JP2696313B2 - 管渠用フラップゲート - Google Patents

管渠用フラップゲート

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JP2696313B2
JP2696313B2 JP32344795A JP32344795A JP2696313B2 JP 2696313 B2 JP2696313 B2 JP 2696313B2 JP 32344795 A JP32344795 A JP 32344795A JP 32344795 A JP32344795 A JP 32344795A JP 2696313 B2 JP2696313 B2 JP 2696313B2
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英似 杉原
康人 高野
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大同機工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管渠の出水出口に
配設され、常時は内水を排出し、洪水時や高潮時には外
水を阻止する管渠用フラップゲートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の2軸ヒンヂ式フラップゲートは、
図5に示すように、四角形の扉体1の両側の重心位置か
ら稍上の部分に、上端を戸当り2のプラケット3,3に
枢着4,4したアーム5,5の中間を枢着6,6し、且
つアーム下端(自由端)7,7の下端と係合する突起
8,8を扉体1の側縁に設けると共に、扉体1の戸当り
面に枠状の水密ゴム9をネジ止めした構造となってい
る。
【0003】周知のように、水密ゴムは使用し続けるう
ちにひび割れやへたりが生じ、水密性を失ってくるの
で、随時交換する必要があるが、従来のネジ止め式のも
のでは水密ゴムを取り替える作業は価格及び取り付け作
業等、実用上の難点が多かった。
【0004】また、2軸ヒンヂ式フラップゲートでは、
扉を支えるためアーム5,5を必要とするが、従来のも
のは、戸当り2と隙間なく接触させるため、アーム5,
5を扉体1に固定せずに扉体1が回動し得るように枢着
6,6させているので、予測していない動きや、横揺れ
(ローリング)及び縦揺れ(ピッチング)にとても弱
く、アームが変形したり、呑口(下水道の開口端)の中
に噛み込まれフラップゲートとしての機能を無くすと同
時に水密ゴムが損傷してしまうという問題もあった。
【0005】また、さらに、扉体重心が水密面に寄り、
扉体下端の水密を損うため、水流を犠牲にして、スキン
プレート(面板)を外側に付けるという間題もあった。
また扉体の開閉の際扉体上部にゴミなどが噛み込んでし
まうという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は水密ゴムの損
傷の軽減及び噛み込みの防止、並びに水密ゴムの交換作
業の容易化を図ると共に、扉体の横揺れ、縦揺れの抑
止、並びにマンホール径より大きい管渠用フラップゲー
トの設置を容易にする管渠用フラップゲートを提供する
ことを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたもので、第1の発明は、円形また
は角形扉体の上部両側にアーム取付部を設け、その両ア
ーム取付部に、それぞれ戸当りに設けたブラケットに上
端を枢着したアームの下端を枢着し、且つ前記扉体に、
外側を前記戸当りとの接触面より突出させたタガ状の水
密部材を枢着すると共に、扉体の上縁の中央部に2次ス
ウイング用の横幅のあるL状の支点部材を設けたことを
特徴とする管渠用フラップゲートである。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、扉体
を縦に2つ割り合体式のものとし、戸当りは横に2つ割
り合体式のものとしたことを特徴とする管渠用フラップ
ゲートである。
【0009】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、水密部材として、内面に水密性向上と滑脱防止のた
めの鋸歯状溝を設けた扉体嵌合部と、それに続く開口弾
圧接触部から成るものを使用したことを特徴とする管渠
用フラップゲートである。
【0010】
【使用】第1の発明の構造によると、水密部材はタガ状
のものであるため、着脱が従来のネジ止め法に比し極め
て容易であり、また、扉体に2次スウイング用の横幅の
あるL状の支点部材を設けてあるので、横揺れ及び縦揺
れが抑制され、且つ水密部材の呑口への噛み込みが防止
されると共に、水密部材上部の開閉時にかゝる力の負担
を軽減して水密部材上部の耐久性を増す効果がある。ま
た横幅のある支点部材を設けたことにより扉体上縁にゴ
ミなどが挾まりくいという効果がある。
【0011】第2の発明によると、マンホールの内径が
扉体の外径より小さい場合でも取付けを可能にする効果
がある。
【0012】また第3の発明によると、従来のようにボ
ルト止めしなくとも水密部材の脱落を防止し、また水密
部材が恰も吸盤状であるので、閉鎖時の水密性を高める
効果がある。
【0013】
【発明の実施形態】図1は本発明の実施例の正面図、図
2はその縦断面図を示すもので、10は左側分割扉体1
0aと右側分割扉体10bをボルト11とナット12で
合体させた縦に2つ割りの形式の合体式扉体、13は上
部分割戸当り13aと下部分割戸当り13bをボルト1
4とナット15で合体させた横に2つ割り形式の合体式
の戸当りである。
【0014】扉体10の上部両側にはアーム取付部1
6,16が設けられ、上端を戸当り13に設けたブラケ
ット17に枢着軸18、18で連結したアーム19,1
9の下端が枢着軸20,20で連結されている。なお各
ブラケット17,17の外側には振れ止板21,21が
設けられている。
【0015】また、扉体10の内側側縁10cには外れ
止め用針金22が熔接され、且つその針金22と係合す
る鋸歯状溝23を内側面に設けた扉体嵌合部24とそれ
に続く開口弾圧接触部25から成る水密部材としての水
密ゴム26が環状に巻かれ、公知のバンド金具27によ
って緊締固定されている。なお、水密ゴムがエンドレス
の場合にはバンド金具は省略することができる。
【0016】この水密ゴム26は扉体閉鎖時に水密を保
つように戸当り面Xより戸当り13側に突出させてあ
る。
【0017】そして、扉体10には更に、上縁中央に横
巾のある2次スウイング用のL状の支点部材28が上方
に突出して設けられており、この支点部材28の上面2
8aには左右2個の吊り孔29が設けられている。なお
支点部材28の先端28bは戸当り面Xよりdだけ後退
させてある。
【0018】実施例の扉体10は、スキンプレート(面
板)と縁材から成る構造であるため、下部内面には扉体
10の縁材による水流の阻外を防止し、且つゴミが引掛
らないように整流板30が取付けられている。
【0019】以上のように構成されるので、平常時は管
路の呑口31から流出する水流によって扉体10が押さ
れて開き、水量の少い場合は、支点部材28の先端28
bが戸当り13に接するまでは図4−(a)に示すよう
に両側の枢着軸20,20を軸として開き、それ以上に
水量が増加すると支点部材28を支点として開き、更に
豪雨などで水量が増加した場合は枢着軸18を軸として
開扉する。
【0020】そして、洪水や高潮時には、図4−(b)
のように水圧により扉体10は閉鎖し、水密部材の水密
ゴム26によって逆流を防止することは従来のフラップ
ゲートと同様である。
【0021】本発明のフラップゲートでは水密部材をタ
ガ状のものとし、それを扉体10に環状に設ける構造と
したので、装着にもあるいは古くなった水密部材を外す
場合にも作業が楽になり、従来の枠状のものを接合面に
ネジ止めする形式のものに比し着脱の作業性において格
段に勝れている。
【0022】また、本発明では扉体10の上縁に横幅の
あるL状の支点部材28を設けたので、これが、扉体ス
ウイング時に水密部材に与える衝撃力を弱める仂きをし
て水密部材上部の早期損傷を軽減する作用があると同時
に、扉体の横揺れを軽減する効果と枢着軸20を軸とす
る縦揺れを軽減する効果がある。更に、支点部材28が
邪魔をして水密部材、即ち水密ゴム26の呑口31への
噛み込み及び浮遊物の噛み込みを防止する効果がある。
【0023】実施例では両アーム19,19の外方に振
れ止め板21,21を設けて、扉体10の横振れをも防
止するように構成し、アーム取付部の損傷を防止する構
造となっている。
【0024】また、実施例のものでは、扉体10の内側
側縁10cに外れ止め用針金22を設けると共に、水密
ゴム26側にはそれと係合する鋸歯状溝23を設けたの
で、水密ゴム26は位置決めされると共に外れることが
ない。
【0025】更に、扉体10及び戸当り13はそれぞれ
2つ割形式としたので、マンホールの内径が扉体10の
外径よりも小さい既設現場にフラップゲートを取付ける
場合にも楽に地下に降し、組立装備することができる効
果がある。
【0026】
【発明の効果】第1の発明によると、水密ゴムの損傷の
軽減及び噛み込み防止並びに水密ゴム交換作業の容易化
と扉体の横揺れ、縦揺れを抑止し、重心を損うことなく
排水を円滑に行う効果がある。
【0027】また第2の発明によると第1の発明による
効果に加えマンホール径が扉体の外径より小さい現場へ
の設置を可能にする効果がある。
【0028】更に第3の発明によると、第1の発明また
は第2の発明に加え、水密部材の取付面の漏水や脱落を
防止し、更に扉体に装着された水密部材が恰も吸盤状と
なるため、閉鎖時の水密性及び扉体開閉時に好適なクッ
ション性を持つフラップゲートを提供し得る効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の正面図である。
【図2】図1の縦断側面図である。
【図3】本発明実施例の水密ゴムと2次スウイング用支
点部材の構造の詳細を示す縦断側面図である。
【図4】本発明実施例の動作説明図で、(a)は放流時
(b)は閉鎖時の状態である。
【図5】従来のフラップゲートを示すもので、(a)は
正面図、(b)は縦断面図である。
【符号の説明】
1 扉体 2 戸当り 3 ブラケット 4,6 枢着部 5 アーム 7 アーム下端 8 突起 9 水密ゴム 10 扉体 11,14 ボルト 12,15 ナット 13 戸当り 16 アーム取付部 17 ブラケット 18,20 枢着軸 19 アーム 21 振れ止め板 22 外れ止め用針金 23 鋸歯状溝 24 扉体嵌合部 25 開口弾圧接触部 26 水密ゴム 27 バンド金具 28 支点部材 29 吊り孔 30 整流板 31 呑口 32 フランジ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形または角形扉体の上部両側にアーム
    取付部を設け、その両アーム取付部に、それぞれ戸当り
    に設けたブラケットに上端を枢着したアームの下端を枢
    着し、且つ前記扉体に外側を前記戸当りとの接触面より
    突出させたタガ状の水密部材を装着すると共に、扉体の
    上縁の中央部に2次スウイング用の横幅のあるL状の支
    点部材を設けたことを特徴とする管渠用フラップゲー
    ト。
  2. 【請求項2】 扉体は縦に2つ割り合体式のものとし、
    戸当りは横に2つ割り合体式のものとしたことを特徴と
    する請求項1記載の管渠用フラップゲート。
  3. 【請求項3】 水密部材は内面に水密性向上と滑脱防止
    のための鋸歯状溝を設けた扉体嵌合部と、それに続く開
    口弾圧接触部から成ることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の管渠用フラップゲート。
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