JP2709616B2 - カーテンフック - Google Patents

カーテンフック

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JP2709616B2
JP2709616B2 JP63314649A JP31464988A JP2709616B2 JP 2709616 B2 JP2709616 B2 JP 2709616B2 JP 63314649 A JP63314649 A JP 63314649A JP 31464988 A JP31464988 A JP 31464988A JP 2709616 B2 JP2709616 B2 JP 2709616B2
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hook
shaft
curtain
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二朗 畠山
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株式会社川島織物
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、カーテンをレールに吊り下げるために使用
するフックに関するものである。
【従来の技術】
慣用されるカーテンフックは、カーテン上縁を引っ掛
けて吊り下げる吊上鉤部と、レールを摺動するスライダ
ーに引っ掛けて吊り下げる吊上鉤部と、それらの鉤部を
連結する基軸がS字状に曲折した形になっている。 又、近時仕様されるカーテンフックには、吊下鉤部を
基軸の軸芯方向に移動可能に装着してカーテンの吊上高
さを調整し得るようにすたもの(実公昭58−11270、実
公昭59−27813)、カーテン上縁のフック取付部に形成
された縦襞の数に応じた数本の吊上鉤部を有するもの
(特開昭54−79772)、それらの縦襞の基軸に差し込ん
で基部間を把持する二本ないし数本の差込桿をU字状に
連結した把持ピンとを組み合わせて仕様するもの(特公
昭55−2972、実公昭57−22870)等がある。
【発明が解決しようとする課題】
上記特開昭54−79772、特開昭55−2972、或いは、実
公昭57−22870に界磁されている様に、カーテン縦襞基
部を把持して吊上鉤部に密着させる種々の工夫はなされ
ているが、それらの発明考案は、吊上鉤部11と吊下鉤部
12′を基磁区13′を介しS字状に連結して形成された従
来のカーテンフックの基本形状、或は、吊上鉤部11′を
カーテン縦襞部分44に差し込み基軸13′と吊上鉤部12′
を逆U字状にカーテン縦襞36の外側に突き出して装着使
用する基本形態を変えるものではない。この様にフック
19′を装着しレール45に吊下げられた仕様状態では、カ
ーテン42′からフック19′に伝わる荷重Fは、吊上鉤部
11に対しては基軸との境を中心とする曲げモーメントM
となって作用し、基軸13′に対してはその軸芯方向への
引張応力として作用し、又、吊下鉤部12′に対しては剪
断応力となって基軸13′との境目に作用することにな
る。 ところで慣用されるフック19′は、この様に作用する
引張応力や剪断応力に対して十分に耐える様に作られて
はいるが、曲げモーメントソに対しては十分な強度を有
していない。従って第6図に図示する如く、その曲げモ
ーメントMによって吊上鉤部11′と基軸13′の間が広げ
られ、その結果、カーテン42′が吊上鉤部11′から滑脱
し易くなる。 又、前記実公昭58−11270や実公昭59−27813に記載さ
れている様なフックの基軸は、形状が複雑なので針金を
曲げると言った単純な曲げ加工では作られず、それらの
カーテンフックの多くはプラスチックにより吊上鉤部と
基軸とを一体成形して作られるから、仕様中に受ける曲
げモーメントMによって吊上鉤部と基軸の間で折れ易
く、特に重厚なカーテンに用いるフックの吊上鉤部は長
くなっているので、かかる問題が起き易い。尤も、かか
る問題を解消するには、フックを装着してから吊上鉤部
と基軸を縫糸で束ねる様に一纏めにしてカーテン上縁に
縫い付ければよいのであるが、その様な縫製は、ミシン
で自動的に行う訳には行かず、手作業によらざるを得
ず、非能率で実用に適さない。
【発明の目的】
そこで本発明は、上記の問題点に留意し、カーテンか
ら伝わる曲げモーメントMによって吊上鉤部と基軸の間
の広げられたり壊れたりしないフックを得ることを第一
の目的とする。 本発明の他の目的は、縦襞基部にフックを密着して仕
上がりが綺麗なカーテンを効率的に得ることである。
【発明の構成】
本発明に係るカーテンフック19は、上記の目的を達成
するものであり、カーテン上縁を引っ掛けて吊り上げる
ための上向きに突き出た吊上鉤部11と、カーテンレール
に吊り下げるための下向きに突き出た吊下鉤部12とを、
基軸13を介してS字状に連結して構成されるフック本体
14と、先端が下向きに突き出た差込桿15を有し基軸13の
軸芯方向に摺動可能に基軸13に装着される止め具16とで
構成されるものであり、その止め具16の基軸13に装着さ
れた状態において、基軸13の長さ方向にそって差込桿15
が基軸13に密着するか又は、基軸13と吊上鉤部11の間の
長さ方向にそった隙間17と略同じ程度の狭い隙間18が差
込桿15と基軸13の間に形成されており、特許請求の範囲
請求項1に係るカーテンフックでは、吊上鉤部11は基軸
13の表面側の下端から分岐して基軸13に平行に上向きに
伸びた二本の軸桿20・21で構成され、それらの軸桿20・
21の上端はそれらの間を広げる様に左右外向きに曲がっ
ており、一方の軸桿20が一方の軸桿21よりも短いこと、
を特徴とし、特許請求の範囲請求項2に係るカーテンフ
ックでは、基軸13の上端側に内部が円形の蟻溝33が形成
されており、止め具16は、円形断面の棒状を逆U字形に
折曲げた形状をなし、その一端54を蟻溝33に圧入して基
軸13に装着されていること、を特徴とするものである。
【発明の実施形態】
フック本体14は吊上鉤部11と吊下鉤部12が、それぞれ
基軸13の下端と上端に接合されて一体的に成形されたも
のであってもよいし、第1図〜第5図に図示する如く、
吊上鉤部11を基軸13の軸芯方向に摺動可能で係脱自在に
装着し得る様に形成されたものであってもよい。止め具
16とフック本体14の基軸13とは、その一方がレールとな
り他方がスライダーとなる関係をもって形成されるのも
とし、かかる関係をもって形成される限り、それらの嵌
合構造は図示するものに限定されるものではない。以
下、図示する実施例により本発明を具体的に説明する。
【実施例】
第1図〜第4図は第一の実施例を図示するものであ
り、図において、吊上鉤部11は基軸13の表面側の下端か
ら分岐して基軸13に平行に上向きに伸びた二本の軸桿20
・21で構成され、それらの軸桿20・21の上端はそれらの
間を広げる様に左右外向きに曲がっており、一方の軸桿
20の上端部22は他方の上端部23より稍々短くなってい
る。基軸13は、横断面がH形を成し、基軸の左右側面に
は軸芯方向に続く溝24があり、それらの溝24を挟む正面
側と背面側は左右に突き出たフランヂ25・26となってお
り、背面側のフランヂ25の表面には先端が下向きのラチ
ェット29が付けられている。吊下鉤部12の基部27には背
面側のフランヂ25に摺動可能に嵌合する蟻溝28が形成さ
れており、蟻溝28の上端からはラチェット29に噛み合う
爪30が突出している。 このため吊下鉤部12は、蟻溝29にフランヂ25を差し込
んで下向きに摺動し得、爪30とラチェット29との噛み合
いによって上向きに摺動し得ない様に基軸13に装着され
る。差込桿15の突出している止め具16の基部13には正面
側のフランヂ26を摺動可能に嵌合し得る蟻溝32が形成さ
れている。このため止め具16は、蟻溝32をフランヂ26に
差し込み、基部31をフランヂ26に弾性的に密着させて上
下摺動可能に基軸13に装着することが出来る。 第5図は、第二の実施例を図示するものであり、吊上
鉤部11の軸桿20は一本になっており、基軸13の表面側の
フランヂ26の部分が太くなっており、そのフランヂの上
端側に内部が円形の蟻溝33が形成されており、止め具16
は円形断面の棒材を逆U字形に折曲げた形状をなし、第
一の実施例のカーテンフックの止め具とは逆に、止め具
16の一端54を蟻溝33に圧入して基軸13に装着する様にな
っている。
【使用方法】
第1図と第2図はカーテンフック19を装着したカーテ
ンの上縁部を図示し、カーテン42は、カーテン生地34の
上縁部に芯地テープ35を貼着し、それを巻き込む様に上
縁部を折り畳み、縦襞36を付けて縫製されている。フッ
ク本体14は、その折畳代37の下端38と表生地34との間の
縫目に吊上鉤部11の軸桿20(21)を差し込んでカーテン
に装着される。吊下鉤部12は、予め基軸13に装着してお
いてもよいし、フック本体14をカーテンに装着してから
基軸13に装着してもよい。止め具16は、差込桿15をフッ
ク本体14の吊上鉤部11に向き合わせて縦襞36の中に差し
込み、その差込桿15と基部31の間にカーテン上縁を挟み
込みつつ基軸13の正面側のフランヂ26と基部31とを嵌合
させて基軸13に装着する。かくしてフックの基軸13の下
端40は吊上鉤部11により、又、その上端41は止め具16に
よってカーテン42に接合される。尚、止め具の差込桿15
と吊上鉤部の軸桿20(21)の何れか一方の先端には第5
図に示す如く、他方の先端の嵌合する孔43を穿孔し、そ
れらの先端を接合する様にしてもよい。
【発明の効果】
本発明によると、 (1)カーテンフックの基軸13の上下両端40(41)は、
それぞれ吊上鉤部11と止め具16とでカーテン42に接合さ
れる。 このため、カーテン42から伝わる荷重によって吊上鉤
部11に作用する曲げモーメントと、止め具16に作用する
曲げモーメントに釣合いがとれ、吊上鉤部11に作用する
曲げモーメントによって吊上鉤部11と基軸13の間が広げ
られたり吊上鉤部11と基軸13の接合部分が折れると言う
不都合は回避される。 (2)止め具16は吊上鉤部11と向き合う側に基軸13の嵌
め込んで装着され、カーテン上縁39は止め具16に押さえ
られるので、カーテン上縁部の折畳代37の幅(高さ)h
にバラツキがあっても、止め具16がカーテン上縁39の上
に食み出ることなく、カーテンフック19を密着させて綺
麗に仕立てたカーテン42が得られる。 (3)カーテン42の荷重によってカーテンフック19に作
用する剪断応力は、基軸13と吊下鉤部12の接合部分と基
軸13と吊上鉤部11の接合部分とに集中作用し、基軸13と
止め具16の間には作用しない。つまりカーテン42の荷重
は止め具16には作用しない。従って、止め具16の差込桿
15を細くしてもカーテン42の荷重によって差込桿15が折
れたり撓んだりしない。 このこめ差込桿15を細くし縦襞36の間に差し込み易く
しても何ら支障を来たさない。 そして又、その様に差込桿15を細くすることによって
カーテン42の仕立作業を能率的に行うことが出来る。 (4)第1図〜第4図に示す吊上鉤部11が二本の軸桿20
・21に成るフック19(請求項1)では、差し込んだ止め
具16を軸桿20・21の間に圧入することが出来、そうする
ことによってフック19と縦襞36が左右に傾かない様に固
定し、縦襞36を真っ直ぐにセットすることが出来る。 (5)第5図に示すフック19(請求項2)では、基軸13
の上端側に内部が円形の蟻溝33が形成されており、止め
具16が円形断面の棒材を逆U字形に折曲げた形状をなし
ているので、その一端54を蟻溝33に圧入すれば基軸13に
装着することが出来、フック本体をカーテンに取り付け
た後でも、止め具16が基軸13に取り付け易い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例に係るカーテンフックを
装着したカーテンの要部斜視図、第2図は第1図のカー
テンのフック取付部分での断面側面図、第3図は第1図
に図示するカーテンフックの側面図、第4図は第1図に
図示するカーテンフックの分解組立斜視図、第5図は本
発明の第二の実施例を係るカーテンフックの分解組立斜
視図、第6図は従来のカーテンフックを装着したカーテ
ンのカーテンレールに吊り下げた状態での要部側面断面
図である。 11…吊上鉤部、12…吊下鉤部 13…基軸、14…フック本体 15…差込桿、16…止め具 17…隙間、18…隙間 19…カーテンフック、20・21…軸桿 22・23…上端部、24…溝 25・26…フランヂ、27…基部 28…蟻溝、29…ラチェット 30…爪、31…基部 32…蟻溝、33……蟻溝 34…カーテン生地、35…芯地テープ 36…縦襞、37…折畳代 38…下端、39…上端 40…下端、41…上端 42…カーテン、43…孔 44…縦襞部分、45…レール

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)カーテン上縁を引っ掛けて吊り上げ
    るための上向きに突き出た吊上鉤部11と、カーテンレー
    ルに吊り下げるための下向きに突き出た吊下鉤部12と
    を、基軸13を介してS字状に連結して構成されるフック
    本体14と、先端が下向きに突き出た差込桿15を有し基軸
    13の軸芯方向に摺動可能に基軸13に装着される止め具16
    とで構成されており、 (b)その止め具16の基軸13に装着された状態におい
    て、基軸13の長さ方向にそって差込桿15が基軸13に密着
    するか又は、基軸13と吊上鉤部11の間の長さ方向にそっ
    た隙間17と略同じ程度の狭い隙間18が差込桿15と基軸13
    の間に形成されること、 (c)吊上鉤部11は基軸13の表面側の下端から分岐して
    基軸13に平行に上向きに伸びた二本の軸桿20・21で構成
    され、それらの軸桿20・21の上端はそれらの間を広げる
    様に左右外向きに曲がっており、一方の軸桿20が一方の
    軸桿21よりも短いこと、を特徴とするカーテンフック。
  2. 【請求項2】(a)カーテン上縁を引っ掛けて吊り上げ
    るための上向きに突き出た吊上鉤部11と、カーテンレー
    ルに吊り下げるための下向きに突き出た吊下鉤部12と
    を、基軸13を介してS字状に連結して構成されるフック
    本体14と、先端が下向きに突き出た差込桿15を有し基軸
    13の軸芯方向に摺動可能に基軸13に装着される止め具16
    とで構成されており、 (b)その止め具16の基軸13に装着された状態におい
    て、基軸13の長さ方向にそって差込桿15が基軸13に密着
    するか又は、基軸13と吊上鉤部11の間の長さ方向にそっ
    た隙間17と略同じ程度の狭い隙間18が差込桿15と基軸13
    の間に形成されること、 (c)基軸13の上端側に内部が円形の蟻溝33が形成され
    ており、止め具16は、円形断面の棒材を逆U字形に折曲
    げた形状をなし、その一端54を蟻溝33に圧入して基軸13
    に装着されていること、を特徴とするカーテンフック。
JP63314649A 1988-12-12 1988-12-12 カーテンフック Expired - Lifetime JP2709616B2 (ja)

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JPH02159222A JPH02159222A (ja) 1990-06-19
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0615542Y2 (ja) * 1988-03-14 1994-04-27 株式会社杉村製作所 プラスチック製カーテンフック
JPH0630066Y2 (ja) * 1988-12-09 1994-08-17 株式会社杉村製作所 第2止着杆を有するカーテンフック

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JPH02159222A (ja) 1990-06-19

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