JP2683499B2 - 交換網上でのローカル・エリア・ネットワーク・ベースのアプリケーションの通信 - Google Patents

交換網上でのローカル・エリア・ネットワーク・ベースのアプリケーションの通信

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JP2683499B2
JP2683499B2 JP6049250A JP4925094A JP2683499B2 JP 2683499 B2 JP2683499 B2 JP 2683499B2 JP 6049250 A JP6049250 A JP 6049250A JP 4925094 A JP4925094 A JP 4925094A JP 2683499 B2 JP2683499 B2 JP 2683499B2
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    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
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  • Communication Control (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Multi Processors (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全般的に、コンピュー
タ・システム・ネットワーク内での通信に関する。さら
に詳細には、本発明は、公衆交換電話網(PSTN)な
どの交換網を介してリモート・ワークステーションから
ローカル・エリア・ネットワークへの接続を可能にする
標準ローカル・エリア・ネットワーク・ベースのアーキ
テクチャの拡張に関する。
【0002】
【従来の技術】多数のコンピュータ・システムを結合し
てネットワーク化することがますます広まっている。最
も典型的なネットワークは、コンピュータ・システム
が、相互に限られた距離内に配置され、トークン・リン
グやイーサネットなどのネットワークに配線されている
ために、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)と
呼ばれているものである。LANアーキテクチャ用に多
数の業界規格、IEEE規格および国際規格が作成され
ている。IEEE/ISOアーキテクチャは、特に有名
であり、大部分のローカル・エリア・ネットワーク・ア
プリケーションおよびプロトコル・ドライバはこの仕様
向けに作成されている。
【0003】公衆交換電話網を使用してリモート・ワー
クステーションからLANへの接続を可能にする広域通
信網(WAN)は、固定接続網との低使用度の接続とし
て普及しつつあり、かつ費用効果が高い。しかし、LA
Nベースのアーキテクチャの大部分のアプリケーショ
ン、プロトコル、プロトコル・ドライバ、およびその他
のコード・モジュールは、ローカル・エリア・ネットワ
ークが提供する固定型の接続向けに設計されている。典
型的なXシリーズまたはVシリーズのモデムを使用して
公衆交換電話網を介して接続されたリモート・ワークス
テーション上で既存のLANアプリケーションをサポー
トできるようになればきわめて好都合であろう。
【0004】LANにリモート・ワークステーションを
提供しようとする幾つかの試みがなされている。しか
し、一般に、従来の技術は既存のLANアプリケーショ
ンおよび規格とぎりぎりの互換性しかもたない自社独自
のハードウェアおよびソフトウェアに依存している。通
常、局の間では、希望のLANアプリケーションを書き
こむタイプではない可能性がある1つのプロトタイプお
よび接続タイプだけしか送信できない。既存のアプリケ
ーションで使用される一連のプロトコルおよび接続タイ
プをサポートできれば好ましいはずである。さらに、将
来、未公表のプロトコルに拡張できるアーキテクチャを
設計できれば好ましいはずである。
【0005】本発明は、かかる方法およびシステムを教
示する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
一目的は、LANプロトコル・スタックおよびLANア
プリケーションに大幅な変更を加えることなく非LAN
接続および新規の技術をサポートするように既存のロー
カル・エリア・ネットワーク・アーキテクチャを拡張す
ることである。
【0007】本発明の他の目的は、様々なプロトコル上
で、既存の通信アプリケーションを、変更せずにリアル
・タイムで操作することである。
【0008】本発明の他の目的は、大幅な修正なしで、
X−およびV−Series WAN、ISDN WA
N、ISO−LAN、セルラ、赤外線、およびPCMC
IA環境をサポートするための成長の余地および拡張の
可能性があるMACアーキテクチャを作成することであ
る。
【0009】本発明の他の目的は、LANおよび非LA
Nプロトコルを不定様式データと同様に同じネットワー
ク上で送れるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記その他の目
的、特徴および利点は、それぞれ第1のコンピュータお
よび交換網に結合されており、第1のコンピュータと交
換網を接続するそれぞれのチャネルを提供する、複数の
媒体アクセス制御ドライバに基づくアーキテクチャによ
って達成される。各媒体アクセス制御ドライバは、交換
網で接続を確立する第1のモードと、交換網を介して第
1のコンピュータと第2のコンピュータの間でローカル
・エリア・ネットワーク・プロトコルをやり取りする第
2のモードを有する。媒体アクセス制御ドライバはま
た、不定様式プロトコルおよび非LANベースのプロト
コルでの通信を可能にする第3のモードおよび第4のモ
ードにすることもできる。また、このアーキテクチャ
は、それぞれの媒体アクセス制御ドライバが第1のモー
ドであるときに1つのチャネルを管理する、少なくとも
1つのポート接続マネージャと、接続の状況を管理する
接続マネージャを含む。媒体アクセス制御ドライバは、
第2のモードのときにローカル・エリア・ネットワーク
・プロトコルのメッセージを送信するようにプロトコル
・ドライバに結合されている。各媒体アクセス制御ドラ
イバは、チャネルと、チャネルへの1組の入口点とを記
述するパラメータのテーブルを含む。プロトコル・マネ
ージャは、他のモジュール用のテーブルをカタログ化す
る。
【0011】
【実施例】本発明は、多数の異なるオペレーティング・
システムのもとで、一群のコンピュータ中の様々なコン
ピュータ上で実行することができる。コンピュータは、
たとえば、他のコンピュータの分散網で走行するパーソ
ナル・コンピュータ、ミニ・コンピュータ、またはメイ
ンフレーム・コンピュータとすることができる。コンピ
ュータの選択はディスクおよびディスク記憶要件によっ
てのみ制限されるが、本発明では、IBM PS/2
(TM)シリーズ・コンピュータ中のコンピュータを使用
することができる。IBM PS/2シリーズ・コンピ
ュータの詳細は、Technical Reference Manual Persona
l Systems/2 Model 50, 60 Systems IBMCorporation
(部品番号68X2224、資料番号S68X-2224)およびTechni
cal Reference Manual Personal Systems/2 (Model 80)
IBM Corporation(部品番号68X 2256、資料番号S68X-2
254)を参照されたい。IBM PS/2パーソナル・
コンピュータが実行できる1つのオペレーティング・シ
ステムは、IBMのOS/22.0(TM)である。IB
M OS/2 2.0オペレーティング・システムの詳
細は、OS/2 2.0 Technical Library, Programming Guid
e Vol. 1, 2, 3 Version 2.00(資料番号10G6261、10G6
495、10G6494)を参照されたい。
【0012】図1には、システム装置11、キーボード
12、マウス13、およびディスプレイ14を備えたコ
ンピュータ10が示されている。ディスプレイ14の画
面16は、データ・オブジェクトに視覚的変更を提示す
るために使用される。オペレーティング・システムによ
ってサポートされるグラフィカル・ユーザ・インタフェ
ース(GUI)により、ユーザは画面16上の特定の位
置にあるデータ・オブジェクトを表すアイコンにポイン
タを移すことによってポイント・アンド・シュート入力
方式を使用することができ、1つのマウス・ボタンを押
してユーザ・コマンドまたは選択を実行することができ
る。
【0013】図2は、図1に示したパーソナル・コンピ
ュータの構成要素のブロック図を示す。システム装置1
1は、様々な構成要素が結合されており、様々な構成要
素の間の通信を行うために使用される、1つまたは複数
のシステム・バス21を含む。マイクロプロセッサ22
は、システム・バス21に接続されており、やはりシス
テム・バス21に接続された読取り専用メモリ(RO
M)23およびランダム・アクセス・メモリ(RAM)
24によってサポートされる。IBMマルチメディアP
S/2シリーズ・コンピュータ中のマイクロプロセッサ
は、386または486マイクロプロセッサを含むイン
テル(Intel)マイクロプロセッサ・ファミリの1つで
ある。68000、68020、または68030マイクロプロセッサ
などのモトローラ(Motorola)のマイクロプロセッサ・
ファミリや、IBM、ヒューレット・パッカード(Hewl
ett Packard)、サン(Sun)、インテル、モトローラな
ど製造の縮小命令セット・コンピュータ(RISC)を
含むが、それだけに限定されない他のマイクロプロセッ
サを、この特定のコンピュータで使用することができ
る。
【0014】ROM23は、他にコードが数ある中で、
対話などの基本ハードウェア動作と、ディスク・ドライ
ブおよびキーボードを制御する、基本入出力システム
(BIOS)を格納する。RAM24は、オペレーティ
ング・システムおよびアプリケーション・プログラムが
ロードされるメイン・メモリである。メモリ管理チップ
25は、システム・バス21に接続され、RAM24と
ハード・ディスク・ドライブ26およびフロッピィ・デ
ィスク・ドライブ27との間でデータをやり取りするこ
とを含めて、直接メモリ・アクセス(DMA)動作を制
御する。やはりシステム・バス21に結合されているC
D ROM32は、大量のデータ、たとえばマルチメデ
ィア・プログラムまたはプレゼンテーションを記憶する
ために使用される。
【0015】このシステム・バス21には、キーボード
制御装置28、マウス制御装置29、ビデオ制御装置3
0、およびオーディオ制御装置31など様々な入出力制
御装置も接続されている。予期されるように、キーボー
ド制御装置28は、キーボード12用のハードウェア・
インタフェースを提供し、マウス制御装置29はマウス
13用のハードウェア・インタフェースを提供する。ビ
デオ制御装置30はディスプレイ14用のハードウェア
・インタフェースであり、オーディオ制御装置31はス
ピーカ15aおよび15b用のハードウェア・インタフ
ェースである。システム・バス21には、スピーカ・シ
ステムで生成される音声を補正し、好ましくはオーディ
オ制御装置31に組み込まれた、ディジタル信号プロセ
ッサ33も結合されている。スピーカ15aおよび15
bを使用して、ユーザにオーディオ・オブジェクトを提
供することができる。トークン・リング・アダプタなど
の入出力制御装置40は、同様な構成の他のデータ処理
システムとのネットワーク46を介する通信を可能にす
る。
【0016】本発明の好ましい実施態様の1つは、ラン
ダム・アクセス・メモリに常駐する複数のコード・モジ
ュール中の数組の命令である。コンピュータ・システム
で必要とされるまで、コンピュータ読取り可能媒体、た
とえばハード・ディスク・ドライブ26中のハード・デ
ィスク、CD ROM32中のCD、またはフロッピィ
・ディスク・ドライブ27中のフロッピィ・ディスク上
に1組の命令を記憶しておくことができる。
【0017】NDIS(Network Driver Interface Spe
cification)環境は、DOS、Windows、および
OS/2パーソナル・コンピュータの業界規格であり、
米国電気電子学会(IEEE)および国際標準化機構
(ISO)のLANアーキテクチャをモデルとしてい
る。この環境は、ローカル・エリア・ネットワークおよ
びその他の固定接続のサポートを指向する実時間通信環
境である。NDIS環境には、図3に示すように、複数
の種類のエンティティがある。
【0018】媒体アクセス制御(MAC:Media Access
Control)ドライバ50は、データ・フレームおよび物
理リンク制御フレームを送受信するのに必要なハードウ
ェア管理を実行する通信装置ドライバである。NDIS
環境では、MACは、NDISで規定されるMACイン
タフェースを実施することによって、LANアダプタ5
2やLAN46などのハードウェアとネットワーク特有
の動作特性とを、他のNDISエンティティから「隠
す」。このMACインタフェースはすべてのMACで同
じであるが、このインタフェースによってMACは様々
な属性をサポートすることができる。また、NDIS
MACインタフェースでは、MACが「MACタイプ」
と呼ばれるフィールドを介してどの接続タイプおよびデ
ータがサポートされるかを識別する必要がある。NDI
Sは、IEEE 802.3、IEEE 802.4、
IEEE 802.5、HDLC、ISDN、X.2
5、DIX、DIX+802.3、ASYNC、SDL
C、FDDI、IEEE 802.6 ARCNET、
およびAPPLETALKのMACタイプを定義する。
これらのタイプ値は、MACのサポートされるデータ・
ストリームを識別し、たいていの場合、接続されるネッ
トワークのタイプを識別する。現在、NDISでは、M
ACタイプは静的であり、変化しない。
【0019】プロトコル・ドライバ(PD)54は、デ
ータ・フローの制御と、データのエラーのない転送およ
び経路指定とに必要なプロトコル手順を含む装置ドライ
バである。PD54は、通信アーキテクチャ、IEEE
アーキテクチャおよびISOアーキテクチャのすべてに
おいてMAC50のすぐ上の層である。NDIS環境で
は、MACとPDの間にアーキテクチャされたインタフ
ェースが提供されるので、プロトコル・ドライバはたい
ていの場合MACから独立している。この独立性は、特
定の1組のハードウェアの動作特性と結合しないことに
よって得られる。プロトコル・ドライバ54は通常、複
数のタイプのMAC50をサポートし、各MACのMA
Cタイプ・フィールドを使用して2つのエンティティに
互換性があるかどうかを判定する。プロトコル・ドライ
バ54は大部分の通信製品で供給されているが、MAC
ドライバ50は通常、OEMハードウェア/アダプタ提
供業者によって供給される。これによって、ユーザは、
複数のプロトコルを様々なタイプのハードウェアと混在
させ、一致させることができる。
【0020】NDISプロトコル・マネージャ56は、
すべてのNDISプロトコル・スタックをセットアップ
する目的で、すべてのNDIS構成情報を収集、維持、
供給する。NDISプロトコル・マネージャ56にとっ
て、すべてのPD54およびMAC50は「モジュー
ル」である。すべてのNDISモジュールは、NDIS
プロトコル・マネージャに登録される。すべてのNDI
Sモジュールが登録されると、プロトコル・マネージャ
56は、「バインディング(接着)」と呼ばれるNDI
Sプロセスで、適切なPD54とMAC50の調和およ
び「接着」を担当するエンティティとなる。バインディ
ング・プロセスは、NDIS構成情報によって駆動され
る。バインディング・プロセス中に、PD54およびM
AC50は、それらに互換性があるか否かを判定する。
互換性がある場合、バインド処理は成功裏に完了し、2
つのエンティティは通常、永久的に結合されて、様々な
プロトコル・スタックを形成する。プロトコル・スタッ
クは、さらに高い層のAPIをもつMACに結合された
プロトコル・ドライバを参照する。
【0021】NDISアーキテクチャの最高レベルに
は、NDISモジュールを使用してLAN46を介して
通信するLANアプリケーション58がある。通常、こ
れらのアプリケーションは、クライアント・アプリケー
ションとサーバ・アプリケーション、または対等アプリ
ケーションとしてネットワーク中に分散される。
【0022】"3COM/Microsoft LAN Manager Network Dr
iver Interface Specification" Version 2.0.1版(1
990年10月8日発行)と題する、3COMまたはマ
イクロソフト(Microsoft)から入手可能な基本NDI
S 2.0.1仕様に対する本発明のアーキテクチャ拡
張は、現行のNDIS LAN環境に加えて、広域通信
網(WAN)、HDLC指向プロトコル・ドライバ、新
規のPCMCIA規格アダプタ、ワイヤレス接続性、お
よびISO LANをサポートする必要があるために行
われる。これらの追加要件の共通点は、各ケースの物理
層接続が何らかの接続管理様式が必要されることであ
る。接続管理(connection management)という用語
は、各接続タイプまたは接続されたネットワークが、何
らかの形の物理媒体の管理および保守用のプロトコルを
必要とすることを示している。これは、基礎媒体が通
常、何らかの点(すなわち、接続の確立と切断、チャネ
ルまたはポートの選択、帯域幅の割振り、ハードウェア
の挿入/引出し)で動的であるためである。
【0023】本発明は、これらの接続特有の特性を固有
NDIS動作から分離する。これによって、複数の接続
タイプにわたって、既存か新規か、あるいはLAN指向
かHDLC指向かを問わず、NDIS PDを、変更せ
ずに(タイマ値などに関する構成上の軽微な変更を除
く)実行することができる。X−およびV−シリーズお
よびISDN WANなどの非LAN接続に関連する他
の特有の特徴は、基礎媒体がプロトコルの影響を余り受
けないことである。言い換えると、各接続にはビット・
ストリームをコード化するための異なる技術を組み込む
ことができるが、フレーム内の内容とは無関係に、デー
タ伝送に使用されるフレーム化技術は一貫している。す
なわち、同じ配線を介して、複数のインスタンスで、た
とえばIEEE 802.5、IEEE 802.3、
X.25平衡型リンク・アクセス・プロシージャ(LA
PB)、ISDNデータ・リンク制御(IDLC)、お
よび同期データ・リンク(SDLC)の各パケットを実
行することができる。本発明では、MACが異なる時間
インスタンスに様々なデータ・ストリームをサポートで
きるようにする機構を構想している。
【0024】NDISに対する本発明の機能拡張は主と
して、以下の2つの領域に関連する。 1.接続管理 2.新規MACタイプまたは新規MAC機能あるいはそ
の両方
【0025】図4に示すように、拡張ネットワーク・ド
ライバ・インタフェース仕様(ANDIS)アーキテク
チャは、既存のNDISアーキテクチャの互換性のある
スーパセットである。追加のネットワーク・タイプ、接
続性タイプ、およびプロトコル・タイプのサポートによ
って、今や複数のANDIS環境タイプまたは「フレー
バ(flavor)」が存在できる。本発明により、MAC5
0およびプロトコル・ドライバ54やアプリケーション
などの基本NDIS構成要素が、基本的に変更せずに動
作することができる。プロトコル・マネージャ60は、
非LANアダプタおよびモデムに関する管理情報に関連
するいくつかの新しい責任を負うが、基本的にはNDI
Sのプロトコル・マネージャと似ている。本発明では、
接続マネージャ62、ポート接続マネージャ64、およ
びANDIS MAC66の各エンティティを追加して
いる。
【0026】接続マネージャは、プロトコル・マネージ
ャ60と機能的に類似している。接続マネージャが接続
指向環境マネージャであるのに対し、プロトコル・マネ
ージャ60はプロトコル指向環境マネージャである。接
続マネージャ(CXM)62は、「管理される」接続す
べての共通フォーカル・ポイントである。接続マネージ
ャ62は、すべての知られている接続に関する状況およ
びその他の情報を維持する。接続マネージャ62は、上
側の境界で、様々なタイプの接続の活動化、使用、およ
び非活動化のための接続管理インタフェース(CMI)
63と呼ばれる共通APIをアプリケーションに提供す
る。この境界の下では、汎用呼出し制御インタフェース
(GCCI)65と呼ばれる下層インタフェースを提供
する。GCCIインタフェースは、接続マネージャと、
低レベル接続管理を実行する後述の様々なポート接続マ
ネージャとの間の通信機構である。
【0027】ポート接続マネージャ(PCM)64は、
その直接制御のもとでポートまたはチャネルを実際に管
理するエンティティである。PCM64は、ポートまた
はチャネルあるいはその両方の制御のために、GCCI
を介して接続マネージャ62に登録されている。PCM
64は、特定のタイプの接続(すなわち、X−およびV
−シリーズ非同期式、ISDN、セルラ、ISO−LA
Nなど)をサポートする。各タイプの接続はそれぞれそ
れ自体の接続管理形式をもつからである。しかし、PC
M64は接続管理形式に関連する「タイプ」をもつもの
の、次の2つの形式で設計またはパッケージすることが
できる。1)独立型PCMまたは2)統合PCMサブシ
ステム。統合PCMサブシステムとは、統合パッケージ
中に1つまたは複数のPCMとMACを含む、OEM供
給業者によって提供されるサブシステムである。統合P
CMでは、PCMおよびMACは、それらの間に形式的
な外部インタフェースをもたない、単一のシステムとし
て動作する。この統合サブシステム・パッケージはプロ
ダクト特有のものである。このタイプのPCMパッケー
ジの例は、接続管理および物理データ移送コードが実際
は外部のアダプタ上にある、OEM供給される「ディー
プ」アダプタである。統合PCMのないシステムでは、
CXMおよびPCMの諸機能を組み合わせて、単一の論
理エンティティとすることができる。この場合、コンピ
ュータ内のPCMおよびMACは実際には、外部アダプ
タ特有コードへの実時間インタフェースである。
【0028】独立型PCMは接続特有のものであるが、
必ずしもプロダクト特有のものではない。独立型PCM
は、PCMおよびMAC用のANDIS実時間接続制御
インタフェース(ARCCI)68に準拠した、外部化
された下層インタフェースを有する。すべての独立型P
CMは、動作するために、それらのPCMの接続管理の
タイプまたは形式を必要とする、MACを「見つける」
必要がある。これは、ポート接続管理をサポートするM
AC66のANDISプロトコル・マネージャ60から
リストを得て、特定のPCMの接続制御形式をどのMA
Cが必要としているかを決定することによって行う。こ
のプロセスは、本明細書で後述するANDISの接続管
理アーキテクチャ(CMA)の一部である。
【0029】本発明は、現在NDISによって指定され
ている1組のMAC機能を、外部(独立型)PCMを介
する接続管理を含むように、かつ「データ・モーダリテ
ィ」と呼ばれるものが可能になるように拡張する。接続
管理を必要とするが、特定の統合PCMサブシステムの
一部ではないANDIS MAC66は、ANDIS実
時間接続制御インタフェース(ARCCI)を実施する
ことによってANDIS接続管理アーキテクチャ(CM
A)をサポートする。NDIS MAC機能に対するこ
れらの拡張によって、PCMは、標準NDIS MAC
の諸特性を維持しながらANDIS MACを介して必
要な接続管理機能を実行することができる。本発明はま
た、大部分の接続管理処理をMAC66からPCM64
に移るので、MACが実行する処理の量が削減される。
アナログWANやディジタルWANなど、プロトコルの
影響を余り受けない媒体を管理するANDIS MAC
66は、標準NDIS要求を使用してLAN 802.
5プロトコルおよびHDLCプロトコルをサポートす
る。これらのANDIS MAC66は、任意選択で8
02.3およびHDLCフレーム・フィルタリングをサ
ポートすることもできる。
【0030】接続管理を必要とするが、統合PCMサブ
システムの構成要素ではないANDIS MAC66
は、物理ポート属性テーブル(PPAT)80と呼ばれ
る新規のNDISテーブルを有する。ANDIS MA
Cのデータ構造を図5に示す。PPAT80は、共通特
性テーブル(CCT)82、サービス特有特性テーブル
(SSCT)84、サービス特有状況テーブル(SSS
T)86、上部ディスパッチ・テーブル88(UDT;
主としてMACが使用する)、下部ディスパッチ・テー
ブル(主としてPDが使用する)90などの標準NDI
Sテーブルに追加される。PPATの存在は、既存のテ
ーブルの1つにおける特定のビット、たとえば、MAC
のSSCT84中のサービス・フラグのビット18をセ
ットすることによって示される。このビットが「オン」
の場合、PPATのアドレスは、MACのCCT82
の、LDTアドレス・フィールド(最初に保存されたD
WORDフィールド)の直後に記憶される。PPAT8
0は、標準化PPATヘッダ・セクション92とPPA
T接続特有パラメータ・セクション94という2つのセ
クションから構成される。PPAT80は、PCMが実
行する接続管理に必要なすべての情報を含み、MACを
介してANDIS PDが実行する接続管理に必要なす
べての情報さえ含む。
【0031】PPAT80は、MACが必要とする接続
管理タイプを定義するフィールドを含む。たとえば、M
ACはV−またはX−シリーズ・モデム、ISDN基本
アダプタまたは一次アダプタ、セルラ無線アダプタ、赤
外線信号アダプタ、その他の交換網アダプタに結合する
ことができる。接続のタイプをポート・インタフェース
・タイプ(PIT)と呼ぶ。各接続タイプは、PPAT
80内の他のフィールドに別の1組のPIT修正可能パ
ラメータを必要とする。後から開発されたモジュール
は、どのMACバージョンを扱っているのかを知ること
ができるように、PIT修正可能パラメータのバージョ
ン番号用のフィールドも確保されている。
【0032】PPAT80中で最も重要なフィールドの
1つは、ANDIS MACモード(または状態)用の
フィールドである。このフィールドは、MACが、PC
MがMACを交換網を介して接続を確立するように制御
する接続モードと、MACがLANベースのMACと同
様に動作し、プロトコル・ドライバに関連するネットワ
ークとメッセージをやり取りするプロトコル・モードの
どちらのモードであるかを示す。生データまたは不定様
式データ、あるいは非LANベースのフォーマットのデ
ータ用の第3のモードも利用可能であり、このフィール
ドによってセットされる。本発明では、アーキテクチャ
に根本的な変更を加えることなく、未開発のプロトコル
に将来拡張できるようにする、非LANベースのプロト
コル用の第4のモードも構想されている。したがって、
MACは、呼び出しごとに複数のプロトコル・ドライバ
に接続できるのみならず、同じチャネルを介してLAN
ベースの通信、非LANベースの通信、および不定様式
通信を可能にする各モードに切り替えることもできる。
【0033】PPAT80の他のフィールドには、接続
タイプ、たとえば交換型かまたは固定型か(LANベー
スのMACの場合)、物理接続状態、たとえば切断、接
続、ハードウェア存在、ポート名、ポート番号、スロッ
ト番号、チャネル番号、および物理ポート速度を含む。
ポートID用のフィールドは、プロトコル・マネージャ
中のPPAT登録機能によってセットされる。複数のフ
ィールドは、PPAT80の登録、構成、および管理の
ためのMACへのポインタおよび様々な入口点と、CC
Tなど、MAC中の他のテーブルへのポインタおよび様
々な入口点を含む。
【0034】物理ポート属性テーブル(PPAT)機能 ANDIS実時間接続制御インタフェース(ARCC
I)は、独立型ANDIS MACとPCMの間のイン
タフェースである。このインタフェースの基礎を物理ポ
ート属性テーブル(PPAT)と呼ぶ。PPATは、ポ
ート/接続属性と、ARCCIを構成する機能の入口点
アドレスとを含む。PPATの内容については前述した
が、ARCCIを記述し構成する機能については以下の
節で説明する。
【0035】ARCCIプリミティブ PPATで識別される入口点を呼び出すのに使用される
プリミティブは、NDIS仕様バージョン2.0.1の
呼出し規則およびフォーマットに従う。ARCCIプリ
ミティブは、ポート管理、ポート管理指示、即値データ
送信、および即値データ受信という4つの範疇から構成
される。ポート管理プリミティブおよび即値データ送信
プリミティブは、PPAT中で定義されている入口点を
もつ機能を使用してPCMからMACに発行される。ポ
ート管理指示プリミティブおよび即値データ受信プリミ
ティブは、レジスタPCMプリミティブによって定義さ
れた入口点を使用してMACからPCMに送信される指
示である。送信または受信されたデータを非同期的に処
理できるようにするもう2つの範疇が存在する。それ
は、即値データ受信確認機能および即値データ送信確認
機能である。「即値データ」という用語は、NDIS定
義によるものである。すべてのデータ・プリミティブが
単一の連続データ・バッファへの仮想アドレス・ポイン
タ(LPBUF)を含むことに留意されたい。OS/2
の仮想アドレスは、32ビット・セレクタ、すなわちオ
フセットGDTポインタ、DOS標準32ビット・セグ
メント、オフセット・ポインタを意味する。
【0036】各プリミティブの詳細について以下の本文
で説明する。
【0037】ポート管理プリミティブ: ポート管理プ
リミティブは、PPAT中のポート管理要求入口点アド
レスが指す入口に発行される。以下にポート管理プリミ
ティブを示す。
【0038】Register−PCMは、PCMがそ
のポート管理指示、即値データ受信、および即値データ
送信確認用の入口点をMACに登録できるようにする。
この機能は、NDISバインドと直接類似しており、首
尾よく完了すると、MACのポートまたはチャネルをP
CMが「所有している」とみなされるようになる。すな
わち、PPAT中のMACの接続状態フィールドがそれ
に応じて更新される。Port−idは、MACのPP
AT中のポートID/アドレス値と一致する必要があ
る。PCM_Entry_Tableは、3つのLPF
UN値のアレイを指す。第1のエントリは、Port_
Mgmt_Ind(ポート管理指示)用の入口点であ
る。第2のエントリは、Rcv_Immediate_
Data(即値データ受信)用の入口点である。第3の
入口点は、即値データ送信確認指示を処理するためのル
ーチンのアドレスである。
【0039】Release_PCMは、Port_I
Dパラメータで指定されたポートに対するPCMの所有
権を解除する。これで、MACが、PCM用に所有して
いる入口点を呼び出す必要はなくなる。MACはまた、
進行中の待機要求があればそれを終了する必要がある。
MACは、このプリミティブを完了した後、すべての設
定を元のデフォルト状態に復元する必要がある。現在活
動状態のDLCがある場合は、DLCが取った処置に対
して、接続が永久的に失われたことを示す適切な戻りコ
ードを与える必要がある。
【0040】Activate_Mode(モード活動化)は、MA
Cを3つのモードに切り替えるために使用される。それ
は、接続管理モード、NDISプロトコル・モード、お
よび不定様式データ・モードである。接続管理モードで
は、MACは、PCMと通信して、物理接続を確立、切
断、または管理する。NDISプロトコル・モードで
は、MACは、既存のNDISインタフェースを介して
プロトコル・スタックと通信する。不定様式データ・モ
ードでは、MACは、接続モードの場合と同様に、本明
細書に記載するNDIS拡張機能を介して他のモジュー
ルと通信する。言い換えると、データは、MACによっ
ていかなる形でもフレーム化や修正を行われない。この
ため、ポートまたはチャネルがその固有モードで使用で
きる。たとえば、非同期式ポートをASCII端末エミ
ュレーション・プロダクトが使用することができ、ある
いはISO−LAN C−チャネルが、不定様式データ
・モードの間にマルチメディア・データ・ストリームを
サポートすることができる。
【0041】Retrieve_PPI_Status(PPI状況検索)
は現物理ポート・インタフェース(PPI)状況をPC
Mに返す。この機能は、PPI状況指標がPIT特有の
ものであり、標準PPATヘッダの一部として定義され
ていないので、PIT依存性である。したがって、PP
I状況フィールドのフォーマットは、本明細書の該当す
る節で各接続範疇によって定義されている。一部の接続
タイプはこの機能をサポートすることができない。大部
分の接続のサポートについては、層1接続状況用にWO
RDサイズのフィールドが使用される。この機能は、P
PI状況WORD中の現行の値をPPAT PIT特有
のパラメータ・セクションから、PPI状況ポインタが
指すWORDにコピーする。このプリミティブは、Regi
ster_PCMが発行された後にかぎり有効である。
【0042】Get_PPAT_Parms(PPATパラメータ獲
得)は、PPAT PIT特有のパラメータ・テーブル
を取り出す。PPAT PIT特有のパラメータ・テー
ブルは、標準PPATヘッダに続くPPATのセクショ
ンとして定義されている。PPATパラメータ・テーブ
ルがPPAT_Parm_Size(PPATパラメータ・サイズ)パ
ラメータよりも大きい場合、BUFFER_TOO_SMALL(バッフ
ァが小さすぎる)が返され、PPATパラメータ・テー
ブルのコピーは実行されない。この場合にPPATのコ
ピーが実行されないのは、PPATが変更されても、P
CMまたはDLCが誤ってPPATのフィールドを使用
しないようにするためである。
【0043】PCMは、Activate_Modeプリミティブを
使用しPPATへのアクセスを制御する。PCMは、Ac
tivate_Modeを発行して制御をDLCまたはNull
DLCに与えるまで、PPATを独占的に使用する。そ
の時点まで、DLCまたはNull DLCは、PPA
Tパラメータ・テーブルを取り出そうとする試みに応答
して、Invalid_Fucntion(無効機能)を受け取る。PC
Mは、Activate_Modeプリミティブ(制御の放棄)の
後、誤ったモードでPPATアクセスを試みる場合、In
valid_Functionを受け取る。PCMがPPATを再び取
り出せるようにするには、モードをPCM接続管理モー
ドに切り替えておく必要がある。この同期化によって、
DLC(またはNull DLC)およびPCMが同じ
PPATに対して異なる変更を加え、一方が他方を重ね
書きする可能性がなくなる。このことはまた、PCM
が、PCMモードに切り替えるたびにPPATパラメー
タ・テーブルの新規コピーを取り出し、PPATの修正
が行われたかどうかを判定する必要があることを意味す
る。ANDIS MACは最終的に、どんなタイプのP
PAT変更がどれだけ発生する可能性があるかを決定す
る。
【0044】Set_PPAT_Parms(PPATパラメータ設
定)は、PPAT PIT特有のパラメータ・テーブル
をセットまたはリセットする。PPAT PIT固有の
パラメータ・テーブルは、標準PPATヘッダに続くP
PATのセクションとして定義されている。この機能
は、PITパラメータを再構成またはセットするために
PCMによって使用される。PARTパラメータ・テー
ブルがPPAT_Parm_Sizeパラメータよりも大きい場合、BU
FFER_TOO_SMALLが返され、PPATパラメータ・テーブ
ルのコピーは実行されない。
【0045】Reset_Port(ポート・リセット)は、ハー
ドウェアまたはソフトウェアあるいはその両方のリセッ
トを実行するためにMACに発行される。Reset_Portは
主として、接続が切断された後に使用される。ハード・
リセットは、ポートおよびすべてのソフトウェアの設定
を元のデフォルト状態にリセットする。ソフト・リセッ
トは、MACが現在保持している待ち行列要求がある場
合にそれを返す。ソフト・リセットを使用して、接続を
未完了のうちに終了させる非致命的エラー状態から回復
することができる。
【0046】Activate_Phys_Conn(物理接続活動化)に
よって、PCMは物理接続タイプに関して特別の処置を
取らずに接続を活動化することができる。DCEとの間
の信号のあらゆる管理は、MACに引き渡される。DC
Eまたはネットワークに発行する必要がある文字列また
はコマンドは、TransmitImmediateData(即値データ送
信)プリミティブの発行後に、このプリミティブを使用
して送信される。この機能の性質上、この事象の解釈は
PIT特有のものである。MACは、PCMの介入やP
CMからDCE/ネットワークへのメッセージ転送なし
で接続を確立できる場合、このプリミティブを受け取る
と接続を確立しようとする。PCMと、接続されたDC
E/ネットワークが何らかの種類の層2(またはそれよ
り上位)対話を行わなければならない場合、MACが緊
急接続の準備をするように、MACにこのプリミティブ
が発行される。接続が確立されている場合、接続活動指
示が常に所有PCMに発行される。
【0047】Modeパラメータによって、PCMは、
Activate_Modeプリミティブを発行せずに、NDISイ
ンタフェース(NDISプロトコル・モード)またはN
ull DLCインタフェース(不定様式データ・モー
ド)を使用可能にすることにより、関連するポート/チ
ャネルの能動制御から受動制御に移行することができ
る。MACは、Connection_Active指示を首尾よく発行
した直後に、適切なモードに切り替わり、データの受信
および送信の準備をする。PCMがMACを接続管理モ
ードに維持する場合、PCMは、後でActivate_Modeプ
リミティブを発行して、他のデータ・インタフェースの
1つを活動化する必要がある。
【0048】Deactivate_Phys_Conn(物理接続非活動
化)によって、PCMは物理接続タイプに関して特別の
処置を取らずに、接続を非活動化することができる。D
CEとの間の信号のあらゆる管理は、MACに引き渡さ
れる。このプリミティブは、必ずしもすべてのパラメー
タをデフォルト値にリセットしない点でReset_Portと異
なる。このプリミティブによって、PCMは、PIT特
有のすべてのパラメータをもう1度セット/リセットす
ることなしに、ポートまたはチャネルを再使用すること
ができる。
【0049】Register_Null_DLCによって、Null
(不定様式データ・ストリーム)DLCは、ポート管理
指示、即値データ受信、および即値データ送信確認用の
入口点をMACに登録することができる。Port_IDと
は、Null DLCが使用しようとするポートのPP
AT中のポートID/アドレス値である。DLC_Entry_Ta
bleは3つのLPFUN値のアレイを指す。第1のエン
トリは、Port_Mgmt_Ind(ポート管理指示)用の入口点
である。第2のエントリは、Rcv_Immediate_Data(即値
データ受信)用の入口点である。第3の入口点は、即値
データ送信確認表示を処理するルーチンのアドレスを含
む。このプリミティブは主として、生ASCII非同期
接続やマルチメディア(ISO−LAN)リンクなど
の、フレーム化データ・ストリームと非フレーム化デー
タ・ストリームの両方、または非フレーム化データ・ス
トリームだけをサポートできる接続をサポートするため
に使用される。このプリミティブは、潜在的に製造業者
特有の自社独自データ・ストリームをサポートするため
に使用できる。
【0050】Release_Null_DLC(Null DLC解
除)は、Port_IDパラメータで指定されたポートに対す
るNull DLCの所有権を解除する。MAC自体
が、Null DLC用に有する入口点を呼び出す必要
はもはやない。MACはまた、それ自体が有する進行中
の待機要求を終了する必要がある。MACは、このプリ
ミティブが首尾よく完了したとき、接続管理モードに戻
る必要がある。
【0051】ポート管理指示 Port Management Indication(ポート管理指示)プリミ
ティブは、Register_PCMリミティブによって定義された
PCM Entry_TableのPort_Mgmt_Indフィールドが指す機能
に対して発行される。以下に、Port Management Indica
tionプリミティブを示す。
【0052】Connection_Activeは、接続が活動状態で
あることをPCMに示す。この指示は、MACが物理接
続を確立する試みを完了したことをPCMに示す。PC
Mが元のActivate_Connection要求でモード変更を指定
している場合、MACはただちにそのモードに入る必要
がある。モード変更を指定していない場合、PCMは、
モード変更間にデータがなくならないようにできるだけ
迅速にActivate_Modeプリミティブを発行する必要があ
る。しかし、PCMは、異なる状況のもとでは、接続を
確立した後にネットワークまたはDCEとデータを交換
しなければならないことがあり、接続状態およびモード
を管理するのは、最終的にはPCMの責任である。
【0053】Connection_Inactiveは、接続が非活動状
態になったことをPCMに示す。サポートされている場
合、どの処置が必要かをPCMが判定する助けとして、
PIT特有のPPI Statusフィールドのコピーが返され
る。MACは、このプリミティブを発行する前に、自動
的に接続モードに切り替わる必要がある。PCMはこの
モードを明示的にセットすることができるが、これは必
ずしも必要ではない。
【0054】PPI_Signalは、MACが1つまたは複数の
PPI Status信号の変化を検出したことをPCMに示す。
この指示はPIT特有のものである。すなわち、この指
示は接続タイプに依存する。各接続タイプは、それ自体
のPPI StatusフィールドがPPATのPIT特有のパラ
メータ・セクションで定義されている。各接続タイプま
たはPCMタイプは、PPI Statusフィールドの内容と、
通知を発生させる条件を定義する。
【0055】PPI_Exceptionは、MACがエラー条件を
検出したことをPCMに示す。前述のPPI信号指示の
場合と同様に、この指示もPIT特有のものである。各
接続タイプは、通知を発生させるエラー条件を定義す
る。PPI_Exceptionフィールドは、PIT特有のもので
あり、PPATのPIT特有パラメータ・セクションの
各接続タイプによって定義される。
【0056】PortMgmt_Request Completeは、以前に待
ち行列に入っていたプリミティブをMACが完了したこ
とをPCMに通知する。要求が成功した場合、状況の値
はゼロである。Info_Pointerは、要求に関する情報を指
す長ポインタである。完了した要求は、この指示上のRe
qHandleによって識別される。ReqHandleは元のプリミテ
ィブのReqHandleと一致する。
【0057】即値データ送信プリミティブ Transmit Immediate Data(即値データ送信)プリミテ
ィブは、PPATのTransmitImmediateData要求入口点
アドレスが指す機能に対して発行される。現在、標準送
信機構として定義または必要とされている送信プリミテ
ィブは1つしかない。しかし、各接続タイプについて、
特定の送信ニーズが増えた場合、他の送信タイプを定義
することができる。追加のプリミティブは、指定された
呼出し様式に従う必要がある。渡された命令コードは、
ポート・インタフェース・タイプ(PIT)特有の送信
タイプを識別するように変えることができる。
【0058】TransmitImmediateDataは、接続モードの
ときにPCMからMACにデータを送信し、不定様式デ
ータ・モードのときにNULL DLCからMACにデ
ータを送信するために使用される。モードに関する詳細
については、Activate_Modeプリミティブの項を参照さ
れたい。Imm_Data_Pointerは、セレクタ/セグメント、
すなわち連続データ・バッファを指すオフセット・ポイ
ンタである。OS/2では、このポインタはGDTポイ
ンタである。PCMは通常、DCEまたはネットワーク
と通信する大量のデータ・トラフィックを生成せず、か
つ連続データ・バッファがすべての送信に使用される
(「分散収集」を防ぐ)ので、可能ならば、すべての送
信要求を同期的に実行するMACを推奨する。MACに
渡されたバッファが大きすぎるか、あるいは何らかの理
由でデータがただちに送信できない(おそらく、実施態
様による)場合、MACがPCMに待機戻りコードを返
すことを提案する。
【0059】即値データ送信確認プリミティブ Transmit Immediate Data Confirms(即値データ送信確
認)プリミティブは、Register_PCMプリミティブによっ
て定義されたPCM_Entry_TableのXmit_Immediate_Dataフ
ィールドが指すエントリに対して発行される。Transmit
ImmediateDataConfirmは、MACが以前に待ち行列に入
れた送信プリミティブをMACが完了したことをPCM
に通知する。要求が成功した場合、状況の値はゼロにな
る。Info_Pointerは、要求に関する情報を指す長ポイン
タである。完了した要求は、この指示上のReqHandleに
よって識別される。データ送信の待ち行列化に関する指
針については、TransmitImmediateData要求の項を参照
されたい。
【0060】即値データ受信プリミティブ Receive Immediate Data(即値データ受信)プリミティ
ブは、PPATのReceiveImmediateDataConfirm入口点
アドレスが指す機能に対して発行される。ReceiveImmed
iateDataPurposeは、PCMまたはDLCによって処理
すべきデータをMACが受信したことを、(接続モード
では)PCMに、(不定様式モードでは)NULL D
LCに通知する。Rcv_Data_Pointerは、セレクタ/セグ
メント、すなわち連続データ・バッファを指すオフセッ
ト・ポインタである。OS/2の下では、このポインタ
はGDTポインタである。
【0061】即値データ受信確認プリミティブ Receive Immediate Data Confirms(即値データ受信確
認)プリミティブは、Register_PCMプリミティブで定義
されたPCM_Entry_TableのReceiveImmediateDataConfirm
アドレス・フィールドが指す機能に対して発行される。
ReceiveImmediateDataConfirmは、以前に待ち行列に入
っていたReceiveImmediateData指示が完全に処理され、
付随するデータ・バッファが再使用可能であることをM
ACに通知する。要求が成功した場合、状況の値はゼロ
になる。Info_Pointerは、要求に関する情報を指す長ポ
インタである。完了した要求は、この指示上のReqHandl
eによって識別される。
【0062】PPAT管理プリミティブ PPAT Managementプリミティブは、PPATにおけるM
ACのPPAT Management要求入口点アドレスが指す機能
に対して発行される。Update PPATによって、ANDI
Sプロトタイプ・マネージャPPAT登録機能、すなわ
ちMACのPPATを更新(再構成)する能力が使用可
能になる。MACの接続が非活動状態である場合、MA
CはPPAT更新を受け入れる(すなわち、プログラム
式再構成を使用可能にする)必要がある。MACは、無
効な構成をもつPPAT値に出会った場合、適切な戻り
コードでリターンする必要がある。MACは、進行中の
活動接続がある場合、PPAT更新の試みを拒絶する
か、あるいは後で使用できるようにPPATのコピーを
作成することができる。しかし、活動接続は切断され
ず、ポート/チャネルは、非活動状態でないかぎり、再
構成の真の候補にはならない。
【0063】PPAT登録 すべてのMACモジュールのPPATは、レジスタ・モ
ジュール・プロトタイプ・マネージャ要求を使用して登
録するときに、ANDISプロトコル・マネージャによ
って自動的にログされる。すべてのPPATアドレス
は、ANDISプロトコル・マネージャによって、以下
の形式の構造に維持される。
【0064】WORD PPATエントリの数;アレイ
中のPPATアドレスの数 DWORD PPATアドレス#1 PPATアドレス
のアレイ DWORD PPATアドレス#2 ・ ・ ・ DWORD PPATアドレス#n
【0065】PCMまたはその他のエンティティは、A
NDISプロトコル・マネージャから、この全登録済み
PPATリストを取り出すことができる。プロトコル・
マネージャのPPATリストのコピーを取り出すため
に、新規のプロトコル・マネージャ要求が作成されてい
る。新規の要求は一般に、NDIS 2.0.1仕様の
62ページに記載されたプロトコル・マネージャ要求呼
出し指針に従う。要求の様式および情報を以下に示す。
【0066】GetPPATInfo 目的:プロトコル・マネージャのPPAT登録リストの
コピーを検索する。 命令コード 0x0C 状況 リターン時に要求の完了状況を含む。 ポインタ1 PPATリストをコピーすべきバッファを
指すFARポインタ ポインタ2 未使用 ワード1 返されるアドレス・タイプ・セレクタ
【0067】ANDIS MACデータ・サポート WANに対する本発明のサポートには、MACが様々な
「フレーム化」データ様式の送受信をサポートする能力
も含まれる。これは、非同期/同期ネットワーク、アナ
ログ・ネットワーク、セルラ・ネットワーク、およびデ
ィジタル(ISDN)ネットワークが、データ移送用の
共通のフレーム化技術をサポートすることによる。同期
接続ではHDLCフレーム化技術を使用し、非同期接続
では様々な擬似HDLCフレーム化技術を使用する。A
NDISでは、MACが、LANおよびHDLCデータ
の伝送を要求に応じて(すなわち、「バインド・インス
タンス」ごと、つまりNDIS BINDシステム要求とNDIS UN
BINDシステム要求の間の時間)にそれをサポートする能
力を標準化する。これによって、ANDIS MACは
より多くのプロトコルおよびネットワーク・タイプをサ
ポートすることができる。これは、新規のMAC機能を
指定し、サポートされるデータ・フレーム様式を標準化
することによって行われる。
【0068】プロトコルの影響を受け難い媒体(PI
M)上で動作するMACについて、マルチプロトコル・
サポートを提供する3つの方法を以下に列挙する。当業
者なら、プロトコルの他の組合せも思いつくであろう。
【0069】第1の好ましい実施例では、すべてのAN
DIS PIM MACが、IEEE 802.5動作
およびPromiscuous/HDLC動作をサポートする必要
がある。すなわち、ANDIS MACは、MACに対
してFilterMask値が"Promiscuous"(0×0004)のS
etPacketFilter NDIS一般要求が発行されないかぎ
り、固有の802.5(トークン・リング)MACとし
て動作する。MACは、FilterMaskが"Promiscuous"のS
etPacketFilter要求を受け取ると、受信したフレーム
(16ビット)のFCSが良好であり(これはハードウ
ェアであることもソフトウェアであることもある)、フ
レームの長さがFCSを含めて少なくとも4バイトであ
ることを検証するだけでよい。データ・フレームは、こ
れらの最小検査に合格した場合、PDに渡される。不合
格の場合データ・フレームは破棄され、当該の統計が更
新される。動的接続をサポートする非LAN ANDI
SMACには、StationAddressが、それにバインドする
プロトコル・ドライバによって割り当てられる。すなわ
ち、これらのMACは、それ自体の固有の「バーン・イ
ンされた」LANアドレスをもたない。これは、複数の
接続およびバインド・インスタンス間でLANアドレス
があいまいになるのを防ぐためのものである。したがっ
て、ANDIS MACは、OpenAdapterまたはSetPack
etFilter要求が発行されるまでにSetStationAddress要
求を受け取らない場合、バインディング・エンティティ
はすべてのフレームを受信したいものと仮定する。
【0070】静的/構成化ANDIS MACモーダル
・データ・サポート。PIM MACは、ANDIS
PIM MAC用として指定された上述の第1の実施例
のプロトコル・サポートだけでなく、その基本/デフォ
ルトLANプロトコルの静的構成もサポートすることが
できる。これは、Protocol.IniファイルのMACのセク
ションに新規のキーワードを使うことによって行う。こ
のキーワードは"MACTYPE = ..."であり、デフォルトL
ANモード用にこのキーワードに割り当てることのでき
る値は"802.5"または"802.3"とすることがで
きる。このMACタイプは、いったん割り当てられる
と、潜在的再構成が行われないかぎり静的である。キー
ワードを指定しない場合、802.5がそのままデフォ
ルトのMACタイプとなる。MACタイプを"802.
3"にセットすると、MACは、上述のPromiscuous/H
DLCモードにされないかぎり、固有のIEEE 80
2.3(イーサネット)MACとして動作する。AND
IS MAC、特に、固定接続をサポートするANDI
S MACで、MACのデフォルト/基本LANプロト
コルの静的構成をサポートすることを強く推奨する。
【0071】動的ANDIS MACモーダル・データ
・サポート。さらに、ANDISPIM MACは動的
モード設定をサポートすることができる。このモード設
定は、MACがデータを受信できない間(すなわち、ア
ダプタ/MAC状態が「クローズされている」間、また
はSetPacketFilter要求の前)に実行される。これは、
新規のNDIS一般要求、すなわちSetProtocolModeの
呼出しを介して行う。この一般要求をサポートするAN
DIS MACは、サービス特有特性テーブルのサービ
ス・フラグのビット19を"On"にセットする。SetPro
tocolMode要求は、NDIS 2.0.1仕様の43ペ
ージに記載されたNDIS一般要求指針に準拠する。
【0072】前述のすべての内容は、HDLSフィルタ
化動作を除き自明である。HDLCフィルタ化モードを
プロトコル・モードとするSetProtocolMode要求が、Set
PacketFilter要求に影響を及ぼす。PCMは、MACを
HDLCフィルタ化モードにした後、標準フィルタ・マ
スク(NDIS 2.0.1の48ページを参照)と、
以下の構造を指すFARポインタ(LPBUF)パラメータ
を含むSetPacketFilter要求を発行する。
【0073】WORD HDLCバイト・マスクの数 BYTE(n) 1バイトHDLCフィルタ・マスクのア
レイ
【0074】FARポインタは、現在NDIS仕様の4
8ページに指定されている予約DWORDパッド・パラ
メータ中に置かれる。HDLCフィルタ化モードをサポ
ートするMACは、供給されたバイト・マスクを使用し
て、受け取った、破壊されていない各データ・フレーム
の第1バイトがこれらの値のうち1つに一致するか否か
を検証し、一致しない場合はそれを破棄する。このモー
ドは、SDLCおよびLAPBのサポートに関係する場
合でも、予備フィルタ化機能を必要とするどんなプロト
コルが使うこともできる。
【0075】SetProtocolMode一般要求は、SetPacketFi
lter一般要求より前に発行する必要がある。SetProtoco
lModeはMACのデータ・モードをセットするが、SetPa
cketFilterはMACのデータ・モードを活動化する。こ
の副指令は、現行のNDIS勧告に類似している。SetP
acketFilter FilterMaskは、先行する要求を無効にする
か、あるいは修飾する。すなわち、PromiscuousのFilte
rMaskは、MACの現プロトコル・モード状態とは無関
係に、MACをPromiscuous/HDLC動作状態にす
る。第2のFilterMask値は、Promiscuous/HDLCを
除き、指定されたすべてのプロトコルを活動化する。
【0076】SetProtocolMode要求に関連して、ビット
19はまた、1バッファ記述子当たり最大数のデータ・
ブロックに使用されるWORDの直後のMACのSSC
Tの終わりに位置する2つの新規のフィールドの存在を
示す。これら2つのフィールドは、MACによってサポ
ートされるプロトコル・モードと現プロトコル・モード
を反映する。これによって、PDおよびその他のAND
ISエンティティは、MACがどの機能をサポートする
かを判定することができる。SSCTの長さフィールド
は、これら2つの新規指標の存在を反映する必要があ
る。また、SSCT中のMACタイプ・フィールドは、
プロトコル・モードの変更を反映する必要がある(すな
わち、ASCIIZ MACタイプは常に最新である必
要がある)。
【0077】ANDIS MAC設計情報 OEMハードウェアおよびソフトウェアのベンダは、提
供されたNDIS/ANDISエンティティと自分のO
EMハードウェアとのインタフェースにANDIS媒体
アクセス制御(MAC)ドライバを供給することにな
る。
【0078】マイクロソフト(Microsoft)/3Com
LANマネージャ・ネットワーク・ドライバ・インタ
フェースに対する本発明の改良点の大部分は主として、
WAN/LAN動的接続環境でのMAC動作の概要を示
すことを目指したものである。「動的接続」という用語
は、X−およびV−シリーズ回線交換網接続、セルラ・
ダイヤル・アップ接続、ISDN非固定B−およびH−
チャネル、およびおそらくISO−LAN C−チャネ
ルなどの非固定接続を指す。また、PCMCIAアダプ
タのサポートは、PCMCIAアダプタを実時間で挿入
し引き出すことが可能なので、動的接続の範疇に入る。
PPATのConnection Typeフィールドは、MACの基
本媒体が動的であるか固定的であるかを示す。固定接続
の例は、X−またはV−シリーズ非交換回線、固定IS
DN B−およびH−チャネル、およびISO−LAN
P−チャネルである。これら2種類の接続の主要な違
いは、以下の「ANDIS MAC属性」の節にその概
要を示してある。
【0079】「バインド・インスタンス」という用語
は、NDIS BINDシステム要求とNDIS UNBINDシステム要求
の間で行われる活動を指す。「MAC使用可能処理」と
いう用語は、NDIS BINDシステム要求に続いて
プロトコル・ドライバとMACの間を流れる、すべての
NDIS一般要求動詞および関連する応答を指す。これ
らの要求は、データ・トラフィック用にMACをセット
アップし、活動化するために使用され、後述のバインド
・インスタンス・フローの節で説明する。「呼出しイン
スタンス」という用語は、呼出しの接続と、同じ呼出し
の切断との間に行われる活動を指す。
【0080】ANDIS MAC属性 各活動ポートまたはチャネルごとに、1つのANDIS
MACモジュール・インタフェースがある。「インタ
フェース」という用語は、媒体と、プロトコル・ドライ
バなどより上位の層のNDIS/ANDISエンティテ
ィに提供される論理MACモジュールとの間で1対1の
相関関係を適用するために使用されている。サービス特
有特性テーブルに含まれるANDIS MAC属性は、
すべてのANDIS MACにおいて一貫している必要
がある。
【0081】サービス特有特性テーブル(SSCT)で
は、サービス・フラグ値を16進0000661D、0
000671D、00006E1D、または00006
F1D(詳細はNDIS 2.0.1の13、14ペー
ジを参照)に設定する必要がある。これらのフラグは、
同報通信フレーム、機構/グループ・アドレス指定、pr
omiscuousモード、ソフトウェア設定可能局アドレス、R
esetMAC処理、802.5ソース経路指定フレームの受
信、および仮想(GDT)/物理バッファ・アドレス指
定の各機能がサポートされることを示す。
【0082】サービス特有状況テーブル(SSST)で
は、任意選択によるMACのOpenAdapter/CloseAdapter
要求のサポートに応じて(前記参照)、32ビットのM
AC状況フィールドを16進00000017または0
0000007に初期設定する必要がある。状況値は、
MACが常に「オープンであり準備ができている」(す
なわち、活動状態である)か、それとも「オープンおよ
びクローズ」を必要とするかをプロトコル・ドライバに
示す。通常どおり、MAC初期設定が失敗すると、他の
関連するフラグがセットされる。
【0083】ANDIS環境では、動的接続をサポート
するMACは、静的または直接に「バインド可能な」エ
ンティティとはみなされない。すなわち、そのようなM
ACのMACモジュール名は、Protocol.Initファイル
中のPDの"Bindings=..."リストに現れない。これによ
って、LANまたは他の非ANDISレベルPDが、切
断状態のときにMACを使用しようと試みたり、接続マ
ネージャに、呼出し/接続インスタンスごとに様々なP
DおよびANDIS MACを動的にバインドするため
の柔軟性を与えようとすることはなくなる。一方、固定
媒体に接続されたMACは、既存のNDIS MACと
同様に直接「バインド可能」である。これらのMACモ
ジュール名は、NDIS/ANDIS PDの"Binding
s=..."リストに直接出現できるのに対し、動的MACで
は、動的に呼出しインスタンスごとにバインドを実行す
るのに接続マネージャの助けが必要である。
【0084】すべてのANDIS MACは、接続タイ
プとは無関係に、ANDISプロトコル・マネージャに
登録される。この規則の唯一の例外は、統合PCMサブ
システムの一部であるANDIS MACでは、静的バ
インディングに参加せず、かつ登録すべきPPATをも
たないために、そのMACモジュールを登録する必要が
ないことである。ANDIS登録は次の2つの機能を実
行する。1)Netbind.Exe処理中のバインド時のバイン
ディング用にすべてのPDおよびMACをログする。
2)PCMによる照会に備えて、登録されているAND
IS MACによって提供されるすべてのPPATをロ
グする。他のすべてのNDISプロトコル・マネージャ
要求は変更されない。
【0085】エラー/分散条件の通知および処理 動的接続環境でのNDIS MACインタフェースのサ
ポートに特有のタイミング条件が柔軟に処理され許容さ
れるようにANDIS MACを設計するには、「異
常」条件と「予期不能」条件の違いを理解する必要があ
る。「異常」条件とは、エラー条件とみなされる条件で
ある。これは、進行中の動作に対して一時的または永久
的に破局的である、予期不能な、プロトコルに規定され
ていない、重大なエラー条件である。これらの条件に
は、オペレーティング・システム障害、ソフトウェア・
エラー、システム資源不足、ハードウェア障害、マイク
ロコード障害などがある。これらの障害はMAC動作に
影響を及ぼすが、PCMまたはMACあるいはその両方
で発生する可能性がある。これらの条件は、MACに、
以下に示す適切なNDIS StatusIndicationを生成させ
る。
【0086】一方、「予期不能な」条件とは、現MAC
動作を妨害するが、必ずしもエラーではなく、また破局
的ともみなされない、思いがけない事象である。WAN
環境における予期不能条件の最も一般的な例は、データ
転送時の擬似呼出しクリア事象である。この種の事象を
「異常」とみなさない理由は、呼出しクリア・プロセス
が、アーキテクチャ化されたプロトコルに規定された方
式で発生し、予期不能なものであるにせよ、エラーでは
ないが思いがけない事象であるからである。また、接続
切断は、動的接続環境に固有の特性である。したがっ
て、前述のエラー条件と同じクラスに属するものとはみ
なされない。
【0087】もう1つの状況として、途中でまたは思い
がけなく切断された呼出しは破局的ではない。呼出し制
御ソフトウェアは、自動的にこの種の妨害を処理し、そ
れから回復する。
【0088】「バインド」されており「活動化された」
状態にあるMACが異常エラー条件に出会ったとき、現
PDにNDIS AdapterCheck StausIndicationが発行さ
れ、例外条件を通知する。WAN/HDLCハードウェ
アおよび回線交換環境ではLANの場合と同じエラー条
件には出会わないので、この時点で利用可能な関連Adap
terCheck理由コードは、0×8000アダプタ(ハード
ウェア)動作不能、0×1000不当命令コード、0×
0020送信オーバラン、0×0010受信オーバラ
ン、および0×0001プログラム要求(PCMサブシ
ステム遮断)である。元の例外に最も関係の深い理由コ
ードは、StatusIndication(NDIS 2.0.1の5
5、56ページを参照)とともに生成される。MAC
は、AdapterCheckを生成した後、「活動」状態のままと
なり、PDがResetMAC、CloseAdapter、またはUnBind一
般要求を発行するのを待つ。
【0089】「活動状態の」MACは、DCE/ネット
ワークまたはリモート・ノードからの擬似呼出し切断
(クリア)により接続が予期せず失われるとき、次のよ
うに事象を処理する。チャネル妨害時にMACが待ち行
列に入れたすべてのデータを、伝送する場合と同様に
「フラッシュ」する(すなわち、TransmitConfirmsをSU
CCESS戻りコードとともに返す)。チャネル妨害時より
後、かつMACが「リセット」、「クローズ」、または
「バインド解除」されるよりも前のすべての送信要求
を、OUT_OF_RESOURCE戻りコードとともに返され、ある
いは「食べられる」(正常なTransmitChainとして処理
される)。他のすべての要求は通常どおり処理される。
これらの要件が課されるのは、接続マネージャが、使用
アプリケーションに予定外の呼出し切断について通知
し、プロトコル・スタックを正常に遮断させるための時
間をもてるようにするためである。これによって、プロ
トコル・スタックおよびアプリケーションによって認識
されたエラーの冗長で過剰な報告および処理が防止され
る。
【0090】 ポート接続マネージャとANDIS MACの関係 接続管理を必要とするANDIS MACは、PCMに
よって「所有される」と(すなわち、Register_PCM処理
の後)、所与のポートまたはチャネル用の、そのPCM
の論理拡張となる点が独特である。したがって、所与の
1組のポートまたはチャネル用のPCMモジュールは、
関連するすべてのMACドライバの「親」である。そこ
で、MACおよびPCMが特定の構成およびエラーに関
する情報を交換し、ある種の事象を調整することが必要
になる。以下の項では、PCM−MACの相互作用およ
び調整を必要とする動作設計の問題について述べる。
【0091】PCMは、実際のポート/チャネル所有者
である。PCMの動作は、MACのNDISデータ・イ
ンタフェースで発生する可能性がある事象を無効にす
る。すなわち、ANDIS MACの接続状態がMAC
全体の究極的な状態である。MACの接続が活動状態に
なり、PCMがANDIS MACを「NDISプロト
コル・モード」にするまで、MACのデータ経路はND
IS MACインタフェースで使用可能にならない。こ
の規則の唯一の例外は、PCMの介入なしで活動化でき
る固定接続をサポートするANDIS MACに関する
ものである。接続されたDCE/ネットワークで、より
上位の層のプロトコルまたはメッセージ転送は必要とさ
れない。その一例は、非交換X−またはV−シリーズ接
続をサポートするANDIS MACであろう。これら
のMACタイプは、PCMがまだそれに登録されていな
い場合、OpenAdapter一般要求時間フレームでその接続
を活動化することができる。後でPCMが登録されると
き、MACは、登録を処理してから、接続が活動状態で
あることをPCMに通知する。この任意選択の逸脱によ
り、LAN NDIS PDは、固有のLAN MAC
上の場合とまったく同じように固定接続上で動作するこ
とができる。
【0092】物理層(層1)パラメータは、呼出しイン
スタンスごとに異なる可能性があるが、親PCMによっ
てANDIS MACに供給される。接続マネージャ
(CXM)がGCCI上でPCMに呼出しセットアップ
要求を渡すとき、動的物理層パラメータを、呼出しセッ
トアップ情報に含め、あるいはそれ自体の構成機構を介
してPCMによって取り出すことができる。PCMはそ
の後、その呼出しインスタンスの持続期間中使用する関
連ANDIS MACに適切なパラメータを渡す責任が
ある。静的物理パラメータは、PCMのポート/チャネ
ル構成またはProtocol.IniファイルのMACセクション
あるいはその両方を介して構成することができる。
【0093】PCMおよびMACは、例外条件およびエ
ラー条件の発生を対話的に管理する必要がある。AND
IS MACは、破局的エラー、または接続に関するそ
の他の回復不能な内部/外部条件に出会った場合、その
プロトコル・ドライバに対してAdapterCheck NDIS Stat
usIndicationを生成し、次いで親PCMにその事象を通
知する(PCMがまだその事象を知らない場合)必要が
ある。PCMはその後、必要なRAS機能を実行し、C
XMに例外条件について通知する責任をもつエンティテ
ィとなる。これにより、CXMは、すべての関係エンテ
ィティにこの条件について通知することができる。逆
に、PCMは、その関連する活動MACに、回復不能な
環境エラー、内部PCMエラー、および破壊的ネットワ
ーク事象について通知する必要がある。これにより、A
NDIS MACは適切なNDIS StatusIndicationを生
成することができる。
【0094】すべてのPCMは、共通特性テーブル(C
CT)アドレスを渡す必要がある。このアドレスは、呼
出しセットアップ確認(発呼)動詞または呼出しセット
アップ指示(着呼)動詞の情報中で接続マネージャに渡
される活動MACの「バインド可能な」NDISエンテ
ィティである。これは、特定の呼出し/接続インスタン
スの持続期間中の所与の接続用の活動MACを指定す
る。統合PCMサブシステムは、固定的にまたは呼出し
インスタンスごとに、そのMACモジュールを物理チャ
ネル/ポートに静的または動的に関連付ける柔軟性をも
つ。MACが、呼出しまたは接続が確立される前に特定
のチャネルと固定的に関連付けられていたかそれとも動
的に関連付けられていたかは、外部環境と無関係であ
り、外部環境に対して透過的である。
【0095】統合PCMサブシステムでは、関連するM
ACおよびPCMが通信するための機構は実施態様特有
のものである。密結合の例には、PCMモジュールの下
端とその関連するすべてのMACが単一の装置ドライバ
に結合されているものがある。疎結合の例には、PCM
モジュールの下端が1つの装置ドライバ中にあり、関連
するMACモジュールが他の1つまたは複数の装置ドラ
イバに含まれるものがある。選択された方法/パッケー
ジングとは無関係に、唯一の制限は、構造全体があらゆ
る状況のもとで適切に機能しなければならない(すなわ
ち、呼出しセットアップ時に待ち時間によってデータま
たはポールのシーケンスが失われない)ことである。
【0096】リモートWANワークステーションとWA
N接続サーバの間の一般的な対話を図6に示す。リモー
トWANワークステーションは、モデムおよび公衆交換
電話網によってWAN接続サーバと結合される。WAN
接続サーバは、PSTNと、たとえば、リモートLAN
ワークステーションが使用したいサーバ・アプリケーシ
ョンを実行しているローカル・エリア・ネットワークの
両方に結合される。プロセスは、ステップ100から開
始し、そこでまず接続マネージャ(CXM)、ポート接
続マネージャ(PCM)、および拡張NDIS MAC
が始動される。次に、ステップ102で、接続サーバの
管理者が、接続管理インタフェース・アプリケーション
を開始し、すべての着呼に対してシステムが応答するよ
う求める。
【0097】その間にステップ104で、リモートWA
Nワークステーション上では、相補的な1組の接続マネ
ージャ、ポート通信マネージャ、およびANDIS M
ACが始動される。ステップ106で、通信マネージャ
・インタフェース・アプリケーションが始動されて、こ
の場合は、WAN接続サーバを呼び出す。ステップ10
8で、リモート・ワークステーションからの呼出しが受
信されそれに応答する。ステップ110および111
で、通常はローカル・エリア・ネットワーク上で送信さ
れる標準メッセージが広域通信網上で送信される。した
がって、アプリケーションには、それらがLANではな
く広域通信網を使用していることが通知されない。WA
N接続サーバはまた、LAN接続サーバが常駐している
コンピュータ・システム上にサーバ・アプリケーション
が常駐していない場合に、リモート・ワークステーショ
ンからLAN上のどこかに情報を流す。ステップ114
ではWAN接続サーバまたはLAN内の他のサーバで、
ステップ116ではリモートLANワークステーション
で、LANアプリケーションの相補部分が始動される。
上述のように、アプリケーション間のメッセージの流れ
は、LANに接続されている場合と同様に実行される。
接続マネージャ、ポート接続マネージャ、およびAND
IS MACがハードウェアの違いをアプリケーション
に対して透過的に処理するからである。
【0098】ステップ120で、ユーザが作業を終了
し、接続マネージャ・インタフェース・アプリケーショ
ンを使用して停止呼出しを発行する。ステップ122
で、ユーザがLANアプリケーションを停止する。ステ
ップ120および122では、ユーザによって2つの別
個のステップが取られることに留意されたい。このユー
ザの介入は、LANアプリケーションの変更を防止する
ために必要である。ANDIS環境を理解するLANア
プリケーションはもちろん、ユーザがLANアプリケー
ションを終了したと判断したときに、接続を停止する呼
出しを発行する。ステップ124および126で、呼出
しがリモートLAN接続サーバ側とリモートWAN接続
サーバ側の両方から切断され、ステップ128および1
30で、システムが、LAN上で通信が行われない待機
状態に戻る。
【0099】図6の一般的な流れを図7ないし11に詳
細に示す。図7は、図6でリモートWANワークステー
ションなどの呼出し側局で実行されるプロセスを示す。
プロセスはステップ140から開始し、そこでANDI
S MACがプロトコル・マネージャに登録される。ス
テップ142で、プロトコル・マネージャが、典型的な
NDIS MACアドレスおよびテーブルを登録する。
ステップ144で、プロトコル・マネージャがANDI
S MACビットについて検査する。このビットがセッ
トされている場合、プロトコル・マネージャは追加の物
理ポート属性テーブルをログすることを知っている。こ
のテーブルについてはすでにある程度詳細に説明した。
次にステップ148で、プロトコル・ドライバがMAC
にバインドされる。バインドの流れの例については、後
で図12に関してさらに詳細に説明する。
【0100】ステップ150で、プロトコルが活動化さ
れる。この時点で、ステップ152で、ANDIS M
ACは接続モードである。ステップ154で、接続マネ
ージャおよびポート接続マネージャが初期設定される。
このプロセスには、ポート制御マネージャがプロトコル
・マネージャからPPATのリストを受け取るステップ
156と、PCMが適切なMACを呼び出すステップ1
58とが含まれる。
【0101】システムは、ステップ160でユーザがL
ANアプリケーションを始動してその使用を開始するま
で、準備状態で待つ。ユーザは、広域通信網上で通信す
る必要があることを知ると、ステップ162で、接続マ
ネージャ・インタフェース・アプリケーション上の呼出
しを初期設定することにより接続プロセスを開始する。
ステップ164で、接続マネージャがポート接続マネー
ジャを呼び出すことによって応答し、ポート接続マネー
ジャが接続を確立するためにMACを呼び出す。ステッ
プ166で、MACドライバは、電話網上で物理的呼出
しを行うため、WANアダプタ上の接続、たとえばV−
シリーズ・モデムを活動化する。ステップ168で、W
AN上の接続が確立される。ステップ170では、PC
MによってMACがプロトコル・ドライバに切り替えら
れる。プロトコル・ドライバ・モードでは、MACは、
広域通信網の接続状況を監視する必要があるMACでは
なく、LAN上で通信する通常のNDIS MACと同
様に動作する。ステップ172で、ユーザは、LAN上
の場合と同様にアプリケーションの使用を開始する。
【0102】呼び出されるシステム、たとえば図6のW
AN接続サーバ上で発生するプロセスを図8の流れ図に
示す。ステップ180ないし198は本質的に図7のス
テップ140ないし158と同様なので、これ以上説明
しない。
【0103】ステップ200で、ユーザが通信マネージ
ャ・インタフェースを始動し、サーバに、受け取った呼
出しを受け入れるよう指令する。ステップ202で、W
ANを介してリモート・ワークステーションから呼出し
を受け取る。ステップ204で、MACは呼出しを検出
し、ポート通信マネージャを書く。ステップ206で
は、PCMが通信マネージャに対して呼出しを行い、ス
テップ208で、通信マネージャによってその呼出しが
受け入れられる。通信マネージャが呼出しを受け入れた
後、ステップ210で、ポート通信マネージャがMAC
に、リモート・ワークステーションに応答するよう通知
する。WANの両側のアダプタが接続を確立し、ステッ
プ210でMACがこれを検出し、接続が確立されたこ
とをPCMに通知する。ステップ214で、PCMは、
MACをプロトコル・ドライバ・モードに切り替え、し
たがって、ワークステーションが実際には交換網に接続
されているにもかかわらず、前述のように、ANDIS
MACが、LANに接続されたNDIS MACとし
て動作できるようになる。ステップ216で、PCMが
接続マネージャに、接続が確立されたことを通知する。
すると、接続マネージャはLANアプリケーションに、
接続が完成したことを通知する。ステップ218で、メ
ッセージがネットワーク上を流れる。
【0104】広域通信網からの整然とした切断手順を図
9に示す。ステップ240から開始し、そこでユーザ
が、LANアプリケーションの使用を停止することを決
定する。次にステップ242で、ユーザは、通信マネー
ジャ・インタフェースに、広域通信網から切断するよう
求める。ステップ244で、通信マネージャ・インタフ
ェースがPCMに切断について通知する。ステップ24
6で、ポート制御マネージャがMACをプロトコル・モ
ードから接続モードに切り替える。ステップ248で、
PCMが、モデムを非活動化するのに必要なアダプタ特
有のコマンドを発行する。ステップ250で、LANと
の交換リンクが非活動化される。リンクが非活動化され
ると、ステップ252で、MACは接続が解除されたこ
とをPCMに示す。ステップ254で、ポート接続マネ
ージャは接続マネージャに、接続が切れたことを通知す
る。すると、接続マネージャはステップ256で、接続
マネージャ・インタフェース・アプリケーションにネッ
トワークから正常に切断したことを通知し、該アプリケ
ーションは、ユーザにその旨を通知する。
【0105】図10には、最初にプロセスを開始しなか
ったワークステーション中の切断プロセスを示すステッ
プ260で、MACによって、リモート・ワークステー
ションが接続を終了したことが検出される。ステップ2
62で、MACがPCMに接続がなくなったことを通知
し、ステップ264で、PCMが接続マネージャにその
旨を通知する。PCMはステップ266で、MACを接
続モードに切り替える。PCMはまた、接続を終了する
ため、モデムにアダプタ特有のコマンドを発行する。ス
テップ270で、モデムに対するアダプタ特有のコマン
ドによって、接続が再非活動化されている。先に接続が
リモート・ワークステーションによって切断されたが、
接続を再非活動化することにより、余分の電話料金やビ
ジー状態を回避することができる。
【0106】接続マネージャおよびポート接続マネージ
ャによって発呼を行うプロセスを図11に示し、詳細に
説明する。ステップ301で、接続マネージャ・インタ
フェース・アプリケーションは、CallEstablishRequest
動詞によって発呼を行うことを要求する。ステップ30
2で、接続マネージャが、要求が受け入れられ、呼出し
の試みが開始されることを示すCallEstablishConfirm動
詞で応答する。接続マネージャは、TransmitImmData動
詞によって、必要なコマンドをモデムに発行し、電話番
号1234567をダイヤルするようにPCMに通知す
る。モデムは、ReceiveImmData動詞によって、ネットワ
ークへの接続が確立された旨の応答を、MACを介して
9600ボーで返信する。接続が確立されたことは、ス
テップ305で、CallStatusIndicate動詞によって接続
マネージャ・インタフェース・アプリケーションに伝え
られる。ステップ306で、MACは接続が活動状態で
あることをPCMに通知する。PCMはステップ307
で、GetPPATParms動詞によって、MACから現PPAT
を取り出す。ステップ308で、PCMはSetPPATPrams
動詞によって、この呼出しセッション用のデータ・モー
ド・パラメータを設定する。次に、ステップ309で、
PCMがMACをプロトコル・ドライバ・モードに切り
替え、次にMACが受け取ったすべてのデータをプロト
コル・スタックに経路指定する。ステップ310で、Ca
llConnectedIndicate動詞によって、接続マネージャ・
インタフェース・アプリケーションのユーザ・インタフ
ェースに呼出し接続状況が送信される。ステップ310
で、アプリケーションが、LANを介して、LAN上の
1つのシステム上に常駐するサーバ・アプリケーション
に接続される。これで、プロトコル・ドライバ・スタッ
クは、ローカルLANに直接接続されている場合と同様
に、交換接続を使用する。
【0107】ユーザは、LANアプリケーションを終了
した後、接続マネージャ・インタフェース・アプリケー
ションに接続を終了するよう指令する。ステップ312
で、インタフェース・アプリケーションはCallClearReq
uest動詞を発行して、呼出しのクリアを要求する。ステ
ップ313で、PCMがMACを接続モードに切り替え
る。このモードでは、MACは受信したすべてのデータ
をPCMに経路指定する。ステップ314で、PCMは
再び、GetPPATParms動詞によってMACから現PPAT
を取り出す。ステップ315で、PCMがSetPPATParms
動詞によって接続モード・パラメータを設定する。ステ
ップ316で、PCMはモデムにエスケープ・シーケン
スを送って、モデムをコマンド・モードに戻す。コマン
ド・モードで、モデムは、コマンドを受け取る準備がで
きていることを示すReceiveImmData(ok)メッセージによ
って応答する。ステップ318で、PCMが、Transmit
ImmData(ATH)動詞によって電話を切るようモデム
に指令する。モデムはステップ319で、電話を切った
ことを示すReceiveImmData (OK)動詞で応答する。ステ
ップ320で、MACは活動状態でなくなったことをP
CMに通知する。ステップ321で、PCMがモデムと
の物理接続を非活動化する。ステップ322で、PCM
は次の呼出しセッションに備えて、モデムへの物理接続
を再活動化する。最後にステップ323で、接続マネー
ジャ・インタフェース・アプリケーションに、呼出しが
クリアされたことが通知される。
【0108】図12は、LANプロトコル・ドライバを
MACインタフェースにバインドする典型的なプロセス
の流れ図である。ステップ350で、プロトコル・ドラ
イバ(PD)はANDIS MACにNDIS BIN
D動詞を発行する。ANDIS MACが互換性のある
タイプであるか、あるいはSetProtocolMode一般要求を
介して(SSCTのサービス・フラグのビット19を
「オン」にする)必要なタイプをサポートする場合、ス
テップ352で、BINDが成功する。プロトコル・ド
ライバは、SetProtocolMode要求を介してMACタイプ
をセットする必要があるか否かを判定する。必要がある
場合、PDはステップ354で、ANDIS MACを
適切なモードにするSetProtocolMode要求を発行する。
その必要がないとき、MACがすでに互換性のあるタイ
プである場合は、このステップをスキップし、PDは次
のステップに進む。
【0109】プロトコル・ドライバは次に、ステップ3
56で、ANDIS MACにNDISSetLookAhead動詞
(バッファ・サイズ=256バイト)を発行する。SetL
ookAheadが成功した場合、プロトコル・ドライバはステ
ップ360で、ANDISMACにNDIS SetStationAdd
ress動詞を発行する(6バイトLANアダプタ・アドレ
スを渡す)。SetStationAddressが成功すると、プロト
コル・ドライバはステップ362で、ANDIS MA
CにSetPacketFilter動詞(フィルタ・マスク=有向、
同報通信、およびソース経路指定フレーム)を発行す
る。SetPacketFilterが成功すると、プロトコル・ドラ
イバはステップ364で、ANDISMACのサービス
特有特性テーブルを検査して、このMACにOpenAdapte
r動詞が必要かどうかを調べる。必要である場合、ステ
ップ366で、MACのサービス特有状況テーブルのM
AC状況フラグが検査されて、MACが「オープン」状
態であるか否かが調べられる。必要でない場合は、ステ
ップ368で、プロトコル・ドライバがANDIS M
ACにOpenAdapter要求を発行する。必要な場合は、Set
PacketFilterの後にMACを「活動化する」動詞は発行
されず、このMACは「使用可能である」とみなされ
る。
【0110】ステップ370で、ローカル・ノードとリ
モート・ノードがデータを交換する。ステップ372
で、呼出しが終了する。
【0111】呼出しインスタンスが終了すると、プロト
コル・ドライバはステップ374で、ANDIS MA
CがOpenAdapter/CloseAdapter動詞をサポートするかど
うかを検査する。この動詞がサポートされ、ステップ3
76でMACが依然として「オープン」状態である場
合、ステップ378で、CloseAdapter動詞が発行され、
ANDIS MACが非活動化される。そうでない場
合、CloseAdapter動詞は発行されない。最後のステップ
は、ステップ380であり、ANDIS MACにNDIS
UNBIND動詞を発行してプロトコル・ドライバを切断す
るとともに、BINDインスタンスを終了する。
【0112】本発明のMACはモード式であり、MAC
がサポートするプロトコルは固定されず、特定の呼出し
中にMACにバインドされるプロトコル・ドライバまた
はその他のアプリケーションに依存する。従来の技術で
は、単一のプロトコルおよび接続タイプがサポートされ
る。図13に、本発明の柔軟性を示す1つの可能な流れ
図を示す。このプロセスはステップ400から開始し、
まず接続マネージャ、ポート接続マネージャ、媒体アク
セス制御ドライバ、およびプロトコル・ドライバが初期
設定される。ユーザは、第1のLANプロトコルを必要
とする第1のLANアプリケーション(たとえば、トー
クン・リング・アプリケーション)を使用することに決
定している。ステップ404で、接続マネージャは、ト
ークン・リング・データ・ストリームをサポートするよ
うMACに通知し、プロトコル・ドライバを見つけるよ
う適切なPCMに通知しプロトコル・ドライバをMAC
にバインドする。リモート・ワークステーションと、L
ANに結合された局との間にトラフィックがやり取りさ
れる。ステップ406で、呼出しが終了する。
【0113】次にステップ408で、イーサネット通信
を必要とする第2のLANアプリケーションが、交換網
を介してLANへのアクセスを要求する。ステップ41
0で、接続マネージャおよびポート制御マネージャは、
第2のプロトコル・ドライバをMACにバインドする。
このとき、プロトコル・ドライバはイーサネット・プロ
トコルをサポートする。したがって、MACは多数のL
ANプロトコル・データ・ストリームをサポートするこ
とができる。リモート・ワークステーションと、イーサ
ネットLANに接続されたワークステーションとの間で
メッセージがやり取りされる。後者のワークステーショ
ンは、必ずしも第1の呼出しインスタンスのワークステ
ーションと同じである必要はない。最後にステップ41
2で、呼出しが終了する。
【0114】MACは、モーダルなので、不定様式デー
タ・ストリームおよび非LANベースのプロトコルをサ
ポートすることもできる。たとえば、プロセスはステッ
プ414に進み、そこで第3の呼出しインスタンスが、
広域通信網を介して通信するために、ASCIIアプリ
ケーションを求める。ステップ416で、ASCIIデ
ータがネットワークを介して送信できるようにMACモ
ードが変更される。ステップ418で、交換網上で第1
および第2の呼出しインスタンスの場合と同じMACを
介して不定様式データが送信される。ステップ420
で、呼出しが終了する。
【0115】このアーキテクチャはまた、未定義のプロ
トコルを追加できるように拡張可能である。たとえば、
ステップ422で、何らかの種類のセルラ・プロトコル
用のセルラ・アプリケーションのために第4の呼出しイ
ンスタンスが開始される。ステップ424で、MACモ
ードがセルラ・モードに変更され、ステップ426で、
交換網を介してセルラ・データが送信される。セッショ
ン終了後、ステップ428で、呼出しが終了する。
【0116】以下のとおり発明を開示する。 (1)ローカル・エリア・ネットワーク・プロトコルを
使用して、交換網を介して第1のコンピュータと第2の
コンピュータの間で通信を行うためのシステムであっ
て、前記交換網上で接続を確立する第1のモードと、前
記ローカル・エリア・ネットワーク・プロトコルを前記
交換網を介して前記第1のコンピュータと前記第2のコ
ンピュータの間でやり取りする第2のモードとを有す
る、前記第1のコンピュータを前記交換網に接続する通
信チャネルを提供するための、媒体アクセス制御(MA
C)ドライバを備えることを特徴とするシステム。 (2)さらに、前記媒体アクセス制御ドライバが前記第
1のモードであるときに、チャネルを管理するポート接
続マネージャを備えることを特徴とする、(1)に記載
のシステム。 (3)さらに、前記第1のコンピュータを前記交換網に
物理的に接続するハードウェア・アダプタを備えること
を特徴とする、(1)に記載のシステム。 (4)さらに、前記第1のコンピュータを前記交換網に
物理的に接続するハードウェア・アダプタを備えること
を特徴とする、(2)に記載のシステム。 (5)さらに、接続の状況を管理する接続マネージャを
備えることを特徴とする、(2)に記載のシステム。 (6)前記ポート接続マネージャがさらに、前記第1の
モードと前記第2のモードの間で前記媒体アクセス制御
ドライバを切り替えることを特徴とする、(2)に記載
のシステム。 (7)前記媒体アクセス制御ドライバが、チャネルと、
チャネルへの1組の入口点とを記述するパラメータのテ
ーブルを含むことを特徴とする、(1)に記載のシステ
ム。 (8)さらに、前記媒体アクセス制御ドライバが前記第
2のモードであるときに、前記チャネルを介して、前記
ローカル・エリア・ネットワーク・プロトコルによるメ
ッセージを前記第2のコンピュータに渡す、前記第1の
コンピュータに常駐するプロトコル・ドライバとローカ
ル・エリア・ネットワーク・アプリケーションとを備え
ることを特徴とする、(1)に記載のシステム。 (9)交換網を介して接続を確立する第1のモードと、
ローカル・エリア・ネットワーク・プロトコルを交換網
を介して第1のコンピュータと第2のコンピュータの間
でやり取りする第2のモードとを有する、第2のコンピ
ュータと交換網の間で通信チャネルを提供するための第
2の媒体アクセス制御ドライバと、前記第2のコンピュ
ータを交換網に物理的に接続する第2のハードウェア・
アダプタとを備えることを特徴とする、(4)に記載の
システム。 (10)前記ハードウェア・アダプタがモデムであり、
交換網が電話網であることを特徴とする、(3)に記載
のシステム。 (11)媒体アクセス制御ドライバが、交換網を介して
不定様式データを送信する第3のモードを有することを
特徴とする、(1)に記載のシステム。 (12)媒体アクセス制御ドライバが、交換網を介して
非LANプロトコルを送信する第3のモードを有するこ
とを特徴とする、(1)に記載のシステム。 (13)ローカル・エリア・ネットワーク・プロトコル
を使用して、交換網を介して第1のコンピュータと第2
のコンピュータの間で通信を行うためのシステムであっ
て、それぞれ交換網を介して接続を確立する第1のモー
ドと、ローカル・エリア・ネットワーク・プロトコルを
交換網を介して第1のコンピュータと第2のコンピュー
タの間でやり取りする第2のモードとを有する、第1の
コンピュータと交換網を接続する当該の通信チャネルを
提供するための、複数の媒体アクセス制御(MAC)ド
ライバと、当該の媒体アクセス制御ドライバが第1のモ
ードであるときに、1つのチャネルを管理するポート接
続マネージャと、接続の状況を管理する接続マネージャ
と、当該媒体アクセス制御ドライバが第2のモードであ
るときに、前記ローカル・エリア・ネットワーク・プロ
トコルによるメッセージを送信するプロトコル・ドライ
バとを備えることを特徴とするシステム。 (14)前記各媒体アクセス制御ドライバが、チャネル
と、チャネルへの1組の入口点とを記述するパラメータ
のテーブルを含み、さらに該テーブルをカタログ化する
プロトコル・マネージャを備えることを特徴とする、
(13)に記載のシステム。 (15)ローカル・エリア・ネットワーク・プロトコル
を使用して、交換網を介して第1のコンピュータと第2
のコンピュータの間で通信を行う方法であって、媒体ア
クセス制御(MAC)ドライバが第1のモードであると
きに、第1のコンピュータと交換網の間で通信を提供す
る前記媒体アクセス制御ドライバとの接続を確立するス
テップと、前記媒体アクセス制御ドライバが第2のモー
ドであるときに、ローカル・エリア・ネットワーク・プ
ロトコルによるメッセージを交換網を介して第1のコン
ピュータと第2のコンピュータの間でやり取りするステ
ップとを備えることを特徴とする方法。 (16)さらに、前記媒体アクセス制御ドライバが第1
のモードであるときに、ポート接続マネージャによって
チャネルを管理するステップと、接続が確立されたとき
に、前記ポート接続マネージャによって、前記媒体アク
セス制御ドライバを前記第1および前記第2のモードの
間で切り替えるステップとを備えることを特徴とする、
(15)に記載の方法。 (17)さらに、接続マネージャによって接続の状況を
管理するステップを備えることを特徴とする、(16)
に記載の方法。 (18)前記媒体アクセス制御ドライバが、チャネル
と、チャネルへの1組の入口点とを記述するパラメータ
のテーブルを含むことを特徴とする、(15)に記載の
方法。 (19)さらに、前記媒体アクセス制御ドライバが前記
第2のモードであるときに、前記チャネルを介して、共
に前記第1のコンピュータに常駐するプロトコル・ドラ
イバとローカル・エリア・ネットワーク・アプリケーシ
ョンとから、前記ローカル・エリア・ネットワーク・プ
ロトコルによるメッセージを渡すステップを備えること
を特徴とする、(15)に記載のシステム。 (20)さらに、前記媒体アクセス制御ドライバを第3
のモードに切り替えるステップと、前記媒体アクセス制
御ドライバが該第3のモードであるときに、前記交換網
を介して不定様式を送信するステップとを備えることを
特徴とする、(15)に記載の方法。 (21)さらに、前記媒体アクセス制御ドライバを第3
のモードに切り替えるステップと、前記媒体アクセス制
御ドライバが第3のモードであるときに、前記交換網を
介して非LANプロトコルのデータを送信するステップ
とを備えることを特徴とする、(15)に記載の方法。 (22)ローカル・エリア・ネットワーク・プロトコル
を使用して、交換網を介して第1のコンピュータと第2
のコンピュータの間で通信を行うために第1のコンピュ
ータを制御するためのコンピュータ・プログラム製品で
あって、交換網を介して接続を確立する第1のモード
と、ローカル・エリア・ネットワーク・プロトコルを交
換網を介して第1のコンピュータと第2のコンピュータ
の間でやり取りする第2のモードとを有する、第1のコ
ンピュータ上に常駐するとき、第1のコンピュータを交
換網に接続するチャネルを提供するための、媒体アクセ
ス制御ドライバを備えることを特徴とする製品。 (23)さらに、媒体アクセス制御ドライバが第1のモ
ードであるときに、チャネルを管理するポート接続マネ
ージャを備えることを特徴とする、(22)に記載の製
品。 (24)さらに、接続の状況を管理する接続マネージャ
を備えることを特徴とする、(23)に記載の製品。 (25)ポート接続マネージャがさらに、媒体アクセス
制御ドライバを第1のモードと第2のモードの間で切り
替えることを特徴とする、(23)に記載の製品。 (26)媒体アクセス制御ドライバが、チャネルと、チ
ャネルへの1組の入口点とを記述するパラメータのテー
ブルを含むことを特徴とする、(22)に記載の方法。 (27)さらに、媒体アクセス制御ドライバが第2のモ
ードであるときに、チャネルを介して、ローカル・エリ
ア・ネットワーク・プロトコルによるメッセージを第2
のコンピュータに渡す、プロトコル・ドライバとローカ
ル・エリア・ネットワーク・アプリケーションとを備え
ることを特徴とする、(22)に記載の製品。 (28)媒体アクセス制御ドライバがモデムに結合さ
れ、交換網が電話網であることを特徴とする、(22)
に記載の製品。 (29)媒体アクセス制御ドライバが、交換網を介して
不定様式データを送信する第3のモードを有することを
特徴とする、(22)に記載の製品。 (30)媒体アクセス制御ドライバが、交換網を介して
非LANプロトコルを送信する第3のモードを有するこ
とを特徴とする、(22)に記載の製品。
【0117】
【発明の効果】上述の例を、NDISアーキテクチャの
拡張に関して論じたが、本発明は、IEEE/ISO規
格に準拠する他のLANアーキテクチャにも適用するこ
とができる。たとえば、Novell NetwareのODI環境や
Clarkson Packet Driver環境用の接続マネージャ、PC
M、およびMACを書くことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム装置、システム・ディスプレイ、キー
ボード、およびマウスを備えたコンピュータ・システム
を示す図である。
【図2】図1のコンピュータ・システムの構成要素を示
す図である。
【図3】従来技術のLANネットワーク・アーキテクチ
ャの構成図である。
【図4】本発明のコード・モジュールの構成図である。
【図5】本発明に従って構築された媒体アクセス制御層
インタフェースの構成図である。
【図6】リモートWANワークステーションと、LAN
に結合されたWAN接続サーバとの間の一般通信プロセ
スの流れ図である。
【図7】本発明による、呼出し側システム、たとえばリ
モート・ワークステーションで発生するプロセスの流れ
図である。
【図8】被呼出し側局システム、たとえばWAN接続サ
ーバの流れ図である。
【図9】切断側システムでの切断手順の流れ図である。
【図10】被切断側システムでの切断手順の流れ図であ
る。
【図11】接続マネージャおよびポート接続マネージャ
を使用する発呼の流れ図である。
【図12】典型的なLANプロトコル・ドライバを本発
明のMACインタフェースにバインドする典型的なプロ
セスの流れ図である。
【図13】複数の連続呼出しインスタンスにおける、M
ACドライバによる、プロトコルおよびモードの切替え
の流れ図である。
【符号の説明】
12 キーボード 13 マウス 14 グラフィック・ディスプレイ 15 スピーカ 22 マイクロプロセッサ 25 メモリ管理機構 26 ハードディスク 27 フロッピィ・ディスク 28 キーボード制御装置 29 マウス制御装置 30 ビデオ制御装置 31 オーディオ制御装置 33 ディジタル信号プロセッサ 52 LANアダプタ 56 NDISプロトコル・マネージャ 58 アプリケーション 46 ローカル・エリア・ネットワーク(LAN) 52 LANアダプタ 58 アプリケーション 60 ANDISプロトコル・マネージャ 62 接続マネージャ 64 独立型ポート接続マネージャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・オリン・シャープ アメリカ合衆国78664 テキサス州ラウ ンド・ロック トロイ・レーン1301 (72)発明者 クェンティン・ハーヴェイ・スチーヴン ソン アメリカ合衆国78759 テキサス州オー スチン ニーリー・ドライブ 8200 ナ ンバー224 (56)参考文献 特開 昭55−128950(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローカル・エリア・ネットワーク・プロト
    コルを使用して、交換網を介して第1のコンピュータと
    第2のコンピュータの間で通信を行うためのシステムで
    あって、 媒体アクセス制御(MAC)ドライバが第1のモードで
    あるときに、第1のコンピュータと交換網の間で通信を
    提供する前記媒体アクセス制御ドライバとの接続を確立
    する手段と、 前記媒体アクセス制御ドライバが第2のモードであると
    きに、ローカル・エリア・ネットワーク・プロトコルに
    よるメッセージを交換網を介して第1のコンピュータと
    第2のコンピュータの間でやり取りする手段と を備えることを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】さらに、前記媒体アクセス制御ドライバが
    第1のモードであるときにチャネルを管理し、接続が確
    立されたときに前記媒体アクセス制御ドライバを前記第
    1および前記第2のモードの間で切り替えるポート接続
    マネージャを備えることを特徴とする、請求項1に記載
    のシステム。
  3. 【請求項3】さらに、前記ポート接続マネージャは接続
    の状況を管理することを特徴とする、請求項2に記載の
    システム。
  4. 【請求項4】前記媒体アクセス制御ドライバが、チャネ
    ルと、チャネルへの1組の入口点とを記述するパラメー
    タのテーブルを含むことを特徴とする、請求項1に記載
    のシステム。
  5. 【請求項5】さらに、前記媒体アクセス制御ドライバが
    前記第2のモードであるときに、前記チャネルを介して
    前記ローカル・エリア・ネットワーク・プロトコルによ
    るメッセージを渡す、前記第1のコンピュータに常駐す
    るプロトコル・ドライバとローカル・エリア・ネットワ
    ーク・アプリケーションとを備えることを特徴とする、
    請求項1に記載のシステム。
  6. 【請求項6】さらに、前記媒体アクセス制御ドライバは
    第3のモードを有し、前記媒体アクセス制御ドライバが
    該第3のモードであるときに、前記交換網を介して不定
    様式データを送信する手段を備えることを特徴とする、
    請求項1に記載のシステム。
  7. 【請求項7】さらに、前記媒体アクセス制御ドライバは
    第3のモードを有し、前記媒体アクセス制御ドライバが
    該第3のモードであるときに、前記交換網を介して非L
    ANプロトコルのデータを送信する手段を備えることを
    特徴とする、請求項1に記載のシステム。
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