JP2708248B2 - 高品位金属微細粉末を得るための分級装置 - Google Patents
高品位金属微細粉末を得るための分級装置Info
- Publication number
- JP2708248B2 JP2708248B2 JP1302342A JP30234289A JP2708248B2 JP 2708248 B2 JP2708248 B2 JP 2708248B2 JP 1302342 A JP1302342 A JP 1302342A JP 30234289 A JP30234289 A JP 30234289A JP 2708248 B2 JP2708248 B2 JP 2708248B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- powder
- pipe
- fine powder
- metal fine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、その表面性状が厳しく管理される超合金粉
末等の高品位金属微細粉末を得るための分級装置に関す
るものである。
末等の高品位金属微細粉末を得るための分級装置に関す
るものである。
超合金粉末は、その特性から高温高圧焼結して、航空
機や発電機等のガスタービン部品のような精密部品に使
用されることから、その表面性状が厳しく管理され、粉
末製造時は元よりその後の取扱は全て真空ないしは不活
性雰囲気の下で行われている。このようなことから超合
金粉末の分級には、例えば、第３図に示す如き金属粉末
分級装置が使用されている。
機や発電機等のガスタービン部品のような精密部品に使
用されることから、その表面性状が厳しく管理され、粉
末製造時は元よりその後の取扱は全て真空ないしは不活
性雰囲気の下で行われている。このようなことから超合
金粉末の分級には、例えば、第３図に示す如き金属粉末
分級装置が使用されている。
図において、31は分級容器、32は分級容器31の蓋、33
は分級容器31の容器本体、34は容器本体33内に設けられ
た分級機をそれぞれ示し、蓋32には、コンテナとの接続
管35及び覗窓36が設けられ、また容器本体33には、真空
用排気装置（図示せず）との接続管37、金属粉末回収管
38、金属微細粉末回収管39、アルゴンガス供給管40及び
アルゴンガス排気管41が設けられている。一方、分級機
34には、ふるい網42が着脱可能に設けられ、ふるい網42
の上部の金属粉末回収口43は金属粉末回収管38に、下部
の金属粉末回収口44は金属微細粉末回収管39にそれぞれ
遊挿されている。
は分級容器31の容器本体、34は容器本体33内に設けられ
た分級機をそれぞれ示し、蓋32には、コンテナとの接続
管35及び覗窓36が設けられ、また容器本体33には、真空
用排気装置（図示せず）との接続管37、金属粉末回収管
38、金属微細粉末回収管39、アルゴンガス供給管40及び
アルゴンガス排気管41が設けられている。一方、分級機
34には、ふるい網42が着脱可能に設けられ、ふるい網42
の上部の金属粉末回収口43は金属粉末回収管38に、下部
の金属粉末回収口44は金属微細粉末回収管39にそれぞれ
遊挿されている。
上記金属粉末分級装置による超合金粉末の分級は次の
如く行われる。
如く行われる。
先ず、分級機34に所望メッシュのふるい網42をセット
し、容器本体33に蓋32を気密に取り付けると共に、接続
管35に金属粉末を収容したコンテナ45を気密に取り付け
る一方、金属粉末回収管38の先に金属粉末回収コンテナ
46を、また金属微細粉末回収管39の先には金属微細粉末
回収コンテナ47をそれぞれ気密に取り付け、両コンテナ
46,47の上部真空弁48,49を開ける。
し、容器本体33に蓋32を気密に取り付けると共に、接続
管35に金属粉末を収容したコンテナ45を気密に取り付け
る一方、金属粉末回収管38の先に金属粉末回収コンテナ
46を、また金属微細粉末回収管39の先には金属微細粉末
回収コンテナ47をそれぞれ気密に取り付け、両コンテナ
46,47の上部真空弁48,49を開ける。
次いで、真空用排気装置により、分級容器31、金属粉
末回収コンテナ46及び金属微細粉末回収コンテナ47の各
内を、所定圧力まで真空引きした後、アルゴンガス供給
管40からアルゴンガスを供給して無酸化雰囲気に置換す
る。
末回収コンテナ46及び金属微細粉末回収コンテナ47の各
内を、所定圧力まで真空引きした後、アルゴンガス供給
管40からアルゴンガスを供給して無酸化雰囲気に置換す
る。
この後、金属素粉末を収容したコンテナ45の下部真空
弁50を開け、金属素粉末をふるい網42上に供給して分級
し、ふるい網42の上部の金属粉末を金属粉末回収管38を
介して金属粉末回収コンテナ46に、下部の金属微細粉末
を金属微細粉末回収管39を介して金属微細粉末回収コン
テナ47にそれぞれ回収する。分級が完了したら、金属粉
末回収コンテナ46と金属微細粉末回収コンテナ47の上部
真空弁48,49を閉じる。
弁50を開け、金属素粉末をふるい網42上に供給して分級
し、ふるい網42の上部の金属粉末を金属粉末回収管38を
介して金属粉末回収コンテナ46に、下部の金属微細粉末
を金属微細粉末回収管39を介して金属微細粉末回収コン
テナ47にそれぞれ回収する。分級が完了したら、金属粉
末回収コンテナ46と金属微細粉末回収コンテナ47の上部
真空弁48,49を閉じる。
尚、図中、51は、コンテナ45の載置用架台、52は、分
級装置本体の固設用架台を示す。
級装置本体の固設用架台を示す。
ところで、上記金属粉末分級装置を使用して、ガスア
トマイズにより製造された超合金素粉末から、例えば15
0メッシュ以上の微細粉末を得る場合、ふるい網42を150
メッシュ用にセットして分級したのでは、ふるい網42が
目詰まり、分級効率が悪いため、先ず60メッシュ程度の
ふるい網42をセットして一次分級を行い、次いでふるい
網42を60メッシュから150メッシュ用にセット換えし
て、一次分級で得た一次金属微細粉末を二次分級にかけ
て所望粒度（150メッシュ以上）の金属微細粉末として
回収することが行われている。しかしながら、このよう
に一次および二次と二度の分級を行う場合、一次分級か
ら二次分級へ段取り換え（ふるい網42の交換や金属素粉
末コンテナ45から一次金属微細粉末コンテナ47への交換
等）をしなければならず、しかも、その都度分級容器31
の蓋32を開放するため分級容器31内が大気に曝され分級
容器31内の壁面等に付着、残存した金属微細粉末等が大
気に汚染、酸化されるため、二次分級に先立ち、超合金
粉末としての表面性状に優れた高品位を保つべく、これ
ら汚染された金属微細粉末等を除去、清掃しなければな
らず、この清掃に要する時間は、分級時間の数倍もかか
り、極めて生産性が悪かった。
トマイズにより製造された超合金素粉末から、例えば15
0メッシュ以上の微細粉末を得る場合、ふるい網42を150
メッシュ用にセットして分級したのでは、ふるい網42が
目詰まり、分級効率が悪いため、先ず60メッシュ程度の
ふるい網42をセットして一次分級を行い、次いでふるい
網42を60メッシュから150メッシュ用にセット換えし
て、一次分級で得た一次金属微細粉末を二次分級にかけ
て所望粒度（150メッシュ以上）の金属微細粉末として
回収することが行われている。しかしながら、このよう
に一次および二次と二度の分級を行う場合、一次分級か
ら二次分級へ段取り換え（ふるい網42の交換や金属素粉
末コンテナ45から一次金属微細粉末コンテナ47への交換
等）をしなければならず、しかも、その都度分級容器31
の蓋32を開放するため分級容器31内が大気に曝され分級
容器31内の壁面等に付着、残存した金属微細粉末等が大
気に汚染、酸化されるため、二次分級に先立ち、超合金
粉末としての表面性状に優れた高品位を保つべく、これ
ら汚染された金属微細粉末等を除去、清掃しなければな
らず、この清掃に要する時間は、分級時間の数倍もかか
り、極めて生産性が悪かった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、高品位金属素
粉末を所望粒度の高品位金属微細粉末に分級する過程
で、金属微細粉末の品位を損なうことなく、且つ高品位
金属微細粉末の生産性を向上させた高品位金属微細粉末
を得るための分級装置を提供することを目的としてなし
たものである。
粉末を所望粒度の高品位金属微細粉末に分級する過程
で、金属微細粉末の品位を損なうことなく、且つ高品位
金属微細粉末の生産性を向上させた高品位金属微細粉末
を得るための分級装置を提供することを目的としてなし
たものである。
上記目的を達成するために、本発明に係わる高品位金
属微細粉末を得るための分級装置は、高品位金属素粉末
コンテナとの接続管を具備する蓋と、真空用排気装置と
の接続管、高品位金属粉末回収管、高品位金属微細粉末
回収管、不活性ガス供給管及び不活性ガス排気管を具備
する容器本体とで構成された分級容器の前記容器本体の
内部に、少なくとも２以上のふるい網を上下方向に有
し、且つそれらの網目が上から下になるにつれ細かくな
るように配置された分級機を設けると共に、最下段のふ
るい網の回収口を高品位金属微細粉末回収管に、その他
の段の回収口を高品位金属粉末回収管にそれぞれ接続し
たものである。
属微細粉末を得るための分級装置は、高品位金属素粉末
コンテナとの接続管を具備する蓋と、真空用排気装置と
の接続管、高品位金属粉末回収管、高品位金属微細粉末
回収管、不活性ガス供給管及び不活性ガス排気管を具備
する容器本体とで構成された分級容器の前記容器本体の
内部に、少なくとも２以上のふるい網を上下方向に有
し、且つそれらの網目が上から下になるにつれ細かくな
るように配置された分級機を設けると共に、最下段のふ
るい網の回収口を高品位金属微細粉末回収管に、その他
の段の回収口を高品位金属粉末回収管にそれぞれ接続し
たものである。
そして、高品位金属素粉末コンテナとの接続管、高品
位金属粉末回収管及び高品位金属微細粉末回収管のそれ
ぞれには真空弁を設けてもよい。
位金属粉末回収管及び高品位金属微細粉末回収管のそれ
ぞれには真空弁を設けてもよい。
本発明では、分級容器の容器本体の内部に、少なくと
も２以上のふるい網を上下方向に有し、且つそれらの網
目が上から下になるにつれ細かくなるように配置された
分級機を設けてあるので、最下段のふるい網に、所望粒
度（例えば150メッシュ以上）の高品位金属微細粉末が
得られる目の細かそのふるい網とすることで、一度の分
級により所望粒度の高品位金属微細粉末を得ることがで
き、従って、分級過程で、段取り換えによる必ず分級容
器の蓋を開放しなければならないという事態が無くなる
ので、分級容器内の清掃回数がほぼゼロとなり、高品位
金属微細粉末の生産性が向上できると共に、品位の確実
な高品位金属微細粉末を得ることができる。
も２以上のふるい網を上下方向に有し、且つそれらの網
目が上から下になるにつれ細かくなるように配置された
分級機を設けてあるので、最下段のふるい網に、所望粒
度（例えば150メッシュ以上）の高品位金属微細粉末が
得られる目の細かそのふるい網とすることで、一度の分
級により所望粒度の高品位金属微細粉末を得ることがで
き、従って、分級過程で、段取り換えによる必ず分級容
器の蓋を開放しなければならないという事態が無くなる
ので、分級容器内の清掃回数がほぼゼロとなり、高品位
金属微細粉末の生産性が向上できると共に、品位の確実
な高品位金属微細粉末を得ることができる。
また、高品位金属素粉末コンテナとの接続管、高品位
金属粉末回収管及び高品位金属微細粉末回収管のそれぞ
れに真空弁を設けることにより、これらの真空弁の開閉
操作により分級容器内の不活性ガス雰囲気を保持しなが
ら、各管へのコンテナの着脱作業が行え、より高品位金
属微細粉末の生産性が向上できると共に、品位の確実な
高品位金属微細粉末を得ることができる。
金属粉末回収管及び高品位金属微細粉末回収管のそれぞ
れに真空弁を設けることにより、これらの真空弁の開閉
操作により分級容器内の不活性ガス雰囲気を保持しなが
ら、各管へのコンテナの着脱作業が行え、より高品位金
属微細粉末の生産性が向上できると共に、品位の確実な
高品位金属微細粉末を得ることができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
実施例 １ 第１図は、本発明に係わる高品位金属微細粉末を得る
ための分級装置の概要図である。
ための分級装置の概要図である。
図において、１は分級容器、２は分級容器１の蓋、３
は分級容器１の容器本体、４は容器本体３内に設けられ
た分級機をそれぞれ示し、蓋２には、コンテナとの接続
管５及び覗窓６が設けられ、また容器本体３には、真空
用排気装置（図示せず）との接続管７、金属粉末回収管
８、金属微細粉末回収管９、アルゴンガス供給管10及び
アルゴンガス排気管11が設けられている。一方、分級機
４には、上段に60メッシュのふるい網12が、下段には、
150メッシュのふるい網13がそれぞれ着脱可能に設けら
れ、またふるい網12の上方開口部には通気穴を有する蓋
4aが設けられ、接続管５の下端は蓋4aに、ふるい網12,1
3の上部の金属粉末回収口14,15は金属粉末回収管８に、
ふるい網13の下部の金属粉末回収口16は金属微細粉末回
収管９にそれぞれフレキシブルゴム状カバー17により気
密に接続されている。
は分級容器１の容器本体、４は容器本体３内に設けられ
た分級機をそれぞれ示し、蓋２には、コンテナとの接続
管５及び覗窓６が設けられ、また容器本体３には、真空
用排気装置（図示せず）との接続管７、金属粉末回収管
８、金属微細粉末回収管９、アルゴンガス供給管10及び
アルゴンガス排気管11が設けられている。一方、分級機
４には、上段に60メッシュのふるい網12が、下段には、
150メッシュのふるい網13がそれぞれ着脱可能に設けら
れ、またふるい網12の上方開口部には通気穴を有する蓋
4aが設けられ、接続管５の下端は蓋4aに、ふるい網12,1
3の上部の金属粉末回収口14,15は金属粉末回収管８に、
ふるい網13の下部の金属粉末回収口16は金属微細粉末回
収管９にそれぞれフレキシブルゴム状カバー17により気
密に接続されている。
上記構成からなる金属粉末分級装置による超合金粉末
の分級は次の如く行われる。
の分級は次の如く行われる。
先ず、容器本体１に蓋２を気密に取り付けると共に、
接続管５に超合金素粉末を収容したコンテナ18を気密に
取り付ける一方、金属粉末回収管８の先に金属粉末回収
コンテナ19を、また金属微細粉末回収管９の先には金属
微細粉末回収コンテナ20をそれぞれ気密に取り付け、両
コンテナ19,20の上部真空弁21,22を開ける。
接続管５に超合金素粉末を収容したコンテナ18を気密に
取り付ける一方、金属粉末回収管８の先に金属粉末回収
コンテナ19を、また金属微細粉末回収管９の先には金属
微細粉末回収コンテナ20をそれぞれ気密に取り付け、両
コンテナ19,20の上部真空弁21,22を開ける。
次いで、真空用排気装置により、分級容器１、金属粉
末回収コンテナ19及び金属微細粉末回収コンテナ20の各
内を、所定圧力まで真空引きした後、アルゴンガス供給
管10からアルゴンガスを供給して無酸化雰囲気に置換す
る。
末回収コンテナ19及び金属微細粉末回収コンテナ20の各
内を、所定圧力まで真空引きした後、アルゴンガス供給
管10からアルゴンガスを供給して無酸化雰囲気に置換す
る。
この後、超合金粉末を収容したコンテナ18の下部真空
弁23を開け、超合金粉末をふるい網12,13上に供給して
分級し、上段の60メッシュふるい網12の上部の超合金粉
末と下段の150メッシュふるい網13の上部の超合金粉末
とを金属粉末回収管８を介して金属粉末回収コンテナ19
に回収すると共に、下段の150メッシュふるい網13の下
部の超合金微細粉末を金属微細粉末回収管９を介して金
属微細粉末回収コンテナ20に回収する。
弁23を開け、超合金粉末をふるい網12,13上に供給して
分級し、上段の60メッシュふるい網12の上部の超合金粉
末と下段の150メッシュふるい網13の上部の超合金粉末
とを金属粉末回収管８を介して金属粉末回収コンテナ19
に回収すると共に、下段の150メッシュふるい網13の下
部の超合金微細粉末を金属微細粉末回収管９を介して金
属微細粉末回収コンテナ20に回収する。
このように分級することにより、コンテナ18に収容さ
れている超合金素粉末は、その表面性状を損なわれるこ
となく、超合金微細粉末と超合金粉末とに分級されてそ
れぞれ回収コンテナ19,20に回収される。
れている超合金素粉末は、その表面性状を損なわれるこ
となく、超合金微細粉末と超合金粉末とに分級されてそ
れぞれ回収コンテナ19,20に回収される。
実施例 ２ 第２図は、本発明に係わる高品位金属微細粉末を得る
ための分級装置の別の態様を示す概要図で、上記実施例
１に示す構成の分級装置に加えて、コンテナとの接続管
５に真空弁24を、金属粉末回収管８に真空弁25を、金属
微細粉末回収管９に真空弁26をそれぞれ設けた構成にな
っている。
ための分級装置の別の態様を示す概要図で、上記実施例
１に示す構成の分級装置に加えて、コンテナとの接続管
５に真空弁24を、金属粉末回収管８に真空弁25を、金属
微細粉末回収管９に真空弁26をそれぞれ設けた構成にな
っている。
また、この構成からなる分級装置による超合金粉末の
分級は、上記実施例１の場合とほぼ同要領で、次の如く
行われる。
分級は、上記実施例１の場合とほぼ同要領で、次の如く
行われる。
先ず、容器本体１に蓋２を気密に取り付けると共に、
接続管５に超合金素粉末を収容したコンテナ18を気密に
取り付け、接続管５に設けられた真空弁24を開ける一
方、金属粉末回収管８の先に金属粉末回収コンテナ19
を、また金属微細粉末回収管９の先には金属微細粉末回
収コンテナ20をそれぞれ気密に取り付け、両コンテナ1
9,20の上部真空弁21,22、及び回収管8,9に設けられた真
空弁25,26を開ける。
接続管５に超合金素粉末を収容したコンテナ18を気密に
取り付け、接続管５に設けられた真空弁24を開ける一
方、金属粉末回収管８の先に金属粉末回収コンテナ19
を、また金属微細粉末回収管９の先には金属微細粉末回
収コンテナ20をそれぞれ気密に取り付け、両コンテナ1
9,20の上部真空弁21,22、及び回収管8,9に設けられた真
空弁25,26を開ける。
次いで、真空用排気装置により、分級容器１、金属粉
末回収コンテナ19及び金属微細粉末回収コンテナ20の各
内を、所定圧力まで真空引きした後、アルゴンガス供給
管10からアルゴンガスを供給して無酸化雰囲気に置換す
る。
末回収コンテナ19及び金属微細粉末回収コンテナ20の各
内を、所定圧力まで真空引きした後、アルゴンガス供給
管10からアルゴンガスを供給して無酸化雰囲気に置換す
る。
この後、超合金素粉末を収容したコンテナ18の下部真
空弁23を開け、超合金素粉末をふるい網12,13上に供給
して分級し、上段の60メッシュふるい網12の上部の超合
金粉末と下段の150メッシュふるい網13の上部の超合金
粉末とを金属粉末回収管８を介して金属粉末回収コンテ
ナ19に回収すると共に、下段の150メッシュふるい網13
の下部の超合金微細粉末を金属微細粉末回収管９を介し
て金属微細粉末回収コンテナ20に回収する。
空弁23を開け、超合金素粉末をふるい網12,13上に供給
して分級し、上段の60メッシュふるい網12の上部の超合
金粉末と下段の150メッシュふるい網13の上部の超合金
粉末とを金属粉末回収管８を介して金属粉末回収コンテ
ナ19に回収すると共に、下段の150メッシュふるい網13
の下部の超合金微細粉末を金属微細粉末回収管９を介し
て金属微細粉末回収コンテナ20に回収する。
このように分級することにより、本実施例の場合は、
上記実施例１と同じ作用効果を有する他、上述した分級
作業において、コンテナ18に収容されている超合金素粉
末の量が多く、分級中に回収コンテナ19,20の内少なく
とも何れか一方が満量になった場合、例えば金属微細粉
末回収コンテナ20が満量になった場合は、金属微細粉末
回収管９に設けられている真空弁26を閉じ、この状態
で、満量の金属微細粉末回収コンテナ20を金属微細粉末
回収管９から外し空の金属微細粉末回収コンテナ20を新
たに取付けた後、空の金属微細粉末回収コンテナ20に設
けられている真空引き管27を利用して内部を真空にし、
その後真空弁26を開けることにより、コンテナ18に収容
されている超合金素粉末の分級を継続して行うことがで
きる。
上記実施例１と同じ作用効果を有する他、上述した分級
作業において、コンテナ18に収容されている超合金素粉
末の量が多く、分級中に回収コンテナ19,20の内少なく
とも何れか一方が満量になった場合、例えば金属微細粉
末回収コンテナ20が満量になった場合は、金属微細粉末
回収管９に設けられている真空弁26を閉じ、この状態
で、満量の金属微細粉末回収コンテナ20を金属微細粉末
回収管９から外し空の金属微細粉末回収コンテナ20を新
たに取付けた後、空の金属微細粉末回収コンテナ20に設
けられている真空引き管27を利用して内部を真空にし、
その後真空弁26を開けることにより、コンテナ18に収容
されている超合金素粉末の分級を継続して行うことがで
きる。
また、コンテナ18に収容されている超合金素粉末が無
くなった場合は、接続管５に設けられている真空弁24を
閉じ、超合金素粉末が収容されている新たなコンテナ18
に交換した後、真空弁24を開けることにより超合金素粉
末の分級を継続して行うことができる。
くなった場合は、接続管５に設けられている真空弁24を
閉じ、超合金素粉末が収容されている新たなコンテナ18
に交換した後、真空弁24を開けることにより超合金素粉
末の分級を継続して行うことができる。
尚、上記実施例では、ふるい網12の上方開口部と接続
管５の下端、ふるい網12,13の上部の金属粉末回収口14,
15と金属粉末回収管８、およびふるい網13の下部の金属
粉末回収口16と金属微細粉末回収管９との間にフレキシ
ブルゴム状カバー17を設けた例を説明したが、それぞれ
を遊挿した状態でも良い。
管５の下端、ふるい網12,13の上部の金属粉末回収口14,
15と金属粉末回収管８、およびふるい網13の下部の金属
粉末回収口16と金属微細粉末回収管９との間にフレキシ
ブルゴム状カバー17を設けた例を説明したが、それぞれ
を遊挿した状態でも良い。
〔発明の効果〕 上述したように、本発明に係わる高品位金属微細粉末
を得るための分級装置によれば、分級容器内の清掃回数
がほぼゼロとなり、分級容器の開放が少なくなることか
ら、生産性よく且つ品位を損なうことなく、高品位金属
素粉末から所望粒度の高品位金属微細粉末を得ることが
できる。
を得るための分級装置によれば、分級容器内の清掃回数
がほぼゼロとなり、分級容器の開放が少なくなることか
ら、生産性よく且つ品位を損なうことなく、高品位金属
素粉末から所望粒度の高品位金属微細粉末を得ることが
できる。
第１図は、本発明に係わる高品位金属微細粉末を得るた
めの分級装置の概要図、第２図は、本発明の別の態様を
示す概要図、第３図は、従来の金属粉末分級装置の概要
図である。 １……分級容器、２……蓋 ３……容器本体、４……分級機 ５……コンテナとの接続管 ６……覗窓 ７……真空用排気装置との接続管 ８……金属粉末回収管、９……金属微細粉末回収管 10……アルゴンガス供給管 11……アルゴンガス排気管 12,13……ふるい網 14,15,16……金属粉末回収口 17……フレキシブルゴム状カバー 18……超合金素粉末収容コンテナ 19……金属粉末回収コンテナ 20……金属微細粉末回収コンテナ 21,22……上部真空弁、23……下部真空弁 24,25,26……真空弁 27……真空引き管
めの分級装置の概要図、第２図は、本発明の別の態様を
示す概要図、第３図は、従来の金属粉末分級装置の概要
図である。 １……分級容器、２……蓋 ３……容器本体、４……分級機 ５……コンテナとの接続管 ６……覗窓 ７……真空用排気装置との接続管 ８……金属粉末回収管、９……金属微細粉末回収管 10……アルゴンガス供給管 11……アルゴンガス排気管 12,13……ふるい網 14,15,16……金属粉末回収口 17……フレキシブルゴム状カバー 18……超合金素粉末収容コンテナ 19……金属粉末回収コンテナ 20……金属微細粉末回収コンテナ 21,22……上部真空弁、23……下部真空弁 24,25,26……真空弁 27……真空引き管
Claims (2)
- 【請求項１】高品位金属素粉末コンテナとの接続管を具
備する蓋と、真空用排気装置との接続管、高品位金属粉
末回収管、高品位金属微細粉末回収管、不活性ガス供給
管及び不活性ガス排気管を具備する容器本体とで構成さ
れた分級容器の前記容器本体の内部に、少なくとも２以
上のふるい網を上下方向に有し、且つそれらの網目が上
から下になるにつれ細かくなるように配置された分級機
を設けると共に、最下段のふるい網の回収口を高品位金
属微細粉末回収管に、その他の段の回収口を高品位金属
粉末回収管にそれぞれ接続したことを特徴とする高品位
金属微細粉末を得るための分級装置。 - 【請求項２】高品位金属素粉末コンテナとの接続管、高
品位金属粉末回収管及び高品位金属微細粉末回収管のそ
れぞれに真空弁を設けたことを特徴とする第１請求項に
記載の高品位金属微細粉末を得るための分級装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1302342A JP2708248B2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | 高品位金属微細粉末を得るための分級装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1302342A JP2708248B2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | 高品位金属微細粉末を得るための分級装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03162501A JPH03162501A (ja) | 1991-07-12 |
| JP2708248B2 true JP2708248B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=17907775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1302342A Expired - Lifetime JP2708248B2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | 高品位金属微細粉末を得るための分級装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2708248B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104741316A (zh) * | 2013-12-25 | 2015-07-01 | 北京康普锡威科技有限公司 | 一种粉末分级装置及方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6304109B2 (ja) * | 2015-04-13 | 2018-04-04 | トヨタ自動車株式会社 | 積層造形装置 |
| CN105344578B (zh) * | 2015-12-02 | 2018-06-01 | 上海纳维加特机电科技有限公司 | 一种无氧筛分机及其筛分系统 |
| CN110302962B (zh) * | 2019-05-23 | 2020-10-20 | 中航迈特粉冶科技（北京）有限公司 | 活性金属粉末的筛分系统及筛分方法 |
| CN110238048B (zh) * | 2019-06-27 | 2021-08-13 | 内蒙古科峰智能科技有限公司 | 用于金属粉末振动筛分机的装载装置 |
-
1989
- 1989-11-20 JP JP1302342A patent/JP2708248B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104741316A (zh) * | 2013-12-25 | 2015-07-01 | 北京康普锡威科技有限公司 | 一种粉末分级装置及方法 |
| CN104741316B (zh) * | 2013-12-25 | 2016-08-17 | 北京康普锡威科技有限公司 | 一种粉末分级装置及方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03162501A (ja) | 1991-07-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN105170988B (zh) | 一种回收金属增材制造基板上残留粉末的方法及装置 | |
| CN106391466B (zh) | 一种金属粉末的分级装置及使用方法 | |
| JP2708248B2 (ja) | 高品位金属微細粉末を得るための分級装置 | |
| CN204975339U (zh) | 一种回收金属增材制造基板上残留粉末的装置 | |
| JPS58104103A (ja) | 金属微粒子の製造法およびその製造装置 | |
| CN109080141A (zh) | 增材制造一体化辅助设备、工作方法及筛分、收料设备 | |
| CN208019413U (zh) | 一种3d打印用活性金属粉的筛分装置 | |
| US5527019A (en) | Device and method for cleaning a filter | |
| JPS5939019A (ja) | クリ−ン保管箱 | |
| US4260399A (en) | Method of removing tar mist and apparatus therefor | |
| CN206594020U (zh) | 一种负压筛分仪及试验筛 | |
| CN108820313B (zh) | 一种微细钛铝合金粉末封装装置 | |
| CN207013176U (zh) | 真空上料装置以及钛合金粉末筛分系统 | |
| EP0378995A1 (en) | Method of producing zinc oxide whiskers | |
| JP2016108650A (ja) | ガスアトマイズ装置および金属粉末の製造方法 | |
| CN212143420U (zh) | 一种多晶硅筛料装置 | |
| CN214766925U (zh) | 一种土壤净化除杂装置 | |
| CN217342254U (zh) | 一种实现自清洁功能的振筛装置 | |
| KR102540592B1 (ko) | 분위기 제어와 분급이 가능한 파쇄장치 및 이를 이용한 파쇄방법 | |
| CN212791876U (zh) | 一种花生风选机 | |
| US773875A (en) | Method of compacting finely-divided materials. | |
| CN212998968U (zh) | 一种刚玉细粉收集器 | |
| CN220126880U (zh) | 一种超细钴粉中异物筛分检查装置 | |
| CN209405947U (zh) | 一种负压式自动除尘装置 | |
| EP0104952A2 (en) | Apparatus for cleaning a gaz |