JP2692647B2 - マルチタスク制御方法および制御システム - Google Patents

マルチタスク制御方法および制御システム

Info

Publication number
JP2692647B2
JP2692647B2 JP11961395A JP11961395A JP2692647B2 JP 2692647 B2 JP2692647 B2 JP 2692647B2 JP 11961395 A JP11961395 A JP 11961395A JP 11961395 A JP11961395 A JP 11961395A JP 2692647 B2 JP2692647 B2 JP 2692647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
task
tasks
event
shared
unique
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11961395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08314739A (ja
Inventor
保 真栄田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP11961395A priority Critical patent/JP2692647B2/ja
Publication of JPH08314739A publication Critical patent/JPH08314739A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2692647B2 publication Critical patent/JP2692647B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つの親タスクの配下
で複数の子タスクを同時に実行することができるマルチ
タスク構成のジョブにおいて、各タスクが使用する資源
の負荷に応じて割り当てるタスク数を制御するマルチタ
スク制御方法および制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−321136号公報に記載さ
れた技術(以下、従来の技術とする)は、計算機システ
ムの仮想空間内でCPU実行権を得てプログラムを実行
するスレッドを、外部変数やファイル資源などを共用す
る単位でグループ化し、1つのタスクにより管理してい
る。各タスクにおいては複数のスレッドにより資源が共
用されるが、異なるタスクで動作するスレッド間では資
源は共用されない。
【0003】この従来の技術においては、このような構
成を採用することにより、同一仮想空間内で複数のタス
クを同時に実行できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の技術におい
ては、各タスクにおいて動作可能な最大スレッド数が固
定されているので、特定の資源に対する処理要求が集中
したときにスレッドが不足して、該タスクにおける処理
効率が低下してしまうという問題点がある。
【0005】本発明の目的は、ジョブが使用することが
できるすべての子タスクを特定の資源をアクセスする固
有タスクとすべての資源をアクセスすることができる共
有タスクとに分け、さらにアクセスする資源単位に固有
タスクと共有タスクとを含むグループを設定し、該グル
ープに対するタスクの割り当て要求に応じて固有タスク
と共有タスクとを割り当てるとともに各グループ間で共
有タスクを競合して取得/解放することにより、どの資
源に対する処理要求であっても、タスクを効率良く割り
当て、タスク待ちが発生しないようにすることにある。
【0006】本発明の他の目的は、どの資源に対する処
理要求であっても、タスクを効率良く割り当て、タスク
待ちが発生しないようにすることにより、システム全体
のスループットを低下させないようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のマルチタ
スク制御方法は、1つの親タスクの配下で複数の子タス
クを同時に実行することができる複数のタスクから構成
され、該子タスクの内、特定の資源にのみアクセスする
ことができる子タスクである固有タスクとすべての資源
にアクセスすることができる子タスクである共有タスク
とをアクセスする資源単位にまとめたタスクグループを
備えたジョブにおけるマルチタスク制御方法であって、
前記親タスクは、他のジョブから通知されたイベントを
受信し、受信した該イベントに対応する前記タスクグル
ープに未使用の前記固有タスクがある場合には、該固有
タスクを該イベントに割り当て、受信した該イベントに
対応する前記タスクグループに未使用の前記固有タスク
数はないが、未使用の前記共有タスクがある場合には、
該共有タスクを該イベントに割り当てることを特徴とす
る。
【0008】本発明の第2のマルチタスク制御方法は、
1つの親タスクの配下で複数の子タスクを同時に実行す
ることができる複数のタスクから構成され、該子タスク
の内、特定の資源にのみアクセスすることができる子タ
スクである固有タスクとすべての資源にアクセスするこ
とができる子タスクである共有タスクとをアクセスする
資源単位にまとめたタスクグループと、他のジョブから
通知されるイベントを格納するイベント格納キューと、
前記タスクグループ毎に設定したエントリが該タスクグ
ループのグループ名、使用可能な固有タスク数、使用中
の固有タスク数、使用可能な共有タスク数、および使用
中の共有タスク数とを含み、さらに計算機システム内に
おいて使用可能な共有タスク数と、計算機システム内に
おいて使用中の共有タスク数の合計とを含むタスク数管
理テーブルとを備えたジョブにおけるマルチタスク制御
方法であって、前記親タスクは、他のジョブから通知さ
れた前記イベントを前記イベント格納キューに格納し、
前記イベントが格納された前記イベント格納キューから
該イベントを1つ取り出し、前記タスク数管理テーブル
を参照して、取り出した該イベントに対応する前記タス
クグループの前記使用中の固有タスク数が前記使用可能
な固有タスク数より小さい場合には、該イベントに前記
固有タスクを割り当て、前記タスク数管理テーブルを参
照して、取り出した該イベントに対応する前記タスクグ
ループの前記使用中の固有タスク数が前記使用可能な固
有タスク数以上で、かつ前記使用中の共有タスク数が前
記使用可能な共有タスク数より小さく、前記計算機シス
テム内において使用中の共有タスク数の合計が前記計算
機システム内において使用可能な共有タスク数より小さ
い場合には、該イベントに前記共有タスクを割り当てる
ことを特徴とする。
【0009】本発明の第3のマルチタスク制御方法は、
第2のマルチタスク制御方法において、前記タスク数管
理テーブルの前記計算機システム内での使用可能共有タ
スク数、前記使用可能固有タスク数、および前記使用可
能共有タスク数は、予め任意の値を設定され、前記使用
可能共有タスク数は前記計算機システム内での使用可能
共有タスク数以下に、そして各タスクグループの前記使
用可能固有タスク数の合計と前記計算機システム内での
使用可能共有タスク数とを合算した値は、計算機システ
ム内で起動することができる子タスクの総数以下となる
ように設定されることを特徴とする。
【0010】本発明の第4のマルチタスク制御方法は、
第2および第3のマルチタスク制御方法において、前記
親タスクは、他のジョブから通知されたものであるか前
記固有タスクおよび前記共有タスクのいずれかから前記
親タスクへ通知されたものであるかを示す種別と、該イ
ベントがいずれの前記タスクグループに対応するもので
あるかを示すグループ名と、イベントの内容であるイベ
ント情報とを含む前記イベントを受け取った際に、該イ
ベントの前記種別を参照し、該種別が他のジョブから通
知されたものであることを示している場合には、該イベ
ントを前記イベント格納キューに格納することを特徴と
する。
【0011】本発明の第5のマルチタスク制御方法は、
第4のマルチタスク制御方法において、前記親タスク
は、前記イベントを受け取った際に、該イベントの前記
種別を参照し、該種別が前記固有タスクおよび前記共有
タスクのいずれかから前記親タスクへ通知されたもので
あることを示している場合には、該イベントを通知した
該固有タスクおよび該共有タスクのいずれかを解放する
ことを特徴とする。
【0012】本発明の第6のマルチタスク制御システム
は、1つの親タスクの配下で複数の子タスクを同時に実
行することができるマルチタスク構成のジョブにおける
マルチタスク制御システムであって、前記ジョブは、前
記子タスクの内、特定の資源にのみアクセスすることが
できる子タスクである固有タスクとすべての資源にアク
セスすることができる子タスクである共有タスクとをア
クセスする資源単位にまとめたタスクグループを備え、
前記親タスクは、他のジョブから通知されたイベントを
受信し、該イベントに対応する前記タスクグループに未
使用の前記固有タスクがある場合には、該固有タスクを
該イベントに割り当て、該タスクグループに未使用の前
記固有タスク数はないが、未使用の前記共有タスクがあ
る場合には、該共有タスクを該イベントに割り当てるこ
とを特徴とする。
【0013】本発明の第7のマルチタスク制御システム
は、1つの親タスクの配下で複数の子タスクを同時に実
行することができるマルチタスク構成のジョブにおける
マルチタスク制御システムであって、前記ジョブは、前
記子タスクの内、特定の資源にのみアクセスすることが
できる子タスクである固有タスクとすべての資源にアク
セスすることができる子タスクである共有タスクとをア
クセスする資源単位にまとめたタスクグループと、他の
ジョブから通知されるイベントを格納するイベント格納
キューと、前記タスクグループ毎に設定したエントリが
該タスクグループのグループ名、使用可能な固有タスク
数、使用中の固有タスク数、使用可能な共有タスク数、
および使用中の共有タスク数とを含み、さらに計算機シ
ステム内において使用可能な共有タスク数と、計算機シ
ステム内において使用中の共有タスク数の合計とを含む
タスク数管理テーブルとを備え、前記親タスクは、他の
ジョブから通知された前記イベントを前記イベント格納
キューに格納するとともに、該イベント格納キューから
該イベントを1つ取り出し、前記タスク数管理テーブル
を参照して、該イベントに対応する前記タスクグループ
の前記使用中の固有タスク数が前記使用可能な固有タス
ク数より小さい場合には、該イベントに前記固有タスク
を割り当て、該イベントに対応する前記タスクグループ
の前記使用中の固有タスク数が前記使用可能な固有タス
ク数以上で、かつ前記使用中の共有タスク数が前記使用
可能な共有タスク数より小さく、前記計算機システム内
において使用中の共有タスク数の合計が前記計算機シス
テム内において使用可能な共有タスク数より小さい場合
には、該イベントに前記共有タスクを割り当てることを
特徴とする。
【0014】本発明の第8のマルチタスク制御システム
は、第7のマルチタスク制御システムにおいて、前記タ
スク数管理テーブルの前記計算機システム内での使用可
能共有タスク数、前記使用可能固有タスク数、および前
記使用可能共有タスク数は、予め任意の値を設定され、
前記使用可能共有タスク数は前記計算機システム内での
使用可能共有タスク数以下に、そして各タスクグループ
の前記使用可能固有タスク数の合計と前記計算機システ
ム内での使用可能共有タスク数とを合算した値は、計算
機システム内で起動することができる子タスクの総数以
下となるように設定されることを特徴とする。
【0015】本発明の第9のマルチタスク制御システム
は、第7および第8のマルチタスク制御システムにおい
て、前記イベントは、他のジョブから通知されたもので
あるか前記固有タスクおよび前記共有タスクのいずれか
から前記親タスクへ通知されたものであるかを示す種別
と、該イベントがいずれの前記タスクグループに対応す
るものであるかを示すグループ名と、イベントの内容で
あるイベント情報とを含み、前記親タスクは、前記イベ
ントを受け取った際に、該イベントの前記種別を参照
し、該種別が他のジョブから通知されたものであること
を示している場合には、該イベントを前記イベント格納
キューに格納することを特徴とする。
【0016】本発明の第10のマルチタスク制御システ
ムは、第9のマルチタスク制御システムにおいて、前記
親タスクは、前記イベントを受け取った際に、該イベン
トの前記種別を参照し、該種別が前記固有タスクおよび
前記共有タスクのいずれかから前記親タスクへ通知され
たものであることを示している場合には、該イベントを
通知した該固有タスクおよび該共有タスクのいずれかを
解放することを特徴とする。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図を参照し
ながら詳細に説明する。
【0018】図1を参照すると、本発明の一実施例であ
るマルチタスク制御方法が適用されるジョブ101は、
処理の過程において同一資源をアクセスする複数の子タ
スクを含む固有タスク105と、処理の過程においてす
べての資源を共有してアクセスすることができる複数の
子タスクを含む共有タスク106と、固有タスク105
および共有タスク106の起動状態を管理するとともに
固有タスク105および共有タスク106を起動する親
タスク104と、固有タスク105および共有タスク1
06から親タスク104へ通知されるイベント103
と、他のジョブから通知されるイベント102を格納す
るイベント格納キュー107と、使用中の固有タスク数
と共有タスク数、および未使用の固有タスク数と共有タ
スク数を管理するタスク数管理テーブル108と、親タ
スク104においてタスク数管理テーブル108を参照
し、イベント格納キュー107から取り出したイベント
に子タスクを割り当てるタスク管理手段109とから構
成されている。
【0019】なお、資源単位に該資源をアクセスする固
有タスク105と共有タスク106をまとめてグループ
と称する。
【0020】図2を参照すると、イベント102および
イベント103は、他のジョブから通知されたイベント
102であるか自ジョブ内の固有タスク105および共
有タスク106から親タスク104へ通知されたイベン
ト103であるかを示す種別21と、該イベントが自ジ
ョブ内のどの子タスクのグループに対するものであるか
を示すグループ名22と、イベントの内容であるイベン
ト情報23とを含む。
【0021】図3を参照すると、タスク数管理テーブル
108は、子タスクのN個のグループ31毎にエントリ
(行)を設定し、各エントリは、使用可能固有タスク数
32、使用可能共有タスク数33、使用中固有タスク数
34、および使用中共有タスク数35を含む。さらにタ
スク数管理テーブル108は、計算機システム内での使
用可能共有タスク数36、および計算機システム内での
使用中共有タスク数の合計37を含む。
【0022】なお、計算機システム内での使用可能共有
タスク数36、各グループの使用可能固有タスク数3
2、および各グループの使用可能共有タスク数33は、
予め任意の値を設定する。この各グループの使用可能共
有タスク数33は、計算機システム内での使用可能共有
タスク数36以下でなければならず、各グループの使用
可能固有タスク数32の合計と計算機システム内での使
用可能共有タスク数36とを合算した値は、計算機シス
テム内で起動することができる子タスクの数以下でなけ
ればならない。
【0023】次に本発明の一実施例の動作について、図
1〜図6を参照して説明する。
【0024】ジョブ101の親タスク104内のタスク
管理手段109は、イベントを受け取ると、該イベント
の種別21を判定し(ステップ401)、他のジョブか
ら通知されたイベント102であればイベント格納キュ
ー107へ該イベント102を登録する(ステップ40
2)。
【0025】タスク管理手段109は、ステップ401
において、受け取ったイベントがいずれかの子タスクの
グループから通知されたイベント103であると判定し
た場合には、該イベント103に含まれるグループ名2
2を参照し、タスク数管理テーブル108内の該グルー
プ名22に対応するエントリの使用中共有タスク数35
の値を参照する(ステップ404)。
【0026】タスク管理手段109は、この使用中共有
タスク数35の値が0より大きい場合には、使用中共有
タスク数35の値から1減算する(ステップ405)と
ともに、計算機システム内での使用中共有タスク数の合
計37か
【0027】タスク管理手段109は、ステップ404
で参照した使用中共有タスク数35の値が0であれば
使用中固有タスク数34から1減算する(ステップ40
7)。
【0028】タスク管理手段109は、ステップ406
またはステップ407終了後、ステップ403へ至る。
【0029】タスク管理手段109は、イベント格納キ
ュー107からイベント102を1つ選択する(ステッ
プ403)。このイベント格納キュー107からのイベ
ント102の選択方法は、FIFO、ラウンドロビン、
および動作タスク数が最小のグループから通知されたイ
ベントを選択する等を適用することができるが、本発明
においてはどの方法を用いても良く、本実施例において
は特定しない。
【0030】タスク管理手段109は、イベント格納キ
ュー107にイベント102が格納されているかどうか
を判定し(ステップ408)、格納されていなければイ
ベント102の入力を待ち合わせる(ステップ40
9)。
【0031】タスク管理手段109は、ステップ408
においてイベント格納キュー107にイベント102が
格納されていると判定した場合には、該イベント102
を1つ取り出し、該イベント102に含まれるグループ
名22を参照する。
【0032】タスク管理手段109は、タスク数管理テ
ーブル108内の該グループ名22に対応するエントリ
の使用中固有タスク数34と使用可能固有タスク数32
を比較し(ステップ410)、使用中固有タスク数34
が使用可能固有タスク数32より小さい場合には、該イ
ベント102に固有タスク105を割り当てることがで
きると判断して、使用中固有タスク数34に1加算し
(ステップ411)、該イベント102に固有タスク1
05を割り当てて起動する(ステップ416)。
【0033】タスク管理手段109は、ステップ410
において使用中固有タスク数34が使用可能固有タスク
数32以上であると判定した場合には、該イベント10
2に固有タスク105を割り当てることができないと判
断して、使用中共有タスク数35と使用可能共有タスク
数33とを比較し(ステップ412)、使用中共有タス
ク数35が使用可能共有タスク数33より小さい場合に
は、さらに計算機システム内での使用中共有タスク数の
合計37と計算機システム内での使用可能共有タスク数
36とを比較する(ステップ413)。
【0034】タスク管理手段109は、計算機システム
内での使用中共有タスク数の合計37が計算機システム
内での使用可能共有タスク数36より小さいと判定した
場合には、該イベント102に共有タスク106を割り
当てることができると判断して、使用中共有タスク数3
5に1加算する(ステップ414)とともに、計算機シ
ステム内での使用中共有タスク数の合計37にも1加算
し(ステップ415)、該イベント102に共有タスク
106を割り当てて起動する(ステップ416)。
【0035】タスク管理手段109は、ステップ412
において使用中共有タスク数35が使用可能共有タスク
数33以上であると判定した場合には、子タスクが解放
されるのを待ち合わせる(ステップ417)。
【0036】タスク管理手段109は、ステップ413
において計算機システム内での使用中共有タスク数の合
計37が計算機システム内での使用可能共有タスク数3
6以上であると判定した場合には、子タスクが解放され
るのを待ち合わせる(ステップ418)。
【0037】タスク管理手段109は、ステップ416
において共有タスク106を起動した後には、イベント
入力待ちとなる(ステップ419)。
【0038】図5を参照すると、データベースAをアク
セスするタスクのグループAと、データベースBをアク
セスするタスクのグループBが設定されている。
【0039】図6は、図5のように設定されたタスクの
グループを管理するタスク数管理テーブル108の例を
示している。
【0040】グループA内のタスクを起動するためのイ
ベントが入力されると、使用可能固有タスク数32が
3、使用中固有タスク数34が2であることから、該イ
ベントに固有タスク105を割り当てて起動することが
できる。
【0041】またグループB内のタスクを起動するため
のイベントが入力されると、使用可能固有タスク数32
が1、使用中固有タスク数34が1であることから、該
イベントに固有タスク105を割り当てることができな
いため、該イベントに共有タスク106を割り当てて起
動することができるかどうかを判定する。このグループ
Bの使用可能共有タスク数33が1、使用中共有タスク
数35が0、計算機システム内での使用中共有タスク数
の合計37が0であることから共有タスク106が空い
ているので、該イベントに共有タスク106を割り当て
て起動することができる。
【0042】このように本発明は、グループAのタスク
の動作に影響することなく、グループBの処理量増大に
対処することができ、タスクのグループ間の負荷バラン
スを制御することができる効果を有している。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマルチタ
スク制御方法および制御システムによれば、ジョブが使
用することができるすべてのタスクを特定の資源にのみ
アクセスすることができる固有タスクとすべての資源に
アクセスすることができる共有タスクとに分け、さらに
アクセスする資源単位に固有タスクと共有タスクとを含
むグループを設定し、該グループへのタスクの割り当て
要求に応じて固有タスクと共有タスクとを割り当てると
ともに各グループ間で共有タスクを競合して取得/解放
することにより、どの資源に対する処理要求であって
も、タスクを効率良く割り当て、タスク待ちが発生しな
いようにすることができる効果を有している。
【0044】また、どの資源に対する処理要求であって
も、タスクを効率良く割り当て、タスク待ちが発生しな
いようにすることにより、システム全体のスループット
を低下させないという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例であるマルチタスク制
御方法を適用したジョブの構成を示す図である。
【図2】図2は本発明の一実施例におけるイベント10
2およびイベント103の内容を示す図である。
【図3】図3は本発明の一実施例におけるタスク数管理
テーブル108の内容を示す図である。
【図4】図4は本発明の一実施例におけるタスク管理手
段109の処理を示す流れ図である。
【図5】図5は本発明のマルチタスク制御方法を適用し
たジョブの構成の例を示す図である。
【図6】図6は本発明のまるちタスク制御方法を適用し
たジョブ内のタスク数管理テーブル108の内容を示す
図である。
【符号の説明】
31 グループ名 32 使用可能固有タスク数 33 使用可能共有タスク数 34 使用中固有タスク数 35 使用中共有タスク数 36 システム内での使用可能共有タスク数 37 システム内の使用中共有タスク数の合計 101 ジョブ 102 イベント 103 イベント 104 親タスク 105 固有タスク 106 共有タスク 107 イベント格納キュー 108 タスク数管理テーブル 109 タスク管理手段

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの親タスクの配下で複数の子タスク
    を同時に実行することができる複数のタスクから構成さ
    れ、該子タスクの内、特定の資源にのみアクセスするこ
    とができる子タスクである固有タスクとすべての資源に
    アクセスすることができる子タスクである共有タスクと
    をアクセスする資源単位にまとめたタスクグループを備
    えたジョブにおけるマルチタスク制御方法であって、 前記親タスクは、 他のジョブから通知されたイベントを受信し、 受信した該イベントに対応する前記タスクグループに未
    使用の前記固有タスクがある場合には、該固有タスクを
    該イベントに割り当て、 受信した該イベントに対応する前記タスクグループに未
    使用の前記固有タスク数はないが、未使用の前記共有タ
    スクがある場合には、該共有タスクを該イベントに割り
    当てることを特徴とするマルチタスク制御方法。
  2. 【請求項2】 1つの親タスクの配下で複数の子タスク
    を同時に実行することができる複数のタスクから構成さ
    れ、該子タスクの内、特定の資源にのみアクセスするこ
    とができる子タスクである固有タスクとすべての資源に
    アクセスすることができる子タスクである共有タスクと
    をアクセスする資源単位にまとめたタスクグループと、
    他のジョブから通知されるイベントを格納するイベント
    格納キューと、前記タスクグループ毎に設定したエント
    リが該タスクグループのグループ名、使用可能な固有タ
    スク数、使用中の固有タスク数、使用可能な共有タスク
    数、および使用中の共有タスク数とを含み、さらに計算
    機システム内において使用可能な共有タスク数と、計算
    機システム内において使用中の共有タスク数の合計とを
    含むタスク数管理テーブルとを備えたジョブにおけるマ
    ルチタスク制御方法であって、 前記親タスクは、 他のジョブから通知された前記イベントを前記イベント
    格納キューに格納し、 前記イベントが格納された前記イベント格納キューから
    該イベントを1つ取り出し、 前記タスク数管理テーブルを参照して、取り出した該イ
    ベントに対応する前記タスクグループの前記使用中の固
    有タスク数が前記使用可能な固有タスク数より小さい場
    合には、該イベントに前記固有タスクを割り当て、 前記タスク数管理テーブルを参照して、取り出した該イ
    ベントに対応する前記タスクグループの前記使用中の固
    有タスク数が前記使用可能な固有タスク数以上で、かつ
    前記使用中の共有タスク数が前記使用可能な共有タスク
    数より小さく、前記計算機システム内において使用中の
    共有タスク数の合計が前記計算機システム内において使
    用可能な共有タスク数より小さい場合には、該イベント
    に前記共有タスクを割り当てることを特徴とするマルチ
    タスク制御方法。
  3. 【請求項3】 前記タスク数管理テーブルの前記計算機
    システム内での使用可能共有タスク数、前記使用可能固
    有タスク数、および前記使用可能共有タスク数は、予め
    任意の値を設定され、前記使用可能共有タスク数は前記
    計算機システム内での使用可能共有タスク数以下に、そ
    して各タスクグループの前記使用可能固有タスク数の合
    計と前記計算機システム内での使用可能共有タスク数と
    を合算した値は、計算機システム内で起動することがで
    きる子タスクの総数以下となるように設定されることを
    特徴とする請求項2記載のマルチタスク制御方法。
  4. 【請求項4】 前記親タスクは、 他のジョブから通知されたものであるか前記固有タスク
    および前記共有タスクのいずれかから前記親タスクへ通
    知されたものであるかを示す種別と、該イベントがいず
    れの前記タスクグループに対応するものであるかを示す
    グループ名と、イベントの内容であるイベント情報とを
    含む前記イベントを受け取った際に、該イベントの前記
    種別を参照し、該種別が他のジョブから通知されたもの
    であることを示している場合には、該イベントを前記イ
    ベント格納キューに格納することを特徴とする請求項2
    および請求項3記載のマルチタスク制御方法。
  5. 【請求項5】 1つの親タスクの配下で複数の子タスク
    を同時に実行することができるマルチタスク構成のジョ
    ブにおけるマルチタスク制御システムであって、 前記ジョブは、 前記子タスクの内、特定の資源にのみアクセスすること
    ができる子タスクである固有タスクとすべての資源にア
    クセスすることができる子タスクである共有タ スクとを
    アクセスする資源単位にまとめたタスクグループを備
    え、 前記親タスクは、他のジョブから通知されたイベントを
    受信し、該イベントに対応する前記タスクグループに未
    使用の前記固有タスクがある場合には、該固有タスクを
    該イベントに割り当て、該タスクグループに未使用の前
    記固有タスク数はないが、未使用の前記共有タスクがあ
    る場合には、該共有タスクを該イベントに割り当てるこ
    とを特徴とするマルチタスク制御システム。
  6. 【請求項6】 1つの親タスクの配下で複数の子タスク
    を同時に実行することができるマルチタスク構成のジョ
    ブにおけるマルチタスク制御システムであって、 前記ジョブは、 前記子タスクの内、特定の資源にのみアクセスすること
    ができる子タスクである固有タスクとすべての資源にア
    クセスすることができる子タスクである共有タスクとを
    アクセスする資源単位にまとめたタスクグループと、 他のジョブから通知されるイベントを格納するイベント
    格納キューと、 前記タスクグループ毎に設定したエントリが該タスクグ
    ループのグループ名、使用可能な固有タスク数、使用中
    の固有タスク数、使用可能な共有タスク数、および使用
    中の共有タスク数とを含み、さらに計算機システム内に
    おいて使用可能な共有タスク数と、計算機システム内に
    おいて使用中の共有タスク数の合計とを含むタスク数管
    理テーブルとを備え、 前記親タスクは、他のジョブから通知された前記イベン
    トを前記イベント格納キューに格納するとともに、該イ
    ベント格納キューから該イベントを1つ取り出し、前記
    タスク数管理テーブルを参照して、該イベントに対応す
    る前記タスクグループの前記使用中の固有タスク数が前
    記使用可能な固有タスク数より小さい場合には、該イベ
    ントに前記固有タスクを割り当て、該イベントに対応す
    る前記タスクグループの前記使用中の固有タスク数が前
    記使用可能な固有タスク数以上で、かつ前記使用中の共
    有タスク数が前記使用可能な共有タスク数より小さく、
    前記計算機システム内において使用中の共有タスク数の
    合計が前記計算機システム内において使用可能な共有タ
    スク数より小さい場合には、該イベントに前記共有タス
    クを割り当てることを特徴とするマルチタスク制御シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記タスク数管理テーブルの前記計算機
    システム内での使用可能共有タスク数、前記使用可能固
    有タスク数、および前記使用可能共有タスク数は、予め
    任意の値を設定され、前記使用可能共有タスク数は前記
    計算機システム内での使用可能共有タスク数以下に、そ
    して各タスクグループの前記使用可能固有タスク数の合
    計と前記計算機システム内での使用可能共有タスク数と
    を合算した値は、計算機システム内で起動することがで
    きる子タスクの総数以下となるように設定されることを
    特徴とする請求項6記載のマルチタスク制御システム。
  8. 【請求項8】 前記イベントは、他のジョブから通知さ
    れたものであるか前記固有タスクおよび前記共有タスク
    のいずれかから前記親タスクへ通知されたものであるか
    を示す種別と、該イベントがいずれの前記タスクグルー
    プに対応するものであるかを示すグループ名と、イベン
    トの内容であるイベント情報とを含み、 前記親タスクは、前記イベントを受け取った際に、該イ
    ベントの前記種別を参照し、該種別が他のジョブから通
    知されたものであることを示している場合には、該イベ
    ントを前記イベント格納キューに格納することを特徴と
    する請求項6および請求項7記載のマルチタスク制御シ
    ステム。
JP11961395A 1995-05-18 1995-05-18 マルチタスク制御方法および制御システム Expired - Fee Related JP2692647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11961395A JP2692647B2 (ja) 1995-05-18 1995-05-18 マルチタスク制御方法および制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11961395A JP2692647B2 (ja) 1995-05-18 1995-05-18 マルチタスク制御方法および制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08314739A JPH08314739A (ja) 1996-11-29
JP2692647B2 true JP2692647B2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=14765760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11961395A Expired - Fee Related JP2692647B2 (ja) 1995-05-18 1995-05-18 マルチタスク制御方法および制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2692647B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150121600A (ko) * 2014-04-21 2015-10-29 삼성전자주식회사 하드웨어 기반 태스크 스케쥴링 장치 및 방법

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3601677B2 (ja) 1999-06-09 2004-12-15 日本電気株式会社 タスク処理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150121600A (ko) * 2014-04-21 2015-10-29 삼성전자주식회사 하드웨어 기반 태스크 스케쥴링 장치 및 방법
KR102182295B1 (ko) 2014-04-21 2020-11-24 삼성전자 주식회사 하드웨어 기반 태스크 스케쥴링 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08314739A (ja) 1996-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3678414B2 (ja) 多重プロセッサ・システム
US6658449B1 (en) Apparatus and method for periodic load balancing in a multiple run queue system
US6748593B1 (en) Apparatus and method for starvation load balancing using a global run queue in a multiple run queue system
US6785756B2 (en) Methods and systems for multi-policy resource scheduling
US7251815B2 (en) Multiple virtual machines sharing processor and work queue in memory having program/dispatch functions for assigning and accessing work items while the virtual machine was not idle
DE69729822T2 (de) Echtzeit-Taskzuweiser
US7784053B2 (en) Management of virtual machines to utilize shared resources
EP1163580B1 (en) Resource scheduling
US5333319A (en) Virtual storage data processor with enhanced dispatching priority allocation of CPU resources
US5325526A (en) Task scheduling in a multicomputer system
US20040010667A1 (en) Apparatus and method for load balancing of fixed priority threads in a multiple run queue environment
US8316365B2 (en) Computer system
US7770177B2 (en) System for memory reclamation based on thread entry and release request times
CN110837401A (zh) 一种java线程池分级处理方法和装置
US20030191794A1 (en) Apparatus and method for dispatching fixed priority threads using a global run queue in a multiple run queue system
CN115576683A (zh) 一种协程池调度管理方法、系统、装置及存储介质
JP2692647B2 (ja) マルチタスク制御方法および制御システム
US8078907B2 (en) Failsoft system for multiple CPU system
JPH05313923A (ja) 共有資源の排他制御装置
JPH10143382A (ja) 共有メモリ型マルチプロセッサシステムの資源管理方法
JP2004246592A (ja) ジョブ実行管理装置
Jette et al. Gang scheduler-timesharing the cray t3d
JP2001142723A (ja) 資源配分方法、計算機システム及び記録媒体
JPH0877026A (ja) 情報処理方法とその装置
JPS63301332A (ja) ジョブ実行方式

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970805

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees