark infrared device
However, in some cases, a far-infrared device can be used.
is there. After passing through the infrared device, the moisture content of the primary molded plate becomes
It drops to about 22-25%. Next, secondary heating and pressurization
When molded, the resulting fiberboard has a moisture content of less than about 10%.
You. [0012] The raw material used in the method of the present invention is fibrous waste.
The paper waste can be exemplified as the fibrous waste.
Of paperboard waste from paperboard mills
Waste is preferred. This type of paper waste includes pallets.
Par scum, Jansson screen scum, flat screen
Lump, centricleaner lump, terminal sludge, Japanese paper
Use terminal sludge alone or as a mixture of two or more.
Knot debris and sludge for quality control of waste fiberboard
Etc. may be added. [0013] Pulper residue, various screen residue
Cleaner residue is a fibrous solid separated from waste paper and pulp.
In addition to shaped products, gum tape, vinyl tape, vinyl acetate
Adhesives, plastic films, spelling needles, earth and sand, etc.
These are used in the manufacture of fiberboard, except for some of them.
Can be [0014] The terminal sludge of Japanese paper is manufactured by itself.
The fiberboard is beautiful,
After mixing, add a known polymer flocculant around 1% of the absolute dry weight.
You can get it. In addition, as fiber waste used,
Finely chopped paper for used faxes, used fax
Add all or part of paper, copy paper, newspaper inserts, etc.
Is also good. [0015] According to the method of the present invention, the aqueous waste liquid is solidified by primary molding.
Even if the water content of the primary molded plate
High moisture content, depending on the infrared device,
Heat to 0 ° C and quickly dry the primary formed plate from inside the plate
You. The primary molded plate that has passed through the infrared device is
Rate is reduced to about 22-25%, and the formed plate is relatively thick
This also allows for heating and drying in the secondary molding. In the method of the present invention, fibrous waste such as
Various types of pulper waste generated when disintegrating pulp and waste paper
Effectively process screen debris and cleaner debris
And fine fiber cleaner residue and terminal sludge
It is possible to mix as. In the method of the present invention,
Gum tape, vinyl tape, vinyl acetate for fibrous waste
May contain adhesives, plastic films, etc.
No. [0017] DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS First, the method of the present invention will be described with reference to FIG.
explain. Pulper rich in solids among papermaking waste.
1 、 Various screen residue and cleaner residue 1 are fiberboard
First to improve the quality of water and the flowability of aqueous wastewater
Put into the tank 2 to form small pieces (for example, about 5 mm or less in length)
Disintegrate. In the crushing tank 2, the contents are stirred.
, One or two wet crushers 3 (for example, through trade name
Pump, manufactured by Komatsu Zenoa). Crushing
From the bottom 4 of the tank 2, a metal such as a non-crushable spelling needle
Remove chips, earth and sand. The crushed contents are generally transferred by a transfer pump.
(Not shown) and pass through cyclone 5, where it remains
The remaining metal chips, earth and sand, etc. are completely removed.
Screen or roller dehydrator as required from cron (Figure
(Not shown) into the mixing tank 6. No need to crush
Chip-shaped knot residue, various sludge, etc. are desired
May be directly charged into the mixing tank 6 depending on the conditions. In the mixing tank 6, water is measured by the concentration measuring device 7.
The concentration of the aqueous waste liquid is set to about 2 to 4% by weight,
In addition to increasing the fluidity, the binder and water-resistant agent are removed from the chemical tank 8.
Add the ingredients and stir vigorously. As an example, the binder is thermosetting
Phenolic resin (for example, SK agent (trade name), Dainippon
Niki Chemical Industry Co., Ltd.)
Rejon (for example, WR + N liquid, Dainippon Ink and Chemicals, Inc.)
Industrial company). The addition amount of the thermosetting phenolic resin is
About 2 to 8 parts by weight based on 100 parts by weight of the aqueous waste liquid
In general, the greater the amount added, the higher the mechanical strength of the fiberboard
Higher, but beyond a certain amount, the mechanical strength increases
Unless it is less than the specified amount, it cannot be used as a hard fiberboard
Become. On the other hand, the addition amount of the water-proofing agent is the absolute dry amount
It is about 1 to 3 parts by weight with respect to 0 parts by weight.
This is effective in maintaining a predetermined water resistance of the fiberboard.
In this case, in order to further fix the binder and the waterproofing agent,
The pH value of the aqueous waste liquid is adjusted to 4.5 to 5.
0, and paint from the chemical tank 8 as required.
Etc. may be added. The aqueous waste liquid thus obtained is obtained by using water as a dispersion medium.
Sol-like substance, for example, a centrifugal pump (not shown).
) To the raw material tank 9. Stirring in the raw material tank 9
And then the aqueous waste is removed from the
(Not shown) to the primary molding machine 10
You. The primary molding machine 10 is configured as shown in FIG.
It has a simple structure. In the primary molding machine 10, pressurization of the upper part
The board 11 has a number of through grooves 13 in a front wall 12,
A wire mesh 14 is stretched on the surface of the wall. The pressure plate 11 is a vacuum port.
Pump (not shown) to squeeze water in the direction of arrow V.
Also, a large number of through grooves 17 are provided in the front wall 16 of the receiving board 15.
A wire mesh 18 is stretched on the surface of the front wall, and
Form 1 having an inner diameter substantially equal to the outer diameter of the pressure plate 11 on the plate 15
9 and the filtrate falling from the through groove 17 is directed in the direction of arrow F.
Discharge in the direction. The aqueous waste liquid is supplied to the input port 20 as shown by the arrow L.
From inside the mold 19. The aqueous waste liquid 21 in the mold 19 is 2
At the first stage, the pressurizing plate 11 is moved
In the direction, for example, a surface pressure of about 5 to 10 kg / cmTwoso
Dehydrate. Then, in the second stage, a flat pressure plate (shown in the figure)
No) and the mold 19 is removed to obtain a surface pressure of about 10 to 10.
30Kg / cmTwoDehydration at high pressure to form into a flat plate.
As a result, the moisture content of the obtained primary molded plate is preferably about 50% or less.
About 40-45%, and its thickness is about 4%
0 to 45%. At this time, the water content of the primary molded plate is about 50
%, The heating furnace will be lengthened in the next moisture evaporation step.
And the amount of electricity used increases extremely, which is uneconomical
It is. In addition, instead of the illustrated primary molding machine 10, a well-known
For roller type belt press (for example, manufactured by Maruishi Seisakusho)
Production of primary molded plates continuously at high speed
This method can reduce the final thickness of the fiberboard
This is only possible when it is less than 6 mm. The filtrate discharged by the primary molding machine 10
Is sent to the filtrate tank 22 (FIG. 1), and from the filtrate tank
After returning to the mixing tank 6 via a transfer pump (not shown),
Release part as wastewater. For use in the primary molding machine 10
The washing water is sent to the filtration tank 23,
And returned to the crushing tank 2 via a transfer pump (not shown). Since the primary molded plate still has a high water content,
It is necessary to carry out a minute evaporation process, and for this
Let it pass. This moisture evaporation method uses a dark infrared device.
Dark infrared devices (eg Infrastein, Japan)
And dried by heating to 200 to 250 ° C.
After passing through the heating furnace 24, the moisture content of the primary molded plate is about 22
2525%. [0027] The primary molded plate after the water evaporation treatment has an additional 2
The secondary molding is performed by the secondary molding machine 25 to a specified thickness.
As the secondary molding machine 25, for example, a known hot multi-stage press is used.
The temperature of the hot plate of the press is 170-180 ° C before
After, and the surface pressure is about 20-30Kg / cmTwoAdjust to
By the secondary molding, the water content of the fiberboard is reduced to 10% or less.
You. The obtained single-layer fiberboard 28 is sequentially placed in the slitter 2
6 cut the edge and load it on the auto stocker 27
And store it in the warehouse. Store in the warehouse for 10-15 days,
It may be shipped after adjusting the humidity appropriately. As shown in FIG. 3, the single-layer fiberboard 28
For gum tape, vinyl tape, vinyl acetate
Nylon adhesive, plastic film, etc.
Although they remain at 20 to 30% by weight, they are
Mostly melted in the heat / pressurization process to form a fused material 29
This helps to increase the mechanical strength of the fiberboard 28. The fiber board 28 is made of various fibrous solids.
Contains 30 as the main component and is substantially similar to kraft paper
Excellent heat insulation and sound insulation properties, and
Due to the presence of the liquid agent, it is also excellent in water resistance and moisture resistance. Change
The fiberboard 28 is boiled in hot water of 100 ° C. for 2 hours.
Does not change the shape, it can be cut with a saw, and nails can be stored.
It has excellent holding power, and it is a cosmetic paint even when surface painting is performed.
It stretches well and does not peel off. The fiberboard 28 is generally a single layer having a thickness of 2
Up to 15 mm, substantially according to JIS-A59
07, which is equivalent to hard fiberboard specified in
Bending strength is further enhanced by special treatment with resin etc.
It is also possible to make it larger. Also, withstand pressure
When used for pallets of elephant,
Since the degree does not need to be so large,
It can be formed up to a lower thickness. Next, a more specific embodiment of the present invention will be described.
I do. Example 1 To test the production of 2.5 mm thick fiberboard,
5 kg of pulper residue generated in the paper manufacturing process (absolute dry amount, below
Same) and 5 kg of Jansson screen dregs are used. This
They are put into a crushing tank containing 340 liters of water,
When crushed for about 10 minutes with (trade name Sluzer Pump)
It becomes a small piece with a length of about 5 mm. This aqueous waste solution is added to the mixing tank.
And remove thermosetting phenolic resin (SK agent)
Add 5% by dry weight and stir for 10 minutes.
5 minutes after adding the emulsion (trade name WR + N solution)
After stirring for 3 hours, add 3% by weight of absolute sodium sulfate
And stir. Primary molding of 68 liters of the obtained aqueous waste liquid
Pressing press formwork (975 x 975 x height)
200 mm) and a surface pressure of 5 kg / cm 2 for about 25 seconds
Surface pressure 15kg / cmTwoPress for about 25 seconds.
The obtained primary molded plate had a thickness of 3.9 mm, a weight of 3.7 kg, and contained
The water content is 45%. This primary molded plate is a dark infrared device (product
(Infrastein), the moisture of 1.1
The amount of electricity used to evaporate liters is 1 KW / min
You. Next, secondary molding is performed, and hot pressing of the secondary molding machine is performed.
Indicates that the heat source is steam, the hot plate temperature is 180 ° C, and the surface pressure
20Kg / cmTwoFor about 2 minutes. Final products include
The water content is around 8%, and its dimensions are 975 x 975 x
The thickness is 2.5 ± 0.5 mm. The physical properties of the fiberboard are measured according to JIS-A590.
It is as follows when measured according to 5-A5907. [0036] [Table 1]Note) The average value of No. 1 to No. 3 up to the moisture content of the test items. Hard fiber specified in JIS-A5907
In the plate S200, the criterion is a specific gravity of 0.8 or more and a water content of 5-1.
3%, bending strength 200Kg / cmTwoAbove, water absorption 30%
It is required that the fiberboard of this example
Has passed the criteria. Embodiment 2 To produce 100,000 monthly 3mm-thick fiberboard
, 70 tons of pulper cake per month (absolute dry weight, same hereafter)
Ji), 75 tons of knot residue, 240 tons of terminal sludge,
Use 18 tons of conditioning sludge. The only pulper residue is
1m beforehand in the crushing tankThreeCrushed at a rate of / min
You. 760 kg / hour of these raw materials is converted to an actual volume of 2
2mThreeInto the mixing tank, and the thermosetting phenol from the chemical tank.
Resin (trade name SK agent) (20 tons / month)
Paraffin emulsion (product name WR + N solution)
10 tons), and then add sodium sulfate
The aqueous effluent is adjusted to pH 4.5-5.0. The water content of the obtained aqueous waste liquid is 96.5%.
You. This aqueous waste liquid has an actual volume of 22 mm.ThreeRaw material tank
Send and stir, and weigh 113 kg per sheet in a measuring tank.
Weigh. As a primary molding machine, a hydraulic pressurization type die is used.
Bull wire and high pressure press (1st stage output 120 tons,
(2nd stage output 350 tons) (Yamamoto Iron Works)
The shape of the frame is 920 horizontal x 1830 vertical x 68 mm high.
The first stage surface pressure of 7 kg / cmTwoAt the water content of aqueous wastewater
Is 60%, and the surface pressure of the second stage is 20 kg / cmTwoIncluding
The water content drops to 45%. The obtained primary molded plate weighs 10 kg / sheet, and has a thickness of 10 kg.
4.4mm and the production efficiency is 4-10m / min.
You. This primary molded plate is a 50KW dark-infrared ray device (product
Moisture evaporation in a heating furnace using
The furnace uses 260 KW / h of electricity, and the processing capacity
190 sheets / hour. By this heating furnace, primary molded plate
Is 1.5 liters / sheet and its thickness is
4.0 mm. The output of the secondary molding machine is 350 tons.
Hot multi-stage press with 10 stages (Yamamoto Iron Works
Surface pressure of 20 kg / cmTwo、 Heat plate temperature 170 ℃
When the secondary molding is performed at a cycle of 20 times / hour, 930 horizontal × vertical
The fiberboard is 1840 x 3 mm thick. Then with a slitter
Trim the ears at a rate of 8 seconds / sheet, 910 horizontal x 182 vertical
A fiberboard of 0 × thickness 3 mm is obtained. This fiberboard is loaded
Load on several 420 auto stockers and store in warehouse
You. The obtained fiberboard is compliant with JIS-A5907.
All pass the same. [0045] According to the method of the present invention, the aqueous waste liquid is removed by the primary molding.
The moisture content of the primary molded plate obtained by solidification was reduced to about half.
After that, heat and dry effectively with an infrared device.
This infrared device is generally used in terms of production efficiency and equipment area.
It is better than a steam heat source. Through this infrared device
If the primary molding plate is relatively thick, the moisture content is low
Heating and drying in the secondary molding. The single-layer fiberboard obtained by the method of the present invention
Interior materials, building materials, pallets, highway noise barriers, construction
It can be used for tools and furniture. Japanese Standards (JIS) A
Has quality equivalent to hard fiberboard specified in 5907
It is possible and highly practical. The present invention
Single-layer fiberboard manufactured by the conventional method is rather landfilled or incinerated.
Use of fibrous waste, which requires disposal costs, as a raw material
Very cheap. When the method of the present invention is performed, it cannot be reused.
Quickly and easily recycle fibrous waste, which is considerably uneconomical
Can be processed in large quantities, resulting in resource saving effects and pollution
Not only contribute to the prevention of production, but also achieve sufficient production efficiency.
The use stage has been reached. By the method of the present invention, many papermaking
Effective treatment of large amounts of fibrous waste discarded by companies
Can landfill or dump them at sea
To avoid serious soil and seawater pollution
In addition, the cost of dumping has risen due to the reduction of landfill sites.
Can be qualitatively stopped. In the method of the present invention, the cleaner
By being able to use and process terminal sludge,
Waste recycling at a large manufacturing plant
And plan a closed circuit plant with almost no effluent
It is possible. This makes pollution regulations very strict.
Even in a difficult current situation, the amount of waste liquid discharge should be as close to zero as possible
Manufacturing plants like waste fiberboard
It can be built in Japan.

【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明方法に係る単層繊維板の製造工程を例
示するフローシートである。 【図2】 本発明方法で用いる1次成形機の要部を示す
概略断面図である。 【図3】 本発明によって製造した単層繊維板の斜視図
である。 【符号の説明】 2 解砕槽 3 解砕機 6 混合槽 8 薬品槽 9 原料タンク 10 1次成形機 24 加熱炉 25 2次成形機 28 単層繊維板
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a flow sheet illustrating a manufacturing process of a single-layer fiberboard according to the method of the present invention. FIG. 2 is a schematic sectional view showing a main part of a primary molding machine used in the method of the present invention. FIG. 3 is a perspective view of a single-layer fiberboard manufactured according to the present invention. [Description of Signs] 2 Crushing tank 3 Crusher 6 Mixing tank 8 Chemical tank 9 Raw material tank 10 Primary molding machine 24 Heating furnace 25 Secondary molding machine 28 Single-layer fiberboard

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 1.繊維質廃棄物から金属片や土砂を除去するとともに
該廃棄物を小片状に解砕し、小片状に解砕された繊維質
固形物と、ガムテープ,ビニルテープ,接着剤,フィル
ムなどのプラスチック小片とを含む水性廃液に結合剤,
耐水剤などを混合してから、加圧下で1次成形すること
によって固体化させ、更に1次成形板について板内外部
をほぼ均一に乾燥するような赤外線装置によって水分蒸
発処理を行なった後に、加熱・加圧下で2次成形して硬
質板状にすることを特徴とする単層繊維板の製造方法。 2.水性廃液に結合剤,耐水剤などを混合する際に、該
水性廃液の濃度を約2〜4重量%に定めて流動性を高め
る請求項1の方法。
(57) [Claims] The waste was crushed into small pieces to remove the metal pieces and sediment from fibrous waste fiber that is disintegrated into small pieces
Binders for aqueous wastewater containing solids and small pieces of plastic such as gum tape, vinyl tape, adhesives, films, etc.
From a mixture of such water-agent, to be solidified by primary molding under pressure, after performing water evaporation process by infrared devices, such as substantially uniformly drying the plate in External further the primary molded plate A method for producing a single-layer fiberboard, comprising forming a hard plate by secondary forming under heat and pressure. 2. 2. The method according to claim 1, wherein when the aqueous waste liquid is mixed with a binder, a waterproofing agent, etc., the concentration of the aqueous waste liquid is set to about 2 to 4% by weight to enhance the fluidity.
JP19851291A 1991-07-12 1991-07-12 Method for manufacturing single-layer fiberboard Expired - Lifetime JP2720366B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19851291A JP2720366B2 (en) 1991-07-12 1991-07-12 Method for manufacturing single-layer fiberboard

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19851291A JP2720366B2 (en) 1991-07-12 1991-07-12 Method for manufacturing single-layer fiberboard

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59145800A Division JPH0643680B2 (en) 1984-07-12 1984-07-12 Method for manufacturing single-layer fiberboard

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08188996A JPH08188996A (en) 1996-07-23
JP2720366B2 true JP2720366B2 (en) 1998-03-04

Family

ID=16392375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19851291A Expired - Lifetime JP2720366B2 (en) 1991-07-12 1991-07-12 Method for manufacturing single-layer fiberboard

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2720366B2 (en)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2354909A1 (en) 2001-08-08 2003-02-08 Liheng Chen Low density oriented strand board
CN112030587B (en) * 2020-09-10 2021-03-23 株洲市红三角包装印刷有限责任公司 Method for recycling printed paper product

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2438632B2 (en) * 1974-08-12 1977-08-11 Continental Gummi-Werke Ag, 3000 Hannover VEHICLE WHEEL RIM WITH A PNEUMATIC TIRE
JPS5512853A (en) * 1978-07-10 1980-01-29 Heisaku Inagawa Production of board using paper making sludge
JPS57128300A (en) * 1981-01-30 1982-08-09 Showa Touen Kk Production of base sheet for tile unit

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08188996A (en) 1996-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5387267A (en) Process and apparatus for treating heterogeneous waste to provide a homogeneous fuel
US5137599A (en) Conversion of pulp and paper mill sludge to papermaking pulp
US4983258A (en) Conversion of pulp and paper mill waste solids to papermaking pulp
US5002633A (en) Conversion of pulp and paper mill waste solids to papermaking pulp
EP0423606A1 (en) Process for the preparation of domestic, industrial or similar waste for the extraction of cellulose materials
EP0520172A1 (en) Treatment of waste and waste-like mixtures, particularly of source separated organic waste, the wet waste and the commercial waste for anaerobic digestion of contained biogenic-organic substances
US3819456A (en) Insulation board fabricated from refuse
JP2720366B2 (en) Method for manufacturing single-layer fiberboard
DE60121441T2 (en) METHOD AND APPARATUS FOR RECYCLING WASTE
KR100417983B1 (en) Manufacturing method of solid fuel using food waste
JP2582052B2 (en) Primary molding method for aqueous waste liquid
JPH0643680B2 (en) Method for manufacturing single-layer fiberboard
JP2593139B2 (en) Aqueous waste liquid primary molding equipment
JP3673588B2 (en) Manufacturing method of hard fiber board
Economides et al. Reuse of effluent from a wastepaper wash-deinking process
DE4230400A1 (en) Process for recycling plastic waste
KR910007581B1 (en) Method of manufacturing board
GB2395162A (en) A method of producing moulded products from waste paper`
JPH0213520Y2 (en)
Tamboli et al. Design and Fabrication of Paper Recycling Unit
JPS6023489A (en) Production of solid fuel composed mainly of waste substance generated in regeneration of waste paper
TW499330B (en) Method for preparing material for plasticized fiber board from pulp sludge and method for producing plasticized fiber board
JPS60112892A (en) Process for producing solid fuel from industrial waste
JP2001073300A (en) Production of regenerated wood using waste paper
Raulji et al. Cleaner Production in Pulp and Paper Industry

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term