JP2673530B2 - 自然言語対話処理装置 - Google Patents

自然言語対話処理装置

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JP2673530B2 JP63062169A JP6216988A JP2673530B2 JP 2673530 B2 JP2673530 B2 JP 2673530B2 JP 63062169 A JP63062169 A JP 63062169A JP 6216988 A JP6216988 A JP 6216988A JP 2673530 B2 JP2673530 B2 JP 2673530B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は自然言語対話処理装置に関し、たとえば、
自然言語を用いたデータベースの検索や質問応答システ
ムなどに用いられ、対話形式で発音がなされる自然言語
を処理するような自然言語対話処理装置に関する。
[従来の技術] 自然言語による対話の処理方式として、種々の方式が
提案されかつ実用化されつつある。その1つの方法とし
て、“A Plan Recognition Model for Subdialog
ues in Conversations"by Litman and Allen,Cogn
itive Science vol.11(1987)がある。この文献で
は、問題領域(以下、ドメインと称する)に依存して決
定されるドメインプランと問題領域に依存せずに決まる
ディスコースプランの2つのプランと、2人の話者に共
通のプランスタックおよび全体を統括管理するプラン制
御部で対話を認識しようとするものである。ドメインプ
ランとは、たとえば旅行をするにはまず切符を買って列
車のところへ行き、列車に乗る。切符を買うには切符売
場へ行き、お金を払って切符を受取るといった知識であ
る。ディスコースプランとは、現在の話題を継続した
り、新しい話題を導入したり、パラメータを同定したり
するための対話の知識である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述の従来の方式では、対話のやりと
りを管理するものがないため、 A:「映画を見に行きませんか」 B:「どんな映画ですか」 A:「○○原作の●●という題名の映画です。」 B:「どこで」 A:「XX映画館」 B:「それなら行きます。」 のように、埋め込み構造をなす対話や、 A:「締切はいつですか」 B:「12月25日です」 A:「わかりました」 の「わかりました」のように、確認を表わす発話を解釈
できないという問題点があった。
また、従来の方式では、プランスタックが1つしかな
いため、 A(1):「住所・氏名をお願いします」 B(2):「大阪市●●区○○番地です」 (3)「妻を同行してもよいですか」 A(4):「はい結構です」 (5)「名前もお願いします」 のように、対話者の注目する話題がずれる対話を解釈で
きないという問題点もあった。すなわち、上述の(1)
のAの質問に対して、Bは(2)の発話ですべて答えて
しまったものと考えて、(3)で次の話題に移った。し
かし、Aはまだ氏名を聞いていないので、(4)でBの
(3)の質問に答えた後、(5)で再び名前を尋ねてい
る。このことが解釈できないと、(5)の名前が妻の名
前を指すのではなく、Bの名前を指すということが解釈
できない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、上述のような
対話に見られる埋め込み構造をなす対話や、確認,相槌
の発話を含む対話や、対話者の注目する話題がずれる対
話や、さらに照応表現,省略を含む対話を解釈できるよ
うな自然言語対話処理装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] この発明は自然言語でなされる対話の内容を認識して
処理する自然言語対話処理装置であって、自然言語の構
文および意味を解析した結果を入力として受け、その入
力をその入力と同一内容を表わす代表的な形に変換する
代表形変換手段と、代表形変換手段の出力を入力として
受け、話の全体にわたる流れをとらえ、話題の展開や切
換わりかつ対話の始まりの挨拶や対話終了の挨拶のやり
取りなどの話題の大局的変化を認識するディスコースプ
ラン認識手段と、代表形変換手段の出力を入力として受
け、質問に対して応答が対応しているか、依頼に対して
受諾や拒否の発話が対応しているかなどの対話のやり取
りを認識するインターラクションプラン認識手段と、代
表形変換手段の出力を入力として受け、話題としている
手続の順番や目的達成のための行動手順などについて、
対話の履歴がどの時点まで進んでいるか、その後どのよ
うな手順を実施しておく必要があるかなどの対話の話題
の構造を認識するドメインプラン認識手段と、ドメイン
プラン認識手段によって認識された対話の話題の構造に
基づいて、対話に参加しているそれぞれの話者が現在注
意を向けている話題を指す手段と、対話のやり取りの状
況を表わす手段とによって現在の対話の状況を管理する
対話状況管理手段と、ディスコースプラン認識手段とイ
ンターラクションプラン認識手段とドメインプラン認識
手段と対話状況管理手段を総括管理するためのプラン制
御手段とを備えて構成される。
[作用] この発明に係る自然言語対話処理装置は、自然言語の
構文および意味を解析してた結果を、その結果と同一内
容を表わす代表的な形に変換し、その代表形に基づい
て、対話を認識する。対話のやりとりの状況を表わすこ
とにより、埋め込み構造をなす対話や、確認,相槌の発
話を含む対話を解釈することができる。また、対話に参
加しているそれぞれの話者が現在注意を向けている話題
を示すことにより、話者の注目する話題がずれる対話を
解釈することができる。さらに、対話の話題の構造を認
識することにより、照応表現,省略を含む対話を解釈す
ることができる。
[発明の実施例] 第1図はこの発明の一実施例の概略ブロック図であ
る。
まず、第1図を参照して、この発明の一実施例の構成
について説明する。入力情報は自然言語の構文および意
味を解析した結果である。すなわち、入力情報は、「と
ころで」,「話は変わりますが」,「先程の」などの話
題の変化を示すクルーワードの情報、あるいはクルーワ
ードがなかったという情報、肯/否要求,説明要求,提
案,依頼,確認,肯/否要求の答,受諾,拒否,理由な
どの発話のタイプの情報、話し手,聞き手が誰であるか
という情報、発話の中心となる述語とその格要素の情報
を含んでいる。
入力情報は代表形変換部1に与えられ、発話の中心と
なる述語と、その格要素を認識部に記述されている情報
とマッチングできるように代表形に変換される。これ
は、1つの命題内容を表わすのに、自然言語が複数の述
語とその格要素で表わすことができるからである。たと
えば、「その会議に参加したい」、「その会議に登録し
たい」、「その会議に参加を希望する」はそれぞれ同じ
内容を表わしている。
ここでのマッチングは2つの情報の内容に矛盾がなけ
れば成功するものとする。たとえば、 ((述語 送る)(動作主 A)(受益者 B)(対象
登録用紙)と、((述語 送る)(動作主 A)(受
益者 B)(対象 参加費))は「対象」の値が違うの
でマッチングは失敗するが、 ((動作主 A)(受益者 B)(態様 急いで))と
は矛盾するものがないのでマッチングは成功する。
代表形変換部1で変換された結果はインターラクショ
ンプラン認識部2に与えられる。インターラクションプ
ラン認識部2は発話のタイプを認識するものであって、
肯/否要求、説明要求,提案,依頼など「要求」に属す
る場合は、ディスコースプラン認識部3を介して適切な
ドメインプランを選択する。具体的には、入力発話の中
心となる述語とその格要素を代表形に変換したものと、
ドメインプランに記述されている述語とその格要素のマ
ッチングが成功するものを選択する。
ディスコースプラン認識部3は話題の大局的変化を認
識するものである。選択されたドメインプラン情報およ
び「要求」の発話があったという情報は対話状況管理部
5に設けられている対話のやりとりの状況を表わす手段
に与えられる。対話状況管理部5は発話のタイプが肯/
否要求の答,受諾,拒否など「応答」に属する場合は、
対話のやりとりの状況を表わす手段の中から対応する
「要求」の発話を探し出す。その要求の発話は対話のや
りとりを表わす手段から消去される。発話のタイプが
「確認」の場合には、状況に応じて直前に完了したドメ
インプランなどの確認の発話とされる。対話状況管理部
5は発話のタイプが理由などの「その他」の場合はその
発話を対話状況管理部5に登録する。ディスコースプラ
ン認識部3はクルーワードの情報によって適切なドメイ
ンプランをドメインプラン認識部4から得る。ドメイン
プラン認識部4は対話の話題の構造を認識するものであ
る。インターラクションプラン認識部2,ディスコースプ
ラン認識部3,ドメインプラン認識部4および対話状況管
理部5による各プランの引数の対応など、全体の管理,
総括プラン制御部6によって行なわれる。
第2図ないし第5A図および第5B図はこの発明の一実施
例による自然言語対話処理の具体例を示す図であり、特
に、第2図は入力情報の例を示し、第3図はドメインプ
ランの一例を示し、第4図はディスコースプランの一例
を示し、第5A図および第5B図はインターラクションプラ
ンの一例を示している。
まず、第2図を参照して、入力情報について説明す
る。前述のごとく、入力情報は自然言語の構文および意
味を解析した結果であり、肯/否要求、説明要求、提
案、依頼、確認、肯/否要求の答え、受諾、拒否、理由
などの対話のタイプの情報、「ところで」、「話は変わ
りますが」、「先程の」などの話題の変化を示すクルー
ワードの情報あるいはクルーワードはないという情報、
話し手、聞き手が誰であるかという情報、発話の中心と
なる述語とその格要素の情報を含んでいる、たとえば話
者Aが話者Bに「登録用紙を送って下さい」と発話した
場合、入力は {(Utterance−Type 依頼)(Clue−Word なし)(S
peaker A)(Hearer B)(Object((Type Actio
n)(Predicate 送る)(Object 登録用紙))}とな
る。
ドメインプランは第3図に示すように、HEADERスロッ
ト,DECOMPOSITIONスロット,CONSIST−OFスロット,PRED
−STRUCTUREスロットなどを含んでいる。HEADERスロッ
トは話題を示し、DECOMPOSITIONスロットはHEADERスロ
ットの話題を実現するために実行する副話題の列を示
し、各副話題には時間的順序関係がある。CONSIST−OF
スロットはHEADERスロットの話題を構成する副話題を示
し、各副話題には時間的順序関係がない。
PRED−STRUCTUREスロットはHEADERスロットの話題を
表現する述語とその格要素の代表形を示している。たと
えば、登録手続をするには(REGISTRATION−PROCEDUR
E),登録用紙を手に入れて(GET−REGISTRATION−FOR
M),登録用紙を返送して(RETEURN−REGISTRATION−FO
RM),登録費を支払う(PAY−REGISTRATION−FEE)とい
うことをすればよい。また、登録用紙を返送するという
話題(RETURN−REGISTRATION−FORM)は、そのCONSIST
−OFスロットの締切りの話題(DEADLINE)と返送の話題
(RETURN−THE−FORM)から成る。
第4図に示したディスコースプランは、対話の大局的
な流れを認識するためのものであり、「ところで」,
「あと」,「先程の」などのクルーワードによって話題
の流れの方向を認識するものであり、クルーワードのク
ラスに応じて適切な探索範囲から入力の中心述語とその
格要素(以下、predicate&casesと称する)にマッチす
るドメインプランを選び出す。
第5A図および第5B図に示したインターラクションプラ
ンは協調的で自然な「対話」を行なうために必要な発話
のやりとりを認識するものである。質問−応答,依頼−
受諾/拒否などの対話対はこのプランで認識される。こ
のインターラクションプランは情報のやりとりを表わす
INFORMATION PLANと情報の確認を表わすCONFORMATION
PLANとに分けることができる。INFORMATION−PLAN
は、質問−応答のような対話の対を構成するもの(GET
−VALUE−UNIT,ASK−VALUE,INFORM−VALUEなど)があ
る。GET−VALUE−UNITプランは、あるものごとの値を得
るためのプランを記述している。たとえば、話者Aが話
者Bから締切の期日の情報を得るには、A:「締切はいつ
ですか」、B:「12月25月です」のように、話者Aが話者
Bに尋ねて話者Bがそれに答えてもよいし(DECOMPOSIT
ION1に対応する)、あるいはB:「締切は12月25日で
す。」のように話者Bが自発的に情報を述べてもよい
(DECOMPOSITION2に対応する)。ASK−VALUEプランは、
あるものごとの値を尋ねるプランであり、「締切りはい
つですか」,「参加費はいくらですか」,などの発話に
対応する。INFORM−VALUEプランは、あるものごとの値
を相手に伝えるプランであり、「締切りは12月25日で
す。」,「参加費は1000円です」などの発話に対応す
る。
第6図はこの発明の一実施例の動作を説明するための
フロー図である。
次に、第1図ないし第6図を参照して、この発明の一
実施例の具体的な動作について説明する。この第6図に
示した例は、2人の話者A,Bでの会話の例を示してい
る。まず、ステップ(図示ではSPと略称する)SP1にお
いて初期化が行なわれる。カレントプランポインタAは
話者Aが現在注目しているドメインプランを示し、カレ
ントプランポインタBは話者Bが現在注目しているドメ
インプランを示すものである。これらのカレントプラン
ポインタAおよびBの初期値として、ドメインプランの
最初のプランが入れられる。インターラクションプラン
ウェイリストは「要求」,「応答」の発話が形成する対
話の対の「要求」の発話だけがあって、「応答」の発話
がまだされていないものを保持する。ここでは、初期値
として空が入れられる。関連発話リストは「要求」,
「応答」,「確認」以外の発話を保持するが、初期値と
して空が入れられる。これらのカレントプランポインタ
AおよびB,インターラクションプランウェイリスト,関
連発話リストは第1図に示した対話状況管理部5内に設
けられている。
ステップSP2において、構文および意味の解析された
結果がメモリ内の一領域として設けられている変数utte
ranceに代入され、ステップSP3においてutteranceが空
の場合は処理を終了する。ステップSP4でutteranceが代
表形に変換される。これは、たとえば想定される入力と
代表形との対応テーブルで実現できる。この処理は第1
図に示した代表形変換部1で行なわれる。
ステップSP5において、utteranceの発話のタイプが調
べられ、肯/否要求、説明要求,提案,依頼など「要
求」に属する場合は、ステップSP6において、utterance
のクルーワードが調べられる。クルーワードが「そし
て」,「それから」である場合や、クルーワードがない
場合など「NEXT」に属する場合は、ステップSP7におい
て、カレントプランポインタが示す現在の話題の次の話
題の中からutteranceのpredicate&casesとマッチする
ドメインプランが見つけられる。そして、カレントプラ
ンポインタを見つけたドメインプランの位置に移動させ
る。このとき、utteranceの発話者がAの場合はカレン
トプランポインタAを用いて、発話者がBの場合はカレ
ントプランポインタBを用いる。クルーワードが「とこ
ろで」,「話は変わりますが」のように「FORWARD」に
属する場合は、ステップSP8において、現在の話題より
も後の中からpredicate&casesとマッチするドメインプ
ランが見つけられる。そして、カレントプランポインタ
を見つけたドメインプランの位置に移動させる。
クルーワードが「先程の」のように「BACKWARD」に属
する場合は、ステップSP9において、今までに出た話題
の中からpredicate&casesとマッチするドメインプラン
が見つけられる。そして、カレントプランポインタを見
つけたドメインプランの位置に移動させる。ステップSP
10において、この「要求」の発話をインターラクション
プランウエイトリストに登録する。
前述のステップSP5において調べた発話のタイプが肯
/否要求の答え,受諾,拒否など「応答」に属する場合
は、ステップSP11において、インターラクションプラン
ウエイトリストの中からこの「応答」の発話と対応する
「要求」の発話を選んで対話対が作られる。発話のタイ
プが「確認」の場合は、ステップSP12において、直前に
完了したドメインプランに「確認」の発話があるか否か
を判別して、ない場合にはステップSP13においてこの発
話を直前に完了したドメインプランの確認の発話とし、
ある場合はステップSP14において、この発話を直前に完
了したドメインプランの1つの上のレベルのドメインプ
ランの確認の発話とする。これらのステップSP6ないしS
P9の動作は、第1図に示したディスコースプラン認識部
3によって行なわれる。
前述のステップSP5で調べた発話のタイプが理由など
「その他」の場合は、ステップSP15において、この発話
を関連発話リストに登録する。ステップSP5,SP11ないし
SP15は第11図に示したインターラクションプラン認識部
2によって行なわれ、ステップSP10,SP11,SP13,SP14の
処理を行なった後、ステップSP16〜SP18で関連発話リス
トが空かどうか調べられる。関連発話リストが空でない
場合、「要求」の発話の場合はステップSP19において、
関連発話リストの内容を前のドメインプランの関連発話
とし、関連発話リストを空にする。
「応答」および「確認」でステップSP13の処理を行な
った場合は、ステップSP20において、関連発話リストの
内容を対応するドメインプランの関連発話として関連発
話リストを空にする。「確認」でステップSP14の処理を
行なった場合は、ステップSP21において、関連発話リス
トの内容を対応するドメインプランより1つ上のレベル
のドメインプランの関連発話とし、関連発話リストを空
にする。
以上の例では、発話のタイプ,クルーワードのタイプ
が一意に決まっている例を示したが、複数のタイプの可
能性がある場合は、その1つと仮定して処理を進め、矛
盾が生じたときに後戻りして次の可能性を選択して処理
が行なわれる。
なお、上述の実施例では、2人の会話の場合について
示したが、3人以上の会話にこの発明を適用してもよ
い。その場合には、話者の数だけカレントプランポイン
タを用意すればよい。
上述の実施例に示した自然言語対話処理装置は、人間
と計算機、あるいは人間同士が情報のやりとりを行なう
計算機を介したシステム一般に適用できる。具体的に
は、次に示すようなシステムの例がある。
(1)自然言語を用いたデータベースの検索 人間同士が対話をしながら情報交換するように、計算
機システムと人間の間で、話題や既に陳述して相互に了
解している内容を省略しながらデータベースの検索を行
なうシステムができる。
(2)自然言語を使った質問応答システム 上述の(1)と同様にして、計算機システムと人間と
の間で、対話や既に陳述して相互に了解している内容を
省略しながら、肯/否の判断,不足情報の提示,アドバ
イスの提示,理由づけの提示などに関する計算機との情
報交換を行なうシステムができる。
(3)自然言語を使った対話翻訳 人間同士が計算機を介して、異なる言語で情報交換す
る場合に、翻訳処理を担う計算機が対話中における省略
部分を正確に認識して、正しい翻訳を行なうシステムが
できる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、話題の大局的変化
を認識するディスコースプラン認識手段と、対話のやり
とりを認識するインターラクションプラン認識手段と、
対話の話題の構造を認識するドメインプラン認識手段
と、対話に参加しているそれぞれの話者が現在注意を向
けている話題を示す手段と、対話のやりとりの状況を行
なう手段によって現在の対話の状況を管理する対話状況
管理手段とを設けることによって、埋め込み構造をなす
対話や、確認,相槌の発話を含む対話や、対話者の注目
する話題がずれる対話や、さらに照応表現,省略を含む
対話を解釈することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の概略ブロック図である。
第2図は入力情報の一例を示す図である。第3図はドメ
インプランの一例を示す図である。第4図はディスコー
スプランの一例を示す図である。第5A図および第5B図は
インターラクションプランの一例を示す図である。第6
図はこの発明の一実施例の動作を説明するためのフロー
図である。 図において、1は代表形変換部、2はインターラクショ
ンプラン認識部、3はディスコースプラン認識部、4は
ドメインプラン認識部、5は対話状況管理部、6はプラ
ン制御部を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−222326(JP,A) 特開 昭60−181841(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自然言語でなされる対話の内容を認識して
    処理する自然言語対話処理装置であって、 前記自然言語の構文および意味を解析した結果を入力と
    して受け、その入力をその入力と同一内容を表わす代表
    的な形に変換する代表形変換手段、 前記代表形変換手段の出力を入力として受け、話の全体
    にわたる流れをとらえ、話題の展開や切換わりかつ対話
    の始まりの挨拶や対話終了の挨拶のやり取りなどの話題
    の大局的変化を認識するディスコースプラン認識手段、 前記代表形変換手段の出力を入力として受け、質問に対
    して応答が対応しているか、依頼に対して受諾や拒否の
    発話が対応しているかなどの対話のやり取りを認識する
    インターラクションプラン認識手段、 前記代表形変換手段の出力を入力として受け、話題とし
    ている手続の順番や目的達成のための行動手順などにつ
    いて、対話の履歴がどの時点まで進んでいるか、その後
    どのような手順を実施しておく必要があるかなどの対話
    の話題の構造を認識するドメインプラン認識手段、 前記ドメインプラン認識手段によって認識された対話の
    話題の構造に基づいて、対話に参加しているそれぞれの
    話者が現在注意を向けている話題を指す手段と、対話の
    やり取りの状況を表わす手段とによって現在の対話の状
    況を管理する対話状況管理手段、および 前記ディスコースプラン認識手段と前記インターラクシ
    ョンプラン認識手段と前記ドメインプラン認識手段と前
    記対話状況管理手段を総括管理するためのプラン制御手
    段とを備えた、自然言語対話処理装置。
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