JP2705511B2 - L−アスコルビン酸−2−リン酸エステルの製造法 - Google Patents
L−アスコルビン酸−2−リン酸エステルの製造法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、L−アスコルビン酸−
2−リン酸エステルの製造法に関する。
2−リン酸エステルの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】L−アスコルビン酸(ビタミンC)は、
医薬品、食品、化粧品、飼料、その他の分野で広く用い
られているが、そのままでは、熱や光に弱く、また酸化
され易い欠点を有するため、その改善のためL−アスコ
ルビン酸−2−リン酸エステルが利用され、安定化ビタ
ミンCとしてこの問題を解決し、さらに幅広い用途の拡
大がなされてきた。
医薬品、食品、化粧品、飼料、その他の分野で広く用い
られているが、そのままでは、熱や光に弱く、また酸化
され易い欠点を有するため、その改善のためL−アスコ
ルビン酸−2−リン酸エステルが利用され、安定化ビタ
ミンCとしてこの問題を解決し、さらに幅広い用途の拡
大がなされてきた。
【0003】L−アスコルビン酸または、その塩あるい
は、それらの5位及び6位に保護基が結合したL−アス
コルビン酸誘導体の2−リン酸エステル化物の製造法と
して従来より種々の提案がなされている。水溶液の反応
に限っても、公告特許公報昭45−4497、公告特許
公報昭59−4438、公開特許公報平2−27969
0、公開特許公報平3−204891、公表特許公報平
4−505463等数多くあるが、これらはいずれも反
応助剤の塩基としてピリジンまたはその誘導体、トリア
ルキルアミンを用い、5位または6位が保護されていて
もよいL−アスコルビン酸をリン酸化するものである。
は、それらの5位及び6位に保護基が結合したL−アス
コルビン酸誘導体の2−リン酸エステル化物の製造法と
して従来より種々の提案がなされている。水溶液の反応
に限っても、公告特許公報昭45−4497、公告特許
公報昭59−4438、公開特許公報平2−27969
0、公開特許公報平3−204891、公表特許公報平
4−505463等数多くあるが、これらはいずれも反
応助剤の塩基としてピリジンまたはその誘導体、トリア
ルキルアミンを用い、5位または6位が保護されていて
もよいL−アスコルビン酸をリン酸化するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらのリン酸化法
は、中性で行えば、5位または6位が保護されていても
よいL−アスコルビン酸の転化率が低くなり、その改善
の為には煩雑な操作が必要となる。一方、高pHで反応
させれば、転化率の向上ははかれるが、高濃度では2,
2’−ビス(L−アスコルビル)リン酸ジエステルの生
成が増加し、収率の低下を招く。それを抑制するには、
低濃度で反応させる必要があるが、その場合はリン酸化
の転化率が低下することになる。転化率を向上させるに
は、リン酸化剤を多量に使用する必要性が生じ、工業的
に不利である。また、あらかじめ所望のリン酸化剤を極
低温で水溶液中に生成させておく必要のある製造方法等
工業的に実施困難な方法である場合も多い。
は、中性で行えば、5位または6位が保護されていても
よいL−アスコルビン酸の転化率が低くなり、その改善
の為には煩雑な操作が必要となる。一方、高pHで反応
させれば、転化率の向上ははかれるが、高濃度では2,
2’−ビス(L−アスコルビル)リン酸ジエステルの生
成が増加し、収率の低下を招く。それを抑制するには、
低濃度で反応させる必要があるが、その場合はリン酸化
の転化率が低下することになる。転化率を向上させるに
は、リン酸化剤を多量に使用する必要性が生じ、工業的
に不利である。また、あらかじめ所望のリン酸化剤を極
低温で水溶液中に生成させておく必要のある製造方法等
工業的に実施困難な方法である場合も多い。
【0005】本発明の目的は、リン酸化剤の必要量をL
−アスコルビン酸の1.3倍当量以下に抑え、水量を少
なくして、2,2’−ビス(L−アスコルビル)リン酸
ジエステルの生成を抑制し、収率よくL−アスコルビン
酸−2−リン酸エステルを得るための工業的製造方法を
提供することにある。
−アスコルビン酸の1.3倍当量以下に抑え、水量を少
なくして、2,2’−ビス(L−アスコルビル)リン酸
ジエステルの生成を抑制し、収率よくL−アスコルビン
酸−2−リン酸エステルを得るための工業的製造方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、L−アス
コルビン酸をリン酸化するにあたり、様々な条件を検討
した結果、反応助剤である塩基として、次式、
コルビン酸をリン酸化するにあたり、様々な条件を検討
した結果、反応助剤である塩基として、次式、
【化2】 (式中、R1 は水素またはメチル基を表し、R2 は炭素
数1〜6の鎖状または環状構造を有しているアルキル、
アルケニルまたはアルキニル基またはベンジル基を表
す。)で示されるイミダゾール誘導体(1)を用いるこ
とにより、リン酸化剤の使用量を少なく抑え、収率よく
リン酸化する方法を発見し、発明を完成した。
数1〜6の鎖状または環状構造を有しているアルキル、
アルケニルまたはアルキニル基またはベンジル基を表
す。)で示されるイミダゾール誘導体(1)を用いるこ
とにより、リン酸化剤の使用量を少なく抑え、収率よく
リン酸化する方法を発見し、発明を完成した。
【0007】即ち、本発明は、(I)5位または6位が
保護されていてもよいL−アスコルビン酸とリン酸化剤
を反応させ、リン酸化するとき、塩基としてイミダゾー
ル誘導体(1)を用いることを特徴とするL−アスコル
ビン酸−2−リン酸エステルの製造法に、(II)イミダ
ゾール誘導体(1)の添加をpH10.5〜12.0、
反応温度−5〜5℃に保持して行うことを特徴とする前
項の製造法に、さらに(III)イミダゾール誘導体(1)
の添加後、30〜80℃で反応を行うことを特徴とする
前各項の製造法に関する。
保護されていてもよいL−アスコルビン酸とリン酸化剤
を反応させ、リン酸化するとき、塩基としてイミダゾー
ル誘導体(1)を用いることを特徴とするL−アスコル
ビン酸−2−リン酸エステルの製造法に、(II)イミダ
ゾール誘導体(1)の添加をpH10.5〜12.0、
反応温度−5〜5℃に保持して行うことを特徴とする前
項の製造法に、さらに(III)イミダゾール誘導体(1)
の添加後、30〜80℃で反応を行うことを特徴とする
前各項の製造法に関する。
【0008】本発明では、5位または6位が保護されて
いてもよいL−アスコルビン酸を水とイミダゾール誘導
体(1)の混合溶液に溶解し、適当なリン酸化剤にてリ
ン酸化し、このときピリジン、トリアルキルアミン等従
来用いられていた塩基を用いた場合と異なり、5位また
は6位が保護されていてもよいL−アスコルビン酸リン
酸エステルと、イミダゾール誘導体(1)とが比較的安
定な中間体を形成し、副生成物の生成が抑制されるもの
と考えられ、この中間体を所望により加熱撹拌して分解
した後、所望により保護基をはずすことにより、L−ア
スコルビン酸−2−リン酸エステルを収率良く得ること
ができる。
いてもよいL−アスコルビン酸を水とイミダゾール誘導
体(1)の混合溶液に溶解し、適当なリン酸化剤にてリ
ン酸化し、このときピリジン、トリアルキルアミン等従
来用いられていた塩基を用いた場合と異なり、5位また
は6位が保護されていてもよいL−アスコルビン酸リン
酸エステルと、イミダゾール誘導体(1)とが比較的安
定な中間体を形成し、副生成物の生成が抑制されるもの
と考えられ、この中間体を所望により加熱撹拌して分解
した後、所望により保護基をはずすことにより、L−ア
スコルビン酸−2−リン酸エステルを収率良く得ること
ができる。
【0009】詳しくは、仕込時水は、5位または6位が
保護されていてもよいL−アスコルビン酸の5〜50倍
量好ましくは、7〜15倍量用いる。イミダゾール誘導
体(1)は、該L−アスコルビン酸誘導体の1.0〜
5.0倍当量好ましくは、1.5〜3.0倍当量を使用
する。
保護されていてもよいL−アスコルビン酸の5〜50倍
量好ましくは、7〜15倍量用いる。イミダゾール誘導
体(1)は、該L−アスコルビン酸誘導体の1.0〜
5.0倍当量好ましくは、1.5〜3.0倍当量を使用
する。
【0010】リン酸化剤としては、一般的なリン酸化剤
であれば反応に使用することができる。リン酸化剤とし
ては、オキシ塩化リン、オキシ塩化リンの部分水和物、
ジクロロリン酸、テトラクロロピロリン酸等をあげるこ
とができる。リン酸化剤の使用量としては、1.0〜
1.5倍当量、好ましくは1.1〜1.3倍当量であ
る。
であれば反応に使用することができる。リン酸化剤とし
ては、オキシ塩化リン、オキシ塩化リンの部分水和物、
ジクロロリン酸、テトラクロロピロリン酸等をあげるこ
とができる。リン酸化剤の使用量としては、1.0〜
1.5倍当量、好ましくは1.1〜1.3倍当量であ
る。
【0011】反応温度は、リン酸化剤の添加中は、−1
5〜10℃好ましくは−5〜5℃に保ち、pHは10〜
13、好ましくは10.5〜12.0に保つ必要があ
る。pHの調整は、一般的なアルカリ金属水酸化物やア
ルカリ土類金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム
等を使用することができる。
5〜10℃好ましくは−5〜5℃に保ち、pHは10〜
13、好ましくは10.5〜12.0に保つ必要があ
る。pHの調整は、一般的なアルカリ金属水酸化物やア
ルカリ土類金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム
等を使用することができる。
【0012】リン酸化剤の添加終了後反応の完結と5位
または6位が保護されていてもよいL−アスコルビン酸
リン酸エステルと、イミダゾール誘導体(1)との中間
体の分解のためには、10〜20℃で8〜24時間撹拌
してもよいが、30〜80℃に温めて1〜3時間撹拌す
ることが好ましい。この時中間体の分解により、pHが
低下するためアルカリ水溶液によりpH7〜13に保つ
ことが好ましい。
または6位が保護されていてもよいL−アスコルビン酸
リン酸エステルと、イミダゾール誘導体(1)との中間
体の分解のためには、10〜20℃で8〜24時間撹拌
してもよいが、30〜80℃に温めて1〜3時間撹拌す
ることが好ましい。この時中間体の分解により、pHが
低下するためアルカリ水溶液によりpH7〜13に保つ
ことが好ましい。
【0013】本反応液からL−アスコルビン酸−2−リ
ン酸の金属塩を単離するためには、5位または6位が保
護されたいる場合には常法により保護基を脱離した後、
例えばpH7〜9に調整した本反応液を適当な濃度に濃
縮後、2〜4倍量のメタノール、エタノール等水と混和
する有機溶媒へ滴下することにより、析出した固体を濾
集し、L−アスコルビン酸−2−リン酸金属塩の粗製物
として得ることができる。または、本反応液より、イミ
ダゾール誘導体を除去した後、一般的に知られるL−ア
スコルビン酸−2−リン酸ナトリウム塩やL−アスコル
ビン酸−2−リン酸マグネシウム塩等の単離精製方法を
用いることができる。イミダゾール誘導体の除去には、
水と混和しない有機溶媒、例えば塩化メチレン、クロロ
ホルム、酢酸エチル、酢酸ブチル、ヘキサン、ベンゼ
ン、トルエン、メチルイソブチルケトン、ジエチルエー
テル等を使用した抽出による方法、イオン交換樹脂カラ
ムに通液することにより分離する方法等がある。
ン酸の金属塩を単離するためには、5位または6位が保
護されたいる場合には常法により保護基を脱離した後、
例えばpH7〜9に調整した本反応液を適当な濃度に濃
縮後、2〜4倍量のメタノール、エタノール等水と混和
する有機溶媒へ滴下することにより、析出した固体を濾
集し、L−アスコルビン酸−2−リン酸金属塩の粗製物
として得ることができる。または、本反応液より、イミ
ダゾール誘導体を除去した後、一般的に知られるL−ア
スコルビン酸−2−リン酸ナトリウム塩やL−アスコル
ビン酸−2−リン酸マグネシウム塩等の単離精製方法を
用いることができる。イミダゾール誘導体の除去には、
水と混和しない有機溶媒、例えば塩化メチレン、クロロ
ホルム、酢酸エチル、酢酸ブチル、ヘキサン、ベンゼ
ン、トルエン、メチルイソブチルケトン、ジエチルエー
テル等を使用した抽出による方法、イオン交換樹脂カラ
ムに通液することにより分離する方法等がある。
【0014】本発明で用いられるイミダゾール誘導体
(1)としては、例えばN−iso−プロピルイミダゾ
ール、N−iso−ブチルイミダゾール、N−n−アミ
ルイミダゾール、N−シクロペンチルイミダゾール、N
−メチル−2−メチルイミダゾール、N−エチル−2−
メチルイミダゾール、N−ベンジルイミダゾール、好適
な例としては、N−メチルイミダゾール、N−エチルイ
ミダゾール、N−n−プロピルイミダゾール、N−n−
ブチルイミダゾールが挙げられる。
(1)としては、例えばN−iso−プロピルイミダゾ
ール、N−iso−ブチルイミダゾール、N−n−アミ
ルイミダゾール、N−シクロペンチルイミダゾール、N
−メチル−2−メチルイミダゾール、N−エチル−2−
メチルイミダゾール、N−ベンジルイミダゾール、好適
な例としては、N−メチルイミダゾール、N−エチルイ
ミダゾール、N−n−プロピルイミダゾール、N−n−
ブチルイミダゾールが挙げられる。
【0015】また、5位または6位が保護されていても
よいL−アスコルビン酸としては、例えばL−アスコル
ビン酸自体はもちろんのこと、5,6−ジイソプロピリ
デン−L−アスコルビン酸などの5,6−アルキリデン
−L−アスコルビン酸が挙げられるが、従来、L−アス
コルビン酸−2−リン酸を得るためにリン酸化剤との反
応に供されていた5位および/または6位が保護された
L−アスコルビン酸誘導体であれば特に制限はない。
よいL−アスコルビン酸としては、例えばL−アスコル
ビン酸自体はもちろんのこと、5,6−ジイソプロピリ
デン−L−アスコルビン酸などの5,6−アルキリデン
−L−アスコルビン酸が挙げられるが、従来、L−アス
コルビン酸−2−リン酸を得るためにリン酸化剤との反
応に供されていた5位および/または6位が保護された
L−アスコルビン酸誘導体であれば特に制限はない。
【0016】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれらにより何等限定されるものではない。
本発明はこれらにより何等限定されるものではない。
【0017】実施例1 以下の反応は、窒素雰囲気下で行った。L−アスコルビ
ン酸10.0g(0.057モル)を水100mlとN
−メチルイミダゾール10.0g(0.122モル)の
混合溶液に溶解し、0℃に冷却し、10%水酸化ナトリ
ウム溶液でpH11.0にする。オキシ塩化リン10.
5g(0.068モル)を液温を−1〜1℃に保ちなが
ら定量ポンプにて添加した。添加の間、pHは10%水
酸化ナトリウム溶液でpHコントローラーを用いて、1
0.95〜11.05に保った。添加終了後、そのまま
の温度で、10分間撹拌した後、pH8に保ちながら4
0℃に加熱して2時間撹拌した。
ン酸10.0g(0.057モル)を水100mlとN
−メチルイミダゾール10.0g(0.122モル)の
混合溶液に溶解し、0℃に冷却し、10%水酸化ナトリ
ウム溶液でpH11.0にする。オキシ塩化リン10.
5g(0.068モル)を液温を−1〜1℃に保ちなが
ら定量ポンプにて添加した。添加の間、pHは10%水
酸化ナトリウム溶液でpHコントローラーを用いて、1
0.95〜11.05に保った。添加終了後、そのまま
の温度で、10分間撹拌した後、pH8に保ちながら4
0℃に加熱して2時間撹拌した。
【0018】反応液中のL−アスコルビン酸−2−リン
酸エステルをHPLC(カラムとして昭和電工株式会社
製 SHODEX NH−pak J−411、溶出液
として0.1Mリン酸二水素カリウムを用いた。)にて
分析、定量した。なお、標準品として純度の分かってい
るL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウ
ム塩を用いた。また、未反応のL−アスコルビン酸を、
HPLC(カラムとしてSHODEX KB−802.
5、溶出液として0.05Mリン酸、0.05M硫酸ナ
トリウム水溶液を用いた。)を用いて定量し、転化率を
求めた。
酸エステルをHPLC(カラムとして昭和電工株式会社
製 SHODEX NH−pak J−411、溶出液
として0.1Mリン酸二水素カリウムを用いた。)にて
分析、定量した。なお、標準品として純度の分かってい
るL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウ
ム塩を用いた。また、未反応のL−アスコルビン酸を、
HPLC(カラムとしてSHODEX KB−802.
5、溶出液として0.05Mリン酸、0.05M硫酸ナ
トリウム水溶液を用いた。)を用いて定量し、転化率を
求めた。
【0019】分析の結果、L−アスコルビン酸−2−リ
ン酸エステルはL−アスコルビン酸を基準として収率8
5.7%、転化率100.0%であった。この反応液を
100gまで濃縮した後、200mlのメタノールに5
〜15℃で、約1時間で滴下した。析出した固体を濾集
した後、メタノール50mlで洗浄し、減圧とし、40
℃にて3時間乾燥した。粗製物21.4gが得られた。
定量の結果、L−アスコルビン酸−2−リン酸ナトリウ
ムとして14.8g(収率81.4%)が含まれてい
た。
ン酸エステルはL−アスコルビン酸を基準として収率8
5.7%、転化率100.0%であった。この反応液を
100gまで濃縮した後、200mlのメタノールに5
〜15℃で、約1時間で滴下した。析出した固体を濾集
した後、メタノール50mlで洗浄し、減圧とし、40
℃にて3時間乾燥した。粗製物21.4gが得られた。
定量の結果、L−アスコルビン酸−2−リン酸ナトリウ
ムとして14.8g(収率81.4%)が含まれてい
た。
【0020】実施例2 以下の反応は、窒素雰囲気下で行った。L−アスコルビ
ン酸10.0gを水100mlとN−イソプロピルイミ
ダゾール13.4gの混合溶液に溶解し、0℃に冷却
し、10%水酸化ナトリウム溶液でpH11.0にす
る。オキシ塩化リン10.5gを液温を−1〜1℃に保
ちながら定量ポンプにて添加した。添加の間、pHは1
0%水酸化ナトリウム溶液でpHコントローラーを用い
て、10.95〜11.05に保った。添加終了後、そ
のままの温度で、10分間撹拌した後、pH8に保ちな
がら40℃に加熱して2時間撹拌した。
ン酸10.0gを水100mlとN−イソプロピルイミ
ダゾール13.4gの混合溶液に溶解し、0℃に冷却
し、10%水酸化ナトリウム溶液でpH11.0にす
る。オキシ塩化リン10.5gを液温を−1〜1℃に保
ちながら定量ポンプにて添加した。添加の間、pHは1
0%水酸化ナトリウム溶液でpHコントローラーを用い
て、10.95〜11.05に保った。添加終了後、そ
のままの温度で、10分間撹拌した後、pH8に保ちな
がら40℃に加熱して2時間撹拌した。
【0021】反応液中のL−アスコルビン酸−2−リン
酸エステルとL−アスコルビン酸は、実施例1と同様に
定量し、収率と転化率を求めた。分析の結果、L−アス
コルビン酸−2−リン酸エステルはL−アスコルビン酸
を基準として収率84.0%、転化率98.1%であっ
た。
酸エステルとL−アスコルビン酸は、実施例1と同様に
定量し、収率と転化率を求めた。分析の結果、L−アス
コルビン酸−2−リン酸エステルはL−アスコルビン酸
を基準として収率84.0%、転化率98.1%であっ
た。
【0022】実施例3 以下の反応は、窒素雰囲気下で行った。L−アスコルビ
ン酸10.0gを水100mlとN−ブチルイミダゾー
ル15.1gの混合溶液に溶解し、0℃に冷却し、10
%水酸化ナトリウム溶液でpH11.0にする。オキシ
塩化リン10.5gを液温を−1〜1℃に保ちながら定
量ポンプにて添加した。添加の間、pHは10%水酸化
ナトリウム溶液でpHコントローラーを用いて、10.
95〜11.05に保った。添加終了後、そのままの温
度で、10分間撹拌した後、pH8に保ちながら40℃
に加熱して2時間撹拌した。
ン酸10.0gを水100mlとN−ブチルイミダゾー
ル15.1gの混合溶液に溶解し、0℃に冷却し、10
%水酸化ナトリウム溶液でpH11.0にする。オキシ
塩化リン10.5gを液温を−1〜1℃に保ちながら定
量ポンプにて添加した。添加の間、pHは10%水酸化
ナトリウム溶液でpHコントローラーを用いて、10.
95〜11.05に保った。添加終了後、そのままの温
度で、10分間撹拌した後、pH8に保ちながら40℃
に加熱して2時間撹拌した。
【0023】反応液中のL−アスコルビン酸−2−リン
酸エステルとL−アスコルビン酸は、実施例1と同様に
定量し、収率と転化率を求めた。分析の結果、L−アス
コルビン酸−2−リン酸エステルはL−アスコルビン酸
を基準として収率83.2%、転化率99.7%であっ
た。
酸エステルとL−アスコルビン酸は、実施例1と同様に
定量し、収率と転化率を求めた。分析の結果、L−アス
コルビン酸−2−リン酸エステルはL−アスコルビン酸
を基準として収率83.2%、転化率99.7%であっ
た。
【0024】実施例4 以下の反応は、窒素雰囲気下で行った。5,6−イソプ
ロピリデン−L−アスコルビン酸12.3gを水135
mlとN−メチルイミダゾール10.0gの混合溶液に
溶解し、0℃に冷却し、10%水酸化ナトリウム溶液で
pH11.0にする。オキシ塩化リン10.5gを液温
を−1〜1℃に保ちながら定量ポンプにて添加した。添
加の間、pHは10%水酸化ナトリウム溶液でpHコン
トローラーを用いて、10.95〜11.05に保っ
た。添加終了後、そのままの温度で、10分間撹拌した
後、pH8に保ちながら40℃に加熱して2時間撹拌し
た。
ロピリデン−L−アスコルビン酸12.3gを水135
mlとN−メチルイミダゾール10.0gの混合溶液に
溶解し、0℃に冷却し、10%水酸化ナトリウム溶液で
pH11.0にする。オキシ塩化リン10.5gを液温
を−1〜1℃に保ちながら定量ポンプにて添加した。添
加の間、pHは10%水酸化ナトリウム溶液でpHコン
トローラーを用いて、10.95〜11.05に保っ
た。添加終了後、そのままの温度で、10分間撹拌した
後、pH8に保ちながら40℃に加熱して2時間撹拌し
た。
【0025】反応液を濃塩酸でpH0.5とし、50℃
で30分加熱し、保護基をはずした後、水酸化ナトリウ
ム溶液でpH7とした。反応液中のL−アスコルビン酸
−2−リン酸エステルとL−アスコルビン酸は、実施例
1と同様に定量し、収率と転化率を求めた。分析の結
果、L−アスコルビン酸−2−リン酸エステルはL−ア
スコルビン酸を基準として収率86.2%、転化率9
8.9%であった。
で30分加熱し、保護基をはずした後、水酸化ナトリウ
ム溶液でpH7とした。反応液中のL−アスコルビン酸
−2−リン酸エステルとL−アスコルビン酸は、実施例
1と同様に定量し、収率と転化率を求めた。分析の結
果、L−アスコルビン酸−2−リン酸エステルはL−ア
スコルビン酸を基準として収率86.2%、転化率9
8.9%であった。
【0026】実施例5 「40℃に加熱して2時間撹拌」を「80℃に加熱して
30分間撹拌」に変更した以外は、実施例4と同様に行
った。分析の結果、L−アスコルビン酸−2−リン酸エ
ステルはL−アスコルビン酸を基準として収率84.8
%、転化率98.6%であった。
30分間撹拌」に変更した以外は、実施例4と同様に行
った。分析の結果、L−アスコルビン酸−2−リン酸エ
ステルはL−アスコルビン酸を基準として収率84.8
%、転化率98.6%であった。
【0027】比較例1 以下の反応は、窒素雰囲気下で行った。L−アスコルビ
ン酸10.0gを水135mlとピリジン15.0g
(0.190モル)の混合溶液に溶解し、0℃に冷却
し、10%水酸化ナトリウム溶液でpH11.5にす
る。オキシ塩化リン10.4g(0.068モル)を液
温を0〜5℃に保ちながら定量ポンプにて添加した。添
加の間、pHは10%水酸化ナトリウム溶液でpHコン
トローラーを用いて、12.45〜12.55に保っ
た。添加終了後、そのままの温度で、10分間撹拌した
後、濃塩酸でpH8として後、減圧でピリジンを留去し
た。
ン酸10.0gを水135mlとピリジン15.0g
(0.190モル)の混合溶液に溶解し、0℃に冷却
し、10%水酸化ナトリウム溶液でpH11.5にす
る。オキシ塩化リン10.4g(0.068モル)を液
温を0〜5℃に保ちながら定量ポンプにて添加した。添
加の間、pHは10%水酸化ナトリウム溶液でpHコン
トローラーを用いて、12.45〜12.55に保っ
た。添加終了後、そのままの温度で、10分間撹拌した
後、濃塩酸でpH8として後、減圧でピリジンを留去し
た。
【0028】反応液中のL−アスコルビン酸−2−リン
酸エステルとL−アスコルビン酸は、実施例1と同様に
定量し、収率と転化率を求めた。分析の結果、L−アス
コルビン酸−2−リン酸エステルはL−アスコルビン酸
を基準として収率55.9%、転化率84.9%であっ
た。このように、ピリジンを使用した例では、実施例と
等モルのオキシ塩化リンを使用した場合には、転化率が
低い。
酸エステルとL−アスコルビン酸は、実施例1と同様に
定量し、収率と転化率を求めた。分析の結果、L−アス
コルビン酸−2−リン酸エステルはL−アスコルビン酸
を基準として収率55.9%、転化率84.9%であっ
た。このように、ピリジンを使用した例では、実施例と
等モルのオキシ塩化リンを使用した場合には、転化率が
低い。
【0029】比較例2 以下の反応は、窒素雰囲気下で行った。L−アスコルビ
ン酸10.0gを水135mlとピリジン15.0g
(0.190モル)の混合溶液に溶解し、0℃に冷却
し、10%水酸化ナトリウム溶液でpH11.5にす
る。オキシ塩化リン15.0g(0.098モル)を液
温を0〜5℃に保ちながら定量ポンプにて添加した。添
加の間、pHは10%水酸化ナトリウム溶液でpHコン
トローラーを用いて、11.45〜11.55に保っ
た。添加終了後、そのままの温度で、10分間撹拌した
後、濃塩酸でpH8として後、減圧でピリジンを留去し
た。
ン酸10.0gを水135mlとピリジン15.0g
(0.190モル)の混合溶液に溶解し、0℃に冷却
し、10%水酸化ナトリウム溶液でpH11.5にす
る。オキシ塩化リン15.0g(0.098モル)を液
温を0〜5℃に保ちながら定量ポンプにて添加した。添
加の間、pHは10%水酸化ナトリウム溶液でpHコン
トローラーを用いて、11.45〜11.55に保っ
た。添加終了後、そのままの温度で、10分間撹拌した
後、濃塩酸でpH8として後、減圧でピリジンを留去し
た。
【0030】反応液中のL−アスコルビン酸−2−リン
酸エステルとL−アスコルビン酸は、実施例1と同様に
定量し、収率と転化率を求めた。分析の結果、L−アス
コルビン酸−2−リン酸エステルはL−アスコルビン酸
を基準として収率68.5%、転化率99.3%であっ
た。ピリジンを使用した場合に転化率を実施例と同程度
とするためには、1.5倍モルのオキシ塩化リンが必要
であり、収率も低い。
酸エステルとL−アスコルビン酸は、実施例1と同様に
定量し、収率と転化率を求めた。分析の結果、L−アス
コルビン酸−2−リン酸エステルはL−アスコルビン酸
を基準として収率68.5%、転化率99.3%であっ
た。ピリジンを使用した場合に転化率を実施例と同程度
とするためには、1.5倍モルのオキシ塩化リンが必要
であり、収率も低い。
【0031】
【発明の効果】本発明により、L−アスコルビン酸−2
−リン酸エステルをより収率よく得ることができ、さら
にリン酸化剤の使用量を削減することにより、産業廃棄
物等の量を大幅に減少させることができる。
−リン酸エステルをより収率よく得ることができ、さら
にリン酸化剤の使用量を削減することにより、産業廃棄
物等の量を大幅に減少させることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 5位または6位が保護されていてもよい
L−アスコルビン酸とリン酸化剤を反応させ、リン酸化
するとき、塩基として、次式、 【化1】 (式中、R1 は水素またはメチル基を表し、R2 は炭素
数1〜6の鎖状または環状構造を有しているアルキル、
アルケニルまたはアルキニル基またはベンジル基を表
す。)で示されるイミダゾール誘導体を用いることを特
徴とする5位または6位が保護されていてもよいL−ア
スコルビン酸−2−リン酸エステルの製造法。 - 【請求項2】 イミダゾール誘導体(1)の添加をpH
10.5〜12.0、反応温度−5〜5℃に保持して行
うことを特徴とする請求項1記載のL−アスコルビン酸
−2−リン酸エステルの製造法。 - 【請求項3】 イミダゾール誘導体(1)の添加後、3
0〜80℃で反応を行うことを特徴とする請求項1また
は2記載のL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルの
製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13497493A JP2705511B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | L−アスコルビン酸−2−リン酸エステルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13497493A JP2705511B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | L−アスコルビン酸−2−リン酸エステルの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06345785A JPH06345785A (ja) | 1994-12-20 |
| JP2705511B2 true JP2705511B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=15140965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13497493A Expired - Lifetime JP2705511B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | L−アスコルビン酸−2−リン酸エステルの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2705511B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP13497493A patent/JP2705511B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06345785A (ja) | 1994-12-20 |
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