JP2678290B2 - スキー用自動ワックスがけ機 - Google Patents

スキー用自動ワックスがけ機

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JP2678290B2 JP63163481A JP16348188A JP2678290B2 JP 2678290 B2 JP2678290 B2 JP 2678290B2 JP 63163481 A JP63163481 A JP 63163481A JP 16348188 A JP16348188 A JP 16348188A JP 2678290 B2 JP2678290 B2 JP 2678290B2
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C11/00Accessories for skiing or snowboarding
    • A63C11/04Accessories for skiing or snowboarding for treating skis or snowboards
    • A63C11/08Apparatus for waxing or dewaxing

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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、スキー用自動ワックスがけ機、更に詳しく
は、スキー板の滑走面に自動的に液体ワックスをかける
機器に関するものである。
「従来の技術」 (1) 従来、スキー板の滑走面にワックスをかけると
いう作業は、スキー競技者においては、次に示すような
順序にて行う手作業によって行われてきた。
1) スキー板の滑走面についた雪や汚れを落とし、乾
燥させる。
2) スキー板の滑走面に残存している古いワックスを
削り取る。
3) スキー板の滑走面に、液体または固体であるワッ
クスを新たに塗り、乾燥させる。
4) 塗られたワックスの均一性、厚さ、方向性等の点
検を行う。
5) はみ出たり、不要な部分に塗られたワックスを削
り取る。
(2) 一方、一般のスキーヤーのあいだにも、雪質に
合わせて滑りをよくするためにワックスを塗ることが広
まってきた。
しかし、一般のスキーヤーがワックスがけを行う場
合、競技者がワックスがけを行うほどの時間をかけずに
済ませることが多いので、上記1)及び2)の作業は余
り行われていなかった。
(3) ワックスがけをするスキーヤーが競技者である
か否かを問わず、そのスキー板に塗られたワックスの均
一性、厚さ、方向性等が正確であることにこしたことは
ない。従って、スキー板にワックスがけを行う人の大半
は、スキー板に塗られたワックスの均一性、厚さ、方向
性等について正確であるかどうかを一目で確認すること
ができるよう、スキー板を横たえてワックスがけを行っ
ていた。
「発明が解決しよとする課題」 しかしながら、従来の手作業によるワックスがけには
次のような欠点があった。
1) ワックスがけに伴う作業の全てを手作業にて行っ
ていたので、それに伴って煩わしい点がいくつかあっ
た。例えば、ワックスを削り取る作業で手に傷をおって
しまったり、ワックスを塗る作業でワックスによって衣
服を汚してしまったりすることはしばしば起こってい
た。そして何より、ワックスがけの作業のはじめから終
了まで、一人の人間がかかりっきりとなって行なわれな
ければならず、文字どおり手間のかかる作業であった。
2) ワックスがけの作業においては、スキー板の滑走
面に残存している古いワックスを削り取る作業、及びは
み出たり不要な部分に塗られたワックスを削り取る作業
に関しては省略することが可能であるが、いくつかの作
業を並行して行うことはできないので、作業に要する時
間は長くかかっていた。
3) またワックスがけの作業は、ワックスがけを行う
人が作業のために動くことができるだけの空間とスキー
板を横たえることができる空間とを必要とする場合がほ
とんどである。
実際のワックスがけは、自宅或いはスキー場付近の宿
等において行うことが普通であるが、そのようなところ
で、スキー板を横たえてワックスがけを行えるだけの空
間を確保することは困難な場合が少なくなかった。
かといって、ワックスがけの作業を屋外において行う
ことは好ましくない。なぜならば、風で運ばれてくる細
かいゴミが乾ききっていないワックスに付着するおそれ
があったり、また外気温が低ければワックスが乾くまで
に長時間を要するばかりでなく、作業をする人は寒い思
いをしなければならないからである。
室内の狭い空間でも行える方法としては、スキー板を
立てかけてワックスがけをするという方法がとられてい
る。しかしこの方法では、均一性、厚さ、方向性等の点
から正確にワックスが塗られたかどうかを一目で確認す
ることは困難である。従って、塗られたワックスの均一
性、厚さ、方向性等に対して正確さを要求する人にとっ
ては好ましい方法ではなかった。
本発明が解決すべき課題は、人手と時間と空間とを節
約し、しかも均一性、厚さ、方向性等に対して正確なワ
ックスがけが行えるスキー用ワックスがけ機を提供する
ことにある。
「課題を解決するための手段」 前記したような手作業によるワックスがけの欠点を鑑
みた本発明者は、ワックスがけに伴う手作業を自動化し
コンパクトな機器を開発することに鋭意研究を重ね、本
発明に至ったものである。
請求項1記載のスキー用自動ワックスがけ機は、内部
空間にスキー板を位置させる箱体(11)と、その箱体
(11)の内部に位置させられたスキー板を固定するスキ
ー板の固定装置(20)と、固定されたスキー板の滑走面
にワックスがけをするワックスがけ装置(50)と、その
ワックスがけ装置(50)をスキー板の長手方向に移動さ
せる移動装置(60)と、スキー板の滑走面にワックスノ
ズル(53)からワックスを供給するワックス供給装置
(30)とを備え、箱体(11)には、開閉自在に形成した
開閉ドア(12)と、ワックスがけの作業中にその開閉ド
ア(12)が開かないようにロックするためのドアロック
装置とを備え、ワックスがけ装置(50)には、スキー板
の滑走面の汚れを落とす汚れ落とし具(例えばローラー
ブラシ52)を備えて形成したことを特徴とする。
箱体(11)は、例えば、スキー板の長手方向を縦方向
として収納可能であるように形成する。
また、固定装置(20)は、箱体(11)の内部に位置さ
せられたスキー板にワックスがけを行う際に支障がない
程度に固定できるものであればよい。
請求項2記載のスキー用自動ワックスがけ機は、請求
項1記載のスキー用自動ワックスがけ機を技術的に限定
したものであり、ワックスがけ装置(50)には、スキー
板の滑走面に熱風を吹き付ける熱風ノズル(51)を備え
たことを特徴とする。
請求項3記載のスキー用自動ワックスがけ機は、請求
項1または請求項2記載のスキー用ワックスがけ機を技
術的に限定したものであり、ワックスがけ装置(50)
は、ドアロック装置のロックを解除すると停止するよう
に形成したことを特徴とする。
「作用」 請求項1記載のスキー用自動ワックスがけ機(以下、
「ワックスがけ機」と記す)の作用について説明する。
まず、本発明のワックスがけ機の箱体(11)の内部空
間に2枚のスキー板を位置させ、固定装置(20)によっ
て固定する。
次に、ワックスがけ装置(50)が移動装置(60)によ
ってスキー板の長手方向に移動し、ブラシ(52)によっ
てスキー板の滑走面にブラッシングをし、ワックス供給
装置(30)から供給されるワックスをワックスノズル
(53)から吹き付ける。
必要に応じては、ワックスがけ装置(50)のスキー板
の滑走面の長手方向への移動を複数回行う。ここにおい
て、箱体(11)という空間内で人手と時間とをかけず
に、均一性、厚さ、方向性等について、より正確なワッ
クスがけを行える。
また、ワックスがけの作業中に箱体(11)が開くこと
を防止することによって、ワックスがワックスがけ機
(10)の外部に飛散することを防止できる。
次に、請求項2記載のワックスがけ機の作用につい
て、請求項1記載のワックスがけ機の作用と異なる点に
ついて説明する。
すなわち、ワックスがけ装置(50)が移動装置(60)
によってスキー板の長手方向に移動してスキー板の滑走
面にブラッシングをし、ワックスを吹き付け、さらに熱
風ノズル(51)からスキー板の滑走面に熱風を吹き付
け、ワックスを乾燥させる。これにより、より短い時間
で仕上げることができる。
なお、ブラッシングを行う前に、スキー板についた雪
を溶かして乾かしたりするために熱風ノズルからの熱風
を用いることとしてもよい。
次に、請求項3記載のワックスがけ機の作用につい
て、請求項1記載のワックスがけ機の作用と異なる点に
ついて説明する。
ワックスがけの作業が終わる前に、開閉ドア(12)を
開けてもワックスがけ装置(50)が停止することによ
り、ワックスがワックスがけ機(10)の外部に飛散する
ことを防止できる。
「実施例」 以下、本発明を実施例によって更に詳しく説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す正面図である。第
2図は、本発明の一実施例における主要部を示すための
正面図であって、開閉ドアを開いた状態の図である。第
3図は、本発明の一実施例における主要部を示すための
側面図であって、手前の側板を外した状態の図である。
第4図は、本発明の一実施例の主要部品を示す概略図
である。
本実施例のスキー用自動ワックスがけ機10(以下、
「ワックスがけ機10」と記す)は、2枚のスキー板を縦
に並行して位置させることができる直方体の箱体の本体
11からなり、その内部には、スキー板を立てかけた状態
で挟着固定するための固定装置20、ワックスの貯蔵供給
を行うためのワックス供給装置30、圧縮空気をつくり供
給するための圧縮空気供給装置40、ワックスの吹き付け
やブラッシングなどを行うためのワックスがけ装置50、
及びワックスがけ装置50をスキー板の長手方向に沿って
移動させるための移動装置60を有している。
1) 本体11は、開閉自在の正面板である開閉ドア12を
有し、開閉ドア12の中央付近には、本体11の内部の様子
を伺うことができるように透明な前面ガラス13が固定し
てある。
本実施例のワックスがけ機10は、開閉ドア12の本体11
の内側一部にはドアロック装置を備えている(第4図参
照)。このドアロック装置とは、ワックスがげ機10を作
動させている最中に開閉ドア12が開いてしまうことによ
り、ワックスがワックスがけ機10の外部に飛散すること
を防止するためのものであって、ドアロック用エアシリ
ンダー、ロック確認センサー、及びドアロック用電磁弁
を備えて構成されている。
ドアロック用エアシリンダーとは、圧縮空気供給装置
40から供給される圧縮空気によって開閉ドア12をロック
又はロック解除をするものである。
ロック確認センサーとは、開閉ドア12がロックされて
いるか否かを検知するセンサーであって、ドアロックが
きちんと行われていない場合にはワックスがけ装置50が
作動しないような命令を発する。
ドアロック用電磁弁とは、ドアロック用エアシリンダ
ーが開閉ドア12をロックする又はロックを解除する際、
動力として必要な圧縮空気を供給するか否かのON−OFF
制御をするための電磁弁である。
なお図示は省略するが、開閉ドア12の外面にはコイン
投入口が設けてある。
2) 固定装置20とは、本体11の内部空間に2枚のスキ
ー板の滑走面を一面とするようにスキー板を立てかけた
状態で固定し、ワックスがけ装置50が機能できるような
状態とするための装置であって、クランパー21、クラン
プ確認センサー(第4図)、及びクランプ用電磁弁(第
4図)を備えて構成されている。
尚、本体11内部の底部には、スキー板が固定装置20に
よって固定される際、スキー板の下端を固定を行う板止
め22を備えている。
クランパー21とは、圧縮空気供給装置40から供給され
る圧縮空気を動力として2枚のスキー板を挟着固定する
ためのものであって、本体11の内部空間の中央付近に設
けてある。
クランプ確認センサーとは、2枚のスキー板がクラン
パー21によってきちんと挟着固定されているか否かを検
知するためのセンサーであって、挟着固定がきちんと行
われていない場合にはワックスがけ装置50が作動しない
ような命令を発するものである。
クランプ用電磁弁とは、クランパー21がスキー板を挟
着固定又は外す際、動力として必要な圧縮空気を供給す
るか否かのOF−OFF制御をするための電磁弁である。
3) ワックス供給装置30とは、ワックスを貯蔵し、貯
蔵しているワックスをワックススプレーノズル53へ送る
ための装置であって、ワックスを貯蔵するワックスタン
ク31、ワックスタンク31に貯蔵されたワックスを送り出
すためのワックスポンプ32、ワックスポンプ32から送り
出されたワックスをワックスがけ装置50へ送り出すワッ
クスチューブ33、ワックスポンプ32からワックスがけ装
置50へ送り出すワックスの流量を調整する流量調節弁
(第4図)、及び流量調節弁(第4図)を通過したワッ
クスとコンプレッサー42からの圧縮空気とを混合させる
ための三方ソレノイドバルブ(第4図)を備えて構成さ
れている。
本実施例におけるワックス供給装置30は、本体11の内
部のスキー板を収納する空間においては、開閉ドア12側
からみて左側に位置され、本体11内部底面から順次、ワ
ックスタンク31及びワックスポンプ32、流量調節弁(図
示省略)、三方ソレノイドバルブ(図示省略)、ワック
スチューブ33が位置している。
尚、ワックスチューブ33によってワックスを供給され
たワックスがけ装置50は移動装置60によって本体11の内
部を上下に動くので、ワックスタンク31とワックスがけ
装置50との距離は一定していない。従って、ワックスチ
ューブ33は、スパイラルチューブにて作られている。
また図示は省略するが、ワックスタンク31の内部には
レベルセンサーが設けてある。ワックスの残量が少なく
なった場合には、そのレベルセンサーが警告を発した
り、ワックスがけ装置50の作動を停止させる、等の働き
をする。
4) 圧縮空気供給装置40とは、圧縮空気をつくりだし
その圧縮空気を提供する装置であって、空気を供給する
ブロワ41、ブロワ41から供給される空気によって圧縮空
気をつくり出すためのコンプレッサー42、コンプレッサ
ー42からつくり出された圧縮空気に含まれているゴミや
塵などを取り除くためのフィルター(第4図)、フィル
ター(第4図)を通過した圧縮空気の圧力を調整するた
めのレギュレーター(第4図)、レギュレーター(第4
図)によって圧力を調整された圧縮空気ワックスがけ装
置50へ送り出すための圧縮空気チューブ43、及びその圧
縮空気の流量を調節するための流量調節弁(第4図)を
備えて構成されている。
本実施例における圧縮空気供給装置40は、本体11の内
部のスキー板を収納する空間において、開閉ドア12側か
らみて右側に位置され、本体11内部底面から順次、ブロ
ワ41、コンプレッサー42、流量調節弁(図示省略)、圧
縮空気チューブ43が位置している。
尚、圧縮空気チューブ43によって圧縮空気を供給され
たワックスがけ装置50は移動装置60によって本体11の内
部を上下に動くので、コンプレッサー42とワックスがけ
装置50との距離は一定していない。従って、圧縮空気チ
ューブ43もまた、スパイラルチューブにて作られてい
る。
5) ワックスがけ装置50とは、移動装置60によってス
キー板の上手方向を移動しながらワックスがけ等を行う
装置であって、圧縮空気供給装置40から提供された圧縮
空気を暖めて熱風に変えるヒーター(第4図)、ヒータ
ー(第4図)によってつくられた熱風をスキー板の滑走
面に噴射してその滑走面についた雪を溶かしたり塗布し
終えたワックスを乾燥させたりするための熱風ノズル5
1、スキー板の滑走面についたゴムなどを落として新し
いワックスを塗布する準備をしたり塗布された新しいワ
ックスを磨いたりするためのブラシであってスキー板の
長手方向に沿ってブラッシングを行うローラーブラシ5
2、及びワックスタンク31から供給されるワックスをス
キー板の滑走面に吹き付けるためのワックススプレーノ
ズル53を備えている。
本実施例においては、ワックスがけ装置50は、下から
順に、熱風ノズル51、ローラーブラシ52、及びワックス
スプレーノズル53を一体として形成されたものを採用し
ており、スキー板が本体11に収納された際にスキー板の
上端付近に位置する。
6) 移動装置60とは、スキー板の長手方向に対してワ
ックスがけ装置50を移動させるためのものであって、ワ
ックスがけ装置50の移動を先導するためのレール61、ワ
ックスがけ装置50がそのレール61に沿って往復運動する
ための動力源となる正逆モーター62、その正逆モーター
62の動力をワックスがけ装置50に伝えるための媒体とな
るワイヤー63、そのワイヤー63に張力を与えるためのテ
ンションプーリー64、及び正逆モーター62の回転方向の
変換点を定めるための上下確認センサー65を備えて構成
されている。
レール61は、スキー板の長手方向に沿うよう垂直方向
に設けられている。
正逆モーター62は、本体11底面の開閉ドア12側からみ
て左側底部に位置されており、上下確認センサー65から
の命令によって回転、停止、逆回転を行う。
上下確認センサー65は、レール61の上端付近及び下端
付近の2箇所に設けてある。
7) 第4図は、本実施例のワックスがけ機10が、コン
プレッサー42から供給される圧縮空気を動力として作動
するもの(以下、「第1ライン」とする)、及びワック
スタンク31から供給されるワックスに関連するもの(以
下、「第2ライン」とする)という2つのラインからな
ることを示している。
第1ラインは、固定装置20、ドアロック装置、及びヒ
ーターと熱風ノズル44とからなるワックスがけ装置50の
一部と、これらの装置を作動させるための圧縮空気を提
供する圧縮空気供給装置40とから構成されている。
第2ラインは、ワックス供給装置30、三方ソレノイド
バルブ、及びワックスがけ装置50の一部であるワックス
スプレーノズル53から構成されている。
次に、本実施例にかかるワックスがけ機10の操作及び
作動について説明する。
1) スキー板の持ち主は、開閉ドア12を開け、板止め
22に2枚のスキー板の下端の沿え、スキー板の中央付近
をクランパー21に位置させる。次いで、開閉ドア12を閉
じ、所定のコインをコイン投入口(図示省略)に投入す
ると、ワックスがけ機10の一連の作動が開始される。
2) 圧縮空気供給装置40から供給される圧縮空気によ
って、ドアロックシリンダー(第4図)が開閉ドア12を
ロックする。
このとき、ドアが完全にロックがされていない場合に
はドアロックセンサー(第4図)がその旨を検知し、ワ
ックスがけ装置50が作動しない旨の命令をする。
3) 圧縮空気供給装置40から供給される圧縮空気によ
って、クンランパー21が2枚のスキー板を挟着固定す
る。
このとき、クランプセンサー(第4図)は、スキー板
の挟着固定がうまくなされていない場合にはクランプ確
認センサー(第4図)がその旨を検知し、ワックスがけ
装置50が作動しない旨の命令をする。
4) 開閉ドア12のロック及びスキー板の挟着固定がき
ちんと行われた場合には、レール61の上端付近にある上
下確認センサー65はOFF状態となり、同時にレール61の
下端付近にある上下確認センサー65はON状態となる。
同時に、正逆モーター62が回転を開始し、その正逆モ
ーター62の回転を動力として、ワックスがけ装置50がス
キー板の滑走面を上端から下端へ移動しながら、次のよ
うな働きを行う。
・熱風ノズル51が圧縮空気供給装置40から供給されヒー
ター(第4図)によって暖められた高温の圧縮空気をス
キー板の滑走面に噴射することによって、スキー板の滑
走面についた雪を溶かし、且つ乾燥させる。
・ローラーブラシ52がスキー板の長手方向に沿って回転
することによって、スキー板の滑走面に残存しているゴ
ミなどを取り除く。
・ワックススプレーノズル53が、ワックス供給装置30か
ら供給されるワックスをスキー板の滑走面に噴射する。
・ワックスがけ装置50がレール61の下端付近にある上下
確認センサー65まで到達すると、その上下確認センサー
65はOFF状態となり、同時にレール61の上端付近にある
上下確認センサー65はON状態となる。同時に、正逆モー
ター62はそれまでの回転を停止し、更に逆回転を開始す
る。
5) スキー板の下端まで移動したワックスがけ装置50
は、逆回転を開始した正逆モーター62によってスキー板
の滑走面を下端から上端へ移動しながら、次のような働
きを行う。
・ローラーブラシ52が回転し、既にスキー板の滑走面に
塗布されたワックスを磨く。ローラーブラシ52はスキー
板の長手方向に沿って回転しているので、その塗布され
たワックスにスキー板の長手方向の方向正をもたらす。
・熱風ノズル51が熱風を噴射して、そのワックスを乾燥
させる。
・ワックスがけ装置50がレール61の上端付近にある上下
確認センサー65に到達すると、その上下確認センサー65
はOFF状態となる。同時に正逆モーター62はそれまでの
回転を停止する。
以上によってワックスがけ装置50によるワックスがけ
の作業は終了する。
6) レール61の上端付近にある上下確認センサー65が
OFF状態となって正逆モーター62の回転を停止させた際
に、ワックスがけ機10の一連の作動も停止する。
即ち、圧縮空気供給装置40からクランパー21へ供給さ
れる圧縮空気がクランプ用電磁弁(第4図)によって制
御され、クランパー21がスキー板に対して行っていた挟
着固定は解除される。
同様に、圧縮空気供給装置40からドアロック用シリン
ダー(第4図)へ供給される圧縮空気がドアロック用電
磁弁(第4図)によって制御され、ドアロック用シリン
ダー(第4図)によって行われていた開閉ドア12のロッ
クは解除される。
7) ワックスがけを終了したら、スキー板の持ち主
は、開閉ドア12を開け、ワックスがけ機10からスキー板
を取り出してから開閉ドア12を閉める。
本実施例によれば、スキー用自動ワックスがけ機10を
提供し、従来手作業で行われてきたスキーのワックスが
けを自動化したため、次のような効果がある。
1) 手作業を必要とするのは本実施例のワックスがけ
機10への出し入れのみとし、人の手を介する作業を大幅
に減らし、更には自動化による均一性、厚さ、方向性等
について正確なワックスがけを行えることとした。
2) ワックスがけ装置50の採用により、ワックスがけ
に要する作業時間を短縮することができた。
即ち、ワックスがけ装置50は、スキー板の滑走面につ
いた雪を溶かし塗布されたワックスを乾かすための熱風
を噴射する熱風ノズル51、スキー板の滑走面についたゴ
ミを落とし又塗られたワックスに方向性をつけるために
磨くローラーブラシ52、及びワックスを噴射するワック
ススプレーノズル53、といった3つの機能を一体に形成
し装置としたため、ワックスを塗布して乾かすという作
業能率をあげた。特に、スキー板についた雪を溶かして
乾かし、更に塗布されたワックスを熱風によって乾かす
という工程を効率よく行え、作業時間を短縮することが
できた。
3) 本実施例のワックスがけ機10を設置できる空間が
あれば、ワックスがけの作業を行うことができ、ワック
スがけをする人間が作業するための空間は必要としな
い。即ち、ワックスがけの作業を狭いところでも行える
ようにした。
4) 本実施例においては、ワックスがけを行う前に行
う2枚のスキー板の固定と開閉ドア12のロックとを、圧
縮空気を動力としたクランパー21とエアシリンダーとに
よって行うこととしたため、これらを手動にて行うより
も確実に行える。
更に、スキー板の固定及び開閉ドア12のロックが行わ
れているか否かの検知するためのクランプセンサー及び
ロック確認センサーを設け、スキー板の固定又は開閉ド
ア12のロックがきちんと行われていないときにはワック
スがけ機10が作動しないようにしたため、ワックスがけ
機10からワックスが飛び散ってしまったりすることを防
止することができる等、安全性及び確実性の高いワック
スがけ機を提供することとなった。
5) ワックスがけ機10には前面ガラス13が設けられて
いるので、スキー板の持ち主は、ワックスがけ装置50が
ワックスをかける様子を観察することができ安心でき
る、といったワックスがけ機10を提供することとした。
以下、本実施例に於けるバリエーションについて説明
する。
1) 本実施例のワックスがけ機10においては、開閉ド
ア12に前面ガラス13を設けたが、この前面ガラス13を設
けずにコストダウンを図ることも可能である。
2) 本実施例に於ける固定装置20又はドアロック装置
は、必ずしも上記実施例で示したものに限られず、例え
ば、手動にて作動するものとしてコストダウンを図るこ
とも可能である。
3) 本実施例に於いては、開閉ドア12を閉じてからク
ランパー21がスキー板の挟着固定を行うものとして説明
したが、例えば、開閉ドア12を閉じる前にクランパー21
がスキー板の挟着固定を行うものとしてもよい。このよ
うな順序でクランパー21を作動させることとすれば、ク
ランパー21によるスキー板の挟着固定がうまく行われな
かった場合に直ちにクランパー21の作動を修正できる。
4) 本実施例に於いては、ワックスがけ装置50はレー
ル61上を1往復するものとし、ワックススプレーノズル
53によるワックス塗布はワックスがけ装置50がレール61
上を上端から下端へ移動する際の1回であると説明した
が、これに限られるものではない。
例えば、ワックススプレーノズル53によるワックス塗
布は、ワックスがけ装置50がレール61上を下端から上端
へ移動する際にも行われるようにしてもよい。また、ワ
ックスがけ装置50がレール61を複数回往復するものとし
てもよい。
5) 本実施例に於いては、開閉ドア12を閉じ、所定の
コインをコイン投入口(図示省略)に投入し、ワックス
がけ機10の一連の作動が開始されるものとしたが、これ
に限られるものではない。
例えば、不使用の状態では開閉ドア12がロックされて
おり、所定のコインをコイン投入口(図示省略)に投入
することによって開閉ドア12のロックが解除されるもの
としてもよい。
また、本実施例の設置される場所に応じては、コイン
投入口を設けないもの、即ち、無料で使用できるものと
してもよい。
「発明の効果」 請求項1記載の発明によれば、人手と時間と空間とを
節約し、しかも均一性、厚さ、方向性等に対して正確な
ワックスがけが行えるスキー用自動ワックスがけ機を提
供することができた。
また、請求項2記載の発明によれば、スキー板につい
た雪を溶かして乾かしたり、塗布されたワックスを乾か
したりすることができ、ワックスがけをさらに効率よく
行えるスキー用自動ワックスがけ機を提供することがで
きた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す正面図である。第2
図は、本発明の一実施例における主要部を示すための正
面図であって、開閉ドアを開いた状態の図である。第3
図は、本発明の一実施例における主要部を示すための側
面図であって、手前の側板を外した状態の図である。 第4図は、本発明の一実施例の主要部品を示す概略図で
ある。 10:スキー用自動ワックスがけ機(ワックスがけ機) 11:本体、12:開閉ドア 13:前面ガラス 20:固定装置、21:クランパー 22:板止め 30:ワックス供給装置 31:ワックスタンク、32:ワックスポンプ 33:ワックスチューブ 40:圧縮空気供給装置、41:ブロワ 42:コンプレッサー 43:圧縮空気チューブ 50:ワックスがけ装置、51:熱風ノズル 52:ローラーブラシ 53:ワックススプレーノズル 60:移動装置、61:レール 62:正逆モーター、63:ワイヤー 64:テンションプーリー 65:上下確認センサー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部空間にスキー板を位置させる箱体と、 その箱体の内部に位置させられたスキー板を固定するス
    キー板の固定装置と、 固定されたスキー板の滑走面にワックスがけをするワッ
    クスがけ装置と、 そのワックスがけ装置をスキー板の長手方向に移動させ
    る移動装置と、 スキー板の滑走面にワックスノズルからワックスを供給
    するワックス供給装置とを備え、 箱体には、開閉自在に形成した開閉ドアと、ワックスが
    けの作業中にその開閉ドアが開かないようにロックする
    ためのドアロック装置とを備え、 ワックスがけ装置には、スキー板の滑走面の汚れを落と
    す汚れ落とし具を備えて形成したことを特徴とするスキ
    ー用自動ワックスがけ機。
  2. 【請求項2】ワックスがけ装置には、スキー板の滑走面
    に熱風を吹き付ける熱風ノズルを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のスキー用自動ワックスがけ機。
  3. 【請求項3】ワックスがけ装置は、ドアロック装置のロ
    ックを解除すると停止するように形成したことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のスキー用自動ワック
    スがけ機。
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EP0349352A2 (en) 1990-01-03
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EP0349352A3 (en) 1991-02-06
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