JP2679191B2 - ケーブル地絡点探査装置 - Google Patents
ケーブル地絡点探査装置Info
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- JP2679191B2 JP2679191B2 JP31246388A JP31246388A JP2679191B2 JP 2679191 B2 JP2679191 B2 JP 2679191B2 JP 31246388 A JP31246388 A JP 31246388A JP 31246388 A JP31246388 A JP 31246388A JP 2679191 B2 JP2679191 B2 JP 2679191B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、地中、導体上、金属製の配管やラック等に
敷設されたシールドを付多心線のシールド線の地絡を探
査する装置に関するものである。
敷設されたシールドを付多心線のシールド線の地絡を探
査する装置に関するものである。
[従来の技術] この種の探査装置として、特開昭60−85374号公報の
第1図には、ケーブル心線間の混線(中途短絡)点Pを
探査するものが開示されている。これは、ケーブルの一
端で、混線していない心線L1と混線している心線のうち
1本L3とを短絡させ、他端でブリッジを構成することに
より、ケーブル全長に対する混線点Pまでの距離の比を
求め、混線点を探査するものである。
第1図には、ケーブル心線間の混線(中途短絡)点Pを
探査するものが開示されている。これは、ケーブルの一
端で、混線していない心線L1と混線している心線のうち
1本L3とを短絡させ、他端でブリッジを構成することに
より、ケーブル全長に対する混線点Pまでの距離の比を
求め、混線点を探査するものである。
また、特開昭61−201171号公報には、ケーブルのシー
ルド線の地絡点を探査する方法が開示されている。この
方法は複数のケーブルのシールド線または導体の地絡点
を1回で探査できるようにするものであるが、原理的に
は、1本のケーブルのシールド線の地絡点を次のように
探査する。まず、探査対象となるシールド線にパルス信
号を送り、地絡点から大地に漏れてパルス発信器に戻る
このパルス信号を、大地に刺した2本の電極と検流計に
より、電位差として捉える。そして、2本の電極を刺す
位置をケーブルに沿って移動させることにより、この電
位差の変化から、地絡点を探査する。
ルド線の地絡点を探査する方法が開示されている。この
方法は複数のケーブルのシールド線または導体の地絡点
を1回で探査できるようにするものであるが、原理的に
は、1本のケーブルのシールド線の地絡点を次のように
探査する。まず、探査対象となるシールド線にパルス信
号を送り、地絡点から大地に漏れてパルス発信器に戻る
このパルス信号を、大地に刺した2本の電極と検流計に
より、電位差として捉える。そして、2本の電極を刺す
位置をケーブルに沿って移動させることにより、この電
位差の変化から、地絡点を探査する。
[発明が解決しようとする課題] 前者(特開昭60−85374号)の従来技術では、同種の
心線同士の混線点は探査できるが、シールド線の地絡点
は探査できない。これは、そのブリッジが、心線の抵抗
値がほぼ同一であることを前提として構成されているの
に対し、シールド線は、通常、心線に比べて数倍から数
十倍の抵抗値を有するためである。
心線同士の混線点は探査できるが、シールド線の地絡点
は探査できない。これは、そのブリッジが、心線の抵抗
値がほぼ同一であることを前提として構成されているの
に対し、シールド線は、通常、心線に比べて数倍から数
十倍の抵抗値を有するためである。
また、後者(特開昭61−201171号)の従来技術による
と、2本の電極を、敷設されたケーブルに沿って移動さ
せなければならず、手間がかかると共に探査の迅速性に
欠けるという欠点がある。
と、2本の電極を、敷設されたケーブルに沿って移動さ
せなければならず、手間がかかると共に探査の迅速性に
欠けるという欠点がある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るケーブル地絡点探査装置は、複数の心線
と遮蔽層線(シールド線)とを有する多心ケーブルの遮
蔽層線の地絡点を探査するものであり、上記従来技術の
課題を解決して、迅速に、また、ケーブルに沿って移動
することなく、ケーブルのシールド線の地絡点を探査す
ることができる。このケーブル地絡点探査装置は、導体
と、可変抵抗と、検流計と、固定抵抗と、この固定抵抗
と等しい全体抵抗を有する可動接点付分圧器と、電源と
を備えており、更に、次のような構成を有することを特
徴とする。
と遮蔽層線(シールド線)とを有する多心ケーブルの遮
蔽層線の地絡点を探査するものであり、上記従来技術の
課題を解決して、迅速に、また、ケーブルに沿って移動
することなく、ケーブルのシールド線の地絡点を探査す
ることができる。このケーブル地絡点探査装置は、導体
と、可変抵抗と、検流計と、固定抵抗と、この固定抵抗
と等しい全体抵抗を有する可動接点付分圧器と、電源と
を備えており、更に、次のような構成を有することを特
徴とする。
まず、次のようなブリッジを形成する。
(a)ケーブルの一端で、複数の心線のうちの任意の
2本である第1心線・第2心線と遮蔽層線とを導体で短
絡して第1頂点を形成し、 (b)ケーブルの他端で、第1心線と直列に可変抵抗
を接続して第2頂点を形成し、第2心線と直列に検流計
を接続して第3頂点を形成し、遮蔽層線の他端を第4頂
点とし、第2頂点と第3頂点との間に固定抵抗を接続
し、第3頂点と第4頂点との間に分圧器を接続し、第2
頂点と第4頂点との間に電源を接続する。
2本である第1心線・第2心線と遮蔽層線とを導体で短
絡して第1頂点を形成し、 (b)ケーブルの他端で、第1心線と直列に可変抵抗
を接続して第2頂点を形成し、第2心線と直列に検流計
を接続して第3頂点を形成し、遮蔽層線の他端を第4頂
点とし、第2頂点と第3頂点との間に固定抵抗を接続
し、第3頂点と第4頂点との間に分圧器を接続し、第2
頂点と第4頂点との間に電源を接続する。
そして、上記ブリッジ構成から、検流計の一端を接地
し他端を分圧器の可動接点に接続するブリッジ構成へ
の、切替スイッチを設ける。
し他端を分圧器の可動接点に接続するブリッジ構成へ
の、切替スイッチを設ける。
[作用] 作動原理を第3図により説明する。第3図(A)は上
記(a)、(b)によるブリッジ構成を示す。この図に
おいて、第1、第2、第3、第4頂点が各々C1、C2、C
3、C4であり、第1心線が100、第2心線が102、シール
ド線が104、可変抵抗が106、検流計が108、固定抵抗が1
10、可動接点付分圧器が112、電源が114で示される。
記(a)、(b)によるブリッジ構成を示す。この図に
おいて、第1、第2、第3、第4頂点が各々C1、C2、C
3、C4であり、第1心線が100、第2心線が102、シール
ド線が104、可変抵抗が106、検流計が108、固定抵抗が1
10、可動接点付分圧器が112、電源が114で示される。
このブリッジで、まず、検流計108を見ながら可変抵
抗106の抵抗値を調整して、第1頂点C1−第3頂点C3間
の電流が0になるように、平衡調整を行う。このとき、
各要素の抵抗値をRにその要素の番号を付した記号で表
すことにすると、R110=R112であることから、 R104=R100+R106 となる。
抗106の抵抗値を調整して、第1頂点C1−第3頂点C3間
の電流が0になるように、平衡調整を行う。このとき、
各要素の抵抗値をRにその要素の番号を付した記号で表
すことにすると、R110=R112であることから、 R104=R100+R106 となる。
次に、切替スイッチにより、検流計108の一端を第2
心線102から切り離して接地し、他端を第3頂点C3から
切り離して分圧器112の可動接点112bに接続する。この
状態が第3図(B)である。検流計108の一端を接地す
ることにより、遮蔽層線104の地絡点104bと検流計108の
その一端とは短絡されるため、第3図(B)のような構
成となる。この状態で分圧器112の可動接点112bの位置
を調整し、検流計108の電流値が0となるように平衡を
とる。
心線102から切り離して接地し、他端を第3頂点C3から
切り離して分圧器112の可動接点112bに接続する。この
状態が第3図(B)である。検流計108の一端を接地す
ることにより、遮蔽層線104の地絡点104bと検流計108の
その一端とは短絡されるため、第3図(B)のような構
成となる。この状態で分圧器112の可動接点112bの位置
を調整し、検流計108の電流値が0となるように平衡を
とる。
このとき、遮蔽層線104の地絡点104bよりも第1頂点C
1側の抵抗値をR104a、第4頂点C4側の抵抗値をR104c、
分圧器112の第3頂点C3側の抵抗値をR112a、第4頂点C4
側の抵抗値をR112cとすると、 R104c/R104=R112c/R112 となる。これにより、前記ケーブルの他端、つまり第4
頂点を形成した側から遮蔽層線104の地絡点104bまでの
距離Lxは、分圧器112の可動接点112bの位置を読み取る
ことにより、 Lx=L・(R112c/R112) として求められる。ここで、Lはケーブル全長である。
1側の抵抗値をR104a、第4頂点C4側の抵抗値をR104c、
分圧器112の第3頂点C3側の抵抗値をR112a、第4頂点C4
側の抵抗値をR112cとすると、 R104c/R104=R112c/R112 となる。これにより、前記ケーブルの他端、つまり第4
頂点を形成した側から遮蔽層線104の地絡点104bまでの
距離Lxは、分圧器112の可動接点112bの位置を読み取る
ことにより、 Lx=L・(R112c/R112) として求められる。ここで、Lはケーブル全長である。
[実施例] 本発明の実施例であるケーブル地絡点探査装置を第
1、2図を基に説明する。本探査装置は本体2と導体4
とからなり、導体4は探査しようとするシールド線付多
心ケーブル6の一端で2本の心線8、10とシールド線12
を短絡するのに用いられる。この一端における短絡点が
上記本発明の構成における第1頂点C1に相当する。本体
2はケーブル6の他端で使用される。なお、ケーブル6
のシールド線12は地点14で地絡しているものとする。
1、2図を基に説明する。本探査装置は本体2と導体4
とからなり、導体4は探査しようとするシールド線付多
心ケーブル6の一端で2本の心線8、10とシールド線12
を短絡するのに用いられる。この一端における短絡点が
上記本発明の構成における第1頂点C1に相当する。本体
2はケーブル6の他端で使用される。なお、ケーブル6
のシールド線12は地点14で地絡しているものとする。
探査装置本体2の正面パネル20には、第2図に示すよ
うに、探査しようとするケーブルの2心線8、10とシー
ルド線12を各々接続する3つの端子22、24、26と、接地
端子28とが備えられている。この接地端子28は、探査し
ようとするケーブル6のシールド線12が接触している対
象に接続する。例えば、ケーブル6が地中に埋設されて
いるのであれば、端子28は地中に埋設した端子に接続
し、配管内やシャーシ上等に配設されているのであれ
ば、それらの導体と接続する。
うに、探査しようとするケーブルの2心線8、10とシー
ルド線12を各々接続する3つの端子22、24、26と、接地
端子28とが備えられている。この接地端子28は、探査し
ようとするケーブル6のシールド線12が接触している対
象に接続する。例えば、ケーブル6が地中に埋設されて
いるのであれば、端子28は地中に埋設した端子に接続
し、配管内やシャーシ上等に配設されているのであれ
ば、それらの導体と接続する。
本体2の内部の回路を第1図により説明する。第1の
心線8と接続された端子22には可変抵抗30が接続され、
第2頂点C2に相当する第2接続点32に連がる。可変抵抗
30の抵抗値は、前面パネル20上のつまみ54により変える
ことができる。第2の心線10と接続された端子24には、
切替スイッチ34aを介して検流計ユニット36が接続さ
れ、更に切替スイッチ34bを介して、第3頂点C3に相当
する第3接続点38に連がる。この2つの切替スイッチ34
aと34bとは連動しており、本体2の前面パネル20上のつ
まみ34により同時に切り替えられる。シールド線12と接
続された端子26には直ちに第4頂点C4に相当する第4接
続点40が接続される。第2接続点32と第3接続点38との
間には固定抵抗42が、そして第3接続点38と第4接続点
40との間には分圧器44が接続される。分圧器44の全体抵
抗値R44は固定抵抗42の抵抗値R42と等しい。また、分圧
器44は可動接点44aを有し、前面パネル20のつまみ46に
より、この可動接点44aの位置を変えることができる。
心線8と接続された端子22には可変抵抗30が接続され、
第2頂点C2に相当する第2接続点32に連がる。可変抵抗
30の抵抗値は、前面パネル20上のつまみ54により変える
ことができる。第2の心線10と接続された端子24には、
切替スイッチ34aを介して検流計ユニット36が接続さ
れ、更に切替スイッチ34bを介して、第3頂点C3に相当
する第3接続点38に連がる。この2つの切替スイッチ34
aと34bとは連動しており、本体2の前面パネル20上のつ
まみ34により同時に切り替えられる。シールド線12と接
続された端子26には直ちに第4頂点C4に相当する第4接
続点40が接続される。第2接続点32と第3接続点38との
間には固定抵抗42が、そして第3接続点38と第4接続点
40との間には分圧器44が接続される。分圧器44の全体抵
抗値R44は固定抵抗42の抵抗値R42と等しい。また、分圧
器44は可動接点44aを有し、前面パネル20のつまみ46に
より、この可動接点44aの位置を変えることができる。
第2接続点32と第4接続点40とは開閉スイッチ48およ
び直流電源50を介して接続される。この開閉スイッチ48
は前面パネル20から操作できる。
び直流電源50を介して接続される。この開閉スイッチ48
は前面パネル20から操作できる。
本実施例では、検流計ユニット36は次のような内部構
成を有する。2つの切替スイッチ34aと34bとの間には抵
抗33aが接続され、この抵抗36aと並列にアンプ36bが接
続される。アンプ36bには1Hz以上の変動成分をカットす
るローパスフィルタ36cを介して検流計メータ36dが接続
される。
成を有する。2つの切替スイッチ34aと34bとの間には抵
抗33aが接続され、この抵抗36aと並列にアンプ36bが接
続される。アンプ36bには1Hz以上の変動成分をカットす
るローパスフィルタ36cを介して検流計メータ36dが接続
される。
端子24に近い方の切替スイッチ34aの検流計36側でな
い接点には、地電流打消回路56を介して上述の接地端子
28が接続される。地電流打消回路56は2個の乾電池と可
変抵抗から成る回路であり、この可変抵抗を前面パネル
20のつまみ52により調整することにより、大地に流れる
遊送電流を打ち消す。
い接点には、地電流打消回路56を介して上述の接地端子
28が接続される。地電流打消回路56は2個の乾電池と可
変抵抗から成る回路であり、この可変抵抗を前面パネル
20のつまみ52により調整することにより、大地に流れる
遊送電流を打ち消す。
次に、本探査装置の使用方法を説明する。まず、前面
パネル20のつまみ34をAの位置にすることにより、スイ
ッチ34aとスイッチ34bとが連動して第1図の位置に置か
れ、端子24と検流計ユニット36と第3接続点38とが接続
される。これにより、ケーブル6の一端の短絡点4と第
2〜4接続点32、38、40とを頂点とするブリッジが形成
される。この状態で、電源50のスイッチ48を入れ、検流
計メータ36dの針が0となるように、前面パネル20上の
つまみ54を回して可変抵抗30の抵抗値R30を調節する。
このようにしてブリッジの平衡がとれたとき、心線8の
抵抗値をR8、シールド線12の抵抗値をR12とすると、先
のR42=R44の関係から、 R8+R30=R12 となる。
パネル20のつまみ34をAの位置にすることにより、スイ
ッチ34aとスイッチ34bとが連動して第1図の位置に置か
れ、端子24と検流計ユニット36と第3接続点38とが接続
される。これにより、ケーブル6の一端の短絡点4と第
2〜4接続点32、38、40とを頂点とするブリッジが形成
される。この状態で、電源50のスイッチ48を入れ、検流
計メータ36dの針が0となるように、前面パネル20上の
つまみ54を回して可変抵抗30の抵抗値R30を調節する。
このようにしてブリッジの平衡がとれたとき、心線8の
抵抗値をR8、シールド線12の抵抗値をR12とすると、先
のR42=R44の関係から、 R8+R30=R12 となる。
次に、つまみ34をBの位置に切り替える。すると、ス
イッチ34aとスイッチ34bとが連動して切り替わり、検流
計ユニット36の一端は地電流打消回路56、端子28を介し
て接地される。また、他端は分圧器44の可動接点44aに
接続される。これにより、上述の第3図(B)に相当す
るブリッジ回路が構成される。この状態で、まず、電源
スイッチ48を切り、検流計メータ36dの値が0となるよ
うに、つまみ52により地電流打消回路56を調整する。
イッチ34aとスイッチ34bとが連動して切り替わり、検流
計ユニット36の一端は地電流打消回路56、端子28を介し
て接地される。また、他端は分圧器44の可動接点44aに
接続される。これにより、上述の第3図(B)に相当す
るブリッジ回路が構成される。この状態で、まず、電源
スイッチ48を切り、検流計メータ36dの値が0となるよ
うに、つまみ52により地電流打消回路56を調整する。
そして、電源スイッチ48を入れ、検流計メータ36dを
見ながらつまみ46により分圧器44の可動接点44aの位置
を調整して、このブリッジの平衡をとる。この平衡がと
れたとき、可動接点44aの位置から、上記原理より、こ
の探査装置2が接続されたケーブル端からシールド線地
絡点14までの距離が求められる。本実施例では、前面パ
ネル20のつまみ46の周りに可動接地位置のパーセント値
が印刷されており、その目盛を読むことにより地絡点が
直ちに求められる。
見ながらつまみ46により分圧器44の可動接点44aの位置
を調整して、このブリッジの平衡をとる。この平衡がと
れたとき、可動接点44aの位置から、上記原理より、こ
の探査装置2が接続されたケーブル端からシールド線地
絡点14までの距離が求められる。本実施例では、前面パ
ネル20のつまみ46の周りに可動接地位置のパーセント値
が印刷されており、その目盛を読むことにより地絡点が
直ちに求められる。
以上は本発明の一つの実施例を示したのみであり、本
発明はその他、種々の態様で実施され得ることはもちろ
んである。特に、上記実施例では、他のケーブル等から
探査ケーブルの誘導される電流による影響を排除するた
めに、検流計36にローパスフィルタ36cを設けたり、地
電流による誤差を排除するために地電流打消回路56を設
けたりしたが、これらは実施例において特に探査装置の
効用を高めるために用いたものであり、本発明の本質は
これらに左右されるものではない。
発明はその他、種々の態様で実施され得ることはもちろ
んである。特に、上記実施例では、他のケーブル等から
探査ケーブルの誘導される電流による影響を排除するた
めに、検流計36にローパスフィルタ36cを設けたり、地
電流による誤差を排除するために地電流打消回路56を設
けたりしたが、これらは実施例において特に探査装置の
効用を高めるために用いたものであり、本発明の本質は
これらに左右されるものではない。
[発明の効果] 本発明に係るケーブル地絡点探査装置では、ケーブル
の一端で任意の2本の心線と遮蔽層線とを短絡し、他端
でブリッジを形成して平衡調整を行い、切替スイッチに
より別のブリッジ構成に変更して再び平衡をとるという
簡単な構成・操作のみで、遮蔽層線の地絡点を探査する
ことができる。しかも、ケーブルに沿って移動する必要
がなく、操作はケーブルの一端で居ながらにして行える
ため、探査時間は大幅に短縮される。
の一端で任意の2本の心線と遮蔽層線とを短絡し、他端
でブリッジを形成して平衡調整を行い、切替スイッチに
より別のブリッジ構成に変更して再び平衡をとるという
簡単な構成・操作のみで、遮蔽層線の地絡点を探査する
ことができる。しかも、ケーブルに沿って移動する必要
がなく、操作はケーブルの一端で居ながらにして行える
ため、探査時間は大幅に短縮される。
第1図は本発明の実施例であるケーブル地絡点探査装置
の回路図、第2図は同探査装置の正面パネルの外観図、
第3図(A)および(B)は本発明の探査装置の作動原
理を説明するための回路図である。 4……導体、6……ケーブル、8、10、100、102……心
線 12、104……シールド線、30、106……可変抵抗、 36、108……検流計、42、110……固定抵抗、 44、112……可動接点付分圧器、50、114……電源 34……切り替えスイッチ、C1……第1頂点、 C2……第2頂点、C3……第3頂点、C4……第4頂点、
の回路図、第2図は同探査装置の正面パネルの外観図、
第3図(A)および(B)は本発明の探査装置の作動原
理を説明するための回路図である。 4……導体、6……ケーブル、8、10、100、102……心
線 12、104……シールド線、30、106……可変抵抗、 36、108……検流計、42、110……固定抵抗、 44、112……可動接点付分圧器、50、114……電源 34……切り替えスイッチ、C1……第1頂点、 C2……第2頂点、C3……第3頂点、C4……第4頂点、
Claims (1)
- 【請求項1】複数の心線と遮蔽層線とを有する多心ケー
ブルの遮蔽層線の地絡点を探査する装置であって、 導体と、可変抵抗と、検流計と、固定抵抗と、この固定
抵抗と等しい全体抵抗を有する可動接点付分圧器と、電
源とを備え、 ケーブルの一端で、複数の心線のうちの任意の2本であ
る第1心線・第2心線と遮蔽層線とを短絡して第1頂点
を形成し、 ケーブルの他端で、第1心線と直列に可変抵抗を接続し
て第2頂点を形成し、第2心線と直列に検流計を接続し
て第3頂点を形成し、遮蔽層線の他端を第4頂点とし、
第2頂点と第3頂点との間に固定抵抗を接続し、第3頂
点と第4頂点との間に分圧器を接続し、第2頂点と第4
頂点との間に電源を接続することによりブリッジを形成
し、 このブリッジ構成から、検流計の一端を接地し、他端を
分圧器の可動接点に接続するブリッジ構成への切替スイ
ッチを設けたことを特徴とするケーブル地絡点探査装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31246388A JP2679191B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | ケーブル地絡点探査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31246388A JP2679191B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | ケーブル地絡点探査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02157672A JPH02157672A (ja) | 1990-06-18 |
JP2679191B2 true JP2679191B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=18029503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31246388A Expired - Fee Related JP2679191B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | ケーブル地絡点探査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2679191B2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-09 JP JP31246388A patent/JP2679191B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH02157672A (ja) | 1990-06-18 |
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