JP2671174B2 - レーザ治療装置 - Google Patents

レーザ治療装置

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JP2671174B2
JP2671174B2 JP3328938A JP32893891A JP2671174B2 JP 2671174 B2 JP2671174 B2 JP 2671174B2 JP 3328938 A JP3328938 A JP 3328938A JP 32893891 A JP32893891 A JP 32893891A JP 2671174 B2 JP2671174 B2 JP 2671174B2
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laser
optical fiber
semiconductor laser
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treatment apparatus
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信一 中原
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザ素子のレー
ザ光を生体に照射し、疼痛緩解,創傷治癒促進等に用い
る医療用のレーザ治療装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のレーザ治療装置の一例を示
す外観図である。21はレーザ治療装置本体で、内部に電
源部,制御部等を内蔵している。22は電源キースイッ
チ、23はレーザ照射時間設定スイッチ、24は表示部で、
設定した照射時間等を表示する。また、25はパワーセン
サ、26はパワーセンサ25により検出された光パワーを表
示するパワーメータである。
【0003】27はレーザプローブであり、内部に複数の
半導体レーザ素子を内蔵する。28は照射スイッチであ
り、このスイッチの操作により、レーザ光29がレーザプ
ローブ27の開口部30から出射される。31はレーザプロー
ブ27の内部の半導体レーザ素子の駆動,制御等の電気信
号線を内蔵するプローブコード、32はレーザプローブ27
を格納するプローブホルダ部である。
【0004】このような構成の従来のレーザ治療装置は
以下のように動作する。まず電源キースイッチ22により
電源投入後、レーザ照射時間設定スイッチ23により、レ
ーザの照射時間を設定し、照射スイッチ28を操作するこ
とにより、レーザ光29が円形な開口部30から出射され、
治療に供される。また、必要に応じて、前記パワーセン
サ25に前記レーザ光29を照射し、その光パワーをパワー
メータ26によって確認する。
【0005】図3はレーザプローブ27の光学系の構成を
示す断面図である。図3において、1a,1bは半導体レ
ーザ素子であり、波長830nm,出力30mWを出力する。2
a,2bは集光レンズで、半導体レーザ素子1a,1bから
それぞれ出射されるレーザ光3a,3bを集光する。
【0006】4は半導体レーザ素子1a,1b及び集光レ
ンズ2a,2b等を保持する保持部で、レーザ光3a,3b
が開口部30においてクロスするように、各半導体レーザ
素子1a,1bを、その光軸5a,5bが開口部30の円形中
心軸6を中心として軸対称になるように支持している。
【0007】疼痛緩解用としてレーザ光を生体に照射す
る場合、一般に生体患部表面の比較的限定された範囲に
レーザ光を集中して照射する方法が広く行なわれている
が、この従来例もそれを意図したものであり、治療にお
いては生体患部の表面を開口部30に接触させるようにし
て、レーザ光3a,3bを集光させた、エネルギー密度が
高い箇所が利用される。なお、図示のように複数の半導
体レーザ素子1a,1bの出射光を集光利用して、等価的
に高いエネルギーの治療光として構成しているのは、主
に1つの半導体レーザ素子の出力が技術的に、治療に必
要なエネルギー出力に至っていないか、コスト的に、よ
り低い出力の半導体レーザ素子を複数利用する方が有利
なためである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述従
来例のようなレーザ治療装置のレーザプローブでは、創
傷治癒を促進するなどのため、比較的広い範囲の患部に
一度にレーザ光を照射しようとして図3中35の位置で患
部に照射しようとすれば、光学系の構成上半導体レーザ
素子1a,1bの光軸5a,5b上のポイント照射となって
しまい、比較的広い範囲の患部にまんべんなく照射する
必要のある場合には不適であるという課題があった。
【0009】本発明は上記の課題を解決するレーザ治療
装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の半導体
レーザ素子が出力するレーザ光を集光して、治療に用い
る医療用のレーザ治療装置において、前記レーザ光を出
射するレーザプローブの開口部に、上記複数の半導体レ
ーザ素子からそれぞれ出力されるレーザ光を入射して混
合させ、1つの光ファイバ出力として放射するための光
ファイバアダプタを着脱自在に設けたことを特徴とす
る。
【0011】
【作用】本発明によれば、光ファイバアダプタが容易
に、複数の半導体レーザ素子出力を1ビームのレーザ光
に変換して光ファイバ出力として放射することができる
ので、一度に比較的広い範囲の患部に照射でき、したが
って治療効果が促進、向上される。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例のレーザ治療装置の
構成要部の光学系を示す断面図であり、図2,図3と同
じ符号は、同じ、または同一機能を有する部位で説明を
省略し、その他の符号7は本発明に特徴の光ファイバア
ダプタである。
【0013】光ファイバアダプタ7はステンレスパイプ
8の通し孔に光ファイバ9を埋入した形に形成されてお
り、着脱自在にレーザプローブ27の開口部30に圧入され
る。その入射端10はレーザ光3a,3bがクロスする箇所
に合致させてあり、光ファイバアダプタ7に入射するレ
ーザ光3a,3bは光ファイバ9内を伝搬中に混合され、
出射端11から出射される。このときレーザ光3a,3bは
単一レーザ光となって、比較的広い範囲の患部12を一度
に包含する照射が可能になる。また、光ファイバアダプ
タ7の入射端10、出射端11には半導体レーザ素子1a,
1bの発振波長に対応する反射防止膜が蒸着されてお
り、反射損によるレーザ光の損失を軽減させている。
【0014】なお、本発明では光ファイバアダプタ7に
内包する光ファイバ9は、1本のコア径φが1mmのステ
ップインデックスタイプの光ファイバを用いたが、集光
されたレーザ光3a,3bのビーム径等に鑑み、他の径の
ものや、グレーデッドインデックスタイプ、バンドルフ
ァイバ等を用いてもよい。また、光ファイバアダプタ7
の入射端10の位置はレーザ光3a,3bがクロスする位置
に合致させるため光ファイバアダプタ7の圧入距離をス
テンレスパイプ8の径差13により規定したが、この位置
に制限されるものではない。
【0015】さらに、半導体レーザの波長,出力,個数
や、集光のための光学系の構成、レンズの種類等にも制
限されることのないことは当然である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレーザ治療
装置は、複数の半導体レーザ光を集光するレーザプロー
ブの開口部に光ファイバアダプタを着脱自在に装着する
ことにより、複数ビームのレーザ光を1ビームのレーザ
光に容易に変換可能としたものであり、ビーム照射範囲
が広がるので、創傷治癒促進等、比較的広い照射面積を
まんベんなく照射する必要のある疾患に対し適用して、
その治療効果を促進,向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレーザ治療装置の構成要部
の光学系を示す断面図である。
【図2】従来のレーザ治療装置の一例を示す外観を示す
図である。
【図3】図2におけるレーザプローブの光学系の構成を
示す断面図である。
【符号の説明】
1a,1b…半導体レーザ素子、 2a,2b…集光レン
ズ、3a,3b…レーザ光、 7…光ファイバアダプタ、
9…光ファイバ、 10…入射端、 11…出射端、 13
…径差、 27…レーザプローブ、 30…開口部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体レーザ素子が出力するレー
    ザ光を照射して治療する医療用のレーザ治療装置におい
    て、前記レーザ光を出射するレーザプローブの開口部
    に、上記複数の半導体レーザ素子からそれぞれ出力され
    るレーザ光を入射、混合させて1つの光ファイバ出力と
    して放射するための光ファイバアダプタを着脱自在に設
    けたことを特徴とするレーザ治療装置。
  2. 【請求項2】 光ファイバアダプタの入射端面に、半導
    体レーザ素子の発振波長に対応する反射防止膜を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載のレーザ治療装置。
JP3328938A 1991-12-12 1991-12-12 レーザ治療装置 Expired - Lifetime JP2671174B2 (ja)

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JPH05161718A JPH05161718A (ja) 1993-06-29
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