JP2671222B2 - 多段式脱水機 - Google Patents

多段式脱水機

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JP2671222B2
JP2671222B2 JP28538588A JP28538588A JP2671222B2 JP 2671222 B2 JP2671222 B2 JP 2671222B2 JP 28538588 A JP28538588 A JP 28538588A JP 28538588 A JP28538588 A JP 28538588A JP 2671222 B2 JP2671222 B2 JP 2671222B2
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Inventor
恒二 児玉
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株式会社小島鐵工所
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  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は建築材料等に用いられる壁面材の多段式脱水
機に関する。
(従来の技術) 建築材料として用いられる壁面材にはセメントに例え
ば石綿や繊維を加えて混合させ、抄造成形する際に圧縮
機等によって板状となった壁面材を圧縮成形し、壁面材
の組織を緻密にして含有水分を脱水させ強度を上げる施
工が行われていた。
この圧搾脱水を行う場合、従来では第4図および第5
図に示すような脱水機が用いられていた。この脱水機は
上部に油圧による加圧部50を設け、この加圧部50を複数
本の支柱51で支え、この支柱51の下端部には床上に固定
された基台52に取付けてある。そして、この基台52上に
は壁面材となるスレート53を載置する平板状のベッド54
が設けてあり、このベッド54の上方には前記加圧部50に
より上下動されるダイプレート55が、前記支柱51をガイ
ドとして取付けてある。
上記構成において、第4図の手前側、第5図の左側よ
り図示していない搬送装置により送られてきたスレート
53がベッド54の所定位置に載置されると、スイッチ56の
作動により加圧部50が駆動され、ダイプレート55が支柱
51をガイドとして降下し、ダイプレート55がスレート53
に圧接する。この圧接によりスレート53の水分は除去さ
れスレート53を硬化していた。この脱水施工後スレート
53は別の搬送装置によって次工程へ送られる。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来の脱水機にあっては、スレートの脱水加
工が1枚ずつ行なわなければならず、それに加えて急激
な加工を行なうと水分が流出した路よりスレートが破れ
る等の弊害を生ずるため時間のかかる作業となる欠点が
あった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、1度の施工で複数枚のスレートを同
時加工できる多段式脱水機を提供し、もって作業能率の
向上を図ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため本発明の多段式脱水機は、
本体上部に設けられた加圧部より垂設されたダイプレー
トと、本体下部に設けられた受圧部となる基台とを有
し、この基台上に設けられたベッドと前記ダイプレート
との間にスレートを挟み、前記ダイプレートの加圧によ
りスレートの水分を脱水させる脱水機において、前記ダ
イプレートに平行に懸装され上面にスレートの進行方向
に沿って配設された複数の送りローラと、その下面に押
圧部を設けてなる中間板を複数段設け、前記各中間板の
下面は互に重なり合う中間板の上面に押圧するように配
設し、最下段の中間板の下面は前記基台上のベッドに重
なるようにしたことを特徴とするものである。
(作用) 上記のように構成された多段式脱水機は、段数に応じ
て別に設けられた搬送装置により搬送されてきたスレー
トを各中間板の上面および基台のベッド上に載置し、加
圧部に垂設されたダイプレートが油圧により徐々に降下
すると、最初に最下段の中間板が基台上のベッドに圧接
し、次にその上段と順次積層されて上段の下面の押圧部
が下の段のベッド上に重なり合い、最後にダイプレート
が最上段のベッドに圧接されて加圧され、各段の中間板
と基台のベッド上のスレートを同時に脱水することがで
きる。そして、脱水後再び油圧駆動によりダイプレート
が引き上げられると、最上段の中間板から順次に引き離
され所定の間隔をもって各中間板は懸装されスレートは
次の搬送装置へ後続スレートによって排出移送され、複
数枚のスレートが1回の施工によって加工される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第3図によっ
て説明する。
第1図は多段式脱水機の側面図で第2図はその正面図
である。この多段式脱水機1はフロアー2に設けられた
基礎コンクリート3上に据付けられ、基台4の一部を更
に固定コンクリート5によって固定されている。前記基
台4の片側には4本の支柱6が等間隔に立設してあっ
て、もう一方の片側にも同様に設けてある。この支柱6
の上部には油圧によって駆動される加圧部7が固定され
ており、この加圧部7の上には油タンク8が設けてあ
る。
前記加圧部7の下面中央にはプランジャー9が設けて
あって、加圧部7の作動により上下方向に駆動されるよ
うになっている。このプランジャー9の下側には略長方
形のブロック10が取付けられており、このブロック10の
4隅には前記支柱6の外周面に摺動するガイド片11が設
けてあり、また、ガイド片11の内側にはガイドシャフト
12が設けてあって、このガイドシャフト12は加圧部7の
案内孔13に摺動可能に保持されており、前記ブロック10
は加圧部7の駆動によって前記ガイド片11と支柱6およ
び前記ガイドシャフト12と案内孔13とによってガイドさ
れ、前記基台4に対して垂直方向に移動される構成にな
っている。このブロック10の下面には平面板で作動され
たダイプレート14が取付けてある。このダイプレート14
と前記ブロック10との間には第1図に示すようにダイプ
レート14の幅より突出して保持板15が設けてある。この
保持板15は後述する中間板16を懸装するためのもので、
この保持板15の両端部分には中間板16を懸装する保持軸
17が摺動自在に垂下されている。そして、この保持軸17
の前記保持板15より突出した先端部にはストッパー18が
固定されてあって、このストッパー18によって保持軸17
は垂設されている。また、この保持軸17の最下端と中間
部の所定位置には別のストッパー19および20がそれぞれ
設けてあって、これらのストッパー19および20の上側に
は中間板16が取付けられている。
中間板16は第3図に示すように枠体21があって、枠体
21の4隅には前記保持軸17を挿通する挿通孔21aを有す
る保持板21bが突出している。この枠体21のスレートの
搬送による進入方向の外周端面にはガイド具22が設けて
あって、搬入されるスレートの位置決めガイドを行なう
ようになっている。このスレートの搬入方向に直交する
位置で枠体21の内側には複数本の送りローラ23が配設し
てあって、搬入されたスレートを枠体21内に円滑に導く
ようになっている。この送りローラ23はそれぞれ枠体21
に図示していないバネを介して回転自在に取付けてあっ
て、スレートの搬入前には前記バネ力によって送りロー
ラ23の外周面に枠体21の枠より少し高い位置に配設さ
れ、スレートの搬入に対して枠とは接触しないようにな
っている。そして、スレートが枠体21内の所定位置に導
入され、前記ダイプレート14の降下圧搾により枠体21内
に沈むが、スレートを絶えず水平に支持するように作用
する。この枠体21内のスレート搬出方向の出口側外部に
は搬出ローラ24が設けてあって、スレートの搬出に対し
て前記枠体21との接触を防止する構成になっている。こ
の中間板16を構成する枠体21の下面には、前記プランジ
ャー9に取付けられたブロック10のダイプレート14と同
じ押圧部25が取付けてある。
また、第1図および第2図に示した基台4上に設けら
れたベッド26は、前記中間板16と同じような構成で、上
面に送りローラ23を備えスレートの進入方向の外周端面
にはガイド具22が設けてあり、搬出方向の出口側外部に
は搬出ローラ24が設けてあって、前記保持軸17を挿通す
る保持板15と押圧部25は設けておらず、基台4の所定位
置に水平に固定してある。
上述した構成になる多段式脱水機1の作動について以
下に説明する。
この多段式脱水機1には別に設けた搬出装置によって
搬出されてきたスレート(特にグリーンシートともいわ
れ鉄板等の搬送板上に載置されている)を、第2図に示
す中間板16およびベッド26に設けられたガイド具22で受
け、中間板16およびベッド26の上面に設けた送りローラ
23上に導き位置決め載置する。次に油圧駆動による加圧
部7が作動してプランジャー9が降下する。このプラン
ジャー9の降下に伴いブロック10が支柱6とガイドシャ
フト12に案内されて水平に下り、ブロック10の保持板15
に懸装された中間板16が一斉に降下する。そして、最下
段の中間板16がベッド26上のスレート上に置かれると、
保持軸17のストッパー19は最下段の中間板16の枠体21の
保持板21bより離れてさらに下り、次に、前記最下段の
中間板上に次の段の中間板を積層させる。最後に最上段
の中間板が積層されると、保持軸17の上のストッパー18
は上方に浮き上り全ての中間板を開放状態にする。そし
て、ブロック10のダイプレート14が最上段のスレート面
に圧搾加工を行なう。このダイプレート14の圧搾力は積
層された各中間板の下側に設けた押圧部25を介して各ス
レートに作用し脱水加工を行なわせる。
脱水加工後、加工部7が駆動されてプランジャー9を
上昇させると、ブロック10の上昇に伴ない保持板15が上
昇してストッパー18が保持板15に当たり、保持軸17を引
上げて行き上段のストッパー20が上段の中間板16を引上
げ、次にストッパー19が最下段の中間板16を順次に引上
げる。この各段の中間板16がそれぞれ上段から下段迄引
上げられると、各中間板16の送りローラ23はバネ力によ
ってスレートを搬送板とともに枠体21上に押し上げ、前
記プランジャー9の停止後各段の中間板16上に次のスレ
ートが搬送装置によって搬入され、加工されたスレート
を搬送板ともども搬出ローラ24を介して別の搬送装置上
に移載し、後続のスレートの位置決め後プランジャー9
の駆動によって次の脱水工程が行われる。
上述のように、この多段式脱水機では1台の加圧部に
より作動される中間板を複数段設けたので、1行程によ
って数枚のスレートが同時加工される特徴がある。な
お、上記説明に用いた第1図ないし第2図は油圧駆動に
よる3段式のものであるが、本発明のものは油圧駆動、
3段式のものに限るものではない。また、油圧による圧
搾作用は例えば高圧エアー式の駆動でも同様の効果を得
ることができるものである。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明の本体上部に設け
られた加圧部より垂設されたダイプレートと、本体下部
に設けられた受圧部とからなる基台とを有し、この基台
上に設けられたベッドと前記ダイプレートとの間にスレ
ートを挟み、前記ダイプレートの加圧によりスレートの
水分を脱水させる脱水機において、前記ダイプレートに
平行に懸装され上面に前記スレートの進行方向に沿って
配設された複数の送りローラと、その下面に押圧部を設
けてなる中間板を複数段設け、前記各中間板の下面は互
に重なり合う中間板の上面に押圧するように配設し、最
下段の中間板の下面は前記基台上のベッドに重なるよう
にしたので、1度の加工施工で複数枚のスレートを同時
に加工でき、脱水機の圧縮加工能力圧搾力を同じにして
も従来の生産量を著しく増大することが可能となる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例で、第1図は多
段式脱水機の側面図、第2図は同正面図、第3図は中間
板の斜視図、第4図および第5図は従来例の脱水機で、
第4図は側面図、第5図は正面図である。 1……多段式脱水機、7……加圧部 14……ダイプレート、16……中間板 23……送りローラ、25……押圧部 26……ベッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体上部に設けられた加圧部より垂設され
    たダイプレートと、本体下部に設けられた受圧部とから
    なる基台とを有し、この基台上に設けられたベッドと前
    記ダイプレートとの間にスレートを挟み、前記ダイプレ
    ートの加圧によりスレートの水分を脱水させる脱水機に
    おいて、前記ダイプレートに平行に懸装され上面に前記
    スレートの進行方向に沿って配設された複数の送りロー
    ラと、その下面に押圧部を設けてなる中間板を複数段設
    け、前記各中間板の下面は互に重なり合う中間板の上面
    に押圧するように配設し、最下段の中間板の下面は前記
    基台上のベッドに重なるようにしたことを特徴とする多
    段式脱水機。
JP28538588A 1988-11-11 1988-11-11 多段式脱水機 Expired - Lifetime JP2671222B2 (ja)

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