JP2703592B2 - 再使用不能な注射器 - Google Patents

再使用不能な注射器

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JP2703592B2 JP63328070A JP32807088A JP2703592B2 JP 2703592 B2 JP2703592 B2 JP 2703592B2 JP 63328070 A JP63328070 A JP 63328070A JP 32807088 A JP32807088 A JP 32807088A JP 2703592 B2 JP2703592 B2 JP 2703592B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、再使用不能な注射器、すなわち1回の注射
だけに使用できる使い棄て注射器に関する。
ある患者に注射することによって疾病のウイルスで汚
染された注射器を滅菌せずに、もしくは不完全な滅菌の
ままで再使用することにより、ウイルス性肝炎あるいは
エイズのような血液によって感染する疾病の伝搬の危険
が増大するという観点から、再使用不能な注射器に対す
る要求は極めて緊急なものとなっている。このことは、
他人によってすでに使用された注射器をあらかじめ滅菌
することなく再使用することが普通である薬剤耽溺者の
間でとくに重要である。汚染の危険はまた、医療スタッ
フの不足および効果的な滅菌手段の欠乏のために、世界
の窮乏国において非常に高い。
したがって、再使用不能な注射器の構造が数多く提案
されてきた。しかしながら、価格の上昇を招く著しい複
雑さ、信頼性の欠如、注射前の注射器内の空気除去の困
難さのような他の困難性、あるいは注射器の再使用のす
べての方法に対する低い安全性、のいづれかのために、
従来の解決法はいづれも満足できるものではない。
本発明の主な目的は、比較的単純で経済的であり、再
使用の可能性を実際上は完全になくし、そして注射前に
注射器から空気を迅速かつ完全に除去することが可能な
注射器を提供することである。本発明はとくに、米国特
許第4,391,272号に記載されている使い棄て注射器の改
良に向けられている。
これらの、そしてその他の目的は、下記の説明から明
かとなろう。
本発明の再使用不能な注射器は、皮下注射針を取り付
けるための第1の開口端およびこの第1の開口端と反対
側の第2の開口端を有する中空な注射器バレルと、この
注射器バレル内で往復運動できるプランジャアッセンブ
リとを備え、前記プランジャアッセンブリはプランジャ
ロッドおよびピストン部材を有し、前記プランジャロッ
ドは前記注射器バレルの内壁に対して押し付けられる傾
向のある少なくとも1つの周縁部分を有する弾性ブロッ
ク手段を有し、前記内壁は鋭利なエッジを有する第1の
凹所を有し、前記凹所は前記エッジから前記注射器バレ
ルの前記第1の開口端に向けて延び、前記弾性ブロック
手段の前記周辺部分は、前記周縁部分が前記エッジと係
合している位置を越えて前記プランジャロッドが前記注
射器バレルの前記第2の開口端の方向に後退するのを阻
止するように前記エッジとすることができるようになさ
れており、かつ前記プランジャアッセンブリは、前記ピ
ストン部材に対して前記プランジャロッドが制限された
運動を行なうようになされていること、からなる。
本発明の1つの態様において、プランジャロッドの端
部は、前記制限された運動を許容するようにピストン部
材に摺動可能に連結されている。プランジャロッドは好
ましくは、2つの別部材、すなわち作動ロッドおよび連
結部材を備え、この連結部材の一端は作動ロッドに摺動
可能に連結され、他端はピストン部材に摺動可能に連結
されている。ピストン部材は好ましくは、プランジャロ
ッドまたは連結部材の頭部を収容する細長い空所を有
し、この付属物は、注射器バレルの前記第2の開口端の
方向にピストン部材を後退させることができるようにこ
のピストン部材と係合する第1の位置と、ピストン部材
の底壁部分に接する第2の位置との間で摺動できるよう
に設けられる。
好ましい実施態様において、注射器バレルの内壁は第
2の凹所を有し、その縁部は、前記第1の凹所と注射器
バレルの第2の開口端との間で第1の凹所に近接して配
置される。第3の凹所を設けてもよく、その縁部は、第
2の凹所と注射器バレルの第2の開口端との間に配置さ
れる。これらの凹所は環状の溝であってもよく、あるい
は注射器バレルの内壁の直径が増大するような段部によ
って形成されてもよい。各凹所の縁部は円形であり、前
記の弾性ブロック手段は、円形の縁部と係合することが
可能な少なくとも1つの周縁リム部分を有する。
好ましくは本発明の注射器はさらに、取り外し可能な
少なくとも1つの安全部材を有し、この安全部材は、プ
ランジャロッドの弾性ブロック手段が、使用前には注射
器バレルの内壁の第1および第2の凹所と係合する位置
にプランジャアッセンブリが押されるのを阻止するよう
に配置されている。
本発明は、下記の詳細な説明ならびに図面を参照する
ことによってより良く理解されるであろう。図面は本発
明による注射器の2つの構造形態を例示として概略的に
示している。
第1図から第6図に示す注射器はバレル1を備え、こ
れは皮下注射針2を受け入れるように設けられた第1の
開口端3を有する中空なほぼ円筒体の形態をなす。バレ
ル1の第2の開口端は、平らな把持部材1aを備え、また
この開口端を貫通して延びる、円板形の把持および作動
部材7aを有する作動ロッド7の上端部を支持している。
この作動ロッド7はプランジャアッセンブリの一部であ
り、プランジャアッセンブリは、注射器バレル内で往復
運動可能であるとともに、この実施例では、連結部材8
およびピストン部材4をさらに備える。ピストン部材4
は、2つの突出する環状部分5および6を有し、この環
状部分は、ピストン部材の下方部分を形成し、これによ
ってピストン部材4の下方部分と注射器バレルとの間に
緊密な隔壁を形成しながら、ピストン部材がバレル1の
円筒形内壁の下方部分に沿って摺動するのを許容する。
ピストン部材4は、ほぼ円筒形の空所11を有し、この
空所は、受座21を形成するピストン部材の底壁部と、ピ
ストン部材の上端部の開口との間を長さ方向に延びる。
連結部材8は、ほぼ円筒形の本体部分9と、ほぼ裁頭円
錐形の頭部10とを有し、この頭部は、空所11内で摺動可
能にピストン部材の開口を通して挿入されている。本体
部分9には長さ方向の溝17が設けられ、これによって本
体部分9はその摺動中にピストン部材4の開口内で緊密
に案内されるが、空所11と注射器バレルとの間の空気は
流通できる。
連結部材8の上方部分は、ほぼ裁頭円錐形のブロック
部材12によって形成され、これは複数の部分、たとえば
半径方向に延びる3つのスロット16に分割されている。
各部分すなわちスロットは、第1図に示すようなリム部
分15を有し、これはバレル1の内壁に弾性的に押し付け
られている。バレル1およびプランジャロッドの各部分
は、好ましくは、それらの摩擦によって要求される適度
な硬さを有する合成樹脂で作られる。またこの例ではピ
ストン部材は好ましくは、ゴムもしくはこれと同等の弾
性材料から作られる。連結部材8の部分12は、バレル1
内に組み込まれる前の自由な状態にあるときに、バレル
1の内壁の最大直径よりもわずかに大きくなるような形
状を有する。このことは、第1図に示した位置におい
て、部材12の前記部分が容易に圧縮され、リム部分15が
バレル1の内壁に弾性的に押し付けられる、ということ
を意味する。部材12はさらに、内側係合エッジを有す
る、一端に向けて広がった空所13を有し、その形状は、
第1図に示した状態において、作動ロッド7の下端に形
成された固定ネック部分14の形状に対応している。すな
わちこの固定ネック部分14は、第1図に示した位置にお
いて空所13内に保持され、そして特に、連結部材8の頭
部10がピストン部材4と係合し、頭部10の肩部が空所11
を囲む壁部分に接している第1図の位置からプランジャ
アツセンブリ全体が後退するのを許容する。
環状凹所18および19は、バレル1の内壁に設けた裁頭
円錐形の溝として示され、各溝は比較的鋭い円形の上端
を有する。バレル1の内壁には、バレル1の上部に環状
案内部分22と、ピストン部材を収容しているバレルの下
部との間で、その内径を増大させることによって形成さ
れた第3の凹所がある。
本発明の注射器はさらに取り外し可能な安全部材20を
有し、これはその上端を囲むたとえば作動ロッドと一体
的に形成され、バレル1内に作動ロッドを挿入した場合
の最大挿入位置を正確に決定できるようになっている。
実際の注射前におけるこの最大挿入位置は、以下の説明
から明らかにされるように、注射すべき液体の量を正確
に規制する。部材20は、半径方向に配置された複数のブ
レードもしくはウィングを有することができ、これら
は、一体的な頂部を有するとともに作動ロッド7に取り
外し可能に連結され、前記ブレードの下端部はバレルの
把持部材1aに接している。各ブレードと作動ロッドとの
横方向の連結を破ると、安全部材20全体を取り除くこと
ができるようになる。バレル1または作動ロッド7のい
づれかと初めから一体の取り外し可能な他の形態を、こ
の目的に適合するように設けることができる。
本発明の注射器の動作および上述の種々の部分の機能
は、注射器の種々の状態を示す第2図ないし第6図にし
たがった以下の説明から明らかとなろう。
本発明の注射器が注射に使用されるとき、初めに、注
射すべき液体作動ロッド7を第2図に示すように後方に
引くことによって、通常の方法で充填される。
この注射器は、部材12のリム15が環状部材22のエッジ
に接する位置もしくはこれよりも僅かに下までプランジ
ャロッドの位置を動かすことで一般に充填される。注射
器の種々の部分の長さは、作動ロッドの最大後退位置に
対応する最大充填容積が、注射すべき実際の量よりも僅
かに大きくなるように選ばれる。この場合、液体ととも
に残る空気は、安全部材20が第3図に示すように把持部
材18に接する位置までピストンロッドを押し下げること
によって排出することができる。注射器のこの状態を第
1図と比較すれば、作動ロッド7および連結部材8によ
って形成されたプランジャロッドは同じ位置にあるが、
ピストン部材4は、受座21が連結部材の頭部10に接する
位置まで移動していることが分かるであろう。この例で
もたらされるようなこの移動は、注射器の最初の状態に
おいて、ピストン部材4が第1図に示す最下端の位置に
あること、すなわち充填後に注射器から除去すべき空気
を実際上注射針の孔の容積まで減少させること、を可能
にする。したがって空気の除去は、従来の注射器の場合
に比べて著しく迅速かつ容易である。なぜならば、従来
の注射器では、ピストン部材は充填前にはバレルの底部
に接する位置に置くことはできないので、注射器の初期
状態では或る量の空気が必然的に存在することとなるか
らである。
注射を行なうとき、注射針の中に血液が存在するか否
かを決定するため、すなわち針が患者の体内の適切な位
置にあることを確認するために、いわゆる「静脈テスト
(Vein test)」がまず行なわれる。この静脈テストの
ために、作動ロッドは第2図に示した位置を越えて再び
僅かに後退される。すなわち作動ロッドは、針が挿入さ
れている間に患者から少量の液体が引き抜かれる。つぎ
に注射器内の液体の全量が注入され、安全部材20が作動
ロッドから除去され、作動ロッドが第4図に示した最終
位置に達するまで押し下げられる。注射の完了後、注射
器は廃棄される。
第5図は、最初の注射後に、作動ロッドを後退させて
注射器を再充填しようと試みるようなことが起こった場
合を示す。連結部材8は、部材12のリム部分が凹所19の
エッジと係合する位置まで作動ロッド7をピストンに追
従させ、これによって連結部材のそれ以上の上昇運動を
阻止する。この実施例においては、弾性部材12の凹所13
は、第5図に示した位置にあるときに、弾性リム部分が
凹所19に入り、したがってそれ以上の後退が試みられた
ときに、作動ロッド7の円錐形ネック部材が連結部材8
から外れるという事実によって、もう1つの安全策が提
供される。凹所19のエッジの位置は、好ましくはピスト
ン部材4の実際の端部に近接するように選ばれ、したが
ってピストン部材は、第5図の位置、すなわちピストン
部材4の低壁が連結部材8の頭部に接するまでの極く僅
かな上昇をもたらすに過ぎない。このことは、作動ロッ
ドを後退させることによっては注射器の新たな充填が不
可能であるとともに、針側におけるバレルの開口を通し
てピストン部材に働きかけるいかなる試みも成功しな
い、ということを意味している。
第6図は、注射器を再使用しようとする別の試み、す
なわち液体の全量を注射せずに、ピストン部材が阻止さ
れるに至る最終位置に達する前の位置に置かれている状
態の注射器を示している。連結部材8が未だ凹所19と係
合していない位置から作動ロッド7を後退させるときに
は、弾性ブロック部材12は、凹所19のエッジの僅か上方
に位置する第2の凹所18のエッジと係合する。この位置
では、作動ロッド7に後退方向の力が加えられたとき
に、作動ロッドは、第5図の場合と同じ方法で連結部材
8から再び分離する。したがって、作動ロッド7によっ
てピストン部材4を上方に移動させることは不可能であ
り、吸引によって注射器内にさらに液体を充填すること
はできない。すなわち本発明の注射器は完全に再使用不
能である。
本発明の他の実施例を第7図に示す。第7図は第1図
に対応するもので、この注射器の初期状態を示してい
る。この例において、プランジャロッドの作動部分およ
び連結部分は互いに一体的に分離できないように作られ
ている。プランジャロッドは、上方作動部分37、ブロッ
ク部分39、棒状部分38および頭部40を有する。第8図の
縦断面において、ブロック部分39は、半径方向の小さい
スロットによって分離された例えば4つのセグメントを
備え、この例のバレル31の内壁に設けた凹所と協働する
弾性ブロック部分を形成している。バレル31の内壁は、
ピストン部材34を含むバレルの底部に向けてバレルの内
径が増大する段部として形成された凹所41と42を備えて
いる。弾性ブロック部分39は、第1図の例と同じ方法で
凹所41および42と協働し、したがってこの注射器の動作
は、実質的に同じである。主な相違は、すでに述べたよ
うに、作動部分および連結部分は互いに分離不能であ
り、したがって第5図および第6図について述べた他の
安全性がこの例では得られない、ということをもたら
す。凹所41および42の段状の形状は、成型による注射器
の製造を容易にするとともに、その価格を低減する。価
格の低減を可能にする他の構造的相違は、必要な緊密性
を本体部分に0リングのようなシール手段を取り付ける
ことによって、ピストン部材の本体部分をゴム以外のプ
ラスチックから構成できることである。
第7図の例に関連して上に述べた種々の構造的特徴
は、それぞれ単独にあるいはそれぞれ別個に第1図の実
施例に適用することができる。本発明の基本的な機能的
利点、すなわち再使用に対する実際上完全な安全性およ
び操作の高い信頼性は、特許請求の範囲内であれば、い
かなる組み合わせにおいても保持される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例による注射器を、その
使用前の初期状態、すなわち貯蔵および輸送される状態
にあるものとして示す縦断面図であり、 第2図は、注射すべき液体が充填された状態の第1図の
注射器の第1図と同様の断面図であり、 第3図は、注射の準備がなされた状態の第1図の注射器
の第1図と同様の断面図であり、 第4図は、注射が完全に行なわれた後の状態の第1図の
注射器の第1図と同様の断面図であり、 第5図は、注射後にピストン部材がバレル内の位置の一
端から後退させる試みが行われた後の状態の第1図の注
射器の第1図と同様の断面図であり、 第6図は、不完全な注射によって到達した位置、すなわ
ちピストン部材の終端位置よりも前の位置ピストン部材
から後退させる試みが行なわれた後の状態の第1図の注
射器の第1図と同様の断面図であり、 第7図は、本発明の第2の実施例による注射器を、その
使用前の初期状態にあるものとして示す縦断面図であ
り、 第8図は、第7図の注射器を示す第7図のVIII−VIII線
に沿った断面図である。 1……バレル、2……針、4……ピストン部材、7……
作動ロッド、8……連結部材、9……本体部分、10……
頭部、12……ブロック部材、19……凹所、20……安全部
材、37……上方作動部分、39……ブロック部分、38……
棒状部分、40……頭部。

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】皮下注射針を取り付けるための第1の開口
    端およびこの第1の開口端と反対側の第2の開口端を有
    する中空な注射器バレルと、この注射器バレル内で往復
    運動できるプランジャアッセンブリとを備え、前記プラ
    ンジャアッセンブリはプランジャロッドおよびピストン
    部材を有し、前記プランジャロッドは前記注射器バレル
    の内壁に対して押し付けられる傾向のある少なくとも1
    つの周縁部分を有する弾性ブロック手段を有し、前記内
    壁は鋭利なエッジを有する第1の凹所を有し、前記凹所
    は前記エッジから前記注射器バレルの前記第1の開口端
    に向けて延び、前記弾性ブロック手段の前記周辺部分
    は、前記周縁部分が前記エッジと係合している位置を越
    えて前記プランジャロッドが前記注射器バレルの前記第
    2の開口端の方向に後退するのを阻止するように前記エ
    ッジと係合することができるようになされており、かつ
    前記プランジャアッセンブリは、前記ピストン部材に対
    して前記プランジャロッドが制限された運動を行なうよ
    うになされていること、からなる再使用不能な注射器。
  2. 【請求項2】前記プランジャロッドは、前記注射器バレ
    ルの前記第2の開口端を通って延びる第1の端部と、前
    記ピストン部材に対する前記プランジャロッドの制限さ
    れた運動を許容するように前記ピストン部分に摺動可能
    に接続されている第2の端部とを有する請求項1記載の
    注射器。
  3. 【請求項3】前記プランジャロッドは、それぞれ第1と
    第2の端部を有する2つの別々の部材すなわち作動ロッ
    ドおよび連結部材を備え、前記作動ロッドの前記第1の
    端部は前記注射器バレルの前記第2の開口端を通って延
    び、前記作動ロッドの前記第2の端部は前記連結部材の
    前記第1の端部に前記作動ロッドの前記第2の部分を取
    り外し可能に固定するための手段を備え、前記連結部材
    の前記第1の端部は前記弾性ブロック手段を備え、前記
    連結部材の前記第2の部分は前記ピストン部材に摺動可
    能に連結され、これによって前記ピストン部材に対する
    前記プランジャロッドの前記制限された運動が許容され
    る請求項1記載の注射器。
  4. 【請求項4】前記ピストン部材は、前記プランジャロッ
    ドの前記第2の端部が貫通する前記ピストン部材の開口
    と、前記注射器バレルの前記第1の開口端に対面する前
    記ピストン部材の底壁部分との間に設けられた細長い空
    所を有し、前記プランジャロッドの前記第2の端部は前
    記細長い空所内に摺動可能に設けられた頭部を備え、前
    記頭部の位置は、これが前記ピストン部材に係合して前
    記注射器バレルの前記第2の開口端の方向に後退するの
    を許容する第1の位置と、前記頭部が前記ピストン部材
    の前記底壁部分に接する第2の位置との間に選ばれてい
    る請求項2記載の注射器。
  5. 【請求項5】前記ピストン部材は、前記連結部材の前記
    第2の端部が貫通する前記ピストン部材の開口と、前記
    注射器バレルの前記第1の開口端に対面する前記ピスト
    ン部材の底壁部分との間に設けられた細長い空所とを有
    し、前記連結部材の前記第2の端部は前記細長い空所内
    に摺動可能に設けられた頭部を備え、前記頭部の位置
    は、これが前記ピストン部材に係合して前記注射器バレ
    ルの前記第2の開口端の方向に後退するのを許容する第
    1の位置と、前記頭部が前記ピストン部材の前記底壁部
    分に接する第2の位置との間に選ばれている請求項3記
    載の注射器。
  6. 【請求項6】前記注射器バレルの前記内側壁は、前記第
    1の凹所と前記注射器バレルの前記第2の開口端との間
    で前記第1の凹所の近傍に配置された鋭利なエッジを持
    つ第2の凹所を有する請求項1から5のいづれか1項に
    記載の注射器。
  7. 【請求項7】前記注射器バレルは、前記第2の凹所およ
    び前記注射器バレルの前記第2の開口端との間に配置さ
    れた鋭利な端部を持つ第3の凹所を有する請求項6記載
    の注射器。
  8. 【請求項8】前記第1の凹所は前記注射器バレルの前記
    内壁に設けた環状溝であり、そしてその縁部は円形であ
    り、前記弾性ブロック手段は前記円形縁部と係合するこ
    とが可能な少なくとも1つの周縁リム部分を有する請求
    項1記載の注射器。
  9. 【請求項9】前記第1および第2の凹所は前記注射器バ
    レルの前記内壁に設けた環状溝であり、そしてその縁部
    は円形であり、前記弾性ブロック手段は前記円形縁部と
    係合することが可能な少なくとも1つの周縁リム部分を
    有する請求項6記載の注射器。
  10. 【請求項10】前記第1、第2および第3の凹所の少な
    くとも2つが前記注射器バレルの前記内壁に設けた環状
    溝であり、そして前記少なくとも2つの凹所の前記縁部
    は円形であり、前記弾性ブロック部材は前記円形縁部と
    係合することが可能な少なくとも1つの周縁リム部分を
    有する請求項7記載の注射器。
  11. 【請求項11】前記第1の凹所は、前記注射器バレルの
    前記内壁の直径が増大する段部によって形成され、前記
    第1の凹所の前記縁部は円形であり、かつ前記弾性ブロ
    ック部材は前記円形縁部と係合することが可能な少なく
    とも1つの周縁リム部分を有する請求項1記載の注射
    器。
  12. 【請求項12】前記第1および第2の凹所は、前記注射
    器バレルの前記内壁の直径が増加する段部によって形成
    され、前記第1および第2の凹所の前記縁部は円形であ
    り、かつ前記弾性ブロック部材は前記円形縁部と係合す
    ることが可能な少なくとも1つの周縁リム部分を有する
    請求項1記載の注射器。
  13. 【請求項13】前記第1、第2および第3の凹所の少な
    くとも2つは、前記注射器バレルの前記内壁の直径が増
    大する段部によって形成され、前記少なくとも2つの前
    記縁部は円形であり、かつ前記弾性ブロック部材は前記
    円形縁部と係合することが可能な少なくとも1つの周縁
    リム部分を有する請求項7記載の注射器。
  14. 【請求項14】前記プランジャロッドの前記弾性ブロッ
    ク手段が、使用に先立って、前記注射器バレルの前記内
    壁の前記第1の凹所の前記縁部と係合する位置に前記プ
    ランジャアッセンブリが押されるのを阻止するように配
    置された少なくとも1つの取り外し可能な安全部材を備
    えている請求項1から5、8または11のいづれか1項に
    記載の注射器。
  15. 【請求項15】前記プランジャロッドの前記弾性ブロッ
    ク手段が、使用に先立って、前記注射器バレルの前記内
    壁の前記第1の凹所の前記縁部と係合する位置に前記プ
    ランジャアッセンブリが押されるのを阻止するように配
    置された少なくとも1つの取り外し可能な安全部材を備
    えている請求項6,7,9,10,12または13のいづれか1項に
    記載の注射器。
JP63328070A 1987-12-30 1988-12-27 再使用不能な注射器 Expired - Lifetime JP2703592B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

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CH510387 1987-12-30
CH5103/87-1 1987-12-30
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