JP2683022B2 - データ秘匿方式 - Google Patents
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- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L9/00—Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
- H04L9/06—Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols the encryption apparatus using shift registers or memories for block-wise or stream coding, e.g. DES systems or RC4; Hash functions; Pseudorandom sequence generators
- H04L9/0618—Block ciphers, i.e. encrypting groups of characters of a plain text message using fixed encryption transformation
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報システムにおいて、蓄積されるデータ
や伝送されるデータを秘匿するデータ秘匿方式に係り、
特に、一定の数値未満のデータの暗号化に好適なデータ
秘匿方式に関する。
や伝送されるデータを秘匿するデータ秘匿方式に係り、
特に、一定の数値未満のデータの暗号化に好適なデータ
秘匿方式に関する。
一般に情報システムにおいて、フアイルに蓄積される
データや伝送路上を流れるデータを保護するため、デー
タを暗号化することは一つの有力な方法である。
データや伝送路上を流れるデータを保護するため、デー
タを暗号化することは一つの有力な方法である。
従来、例えばRSA暗号化方式などのデータ秘匿方式に
ついては、一松信著、日本経済新聞社発行の「データ保
護と暗号化の研究」（1983年）において詳細に述べられ
ている。
ついては、一松信著、日本経済新聞社発行の「データ保
護と暗号化の研究」（1983年）において詳細に述べられ
ている。
第３図は、64ビツトのブロツク暗号機を用いてデータ
を暗号化する上記従来方式の回路図を示している。又、
第４図は、第３図で暗号化されたデータを復号する上記
従来方式の回路図を示している。
を暗号化する上記従来方式の回路図を示している。又、
第４図は、第３図で暗号化されたデータを復号する上記
従来方式の回路図を示している。
第３図において、ブロツク暗号機101は、暗号化鍵104
によつて64ビツト長の任意のデータを同じく64ビツト長
の暗号文に変換する装置である。排他的論理和装置102
は、任意の２つの64ビツト長のデータに対し、対応する
ビツト位置同士で排他的論理和をとり、結果として得ら
れる64ビツトのデータを出力する装置である。なお、10
3は、ブロツク暗号機101の出力を１ブロツク分遅延させ
る遅延バツフアである。この従来方式において、データ
Ｍを暗号化する場合、次の処理を行つていた。（なお、
以下の説明で、符号C,M,X,Y等は、データを表示する場
合とデータの数値を表示する場合とある。） （１） Ｍを64ビツト単位長のブロツクM1,M2,……に分
割する。
によつて64ビツト長の任意のデータを同じく64ビツト長
の暗号文に変換する装置である。排他的論理和装置102
は、任意の２つの64ビツト長のデータに対し、対応する
ビツト位置同士で排他的論理和をとり、結果として得ら
れる64ビツトのデータを出力する装置である。なお、10
3は、ブロツク暗号機101の出力を１ブロツク分遅延させ
る遅延バツフアである。この従来方式において、データ
Ｍを暗号化する場合、次の処理を行つていた。（なお、
以下の説明で、符号C,M,X,Y等は、データを表示する場
合とデータの数値を表示する場合とある。） （１） Ｍを64ビツト単位長のブロツクM1,M2,……に分
割する。
（２） 第１番目のブロツクM1は、排他的論理和装置10
2を素通りして、ブロツク暗号機102で暗号化される。
2を素通りして、ブロツク暗号機102で暗号化される。
C1＝enc（M1） 64ビツトのデータC1が、第１番目の暗号文ブロツクと
して出力される。
して出力される。
（３） 第２番目のブロツクM2は、排他的論理和装置10
2において、前記暗号文ブロツクC1と排他的論理和がと
られる。
2において、前記暗号文ブロツクC1と排他的論理和がと
られる。
X2＝M2C1 ここで、は排他的論理和を表わす。
X2は、ブロツク暗号機で暗号化される。
C2＝enc（X2） 64ビツトのデータC2が、第２番目の暗号文ブロツクと
して、出力される。
して、出力される。
（４） 第３番目以降のブロツクM3,……も同様に、X3
＝M3C2,C3＝enc（X3），……のようにして、順次暗号
文ブロツクC3,……に変換され出力される。
＝M3C2,C3＝enc（X3），……のようにして、順次暗号
文ブロツクC3,……に変換され出力される。
次に、このようにして変換された暗号文ブロツクC1,C
2,……は、フアイルに蓄積されたり、あるいは、受信者
に送信されたりした後、第４図の復号化方式によつて、
復号化することができる。第４図で、201はブロツク復
号機、202は排他的論理和装置、203は１ブロツク長の遅
延をする遅延バツフア、205は復号化鍵である。
2,……は、フアイルに蓄積されたり、あるいは、受信者
に送信されたりした後、第４図の復号化方式によつて、
復号化することができる。第４図で、201はブロツク復
号機、202は排他的論理和装置、203は１ブロツク長の遅
延をする遅延バツフア、205は復号化鍵である。
（１） 暗号文Ｃを64ビツト単位長のブロツクC1,C2,…
…に分割する。
…に分割する。
（２） 第１番目のブロツクC1は、ブロツク復号機201
で復号化される。
で復号化される。
M1＝dec（C1） 64ビツトのデータM1が、排他的論理和装置202を素通
りして、第１番目の平文ブロツクとして出力される。
りして、第１番目の平文ブロツクとして出力される。
（３） 第２番目のブロツクC2は、ブロツク復号機で復
号化される。
号化される。
X2＝dec（C2） X2は排他的論理和装置202において、前記暗号文ブロ
ツクC1と排他的論理和がとられる。
ツクC1と排他的論理和がとられる。
M2＝X2C1 64ビツトのデータM2が、第２番目の平文ブロツクとし
て、出力される。
て、出力される。
（４） 第３番目以降のブロツクC3,……も同様に順次
平文ブロツクM3,……に変換され出力される。
平文ブロツクM3,……に変換され出力される。
上記のような暗号化の方式はCBC（Cipher Block Chai
ning）方式と呼ばれ、暗号文の強度を強化するうえで有
効であつた。
ning）方式と呼ばれ、暗号文の強度を強化するうえで有
効であつた。
しかし、上記従来のCBC方式において、ブロツク暗号
機、および、ブロツク復号機として、例えばRSA暗号の
ように一定の数Ｎ未満に限り暗号化するような方式に従
うブロツク暗号機を用いる場合、次の問題が生じた。
機、および、ブロツク復号機として、例えばRSA暗号の
ように一定の数Ｎ未満に限り暗号化するような方式に従
うブロツク暗号機を用いる場合、次の問題が生じた。
つまり、第３図及び第４図において、前記の（３）の
排他的論理和をとるところで、排他的論理和装置の入力
は所定の整数値Ｎ未満であつても、その出力（結果）が
数Ｎを越えてしまい、正しく暗号化、復号化できないと
いう問題が生じた。
排他的論理和をとるところで、排他的論理和装置の入力
は所定の整数値Ｎ未満であつても、その出力（結果）が
数Ｎを越えてしまい、正しく暗号化、復号化できないと
いう問題が生じた。
従つて、本発明の目的は、上記CBCモードの暗号化及
びその復号化を行なうデータ秘匿方式において、如何な
る場合も暗号化及び復号化されるデータの数値が所定整
数値Ｎを越えることなく、その暗号化及び復号化を可能
とすることにある。
びその復号化を行なうデータ秘匿方式において、如何な
る場合も暗号化及び復号化されるデータの数値が所定整
数値Ｎを越えることなく、その暗号化及び復号化を可能
とすることにある。
上記目的を達成するため、本願の第１〜第４発明のデ
ータ秘匿方式は、つぎの第１項〜第４項のように構成さ
れる。
ータ秘匿方式は、つぎの第１項〜第４項のように構成さ
れる。
1.データを暗号化するための手段として、 ある一定の整数値Ｎに対し、整数値Ｎ未満の整数値Ｘ
のデータを入力し、整数値Ｎ未満の別の整数値Ｃのデー
タに暗号化変換 Ｃ＝enc（Ｘ） を行つて値Ｃのデータを出力するブロツク暗号化部と、 整数値Ｎ未満の整数値Ｍのデータと前記ブロツク暗号
化部の出力値Ｃを加算して、Ｎで割つた余り Ｘ′＝Ｍ＋Ｃ（mod N） を出力するモジユロ加算部とを、前記余りＸ′がブロツ
ク信号化部の入力（Ｘ）となるように連結する構成とす
る。
のデータを入力し、整数値Ｎ未満の別の整数値Ｃのデー
タに暗号化変換 Ｃ＝enc（Ｘ） を行つて値Ｃのデータを出力するブロツク暗号化部と、 整数値Ｎ未満の整数値Ｍのデータと前記ブロツク暗号
化部の出力値Ｃを加算して、Ｎで割つた余り Ｘ′＝Ｍ＋Ｃ（mod N） を出力するモジユロ加算部とを、前記余りＸ′がブロツ
ク信号化部の入力（Ｘ）となるように連結する構成とす
る。
2.前記第１項記載の構成において、 整数Ｍが整数Ｎの値を越えるような場合、 整数Ｍの表示をブロツクに分割して、各ブロツクを整
数変換したときの値M1,M2,……が整数Ｎの値を越えない
ようにした後、 前記モジユロ加算部により、第１番目の値M1に、予め
定めた一定の整数値Ｂを加えて割つた余り X1＝M1＋Ｂ（mod N） を得、 それを前記ブロツク暗号化部によつて暗号化して C1＝enc（X1） を得て、値C1の第１番目の暗号文ブロツクとし、 その後、前記モジユロ加算部により、第２番目の値M2
に、前記値C1を加えてＮで割つた余り X2＝M2＋C1（mod N） を得て、 それを前記ブロツク暗号化部によつて暗号化して C2＝enc（X2） を得、値C2の第２番目の暗号文ブロツクとし、 その後、同様の繰返しを行つて、値M1,M2,……の平文
ブロツクを値C1,C2,……の暗号文ブロツクに順次変換す
る構成とする。
数変換したときの値M1,M2,……が整数Ｎの値を越えない
ようにした後、 前記モジユロ加算部により、第１番目の値M1に、予め
定めた一定の整数値Ｂを加えて割つた余り X1＝M1＋Ｂ（mod N） を得、 それを前記ブロツク暗号化部によつて暗号化して C1＝enc（X1） を得て、値C1の第１番目の暗号文ブロツクとし、 その後、前記モジユロ加算部により、第２番目の値M2
に、前記値C1を加えてＮで割つた余り X2＝M2＋C1（mod N） を得て、 それを前記ブロツク暗号化部によつて暗号化して C2＝enc（X2） を得、値C2の第２番目の暗号文ブロツクとし、 その後、同様の繰返しを行つて、値M1,M2,……の平文
ブロツクを値C1,C2,……の暗号文ブロツクに順次変換す
る構成とする。
3.データを復号化するための手段として、 ある一定の整数値Ｎに対し、整数値Ｎ未満の整数値Ｃ
のデータを入力し、整数値Ｎ未満の別の整数値Ｙのデー
タに復号化変換 Ｙ＝dec（Ｃ） を行つて出力するブロツク復号化部と、 前記ブロツク復号部の出力値Ｙから前記値Ｃを減算し
てＮで割つた余り Ｍ′＝Ｙ−Ｃ（mod N） を出力するモジユロ減算部とにより構成する。
のデータを入力し、整数値Ｎ未満の別の整数値Ｙのデー
タに復号化変換 Ｙ＝dec（Ｃ） を行つて出力するブロツク復号化部と、 前記ブロツク復号部の出力値Ｙから前記値Ｃを減算し
てＮで割つた余り Ｍ′＝Ｙ−Ｃ（mod N） を出力するモジユロ減算部とにより構成する。
4.前記第３項記載の構成において、 整数Ｃが整数Ｎの値を越えるような場合、 整数Ｃの表示をブロツクに分割して、各ブロツクを整
数変換したときの値C1,C2,……が整数Ｎの値を越えない
ようにした後、 前記ブロツク復号化部により、第１番目の値C1を復号
化して、 Y1＝dec（C1） を得た後、 前記値Y1から予め定めた一定の整数値Ｂを減算してＮ
で割つた余り M1′＝Y1−Ｂ（mod N） を得て、値M1′の第１番目の平文ブロツクとし、 その後、前記ブロツク復号化部により、第２番目の値
C2を復号化して、 Y2＝dec（C2） を得た後、 前記値Y2から前記C1を減算してＮで割つた余り M2′＝Y2−C1（mod N） を得て、値M2′の第２番目の平文ブロツクとし、 その後、同様の繰返しを行つて、値C1,C2,……の暗号
文ブロツクを値M1′,M2′，……の平文ブロツクに順次
変換する構成とする、 〔作用〕 上記構成に基づく作用を説明する。
数変換したときの値C1,C2,……が整数Ｎの値を越えない
ようにした後、 前記ブロツク復号化部により、第１番目の値C1を復号
化して、 Y1＝dec（C1） を得た後、 前記値Y1から予め定めた一定の整数値Ｂを減算してＮ
で割つた余り M1′＝Y1−Ｂ（mod N） を得て、値M1′の第１番目の平文ブロツクとし、 その後、前記ブロツク復号化部により、第２番目の値
C2を復号化して、 Y2＝dec（C2） を得た後、 前記値Y2から前記C1を減算してＮで割つた余り M2′＝Y2−C1（mod N） を得て、値M2′の第２番目の平文ブロツクとし、 その後、同様の繰返しを行つて、値C1,C2,……の暗号
文ブロツクを値M1′,M2′，……の平文ブロツクに順次
変換する構成とする、 〔作用〕 上記構成に基づく作用を説明する。
上記の手段により、以下に述べるように、一定の数Ｎ
未満の数に対して暗号化、復号化を行うブロツク暗号
機、ブロツク復号機を用いて、CBC（Cipher Block Chai
ning）モードによる暗号化および復号化を行うことがで
きる。暗号化及び復号化は次の式によつて行なわれる。
未満の数に対して暗号化、復号化を行うブロツク暗号
機、ブロツク復号機を用いて、CBC（Cipher Block Chai
ning）モードによる暗号化および復号化を行うことがで
きる。暗号化及び復号化は次の式によつて行なわれる。
（１） 暗号化の式（第１及び第２発明） （２） 復号化の式（第３及び第４発明） ここで、 となり、ただしく、暗号化、復号化される。
第１図は、本発明の一実施例の暗号化を行う方式の回
路図である。
路図である。
第１図において、301はブロツク暗号機、302はモジユ
ロ加算機、303は１ブロツク長遅延する遅延バツフア、3
04は暗号化鍵である。モジユロ加算機302は、ある一定
の整数値Ｎ未満のデータM1,M2,……を入力するととも
に、遅延バツフア303から整数値Ｎ未満のデータB,C1,…
…を入力し、M1とＢの和をＮで割つた余りX1,M2とC1の
和をＮで割つた余りX2,……を出力する。ここで、Ｂは
Ｎ未満の任意の数値である。又、ここでいうM1とＢの
和、M2とC1の和とは、通常の算術的な和である。余り
X1,X2,……は如何なる場合でも整数値Ｎ未満となる。ブ
ロツク暗号機301は、モジユロ加算機302の出力データ
X1,X2,……と暗号化鍵304を入力して、暗号文データC1,
C2,……を出力する。
ロ加算機、303は１ブロツク長遅延する遅延バツフア、3
04は暗号化鍵である。モジユロ加算機302は、ある一定
の整数値Ｎ未満のデータM1,M2,……を入力するととも
に、遅延バツフア303から整数値Ｎ未満のデータB,C1,…
…を入力し、M1とＢの和をＮで割つた余りX1,M2とC1の
和をＮで割つた余りX2,……を出力する。ここで、Ｂは
Ｎ未満の任意の数値である。又、ここでいうM1とＢの
和、M2とC1の和とは、通常の算術的な和である。余り
X1,X2,……は如何なる場合でも整数値Ｎ未満となる。ブ
ロツク暗号機301は、モジユロ加算機302の出力データ
X1,X2,……と暗号化鍵304を入力して、暗号文データC1,
C2,……を出力する。
第２図は、第１図の実施例により作成された暗号文デ
ータを蓄積又は伝送した後復号化するための本発明の一
実施例の回路図である。
ータを蓄積又は伝送した後復号化するための本発明の一
実施例の回路図である。
第２図において、401はブロツク復号機、402はモジユ
ロ減算機、403は１ブロツク長の遅延を行なう遅延バツ
フア、405は復号化鍵である。第４図で、既に作成済の
暗号文データC1,C2,……が、遅延バツフア403に入力さ
れるとともに、ブロツク復号機401に入力される。ブロ
ツク暗号機401は、暗号文データC1,C2,……と、復号化
鍵405を入力し、復号データY1,Y2,……を出力する。遅
延バツフア403は、暗号文データC1,C2,……を入力し、
データB,C1,C2,……を出力する。モジユロ減算機403
は、遅延バツフア403からデータB,C1,C2,……を、又、
ブロツク復号機401からデータY1,Y2,を入力し、Y1から
Ｂを減算してＮで割つた余りM1′,Y2からC1を減算して
Ｎで割つた余りM2′，……を出力する。
ロ減算機、403は１ブロツク長の遅延を行なう遅延バツ
フア、405は復号化鍵である。第４図で、既に作成済の
暗号文データC1,C2,……が、遅延バツフア403に入力さ
れるとともに、ブロツク復号機401に入力される。ブロ
ツク暗号機401は、暗号文データC1,C2,……と、復号化
鍵405を入力し、復号データY1,Y2,……を出力する。遅
延バツフア403は、暗号文データC1,C2,……を入力し、
データB,C1,C2,……を出力する。モジユロ減算機403
は、遅延バツフア403からデータB,C1,C2,……を、又、
ブロツク復号機401からデータY1,Y2,を入力し、Y1から
Ｂを減算してＮで割つた余りM1′,Y2からC1を減算して
Ｎで割つた余りM2′，……を出力する。
上記の第１図及び第２図の実施例により、一定の数Ｎ
未満の数に対して暗号化、復号化合を行うブロツク暗号
機、ブロツク復号機を用いて、CBC（Cipher Block Chai
ning）モードによる暗号化を行うことができる。つま
り、暗号化及復号化は次の式によつて行なわれる。
未満の数に対して暗号化、復号化合を行うブロツク暗号
機、ブロツク復号機を用いて、CBC（Cipher Block Chai
ning）モードによる暗号化を行うことができる。つま
り、暗号化及復号化は次の式によつて行なわれる。
（１） 暗号化の式（第１図） （２） 復号化の式（第２図） ここで、 となり、ただしく、暗号化、復号化される。
このようにして、本実施例によれば、暗号化方式、復
号化方式のいずれの場合にも、データの数値が所定値Ｎ
を越えることはなく、暗号化、復号化ができない事態が
発生することはない。
号化方式のいずれの場合にも、データの数値が所定値Ｎ
を越えることはなく、暗号化、復号化ができない事態が
発生することはない。
以上詳述したように、本発明のデータ秘匿方式により
ば、CBCモードの暗号化及びその復号化を行なう際に、
モジユロ加算機及びモジユロ減算機を用いることによつ
て、所定の整数値を越えるデータが生じないようにして
暗号化及復号化を行なうようにしたので、如何なるデー
タ入力に対しても常に所要の暗号化及び復号化が可能と
なる等、優れた効果を奏する。
ば、CBCモードの暗号化及びその復号化を行なう際に、
モジユロ加算機及びモジユロ減算機を用いることによつ
て、所定の整数値を越えるデータが生じないようにして
暗号化及復号化を行なうようにしたので、如何なるデー
タ入力に対しても常に所要の暗号化及び復号化が可能と
なる等、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例として一定の数値Ｎ未満の数
値に対する暗号化を行なうブロツク暗号機を用いてCBC
方式で行なう暗号方式の構成図、第２図は本発明の一実
施例として第１図の実施例で暗号化されたデータについ
て一定の数値Ｎ未満の数に対する復号化を行なうブロツ
ク暗号機を用いてCBC方式で行なう復号方式の構成図、
第３図は従来のデータ暗号化方式の一例を示す構成図、
第４図は従来のデータ復号化方式の一例を示す構成図で
ある。 301……ブロツク暗号機、302……モジユロ加算機、303,
403……遅延バツフア、304……暗号化鍵、401……ブロ
ツク復号機、402……モジユロ減算機、405……復号化
鍵。
値に対する暗号化を行なうブロツク暗号機を用いてCBC
方式で行なう暗号方式の構成図、第２図は本発明の一実
施例として第１図の実施例で暗号化されたデータについ
て一定の数値Ｎ未満の数に対する復号化を行なうブロツ
ク暗号機を用いてCBC方式で行なう復号方式の構成図、
第３図は従来のデータ暗号化方式の一例を示す構成図、
第４図は従来のデータ復号化方式の一例を示す構成図で
ある。 301……ブロツク暗号機、302……モジユロ加算機、303,
403……遅延バツフア、304……暗号化鍵、401……ブロ
ツク復号機、402……モジユロ減算機、405……復号化
鍵。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 良一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所システム開発研究所 内 (56)参考文献 島田、田中、岡本「データ長の拡大を 防ぐＲＳＡ暗号のブロック化方式」昭和 63年電子情報通信学会秋季全国大会講演 論文集 分冊Ａ−１，Ｐ．Ａ−１−92 （昭和63年９月)
Claims (4)
- 【請求項１】データを暗号化するための方式であつて、
ある一定の整数値Ｎに対し、整数値Ｎ未満の整数値Ｘの
データを入力し、整数値Ｎ未満の別の整数値Ｃのデータ
に暗号化変換 Ｃ＝enc（Ｘ） を行うブロツク暗号化部と、整数値Ｎ未満の整数値Ｍの
データと前記ブロツク暗号化部の値Ｃの出力を加算して
Ｎで割つた余り Ｘ′＝Ｍ＋Ｃ（mod N） を出力するモジユロ加算部と、 前記モジユロ加算部の出力を前記ブロツク暗号化部の入
力として結合する手段とを備えたことを特徴とするデー
タ秘匿方式。 - 【請求項２】入力データの整数値Ｍが前記整数値Ｎを越
える場合、前記整数値Ｍの表示をブロツクに分割して、
各ブロツクを整数変換したときの値M1,M2,……が前記整
数値を越えないようにして前記モジユロ加算部に供給す
る手段を設け、前記モジユロ加算部により、前記各ブロ
ツクの第１番目の値M1に、予め定めた一定の整数値Ｂを
加えてＮで割つた余り X1＝M1＋Ｂ（mod N） を得、 それを前記ブロツク暗号化部によつて暗号化して C1＝enc（X1） を得て、値C1の第１番目の暗号文ブロツクとし、 その後、第１項記載のモジユロ加算部分により、第２番
目の値M2に、前記値C1を加えてＮで割つた余り X2＝M2＋C1（mod N） を得て、 それを前記ブロツク暗号化部分によつて暗号化して C2＝enc（X2） を得、値C2の第２番目の暗号文ブロツクとし、 その後、同様の繰返しを行つて、値M1,M2,……の平文ブ
ロツクを値C1,C2,……の暗号文ブロツクに順次変換する
ように構成したことを特徴とする請求項１記載のデータ
秘匿方式。 - 【請求項３】データを復号化するための方式であつて、
ある一定の整数値Ｎに対し、整数値Ｎ未満の整数値Ｃの
データを入力し、整数値Ｎ未満の別の整数値Ｙのデータ
に復号化変換 Ｙ＝dec（Ｃ） を行つて出力するブロツク復号化部分と、 前記ブロツク復号化部の出力値Ｙから前記値Ｃを減算し
てＮで割つた余り Ｍ′＝Ｙ−Ｃ（nod N） を出力するモジユロ減算部とを備えたことを特徴とする
データ秘匿方式。 - 【請求項４】復号化するためのデータの整数値Ｃが整数
Ｎの値を越える場合、前記整数値Ｃの表示をブロツクに
分割して、各ブロツクを整数変換したときの値C1,C2,…
…が整数Ｎの値を越えないようにした後、 前記ブロツク復号化部により、第１番目の値C1を復号化
して、 Y1＝dec（C1） を得た後、 前記値Y1から予め定めた一定の整数値Ｂを減算してＮで
割つた余り M1′＝Y1−Ｂ（mod N） を得て、値M1′の第１番目の平文ブロツクとし、 その後、前記ブロツク復号化部により、第２番目の値C2
を復号化して、 Y2＝dec（C2） を得た後、 前記値Y2から前記C1を減算してＮで割つた余り M2′＝Y2−C1（mod N） を得て、値M2′の第２番目の平文ブロツクとし、 その後、同様の繰返しを行つて、値C1,C2,……の暗号文
ブロツクを値M1′,M2′，……の平文ブロツクに順次変
化するように構成したことを特徴とする請求項３記載の
データ秘匿方式。
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| JP63088903A JP2683022B2 (ja) | 1988-04-13 | 1988-04-13 | データ秘匿方式 |
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Non-Patent Citations (1)
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|---|
| 島田、田中、岡本「データ長の拡大を防ぐＲＳＡ暗号のブロック化方式」昭和６３年電子情報通信学会秋季全国大会講演論文集 分冊Ａ−１，Ｐ．Ａ−１−９２（昭和６３年９月） |
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