JP2673887B2 - Cosmetics - Google Patents

Cosmetics

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JP2673887B2
JP2673887B2 JP62210661A JP21066187A JP2673887B2 JP 2673887 B2 JP2673887 B2 JP 2673887B2 JP 62210661 A JP62210661 A JP 62210661A JP 21066187 A JP21066187 A JP 21066187A JP 2673887 B2 JP2673887 B2 JP 2673887B2
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英明 吉冨
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日清製油株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は乳化安定性、保湿能、皮膚に対する感触およ
び安全性等に優れた化粧料に係る。 (b)従来の技術 化粧料に使用しうる界面活性剤としては、単にその界
面活性能が優れているのみでは不適であり、特に、安全
性および皮膚等に対する感触の優れていることが要求さ
れる。従来スパン、ツィーン等の合成非イオン界面活性
剤が主に使用されているが、安全性、感触の面でかなら
ずしも満足すべきものとはいえない。 さらに化粧品には保湿およびエモリエント効果を有す
ることが必要であるため、ポリエチレングリコール、合
成水溶性高分子、多糖類が配合されているが、皮膜感が
あり、感触的にあまり好ましくない。 これらの問題点を解決する目的で植物性蛋白質または
それを蛋白分解酵素で加水分解した部分加水分解植物性
蛋白質を化粧料に配合することが行われている(特開昭
58−10512)。 また、レシチンも天然の乳化剤として、化粧料に使用
されており、皮膚に対する親和性の高い優れた化粧料が
えられるという(特開昭58−201708)。 しかしながら、蛋白質やレシチンなどの天然乳化剤は
それ自体では乳化力が弱く必ずしも満足な乳化組成物が
得られていない。そのため合成の界面活性剤等との併用
が行われており、例えばレシチンと多価アルコール脂肪
酸エステルとの併用(特開昭58−121209)、レシチンと
蛋白質と水溶性多価アルコールとの組み合わせ(特開昭
59−1404)等が知られている。 (c)発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、従来の乳化剤を用いたものに比べて
乳化安定性、保湿能、皮膚に対する感触等が、より優れ
た化粧料を提供することにある。 (d)問題点を解決するための手段 本発明者はかかる目的を達成すべく研究の結果、蛋白
質とレシチンの複合体を化粧料に配合すると製品の安定
性が非常に優れているだけでなく、皮膚に対する感触が
良く、さらには保湿性、エモリエント効果により優れた
化粧料が得られ、しかもこのようにして得られた化粧料
は刺激もなく、安全性に非常に優れていることを見出し
た。 本発明はかかる知見に基づいて完成されたもので、蛋
白質とレシチンの乾燥状態の複合体を配合することを特
徴とする化粧料である。 本発明においては、蛋白質として動物性蛋白質である
コラーゲン、ゼラチン、カゼイン等を用いることができ
る。また、植物性蛋白質である大豆蛋白、コーン蛋白等
も使用可能である。さらに、これらの蛋白質を酵素等で
加水分解して得られる加水分解物を用いてもよい。 レシチンとしては、卵黄レシチン、大豆レシチン等が
使用できる。これらのレシチンをアセトン分別等で脱脂
したレシチンを用いることがのぞましく、溶剤分別等の
手段によりフォスファチジルコリン含量を高めたレシチ
ンを用いることも可能である。またレシチンは、安定
性、色、臭い等を改善するために、水素添加処理を行っ
たほうが良く、さらには酵素等で加水分解処理を行った
ものを用いることも可能である。 蛋白質とレシチンの乾燥状態の複合体は例えばつぎの
ようにして製造する。すなわち1〜20%(w/v)好まし
くは5〜10%(w/v)の蛋白質の水溶液中または分散液
中に、レシチンを蛋白質重量の1〜10%添加し均一に撹
拌する。この液に超音波処理を行った後、乾燥し複合体
を得る。 以上の蛋白質、レシチンの乾燥状態の複合体は、従来
の化粧料に乳化剤、保湿剤、エモリエント剤として使わ
れている界面活性剤の全部又は一部に置き換えて使用す
ることができ、その配合量は特に規定されないが一般に
0.05〜10%(w/v)である。 配合できる化粧料は特定の種類に限定されるものでは
なく、コールドクリームやバニッシングクリーム等のク
リーム類、乳液、ローション、パック剤、シャンプー、
リンス、ヘアートリートメント等を挙げることができ
る。 (e)実施例 実施例1 蛋白質、レシチン複合体の製造 (1) ゼラチン100gを1の水に溶解する。ホモミキサーで
十分に撹拌しながら粉末状大豆レシチン(日清製油
(株)製PC−30)10gを徐々に加え、懸濁液とする。超
音波発生装置UR−200P(トミー精工(株)製)により、
20KHz、200Wで超音波処理を行う。処理中の温度の上昇
を防ぐため10分間の処理と5分間の休みとを繰り返し行
い、合計2時間の処理を行った。処理液を噴霧乾燥し複
合体A95gを得た。 実施例2 蛋白質、レシチン複合体の製造 (2) 大豆蛋白加水分解物(日清製油(株)製ソルピー200
0)200gを4の水に溶解する。10gの高純度大豆レシチ
ン(日清製油(株)製PC−70)を20gのエタノールに溶
解し、ホモミキサーで十分に撹拌しながら蛋白水溶液に
徐々に添加する。実施例1と同様に超音波処理を行い、
噴霧乾燥し複合体B180gを得た。 実施例3 蛋白質、レシチン複合体の製造 (3) 乳カゼイン100gを2の水に溶解する。ホモミキサー
で十分に撹拌しながら卵黄レシチン水素添加物5gを徐々
に加え懸濁液とする。実施例1と同様の超音波処理を行
った後、噴霧乾燥し複合体C95gを得た。 実施例4 乳化安定性試験 実施例1〜3で得た蛋白質・レシチンの乾燥状態の複
合体A〜Cについて、以下のようにして乳化安定性試験
を行った。 複合体A〜C2gを50℃の水160gに添加し溶解した後、
ホモミキサーで撹拌しながら50℃の流動パラフィン40g
および防腐剤適量を添加し、ホモミキサーで6,000rpm.1
0分間乳化する。乳化液を30mlのメスシリンダーに入れ5
0℃で静置する。1週間後の乳化層の割合を測定し、そ
の割合により評価をおこなった。 なお、対照とする試料として、実施例1〜3における
のと同じ割合で蛋白質とレシチンを配合し超音波処理を
行っていないものを用い、前記と同様に乳化処理して乳
化液とした(対照試料1〜3)。また複合体A2gの代わ
りに、実施例1に記載の蛋白質1.8gとレシチン0.2gを用
い、この蛋白質を50℃の水160gに添加、溶解して水相と
し、またレシチンを50℃の流動パラフィン40gおよび防
腐剤適量と混合して油相とし、水相をホモミキサーで撹
拌しながら油相を添加してさらに実施例1と同様の条件
で超音波処理した(対照試料4)。 結果を第1表に示す。 実施例5 クレンジングクリーム 流動パラフィン 45.0(重量%以下同様) ワセリン 10.0 セタノール 1.5 ステアリン酸モノグリセリド 3.0 蛋白質・レシチン複合体C 3.0 プロピレンリコール 5.0 香料 0.5 防腐剤 適量 精製水 残部 油性成分として流動パラフィン、ワセリン、セタノー
ル、ステアリン酸モノグリセリド、香料を混合し70℃に
加温し溶解した。一方、精製水にプロピレングリコー
ル、蛋白質・レシチン複合体Cを溶解し70℃に加温し、
両者を混合・乳化した後、30℃まで冷却した。 このようにして得られたクレンジングクリームを6ケ
月室温で保存しても変化はみられず、安定性に優れてい
た。また皮膚に対する感触もなめらかであり、刺激も認
められなかった。 実施例6 柔軟化粧水 グリセリン 4.0 プロピレングリコール 4.0 ポリエチレングリコール1500 2.0 エタノール 12.0 ポリオキシエチレンオレインエーテル(20E.O.) 0.5 蛋白質・レシチン複合体A 2.0 香料 0.1 防腐剤 適量 精製水 残部 精製水にプロピレングリコール、グリセリン、ポリエ
チレングリコール1500、蛋白質・レシチン複合体Aを加
え溶解した。一方、エタノールに香料、防腐剤、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテルを溶解し、両者を混合、
撹拌し製品を得た。このようにして得られた柔軟化粧水
は、6ケ月室温で保存しても変化はみられず、安定性に
優れていた。また皮膚に対する感触も良く、刺激も認め
られなかった。 実施例7 ハンドクリーム ステアリン酸 10.0 ステアリルアルコール 2.0 ステアリン酸ブチル 4.0 ステアリン酸モノグリセリド 0.5 蛋白質・レシチン複合体B 1.5 プロピレングリコール 2.0 グリセリン 6.0 香料 0.5 防腐剤 適量 精製水 残部 精製水にプロピレングリコール、グリセリン、蛋白質
・レシチン複合体Bを加え溶解し70℃に加温した。一
方、ステアリン酸、ステアリルアルコール、ステアリン
酸ブチル、ステアリン酸モノグリセリドを混合、70℃に
加温溶解した後、前者に添加する。70℃で均一に乳化し
た後、撹拌しつつ30℃に冷却した。 このようにして得られたハンドクリームを6ケ月間室
温で放置しても変化は見られず、安定性に優れていた。
また皮膚に対する感触も良く、刺激も全く認められなか
った。 実施例8 エモリエントローション イソオクチル酸トリグリセリド 10.0 ステアリン酸 2.0 セタノール 1.5 ミツロウ 1.0 ポリオキシエチレンモノオレイン酸エステル(10E.O.) 2.0 グリセリン 3.0 プロピレングリコール 5.0 蛋白質・レシチン複合体A 2.0 トリエタノールアミン 1.0 香料 0.5 防腐剤 適量 精製水 残部 精製水にプロピレングリコール、蛋白質・レシチン複
合体A、トリエタノールアミン、グリセリンを加え混合
し、70℃に加温した。一方、イソオクチル酸トリグリセ
リド、ステアリン酸、セタノール、ミツロウ、ポリオキ
シエチレンモノオレイン酸エステルを混合、70℃に加
温、溶解し、両者を混合し充分に乳化した後、30℃に冷
却し製品を得た。 このようにして得られたエモリエントローションを6
ケ月間室温で保存しても変化は見られず、安定性に優れ
ていた。また皮膚に対する感触も良く、刺激も全く認め
られなかった。 実施例9 シャンプー 精製水に各成分を添加し混合、撹拌して製品をえる。 このようにして得られたシャンプーを6ケ月間室温で
保存しても変化は見られず、安定性にすぐれていた。ま
た頭髪もなめらかになり刺激も認められなかった。 実施例10 ヘアリンス ポリオキシエチレンコレステロール 1.0 グリセリルモノステアレート 2.0 シリコーン 0.2 蛋白質・レシチン複合体B 2.0 香料 1.0 防腐剤 適量 精製水 残部 精製水に各成分を添加し混合、撹拌し製品を得た。 このようにして得られたヘアリンスを6ケ月室温で保
存しても全く変化はみられず安定であった。また頭髪も
なめらかになり、刺激も認められなかった。 実施例11 パック剤 ポリビニルアルコール 20 カルボキシメチルセルロースナトリウム 5.0 プロピレングリコール 5.0 蛋白質・レシチン複合体B 2.0 エタノール 10.0 香料 0.5 防腐剤 適量 精製水 残部 精製水にプロピレングリコール、蛋白質・レシチン複
合体Bを加え溶解した。これにポリビニルアルコール、
カルボキシメチルセルロースナトリウムをエタノールに
溶解し加え、70℃に加温し撹拌した後、冷却した。 このようにして得られたパック剤を6ケ月間室温で保
存しても変化は見られず、安定性に優れていた。また、
皮膚に対する感触も良く、刺激も認められなかった。 (f)発明の効果 本発明は、単なる蛋白質とレシチンの配合物ではな
く、両者の乾燥状態の複合体を使用することにより優れ
た効果を発揮するものであり、特に乳化能については著
しく向上が見られる。即ち、水に対する親和性が強く、
O/W系乳化において特に優れた効果を発揮するものであ
る。また、比較的弱いホモ圧で乳化を行った場合にも、
安定した乳化状態を長時間維持することができる。この
複合体を用いた本発明の化粧料は皮膚に対する感触が良
く、また保湿性、エモリエント効果に優れている。さら
に従来の製品と比較し皮膚刺激性がなく、安全性に優
れ、長期間安定であるので化粧品かぶれを起こし易い人
でも、安心して使用することができる。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION (a) Field of Industrial Application The present invention relates to cosmetics having excellent emulsion stability, moisturizing ability, touch to the skin, safety and the like. (B) Conventional Technology As a surfactant that can be used in cosmetics, it is not suitable simply because of its excellent surface-active ability, and in particular, it is required to have excellent safety and feel to the skin. It Conventionally, synthetic nonionic surfactants such as Span and Tween have been mainly used, but they are not always satisfactory in terms of safety and feel. Furthermore, since it is necessary for cosmetics to have a moisturizing and emollient effect, polyethylene glycol, a synthetic water-soluble polymer, and a polysaccharide are blended, but they have a filmy feel and are not very preferable to the touch. For the purpose of solving these problems, a plant protein or a partially hydrolyzed plant protein obtained by hydrolyzing the plant protein with a proteolytic enzyme has been blended in cosmetics (Japanese Patent Laid-open No. Sho 61-206).
58-10512). Lecithin is also used as a natural emulsifier in cosmetics, and it is said that an excellent cosmetic having a high affinity for the skin can be obtained (JP-A-58-201708). However, natural emulsifiers such as proteins and lecithin have weak emulsifying power by themselves, and a satisfactory emulsified composition is not always obtained. Therefore, it is used in combination with synthetic surfactants and the like, for example, combination of lecithin and polyhydric alcohol fatty acid ester (JP-A-58-121209), combination of lecithin and protein and water-soluble polyhydric alcohol (special Kaisho
59-1404) and the like are known. (C) Problems to be Solved by the Invention An object of the present invention is to provide a cosmetic composition which is more excellent in emulsion stability, moisturizing ability, feel on the skin and the like than those using conventional emulsifiers. is there. (D) Means for Solving the Problems As a result of researches aimed at achieving such an object, the present inventor not only provides very excellent product stability when a complex of protein and lecithin is added to cosmetics, It has been found that a cosmetic having a good feeling to the skin, a moisturizing property and an emollient effect can be obtained, and the cosmetic thus obtained has no irritation and is very excellent in safety. . The present invention has been completed based on such findings, and is a cosmetic characterized by containing a complex of a protein and lecithin in a dry state. In the present invention, animal proteins such as collagen, gelatin, and casein can be used as the protein. Further, soybean protein, corn protein and the like which are vegetable proteins can also be used. Further, a hydrolyzate obtained by hydrolyzing these proteins with an enzyme or the like may be used. As lecithin, egg yolk lecithin, soybean lecithin and the like can be used. It is desirable to use lecithin obtained by defatting these lecithins with acetone fractionation or the like, and it is also possible to use lecithin with an increased phosphatidylcholine content by means of solvent fractionation or the like. Further, lecithin is preferably subjected to hydrogenation treatment in order to improve stability, color, odor and the like, and it is also possible to use one which has been hydrolyzed with an enzyme or the like. The dried complex of protein and lecithin is produced, for example, as follows. That is, lecithin is added to an aqueous solution or dispersion of 1 to 20% (w / v), preferably 5 to 10% (w / v) protein, and the mixture is stirred uniformly. The liquid is subjected to ultrasonic treatment and then dried to obtain a composite. The above protein and dried complex of lecithin can be used by substituting all or part of the surfactants used as emulsifiers, humectants, and emollients in conventional cosmetics. Is not specified, but generally
It is 0.05-10% (w / v). The cosmetics that can be blended are not limited to specific types, and creams such as cold cream and vanishing cream, emulsions, lotions, packs, shampoos,
Rinse, hair treatment, etc. can be mentioned. (E) Examples Example 1 Production of protein-lecithin complex (1) 100 g of gelatin is dissolved in 1 part of water. While sufficiently stirring with a homomixer, 10 g of powdered soybean lecithin (PC-30 manufactured by Nisshin Oil Co., Ltd.) is gradually added to obtain a suspension. Ultrasonic generator UR-200P (Tomy Seiko Co., Ltd.)
Sonicate at 20KHz, 200W. In order to prevent the temperature from rising during the treatment, the treatment for 10 minutes and the rest for 5 minutes were repeated, and the treatment for a total of 2 hours was performed. The treatment liquid was spray-dried to obtain 95 g of Complex A. Example 2 Production of protein and lecithin complex (2) Soybean protein hydrolyzate (Solpii 200 manufactured by Nisshin Oil Co., Ltd.)
0) Dissolve 200 g in 4 of water. 10 g of high-purity soybean lecithin (PC-70 manufactured by Nisshin Oil Co., Ltd.) is dissolved in 20 g of ethanol and gradually added to the protein aqueous solution while being sufficiently stirred with a homomixer. Perform ultrasonic treatment in the same manner as in Example 1,
Spray drying was performed to obtain 180 g of composite B. Example 3 Production of protein-lecithin complex (3) 100 g of milk casein is dissolved in 2 of water. 5 g of egg yolk lecithin hydrogenation product is gradually added with a homomixer to obtain a suspension. The same ultrasonic treatment as in Example 1 was performed and then spray-dried to obtain a complex C95 g. Example 4 Emulsion Stability Test An emulsion stability test was performed on the proteins / lecithin dried complexes A to C obtained in Examples 1 to 3 as follows. After adding 2 g of Complexes A to C to 160 g of water at 50 ° C. and dissolving,
40g liquid paraffin at 50 ℃ with stirring with a homomixer
And add an appropriate amount of preservative, 6,000 rpm with homomixer.
Emulsify for 0 minutes. Put the emulsion in a 30 ml graduated cylinder 5
Let stand at 0 ° C. The ratio of the emulsified layer after one week was measured, and the ratio was evaluated. In addition, as a sample to be used as a control, a sample in which the protein and lecithin were blended at the same ratio as in Examples 1 to 3 and which was not subjected to ultrasonic treatment was used, and emulsified in the same manner as described above to obtain an emulsion (control Samples 1-3). Further, instead of the complex A2g, 1.8 g of the protein described in Example 1 and 0.2 g of lecithin were used, and this protein was added to 160 g of water at 50 ° C. and dissolved to form an aqueous phase, and lecithin was added to liquid paraffin at 50 ° C. 40 g and an appropriate amount of a preservative were mixed to form an oil phase, and the oil phase was added while stirring the aqueous phase with a homomixer, and further sonicated under the same conditions as in Example 1 (control sample 4). The results are shown in Table 1. Example 5 Cleansing cream Liquid paraffin 45.0 (same as below by weight%) Vaseline 10.0 Cetanol 1.5 Stearic acid monoglyceride 3.0 Protein / lecithin complex C 3.0 Propylene recall 5.0 Fragrance 0.5 Preservative A suitable amount Purified water balance Liquid paraffin, petrolatum, cetanol, as oily ingredients Stearic acid monoglyceride and fragrance were mixed and heated to 70 ° C to dissolve. Meanwhile, propylene glycol and protein / lecithin complex C are dissolved in purified water and heated to 70 ° C,
Both were mixed and emulsified, and then cooled to 30 ° C. The cleansing cream thus obtained did not show any change when stored at room temperature for 6 months and was excellent in stability. In addition, the skin was smooth to the touch and no irritation was observed. Example 6 Soft lotion Glycerin 4.0 Propylene glycol 4.0 Polyethylene glycol 1500 2.0 Ethanol 12.0 Polyoxyethylene olein ether (20E.O.) 0.5 Protein / lecithin complex A 2.0 Fragrance 0.1 Preservatives Purified water Remainder Propylene glycol in purified water, Glycerin, polyethylene glycol 1500 and protein / lecithin complex A were added and dissolved. On the other hand, fragrance, antiseptic, polyoxyethylene oleyl ether are dissolved in ethanol, and both are mixed,
Stir to obtain the product. The soft skin lotion thus obtained did not show any change even after storage at room temperature for 6 months and was excellent in stability. Moreover, the skin had a good feel and no irritation was observed. Example 7 Hand Cream Stearic Acid 10.0 Stearyl Alcohol 2.0 Butyl Stearate 4.0 Stearic Acid Monoglyceride 0.5 Protein / Lecithin Complex B 1.5 Propylene Glycol 2.0 Glycerin 6.0 Perfume 0.5 Preservative Amount of Purified Water Remainder Propylene glycol, glycerin, protein / lecithin in purified water Complex B was added and dissolved and heated to 70 ° C. On the other hand, stearic acid, stearyl alcohol, butyl stearate, and monoglyceride stearate are mixed, dissolved by heating at 70 ° C, and then added to the former. After uniformly emulsifying at 70 ° C, the mixture was cooled to 30 ° C with stirring. Even when the hand cream thus obtained was allowed to stand at room temperature for 6 months, no change was observed and the stability was excellent.
In addition, the skin felt good and no irritation was observed. Example 8 Emollient lotion Isooctylic acid triglyceride 10.0 Stearic acid 2.0 Cetanol 1.5 Beeswax 1.0 Polyoxyethylene monooleate (10E.O.) 2.0 Glycerin 3.0 Propylene glycol 5.0 Protein / lecithin complex A 2.0 Triethanolamine 1.0 Perfume 0.5 Antiseptic Agent Appropriate amount Purified water Remainder Propylene glycol, protein / lecithin complex A, triethanolamine, and glycerin were added to purified water, mixed, and heated to 70 ° C. On the other hand, isooctyl triglyceride, stearic acid, cetanol, beeswax, polyoxyethylene monooleate were mixed, heated to 70 ° C and dissolved, and both were sufficiently emulsified, then cooled to 30 ° C to obtain the product. It was The emollient lotion thus obtained was mixed with 6
No change was observed even after storage at room temperature for months, and the stability was excellent. In addition, the skin felt good and no irritation was observed. Example 9 Shampoo Add each component to purified water, mix and stir to obtain the product. When the shampoo thus obtained was stored at room temperature for 6 months, no change was observed and the stability was excellent. The hair was also smooth and no irritation was observed. Example 10 Hair rinse Polyoxyethylene cholesterol 1.0 Glyceryl monostearate 2.0 Silicone 0.2 Protein / lecithin complex B 2.0 Fragrance 1.0 Preservative Appropriate amount of purified water Residual ingredients were added to purified water and mixed to obtain a product. When the hair rinse thus obtained was stored at room temperature for 6 months, no change was observed and it was stable. The hair was also smooth and no irritation was observed. Example 11 Packing agent Polyvinyl alcohol 20 Sodium carboxymethylcellulose 5.0 Propylene glycol 5.0 Protein / lecithin complex B 2.0 Ethanol 10.0 Fragrance 0.5 Preservative A suitable amount of purified water The remainder Propylene glycol and protein / lecithin complex B were added to purified water and dissolved. Polyvinyl alcohol,
Sodium carboxymethyl cellulose was dissolved in ethanol, added, heated to 70 ° C., stirred, and then cooled. The pack thus obtained did not show any change when stored at room temperature for 6 months, and was excellent in stability. Also,
The skin felt good and no irritation was observed. (F) Effect of the Invention The present invention exerts an excellent effect by using a complex of both protein and lecithin in a dry state, and notably a mixture of protein and lecithin, and in particular, the emulsifying ability is remarkably improved. Can be seen. That is, it has a strong affinity for water,
It is particularly effective in O / W emulsification. Also, when emulsification is performed with a relatively weak homo pressure,
A stable emulsified state can be maintained for a long time. The cosmetic of the present invention using this complex has a good feel on the skin, and also has excellent moisturizing properties and emollient effects. Further, it has less skin irritation than conventional products, is excellent in safety, and is stable for a long period of time, so that even a person who easily causes a cosmetic rash can use it with confidence.

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 1.蛋白質とレシチンとの乾燥状態の複合体を配合して
なることを特徴とする化粧料。 2.蛋白質が動物もしくは植物に由来する蛋白質または
それらの加水分解物である特許請求の範囲第1項記載の
化粧料。 3.レシチンが卵黄もしくは植物に由来するリン脂質混
合物またはそれらの水素添加物あるいは、加水分解物で
ある特許請求の範囲第1項に記載の化粧料。
(57) [Claims] A cosmetic composition comprising a dry complex of protein and lecithin. 2. The cosmetic according to claim 1, wherein the protein is a protein derived from animals or plants or a hydrolyzate thereof. 3. The cosmetic according to claim 1, wherein the lecithin is a mixture of phospholipids derived from egg yolk or a plant, a hydrogenated product thereof, or a hydrolyzed product thereof.
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