JP2715676B2 - エンジンの空気量検出装置 - Google Patents

エンジンの空気量検出装置

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンの空気量検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】絞り弁上流に設けたエアフローメータに
より空気量を検出するようにした、いわゆるL−ジェト
ニック方式の燃料噴射装置では、絞り弁とエアフローメ
ータのあいだが離れていることによる空気量検出の応答
遅れや、インジェクタから噴かれた燃料がシリンダに達
するまでの応答遅れがあるので、これらを補正してやる
必要がある。
【0003】この点を考慮して、スロットルセンサより
絞り弁開度の変化量ΔTVOを検出し、この絞り弁開度
変化量ΔTVOを用いてエアローメータ出力を補正する
ことによって、上記の応答遅れを解消しようとするもの
がある(たとえば、特開昭60−201035号公報等
参照)。たとえば、絞り弁開度補正量ΔTVOと設定値
を比較し、絞り弁開度補正量ΔTVOが設定値以上のと
き(つまり加速時)、この絞り弁開度変化量ΔTVOに
定数を掛けた値をエアフローメータ出力に加算すること
によって応答性を良くするのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、絞り弁開度
の変化量ΔTVOの代わりに、エアフローメータ出力自体
の変化量を用いてエアフローメータ出力を補正すること
もできる。
【0005】しかしながら、エアフローメータは、吸気
脈動の影響を受けて出力に変動を伴うため、エアフロー
メータ自体の変化量に対応させて補正を行ったのでは、
出力変動を増幅させ、空燃比の変動を大きくすることが
ある。
【0006】そこで、この発明はエアフローメータ自体
の変化量に対応させて補正を行うものの、すべての負荷
条件に対して行うのではなく、吸気脈動の大きくなる高
負荷条件に限って、この補正を行わないことで、吸気脈
動に伴う出力変動の防止をはかる装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図1に示
すように、吸気絞り弁上流の空気量に応じた出力をする
エアフローメータ2と、このエアフローメータ出力より
単位回転当たりの空気量相当の信号(たとえば基本噴射
パルス幅Tp)を計算する手段3と、この単位回転当た
りの空気量相当の信号と前回の加重平均値に所定の重み
を与えて平均した値を今回の加重平均値として計算する
手段4と、この今回の加重平均値(たとえば加重平均値
として加重平均パルス幅Avtpr)の単位時間当たり
の変化量を用いて、今回の加重平均値を先取り補正する
手段5と、エンジンの負荷信号を受けて高負荷条件にあ
るかどうかを判定する手段6と、この判定結果に基づ
き、高負荷条件で前記今回の加重平均値に、また高負荷
条件以外で前記先取り補正値に切換え、この切換後の値
をシリンダ空気量相当の信号(たとえばシリンダ空気量
相当パルス幅Avtp)として出力する手段7と、前記
今回の加重平均値を次回計算のため前記前回の加重平均
値として記憶する手段10とを備える。
【0008】第2の発明は、図2に示すように、吸気絞
り弁上流の空気量に応じた出力をするエアフローメータ
2と、このエアフローメータ出力より単位回転当たりの
空気量相当の信号(たとえば基本噴射パルス幅Tp)を
計算する手段3と、この単位回転当たりの空気量相当の
信号と前回の加重平均値に所定の重みを与えて平均した
値を今回の加重平均値として計算する手段4と、この
回の加重平均値(たとえば加重平均値として加重平均パ
ルス幅Avtpr)の単位時間当たりの変化量を用い
て、今回の加重平均値を先取り補正する手段5と、エン
ジンの負荷信号を受けて高負荷条件にあるかどうかを判
定する手段6と、この判定結果に基づき、高負荷条件で
前記今回の加重平均値に、また高負荷条件以外で前記先
取り補正値に切換え、この切換後の値をシリンダ空気量
相当の信号(たとえばシリンダ空気量相当パルス幅Av
tp)として出力する手段7と、前記今回の加重平均値
が前記単位回転当たりの空気量相当の信号より大きくな
ったかどうかを判定する手段8と、この判定結果に基づ
き、前記高負荷条件となっても、前記今回の加重平均値
Avtprのほうが大きくなるまでは前記今回の加重平
均値への切換を遅らせる手段9と、前記今回の加重平均
値を次回計算のため前記前回の加重平均値として記億す
る手段10とを備える。
【0009】
【作用】高負荷条件以外で先取り補正値に切換えられ、
これがシリンダ空気量相当の信号として出力されると、
この信号は緩加速時においても、要求値によく一致す
る。
【0010】一方、高負荷条件になると、先取り補正が
されることのないように、加重平均値に切換えられる。
これにより、吸気脈動の影響を受けてエアフローメータ
に生じる出力変動を増幅させることがなくなる。
【0011】第2の発明ではさらに、高負荷条件となっ
ても、単位回転あたりの空気量相当の信号より加重平均
値のほうが大きくなるまで加重平均値への切換が遅らせ
られる。これにより、全開までの急加速であっても、高
負荷条件になった直後の加重平均値の遅れを防いで、要
求どおりの空気量信号を与えることができる。
【0012】
【実施例】図3は一実施例のシステム図で、L−ジェト
ロニック方式の燃料噴射装置にこの発明の空気量検出装
置を適用したものである。同図において、エアクリーナ
10より吸気通路11に吸入された空気は、吸気ポート
12に設けたインジェクタ13からの噴射燃料と混合し
て、エンジンのシリンダ14内に導かれる。シリンダ内
で点火火花の助けを借りて燃焼するガスは、ピストンを
押し下げる仕事を行い、仕事をした後の燃焼ガスは排気
通路15を経て有害三成分(CO,HC,NOx)を浄
化する触媒コンバータ16に導かれる。
【0013】アクセルペダルを踏み込むと、これと連動
する吸気絞り弁17が開き、シリンダ14に流入する空
気量が増大する。この空気量の変化は絞り弁17の上流
に設けられた熱線式エアフローメータ(以下AFMで略
す。)18の信号に変化を与える。
【0014】AFM18は、センサ部と制御回路(図示
せず)からなり、センサ部では、熱線がボビン状に形成
されたセラミックに対してコイル状に巻かれ、センサ部
の全体がガラスコーティングにて被覆されている。制御
回路では、熱線とのあいだでブリッジ回路が組まれる。
この場合、空気量が多くなるほど熱線が冷されるので、
熱線の温度が一定になるように熱線への供給電流を増大
させると、供給電流値が空気量に対応する。この電流値
は電圧値に変換されて出力される。
【0015】主にマイクロコンピュータからなるコント
ロールユニット25には、絞り弁開度TVOを検出するセ
ンサ19、クランク軸に同期して所定のパルス信号を発
生するクランク角センサ(ディストリビュータ20に内
蔵されている)21、水温センサ22、酸素センサ23
からの信号が入力され、コントロールユニット25で
は、AFM出力に基づいて、インジェクタ13からの燃
料噴射量を決定する。
【0016】インジェクタに与える燃料噴射パルス幅は
インジェクタ位置での空気量に比例して与える必要があ
るため、次式によりAFM出力とエンジン回転数Neか
ら計算される基本噴射パルス幅Tp[ms]に対して加
重平均を行う。
【0017】 Avtpr=Tp・Fload+旧Avtpr・(1−Fload)…(1) ただし、Avtpr:加重平均パルス幅[ms] 旧Avtpr:前回の加重平均パルス幅 Fload:加重平均係数[%] である。
【0018】AFMとシリンダのあいだに一定の空気ボ
リュームがあるため、絞り弁の急開に合わせてAFM位
置での空気量が増えても、これに即応してシリンダ空気
量が増えることはなく、ある位相遅れをもってシリンダ
空気量が増える。この位相遅れを定めるのが加重平均係
数Floadであり、AFM位置に対する噴射パルス幅Tp
に対して(1)式の加重平均を行うと、シリンダ空気量
に比例して燃料量を与えることができるのである。
【0019】ところが、インジェクタにパルスを与えて
から、噴射された燃料がシリンダ入口に到達するまでの
時間(インジェクタ位置により異なるが約7〜10m
s)、加重平均パルス幅Avtprの位相がシリンダ空気量
より遅れる。この遅れ分を考慮するなら、Avtprがシリ
ンダ空気量より進んだ位相となるように先取り補正して
やらなければならない。
【0020】これを、図4の波形を用いて説明すると、
加重平均パルス幅Avtprの位相を進めた波形をシリンダ
空気量相当パルス幅Avtpとして考える。図より、要求
Avtpがシリンダ空気量よりも先取り補正量T[ms]
だけ先となるには、 Avtp=Avtpr+X…(2) X/(T+td)=ΔAvtpr/Δt…(3) でなければならない。
【0021】 ただし、Δt:先取り補正の演算間隔[ms] ΔAvtpr:ΔtあたりのAvtprの変化量[ms] td:AFM自体の応答遅れとAFMと絞り弁が離れて
いることに伴う遅れの時間[ms] である。
【0022】両式よりXを消去する。
【0023】 Avtp=Avtpr+ΔAvtpr・(T+td)/Δt =Avtpr+(Avtpr−旧Avtpr)・(T+td)/Δt =Avtpr+(Avtpr−旧Avtpr)・GADVTP#…(4)
【0024】ただし、(4)式のGADVTP#は先取り補正
のゲイン[無名数]である。たとえば、AFMが絞り弁
に近い場合td=0とみなすことができ、T=10m
s、Δt=4msとすると、GADVTP#=2.5倍とな
る。
【0025】このように、Avtpr自体の変化量に対応す
る補正量(第2項)を、Avtprに上乗せすることで、緩
加速でも、噴霧の遅れを防いで、精度良く要求Avtpに
近づけることができる。なお、先取り補正を行うと、図
4の斜線部分に示すように、立ち上がり遅れとオーバー
シュートを生じるが、AFMと絞り弁のあいだの距離が
1.5m以内に収まる限り、急加速でも影響は少ない。
【0026】さて、AFMは吸気脈動の影響を受けて出
力が変動するため、AFMに基づいて計算される加重平
均パルス幅Avtprも出力に変動を伴う。この出力に変動
を伴う信号に対して、(4)式により先取り補正する
と、絞り弁全開時など吸気脈動の大きい条件で出力変動
が増幅されてしまうため、先取り補正後の値を燃料噴射
に用いたのでは、空燃比が大きく変動し、ひいてはトル
ク変動を引き起こす。
【0027】そこで、この例では、加重平均パルス幅A
vtprに生ずる出力変動が大きくなると思われる高負荷条
件(絞り弁下流の吸入負圧にして−50mmHg〜0m
mHg)で(4)式の先取り補正を行わないこととし
て、空燃比の変動を防止する。図5は、シリンダ空気量
相当パルス幅Avtpを計算するためのルーチンである。
このルーチンは一定の時間ごと(たとえば4msごと)
に繰り返し行なわれる。このフローチャートを用いて、
この例の作用を説明する。
【0028】ステップ1でAFM18からの信号をA/
D変換し、ステップ2ではそのA/D変換値Qaが空気
量と比例するように一定の処理(リニアライズ処理とい
う)を行い、リニアライズされた値をQsというメモリ
に入れる。なお、リニアライズするためのテーブル特性
を図6に示す。
【0029】このリニアライズ空気量Qs[g/s]と
エンジン回転数Ne[rpm]から次式により基本噴射
パルス幅Tp[ms]を計算する(ステップ3)。 Tp=(Qs/Ne)・KCONST#…(5)
【0030】(5)式のQs/NeはAFM位置での単位
回転当たりの空気量であり、この値に空気量−パルス幅
変換定数KCONST#をかけた値をTpとしているので、Tp
は単位回転当たりの空気量相当の信号である。
【0031】実際には次式により基本噴射パルス幅Tp
を修正する。 Tpflat=Tp・Ktrm
【0032】ここで、Ktrmは空気量やインジェクタの
エラーをエンジン条件ごとに補正するための係数で、tr
mはトリミングを意味する。トリミング係数Ktrmを求め
るには、エンジン回転数Neとα−N流量Qhoとで割り
付けた16×16のマップを補間計算付きで参照させ
る。なお、Qhoは絞り弁開度TVOと回転数Neから定まる
絞り弁部の定常時の空気流量で、公知のものである。
【0033】ステップ4で加重平均係数Floadを、次の
いずれかの理論式 Fload=1/{(120・Vm)/(Ve・η・Ne・Δtc)+1} Fload=(Ve・η・Ne・Δtc)/(120・Vm) により計算する。
【0034】ただし、記号の意味は次の通りである。 Δtc:シリンダ空気量の計算間隔[s] Vm:マニホールドボリューム[cc] Ve:排気量[cc] η:シリンダ内新気割合[%] Ne:エンジン回転数[rpm]
【0035】これは、加重平均係数Floadをマップ参照
により求めると、マップ作成に適合のための多大の時間
を要するので、吸気系の物理モデルにより定まる理論式
でFloadをもとめることで、実機で適合する必要をなく
するためである。
【0036】ステップ5では、前述の(1)式を用い
て、基本噴射パルス幅Tpに加重平均を行うことによっ
て、加重平均パルス幅Avtprを計算する。
【0037】ステップ6ではフラグの値をみる。このフ
ラグは加重平均パルス幅Avtprに対して(4)式の先取
り補正を行うか、あるいは先取り補正を禁止するかを示
すフラグであり、フラグの値が0のとき先取り補正を行
い、1になると先取り補正を禁止する。
【0038】低負荷条件ではフラグが0になっているの
で、ステップ7に進み、α−N流量(エンジン負荷相当
量)Qhoと判定レベル(一定値)AVTQHH#を比較する。
これは、高負荷条件にあるかどうかをみるためであり、
Qho<AVTQHH#であれば高負荷条件になく、ステップ1
3で加重平均パルス幅Avtprに対して、前述の(4)式
により先取り補正を行う。
【0039】これに対して、Qho≧AVTQHH#であれば高
負荷条件になったとして、フラグの値を1とし(ステッ
プ7,9)、Avtp=Avtprとして、先取り補正を行わ
ない(ステップ12)。なお、ステップ8は後述する。
高負荷条件になった後は、ステップ10でQho<AVTQHL
#(ただしAVTQHL#<AVTQHH#)とならない限り、先取り
補正の禁止を継続する(ステップ10,12)。AVTQHL
#も判定レベル(一定値)であり、AVTQHH#と別個に設け
ているのは、ヒステリシスをもたせるためである。
【0040】ステップ10でQho<AVTQHL#となれば高
負荷条件を脱したとして、フラグの値を0とし(ステッ
プ10,11)、ふたたびステップ13に進んで先取り
補正を行う。
【0041】絞り弁を急開、急閉したときの波形を図7
に示す。図においてフラグ=1にある区間は、吸気脈動
の影響を受けてエアフローメータ出力に基づく値(図で
は基本噴射パルス幅Tp)が大きく変動する区間であ
り、この区間で先取り補正を禁止することで、出力変動
が増幅されないようにすることができる。こうして吸気
脈動の影響が除かれると、燃料制御を行った場合に、空
燃比の変動を防止することができる。
【0042】ただし、絞り弁を急開した場合には高負荷
条件に入った直後に負荷信号Qhoより加重平均パルス幅
Avtprのほうが大きく遅れるため、AvtprがTp(あるい
はQho)に追いつくまでは、立ち上がり遅れを解消する
ためにも特に先取り補正がほしいところである。
【0043】そこで、高負荷条件(Qho≧AVTQHH#)に
入っても、Avtpr≧Tpとなるまでは、先取り補正を継
続させる(図5のステップ8,13)。つまり、高負荷
条件になってから所定の区間は先取り補正禁止状態への
切換にディレイをもたせることで、絞り弁全開までの急
加速のときなどにも、高負荷条件になった直後の応答遅
れを防いで、要求通りの空気量信号を与えることができ
る。
【0044】なお、ステップ12,13で求めたシリン
ダ空気量相当パルス幅Avtpからは、次式により最終的
な燃料噴射パルス幅Ti[ms]を決定し、燃料噴射を
行っている。 Ti=Avtp×Co×α+Ts…(6)
【0045】ただし、(6)式において、Coは1と各
種補正係数の和、αは酸素センサ出力に基づいて計算さ
れる空燃比フィードバック補正係数、Tsはインジェク
タ13の無効パルス幅である。
【0046】最後に、図1,図2との対比では、図5の
ステップ3が単位回転あたり空気量計算手段3、ステッ
プ4,5が加重平均手段4、ステップ6,9,11〜1
3が切換手段7、ステップ7,10が高負荷判定手段
6、ステップ8が大小判定手段8、ステップ13が先取
り補正手段5の機能を果たしている。
【0047】
【発明の効果】第1の発明では、AFM出力に基づいて
空気量を検出する装置において、高負荷条件で単位回転
当たりの空気量相当の信号の加重平均値に、高負荷条件
以外で加重平均値の先取り補正値にそれぞれ切換え、こ
の切換後の値をシリンダ空気量相当の信号として出力す
るようにしたため、絞り弁全開時などの高負荷条件で吸
気脈動に伴う出力変動を防止することできる。
【0048】第2の発明は、第1の発明に加えて、高負
荷条件となっても、前記加重平均値が前記単位回転あた
りの空気量相当の信号より大きくなるまでは前記加重平
均値への切換を遅らせるようにしたため、絞り弁全開ま
での急加速であっても、高負荷条件になった直後の応答
遅れを防いで、要求どおりの空気量信号を与えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明のクレーム対応図である。
【図2】第2の発明のクレーム対応図である。
【図3】これら発明の空気量検出装置をL−ジェトロニ
ック方式の燃料噴射装置に適用した場合の一実施例のシ
ステム図である。
【図4】先取り補正を説明するための波形図である。
【図5】前記実施例の制御動作を説明するための流れ図
である。
【図6】リニアライズ流量Qsのテーブル特性図であ
る。
【図7】前記実施例による過渡時の作用を説明するため
の波形図である。
【符号の説明】
2 エアフローメータ 3 単位回転当たり空気量計算手段 4 加重平均手段 5 先取り補正手段 6 高負荷判定手段 7 切換手段 8 大小判定手段 9 遅延手段10 前回値記憶手段 11 吸気通路 13 インジェクタ 14 シリンダ 17 吸気絞り弁 18 熱線式AFM 21 クランク角センサ 25 コントロールユニット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気絞り弁上流の空気量に応じた出力を
    するエアフローメータと、このエアフローメータ出力よ
    り単位回転当たりの空気量相当の信号を計算する手段
    と、この単位回転当たりの空気量相当の信号と前回の加
    重平均値に所定の重みを与えて平均した値を今回の加重
    平均値として計算する手段と、この今回の加重平均値の
    単位時間当たりの変化量を用いて、今回の加重平均値を
    先取り補正する手段と、エンジンの負荷信号を受けて高
    負荷条件にあるかどうかを判定する手段と、この判定結
    果に基づき、高負荷条件で前記今回の加重平均値に、ま
    た高負荷条件以外で前記先取り補正値に切換え、この切
    換後の値をシリンダ空気量相当の信号として出力する手
    段と、前記今回の加重平均値を次回計算のため前記前回
    の加重平均値として記憶する手段とを備えることを特徴
    とするエンジンの空気量検出装置。
  2. 【請求項2】 吸気絞り弁上流の空気量に応じた出力を
    するエアフローメータと、このエアフローメータ出力よ
    り単位回転当たりの空気量相当の信号を計算する手段
    と、この単位回転当たりの空気量相当の信号と前回の加
    重平均値に所定の重みを与えて平均した値を今回の加重
    平均値として計算する手段と、この今回の加重平均値の
    単位時間当たりの変化量を用いて、今回の加重平均値を
    先取り補正する手段と、エンジンの負荷信号を受けて高
    負荷条件にあるかどうかを判定する手段と、この判定結
    果に基づき、高負荷条件で前記今回の加重平均値に、ま
    た高負荷条件以外で前記先取り補正値に切換え、この切
    換後の値をシリンダ空気量相当の信号として出力する手
    段と、前記今回の加重平均値が前記単位回転当たりの空
    気量相当の信号より大きくなったかどうかを判定する手
    段と、この判定結果に基づき、前記高負荷条件となって
    も、前記今回の加重平均値のほうが大きくなるまでは前
    今回の加重平均値への切換を遅らせる手段と、前記今
    回の加重平均値を次回計算のため前記前回の加重平均値
    として記憶する手段とを備えることを特徴とするエンジ
    ンの空気量検出装置。
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