JP2707634B2 - 赤外線撮像装置 - Google Patents
赤外線撮像装置Info
- Publication number
- JP2707634B2 JP2707634B2 JP63237076A JP23707688A JP2707634B2 JP 2707634 B2 JP2707634 B2 JP 2707634B2 JP 63237076 A JP63237076 A JP 63237076A JP 23707688 A JP23707688 A JP 23707688A JP 2707634 B2 JP2707634 B2 JP 2707634B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detector
- imaging
- optical system
- infrared imaging
- electric signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Radiation Pyrometers (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は赤外線撮像装置に関し、特に人工衛星あるい
は航空機等の飛行体に搭載され地上を撮像する赤外線撮
像装置に関する。
は航空機等の飛行体に搭載され地上を撮像する赤外線撮
像装置に関する。
従来、この種の赤外線撮像装置は、第5図に一例を示
すように、被撮像体1の光線を振動あるいは回転する走
査鏡2により光学系3へとりこみ、光学系3によって集
光された光線を、冷却器7によって極低温に冷却された
撮像用検知器4によって、電気信号に変換して出力す
る。この電気信号は、冷却窓6を見込む較正用の標準検
知器5の出力電気信号との差出力を取出すことにより、
レベル較正される。
すように、被撮像体1の光線を振動あるいは回転する走
査鏡2により光学系3へとりこみ、光学系3によって集
光された光線を、冷却器7によって極低温に冷却された
撮像用検知器4によって、電気信号に変換して出力す
る。この電気信号は、冷却窓6を見込む較正用の標準検
知器5の出力電気信号との差出力を取出すことにより、
レベル較正される。
宇宙飛行体あるいは航空機等に搭載される従来の赤外
線撮像装置においては、信頼度向上を計るため、クリテ
ィカルな部分である検知器部19(第5図参照)を冗長構
成として2式設けていいる。このため、光学系内に光線
を切替えるミラー17等の追加及びこの追加による光学系
設計制約のための透過率・解像度等の性能低下を生ぜし
める他、検知器部19を2式とするための重量・寸法の増
大を招いている。また、逆に冗長構成をとらない場合に
は、装置の主要部である撮像用検知器4が、特に振動・
放射線・真空・温度等の使用環境下における不測の劣化
を生じた場合、直ちに故障及び画像取得の不可の事態と
なる。
線撮像装置においては、信頼度向上を計るため、クリテ
ィカルな部分である検知器部19(第5図参照)を冗長構
成として2式設けていいる。このため、光学系内に光線
を切替えるミラー17等の追加及びこの追加による光学系
設計制約のための透過率・解像度等の性能低下を生ぜし
める他、検知器部19を2式とするための重量・寸法の増
大を招いている。また、逆に冗長構成をとらない場合に
は、装置の主要部である撮像用検知器4が、特に振動・
放射線・真空・温度等の使用環境下における不測の劣化
を生じた場合、直ちに故障及び画像取得の不可の事態と
なる。
本発明の目的は、上記検知器部の冗長構成と、その重
量・寸法・光学性能に対する影響の除去との2つを同時
に実現せしめる赤外線撮像装置を提供することにある。
量・寸法・光学性能に対する影響の除去との2つを同時
に実現せしめる赤外線撮像装置を提供することにある。
本発明の赤外線撮像装置は、被撮像体の光線を振動あ
るいは回転により光学系へとりこむ走査鏡と、この走査
鏡の反射光を集光する光学系と、この光学系により結像
された光を電気信号に変換する撮像用検知器と、この撮
像用検知器が出力した電気信号との差出力を取出すため
の較正用標準検知器とを有する赤外線撮像装置におい
て、前記撮像用検知器及び前記較正用標準検知器の任意
の一方と前記光学系との間を閉じ他方と前記光学系との
間を開く可動の窓穴を含み、この窓穴の動きと連動して
前記較正用標準検知器を前記撮像用検知器として用いる
ように構成される。
るいは回転により光学系へとりこむ走査鏡と、この走査
鏡の反射光を集光する光学系と、この光学系により結像
された光を電気信号に変換する撮像用検知器と、この撮
像用検知器が出力した電気信号との差出力を取出すため
の較正用標準検知器とを有する赤外線撮像装置におい
て、前記撮像用検知器及び前記較正用標準検知器の任意
の一方と前記光学系との間を閉じ他方と前記光学系との
間を開く可動の窓穴を含み、この窓穴の動きと連動して
前記較正用標準検知器を前記撮像用検知器として用いる
ように構成される。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。この第1の実施例においては、被撮像体1からの光
線を走査鏡2により光学系3へ導き、光学系3により集
光された光を、可動板8の窓穴12及び冷却窓6を介し
て、撮像用検知器4に結像する。較正用の標準検知器5
は、可動板8により撮像光を遮へいしているため、極低
温の冷却窓6からの赤外輻射光のみを入力している。
る。この第1の実施例においては、被撮像体1からの光
線を走査鏡2により光学系3へ導き、光学系3により集
光された光を、可動板8の窓穴12及び冷却窓6を介し
て、撮像用検知器4に結像する。較正用の標準検知器5
は、可動板8により撮像光を遮へいしているため、極低
温の冷却窓6からの赤外輻射光のみを入力している。
撮像用検知器4の出力電気信号と標準検知器5の出力
電気信号とは、それぞれのプリアンプ10により増幅され
た後、差動増幅器11により差出力が取り出される。この
差動増幅により検知器固有のノイズ及び冷却器7等から
の外乱ノイズ(機械式冷却器等の場合顕著)等を除去す
ることができる。
電気信号とは、それぞれのプリアンプ10により増幅され
た後、差動増幅器11により差出力が取り出される。この
差動増幅により検知器固有のノイズ及び冷却器7等から
の外乱ノイズ(機械式冷却器等の場合顕著)等を除去す
ることができる。
撮像用検知器4が保存あるいは使用中不測の事態によ
る特性劣化、例えば宇宙環境下での感度劣化を生じた時
には、可動板8を第1図及び第2図(a)の矢印13方向
に移動することにより、標準検知器5へ撮像光を入光す
ることのできる位置(第2図(b))へ窓穴12を移動す
る。これにより、標準検知器5を撮像用の検知器として
代替することができる。この時、差動増幅器11の撮像用
検知器4側の入力段のスイッチ14は接地側へ切替える。
る特性劣化、例えば宇宙環境下での感度劣化を生じた時
には、可動板8を第1図及び第2図(a)の矢印13方向
に移動することにより、標準検知器5へ撮像光を入光す
ることのできる位置(第2図(b))へ窓穴12を移動す
る。これにより、標準検知器5を撮像用の検知器として
代替することができる。この時、差動増幅器11の撮像用
検知器4側の入力段のスイッチ14は接地側へ切替える。
上述した第1の実施例においては、標準検知器5を撮
像用検知器として代替した場合、差動増幅器11によるノ
イズ除去は不可となる。しかし、第3図(a),(b)
に示すように、3個の検知器を並置し、可動板18を動か
して標準検知器5を撮像用として切替後は、並置の予備
検知器15を較正用の標準検知器として用い、第4図に示
すように、差動増幅器11のスイッチ14を予備検知器15側
へ切替えることにより、ノイズ除去も可となる。
像用検知器として代替した場合、差動増幅器11によるノ
イズ除去は不可となる。しかし、第3図(a),(b)
に示すように、3個の検知器を並置し、可動板18を動か
して標準検知器5を撮像用として切替後は、並置の予備
検知器15を較正用の標準検知器として用い、第4図に示
すように、差動増幅器11のスイッチ14を予備検知器15側
へ切替えることにより、ノイズ除去も可となる。
また、本発明は検知器単素子への適用ばかりでなく、
アレー素子にても適用可能である。
アレー素子にても適用可能である。
撮像用検知器を切替後は、第1図に示すように、被撮
像体1の撮像位置が横移動するが、これは走査鏡2の走
査方向16であり、これと検知器の並置方向13とを一致し
ておけば、画像取得上何等問題はない。
像体1の撮像位置が横移動するが、これは走査鏡2の走
査方向16であり、これと検知器の並置方向13とを一致し
ておけば、画像取得上何等問題はない。
以上説明したように本発明は、窓穴付きの簡単な可動
板を並置した検知器の前面に設置することにより、重量
・寸法の増加や光学性能の劣化を生じずに、較正用の標
準検知器を撮像用検知器の冗長系にすることができる効
果がある。
板を並置した検知器の前面に設置することにより、重量
・寸法の増加や光学性能の劣化を生じずに、較正用の標
準検知器を撮像用検知器の冗長系にすることができる効
果がある。
本発明は、宇宙飛行体搭載赤外線撮像装置のように重
量・寸法に制約があり、かつ、信頼性確保のための冗長
設計を必要とする赤外線撮像装置において、効果が著し
い。
量・寸法に制約があり、かつ、信頼性確保のための冗長
設計を必要とする赤外線撮像装置において、効果が著し
い。
第1図は本発明の第1の実施例のブロック図、第2図
(a),(b)は第1の実施例の検知器と可動板との関
係の説明図、第3図は本発明の第2の実施例における検
知器と可動板との関係の説明図、第4図は同じく第2の
実施例における検知器と差動増幅器との接続を示すブロ
ック図、第5図は従来の赤外線撮像装置の一例のブロッ
ク図である。 1……被撮像体、2……走査鏡、3……光学系、4……
撮像用検知器、5……標準検知器、6……冷却窓、……
冷却器、8……可動板、9……ハウジング、10……プリ
アンプ、11……差動増幅器、12……窓穴、14……スイッ
チ、15……予備検知器、16……走査方向、17……ミラ
ー、18……可動板、19……検知器部。
(a),(b)は第1の実施例の検知器と可動板との関
係の説明図、第3図は本発明の第2の実施例における検
知器と可動板との関係の説明図、第4図は同じく第2の
実施例における検知器と差動増幅器との接続を示すブロ
ック図、第5図は従来の赤外線撮像装置の一例のブロッ
ク図である。 1……被撮像体、2……走査鏡、3……光学系、4……
撮像用検知器、5……標準検知器、6……冷却窓、……
冷却器、8……可動板、9……ハウジング、10……プリ
アンプ、11……差動増幅器、12……窓穴、14……スイッ
チ、15……予備検知器、16……走査方向、17……ミラ
ー、18……可動板、19……検知器部。
Claims (1)
- 【請求項1】被撮像体の光線を振動あるいは回転により
光学系へとりこむ走査鏡と、この走査鏡の反射光を集光
する光学系と、この光学系により結像された光を電気信
号に変換する撮像用検知器と、この撮像用検知器が出力
した電気信号との差出力を取出すための較正用標準検知
器とを有する赤外線撮像装置において、前記撮像用検知
器及び前記較正用標準検知器の任意の一方と前記光学系
との間を閉じ他方と前記光学系との間を開く可動の窓穴
を含み、この窓穴の動きと連動して前記較正用標準検知
器を前記撮像用検知器として用いるようにしたことを特
徴とする赤外線撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63237076A JP2707634B2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 赤外線撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63237076A JP2707634B2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 赤外線撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0284891A JPH0284891A (ja) | 1990-03-26 |
JP2707634B2 true JP2707634B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=17010062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63237076A Expired - Lifetime JP2707634B2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 赤外線撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2707634B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0712642A (ja) * | 1993-06-28 | 1995-01-17 | Nec Corp | 搭載用赤外センサ |
-
1988
- 1988-09-20 JP JP63237076A patent/JP2707634B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0284891A (ja) | 1990-03-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5449907A (en) | Programmable on-focal plane signal processor | |
US6694094B2 (en) | Dual band framing reconnaissance camera | |
US6268883B1 (en) | High speed infrared imaging system and method | |
US11743572B2 (en) | Method and system for scanning of a focal plane array during earth observation imaging | |
US4234145A (en) | Radiant energy quadrant detection device | |
US11892468B2 (en) | Method and system for scanning of a transparent plate during earth observation imaging | |
US7542090B1 (en) | System and method for high-resolution with a small-format focal-plane array using spatial modulation | |
EP0258433B1 (en) | Extremely high speed, real-time background filter for radiation detectors | |
JP2707634B2 (ja) | 赤外線撮像装置 | |
US5705803A (en) | Covariance focus sensor | |
JPH11297973A (ja) | 赤外線撮像装置 | |
JP2646981B2 (ja) | 人工衛星による観測方法 | |
JP2770521B2 (ja) | 焦点位置検出方式 | |
JP2680879B2 (ja) | 赤外線撮像装置 | |
Harrison et al. | Large area focal plane comprising charge-coupled devices and fiber optics | |
Johnson et al. | Adaptive LaDAR receiver for multispectral imaging | |
Adiyan et al. | MEMS bimaterial IR sensor array with AC-coupled optical readout | |
EP0387227A2 (en) | Night telesope | |
JP2730479B2 (ja) | 光学カメラの画素ずれ検出装置 | |
Hollier | Imager of METEOSAT second generation | |
Wood | Optical alignment and testing of the Diffuse IR Background Experiment IR cryogenic telescope | |
JPS6093974A (ja) | 姿勢検出装置 | |
JPH06160175A (ja) | 赤外線検出素子 | |
JP2692611B2 (ja) | 多素子撮像装置 | |
Rank et al. | 3-12-um images of HD44179 and M42: spectral differencing as a mid-infrared astronomical image enhancement technique |