JP2703552B2 - コバルトを含まない鉄基表面硬化合金 - Google Patents

コバルトを含まない鉄基表面硬化合金

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【発明の詳細な説明】 本発明は特に耐摩損性摩耗と謂われる属性が評価され
るとき、耐摩耗性である新規にしてコバルトを含まない
鉄基の表面硬化合金(hardfacing alloy)に関する。新
規な本表面硬化合金は(1)摩損(galling)に対する
顕著な抵抗性が要求され;(2)コバルトの放射性60Co
への変換に関係があり;かつ(3)非磁性合金が使用さ
れなければならないような用途に特に有用である。
(発明の背景) 表面硬化合金は種々の工業用の廉価な合金に耐摩耗性
を付与するのに使用される。コバルトは広く用いられる
表面硬化合金の最良の性能を発揮する基幹元素であるが
高価であり、かつ市価が相当に変動するために、コバル
トのレベルを低減することによって表面硬化合金を発達
させる必要がある。特に要求されるものには、原子力プ
ラントの主系統に使用される表面硬化合金のコバルト含
有量を低減することがある。コバルト基合金が経験する
少量の摩耗及び腐食は、最終的にγ−線放出同位元素60
Coの形成となる。この同位元素は保守要員によって点
検、修理又は代替しなければならない炉外部品で形成さ
れる酸化物に混合(incorporate)される。活性化せる
60Coは作業員にとって放射線被爆の大きな原因となる。
しかしながら、コバルトを含まないか、又は少し含有
する表面硬化合金は、耐摩耗性であるほかに、適当なレ
ベルの硬度、溶接性と耐腐食性とを示さなければならな
い。それ故に、種々の用途において、適当な改良せる耐
摩耗性、耐摩損性、硬度及び機械的性質を有するコバル
トを含有しない表面硬化合金を利用することが望まし
い。
従って、新規にして耐摩耗性、耐摩損性のコバルト不
含表面硬化合金を提供するのが本発明の目的である。
摩耗性及び腐食性(侵食性)環境にさらされる構成部
品を建造する方法を提供するのがもう一つの目的であ
り、それによって前記部品は耐摩耗性、耐摩損性、コバ
ルト不含合金で硬化される。
本発明のその他の目的は以下説明する実施の態様及び
特許請求の範囲における記載より明らかになるであろ
う。
(発明の概要) 本発明は侵食性環境にさらされる構成部品の如き用途
に対する新規な、コバルトを含有しない合金を提供し、
これらの合金は耐摩耗性、耐摩損性(anti−galling)
を特徴とするもので、実質的に重量で、0.85〜1.4%の
炭素;5.0〜13.0%のマンガン;1.5〜5.5%のけい素;18.0
〜27.0%のクロム;4.0〜12.0%のニッケル;6.0%までの
モリブデン;0.1〜0.3%の窒素;0〜1.0%のバナジウム;0
〜1.0%のニオブ;0〜1.0%のチタン;0〜1.0%のタンタ
ル及び残部鉄より成るものである。合金はオーステナイ
トマトリックスと共晶合金炭化物との顕微鏡組織を有す
ることを特徴としている。
(好ましい態様の説明) 本発明はすぐれた耐摩耗性と特に良好な耐摩損性とを
有する新規な合金を提供するものである。耐摩損性摩耗
(galling wear)は2つの金属表面を負荷の下で互に滑
走させる時に生ずる現象で、それにより接触面で部分的
粘着が起ってそれらを粗面化し、物質の移動(transfer
of material)になる。物質の移動は摩損性摩耗を構成
し、通常表面の荒さの深さでの変化によって測定され
る。摩損性摩耗の程度は互に接触する表面の特性のみな
らず、表面は負荷下にあるので夫々の内層面(subsurfa
ce)の特性の作用である。
ステライトNo.6のような普通のコバルト基表面硬化合
金は2つの層:炭化物とコバルト基マトリックスとより
成る。コバルト基マトリックスは固溶体における間に比
較的高い含有量の炭素を溶解する(時には侵入型固溶体
硬化と謂う)ので、マトリックスの硬度及び変形に対す
る抵抗性は比較的高い。コバルト基マトリックスは典型
的には適当な共晶炭化物と結合される。
しかしながら、本発明はコバルト基表面硬化合金の硬
い耐摩耗性及び耐摩損性表面を提供するために前述のあ
る用途におけるコバルトの不利のためにコバルトを使用
しないで発達せしめており、オーステナイト(鉄基)マ
トリックスと共晶合金炭化物とより成り、表面硬化合金
に必要な耐摩耗及び摩損性を提供する顕微鏡組織を有す
るコバルトを含有しない合金を提供するものである。
本発明によればコバルトを含有しない合金は、通常下
記のような組成を有する: 0.85〜1.4重量% 炭 素 5.0〜13.0 % マンガン 1.5〜 5.5 % けい素 18.0〜27.0 % クロム 4.0〜12.0 % ニッケル 6.0 %まで モリブデン 0.1〜 0.3 % 窒 素 0 〜 1.0 % バナジウム 0 〜 1.0 % ニオブ 0 〜 1.0 % チタン 0 〜 1.0 % タンタル 残 部 鉄 鉄はオーステナイト組織においてニッケルより多くの
炭素と窒素とを溶解する。それ故に、本発明の合金は鉄
−ベースである。しかしながら、純粋な鉄は室温ではフ
エライト組織であるので、ニッケル、マンガンのような
オーステナイト形成元素はオーステナイト組織を安定化
するために添加される。しかしながら、マンガンの存在
はまた炭素溶解度を増加するので、主なオーステナイト
安定剤であることが望ましく、従って5〜13重量%の
量、好ましくは5〜12重量%、最も好ましくは約8%で
ある量で使用される。マンガンの量はオーステナイト形
成元素の残りがニッケルを含有しなければならないので
5%より低い必要はなく、あまり多いと逆に耐摩損性に
悪影響を与える。しかし、約13%より高い量のマンガン
は合金の強靭性と溶接性とを減じ始めるので、ニッケル
は4〜12重量%、好ましくは4〜9%、最も好ましくは
約5重量%で使用される。
けい素は鉄マトリックスの固溶体硬化(solid soluti
on strengthening)を増加し、かつ処理中、溶融合金の
流動性を増加するために1.5〜5.5重量%の量で使用され
る。しかし、けい素は合金の凝固中に溶融相において分
配する傾向があるので、最後の高けい素含有量に凝固す
る溶融合金の部分に偏析して高い硬度を付与するが、強
靭性を劣化する。それ故、けい素は約5.5重量%以下で
使用され、好ましくは1.5〜5.0%の範囲、最も好ましく
は約3重量%で使用される。
モリブデンはまた固溶体硬化、特に炭素との相互作用
の固溶体硬化を与える。それ故に、若干のモリブデンは
常に存在されるべきであるがあまり高いモリブデンの含
有量はM6Cの如き望ましくない合金炭化物を安定化し、
固溶体の炭素含有量を低減する傾向がある。それ故、モ
リブデンは約6重量%まで使用され、好ましくは約3重
量%まで、最も好ましくは約2重量%で使用される。
窒素は固溶体硬化を増加し、特に歪み硬化を増加する
が高すぎる窒素の含有量は溶接に問題を生ずるので、窒
素は0.1〜0.3重量%、好ましくは約0.2重量%で使用さ
れるのが好ましい。
クロムは主として耐食性を付与するのに使用され、約
18〜27%の範囲で使用される。
所望のマトリックス及び炭化物を提供するために、炭
素は0.85〜1.4重量%の量で使用される。一例では、
V、Nb、Ta、Tiのような微量合金添加元素が一次炭化物
の形態学を改良するのに添加され、それによって機械的
性質を改良する。しかしながら、これらの強炭化物形成
元素の過剰量は固溶体の炭素含有量を減ずるので、その
添加はこれら元素の各々につき1%以下に制限される。
特に上記した元素以外の合金の残部は鉄であるが、勿
論処理中に不可避的不純物の痕跡量の存在は実現され
る。しかしながら、これらの少量の不可避的不純物は本
発明合金の所望の性質を実質的に変化又は害さないこと
が期待される。
本発明による合金はその顕微鏡組織がその選択された
合金組成によって提供されるものであるので、鋳造状態
で形成される。凝固殻(solidification cell)の大き
さは液体状態からの冷却速度により変るけれども、必須
成分は鋳造合金と溶接合金との間に実質的差異はない。
通常、本発明による典型的組成においては少くとも2つ
の形式の炭化物が観察される。
本発明による合金は特に約200℃に予熱することを伴
う通常のガス−タングステン−アーク方法(GTA)及び
プラズマ−移動−アーク方法(PTA)によって溶接でき
るものである。炭素含有量が所望の範囲の高い方の末端
に対して有している合金では約425℃への予熱が亀裂の
ない肉盛溶接金属を得るには好ましい。酵素−アセチレ
ン又はシールドメタルアーク方法のような他の方法もま
た溶接のために使用される。
本発明による合金は構成部材が摩耗性及び腐食(侵
食)性環境にさらされるプラント又は製造設備において
表面硬化要素として使用できる。例えば、合金は合金鋼
の底板(baseplate)に溶接する被層(overlay)をおく
ことによって使用できる。
添付図面において第1A図に、1.11%C、8.46%Mn、3.
11%Si、4.06%Ni、14.9%Cr、1.64%Mo及び0.23%Nの
組成を有する鋳造せる直径16mmのバー500倍率の顕微鏡
写真を示す。同写真は合金を50%硝酸で電解的に、かつ
ムラカミ(Murakami)溶液でエッチングして得たもので
ある。第1A図よりわかるように、オーステナイトマトリ
ックスが若干の共晶合金炭化物の部分とともに示され
る。
第1B図に、304SSオーステナイト鋼板上にプラスマ−
移動−アークによって肉盛溶接した500倍率の顕微鏡写
真を示す。肉盛溶接金属は1.34%C、9.37%Mn、3.23%
Si、5.97%Ni、20.86%Cr、2.10%Mo、0.2%Nより成る
もので、図面よりわかるように、組織は第1図に示した
もの、即ち数種の共晶炭化物部分を含有するオーステナ
イトマトリックスと定性的に実質上異ならない。
本発明によるコバルトを含有しない表面硬化合金はす
ぐれた耐摩耗性、特に良好な耐摩損性摩耗性を有するも
のである。
本発明を説明し、諒解せしめるために以下に実施例を
示して説明するが、本発明はこれによって制限されるも
のではない。
次の実施例において報告したデータを得るために使用
される摩損試験(galling test)は修正ブリネル硬度計
を使用し、扁平試片に対し直径9.5mm(0.375インチ)の
ピン試片の扁平面を負荷することにより成るものであ
る。ピンとブロックとはともに同じ合金で作製され、荷
重は140,275,415MPa(20,40,60ksi)の通常の適用応力
に該当する9,800,19,600,29,400N(2,200,4,400,6,600l
b)で適用される。ピン試片は次いで人力の交互の方向
に10回、120まで回転される。摩耗試験片の表面は研磨
方向に対して直角に測定して算術平均0.2〜0.4ミクロン
(18〜16ミクロインチ)の表面研磨仕上げで調製され
た。各摩損試験に伴う損傷の程度は表面プロフィロメー
タによって測定された。表面形状は各摩耗傷跡に対し、
もとの研磨マークに平行及び直角の両方の方向での摩損
試験ブロックで得られた。表面形状は丸味をもった針を
有するスキッド−リフアレンスド ベンディックス マ
イクロコーダー(Skid−referenced Bendix Microcorde
r)を使用して生成された。4個の放射状の跡の各々に
おける最高のピークと最低の谷の高さの間の差が計算さ
れ、平均化された。同じブロックの試験されない表面で
の研磨方向に対する平行及び直角の方向で、等しい長さ
の横断距離に対する高さの差が同様に計算され、平均化
された。各摩損試験に対する損傷の程度は次いで予備試
験研磨表面の平均差を摩損性摩耗試験表面のそれから差
し引くことによって得られた。摩損試験は別に記載され
ない限り、3つの試験荷重の各々で反復して行なわれ
た。
実施例 1 本発明により製造された合金の鋳造状態で試験された
性質を第1表に示す。これらの合金は、第1表の最後に
示した慣用のコバルト−含有表面硬化合金、ステライト
No.6 と比較して、満足すべき硬度、拡張力及び耐摩損
性を示している。
実施例 2 第2表はAISI 304オーステナイト鋼の38mm(厚さ)
の鋼板上に肉盛したガス−タングステン−アーク(GT
A)又はプラズマ−移動−アーク(PTA)溶接の本発明に
よる表面硬化合金の11個の実施例について示している。
各GTA溶接金属は100×150mmサイズの板上に50×100mmの
面積で作製され、各PTA溶接金属は280×150mm板の全表
面に作製された。表に示した予熱スケジュールを使用し
て、亀裂のない盛肉層が生成された。PTA肉盛溶接層に
対する所定の耐摩損性はすぐれており、コバルト含有の
表面硬化合金、ステライトNo.6 及びステライトNo.156
に対するデータは第2表の最後に記入されている。
実施例 3 市販の鉄−及びニッケル基表面硬化合金の耐摩損性摩
耗性を前述の方法を使用して比較の目的で試験した。こ
れらの試験結果を第3表に示す。これらの合金は第1表
及び第2表に示したものより概して低い耐摩損性摩耗性
を示している。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明合金で製造された鋳造バーの金属組織を
示す顕微鏡写真(500倍率)であり、第1B図はオーステ
ナイト鋼板上に製造された本発明による肉盛溶接部の金
属組織を示す顕微鏡写真(500倍率)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ツグヤス ワダ アメリカ合衆国 ミシガン州 48104 アン アーバー コロニー ロード 2716 (72)発明者 ハワード オッケン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94306 パロ アルト セント マイケ ル コート 3343

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に重量で、0.85〜1.4%の炭素;5.0
    〜13.0%のマンガン;1.5〜5.5%のけい素;18.0〜27.0%
    のクロム;4.0〜12.0%のニッケル;6.0%までのモリブデ
    ン;0.1〜0.3%の窒素;0〜1.0%のバナジウム;0〜0.1%
    のニオブ;0〜0.1%のチタン;0〜1.0%のタンタル及び残
    部鉄より成り;かつ実質的にオーステナイトマトリック
    スと共晶合金炭化物とより成る顕微鏡組織を有するコバ
    ルトを含有しない耐摩耗性及び耐摩損性表面硬化合金。
  2. 【請求項2】マンガンは5.0〜12.0重量%;けい素は1.5
    〜5.0重量%;ニッケルは4.0〜9.0%;モリブデンは3.0
    %までの量で存在する請求項(1)記載の合金。
  3. 【請求項3】侵食性環境にさらされる構造要素を包含す
    るプラントを建造する方法において、実質的に重量で、
    0.85〜1.4%の炭素;5.0〜13.0%のマンガン;1.5〜5.5%
    のけい素;18.0〜27.0%のクロム;4.0〜12.0%のニッケ
    ル;6%までのモリブデン;0.1〜0.3%の窒素;0〜1.0%の
    バナジウム;0〜1.0%のニオブ;0〜1.0%のチタン;0〜1.
    0%のタンタル及び残部鉄より成り;而も実質的にオー
    ステナイトマトリックスと共晶合金炭化物とより成る顕
    微鏡組織を有する耐摩耗性、耐摩損性のコバルトの含有
    しない合金より上記構造要素を形成する工程を包含する
    前記方法。
  4. 【請求項4】実質的に重量で、0.85〜1.4%の炭素;5.0
    〜13%のマンガン;1.5〜5.5%のけい素;18.0〜27.0%の
    クロム;4.0〜12.0%のニッケル;6%までのモリブデン;
    0.1〜0.3%の窒素;0〜0.1%のニオブ;0〜1.0%のバナジ
    ウム;0〜0.1%のチタン;0〜0.1%のタンタル及び残部鉄
    より成り;而も実質的にオーステナイトマトリックスと
    共晶合金炭化物とより成る顕微鏡組織を有する合金で形
    成される侵食性環境において使用される耐摩耗性、耐摩
    損性のコバルトを含有しない構造要素。
  5. 【請求項5】実質的に重量で、 炭素 1.03% マンガン 7.97 けい素 3.11 ニッケル 4.02 クロム 24.71 モリブデン 1.99 窒素 0.26 鉄 残 部 より成る請求項(2)記載の合金。
  6. 【請求項6】実質的に重量で、 炭素 1.04% マンガン 11.91 けい素 3.13 ニッケル 2.99 クロム 24.62 モリブデン 1.99 窒素 0.1 鉄 残 部 より成る請求項(2)記載の合金。
  7. 【請求項7】実質的に重量で、 炭素 1.1% マンガン 8.0 けい素 3.0 ニッケル 5.5 クロム 24.0 モリブデン 1.5 窒素 0.2 バナジウム 0.5 鉄 残 部 より成る請求項(2)記載の合金。
  8. 【請求項8】実質的に重量で、 炭素 1.1% マンガン 8.0 けい素 3.0 ニッケル 5.5 クロム 24.0 モリブデン 1.5 窒素 0.2 ニオブ 0.5 鉄 残 部 より成る請求項(2)記載の合金。
  9. 【請求項9】鋳造状態における請求項(4)、(5)、
    (6)、(7)又は(8)記載の合金。
  10. 【請求項10】実質的に重量で、 炭素 1.33% マンガン 9.16 けい素 3.18 ニッケル 4.00 クロム 24.74 モリブデン 2.15 窒素 0.22 鉄 残 部 より成る請求項(2)記載の合金。
  11. 【請求項11】実質的に重量で、 炭素 1.33% マンガン 12.60 けい素 3.13 ニッケル 3.27 クロム 24.67 モリブデン 2.15 窒素 0.22 鉄 残 部 より成る請求項(2)記載の合金。
  12. 【請求項12】実質的に重量で、 炭素 1.34% マンガン 9.37 けい素 3.23 ニッケル 5.97 クロム 20.86 モリブデン 2.10 窒素 0.22 鉄 残 部 より成る請求項(2)記載の合金。
  13. 【請求項13】実質的に重量で、 炭素 1.34% マンガン 9.56 けい素 3.38 ニッケル 3.94 クロム 19.06 モリブデン 1.06 窒素 0.23 鉄 残 部 より成る請求項(2)記載の合金。
  14. 【請求項14】プラズマ−移動−アーク溶接の状態にお
    ける請求項(4)、(10)、(11)、(12)又は(13)
    記載の合金。
  15. 【請求項15】実質的に重量で、 炭素 1.14% マンガン 7.75 けい素 2.97 ニッケル 5.85 クロム 19.09 モリブデン 1.94 窒素 0.19 鉄 残 部 より成る請求項(2)記載の合金。
  16. 【請求項16】実質的に重量で、 炭素 1.11% マンガン 8.46 けい素 3.11 ニッケル 4.06 クロム 14.97 モリブデン 1.64 窒素 0.23 鉄 残 部 より成る請求項(2)記載の合金。
  17. 【請求項17】実質的に重量で、 炭素 1.10% マンガン 7.40 けい素 2.82 ニッケル 8.36 クロム 21.28 モリブデン 1.86 窒素 0.18 鉄 残 部 より成る請求項(2)記載の合金。
  18. 【請求項18】ガス−タングステン−アーク溶接の状態
    における請求項(4)、(15)、(16)又は(17)記載
    の合金。
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