JP2703869B2 - 飲食用具入れ - Google Patents

飲食用具入れ

Info

Publication number
JP2703869B2
JP2703869B2 JP6229995A JP6229995A JP2703869B2 JP 2703869 B2 JP2703869 B2 JP 2703869B2 JP 6229995 A JP6229995 A JP 6229995A JP 6229995 A JP6229995 A JP 6229995A JP 2703869 B2 JP2703869 B2 JP 2703869B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
lid
eating
opening
drinking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6229995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08256895A (ja
Inventor
泰一 大野
Original Assignee
泰一 大野
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 泰一 大野 filed Critical 泰一 大野
Priority to JP6229995A priority Critical patent/JP2703869B2/ja
Publication of JPH08256895A publication Critical patent/JPH08256895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2703869B2 publication Critical patent/JP2703869B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、箸やストロー、楊枝類等の長手
状の飲食用具を収容するのに用いられる飲食用具入れに
係り、特にそれらの飲食用具を収容する本体と、その上
部に被せられて、該本体を開閉可能と為す蓋体とを有す
る飲食用具入れの改良された構造に関するものである。
【0002】
【背景技術】
【0003】従来から、箸やストロー、楊枝類等の長手
状の飲食用具を多数収容する容器の一つとして、それら
の飲食用具が立て掛けられた状態で収容される有底円筒
形状の容器本体を有する飲食用具入れが、知られてい
る。
【0004】そして、そのような飲食用具入れの一つ
に、上述の如き容器本体に対して、その上部側に有底円
筒形状の蓋体が脱着可能に被せられ、かかる蓋体の脱着
によって、該本体を開閉せしめ得るようにした構造のも
のが、知られている。この蓋体付きの飲食用具入れにお
いては、飲食用具の出し入れ時以外、本体が、蓋体によ
り閉塞され得るようになっていることから、それらの飲
食用具を、衛生上、比較的好ましい状態で収容しておく
ことが出来るといった利点がある。
【0005】ところが、かかる従来の飲食用具入れにあ
っては、上述の如く、本体を開口させるのに、一々、蓋
体を本体から取り外さなければならず、しかも、本体内
において、飲食用具が各々立て掛けられた状態で収容さ
れているために、蓋体を取り外した際に、個々の飲食用
具がバラついて広がり、各飲食用具の上部側が、本体の
開口周縁部から側方に傾斜して突出し、そのままでは、
蓋体が、それらの飲食用具の上部側に引っ掛かって、本
体に被せられなくなってしまうところから、本体を閉塞
させるには、両手を用いて、一方の手でバラついた飲食
用具を束ねつつ、もう一方の手で蓋体を被せるようにす
る必要があったのであり、それ故、本体の開閉操作が極
めて面倒で、飲食用具の取り出しに手間がかかるといっ
た欠点を有していたのである。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
に鑑みて為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、飲食用具が収容される本体とその上部に被せら
れる蓋体とを有して成る飲食用具入れにおいて、蓋体を
取り外すことなく、本体を開口させ得、しかも常にそれ
を片手で簡単に閉塞せしめ得るように為して、飲食用具
の取り出しが極めて容易に行なわれ得るようにすること
にある。
【0007】
【解決手段】そして、本発明にあっては、かかる課題の
解決のために、箸やストロー、楊枝類等の長手状の飲食
用具が収容される、筒壁上部に該飲食用具を取り出し得
る大きさの内側窓部が設けられた有底円筒形状の本体
と、該内側窓部を覆い得るように少なくとも該本体の筒
壁上部に該本体軸心回りに相対的に回転可能に被せられ
て、該本体内を外部から仕切る、前記内側窓部に対応す
る筒壁部位に前記飲食用具を取り出し得る大きさの外側
窓部が設けられた有底円筒形状の蓋体とを有し、該蓋体
の前記本体に対する相対的な回転によって、該外側窓部
を前記内側窓部に合致させて該本体を開口させる開口位
置と、該内側窓部を該蓋体の筒壁部にて閉塞せしめる閉
塞位置とを選択的に取り得るように構成すると共に、前
記開口位置から前記閉塞位置に向かう該蓋体の回転方向
における、前記外側窓部の開口縁部の後方側部位と前記
内側窓部の開口縁部の前方側部位の少なくとも何れか一
方を、該本体内に収容された前記飲食用具の高さと同じ
かそれよりも高い位置から下方に向かうに従って各窓部
の開口縁部の前記回転方向における対向部位側に徐々に
延び出すように構成して、前記閉塞位置に向かう該蓋体
の回転に従って前記本体の内側窓部が該蓋体の筒壁部に
て相対的に下方から徐々に覆われるようにした飲食用具
入れを、その特徴とするものである。
【0008】なお、そのような本発明に従う飲食用具入
れの好ましい態様によれば、前記蓋体と前記本体の何れ
か一方に第一の係合部を設ける一方、その何れか他方に
第二の係合部を設け、更に前記開口位置と前記閉塞位置
とにおいて、それら第一の係合部と第二の係合部とが互
いに係合されるように構成して、該蓋体の該本体に対す
る相対的な回転が、それら開口位置と閉塞位置とにおい
て、それぞれ阻止され得るように構成されることとな
る。
【0009】
【作用・効果】要するに、かくの如き本発明に従う飲食
用具入れにあっては、飲食用具が収容される有底円筒形
状の本体において、少なくとも内側窓部が設けられる筒
壁上部に、有底円筒形状を呈し、その筒壁部に外側窓部
が設けられた蓋体が、該本体の軸心回りに相対的に回転
可能に被せられて成っていると共に、かかる本体に対す
る相対的な回転によって、外側窓部を内側窓部に合致さ
せて、本体を開口させる開口位置と、該内側窓部を該蓋
体の筒壁部にて閉塞せしめる閉塞位置とに選択的に位置
せしめられ得るように構成されていることから、単に、
蓋体を本体に対して相対的に回転させて、前記開口位置
に位置せしめるだけで、蓋体を取り外すことなく、極め
て簡単に本体を開口せしめることが出来るのであり、ま
た、飲食用具を収容した本体の内側窓部を閉塞状態とす
る場合には、蓋体を、単に、かかる開口位置から前記閉
塞位置に回転させることによって、簡単に、本体を閉塞
せしめることが可能となっているのである。
【0010】しかも、かかる飲食用具入れにおいては、
前記開口位置から前記閉塞位置に向かう蓋体の回転方向
における、前記外側窓部の開口縁部の後方部位と前記内
側窓部の開口縁部の前方側部位の少なくとも何れか一方
が、本体内に収容された飲食用具の高さと同じかそれよ
りも高い位置から下方に向かうに従って各窓部の開口縁
部の前記回転方向における対向部位側に徐々に延び出す
ように構成されて、前記閉塞位置に向かう蓋体の回転に
従って本体の内側窓部が蓋体の筒壁部にて相対的に下方
から徐々に覆われるようになっているところから、本体
の開口時において、該本体内に収容される多数の飲食用
具がバラついて広がり、それらの上部側が内側窓部と外
側窓部を通じて側方に突出せしめられている場合にあっ
ても、それらバラついて広がった飲食用具を何等束ねる
ことなく、片手のみの操作で、蓋体を前記開口位置から
閉塞位置に向かう方向に回転させるだけで、かかる飲食
用具の全べてのものが、上述の如き構成を有する前記外
側窓部の開口縁部の後方側部位と前記内側窓部の開口縁
部の前方側部位の何れか一方、若しくはその両方に摺接
せしめられつつ、引き起こされ、更に本体内に押し込ま
れ得て、内側窓部と蓋体の筒壁部との間に飲食用具が引
っ掛かるようなこともなしに、本体が良好に閉塞せしめ
られ得るのである。
【0011】従って、本発明に係る飲食用具入れにあっ
ては、従来のものに比して、本体の開閉操作が効果的に
簡便化され得、それによって、飲食用具の本体からの取
出しが、極めて容易に且つ迅速に行なわれ得ることとな
るのである。
【0012】なお、上記した本発明の好ましい態様に従
う構成が採用される場合には、蓋体を本体に対して相対
的に回転せしめて、第一の係合部と第二の係合部とを互
いに係合させるだけで、面倒な位置合わせ作業を何等行
なうことなく、それら蓋体と本体とを前記開口位置や前
記閉塞位置に位置せしめることが出来、それによって、
本体の開閉操作、ひいては飲食用具の取出し操作が、更
に簡単に且つ迅速に為され得ることとなるのである。
【0013】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の代表的な実施例について、図面を参照し
つつ、詳細に説明することとする。
【0014】先ず、図1乃至図3には、本発明に従う構
造を有する爪楊枝入れの一例が概略的に示されている。
それらの図からも明らかなように、爪楊枝入れ10は、
爪楊枝が多数収容される本体12と該本体12の上部側
に取り付けられる蓋体14とを有して、成っている。
【0015】より具体的には、この爪楊枝入れ10を構
成する本体12は、図4及び図5に示される如く、全体
として、略有底円筒形状を呈しており、所定の合成樹脂
からなる上部側本体16と下部側本体18とが、上下方
向に互いに組み付けられて、構成されている。
【0016】そして、かかる図5及び図6からも明らか
なように、上部側本体16は、円筒部20の上端縁に底
部22が一体的に形成された逆カップ形状を呈してお
り、該円筒部20において、径方向に互いに対向する部
位には、略矩形形状を呈する2つの透孔24,24が、
該円筒部20を厚さ方向に貫通して、それぞれ形成され
ている。また、それら2つの透孔24,24は、その開
口縁部において、円筒部20の周方向に延びる各短辺部
位25が、該円筒部20の略1/4周分の長さとされて
おり、更に該円筒部20の高さ方向に延びる各長辺部位
27が、その高さよりも所定寸法だけ短い長さとされて
いる。一方、上部側本体16の底部22の外周部におい
て、それら2つの透孔24,24が設けられていない円
筒部20の部位に連続する部位には、該底部22を厚さ
方向に貫通し且つその周方向に沿って延びる長孔26
が、該底部22の略1/4周分の長さをもって、形成さ
れている。
【0017】すなわち、かかる上部側本体16にあって
は、図5に示される如く、底部22において、その中心
から略90°の位相差をもって放射状に延びる2本の仮
想線:p,qに囲まれた部位の外周部に、長孔26が、
該底部22の周方向に沿って形成されているのであり、
また、円筒部20において、かかる仮想線:pの延長線
から、該円筒部20の周方向の時計回りとは逆の方向
(図中、左回り方向)に向かう略1/4周分の部位に、
2つの透孔24,24のうちの一方のものが、前記本体
12内に収容される爪楊枝を取り出すのに十分な大きさ
をもって形成され、更にかかる仮想線:qの延長線か
ら、該円筒部20の周方向の時計回りの方向(図中、右
回り方向)に向かう略1/4周分の部位に、他方の透孔
24が、該一方のものと同様、本体12内に収容される
爪楊枝を取り出すのに十分な大きさをもって形成されて
いるのである。
【0018】また、上部側本体16においては、円筒部
20の下部側端面の内周部に、下方に向かって所定寸法
突出し且つ周方向に連続して延びる嵌合突部28が一体
的に設けられており、更に底部22の中心部には、円形
の貫通孔30が、該底部22を厚さ方向に貫通して形成
されている。
【0019】これに対して、下部側本体18は、図7に
示される如く、全体として、上方に向かって開口する、
略厚肉の有底円筒形状を呈しており、その上端開口部に
は、外方に向かって所定寸法突出し且つ周方向に連続し
て延びる略厚肉の外向きフランジ部32が一体的に設け
られている。また、この外向きフランジ部32の上端
面、即ち下部側本体18の開口端面の内周部には、内側
に向かって、順に高さが低くなる段差部33が設けられ
ている。更に、この段差部33は、その外周部位が、上
部側本体16の円筒部20下端縁に、またその内周部位
が、上部側本体16の円筒部20の下部側端面に形成さ
れた嵌合突部28に、それぞれ対応した形状とされてい
る。これによって、上部側本体16の下端部が、かかる
下部側本体18の段差部33に嵌め込まれ得るようにな
っているのであり、以てそれら上部側本体16と下部側
本体18とが、上下方向に互いに組み付けられて、本体
12が構成されるようになっているのである(図3参
照)。
【0020】かくして、かくの如き構成とされた本体1
2にあっては、図4及び図5からも明らかなように、上
部側本体16に設けられる前記2つの透孔24,24に
より、該本体12の上部側の2か所において、内部に収
容される爪楊枝(図示せず)の高さ位置よりも高い位置
から、該本体12の中間部にまで達する長さと、該本体
12の略1/4周分の幅とを有する略矩形形態をもっ
て、外方に開口せしめられるようになっているのであ
り、また、筒壁が、下部側に向かうに従って、次第に外
方に厚肉化され、しかもその底壁に、該下部側本体18
よりも大径の円板形状を呈する台座34が固着された下
部側本体18によって、横転したり、転倒したりするよ
うなことがないように構成されているのである(図7参
照)。
【0021】一方、そのような本体12に取り付けられ
る蓋体14は、所定の合成樹脂材料からなっており、図
8乃至図10に示される如く、全体として、下方に向か
って開口する略薄肉の有底円筒形状を呈している。そし
て、この蓋体14の筒壁部36において、径方向に互い
に対向する部位には、90°の中心角を有し、且つ該筒
壁部36の上部側から下方に向かって、その周方向の時
計回りの方向(図8中、矢印方向)に弧を描く略扇形形
状を呈する2つの通孔38,38が、該筒壁部36を厚
さ方向に貫通して、それぞれ形成されている。また、そ
れら略扇形状の2つの通孔38,38は、その開口縁部
において、筒壁部36の上部側を周方向に延びる扇形の
上部半径部位39が、該筒壁部36の略1/4周分の長
さとされていると共に、前記筒壁部36の周方向の時計
回りの方向側に位置して、該筒壁部36の高さ方向に延
びる扇形の側部半径部位41が、その高さよりも所定寸
法だけ短い長さとされている。それによって、かかる2
つの通孔38,38においては、前記本体12内に収容
される爪楊枝を取り出すのに十分な大きさとされている
のである。
【0022】さらに、かかる蓋体14における底壁部4
0の内周面上の外周部には、棒状の係合ピン46が、下
方に所定寸法突出する状態で、固定されている。なお、
図10に示される如く、かかる係合ピン46は、その外
周部において、前記2つの通孔38,38の一方のもの
の開口縁部における、前記扇形の側部半径部位41と底
壁部40の中心とを結んで延びる仮想線:rに接して、
位置せしめられている。
【0023】すなわち、蓋体14にあっては、筒壁部3
6において、底壁部40の中心から係合ピン46に接し
て筒壁部36に延びる仮想線:rから、該筒壁部36の
周方向の時計回りとは逆の方向(図10中、左回りの方
向)に向かう略1/4周分の部位に、前記2つの通孔3
8,38のうちの一方のものが形成されているのであ
る。
【0024】さらに、かかる蓋体14における底壁部4
0の外周面上の中心部には、下端面に回転軸42を有す
る摘み部44が、該回転軸42を該蓋体14の内周面上
において下方に向かって所定寸法突出せしめた状態で、
取り付けられている。
【0025】そして、図3に示される如く、そのような
構造とされた蓋体14が、上部側本体16に対して、そ
の略全体を覆い、且つ該蓋体14の筒壁部36に形成さ
れた前記2つの通孔38,38の各開口縁部における上
部半径部位39,39が該上部側本体16に設けられた
前記2つの透孔24,24の各開口縁部における上部側
の短辺部位25に一致するように、即ちそれら各通孔3
8と各透孔24の高さ位置が互いに一致するように被せ
られて、本体12の上部側に取り付けられるようになっ
ている。それによって、かかる2つの通孔38,38の
各開口縁部において、蓋体14の筒壁部36の周方向に
弧を描いて延びる円弧部位48が、該本体12内に収容
される爪楊枝の高さよりも高い位置から下方に向かって
時計回りの方向に徐々に延び出すように構成されている
のである。
【0026】また、かかる蓋体14にあっては、本体1
2の上部側に被せられた状態において、該蓋体14の底
壁部40の中心部に固定された前記回転軸42が、上部
側本体16の底部22の中心部に設けられた前記貫通孔
30に回転可能に挿通せしめられており、また該蓋体1
4の底壁部40の内周面上の外周部に突出位置せしめら
れた前記係合ピン46が、該上部側本体16の底部22
の外周部に形成された前記長孔26に移動可能に挿通せ
しめられている(図2参照)。
【0027】それによって、蓋体14が、該回転軸42
回りに相対的に回転し得る状態で、本体12の上部側に
被せられているのであり、またその回転に伴って、該係
合ピン46が、該長孔26内を、その長さ方向(本体1
2の周方向)に移動せしめられ、該長孔26の開口縁部
における長さ方向両側部位にそれぞれ当接、係合せしめ
られることによって、かかる蓋体14の本体12に対す
る相対的な回転が、所定の回転位置において阻止される
ようになっているのである。
【0028】なお、前述の如く、そのような長孔26
は、本体12を構成する上部側本体16の底部22にお
いて、その中心から略90°の位相差をもって放射状に
延びる2本の仮想線:p,qに囲まれた部位に形成され
ており、また係合ピン46は、蓋体14の底壁部44に
おいて、その中心から筒壁部36に向かって延びる仮想
線:rに接して、取り付けられている。そして、長孔2
6が形成される上部側本体16にあっては、その円筒部
20において、かかる仮想線:pの延長線から、該円筒
部20の周方向の時計回りとは反対の方向に向かう略1
/4周分の部位に、2つの透孔24,24のうちの一方
のものが、またかかる仮想線:qの延長線から、該円筒
部20の周方向の時計回りの方向に向かう略1/4周分
の部位に、他方の透孔24が、それぞれ形成されてい
る。更に、係合ピン50が取り付けられる蓋体14にあ
っては、その筒壁部36において、かかる仮想線:rか
ら、該筒壁部36の周方向の時計回りとは反対の方向に
向かう略1/4周分の部位に、2つの通孔38,38の
うちの一方のものが、形成されている。
【0029】それ故、図11に示される如く、蓋体14
が、本体12に対して時計回りとは反対の方向(なお、
図11には、爪楊枝入れ10の上部側の裏面形態が示さ
れているため、かかる図11においては、矢印方向とな
る。)に回転せしめられて、係合ピン46が、長孔26
の開口縁部における長さ方向一方側部位、即ち前記仮想
線:pに接する側の部位に当接、係合せしめられること
によって、かかる仮想線:pと、蓋体14の底壁部40
上の前記仮想線:rとが一致せしめられ、以て前記2つ
の通孔38,38のうちの一方のものに前記2つの透孔
24,24うちの一方ものが合致させられるようになっ
ており、またそれと同時に、それら2つの通孔38,3
8の他方のものに対して、2つの透孔24,24の他方
のものが合致せしめられるようになっている。そして、
それによって、本体12が、その径方向に対向する2か
所において、各透孔24と各通孔38とを通じて、それ
ぞれ外方に開口せしめられ、またそのような本体12の
開口位置において、蓋体14の本体12に対する相対的
な回転が阻止されるようになっているのである。
【0030】さらに、図12に示される如く、かかる状
態から、蓋体14が、本体12に対して時計回りの方向
(なお、図12においても、図11と同様の理由によ
り、矢印方向となる。)に回転せしめられて、係合ピン
46が、長孔26の開口縁部における長さ方向他方側部
位、即ち前記仮想線:qに接する側の部位に当接、係合
せしめられることによって、かかる仮想線:qと、蓋体
14の底壁部40上の前記仮想線:rとが一致せしめら
れる状態とされて、前記2つの透孔24,24が、前記
蓋体14の筒壁部36にて覆われる一方、前記2つの通
孔38,38も、前記上部側本体16の円筒部20にて
覆われるようになっている。そして、それによって、本
体12が、外方に対して閉塞せしめられ、またそのよう
な本体12の閉塞位置において、蓋体14の本体12に
対する相対的な回転が阻止されるようになっているので
ある。
【0031】かくして、かくの如き構造とされた爪楊枝
入れ10にあっては、摘み部44を摘んで、該体14を
本体12に対して、時計回りの正逆方向に相対的に回転
せしめることによって、該本体12を閉塞させる閉塞位
置とそれを開口せしめる開口位置とを選択的に取り得る
ように構成されているのである。このことから明らかな
ように、本実施例においては、前記2つの透孔24,2
4と前記2つの通孔38,38とによって、内側窓部と
外側窓部とが、それぞれ構成されているのであり、また
係合ピン46と長孔26とによって、第一の係合部と第
二の係合部とが、それぞれ構成されているのである。
【0032】そして、かかる爪楊枝入れ10において
は、図13に示される如く、蓋体14を、本体12に対
して時計回りとは反対の方向に相対的に回転させて、前
記開口位置に位置せしめることにより、本体12が開口
せしめられて、その内部に収容される多数の爪楊枝50
が、取り出され得るようになっているのである。なお、
この爪楊枝入れ10にあっては、本体12を構成する下
部側本体18の内部の底面が、球面形状をもって構成さ
れていることから(図7参照)、そのような本体12の
開口状態において、多数の爪楊枝50が、本体12内で
バラついて各透孔24及び各通孔のそれぞれの開口縁部
に倒れ掛かり、その上部側が外方に突出して位置せしめ
られ得、それによって、外部から、その上部を摘んで、
容易に取り出され得るようになっている。
【0033】また、この爪楊枝入れ10にあっては、前
述の如く、蓋体14を、本体12の開口位置から、本体
12に対して時計回りの方向に相対的に回転させて、前
記閉塞位置に位置せしめることにより、各透孔24が、
蓋体14の筒壁部36にて覆われて、本体12が閉塞せ
しめられるようになっているのであるが、各通孔38の
開口縁部において、蓋体14の筒壁部36の周方向の時
計回りとは反対方向側部位、即ち本体12の開口位置か
ら閉塞位置に向かう蓋体14の回転方向の後方側部位が
円弧部位48とされて、下方に向かうに従って、かかる
蓋体14の回転方向に徐々に延び出すように構成されて
いることから、図14及び図15に示されるように、そ
のような蓋体14の回転に伴って、各透孔24が、蓋体
14の筒壁部36にて下方から徐々に覆われ、それによ
って、各透孔24や各通孔38のそれぞれの開口縁部に
倒れ掛かり、上部側が外方に突出せしめられた多数の爪
楊枝50が、各通孔38の開口縁部における円弧部位4
8に摺接せしめられつつ、引き起こされて、順次本体1
2内に押し込まれ得、終には、全べての爪楊枝50が本
体12内に収容されて、各透孔24が、蓋体14の筒壁
部36にて完全に覆われ得るようになっているのであ
る。なお、かかる爪楊枝入れ10にあっては、特に、前
記円弧部位48が、その内側角部において面取りされ
て、内側に向かって前記筒壁部36の周方向の時計回り
とは反対の方向に傾斜せしめられていることから(図1
0参照)、前記多数の爪楊枝50が、蓋体14の前記閉
塞位置に向かう方向への回転に伴って、そのような円弧
部位48に案内されて、本体12内に、より良好に押し
込まれ得るようになっている。
【0034】このように、本実施例に係る爪楊枝入れ1
0においては、蓋体14の脱着を行なうことなく、単
に、蓋体14を本体12に対して相対的に回転せしめる
だけで、本体12を開閉させることが出来るのであり、
しかも本体12を閉塞せしめるに際して、内部に収容さ
れる爪楊枝50が蓋体14と本体12との間に引っ掛か
るようなこともないのである。
【0035】従って、かかる爪楊枝入れ10にあって
は、片手だけの操作で、本体12が確実に開閉され得
て、本体12内から爪楊枝50が簡単に取り出され得る
のであり、その結果、爪楊枝50の取出し操作が、従来
のもの比して、極めて容易に且つ迅速に行なわれ得るこ
ととなるのである。
【0036】また、本実施例に係る爪楊枝入れ10にお
いては、蓋体14に取り付けられた係合ピン46を、上
部側本体16に形成された長孔26の開口縁部における
長さ方向両側部位にそれぞれ当接、係合せしめることに
よって、蓋体14の本体12に対する相対的な回転にお
いて、本体12を開口させる開口位置に向かう方向への
回転と、本体12を閉塞させる閉塞位置に向かう方向へ
の回転とが、それぞれ、該開口位置と該閉塞位置とにお
いて阻止され得るようになっているところから、面倒な
位置合わせを行なうことなく、蓋体14をそれら開口位
置と閉塞位置とに選択的に位置せしめることが出来、そ
れによって、本体12の開閉操作、ひいては爪楊枝50
の取出し操作が、より簡単に且つ迅速に行なわれ得るこ
ととなるのである
【0037】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かか
る具体例にのみ限定して、解釈されるものではない。
【0038】例えば、前記実施例では、本体12と蓋体
14とが、何れも合成樹脂材料にて構成されていたが、
それら本体と蓋体を与える材料は、特にこれに限定され
るものではなく、飲食用具入れの材料として、従来から
使用されるものが、何れも採用され得るのである。
【0039】また、前記実施例では、内側窓部としての
透孔24と外側窓部としての通孔38が、上部側本体1
6と蓋体14に対して、それぞれ、異なる形状をもっ
て、2つずつ設けられていたが、それら内側窓部と外側
窓部とを、本体と蓋体に、それぞれ同一の形状をもっ
て、1個或いは3個以上形成するようにしても良い。な
お、内側窓部と外側窓部とを同一形状と為す場合には、
それら各窓部を合致させて、本体を開口せしめた際の外
観が、有利に向上され得るといった利点が得られること
となる。
【0040】さらに、前記実施例では、蓋体14に設け
られた、外側窓部たる通孔38が略扇形形状を呈し、そ
の開口縁部において、本体12を閉塞させる閉塞位置に
向かう蓋体14の回転方向における後方側部位が、円弧
部位48とされて、下方に向かうに従って、内側窓部た
る透孔24の開口縁部の、該回転方向の対向部位側に湾
曲して延び出すように構成されていたが、かかる部位
を、下方に向かうに従って、前記対向部位側に傾斜して
延び出すように構成しても良いのであり、またかかる外
側窓部の開口縁部における後方側部位ではなく、前記蓋
体の回転方向における、内側窓部の開口縁部の前方側部
位を、下方に向かうに従って外側窓部の開口縁部の、該
回転方向の対向部位側に湾曲乃至は傾斜して延び出すよ
うに構成しても良く、更には、そのような外側窓部と内
側窓部のそれぞれの開口縁部における所定部位の両方
を、それぞれ上述の如き湾曲形態若しくは傾斜形態をも
って構成するように為すことも可能である。
【0041】更にまた、そのような開口縁部の所定部位
が、前述の如き湾曲形態や傾斜形態をもって構成されて
成る外側窓部や内側窓部の全体形状も、前記実施例にお
ける如きものに、何等限定されるものではなく、かかる
開口縁部の所定の部位が、本体内に収容された飲食用具
の高さと同じかそれよりも高い位置から、下方に向かう
に従って、各窓部の開口縁部の、蓋体の回転方向におけ
る対向部位に徐々に傾斜乃至は湾曲して延び出すように
構成されていれば、如何なる形状とされていても良いの
である。従って、例えば、図16や図17に示される如
く、外側窓部たる通孔38を、その開口縁部における、
前記閉塞位置に向かう蓋体の回転方向の後方側部位62
が、かかる飲食用具の高さと同一かそれより高く、且つ
該外側窓部62の上端縁よりも所定寸法低い位置から、
上述の如き形態をもって傾斜して延び出すように構成さ
れた四角形形状や五角形形状をもって構成するようにし
ても良いのである。
【0042】また、そのような内側窓部や外側窓部のそ
れぞれの開口縁部における所定部位の湾曲乃至は傾斜の
傾きは、特に限定されるものではなく、各窓部や本体内
に収容される飲食用具の大きさ等によって、適宜に決定
され得るものである。
【0043】さらに、前記実施例では、蓋体14の底壁
部40において、下方に向かって所定寸法突出して取り
付けられる係合ピン46と上部側本体16の底部22に
おいて、それを厚さ方向に貫通し且つその周方向に延び
るように形成される長孔26とが、第一の係合部と第二
の係合部として構成されていたが、そのような第一及び
第二の係合部の構造は、何等これに限定されるものでは
なく、例えば、第一の係合部として、蓋体14に前記実
施例と同様な係合ピン46を設ける一方、第二の係合部
として、上部側本体16の底部22に、該係合ピン46
が移動可能に挿入され得る溝部を、その周方向に延びる
ように形成しても良いのである。
【0044】また、そのような第一の係合部と第二の係
合部の形成位置も、前記実施例における如きものに、決
して限定されるものではなく、例えば、第一の係合部と
しての前記係合ピン46を、上部側本体16の底部22
に対して、上方に所定寸法突出するように形成する一
方、第二の係合部としての前記長孔26やそれに代わる
溝部を、蓋体14の底壁部40に設けるようにしても良
いのであり、更に、そのような長孔26若しくは溝部
と、係合ピン46とを、蓋体14の筒壁部36と上部側
本体16の円筒部20に、それぞれ対応するように、形
成することも可能である。
【0045】さらに、前記実施例では、蓋体14の底壁
部40の中心部に下方に突出して設けられた回転軸42
が、上部側本体16の底部22の中心部に形成された貫
通孔30に回転可能に挿通せしめられることによって、
蓋体14が本体12に対して相対的に回転し得るように
なっていたが、蓋体を本体に対して相対的に回転可能と
為す構造は、何等これに限定されるものでないことは、
勿論である。
【0046】また、前記実施例では、本体12が、上部
側本体16と下部側本体18とが上下方向に互いに組み
付けられてなる分割構造をもって構成されていたが、そ
のような本体の構造は、有底円筒形状を呈し、且つ内部
に所定の飲食用具が収容され得るものであれば、如何な
るものも採用され得るのであり、例えば、一部品からな
る一体構造をもって構成されていても、何等差し支えな
いのである。
【0047】加えて、前記実施例では、本発明を、爪楊
枝入れに適用した場合の具体例を示したが、本発明は、
その他、箸やストロー、スプーン、フォーク等、長手状
の飲食用具を収容する飲食用具入れに対して、何れも有
利に適用され得るものであることは、言うまでもないと
ころである。なお、それらの飲食用具において、洗浄の
後、繰り返し使用されるものの収容具に適用される場合
にあっては、洗浄により飲食用具に付着した水滴等が本
体内に貯留しないように、本体の底部に水抜き孔を穿設
しておくことが望ましい。
【0048】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う飲食用具入れの一例を示す正面説
明図である。
【図2】図1に示された飲食用具入れの平面説明図であ
る。
【図3】図2におけるA−A断面説明図である。
【図4】図1に示された飲食用具入れを構成する本体の
正面説明図である。
【図5】図4に示された本体の平面説明図である。
【図6】図4に示された本体を構成する上部側本体の縦
断面説明図である。
【図7】図4に示された本体を構成する下部側本体の縦
断面説明図である。
【図8】図1に示された飲食用具入れを構成する蓋体の
正面説明図である。
【図9】図8に示された蓋体の縦断面説明図である。
【図10】図8におけるB−B断面説明図である。
【図11】図1に示された飲食用具入れにおける本体の
開口状態を説明するための図であって、図3におけるC
−C断面に相当する断面説明図である。
【図12】図1に示された飲食用具入れにおける本体の
閉塞状態を説明するための図であって、図11に対応す
る断面説明図である。
【図13】図1に示された飲食用具入れの使用状態を説
明するための図であって、本体を開口せしめた状態を示
す。
【図14】図1に示された飲食用具入れの使用状態を説
明するための図であって、本体を閉塞せしめる途中の状
態を示す。
【図15】図1に示された飲食用具入れの使用状態を説
明するための図であって、本体を閉塞せしめた状態を示
す。
【図16】本発明に従う飲食用具入れの別の例を示す図
1に対応する図である。
【図17】本発明に従う飲食用具入れの更に別の例を示
す図1に対応する図である。
【符号の説明】
10 爪楊枝入れ 12 本体 14 蓋体 16 上部側本体 18 下部側本体 20 円筒部 22 底部 24 透孔 26 長孔 36 筒壁部 38 通孔 40 底壁部 42 回転軸 46 係合ピン 48 円弧部位

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箸やストロー、楊枝類等の長手状の飲食
    用具が収容される、筒壁上部に該飲食用具を取り出し得
    る大きさの内側窓部が設けられた有底円筒形状の本体
    と、該内側窓部を覆い得るように少なくとも該本体の筒
    壁上部に該本体軸心回りに相対的に回転可能に被せられ
    て、該本体内を外部から仕切る、前記内側窓部に対応す
    る筒壁部位に前記飲食用具を取り出し得る大きさの外側
    窓部が設けられた有底円筒形状の蓋体とを有し、該蓋体
    の前記本体に対する相対的な回転によって、該外側窓部
    を前記内側窓部に合致させて該本体を開口させる開口位
    置と、該内側窓部を該蓋体の筒壁部にて閉塞せしめる閉
    塞位置とを選択的に取り得るように構成すると共に、 前記開口位置から前記閉塞位置に向かう該蓋体の回転方
    向における、前記外側窓部の開口縁部の後方側部位と前
    記内側窓部の開口縁部の前方側部位の少なくとも何れか
    一方を、該本体内に収容された前記飲食用具の高さと同
    じかそれよりも高い位置から下方に向かうに従って各窓
    部の開口縁部の前記回転方向における対向部位側に徐々
    に延び出すように構成して、前記閉塞位置に向かう該蓋
    体の回転に従って前記本体の内側窓部が該蓋体の筒壁部
    にて相対的に下方から徐々に覆われるようにしたことを
    特徴とする飲食用具入れ。
  2. 【請求項2】 前記蓋体と前記本体の何れか一方に第一
    の係合部を設ける一方、その何れか他方に第二の係合部
    を設け、更に前記開口位置と前記閉塞位置とにおいて、
    それら第一の係合部と第二の係合部とが互いに係合され
    るように構成して、該蓋体の該本体に対する相対的な回
    転が、それら開口位置と閉塞位置とにおいて、それぞれ
    阻止され得るようになっていることを特徴とする請求項
    1に記載の飲食用具入れ。
JP6229995A 1995-03-22 1995-03-22 飲食用具入れ Expired - Lifetime JP2703869B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6229995A JP2703869B2 (ja) 1995-03-22 1995-03-22 飲食用具入れ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6229995A JP2703869B2 (ja) 1995-03-22 1995-03-22 飲食用具入れ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08256895A JPH08256895A (ja) 1996-10-08
JP2703869B2 true JP2703869B2 (ja) 1998-01-26

Family

ID=13196111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6229995A Expired - Lifetime JP2703869B2 (ja) 1995-03-22 1995-03-22 飲食用具入れ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2703869B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08256895A (ja) 1996-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8522998B2 (en) Dishwasher basket assembly
KR100324886B1 (ko) 샐러드 스피너용 바스켓 및 구동 장치
CZ41797A3 (en) Spice-box
JP2022517751A (ja) 回転可能なシッパーおよび可撓性のハンドルを有する容器蓋
WO2009037424A2 (en) Infant feeding bowl
CA2117798A1 (en) Dredger for fine table salt
JP2703869B2 (ja) 飲食用具入れ
US20020108952A1 (en) Container lid with finger-receiving scoop
US4880020A (en) Traveling toothbrush holder
JP4485000B2 (ja) 2ピース振出容器用キャップ
KR101321442B1 (ko) 컵용 커버장치
KR100808542B1 (ko) 손잡이가 구비된 용기 뚜껑
KR100434809B1 (ko) 분유스푼 보관부재
KR200376968Y1 (ko) 밀폐 용기
KR200255584Y1 (ko) 분유스푼 보관부재
KR200316999Y1 (ko) 다수의 수용 내용물에 대한 독립적 밀폐 및 사용이용이한 식품보관용기
KR102364714B1 (ko) 위생 안전 수저함구조
JPS5855153Y2 (ja) 容器
JPS5823295Y2 (ja) 棒状化粧品容器における頭突防止装置
KR20040054462A (ko) 다수의 수용 내용물에 대한 독립적 밀폐 및 사용이 용이한식품보관용기
KR200165142Y1 (ko) 남비
KR102033308B1 (ko) 수용부가 구비된 경사진 덮개
KR200215662Y1 (ko) 전기보온밥통용 보조수납기
KR200191085Y1 (ko) 보조 취수함을 갖는 싱크대 취수부
KR200302385Y1 (ko) 김치보관통