JP2702602B2 - 電磁誘導結合を用いたインタフェース回路 - Google Patents
電磁誘導結合を用いたインタフェース回路Info
- Publication number
- JP2702602B2 JP2702602B2 JP2292675A JP29267590A JP2702602B2 JP 2702602 B2 JP2702602 B2 JP 2702602B2 JP 2292675 A JP2292675 A JP 2292675A JP 29267590 A JP29267590 A JP 29267590A JP 2702602 B2 JP2702602 B2 JP 2702602B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- voltage
- power supply
- electromagnetic induction
- induction coupling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F38/00—Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
- H01F38/14—Inductive couplings
- H01F2038/143—Inductive couplings for signals
Landscapes
- Manipulation Of Pulses (AREA)
- Near-Field Transmission Systems (AREA)
Description
ータ書込み又はデータ読出しを受けるデータキャリアの
インタフェース回路に関し、特に、電磁誘導結合により
誘起された信号電圧から自己の電源電圧を作り、また誘
起電圧を二値化してデジタル信号処理を行なう電磁誘導
結合を用いたインタフェース回路に関する。
導結合方式が注目されている。電磁誘導結合方式は、非
接触方式であることから、電気接続のように汚れや錆等
に対する接触不良の問題がなく、またデータキャリアの
コイルに誘起された信号電圧を整流平滑して自己の電源
を作ることができるため、光結合方式のようにデータキ
ャリアに交換を必要とする電池電源を設ける必要がない
という利点がある。
例えば第4図に示すように、コイル10に誘起された信号
電圧を整流平滑して自己の直流電源電圧を作り出す電源
回路部12と、電源回路部12から電源電圧Vccの供給を受
けて動作し、コイル10に誘起された信号電圧を二値化し
てデジタル出力Foutを生ずる二値化回路14が設けられ
る。
両端の誘起電圧をタイオードD1,D2により全波整流して
コンデンサC1に充電して平滑し、電源電圧Vccを作り出
している。
電源電圧Vccの半分となるVcc/2を閾値電圧としてコイル
誘起電圧を矩形信号に二値化する。
たインタフェース回路においては、第5図に示すよう
に、二値化回路14に入力するa点のコイル誘起電圧は、
破線で示す磁束φの大小により振幅が変化し、Vcc/2の
閾値電圧で二値化した場合、磁束が強い場合の出力波形
Fout1と、弱い場合の出力波形Fout2ではオン時間t1とオ
フ時間t2で決まる周期T及びデューティ比(t1/T)が変
化してしまい、このような二値化出力では安定したデー
タ処理を行うことができない問題がある。
もので、磁束の大小に関わらず常に二値化出力の周期及
びデューティ比を一定に保つことのできる電磁誘導結合
を用いたインタフェース回路を提供することを目的とす
る。
構成する。尚、実施例図面中の符号を併せて示す。
れた交流信号電圧を整流して自己の直流電源電圧を作り
出す電源回路部12と、コイル誘起電圧を二値化する二値
化回路部14とを有する電磁誘導結合を用いたインタフェ
ース回路を対象とする。
は、コイル(10)の両端に接続された第1の整流素子
(D1)及び第1のコンデンサ(C1)からなる第1の直列
体と、第1の整流素子(D1)に並列接続された第2の整
流素子(D2)及び第2のコンデンサ(C2)からなる第2
の直列体とを備え、第1のコンデンサC1でレベルシフト
されたコイル誘起電圧を電源電圧Vccの半分の閾値電圧
をもつ前記二値化回路部14に入力して二値化することを
特徴とする。
路部12及び二値化回路部14を、リーダラタイタの間の電
磁誘導結合によりデータ書込み又は読出しを受けるデー
タキャリアに組込んだことを特徴とする。
用いたインタフェース回路によれば、コイルに作用する
磁束の強さが変って誘起電圧の振幅が変化しても、誘起
電圧を電源電圧の半分となるVcc/2だけアップするレベ
ルシフトを行っていることで、誘起電圧のゼロクロスレ
ベルを二値化回路の閾値レベルに一致させることがで
き、従って、誘起電圧の振幅が磁束に応じて変動して
も、常に一定の周期とデューティ比で二値化することが
できる。
る。
ーン数巻かれている。コア18としては円盤状部材の一端
に開口して1条の環状のコイル溝を備えたポットタイプ
のものが使用される。コア18に巻かれたコイル10に対し
ては例えばリーダ・ライタ側に設けられた同じコアとコ
イルで成る磁気誘導結合部に対する所定周波数信号の通
電で得られた交播磁界による磁束が加わり、磁束の強さ
に応じた誘起電圧をコイル端子20,22間に発生する。
回路部12において、コイル10の端子20は第1のコンデン
サC1を介して第1の整流素子としてのダイオードD2のア
ノード側が接続され、ダイオードD2のカソード側には平
滑用として使用される第2のコンデンサC2が接続され
る。
され、端子22側に第1の整流素子としてのダイオードD1
のアノード側を接続し、カソード側はダイオードD2のア
ノードとコンデンサC1の接続点bに接続している。
れ、電源回路部12で作り出された電源電圧+Vccの供給
を受けて動作する。二値化回路部14には電源回路部12に
おけるコンデンサC1を介して得られたコイル10の誘起電
圧がVinとして入力される。
を参照して説明する。ここで第2A,2B図の信号波形図は
第1図のa点のコイル10の誘起電圧、b点の二値化回路
部14に対する入力電圧Vin、二値化回路14の出力Fout及
び電源電圧Vccを示している。
る磁束をコイル10が受けると、磁束φが強い場合には第
2A図(a)の波形24で示す誘起電圧が得られ、一方、磁
束φが弱い場合には第2B図の波形26で示す信号電圧が誘
起される。
1,C2による倍電圧半波整流されコンデンサC2を誘起電圧
の2倍の電圧Vccに充電する。このコンデンサC2に対す
る充電時にコンデンサC1は電源電圧Vccの半分となるVcc
/2に充電される。即ち、端子22を(+)とする半サイク
ルでダイオードD1を介してコンデンサC1はVcc/2に充電
され、端子20を(+)とする次の半サイクルでコイル10
とコンデンサC1を加えたVccをコンデンサC2に充電す
る。
はコンデンサC1の充電電圧Vcc/2によりレベルアップさ
れるレベルシフトを受けて第2A,2B図(b)に示すb点
の電圧として表われる。このb点のVcc/2分だけレベル
アップされたシフト電圧が二値化回路部14に入力する。
二値化回路部14の閾値電圧は電源電圧Vccの半分となるV
cc/2であるため、b点からの入力電圧Vinが、例えば閾
値電圧Vcc/2を上回った時に二値化出力FoutはHレベル
となり、閾値Vcc/2を下回った時に二値化出力FoutはL
レベルとなる第2A,2B図(c)の二値化された矩形波出
力を生ずる。即ち、第2A,2B図(a)のa点のコイル誘
起電圧のゼロクロスポイントを検出して出力を反転する
二値化が実質的に行われたことになる。このコイル10の
誘起電圧におけるゼロクロスポイントは磁束により振幅
が変化し誘起電圧が小さくなっても第2B図に示すように
周波数が一定であるため同じとなり、従って、第2B図
(c)に示すようにオン時間t1とオフ時間t2が共に等し
い1対1の関係にあり、t1+t2で定まる周期Tが一定
で、且つデューティ比が50%を保つ安定した二値化出力
を得ることができる。
けるセンタータップ付きのコイル10を必要とせず、コイ
ル10の巻数を半分にできる。このようにコイル10の巻数
を減らすことができれば、コイル10の持つ浮遊容量を減
らし、その結果、電磁誘導結合における伝送可能な周波
数帯域をより広帯域にして信号波形の歪み及び損失を低
減することができる。
例を示した実施例回路図であり、倍電圧全波整流による
電源回路部を用いたことを特徴とする。
のコンデンサC1と第2のコンデンサC2を直列接続した倍
電圧平滑回路16を設ける。倍電圧整流回路のコンデンサ
C1は第1の整流素子としてのダイオードD1によるコイル
10に誘起された端子20側をプラスとする正極性の半サイ
クルの誘起電圧の整流出力で充電される。またコンデン
サC2は第2の整流素子としてのダイオードD2によるコイ
ル10に誘起された端子22側をプラスとする負極性の誘起
電圧の半サイクルの整流出力により充電される。従っ
て、C1,C2はコイル誘起電圧に充電され、電源電圧Vccは
コイルの誘起電圧の2倍の電圧になる。
ダイオードD1とD2の接続点の信号電圧がVinとして入力
されている。
する入力電圧Vinは倍電圧平滑回路16に設けたコンデン
サC2の充電電圧、即ち電源電圧Vccの半分Vcc/2分のレベ
ルアップを受けた電圧となり、従って第2A,2B図の信号
波形図に示したと同様、コイル10の誘起電圧のゼロクロ
スポイントを二値化回路部14で検出して二値化すること
ができる。従って、コイル10に作用する磁束が変化して
も、二値化回路部14の出力Foutの周期T及びデューティ
比を常に一定に保つことができる。
リアに用いられるインタフェース回路としての例をとる
ものであったが、本発明はデータキャリアに限定され
ず、適宜の電磁誘導結合のインタフェース回路にそのま
ま適用することができる。
結合によりコイルに作用する磁束の変化に拘らず、二値
化回路により周期及びデューティ比が一定となる二値化
出力を得ることができ、磁束の変動に依存した誘起電圧
の振幅変化があっても常に安定した二値化出力によりデ
ジタル的なデータ処理を誤ることなく実行することがで
きる。
Claims (2)
- 【請求項1】電磁誘導結合によりコイル(10)に誘起さ
れた所望周波数の信号電圧を整流して自己の直流電源電
圧を作り出す電源回路部(12)と、前記コイル誘起電圧
を二値化する二値化回路部(14)とを有する電磁誘導結
合を用いたインタフェース回路に於いて、 前記電源回路部(12)は、 前記コイル(10)の両端に接続された第1の整流素子
(D1)及び第1のコンデンサ(C1)からなる第1の直列
体と、 該第1の整流素子(D1)に並列接続された第2の整流素
子(D2)及び第2のコンデンサ(C2)からなる第2の直
列体と、 を備え、前記第1のコンデンサ(C1)でレベルシフトさ
れたコイル誘起電圧を電源電圧(Vcc)の半分の閾値を
もつ前記二値化回路部(14)に入力して二値化すること
を特徴とする電磁誘導結合を用いたインタフェース回
路。 - 【請求項2】請求項1記載の電磁誘導結合を用いたイン
タフェース回路に於いて、 前記電源回路部(12)及び二値化回路部(14)を、リー
ダ・ライタとの間の電磁誘導結合によりデータ書込み又
は読出しを受けるデータキャリアに組込んだことを特徴
とする電磁誘導結合を用いたインタフェース回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2292675A JP2702602B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 電磁誘導結合を用いたインタフェース回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2292675A JP2702602B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 電磁誘導結合を用いたインタフェース回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04165517A JPH04165517A (ja) | 1992-06-11 |
JP2702602B2 true JP2702602B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=17784846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2292675A Expired - Fee Related JP2702602B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 電磁誘導結合を用いたインタフェース回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2702602B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6027420B2 (ja) * | 2012-12-04 | 2016-11-16 | 住友ゴム工業株式会社 | 蓄電回路 |
WO2020028085A1 (en) | 2018-07-31 | 2020-02-06 | Earlens Corporation | Eartip venting in a contact hearing system |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01126783A (ja) * | 1987-11-12 | 1989-05-18 | Nippon Chemicon Corp | Icカードの受信回路におけるデータ信号抽出装置 |
-
1990
- 1990-10-30 JP JP2292675A patent/JP2702602B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04165517A (ja) | 1992-06-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100471655B1 (ko) | 단말기와원격으로전력이투입되는휴대품간의비접촉통신에의한데이터교환시스템 | |
US7339480B2 (en) | Power processing interface for passive radio frequency identification system | |
US7014111B2 (en) | High sensitivity reader for passive transponders | |
EP2244351B1 (en) | Non-contact power supply system | |
US6848620B2 (en) | Semiconductor integrated circuit | |
EP3276845A1 (en) | Power harvesting for rfid/nfc-applications | |
US6011488A (en) | Radio frequency interface device for a transponder | |
JP4332963B2 (ja) | 電磁トランスポンダの容量性変調 | |
JP2011022923A (ja) | 非接触icカード及び無線システム | |
JPS59117319A (ja) | 誘導性近接スイツチ | |
JP2001266102A (ja) | 非接触チップカード用復調器 | |
JPH0690743B2 (ja) | Icカードの処理装置およびicカード | |
US6784785B1 (en) | Duplex transmission in an electromagnetic transponder system | |
US8988911B2 (en) | Self-bias emitter circuit | |
JP2702602B2 (ja) | 電磁誘導結合を用いたインタフェース回路 | |
US7215723B2 (en) | Demodulator for an amplitude-modulated alternating signal | |
JP4708346B2 (ja) | 複数レベルの復調を有し、固定局に誘導結合されたポータブル・オブジェクト | |
US6731521B2 (en) | Switching power supply circuit | |
JP2702603B2 (ja) | 電磁誘導結合を用いたインタフェース回路 | |
JPH10256957A (ja) | 電力伝送装置および電力伝送システム | |
CN209132776U (zh) | 新型非接触式高速解调电路 | |
TW595087B (en) | Circuit framework capable of providing stable clock | |
JPH0785233A (ja) | データキャリア | |
JPH01151831A (ja) | データ通信装置 | |
JPH11168416A (ja) | 非接触チップカード用の無線周波数信号検出器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071003 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003 Year of fee payment: 12 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003 Year of fee payment: 12 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101003 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |