JP2670438B2 - Recording device - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の産業上の利用分野〕
本発明は、出力装置例えば電子タイプライター、フア
クシミリ装置、パーソナルコンピユータ等の記録部に用
いられるプリンタ、あるいはワードプロセツサ等の、イ
ンクを有するインクシートを用いて、色情報に応じた色
の記録画像を得ることのできる記録装置に関するもので
ある。なお本発明には、前述色情報が異なる色を意味す
る場合は勿論のこと、同じ色を意味する場合も含まれ
る。
〔従来の技術〕
従来、色情報に応じた色の記録画像を得ることのでき
る記録装置では、幅方向に異なった色のインク層を塗布
した幅の広いインクリボンを用いて、記録すべき色に応
じてこのインクリボンを上下方向へ回動させることによ
って、記録部へ所望の色のインク層を導びかねばならな
かった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで上記従来装置では、インクリボンを上下方向へ
回動させるための手段を必要とし、装置が大型化、複雑
化する問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本件出願人は先に、特願昭59−260403号をもっ
て、次のような技術を明らかにした。
即ち、被記録体上に鮮明な複数色の記録を行なうため
に、支持体上に該支持体側から順に、互いに色調の異な
る第1インク層と第2インク層とを設け、前記支持体側
から熱エネルギーを印加した後、前記被記録体と支持体
とを剥離する際に、前記熱エネルギーを印加してから前
記両者を剥離するまでの時間を変化させることにより、
被記録体へ選択した色の記録像を形成するものである。
さらに本件出願人は、特願昭60−298831号で次の様な
技術を明らかにした。
即ち、支持体上に第1インク層と第2インク層との少
くとも2つのインク層を有し、該両インク層の間または
第1インク層と支持体との間の少くとも一方に接着層を
有しているインクシートを被記録体に当接し、記録情報
に従って、熱エネルギーをインクシートに印加した後、
該印加後からインクシートと被記録体とを剥離するまで
の剥離時間を制御することにより、所定のインク層を被
記録体に転写することにより、被記録体へ選択した色の
記録像を形成するものである。
本発明は、上記の技術をさらに発展させたものであ
り、支持体とインク層とを有し、被記録体から剥離する
際の加熱した位置の温度が加熱後の冷却の状態により変
化することに応じて上記加熱位置における少なくとも支
持体とインク層間の接着力が変化するインクシートを用
いる場合において、インクシートが被記録体から剥離す
るときの前記加熱した位置の温度を制御することで、記
録に係る情報に対応して確実かつ高品位な記録を行うこ
とを目的とし、上記インクシートを用いて被記録体に記
録を行う記録装置であって、上記被記録体に記録を行う
ために、上記インクシートと上記被記録体とが当接した
状態で上記インクシートを加熱する加熱手段と、上記支
持体とインク層間の、温度に応じた複数の異なる接着力
の各々に対応した複数の記録に係る情報の中から、選択
された記録に係る情報を判別する判別手段と、上記判別
手段が判別した記録に係る情報に応じて、上記加熱手段
により上記インクシートを加熱した位置が、上記インク
シートを上記被記録体から剥離する位置まで相対的に移
動する速度を少なくとも制御することで、上記加熱位置
の加熱後の冷却の状態を異ならせて、上記インクシート
が上記被記録体から剥離するときの上記加熱位置の温度
を制御し、少なくとも上記支持体とインク層間の接着力
を上記判別された記録に係る情報に応じた接着力とする
制御手段を備えることを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明は、装着部にインクシートを装着して記録を行
なうと、被記録体に色情報に応じた色の、鮮明な画像記
録を行なうことができる。
〔実施例〕
以下、図面を用いて、本発明の実施例について説明す
る。
なお、以下の実施例においては、説明を簡略化させる
ために、2色記録の場合について説明する。しかしなが
ら、これに限定されるものではなく、例えば第1インク
層と第2インク層の色調を同じにしても良いし、あるい
はさらに色調の異なるインク層を加えて、3色以上の記
録を行なうこともできる。なお、第1インク層と第2イ
ンク層の色調を同じにした場合には、インクシートを単
色記録で2倍分に用いることができる。
まず、本実施例に用いられるインクシートについて説
明する。なお、本実施例に用いられるインクシートは、
前述した特願昭59−260403号あるいは特願昭60−298831
号でもって明らかにしたものを用いることができる。
第1図は、本発明に適用することのできるインクリボ
ン1の断面図である。
即ち、第1図に示すようにインクリボン1はシート状
の支持体2上に熱転写性インク層3を形成して成る。
また、この熱転写性インク層3は、それ自体複数層構
造を有しており、支持体2側から順に設けた第1インク
層3a及び第2インク層3bからなる。
支持体2としては、従来より公知のフイルムや紙をそ
のまま使用することができ、例えばポリエステルやポリ
カーボネート、トリアセチル、セルロース、ナイロン、
ポリイミド等の比較的耐熱性の良いプラスチツクのフイ
ルムや、セロハン或いは硫酸紙、コンデンサー紙等が好
適に使用できる。支持体2の厚さは、熱転写に際しての
熱源として熱ヘツドを考慮する場合には、1〜15μm程
度であることが望ましいが、例えばレーザー光等の熱転
写性インク層を選択的に加熱できる熱源を使用する場合
には特に制限はない。
第1インク層3aは、熱エネルギーが印加された時に、
第1インク層3aと第2インク層3bとの剥離が良いことが
必要である。また、第1インク層3aは熱エネルギーが印
加されてから支持体2を被記録体より引渡すまでの時間
が長いとき、つまりインクリボン1と被記録体が対向し
て密着され、熱印加された後密着されたままの熱ヘツド
が走行して、インクリボン1がかなり冷却されたとき
に、支持体2から第1インク層3aが剥離し易いことが必
要である。
このため、熱溶融性バインダーとしては、鯨ロウ、ミ
ツロウ、ラノリン、カルナバワツクス、キヤンデリラワ
ツクス、モンタンワツクス、セレシンワツクス等の天然
ワツクス、パラフインワツクス、マイクロクリスタリン
ワツクス等の石油ワツクス、酸化ワツクス、エステルワ
ツクス、低分子量ポリエチレン、フイツシヤートロプシ
ユワツクス等の合成ワツクス、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の高級
脂肪酸、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等
の高級アルコール、シヨ糖の脂肪酸エステル、ソルビタ
ンの脂肪酸エステル等のエステル類、オレイルアミド等
のアミド類を少なくとも50%以上を含有し、その他ポリ
オレフイン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系
樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアク
リル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹
脂、ポリビニルアルコール系樹脂、石油系樹脂、フエノ
ール系樹脂、ポリスチレン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、
天然ゴム、スレチンブタジエンゴム、イソブレンゴム、
クロロブレンゴム等のエラストマー類、ポリイソブチレ
ン、ポリブデン或いは可塑剤、鉱油、植物油等の油剤を
適宜混合させ、着色剤その他添加剤を含めたインク層と
しての溶融温度が50℃〜150℃、150℃における溶融粘度
(回転粘度計)が500CPSであることが望ましい。
尚本例で言う溶融温度とは島津フローテスターCFT500
型を用いて荷重10Kg昇温速度2℃/分の条件で試料イン
クの見掛けた粘度−温度曲線を求めた時に、流出開始温
度として求められるものである。
第2インク層3bとしては、熱ヘツドから熱印加された
時に溶融軟化して被記録体にしっかりと固着する事、第
2インク層3bが溶融状態の時に第1インク層3aと混合し
にくい事が必要である。その為の熱溶融性バインダーと
しては、上記した樹脂を少なくとも50%以上含有し、そ
の他前記しなワツクス類、可塑剤、鉱油、植物油等の油
剤を適宜混合させ、インク層としての溶融温度が60℃〜
150℃の溶融粘度(回転粘度計)が200CPS〜1,000,000CP
Sになるように選ぶのが良い。又、第2インク層3bの印
字のキレを良くする為に、第2インク層3bをドツト状に
形成したり、第2インク層3b表面を凹凸状に形成したり
しても勿論良い。
第1インク層3aの厚さは0.5μ〜10μの範囲が好まし
く、熱転写性インク層3全体の厚さは2μ〜20μが好ま
しい。
また、第1インク層3aの色調と第2インク層3bの色調
を異ならせる場合には、第1インク層3aに黒色等の暗色
を、第2インク層3bには黄色等の明色を配置するのが良
く、第1インク層3aの色調及び第2インク層3bの色調と
の混色が得たい場合には、例えば第1インク層3aがイエ
ロー、第2インク層3bをマゼンタに配色しておけば、マ
ゼンタ色と赤色が得られる。その他各層の顔料濃度或い
は層厚比率を変えることにより、様々な互いに異なる2
色の記録を得ることが出来る。
着色剤としては、印刷記録の分野で広く用いられてい
る各種の染料顔料が使用される。着色剤の含有量はイン
ク層3a・3bの夫々について1〜80%の範囲が適当であ
る。又、インク層3a・3bには夫々必要により更に分散剤
或いは金属微粉末、無機微粉末、金属酸化物等からなる
充填剤等の添加剤を適宜加えも良い。
第1インク層3a、第2インク層3bの関係については、
お互いに相容性の無い材料を選択する事が望ましいが、
相容性の有る材料であってもその溶融粘度の差により相
互の剥離が可能となる。
本実施例に使用するインクリボンを得るには、インク
層3a・3bの夫々について上記した熱溶融性バインダー、
着色剤及び添加剤をアトライター等の分散装置を用いて
溶融混練するか、或いは適当な溶剤とともに混練して熱
溶融性、或いは溶液ないし分散液状のインクを得、これ
らのインクを支持体上で順次塗布し、必要に応じて乾燥
することにより、第1インク層、第2インク層の順で形
成すれば良い。
更にインクリボン1の他の実施例を第2図に示す。
第2図に示すインクリボン1は、支持体2上に第1接
着層4a、第1インク層3a、第2接着層4b及び第2インク
層3bを順次有する。
第2図に示すインクリボン1の場合も、支持体1及び
第1インク層3aの間の接着力と、第1インク層3a及び第
2インク層3bの間の接着力の関係は、第1図に示したイ
ンクリボンと変わるところはない。即ち、第2接着層4b
として温度による接着力変化の大きいものを用いれば、
サーマルヘツドの加熱で第2接着層4bの温度が上昇する
とともに第2接着層4bの強度が急激に低下し、各層間の
接着力は第3図(a)に示すように変化する。
また、第1接着層4aとして温度による接着力の変化の
大きいものを用い、第2接着層4bとして温度による接着
力の変化が比較的小さいものを用いれば、各層間の接着
力は第3図(b)の様な変化を示す。
なお、2aは耐熱性保護層で、熱ヘツドと接触する支持
体2の表面に設けられ、シリコーン樹脂、ふつ素樹脂、
ポリイミド樹脂、メラミン樹脂、ニトロセルロース等か
らなり、支持体2の耐熱性を向上することが出来、或い
は従来用いることの出来なかった支持体材料を用いるこ
とも出来る。
さて、次に、上記インクリボンを用いて色情報に応じ
た色の記録画像を得ることのできる記録装置について、
電子タイプライターを例にあげて説明する。
なお、以下述べる実施例は、インクシートに熱エネル
ギーを印加し、熱エネルギーを印加してから短時間にイ
ンクシートと被記録体とを剥離する場合と、熱エネルギ
ーを印加した後インクシートの冷却過程を設けてインク
シートと被記録体とを剥離する場合とを適宜設けること
によって、2色記録を可能にしたものである。
第4図は本発明の一実施例を適用した、出力装置であ
るタイプライターTの外観斜視図である。
図において、10はプラテン、12は記録用紙、13は外
装、14は電源のオンオフを制御するパワースイツチ、15
は、キーボードである。16はフード13aの開閉によっ
て、オン、オフされるフードスイツチで、フード13aの
開閉を感知し、フード13aが開けられた時、後述のイン
クリボンを所定の位置へシフトさせる信号を発する他、
同信号にてキーボードをロツクさせている。MOKYは、モ
ードキー1で、後述するリボンモード設定等各種モード
を設定するためのものである。PRKYはプリント指令キー
である。また本タイプライターTには、印刷部、入力
部、表示部、制御部、及び外部入出力インターフエース
部等が内蔵されている。なお本実施例では、上記入力部
及び表示部が設けられていなくても良いことは勿論であ
る。
第5図及び第6図は、本発明の実施例を適用した記録
部の斜視図である。
記録紙12は、プラテン10にバツクアツプされた状態
で、紙送りローラ17のゴム部(図示せず)に、ピンチロ
ーラ18によって圧接されている。この紙送りローラ17の
軸17aには、ギア19が取付られ、減速ギア20を介して紙
送りモータM1に接続されており、紙送りモータM1の回転
により、紙送りローラ17が回転し、記録紙12を搬送す
る。したがって、後述するサーマルヘツド25が記録紙12
に当接して記録を行なう際に、プラテン10は記録紙12の
位置を維持する。
次にキヤリア22の往復移動について説明する。
プラテン10の前側には平行にシヤフト21が設置されて
いる。このシヤフト21にキヤリア22(第6図)が、矢印
A方向に移動可能に案内支持されている。即ちキヤリア
22は、記録紙12の搬送経路Sに沿って往復移動可能であ
る。
ベルト23は、その一部が上記キヤリア22に固定され、
2個のプーリー(図示せず)によって、張設されてい
る。このプーリー(図示せず)には、ギア(図示せず)
を介してキヤリアモータM2が接続されている。そこでこ
のキヤリアモータM2の回転により、プーリー(図示せ
ず)が回転し、これによってベルト23が回転することに
よりキヤリア22をシヤフト21に沿って往復移動(矢印A
方向)する。また、キヤリア22の位置を検出する為のリ
ミツトセンサ23がホームポジシヨン側端部に設置されて
いる。
さらに、キヤリア22には、ヘツドホルダ24(第6図)
が、シヤフト21の回りに回転可能に案内支持されてい
る。このヘツドホルダ24には、サーマルヘツド25を取り
付けたヒートシンク26が取付てある。なおこのキヤリア
22は、一体のガイド部22aによりラツク27に案内支持さ
れている。またこのラツク27には、その両端に突出部27
a,27bが設けられている。
さらにこのキヤリア22には、インクリボンカセツト50
(第11図)を搭載する為のキヤリアテーブル28が設けら
れている。このテーブル28には、インクリボンカセツト
50の有無、種類、及びインクリボン1のエンド検出を行
う為のセンサ29が設けられてる。またさらにキヤリアテ
ーブル28には、連結レバー30がプラテン10に対して垂直
方向(矢印C方向)にガイド22aに沿って移動可能に案
内支持されている。このレバー30は、さらにヒートシン
ク26に取り付けられた、連結部材31と係合している。そ
こで、ヒートシンク26のプラテン10方向(矢印B方向)
の回転によって、レバー30はプラテン10に対して接近・
離隔する方向(矢印C方向)へ移動する。なお、この連
結レバー30には、指標部30aが設けられている。この指
標部30aによって次に印字する位置が目視確認できる。
またこの連結レバー30の後端には、係合部30bが設けら
れており、後述するカセツト50の切換レバー62が係合し
た際には、このレバー62をプラテン10方向へ押し上げ
る。
この様に本実施例では、サーマルヘツド25に近接す
る、剥離条件の制御に関係する連結レバー30に指標部30
aを設けたので、指標部30aで示した位置に記録を行なう
場合に、指標部30aで示した位置まで僅かな距離だけサ
ーマルヘツドを移動させれば良いので、指標を設けたに
もかかわらず、記録速度を遅くすることなく、また騒音
時の問題も生ずることがない。
尚キヤリアテーブル28に、カセツト50を取り外し可能
に装填する場合を次に説明する。このキヤリアテーブル
28には、上面に固設されたピン28a・28b及びその側面に
弾性的なフツク部28cが設けられている。そこで、後述
するカセツト50(第12図)の下カセツトケース52に設け
られた開口52h・52iに上記ピン28a・28bを嵌入し、下カ
セツトケース52の係止部52jに上記フツク部28cを弾性的
に係合することによって、カセツト50は取り外し可能に
キヤリアテーブル28に装填することができる。又このキ
ヤリアテーブル28には、2色リボンカセツトのみなら
ず、通常の単色リボンカセツトも共通に装填することが
できること勿論である。
次に、サーマルヘツド25のアツプ・ダウン機構につい
て説明する。
第7図,第8図,第9図及び第10図は、ヘツド25の圧
接(ダウン)・離反(アツプ)、及びリボンの巻取機構
に掛る一実施例を示す図である。
アツプダウンモータM3がキヤリア22に設けられ、この
アツプダウンモータM3の駆動力はギア部(図示せず)、
減速歯車31を介してカム32の歯車部32aへ伝達されて、
カム32を回転させる。このカム32にはカム突出部32bが
設けられ、カム32が時計方向(矢印D1方向)(第9図)
又は反時計方向(矢印D2)(第10図)へ回転した場合、
キヤリア22に設置されたストツパ33と当接し、カム32の
回転を規制する。なおこのストツパ33は、ゴム等の弾性
を持つ部材で形成され、カム32との当接を緩和させる役
割も兼ねている。
またアツプダウンレバー34は、シヤフト35(第10図)
の回りに回転自在にキヤリア22上に設けられている。さ
らにこのアツプダウンレバー34の突出部34a,34b(第10
図)の間には、ネジリコイルバネ36がバネ力をチヤージ
された状態で設置されている。アツプダウンレバー34の
一端には、コロ37が回転自在に案内支持されている。さ
らに、ヘツドホルダ24のバネ掛部24a及びキヤリア22の
バネ掛部、22bの間には、ヘツド戻しバネ38が設けら
れ、ヘツドホルダ24をプラテン10から遠ざかる方向(矢
印B2方向)(第8図,第10図)へ付勢している。このヘ
ツド戻しバネ38の付勢力は、ヘツドホルダ24の圧接部24
bから、ネジリコイルバネ36の腕部36aへ伝達されて、こ
の腕部36aからアツプダウンレバー34へ伝達される。従
って、アツプダウンレバー34はヘツド戻しバネ38によっ
て、プラテン10から遠ざかる方向(矢印E2方向)(第10
図)へ付勢されており、アツプダウンレバー24に設けら
れたコロ37は、カム32に圧接される。
したがって、ヘツド25はモータM3の駆動によってプラ
テン10方向に対して回動する。
次に、インクリボン1の巻取り機構について説明す
る。
さて、キヤリア22には、巻取りシヤフト39が設けられ
ている。さらにこの巻取シヤフト39には、巻取シヤフト
39の回りに、巻取レバー40及びこの巻取レバー40の上部
には巻取クラツチ41が各々回転自在に支持されている。
さらに巻取レバー40には、巻取ギア42が回転自在に支持
されており、巻取クラツチ41のギア部(図示せず)が太
陽ギア、巻取ギア42が遊星ギアの関係になっている。
また、キヤリア22の案内部22cには巻取切換レバー43
が矢印G1(第7図)及び矢印G2(第8図)方向に移動可
能に設置されており、この巻取切換レバー43の一端は、
巻取レバー40と係合関係にある。さらにこの、巻取レバ
ー40のバネ掛部40aとキヤリア22のバネ掛部22dとの間に
は、巻取レバー圧接バネ44が設けられており、巻取レバ
ー40を矢印F1方向に付勢している。この巻取レバー圧接
バネ44の付勢力は、巻取レバー40を介して巻取切換レバ
ー43へ伝達され、巻取切換レバー43を矢印G1方向へ付勢
して、ヒートシンク26へ圧接する。この巻取クラツチ41
には、ハブ受部41aが設けられ、インクリボン1と巻取
ハブと嵌合可能となっている。また、巻取クラツチ41の
ハブ受部41aとギア部(図示せず)の間には摩擦クラツ
チ(図示せず)が設けられ、ギア部(図示せず)の回転
はハブ受部41aへ伝達される。
次に、上述した構成におけるヘツドの圧接(ダウン)
・離反(アツプ)及びリボン巻取の作動を説明する。
第7図及び第9図はヘツド圧接(ダウン)状態を示す
図であり、リボン巻取可能状態を示す図である。アツプ
ダウンモータM3を時計方向に駆動し、減速歯車31を介し
てカム32を矢印D1(第9図)方向へ回転させ、カム32の
カム突出部32bをストツパ33に当接させる。
ここで、カム32の時計方向(矢印D1)(第9図)の回
転に従って、カム32とアツプダウンレバー34に設けられ
たコロ37との当接点におけるカム32の半径は増加する。
これによって、アツプダウンレバー34は、ヘツド戻しバ
ネ38の付勢力に抗して反時計方向(矢印E1方向)(第9
図)へ回転する。このアツプダウンレバー34の回転力
は、アツプダウンレバー34に設けられたネジリコイルバ
ネ36の腕部36aからヘツドホルダ24の圧接部24bへ伝達さ
れ、ヘツドホルダ24を反時計方向(矢印B1方向)(第9
図)へ回転させる。そこで、ヘツドホルダ24に設けられ
たヒートシンク26に貼付られたサーマルヘツド25は、記
録紙12を介してプラテン10に押接する。すなわち、ヘツ
ド25による記録時、ヘツド25は記録紙12に当接し、この
記録紙12はプラテン10によってその位置を維持される。
またサーマルヘツド25がプラテン10に当接した以降
も、カム32の半径は増加し、アツプダウンレバー34をさ
らに反時計方向(矢印E1方向)(第9図)へ回転させ
る。この状態において、ヘツドホルダ24はサーマルヘツ
ド25がプラテン10に当接している為、動作は規制され
る。従って、ヘツドホルダ24の圧接部24bに当接してい
るネジリコイルバネ36の腕部36aの動作は規制される。
そこで、アツプダウンレバー34の反時計方向(矢印E1方
向)(第9図)の回転にともない、ネジリコイルバネ36
はアツプダウンレバー34の突出部34bを離れ、ネジリコ
イルバネ36はさらにバネ力がチヤージされる。ネジリコ
イルバネ36のバネ力は、アツプダウンレバー34の突出部
34bとネジリコイルバネ36の腕部36aが離れた為、ヘツド
ホルダ24の圧接部24bに伝達され、サーマルヘツド25を
記録紙12を介してプラテン10へ押圧する。
なお、第9図におけるカム32のカム突出部32bがスト
ツパ33に当接した状態においては、所定の力が、サーマ
ルヘツド25はプラテン10に押圧される。
次にインクリボン1を巻取るためのリボン巻取り機構
について説明する。
ヘツドホルダ24に取付られたヒートシンク26のプラテ
ン10へ近ずく方向(矢印B1方向)への移動にともない、
巻取切換レバー43は、巻取レバー圧接バネ44の力によっ
て、矢印G1方向へ移動する。そこでこの巻取レバー40は
矢印F1方向へ回転し、巻取レバー40に設けられた巻取ギ
ア42は、ラツク27に設けられた歯部27cと噛み合う。こ
こで、サーマルヘツド25がプラテン10に押圧した状態に
おいて、巻取レバー40の動作は、巻取ギア42とラツク27
の当接位置によって規制され、巻取ギア42は巻取レバー
圧接バネ44によってラツク27に付勢される。そこでキヤ
リア22が記録方向(矢印A1方向)へ移動した場合には、
巻取ギア42は時計方向(矢印H1方向)へ回転し、この巻
取ギア42の回転は巻取クラツチ41へ伝達され、ハブ受部
41aは反時計方向(矢印I1方向)へ回転する。
そこでキヤリアテーブル28にカセツト50を装着した際
に、ハブ受部41aにカセツト50側に設けられた図示巻取
ハブ55が嵌合した場合には、カセツト50内のインクリボ
ン1の巻取りを行うことが可能となる。
次に、ヘツド25のプラテン10からの離反(アツプ)に
ついて説明する。第8図及び第10図は、ヘツド離反(ア
ツプ)状態を示す図であり、リボン巻取り停止状態を示
す図である。
アツプダウンモータM3を前述とは逆の反時計方向に駆
動し、減速歯車31を介して、カセツト32を矢印D2(第10
図)方向へ回転させて、カム32のカム突出部32bをスト
ツパ33に当接させる。ここでカム32の矢印D2(第10図)
方向の回転に従って、カム32とアツプダウンレバー34に
設けられたコロ37の当接点におけるカム32の半径は減小
する。そこでアツプダウンレバー34はヘツド戻しバネ38
の付勢力によって、矢印E2(第10図)方向へ回転し、ヘ
ツドホルダ24は矢印B2方向へ移動し、ヘツドホルダー24
に取付られたヒートシンク26及びサーマルヘツド25はプ
ラテン10から離反する。また、ヒートシンク26の矢印B2
方向の移動によって、巻取切換レバー43は矢印G2方向へ
移動する。そこで巻取切換レバー43は巻取レバー圧接バ
ネ44の付勢力に抗して、巻取レバー40を矢印F2方向へ回
転させて、巻取ギア42をラツク27から離反させる。
ヘツド25がプラテン10から離反したこの非記録状態に
おいて、キヤリア22をシヤフト21に沿って矢印A1,A2方
向へ移動させても、巻取クラツチ41のハブ受部41aは回
転せず、インクリボン1の巻き取りは行われない。した
がって、後述するようにヘツド25と連動して切換レバー
62(後述)及び剥離ローラ54がプラテン10から離反した
際にも、インクリボン1の巻き取りは行なわれない。
また、ヘツド戻しバネ38の付勢力は、ネジリコイルバ
ネ36をチヤージする力はないが、巻取レバー圧接バネに
抗する力を持つように設定されており、カム32の半径に
よって、サーマルヘツド25及び巻取ギア42の位置が定ま
る。
なおアツプダウンモータM3の駆動、停止は、カム32の
回転に必要な十分な時間駆動させても良いし、あるいは
カム突出部32bとストツパ33の当接によるアツプダウン
モータM3のロツク電流を検出して停止させても良く、本
実施例ではカム32の位置を検出するセンサ(図示せず)
を設けて、駆動、停止を行っても良い。
また、ヘツド25あるいはヘツド25と連動して切換レバ
ーや剥離ローラがプラテン10から離反(アツプ)するの
は、キヤリア22のホームポジシヨンへのリターン時、あ
るいは記録すべき画像間に所定以上の隙間があった場合
(所謂スキツプ)、さらに部分記録の場合等が有り、こ
れらの際インクリボンの巻き取りが行なわれないので、
インクシートの無駄な消費を防止できる。
次にインクリボンカセツトについて、第11図及び第12
図を用いて説明する。
50は前述したインクリボンカセツトで、カセツト下ケ
ース52とカセツト上ケース63とで形成されたケースc内
にインクリボン1を収納した状態で、キヤリアテーブ28
に取り外し可能に装填される。
図において、インクリボン1は、コア51に巻かれ、カ
セツト下ケース52の突出部52aに嵌合されている。前記
インクリボン1は、カセツト下ケース52の突出部52b・
インクリボン検出窓部52c・カセツト下ケース突出部52d
にそれぞれ回転自在に取り付けられたローラ53b・53c・
53dを経て、カセツト下ケース開口部52eで一旦ケースc
外へ露出した後、剥離ローラ54に案内された後開口部52
lから再びケースc内へ侵入して、巻取ハブ55に巻取ら
れる。
なお、このカセツト50がテーブル28の所定位置に装填
された際には、本体側のヘツド25に対向してこのカセツ
ト開口部52eが位置する。そこで、カセツトケースc外
へ露出したインクリボンを、記録情報に応じて発熱する
サーマルヘツド25によって加熱することができる。さら
に前記インクリボン1は、カセツト下ケース52に設けら
れた圧接バネ56によってローラ53bに付勢される。なお
前記バネ56には、フエルト56aが貼付されており、イン
クリボン1の圧接による損傷を防止している。
またテンシヨンバネ57はインクリボン1を矢印J方向
に付勢しており、インクリボン1の弛みを取る。すなわ
ち、このテンシヨンバネ57はカセツト下ケース52に設け
られており、ローラ53c・53dの上流側(インクリボン1
の巻取り方向に対して)でインクリボン1を弾性的に押
圧している。そこで、後述する剥離レバー58の移動によ
て剥離ローラ54が変位することによって、インクリボン
1の経路が変化した場合に、リボン1に弛みが生じて
も、このテンシヨンバネの弾性力によってこの弛みを速
やかに吸収することができ、リボン1が弛んだままの状
態となるのを防止できる。なお、前記テンシヨンバネ57
にもやはり、インクリボン1との接触面にフエルト57a
が貼付されており、インクリボン1に対する損傷を防止
している。ここでフエルトの他に、テンシヨンバネ57表
面にコーテイング等をほどこしても良い。
さらに剥離レバー58は、開口部52eが設けられている
側のカセツト50の側端部50aに沿ってスライド自在(矢
印C1・C2方向)に設けられている。すなわち、レバー58
は奥側をカセツト上ケース63の端部63aとガイド63b及び
カセツト下ケース52の端部(図示せず)とガイド(図示
せず)によって、またその手前側をカセツト上ケース63
の下方折曲部63b及びカセツト下ケース52の上方折曲部5
2bによって案内されて、移動可能である。またこのレバ
ー58の先端には、前記剥離ローラ54が軸54aを中心にし
て回転自在に取り付けられている。さらにこのレバー58
には、上開口58a・下開口58bが設けられている。この上
開口58aには、下ケース突出部52fが嵌入しており、この
突出部52fとレバー58との間にはガイド棒58cに沿って戻
しバネ59が設けられている。したがって、レバー58はこ
のバネ59の弾性力によって下方(矢印C2方向)に付勢さ
れている。さらに下開口58bには、スライダ60が設けら
れている。このスライダ60は、ガイド58dに沿ってレバ
ー58に対してスライド自在である。さらに、この下開口
58bには、レバー58に固設されたガイド棒58eとスライダ
60に固設されたガイド棒58fに沿って、レバー58とスラ
イダ60との間に圧接バネ61が設けられている。そこで、
このスライダ60は常に下方(矢印C2方向)へ付勢されて
おり、ガイド58dのストツパ部58gに当接して停止してい
る。
ここで切換レバー62は、その先端62aをスライダ60の
下端60aに係合させて、カセツト下ケース52及びカセツ
ト上ケース63間にスライド自在(矢印K方向)に、また
回動自在(矢印L方向)に設けられている。なお、この
切換えレバー62の後端には折曲切換部62bが設けられて
おり、この切換部62bが本体側の前述突出部27a・27bに
当接することによって、レバー62は左右方向(図示K方
向)へスライドする。また、このレバー62の移動範囲
は、開口52cの左右端によって規制される。さらにレバ
ー62の回動は、下ケース52及び上ケース63に設けられた
長細開口63cに係合する、レバー62の突出部62cを中心に
して行なわれる。
また、このレバー62の先端側には、凸部62dが設けら
れており、不用意にレバー62が左右方向へ移動するのを
防止している。しかし切換部62bが本体側の突出部27a・
27bと当接し、レバー62が左・右方向へ移動する際には
遮げとならない様、この凸部62dは斜面62d1を有してい
る。そこでレバー62の移動時には、凸部62dは僅かな力
でコロ52kを乗り越えることができる。
したがって、上述カセツト50では、切換部62bが本体
側の突出部27bと当接して、レバー62が左方向へ移動し
その先端62aがカセツト側端部50aから突出すると、この
先端62aが本体側の係合部30bと当接する位置へ導びかれ
る。そこで、前述した通りモータM3の駆動によって連結
レバー30がプラテン10側へ移動すると、係合部30bと先
端62aが係合して、レバー62がプラテン10方向へ押され
る。するとこのレバー62が戻しバネ59の付勢力に抗し
て、レバー58をプラテン10方向(矢印C1)へ押す。さら
に、レバー58がインクリボン1及び記録紙12を介してプ
ラテン10に当接後スライダ60を圧接バネ61の付勢力に抗
してプラテン10方向(矢印C1)へ押し、圧接バネ61の付
勢力によってレバー58がプラテン10を押圧した状態で停
止する。
したがって、この剥離ローラ54の位置までは、加熱後
記録紙12とインクシート1とは剥離せずに接触したまま
の状態で走行し、この剥離ローラ54を通過両者は剥離さ
れる。
なおこの様に本実施例では、切換レバー62はバネ61の
弾性力を介して、剥離ローラ54がプラテン10に軽るく押
圧するよう構成されているので、剥離ローラ54がプラテ
ン10に当接する時には、弾性力による安定した力で当接
するので、オフセツトによる画像記録の汚れ、あるいは
インクシートのしわや斜行などの供給不良等も防止でき
る。
また反対に、切換部62bが本体側の突出部27aと当接し
て、レバー62が右方向へ移動しその先端62aがカセツト
側端部50a内へ退避すると、本体側の連結レバー30がプ
ラテン10側へ移動してもレバー62は押されることはな
く、レバー62は戻しバネ59の付勢力によってプラテン10
から遠ざかる方へ退避したままである。したがって、こ
の剥離ローラ54の位置は、プラテン10から離れたままで
あり、加熱後記録紙とインクシート1とはサーマルヘツ
ド25の端部を通過後まもなく剥離される。
さらにインクリボンカセツトの他の実施例を、第13図
に示す。本実施例は、前述の剥離レバー58・剥離ローラ
54・戻しバネ59・スライダ60・圧接バネ61の代りに、一
体の当接レバー63を用いたものである。
ここで本実施例では、当接レバー63は、カセツト下ケ
ース52及びカセツト上ケース(図示せず)によって、矢
印C1・C2方向に移動可能に案内される。またこの当接レ
バー63は、切換レバー62と係合関係にあり、切換レバー
62の動きによって、矢印C1・C2方向に移動する。
したがって、上述カセツトでは、切換部62bが本体側
の突出部27bと当接して、レバー62が左方向へ移動しそ
の先端62aがカセツト側端部50aから突出すると、この先
端62aが本体側の係合部30bと当接する位置へ導びかれ
る。そこで、前述した通りモータM3の駆動によって連結
レバー30がプラテン10側へ移動すると、係合部30bと先
端62aが係合して、レバー62がプラテン10方向へ押され
る。するとこのレバー62からサーマルヘツド25がプラテ
ン10に対する位置とほぼ同じ位置まで当接レバー63を押
し、当接レバー63はプラテン10へ接近又は当接した位置
で停止する。
したがって、この剥離ローラ54の位置までは、加熱後
記録紙12とインクシート1とは剥離せずに接触したまま
の状態で走行し、この剥離ローラ54を通過両者は剥離さ
れる。
また反対に、切換部62bが本体側の突出部27aと当接し
て、レバー62が右方向へ移動しその先端62aがカセツト
側端部内へ退避すると、本体側の連結レバー30がプラテ
ン10側へ移動してもレバー62は押されることはなく、レ
バー62はプラテン10から遠ざかる方へ退避したままであ
る。したがって、この当接レバー63の位置は、プラテン
10から離れたままであり、加熱後記録紙とインクシート
1とはサーマルヘツド25の端部を通過後まもなく剥離さ
れる。
次に本実施例における記録画像の色の切換えについて
説明する。なお、本実施例では、赤色及び黒色の記録画
像を例にあげて説明するが、これに限定されるものでは
ない。
第14図〜第17図は、2色記録の動作を示す平面図であ
る。図には、インクリボンカセツト50がキヤリアテーブ
ル28に装填されている記録可能状態を示す。
以下に、前述インクリボンカセツト50を用いて、赤・
黒2色の記録画像を色情報に応じて選択的に形成する例
を示す。
まず、赤色記録を行なう場合を示す。
第14図及び第15図は、2色インクリボン1の第2イン
ク層3b(赤色)を用いて画像記録を行なう場合を示す図
であり、第14図は、カセツトの色切換動作を示す。
まず、後述する通りの方法により赤色記録情報を受け
ると、前述した通り、アツプダウンモータM3(第8図)
を反時計方向へ回転し、サーマルヘツド25を矢印B2方向
へ動かし、プラテン10から離反させる。また連結レバー
30は、矢印C2方向へ移動させる。次いでキヤリアモータ
M2(第5図)を駆動し、キヤリア22(第8図)を左方向
(図示A2)へ移動させ、切換レバー62に設けられた切換
部62bと、ラツク27の突出部27aとを当接させて、切換レ
バー62を右方向(図示K1方向)へ移動させる。この切換
レバー62の矢印K1方向の移動によって、切換レバー62の
連結部62aは、連結レバー30と係合関係は解除される。
また、戻しバネ59の付勢力によって、剥離レバー58は下
方(図示C2方向)へ、また切換レバー62は反時計方向
(図示L2方向)へ各々付勢されている。そこで剥離ロー
ラ54はプラテン10から十分離れている。
第15図は2色リボン1の第2インク層3b(例えば赤
色)を用いた記録を行なう状態を示す図である。前述第
16図を用いて説明した状態において、アツプダウンモー
タM3(第8図)を時計方向へ駆動し、サーマルヘツド25
をプラテン10方向(図示B1方向)へ回動させて、記録紙
12及び2色インクリボン1を介して、プラテン10に押圧
する。この際、ヒートシンク26の矢印B1方向の移動によ
って、連結レバー30はプラテン10方向(図示C1方向)へ
移動する。しかしながら前述した通り、戻しバネ59によ
って剥離レバー58は下方(図示C2方向)へ、切換えレバ
ー62は反時計方向(図示L2方向)へ、各々付勢されたま
まの状態であり、剥離レバー58は記録紙12から十分な距
離離反した状態にある。そこで、キヤリア22を右方向記
録方向(図示A1方向)へ移動し、サーマルヘツド25の発
熱部25aを記録情報に応じて発熱させて2色インクリボ
ン1を加熱し、第2インク層3bを記録紙12へ転写するこ
とによって赤色画像を記録紙12へ形成する。加熱後、す
ぐに、インクリボン1はサーマルヘツド25の端部25bか
ら巻取りクラツチ41の矢印I1方向の回転による巻取り力
によって変向し、記録紙12と剥離する。なおその後、2
色リボン1は巻取りコア55に巻き取られる。
次に、黒色記録を行なう場合を示す。
第16図及び第17図は、2色インクリボン1の第1イン
ク層3a及び、第2インク層3bの両方を用いて画像記録を
行なう場合を示す図であり、第16図はカセツトの色切換
動作を示す。
まず、後述する通りの方法により黒色記録情報を受け
ると、前述した通り、アツプダウンモータM3(第8図)
を反時計方向へ回転し、サーマルヘッド25を矢印B2方向
へ移動させ、プラテン10から離反させる。また連結レバ
ー30を矢印C2方向へ移動させる。次いで、キヤリアモー
タM2(第5図)を駆動し、キヤリア22(第8図)を右方
向(図示A1方向)へ移動させ、切換レバー62の切換部62
bとラツク27の突出部27bとを当接させ、切換レバー62を
左方向(図示K2方向)へ移動させる。この切換レバー62
の矢印K2方向の移動によって、切換レバー62の連結部62
aは連結レバー30と係合する。また、戻しバネ59の付勢
力によって、剥離レバー58は下方(図示C2方向)へ、ま
た切換レバー62は反時計方向(図示L2方向)へ各々付勢
されており、剥離レバー58は記録紙12から離反した状態
にある。
第16図は2色リボン1の第1インク層3a(黒色)第2
インク層3bともども記録紙12へ転写して、黒色記録を行
なう状態を示す図である。前述第15図を用いて説明した
状態において、アツプダウンモータM3(第8図)を時計
方向へ駆動し、サーマルヘツド25をプラテン10方向(図
示B1方向)へ回動させて、記録紙12、2色インクリボン
1を介して、プラテン10に押圧する。この際、ヒートシ
ンク26の矢印B1方向の移動によって、連結レバー30はプ
ラテン10方向(図示C1方向)へ移動する。この連結レバ
ー30の図示C1方向への移動によって、連結レバー30の係
合部30bは切換レバー62の連結部62aを押し上げ、戻しバ
ネ59に抗して切換レバー62を時計方向(L1方向)へ回転
させる。この切換レバー62のL1方向の回転により、剥離
レバー58は上方(図示C1方向)へ移動し、リボン1を介
して記録紙12に当接する。連結レバー30はさらにC1方向
へ移動し、切換レバー62をL1方向へ回転させる。切換レ
バー62のL1方向へのさらなる回転により、戻しバネ59及
び圧接バネ61に抗して、スライダ60を矢印C1方向へ移動
させる。そこで、圧接バネ61の反力によって、剥離レバ
ー58の剥離ローラ54をインクリボン1を介して記録紙12
に圧接もしくは近接する。
この状態でキヤリア22を右方記録方向(図示A1方向)
へ移動し、サーマルヘツド25の発熱部25aを記録情報に
応じて発熱させて、2色インクリボン1を加熱し、その
後発熱部25aから、距離l離れた剥離レバー58の剥離ロ
ーラ54の位置で、インクリボンを巻取クラツチ41の矢印
I1方向の回転による巻取り力によって変向し、記録紙12
と剥離し、第2インク層3bとともに第1インク層3aを記
録紙12へ転写することによって、黒色画像を記録紙12へ
形成する。なお、その後、2色リボン1は巻取コア55に
巻き取られる。
次に、上記説明した赤・黒各々の画像記録の状態を拡
大模式図を用いて説明する。第18図(a)・(b)は赤
色の画像記録の場合、第19図(a)・(b)は黒色の画
像記録の場合を各々示す拡大模式図である。
第18図(a)及び第18図(b)は第2インク層(例え
ば赤色記録)の画像記録を示す図である。
図において、サーマルヘツド25は2色インクリボン1
及び記録紙12を介して、プラテン10に押圧している。そ
してこのサーマルヘツド25を矢印A1方向に走行させなが
ら、サーマルヘツド25の発熱部25a(例えば複数の発熱
素子からなる)を記録情報に応じて発熱させて2色イン
クリボン1を加熱する。加熱によって2色インクリボン
1の第2インク層3b(例えば赤色記録)が記録紙12に付
着する。
次にサーマルヘツド25を矢印A1方向へ移動させサーマ
ルヘツド25のエツジ部25bにおいて、インクリボン1を
変向させて加熱後のはやい時間t1すなわち加熱されたイ
ンクリボン1が冷却する前に(第3図(a)2色インク
リボン特性図参照)インクリボン1を巻き取り力によっ
て引張り記録紙12から剥離する。
第3図(a)に示す通り剥離時点の2色インクリボン
1の支持体2、第1インク層3a、第2インク層3b相互の
接着力の関係は、支持体2と第1インク層3aとの間の接
着力が第1インク層3aと第2インク層3bとの間の接着力
よりも大きい。又、第2インク層3bと記録紙12との間の
接着力は、サーマルヘツド25の加熱により大きく、従っ
て、接着力の一番弱い第1インク層3aと第2インク層3b
との間でインク層3が分離され、第2インク層3b(例え
ば赤色記録)のみが記録紙12に転写され赤色画像記録RI
が得られる。
これに対して黒色画像記録は次の様に行なわれる。
第19図(a)及び第19図(b)は第1インク層3a、第
2インク層3bの記録を示す図である。
前記と同様にサーマルヘツド25を2色インクリボン1
及び記録紙12を介してプラテン10に押圧し、このサーマ
ルヘツド25を矢印A1に走行させながらサーマルヘツド25
の発熱部25aを画像情報に応じて発熱させて2色インク
リボン1を加熱する。加熱によって2色インクリボン1
の第2インク層3bが記録紙12に付着する。また2色イン
クリボン1はサーマルヘツド25の発熱部25aから矢印A1
と反対方向に距離l(第19図(a))だけ離れた点で剥
離ローラ54によって記録紙12に当接されている。次にサ
ーマルヘツド25及び剥離ローラ54は距離lを保ちなが
ら、矢印A1方向に移動して、剥離ローラ54の地点におい
てインクリボン1を加熱後の遅い時間t2即ち加熱された
インクリボン1が冷却した後で(第3図(a)2色イン
クリボン特性図参照)変向して巻き取り力によって引張
り記録紙12から剥離する。時間t2はサーマルヘツド25の
移動速度及び距離lによって定めることが可能である。
第3図(a)に示す通り剥離時点のインクリボン1の
支持体2、第1リボン層3a、第2インク層3b相互の接着
力の関係は、支持体1と第1インク層3aとの間の接着力
は、第1インク層3aと第2インク層3bとの間の接着力よ
りも小さい。また、第2インク層3bと記録紙12との間の
接着力はサーマルヘツド25の加熱により大きく、従って
接着力の一番弱い支持体2と第1インク層3aとの間でイ
ンク層3が分離され、第1インク層3a及び第2インク層
3bがともに記録紙12に転写され黒色画像記録BIが得られ
る。
以上述べた様に本実施例の装置によって、第2インク
層3bのみの転写と第1インク層3a及び第2インク層3bの
合体転写が可能となり、2色画像記録が可能となる。サ
ーマルヘツドエツヂ部での加熱直後のインクリボンの剥
離とサーマルヘツド加熱後距離lの移動(オーバーラ
ン)と、サーマルヘツドと距離l離れた圧接ローラ部で
のインクリボンの剥離の制御によって2色画像記録が可
能となる。
〔構成ブロツク図〕
次に以上説明した出力装置の構成ブロツク図を第20図
に示す。
尚、本図では各ブロツクの接続関係のみを示してお
り、詳細なコントロールラインは省略してある。点線で
囲れた部分がCPUユニツトである。CPUは中央演算処理装
置であり、後述のROM等からプログラムや各種データを
読み出し、必要な演算、判断を行い、各種制御を行う。
また、CPUは複数で構成されていても良い。ROMは読出し
専用メモリであり前記CPUが動作する為の各種プログラ
ムや文字コード,ドツトパターン(キヤラクタジエネレ
ータ;CG),印字等に必要な各種データが格納されてい
る。TRAMはリードノライトメモリであり、CPUが命令実
行中のデータ、演算結果を一時たくわえておくワーキン
グエリア,キーボード15及び、外部インターフエス部IF
u(後述)より入力された各種データを格納しておくバ
ツフアエリア、文書を保存しておくテキストエリア等か
ら成り、電池によるバツクアツプによりパワースイツチ
14のオフにより本体電源が切れてもデータを保存可能と
なっている。
またCPUユニツトは、サーマルヘツドドライバTHD,モ
ータドライバMD,及び検出部Suを介してプリンタユニツ
トPuと接続されている。
サーマルヘツドドライバTHDはCPUの制御により、前述
のプリンタユニツトPuに設けられている。サーマルヘツ
ド25を駆動し、モータドライバMDはCPUの制御によっ
て、紙送りモータM1,キヤリアモータM2,アツプダウンモ
ータM3の駆動を行う。
検出部SuはプリンタユニツトPuに設けられている前述
のリミツトセンサ23及びセンサ29の情報をCPUに伝達す
る。
電源PSuはサーマルヘツド25の駆動用電源VH、紙送り
モータM1,キヤリアモータM2,アツプダウンモータM3の駆
動用電源VM、及びその他のロジツク回路用電源Vccを供
給する。
またコントローラGAはCPUの制御により、前記サーマ
ルヘツド25駆動用電源VHの電圧及び電流を変化させた
り、サーマルヘツド25のヒート時間やデユーテイーを変
化させたり各種制御を行う。
またCPUユニツトにはキーボードコネクタKBCを介して
印字,編集等に必要な各種データを入力するキーボード
15が接続されている。
またCPUユニツトにはLCDコネクタLCDCを介して、キー
ボード15より入力されたデータや情報を表示する為の液
晶表示部70が接続されている。
なお、液晶表示部70のかわりに、CRT等他の表示装置
であっても良い。
CPUユニツトには、インターフエースコネクタIFCを介
して、外部制御装置による本記録装置の制御や外部機器
との通信を行うためのRS232C,セントロインターフエー
ス、モデム等のインターフエースが接続可能である。
またCPUユニツトにはカートリツジコネクタCACを介し
て、特殊機能の動作や別書体による印刷用のROMカート
リツジ及び文書,データ等の保存の為の拡張メモリ用の
RAMカートリツジが接続可能となっている。
更に、本図には示していないがブザー等、音声出力装
置が設けられていても良い。
〔パワーオンシーケンス〕
次に、上記ROMに格納されたプログラムにより出力装
置の制御について説明する。第21図は、本願発明適用の
出力装置のパワーオンシーケンスの制御フローである。
この出力装置は前述した様に、2色の印字が可能なサー
マルプリンタを有し、1色用のリボン或いは1つのリボ
ンで2色の印字が可能な2色用のリボンを搭載すること
ができ、更に2色の場合、色の切換えを行うことができ
る。
なお、本発明では色情報としてリボン識別信号或いは
キーから入力される色指定信号等が考えられる。
まず装置の電源がオン(power on)されるとサーマ
ルヘツドをアツプさせ、プラテン10から該ヘツドを離し
た状態にし(S1)、キヤリツジの絶対位置を検出すべ
く、キヤリア22をリミツトセンサ23方向へ移動させる
(S2)。
リミツトセンサ23がキヤリアを検出すると(S3)、ス
テツプ4(S4)に進み、リボンが2色用の場合、基本色
例えば黒で印字するべくカラーフラグ(上記TRAMに格納
されている)をオフしておく。つまり基本色がパワーオ
ン時の標準モードである。なお標準モードであることを
表示するようにしてもよい。次にS5で均一な印字品位を
保つべくリボンのたるみ取りを行う。なお、たるみ取り
についての詳細は後述する。次に搭載されている或いは
搭載すべきリボンが(1)単色リボンか2色リボンかを
識別するリボンモードフラグ(上記TRAMに格納されてい
る)を調べる(S6)。なお、このリボンモードフラグは
リボン又はリボンカセツトの種類を判別するセンサ29に
よってセツトされる様にしても良いし、オペレータがキ
ー入力や音声入力等によってセツトされる様にしても良
い。フラグが1色リボンモードにセツトされていた場合
はステツプ8(S8)に進む。又、リボンモードフラグが
2色リボンモードにセツトされていた場合は、2色の内
の基本色(黒)の印字ができる様に、基本色セツト位置
へキヤリツジを移動し、(第16図,第17図参照)リボン
カセツトの状態を基本色にセツトする(S7)。そしてS8
において1色のリボンモードであれば1色リボンモード
用のレフトマージンLM1に、2色のリボンモードであれ
ば2色リボンモード用のレフトマージンLM2にキヤリツ
ジを移動させる。このレフトマージンについての説明は
第22図において行う。なおリボンモードフラグはパワー
オフされても電源によりバツクアツプされており、パワ
ーオフされた時のリボンモードは保存される。そして、
パワーオン時にリボンを判別し、パワーオフ時と異なる
場合はオペレータが間違っている可能性(1色用リボン
が装着されているのに2色用リボンが装着されていると
して入力を行ってしまう可能性)があるのでパワーオン
後入力の前に、ブザー,メツセージ等で報知する様にし
てもよい。
次に第22図を参照し、前述した1色印字用、2色印字
用のマージン(キヤリツジの移動範囲)について説明す
る。LM1及びRM1は単色(1色)用リボンによる印字可能
な範囲を示すレフトマージン,ライトマージンである。
この場合本実施例では80charactersの印字が可能であ
る。又、2色用のリボンではLM2,RM2が印字可能範囲
で、前述の黒又は赤の印字が可能である。この場合76ch
aractersの印字が可能である。又、左右の2characters
は、左端においては赤色セツト位置(突出部27a位置)
における色切換領域、右端においては黒色セツト位置
(突出部27b位置)における色切換領域である。更に、
センサ23の位置から実際の印字が可能な領域までの間は
リボンのたるみ取りを行う領域(例えば1characterピツ
チ分)である。なお27−a,27−bは前述したリボンの色
切換えのための突出部である。
〔キー入力シーケンス〕
次に第23図においてオペレータのキー入力を制御する
フローチヤートである。S1においてキー入力があった場
合S2に進み、リボンモード設定キーの押下があったか否
かを判定する。YesであればS8のリボンモードチエンジ
のプログラムに進む。NoであればS3に進む。なおリボン
モード設定キーRMKYは、例えば第4図のモードキーMOKY
+数値キー▲[1]▼によるキーオペレーシヨン等であ
る。次にS3においてカラーチエンジーキーCCKYの押下を
判定する。Yesの場合はS7のカラーチエンジプログラム
に進む。なおカラーチエンジキーCCKYは、例えば第4図
のモードキーMOKY+数値キー▲[2]▼によるキーオペ
レーシヨン等であっても良い。又、カラーチエンジキー
は前述した色を変えるキーである。S3でNoの場合はS4に
進み、S4においてリターンキー,タブキー,センタリン
グキーレフトマージンセツト等にキーであるならばS6に
進み、上記フアンクシヨンの動作制御プログラムに進
む。
又、S4でNoの場合は入力されたキーが印字キーPRKYだ
と判断し、印字制御プログラムS5に進む。以上の動作終
了後は再びS1に戻りキー入力を待つ。なお以上はキー入
力によってデータが入力される場合について説明した
が、テキスト情報内のコマンドあるいは、ホスト等の外
部制御機器からの制御命令であっても良いことは言うま
でもない。
〔リボンのたるみ取り〕
次に、第21図S5のリボンのたるみ取りについて説明す
る。第24図は、リボンのたるみ取りの制御フローチヤー
トである。S1では、サーマルヘツド25をダウンさせる。
このことにより、カセツト内のリボンの巻き取りが可能
となる(第7図〜第10図参照)。次にS2でヘツド25のヒ
ートをすることなくキヤリツジを矢印A1方向へ移動さ
せ、1文字分移動させる。そして、S3でヘツドアツプを
行なう。これらの動作によってリボンが所定のテンシヨ
ンで張られ、たるみ取りが行なわれる。
〔リボン・モードチエンジ〕
次に、第23図でS8で示したリボン・モードチエンジに
ついて説明する。リボン・モード設定キーRMKYが入力さ
れると、まず第25図のS1において、TRAMに記憶されたリ
ボンモードフラグのビツトを反転し、リボンモードフラ
グを1色リボンモードなら2色リボンモードへ、2色リ
ボンモードなら1色リボンモードに変える。次にS2で、
どちらのモードに変わったのかを判定し、1色モードで
あるならS4に進み第21図のパワーオンルーチンに進む。
又、S2で、リボンモードが、2色リボンモードであった
場合、S3において第22図において説明した2色用のレフ
トマージン(LM2)とライトマージン(RM2)の位置をメ
モリ(TRAM)にセツトする。(通常はLM1、RM1がセツト
されている。)そしてS4のパワーオンルーチンに進む。
そしてパワーオンルーチンでは前述した様に、リボンの
たるみ取りを行い、1色或いは2色リボンに応じて、所
定のレフトマージン(LM1或いはLM2)にキヤリツジを移
動させる。なお、ユーザが設定した所望のマージン位置
に移動させる様にしても良い。なお、リボンモードは、
キー入力によってセツトされるだけでなく、前述した第
5図のセンサ29によって、自動的に判別し、第25図のル
ーチンに進んでも良い。又、上記2つの印字範囲がある
ことにより、ユーザがマージン位置をミスしてしまう場
合があるが、その場合は警告又は、ユーザの入力したマ
ージン位置を無視し、LM1或いはLM2に移動するようにし
てもよい。
〔カラー・チエンジ〕
次に、第23図S7に示したカラーチエンジについて説明
する。カラーチエンジを行う場合、2色リボンカセツト
が搭載されていることが前提であるので、S1において、
リボンモードフラグを判定し、1色のリボンカセツトが
搭載されていると判断した場合、入力されたカラーチエ
ンジ情報は無効であるのでS2においてブザー、デイスプ
レイ、音声によって警告を行う。S1においてリボンモー
ドフラグが2色、つまり2色のリボンが搭載されている
と判断した場合は、出力すべき色を変えるべくTRAMに格
納されたカラーフラグのビツトをS3において反転する。
つまり2色リボンの内、黒(基本色)が選択されていた
なら、赤(予備色)を出力する様に、赤が選択されてい
たなら黒を出力するべく、カラーフラグのビツトを反転
させるのである。そして、現在のキヤリツジ位置をTRAM
に記憶しておき、次にS4で反転されたカラーフラグを判
定し、オフ(黒)であればS5に進み、前述した基本色
(黒)セツト位置へキヤリツジ(キヤリア)を移動させ
る。又、S3でカラーフラグをオン(赤)し、S6におい
て、予備色(赤)セツト位置へキヤリツジを移動する。
(第16、第17図参照)次にS7でS5、S6によるキヤリツジ
の移動の前のキヤリツジの位置或いは次の印字位置へキ
ヤリツジを移動させる。なお、本説明ではカラーチエン
ジでは、リボンのたるみ取りを行っていないが、カラー
チエンジ信号が入力された時にもリボンのたるみ取りを
行う様(例えば第26図のS7の後に、たるみ取りを行うよ
う)にしても良い。
〔印字シーケンス〕
次に、第23図S5に示した印字シーケンスについて、第
27図を参照し説明する。なお、本発明において出力され
る情報は、文字、図形、画像、記号等又はそれらの組合
せ等どのようなデータであってもよい。第23図のS5へは
印字指令キーPRKYによって進むが、1character入力毎に
印字指令が発生されても良いし、word単位或いは1行単
位で、印字指令が発生されて、第23図のS5に進んでもよ
い。キヤリツジ等の移動は第20図に示したモータドライ
バMD等によって行っているが、モータ等は説明上省略す
る。
第27図において、S1で印字開始位置へキヤリツジを移
動する。S2ではサーマル・ヘツド25をダウンする。S3で
リボン・モード・フラグを調べる。ここで、単色リボン
モードであるならS4へ遷移する。S4では単色用のキヤリ
ツジスピードを設定し(ROM上の速度テーブル)、S5で
設定されたスピードでキヤリツジを加速、及び助走させ
る(例えば18characters/sec)。そしてS6では単色用ヒ
ート条件の設定をしている。ここでは電圧、電流を変化
させるため、コントローラーに対してコマンドを送出す
る。また、単色用ヒート時間を設定する(例えば1.1mse
cヒートする)。S7では前記ヒート条件により、サーマ
ル・ヘツド25をヒートし、印字する。そして、S8に移る
と、ヘツド25をアツプし、S9でキヤリツジをオーバー・
ラン、即ち、一定量移動させる。ここでオーバー・ラン
をすることにより、印字部を見ることができるようにな
り、かつ、インデツクス30aが次印字文字を示すことが
可能になる。そして処理を終了する。ここで、キヤリツ
ジが停止している位置が単色リボン時の印字待機位置で
ある。
ところで、S3へ戻りリボン・モード・フラグが2色リ
ボン・モードであるなら、S10へ移行する。S10ではカラ
ー・フラグを調べる。フラグがオン、即ち予備色(赤)
であるなら、S11へ遷移する。S11では予備色用のキヤリ
ツジ・スピードを設定し(ROM上の速度テーブル)、S12
で設定されたスピードでキヤリツジを加速、及び助走さ
せる(例えば18characters/sec)。そして、S13では予
備色用ヒート条件の設定をし、即ち、予備色用電圧、予
備色用電流、予備色用ヒート時間(例えば1.1msec)
で、S14においてサーマル・ヘツドをヒートし、印字す
る。そして、S15でヘツドをアツプし、S16でオーバ・ラ
ンを行ない、処理を終了する。
再び、S10へ戻り、カラー・フラグがオフ、即ち、基
本色であるなら、S17へ遷移する。S17では基本色用のキ
ヤリツジ・スピードを設定し、S18で設定されたスピー
ドでキヤリツジを加速及び助走させる(例えば10charac
ters/sec)。そして、S19では基本色用ヒート条件を設
定し、S20においてサーマル・ヘツドをヒートし、印字
する(例えば0.8msecヒート)。ここで基本色の場合
は、他とキヤリツジのスピード、ヒート時間を変えてい
るのは、確実に基本色を印字するためである。S21では
リボンの剥離位置を変えるため、ヘツドアツプ開始位置
までキヤリアをダウンさせ、距離l(第28図参照)移動
させている。このことによりリボンの第1インク層及び
第2インク層が転写され黒が印刷される。そしてS22で
ヘッドをアツプし、単色補助(予備)色と同様に、S23
でオーバー・ランさせる。単色、補助色印字時では、該
オーバー・ラン(S9、S16)によって、インデツクスが
次の印字位置を示すようになるが、S24ではS21のため、
単色リボン時とは異なった位置にキヤリツジが停止して
いるため、インデツクスが次印字文字を示していない。
そこで、単色リボン時と同じ位置にキヤリツジを停止さ
せるべく、S21で移動した64パルス分を戻している。そ
して、どのリボンモード或いは、色で印字していても次
の印字位置に指標30aを位置づけるべくキヤリツジを移
動させる。
第28図は上述のインデツクス30aとヘツド25と印字文
字との関係を示す図である。実線のHは既印字文字、点
線のHは次の印字文字位置を示すものとする。mはイン
デツクス30aとヘッド25間の距離で、当然リボンモード
やカラーに係わらず一定である(第5図参照)。なお点
線で描かれたインデツクスは、次の印字位置を示す所望
の位置、太線で描かれたインデツクスは、基本色印字後
ヘツドアツプされる位置を示している。nは印字終了時
のヘツド25の位置から次の印字文字中心位置までの距離
である。従って、単色印字或いは、2色リボンであって
も、予備色の印字の場合は、次の印字位置に指標を合わ
せるために、m+nだけオーバランさせる(第27図S9、
S16)。基本色印字の場合は第27図S21において説明した
様に第28図では例えば既にlだけキヤリツジが進んでい
る。なお、nとmとlの大小関係はどちらが大きくても
良い。第27図のS21、S23、S24では、
の様にキヤリツジを移動させているが、第28図から明ら
かな様に、印字後lだけ進んだ後(S21)、l−(m+
n)だけ、キヤリツジを戻すようにしても良い。なお本
例ではヒート時間を変えていたが、前述したVHを制御し
て電圧を変えるようにしても良いことは言うまでもな
い。
なお、前記実施例ではインクリボンを用いる例をあげ
て説明したが、本発明はリボン状のものに限定されるこ
となく、インクシートとしてインクリボンの他に例えば
ラインプリンター等に用いられる幅広のテープ状のもの
等を適宜用いることもできる。
また、被記録体としては、前記実施例で述べた記録紙
の他に、例えばオーバーヘツトプロジエクター(所謂OH
P)に用いられる透明なプラスチツク薄板等を適宜用い
ることもできる。
さらに、加熱手段としては、前記実施例で述べたサー
マルヘツドに限定されるものではなく、例えば赤外線あ
るいはレーザービーム等を適宜用いることもできる。
また、前記実施例では、サーマルヘツドが記録紙に沿
って往復移動する所謂シリアル型を例にあげて説明した
が、本発明はこれに限定されることなく、例えばサーマ
ルヘツド等の加熱手段が記録幅の全幅にわたって設けら
れている所謂フルライン型にも適宜用いることができ
る。
またさらに、前記実施例では、インクリボンをケース
内に収納し、装置本体に着脱可能なインクリボンカセツ
トを用いる場合を例にあげて説明したが、記録装置に関
する本発明はこれに限定されることなく、例えばリール
あるいはロール等に巻かれたインクシートをそのまま装
置本体に装填して用いても良いこと勿論である。
さらに、前記実施例では、インクリボンカセツトが往
復移動するタイプを例にあげて説明したが本発明はこれ
に限定されずに、例えばインクリボンカセツトは静止し
ているタイプ等であっても良い。
また前記実施例では、2色画像記録を例にあげて説明
したが、本発明はこれに限定されずに、3色以上の画像
記録にも適用されること勿論である。また各インク層の
記録画像色を同じにした場合にも適用できて、この場合
には、単色記録でインクシートを例えば2倍あるいは3
倍分等に用いることができる。
またインクシートは実施例に示したものに限定されず
に、他のインクシートも適宜用いられることは勿論であ
る。
さらに前記実施例では、剥離ローラ等の剥離タイミン
グ制御部材をカセツト側にも設けているが、本発明はこ
れに限定されずに例えばこれを装置本体側に設けても良
いこと勿論である。
またさらに前記実施例では、加熱後のインクシートを
冷却する工程を、インクシートの剥離タイミングを遅ら
せることによって自然冷却することで得ているが、本発
明はこれに限定されずに、例えば鉄・アルミニウム等の
金属等をインクシートに接触あるいは近接させて強制冷
却させる、あるいはノズルから冷気を吹きかけることも
可能である。
〔効 果〕
以上、詳述したように、本願発明は、支持体とインク
層とを有し、被記録体から剥離する際の加熱した位置の
温度が加熱後の冷却の状態により変化することに応じて
上記加熱位置における少なくとも支持体とインク層間の
接着力が変化するインクシートを用いて被記録体に記録
を行う記録装置であって、上記被記録体に記録を行うた
めに、上記インクシートと上記被記録体とが当接した状
態で上記インクシートを加熱する加熱手段と、上記支持
体とインク層間の、温度に応じた複数の異なる接着力の
各々に対応した複数の記録に係る情報の中から、選択さ
れた記録に係る情報を判別する判別手段と、上記判別手
段が判別した記録に係る情報に応じて、上記加熱手段に
より上記インクシートを加熱した位置が、上記インクシ
ートを上記被記録体から剥離する位置まで相対的に移動
する速度を少なくとも制御することで、上記加熱位置の
加熱後の冷却の状態を異ならせて、上記インクシートが
上記被記録体から剥離するときの上記加熱位置の温度を
制御し、少なくとも上記支持体とインク層間の接着力を
上記判別された記録に係る情報に応じた接着力とする制
御手段を備えることを特徴とするので、記録に係る情報
に対応して確実かつ高品位な記録を行うことができる。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [Industrial Field of Use of the Invention] The present invention relates to an ink for an output device such as a printer used in a recording section of an electronic typewriter, facsimile device, personal computer, or a word processor. The present invention relates to a recording apparatus that can obtain a recorded image of a color according to color information by using the ink sheet. Note that the present invention includes a case where the color information means the same color as well as a case where the color information means a different color. [Prior Art] Conventionally, in a recording apparatus capable of obtaining a recorded image of a color according to color information, a wide ink ribbon coated with ink layers of different colors in the width direction is used to record a color to be recorded. Accordingly, the ink layer of a desired color must be guided to the recording portion by rotating the ink ribbon in the vertical direction. [Problems to be Solved by the Invention] Therefore, the above-mentioned conventional device requires a means for rotating the ink ribbon in the vertical direction, which causes a problem that the device becomes large and complicated. [Means for Solving Problems] Therefore, the applicant of the present application has previously disclosed the following technology in Japanese Patent Application No. 59-260403. That is, in order to perform clear multi-color recording on a recording medium, a first ink layer and a second ink layer having different color tones are provided on a support in order from the support side, and heat is applied from the support side. After applying the energy, when separating the recording medium and the support, by changing the time from applying the thermal energy to separating the two,
This is to form a recording image of a selected color on a recording medium. Further, the applicant has disclosed the following technology in Japanese Patent Application No. 60-298831. That is, at least two ink layers, a first ink layer and a second ink layer, are provided on a support, and at least one of the two ink layers is bonded between the two ink layers or at least one between the first ink layer and the support. After contacting the ink sheet having the layer with the recording medium and applying heat energy to the ink sheet according to the recording information,
By controlling the peeling time from the application to the peeling of the ink sheet and the recording medium, a predetermined ink layer is transferred to the recording medium to form a recording image of a selected color on the recording medium. Is what you do. The present invention is a further development of the above technique, and has a support and an ink layer, and the temperature of a heated position when peeled from a recording medium changes depending on the cooling state after heating. In the case of using an ink sheet in which the adhesive force between at least the support and the ink layer changes at the heating position according to the above, by controlling the temperature of the heated position when the ink sheet is peeled from the recording medium, A recording device for recording on a recording medium using the ink sheet for the purpose of surely and high-quality recording corresponding to the information according to the above, in order to perform recording on the recording medium, A heating means for heating the ink sheet in a state where the ink sheet and the recording medium are in contact with each other, and a plurality of units corresponding to a plurality of different adhesive forces depending on temperature between the support and the ink layer. The discriminating means for discriminating the information regarding the selected recording from the information regarding the recording, and the position where the ink sheet is heated by the heating means according to the information regarding the recording discriminated by the discriminating means are By controlling at least the speed at which the ink sheet is relatively moved to a position where it is peeled from the recording medium, the cooling state after heating at the heating position is made different, and the ink sheet is peeled from the recording medium. When the temperature is controlled, the temperature of the heating position is controlled, and at least the control means for controlling the adhesive force between the support and the ink layer to be the adhesive force according to the information related to the discriminated recording is provided. . [Operation] According to the present invention, when an ink sheet is mounted on the mounting portion for recording, a clear image can be recorded on the recording medium in a color corresponding to the color information. Examples Examples of the present invention will be described below with reference to the drawings. In the following embodiments, two-color printing will be described for simplicity. However, the present invention is not limited to this. For example, the color tone of the first ink layer and the second ink layer may be the same, or recording of three or more colors by adding ink layers having different color tones. Can also. When the color tone of the first ink layer and the color tone of the second ink layer are the same, the ink sheet can be used twice in single-color recording. First, the ink sheet used in this embodiment will be described. The ink sheet used in this embodiment is
The aforementioned Japanese Patent Application No. 59-260403 or Japanese Patent Application No. 60-298831
You can use what is identified by the number. FIG. 1 is a sectional view of an ink ribbon 1 applicable to the present invention. That is, as shown in FIG. 1, the ink ribbon 1 is formed by forming a heat transferable ink layer 3 on a sheet-like support 2. The thermal transfer ink layer 3 itself has a multi-layer structure, and includes a first ink layer 3a and a second ink layer 3b provided in this order from the support 2 side. As the support 2, conventionally known films and papers can be used as they are, such as polyester, polycarbonate, triacetyl, cellulose, nylon, and the like.
A plastic film having relatively high heat resistance such as polyimide, cellophane, sulfuric acid paper, or condenser paper can be suitably used. The thickness of the support 2 is preferably about 1 to 15 μm in consideration of a heat head as a heat source at the time of heat transfer. For example, a heat source such as a laser beam capable of selectively heating the heat transferable ink layer is used. There is no particular limitation when used. The first ink layer 3a, when heat energy is applied,
It is necessary that the separation between the first ink layer 3a and the second ink layer 3b be good. The first ink layer 3a is applied with heat when the time from when the thermal energy is applied to when the support 2 is delivered from the recording medium is long, that is, when the ink ribbon 1 and the recording medium are in close contact with each other. It is necessary that the first ink layer 3a be easily peeled off from the support 2 when the ink ribbon 1 is considerably cooled by the running of the thermal head which is kept in close contact. Therefore, as the heat-fusible binder, natural waxes such as whale wax, beeswax, lanolin, carnauba waxes, candelilla waxes, montan waxes, ceresin waxes, and petroleum waxes such as paraffin waxes and microcrystalline waxes. , Synthetic waxes such as oxidized waxes, ester waxes, low-molecular-weight polyethylene, and fishtrophic wax, higher fatty acids such as lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, and behenic acid, and higher alcohols such as stearyl alcohol and behenyl alcohol. Containing at least 50% or more of esters such as fatty acid esters of sucrose, fatty acid esters of sorbitan, and amides such as oleylamide, and other polyolefin-based resins, polyamide-based resins, polyester-based resins, and epoxy-based resins. , Polyurethane resins, polyacrylic resins, polyvinyl chloride resins, cellulose resins, polyvinyl alcohol resins, petroleum resins, phenolic resins, polystyrene resins, vinyl acetate resins,
Natural rubber, seletine butadiene rubber, isoprene rubber,
Elastomers such as chlorobrene rubber, polyisobutylene, polybutene or plasticizers, mineral oils, oils such as vegetable oils are appropriately mixed, and the melting temperature of the ink layer including the coloring agent and other additives is 50 ° C to 150 ° C, 150 ° C. Is preferably 500 CPS. The melting temperature referred to in this example is Shimadzu flow tester CFT500.
When the apparent viscosity-temperature curve of the sample ink is obtained using a mold under the condition of a load of 10 kg and a heating rate of 2 ° C./min, this is obtained as the outflow start temperature. As the second ink layer 3b, it should be melted and softened when heat is applied from a heat head and firmly fixed to the recording medium, and it should be hard to mix with the first ink layer 3a when the second ink layer 3b is in a molten state. is required. As the heat-meltable binder therefor, at least 50% or more of the above resin is contained, and other waxes, plasticizers, mineral oils, vegetable oils, and other oil agents are appropriately mixed, and the melting temperature of the ink layer is 60%. ℃ ~
Melt viscosity at 150 ℃ (Rotation viscometer) is 200CPS ~ 1,000,000CP
It is good to choose to be S. In order to improve the sharpness of printing of the second ink layer 3b, the second ink layer 3b may be formed in a dot shape or the surface of the second ink layer 3b may be formed in an uneven shape. The thickness of the first ink layer 3a is preferably in the range of 0.5 μm to 10 μm, and the total thickness of the thermal transferable ink layer 3 is preferably 2 μm to 20 μm. When the color tone of the first ink layer 3a is different from the color tone of the second ink layer 3b, a dark color such as black is disposed in the first ink layer 3a, and a light color such as yellow is disposed in the second ink layer 3b. When it is desired to obtain a color mixture of the color tone of the first ink layer 3a and the color tone of the second ink layer 3b, for example, the first ink layer 3a is colored yellow and the second ink layer 3b is colored magenta. If it does, magenta and red are obtained. By changing the pigment concentration or the layer thickness ratio of each layer, various different 2
A color record can be obtained. As the colorant, various dyes and pigments widely used in the field of printing and recording are used. The content of the coloring agent is suitably in the range of 1 to 80% for each of the ink layers 3a and 3b. If necessary, an additive such as a dispersant or a filler made of metal fine powder, inorganic fine powder, metal oxide, or the like may be appropriately added to the ink layers 3a and 3b. Regarding the relationship between the first ink layer 3a and the second ink layer 3b,
It is desirable to select materials that are incompatible with each other,
Even materials having compatibility can be separated from each other by the difference in melt viscosity. To obtain the ink ribbon used in the present embodiment, the above-mentioned heat-fusible binder for each of the ink layers 3a and 3b,
The colorant and additives are melt-kneaded using a dispersing device such as an attritor, or kneaded with an appropriate solvent to obtain a hot-melt, or solution or dispersion ink, and these inks are placed on a support. The first ink layer and the second ink layer may be formed in this order by sequentially applying and drying as necessary. Further, another embodiment of the ink ribbon 1 is shown in FIG. The ink ribbon 1 shown in FIG. 2 has a first adhesive layer 4a, a first ink layer 3a, a second adhesive layer 4b, and a second ink layer 3b on a support 2 in this order. Also in the case of the ink ribbon 1 shown in FIG. 2, the relationship between the adhesive force between the support 1 and the first ink layer 3a and the adhesive force between the first ink layer 3a and the second ink layer 3b is There is no difference from the ink ribbon shown in the figure. That is, the second adhesive layer 4b
If a material with a large change in adhesive force due to temperature is used,
With the heating of the thermal head, the temperature of the second adhesive layer 4b rises and the strength of the second adhesive layer 4b sharply decreases, and the adhesive strength between the layers changes as shown in FIG. 3 (a). If a first adhesive layer 4a having a large change in adhesive force due to temperature is used, and a second adhesive layer 4b having a relatively small change in adhesive force due to temperature is used, the adhesive force between the respective layers will be as shown in FIG. A change as shown in FIG. 2a is a heat-resistant protective layer, which is provided on the surface of the support 2 in contact with the heat head, and is made of silicone resin, fluororesin,
It is made of a polyimide resin, a melamine resin, nitrocellulose, or the like, and can improve the heat resistance of the support 2 or can use a support material that could not be used conventionally. Now, a recording apparatus capable of obtaining a recorded image of a color corresponding to color information using the ink ribbon will be described.
An electronic typewriter will be described as an example. In the examples described below, the thermal energy is applied to the ink sheet, the thermal energy is applied, and then the ink sheet and the recording medium are separated in a short time. The two-color recording is made possible by appropriately providing a step of separating the ink sheet and the recording medium by providing a process. FIG. 4 is an external perspective view of a typewriter T as an output device to which one embodiment of the present invention is applied. In the figure, 10 is a platen, 12 is recording paper, 13 is an exterior, 14 is a power switch for controlling power on / off, 15
Is a keyboard. Reference numeral 16 denotes a hood switch that is turned on and off by opening and closing the hood 13a, which senses the opening and closing of the hood 13a and, when the hood 13a is opened, emits a signal to shift an ink ribbon described below to a predetermined position,
The keyboard is locked by the same signal. MOKY is used to set various modes such as a ribbon mode setting described later with the mode key 1. PRKY is a print command key. The typewriter T has a printing unit, an input unit, a display unit, a control unit, an external input / output interface unit, and the like. In the present embodiment, it goes without saying that the input unit and the display unit may not be provided. 5 and 6 are perspective views of a recording unit to which the embodiment of the present invention is applied. The recording paper 12 is pressed against a rubber portion (not shown) of a paper feed roller 17 by a pinch roller 18 while being backed up on the platen 10. A gear 19 is mounted on a shaft 17a of the paper feed roller 17, and is connected to a paper feed motor M1 via a reduction gear 20, and the rotation of the paper feed motor M1 causes the paper feed roller 17 to rotate, thereby causing recording. The paper 12 is transported. Therefore, the thermal head 25 described later is
The platen 10 maintains the position of the recording paper 12 when recording is performed in contact with the recording paper 12. Next, the reciprocating movement of the carrier 22 will be described. On the front side of the platen 10, a shaft 21 is installed in parallel. A carrier 22 (FIG. 6) is guided and supported by the shaft 21 so as to be movable in the direction of arrow A. That is, the carrier
Reference numeral 22 indicates a reciprocating movement along the transport path S of the recording paper 12. A part of the belt 23 is fixed to the carrier 22,
It is stretched by two pulleys (not shown). This pulley (not shown) has a gear (not shown)
The carrier motor M2 is connected via the. Then, the rotation of the carrier motor M2 causes a pulley (not shown) to rotate, which causes the belt 23 to rotate, thereby causing the carrier 22 to reciprocate along the shaft 21 (arrow A).
Direction). Further, a limit sensor 23 for detecting the position of the carrier 22 is installed at the end portion on the home position side. In addition, the carrier 22 has a head holder 24 (FIG. 6).
Are rotatably guided and supported around the shaft 21. A heat sink 26 to which a thermal head 25 is attached is attached to the head holder 24. This carrier
22 is guided and supported by a rack 27 by an integral guide portion 22a. The rack 27 has protrusions 27 at both ends.
a, 27b are provided. In addition, this carrier 22 has an ink ribbon cassette 50
A carrier table 28 for mounting (FIG. 11) is provided. This table 28 has an ink ribbon cassette
A sensor 29 for detecting the presence / absence, type, and end of the ink ribbon 1 is provided. Further, on the carrier table 28, a connecting lever 30 is supported so as to be movable along a guide 22a in a direction perpendicular to the platen 10 (in the direction of arrow C). The lever 30 further engages with a connecting member 31 attached to the heat sink 26. Then, the direction of the platen 10 of the heat sink 26 (arrow B direction)
The lever 30 moves closer to the platen 10
It moves in the separating direction (arrow C direction). The connecting lever 30 is provided with an index portion 30a. The next print position can be visually confirmed by the indicator 30a.
At the rear end of the connecting lever 30, an engaging portion 30b is provided, and when a switching lever 62 of the cassette 50 described later is engaged, the lever 62 is pushed up toward the platen 10. As described above, in the present embodiment, the indicator 30 is attached to the connecting lever 30 that is adjacent to the thermal head 25 and related to the control of the peeling condition.
Since a is provided, when recording is performed at the position indicated by the indicator portion 30a, it is sufficient to move the thermal head to a position indicated by the indicator portion 30a by a slight distance. Also, the recording speed is not slowed down, and there is no problem at the time of noise. The case where the cassette 50 is removably mounted on the carrier table 28 will be described below. This carrier table
The pin 28 is provided with pins 28a and 28b fixed on the upper surface and elastic hook portions 28c on the side surfaces thereof. Therefore, the pins 28a and 28b are fitted into openings 52h and 52i provided in the lower cassette case 52 of a cassette 50 (FIG. 12) to be described later, and the hook portions 28c are elastically attached to the locking portions 52j of the lower cassette case 52. With the proper engagement, the cassette 50 can be removably loaded on the carrier table 28. The carrier table 28 can be loaded not only with a two-color ribbon cassette but also with a normal single-color ribbon cassette. Next, an up / down mechanism of the thermal head 25 will be described. FIGS. 7, 8, 9 and 10 are views showing an embodiment in which the head 25 is pressed (down) / separated (up) and the ribbon winding mechanism is engaged. An up-down motor M3 is provided on the carrier 22, and the driving force of the up-down motor M3 is a gear (not shown),
It is transmitted to the gear portion 32a of the cam 32 via the reduction gear 31,
The cam 32 is rotated. The cam 32 is provided with a cam protrusion 32b, and the cam 32 is turned clockwise (direction of arrow D1) (FIG. 9).
Or if it is rotated counterclockwise (arrow D2) (Fig. 10),
It contacts the stopper 33 installed on the carrier 22 and restricts the rotation of the cam 32. The stopper 33 is formed of an elastic member such as rubber, and also has a role of relaxing contact with the cam 32. Also, the up-down lever 34 is a shaft 35 (Fig. 10).
And is provided on the carrier 22 so as to be rotatable around. Further, the protrusions 34a and 34b (the tenth
Between the figures, the torsion coil spring 36 is installed with the spring force charged. At one end of the up-down lever 34, a roller 37 is rotatably guided and supported. Further, a head return spring 38 is provided between the spring hooking portion 24a of the head holder 24 and the spring hooking portion 22b of the carrier 22, so that the head holder 24 moves away from the platen 10 (in the direction of arrow B2) (FIG. 8, FIG. (Fig. 10). The urging force of the head return spring 38 is applied to the pressure contact portion 24 of the head holder 24.
From b, it is transmitted to the arm 36a of the torsion coil spring 36, and is transmitted from this arm 36a to the up-down lever 34. Therefore, the up-down lever 34 is moved away from the platen 10 by the head return spring 38 (in the direction of arrow E2) (the tenth direction).
The roller 37 provided on the up-down lever 24 is pressed against the cam 32. Therefore, the head 25 rotates in the direction of the platen 10 by driving the motor M3. Next, a winding mechanism of the ink ribbon 1 will be described. The carrier 22 is provided with a winding shaft 39. Further, the winding shaft 39 has a winding shaft.
A take-up lever 40 and a take-up clutch 41 are rotatably supported around the take-up lever 40 around the take-up lever 40.
Further, a winding gear 42 is rotatably supported by the winding lever 40, and a gear portion (not shown) of the winding clutch 41 has a sun gear relationship, and the winding gear 42 has a planetary gear relationship. . The take-up switching lever 43 is provided on the guide portion 22c of the carrier 22.
Is installed so as to be movable in the directions of arrows G1 (FIG. 7) and G2 (FIG. 8).
It is in engagement with the take-up lever 40. Further, between the spring hook 40a of the winding lever 40 and the spring hook 22d of the carrier 22, a winding lever pressing spring 44 is provided to urge the winding lever 40 in the direction of arrow F1. ing. The biasing force of the take-up lever pressure spring 44 is transmitted to the take-up switching lever 43 via the take-up lever 40, and urges the take-up switching lever 43 in the direction of arrow G1 to press against the heat sink 26. This winding clutch 41
Is provided with a hub receiving portion 41a so that the ink ribbon 1 and the winding hub can be fitted. A friction clutch (not shown) is provided between the hub receiving portion 41a of the winding clutch 41 and the gear portion (not shown), and the rotation of the gear portion (not shown) is transmitted to the hub receiving portion 41a. Is done. Next, pressure contact (down) of the head in the above-described configuration.
-The operation of separation (up) and ribbon winding will be described. 7 and 9 are views showing a head pressure contact (down) state, and are views showing a ribbon take-up state. The up-down motor M3 is driven clockwise, and the cam 32 is rotated in the direction of arrow D1 (FIG. 9) via the reduction gear 31, so that the cam projection 32b of the cam 32 comes into contact with the stopper 33. Here, as the cam 32 rotates clockwise (arrow D1) (FIG. 9), the radius of the cam 32 at the contact point between the cam 32 and the roller 37 provided on the up-down lever 34 increases.
This causes the up-down lever 34 to move counterclockwise (in the direction of arrow E1) against the urging force of the head return spring 38 (the ninth direction).
(Fig.). The rotational force of the up-down lever 34 is transmitted from the arm portion 36a of the torsion coil spring 36 provided on the up-down lever 34 to the press-contact portion 24b of the head holder 24, and moves the head holder 24 counterclockwise (in the direction of arrow B1) (the ninth direction).
(Fig.). Then, the thermal head 25 attached to the heat sink 26 provided on the head holder 24 presses the platen 10 via the recording paper 12. That is, at the time of recording with the head 25, the head 25 comes into contact with the recording paper 12, and the recording paper 12 is maintained at the position by the platen 10. Even after the thermal head 25 contacts the platen 10, the radius of the cam 32 increases, and the up-down lever 34 is further rotated in the counterclockwise direction (the direction of the arrow E1) (FIG. 9). In this state, the operation of the head holder 24 is restricted because the thermal head 25 is in contact with the platen 10. Accordingly, the operation of the arm portion 36a of the torsion coil spring 36 that is in contact with the pressure contact portion 24b of the head holder 24 is restricted.
Then, with the rotation of the up-down lever 34 in the counterclockwise direction (the direction of arrow E1) (FIG. 9), the torsion coil spring 36 is rotated.
Is released from the protrusion 34b of the up-down lever 34, and the spring force of the torsion coil spring 36 is further changed. The spring force of the torsion coil spring 36 is
Since the arm 34a of the torsion coil spring 36 and the arm 34a are separated from each other, the force is transmitted to the pressure contact portion 24b of the head holder 24, and the thermal head 25 is pressed to the platen 10 via the recording paper 12. When the cam protrusion 32b of the cam 32 in FIG. 9 is in contact with the stopper 33, the thermal head 25 is pressed by the platen 10 with a predetermined force. Next, a ribbon winding mechanism for winding the ink ribbon 1 will be described. With the movement of the heat sink 26 attached to the head holder 24 in the direction approaching the platen 10 (the direction of arrow B1),
The take-up switching lever 43 is moved in the direction of arrow G1 by the force of the take-up lever pressure spring 44. Then, the winding lever 40 rotates in the direction of the arrow F1, and the winding gear 42 provided on the winding lever 40 meshes with the teeth 27c provided on the rack 27. Here, when the thermal head 25 is pressed against the platen 10, the operation of the winding lever 40 is controlled by the winding gear 42 and the rack 27.
The take-up gear 42 is urged against the rack 27 by a take-up lever pressure spring 44. Then, when the carrier 22 moves in the recording direction (the direction of the arrow A1),
The winding gear 42 rotates clockwise (in the direction of the arrow H1), and the rotation of the winding gear 42 is transmitted to the winding clutch 41, and
41a rotates counterclockwise (direction of arrow I1). Therefore, when the cassette 50 is mounted on the carrier table 28 and the illustrated take-up hub 55 provided on the cassette 50 side is fitted into the hub receiving portion 41a, the ink ribbon 1 in the cassette 50 is taken up. It becomes possible. Next, separation (up) of the head 25 from the platen 10 will be described. FIG. 8 and FIG. 10 are diagrams showing a head detached (up) state, and a diagram showing a ribbon winding stopped state. The up-down motor M3 is driven in the counterclockwise direction opposite to the above, and the cassette 32 is moved through the reduction gear 31 to the arrow D2 (10th direction).
(Fig.), The cam protrusion 32b of the cam 32 is brought into contact with the stopper 33. Here, the arrow D2 of the cam 32 (Fig. 10)
The radius of the cam 32 at the contact point between the cam 32 and the roller 37 provided on the up-down lever 34 decreases with the rotation of the direction. Therefore, the up-down lever 34 has a head return spring 38.
By the urging force of, the head holder 24 rotates in the direction of arrow E2 (Fig. 10) and moves in the direction of arrow B2.
The heat sink 26 and the thermal head 25 attached to the platen are separated from the platen 10. Also, the arrow B2 on the heat sink 26
By the movement in the direction, the winding switching lever 43 moves in the direction of arrow G2. Therefore, the take-up switching lever 43 rotates the take-up lever 40 in the direction of arrow F2 against the biasing force of the take-up lever pressure contact spring 44 to separate the take-up gear 42 from the rack 27. In this non-recording state in which the head 25 is separated from the platen 10, even if the carrier 22 is moved in the directions of arrows A1 and A2 along the shaft 21, the hub receiving portion 41a of the winding clutch 41 does not rotate, and the ink ribbon 1 does not rotate. Is not taken up. Therefore, the switching lever is interlocked with the head 25 as described later.
Even when the roller 62 (described later) and the peeling roller 54 are separated from the platen 10, the winding of the ink ribbon 1 is not performed. Further, the urging force of the head return spring 38 is set so as to have no force for charging the torsion coil spring 36 but to have a force against the take-up lever press-contact spring, and the thermal head 25 and the The position of the take-up gear 42 is determined. The drive and stop of the up-down motor M3 may be performed for a sufficient time necessary for the rotation of the cam 32, or the lock current of the up-down motor M3 due to the contact between the cam projection 32b and the stopper 33 may be detected. In this embodiment, a sensor (not shown) for detecting the position of the cam 32 may be used.
And driving and stopping may be performed. Further, the head 25 or the switching lever or the peeling roller interlocking with the head 25 is separated (up) from the platen 10 when the carrier 22 returns to the home position or when a gap larger than a predetermined value is present between images to be recorded. There is a case (so-called skip), and there are cases such as partial recording. In these cases, the ink ribbon is not wound up.
Unnecessary consumption of the ink sheet can be prevented. Next, regarding the ink ribbon cassette, FIGS.
This will be described with reference to the drawings. Reference numeral 50 denotes the above-described ink ribbon cassette, which is a state in which the ink ribbon 1 is housed in a case c formed by a cassette lower case 52 and a cassette upper case 63.
Is removably loaded. In the figure, the ink ribbon 1 is wound around a core 51 and fitted to a protruding portion 52a of a lower cassette case 52. The ink ribbon 1 is provided with a protruding portion 52 b of the lower cassette case 52.
Ink ribbon detection window 52c, cassette lower case protrusion 52d
Rollers 53b, 53c
After passing through 53d, the case c once in the lower case opening 52e of the cassette
After being exposed to the outside, the rear opening 52 guided by the peeling roller 54
l again enters the case c and is taken up by the take-up hub 55. When the cassette 50 is loaded at a predetermined position on the table 28, the cassette opening 52e is located to face the head 25 on the main body side. Then, the ink ribbon exposed to the outside of the cassette case c can be heated by the thermal head 25 that generates heat according to the recording information. Further, the ink ribbon 1 is urged against a roller 53b by a pressure contact spring 56 provided on the lower cassette case 52. A felt 56a is affixed to the spring 56 to prevent the ink ribbon 1 from being damaged by pressing. In addition, the tension spring 57 urges the ink ribbon 1 in the direction of arrow J to take up slack in the ink ribbon 1. That is, the tension spring 57 is provided in the lower cassette case 52, and is located upstream of the rollers 53c and 53d (the ink ribbon 1).
(In the winding direction), the ink ribbon 1 is elastically pressed. Therefore, when the peeling roller 54 is displaced by the movement of the peeling lever 58 to be described later and the path of the ink ribbon 1 is changed, even if the ribbon 1 is loosened, the elastic force of the tension spring causes the looseness to occur. It can be absorbed promptly, and the ribbon 1 can be prevented from remaining loose. The tension spring 57
Again, felt 57a is applied to the contact surface with the ink ribbon 1.
Are attached to prevent the ink ribbon 1 from being damaged. Here, in addition to the felt, a coating or the like may be applied to the surface of the tension spring 57. Further, the peeling lever 58 is provided slidably (in the directions of arrows C1 and C2) along the side end 50a of the cassette 50 on the side where the opening 52e is provided. That is, lever 58
The rear side is the end 63a and the guide 63b of the cassette upper case 63 and the end (not shown) and the guide (not shown) of the cassette lower case 52, and the front side is the cassette upper case 63.
Lower bent portion 63b and upper bent portion 5 of the lower cassette case 52.
Guided by 2b, it is mobile. At the tip of the lever 58, the peeling roller 54 is rotatably mounted about a shaft 54a. Furthermore, this lever 58
Are provided with an upper opening 58a and a lower opening 58b. A lower case protrusion 52f is fitted into the upper opening 58a, and a return spring 59 is provided between the protrusion 52f and the lever 58 along a guide rod 58c. Therefore, the lever 58 is urged downward (in the direction of arrow C2) by the elastic force of the spring 59. Further, a slider 60 is provided in the lower opening 58b. The slider 60 is slidable with respect to the lever 58 along a guide 58d. In addition, this lower opening
58b has a guide rod 58e fixed to the lever 58 and a slider
A pressure contact spring 61 is provided between the lever 58 and the slider 60 along a guide bar 58f fixed to the 60. Therefore,
The slider 60 is constantly urged downward (in the direction of the arrow C2), and stops at the stop 58g of the guide 58d. Here, the switching lever 62 has its tip 62a engaged with the lower end 60a of the slider 60, so that the switching lever 62 can slide between the lower cassette case 52 and the upper cassette case 63 (in the direction of arrow K) and can freely rotate (in the direction of arrow L). ). At the rear end of the switching lever 62, a bending switching portion 62b is provided. When the switching portion 62b comes into contact with the aforementioned protruding portions 27a and 27b on the main body side, the lever 62 is moved in the left and right direction (K in the drawing). Direction). Further, the moving range of the lever 62 is restricted by the left and right ends of the opening 52c. Further, the rotation of the lever 62 is performed about a protruding portion 62c of the lever 62 that engages with the elongated opening 63c provided in the lower case 52 and the upper case 63. In addition, a protrusion 62d is provided on the distal end side of the lever 62 to prevent the lever 62 from accidentally moving in the left-right direction. However, the switching portion 62b has the protruding portion 27a on the main body side.
The projection 62d has a slope 62d1 so as to be in contact with 27b and not to block when the lever 62 moves left and right. Therefore, when the lever 62 moves, the convex portion 62d can get over the roller 52k with a small force. Therefore, in the above-described cassette 50, when the switching portion 62b comes into contact with the projecting portion 27b on the main body side, the lever 62 moves to the left, and its tip 62a projects from the cassette-side end 50a. It is guided to a position where it comes into contact with the engaging portion 30b. Therefore, as described above, when the connecting lever 30 moves toward the platen 10 by driving the motor M3, the engaging portion 30b and the tip 62a are engaged, and the lever 62 is pushed toward the platen 10. Then, the lever 62 pushes the lever 58 toward the platen 10 (arrow C1) against the urging force of the return spring 59. Further, after the lever 58 abuts on the platen 10 via the ink ribbon 1 and the recording paper 12, the slider 60 is pushed in the direction of the platen 10 (arrow C1) against the urging force of the pressure spring 61, and the urging force of the pressure spring 61 As a result, the lever 58 stops while pressing the platen 10. Therefore, after heating, the recording paper 12 and the ink sheet 1 travel in a state where they remain in contact with each other without being separated, and pass through the separation roller 54 to be separated. In this embodiment, as described above, the switching lever 62 is configured so that the peeling roller 54 lightly presses the platen 10 via the elastic force of the spring 61, so that the peeling roller 54 comes into contact with the platen 10. In some cases, since the contact is performed with a stable force due to the elastic force, it is possible to prevent image recording stains due to offset, or supply defects such as wrinkles and skews of the ink sheet. Conversely, when the switching portion 62b comes into contact with the protruding portion 27a on the main body side, the lever 62 moves rightward and the tip end 62a retracts into the cassette side end portion 50a, and the connecting lever 30 on the main body side moves the platen 10 The lever 62 is not pushed even if it moves to the side, and the lever 62 is
It remains evacuated to those who move away from. Therefore, the position of the peeling roller 54 is kept away from the platen 10, and after heating, the recording paper and the ink sheet 1 are peeled shortly after passing through the end of the thermal head 25. FIG. 13 shows another embodiment of the ink ribbon cassette. In this embodiment, the peeling lever 58 and the peeling roller described above are used.
Instead of 54, return spring 59, slider 60, and pressure contact spring 61, an integral contact lever 63 is used. In this embodiment, the contact lever 63 is guided by the lower cassette case 52 and the upper cassette case (not shown) so as to be movable in the directions of arrows C1 and C2. The contact lever 63 is engaged with the switching lever 62,
The movement of 62 moves in the directions of arrows C1 and C2. Therefore, in the above-described cassette, when the switching portion 62b comes into contact with the projecting portion 27b on the main body side and the lever 62 moves leftward and the tip 62a projects from the cassette side end 50a, the tip 62a engages with the main body. It is led to a position where it contacts the joint 30b. Therefore, as described above, when the connecting lever 30 moves toward the platen 10 by driving the motor M3, the engaging portion 30b and the tip 62a are engaged, and the lever 62 is pushed toward the platen 10. Then, the thermal head 25 pushes the contact lever 63 from the lever 62 to a position substantially the same as the position with respect to the platen 10, and the contact lever 63 stops at the position approaching or contacting the platen 10. Therefore, after heating, the recording paper 12 and the ink sheet 1 travel in a state where they remain in contact with each other without being separated, and pass through the separation roller 54 to be separated. On the other hand, when the switching portion 62b comes into contact with the protruding portion 27a on the main body side and the lever 62 moves to the right and the tip 62a thereof retracts into the end portion on the cassette side, the connecting lever 30 on the main body side moves to the platen 10 side. Even if it moves, the lever 62 is not pushed, and the lever 62 remains retracted in the direction away from the platen 10. Therefore, the position of the contact lever 63 is
After heating, the recording paper and the ink sheet 1 are peeled off shortly after passing through the end of the thermal head 25. Next, switching of the color of the recorded image in the present embodiment will be described. In this embodiment, red and black recorded images will be described as examples, but the present invention is not limited thereto. 14 to 17 are plan views showing two-color recording operations. The figure shows a recordable state in which the ink ribbon cassette 50 is loaded on the carrier table 28. Hereinafter, using the ink ribbon cassette 50 described above,
An example is shown in which two black recording images are selectively formed according to color information. First, the case where red recording is performed will be described. 14 and 15 are diagrams showing a case where image recording is performed using the second ink layer 3b (red) of the two-color ink ribbon 1, and FIG. 14 shows a cassette color switching operation. First, when the red recording information is received by the method described later, as described above, the up-down motor M3 (FIG. 8)
Is rotated counterclockwise, and the thermal head 25 is moved in the direction of arrow B2 to separate from the platen 10. Also connecting lever
30 moves in the direction of arrow C2. Next, the carrier motor
By driving M2 (Fig. 5), the carrier 22 (Fig. 8) is moved to the left (A2 in the figure), and the switching portion 62b provided on the switching lever 62 and the protruding portion 27a of the rack 27 are brought into contact with each other. Then, the switching lever 62 is moved to the right (K1 direction in the drawing). By this movement of the switching lever 62 in the direction of the arrow K1, the coupling relationship between the coupling portion 62a of the switching lever 62 and the coupling lever 30 is released.
Further, the peeling lever 58 is urged downward (C2 direction in the drawing) and the switching lever 62 is urged counterclockwise (L2 direction in the drawing) by the urging force of the return spring 59. Therefore, the peeling roller 54 is sufficiently separated from the platen 10. FIG. 15 is a diagram showing a state in which recording is performed using the second ink layer 3b (for example, red) of the two-color ribbon 1. No.
In the state described with reference to FIG. 16, the up-down motor M3 (FIG. 8) is driven in the clockwise direction and the thermal head 25
Is rotated in the direction of platen 10 (direction B1 in the figure)
The platen 10 is pressed through the 12 and two color ink ribbons 1. At this time, the connection lever 30 moves in the direction of the platen 10 (the direction of C1 in the figure) due to the movement of the heat sink 26 in the direction of arrow B1. However, as described above, the peeling lever 58 is kept urged downward (in the direction C2 in the drawing) by the return spring 59, and the switching lever 62 is kept urged in the counterclockwise direction (in the direction L2 in the drawing). It is in a state of being separated from the recording paper 12 by a sufficient distance. Then, the carrier 22 is moved in the rightward recording direction (A1 direction in the drawing), and the heat generating portion 25a of the thermal head 25 is heated according to the recording information to heat the two-color ink ribbon 1 and record the second ink layer 3b. A red image is formed on the recording paper 12 by transferring it to the paper 12. Immediately after the heating, the ink ribbon 1 is deflected from the end 25b of the thermal head 25 by the winding force caused by the rotation of the winding clutch 41 in the direction of the arrow I1, and peels off from the recording paper 12. After that, 2
The color ribbon 1 is wound on the winding core 55. Next, a case where black recording is performed will be described. 16 and 17 are diagrams showing a case where image recording is performed using both the first ink layer 3a and the second ink layer 3b of the two-color ink ribbon 1, and FIG. 16 shows the color of the cassette. This shows a switching operation. First, when black recording information is received by a method described later, as described above, the up-down motor M3 (FIG. 8)
Is rotated in the counterclockwise direction, and the thermal head 25 is moved in the direction of arrow B2 to be separated from the platen 10. Further, the connecting lever 30 is moved in the direction of arrow C2. Next, the carrier motor M2 (FIG. 5) is driven to move the carrier 22 (FIG. 8) to the right (in the direction A1 in the drawing).
b and the protrusion 27b of the rack 27 are brought into contact with each other, and the switching lever 62 is moved to the left (K2 direction in the drawing). This switching lever 62
The movement of the switching lever 62 in the direction of the arrow K2
a engages with the connecting lever 30. The release lever 58 is urged downward (in the direction C2 in the figure) by the urging force of the return spring 59, and the switching lever 62 is urged in the counterclockwise direction (the direction L2 in the figure). In a state separated from FIG. 16 shows the first ink layer 3a (black) of the two-color ribbon 1 second
FIG. 9 is a diagram showing a state in which the ink layer 3b is transferred to the recording paper 12 and black recording is performed. In the state described with reference to FIG. 15 described above, the up-down motor M3 (FIG. 8) is driven in the clockwise direction to rotate the thermal head 25 in the platen 10 direction (B1 direction in the drawing), and the recording paper 12, The platen 10 is pressed via the two-color ink ribbon 1. At this time, the connection lever 30 moves in the direction of the platen 10 (the direction of C1 in the figure) due to the movement of the heat sink 26 in the direction of arrow B1. By the movement of the connecting lever 30 in the illustrated C1 direction, the engaging portion 30b of the connecting lever 30 pushes up the connecting portion 62a of the switching lever 62, and moves the switching lever 62 clockwise (L1 direction) against the return spring 59. Rotate. By the rotation of the switching lever 62 in the L1 direction, the peeling lever 58 moves upward (in the direction of C1 in the figure) and comes into contact with the recording paper 12 via the ribbon 1. The connecting lever 30 further moves in the C1 direction, and rotates the switching lever 62 in the L1 direction. Further rotation of the switching lever 62 in the L1 direction causes the slider 60 to move in the direction of the arrow C1 against the return spring 59 and the press-contact spring 61. Therefore, the peeling roller 54 of the peeling lever 58 is moved by the reaction force of the pressure spring 61 to the recording paper 12 via the ink ribbon 1.
Or close to. In this state, the carrier 22 is set to the right recording direction (A1 direction in the figure).
And heats the heat generating portion 25a of the thermal head 25 in accordance with the recording information to heat the two-color ink ribbon 1, and then at the position of the peeling roller 54 of the peeling lever 58 which is separated by a distance 1 from the heat generating portion 25a. The arrow of the clutch 41 winding the ink ribbon
Deflected by the winding force due to the rotation in the I1 direction, the recording paper 12
The black image is formed on the recording paper 12 by transferring the first ink layer 3a to the recording paper 12 together with the second ink layer 3b. After that, the two-color ribbon 1 is wound around the winding core 55. Next, the above-described red and black image recording states will be described with reference to enlarged schematic diagrams. FIGS. 18 (a) and (b) are enlarged schematic diagrams showing a case of recording a red image, and FIGS. 19 (a) and (b) are enlarged schematic diagrams showing a case of recording a black image. 18 (a) and 18 (b) are diagrams showing image recording of the second ink layer (for example, red recording). In the figure, a thermal head 25 is a two-color ink ribbon 1.
Further, the recording paper 12 is pressed against the platen 10. Then, while the thermal head 25 is traveling in the direction of the arrow A1, the heat generating portion 25a (for example, composed of a plurality of heat generating elements) of the thermal head 25 is heated according to the recording information to heat the two-color ink ribbon 1. By heating, the second ink layer 3b (for example, red recording) of the two-color ink ribbon 1 adheres to the recording paper 12. Next, the thermal head 25 is moved in the direction of the arrow A1 to change the direction of the ink ribbon 1 in the edge portion 25b of the thermal head 25, and a short time t1 after the heating, that is, before the heated ink ribbon 1 is cooled (third time). (See (a) two-color ink ribbon characteristic diagram.) The ink ribbon 1 is peeled off from the tension recording paper 12 by a winding force. As shown in FIG. 3 (a), the relationship between the support 2, the first ink layer 3a, and the second ink layer 3b of the two-color ink ribbon 1 at the time of peeling is determined by the relationship between the support 2 and the first ink layer 3a. Is larger than the adhesive force between the first ink layer 3a and the second ink layer 3b. The adhesive strength between the second ink layer 3b and the recording paper 12 is large due to the heating of the thermal head 25, and therefore, the first ink layer 3a and the second ink layer 3b having the weakest adhesive strength.
And the second ink layer 3b (for example, red recording) is transferred to the recording paper 12 and the red image recording RI
Is obtained. On the other hand, black image recording is performed as follows. FIGS. 19A and 19B are diagrams showing recording of the first ink layer 3a and the second ink layer 3b. In the same manner as described above, apply the thermal head 25 to the two-color ink ribbon 1
And presses against the platen 10 via the recording paper 12 while moving the thermal head 25 in the direction of arrow A1.
The two-color ink ribbon 1 is heated by causing the heat generating portion 25a to generate heat according to the image information. Two-color ink ribbon 1 by heating
The second ink layer 3b adheres to the recording paper 12. Further, the two-color ink ribbon 1 is moved from the heat generating portion 25a of the thermal head 25 by an arrow
At a point separated by a distance 1 (FIG. 19A) in the opposite direction to the recording paper 12 by the peeling roller 54. Next, the thermal head 25 and the peeling roller 54 move in the direction of the arrow A1 while maintaining the distance l, and at the point of the peeling roller 54, a time t2 after the ink ribbon 1 is heated, that is, the heated ink ribbon 1 is cooled. Later (see FIG. 3 (a), two-color ink ribbon characteristic diagram), the sheet is deflected and peeled off from the tension recording paper 12 by the winding force. The time t2 can be determined by the moving speed of the thermal head 25 and the distance l. As shown in FIG. 3 (a), the relationship between the adhesive force between the support 2, the first ribbon layer 3a, and the second ink layer 3b of the ink ribbon 1 at the time of peeling is that the support 1 and the first ink layer 3a are different from each other. The adhesive force between them is smaller than the adhesive force between the first ink layer 3a and the second ink layer 3b. Further, the adhesive strength between the second ink layer 3b and the recording paper 12 is large due to the heating of the thermal head 25, and therefore, the ink layer 3 is formed between the support 2 having the weakest adhesive strength and the first ink layer 3a. Separated, the first ink layer 3a and the second ink layer
3b are transferred to the recording paper 12, and a black image record BI is obtained. As described above, the apparatus according to the present embodiment enables the transfer of only the second ink layer 3b and the combined transfer of the first ink layer 3a and the second ink layer 3b, thereby enabling two-color image recording. Two colors are controlled by controlling the peeling of the ink ribbon immediately after heating at the thermal head section, the movement of the distance l after overheating of the thermal head (overrun), and the peeling of the ink ribbon at the pressing roller part separated from the thermal head by a distance l. Image recording becomes possible. [Structure Block Diagram] FIG. 20 is a block diagram showing the structure of the output device described above. In this figure, only the connection relation of each block is shown, and detailed control lines are omitted. The part enclosed by the dotted line is the CPU unit. The CPU is a central processing unit that reads programs and various data from a ROM or the like described later, performs necessary calculations and determinations, and performs various controls.
Further, a plurality of CPUs may be configured. The ROM is a read-only memory and stores various programs for operating the CPU, character codes, dot patterns (character generators; CG), and various data necessary for printing. TRAM is a read / write memory, which is a data area during which the CPU is executing instructions, a working area for temporarily storing operation results, a keyboard 15, and an external interface section IF.
It consists of a buffer area for storing various data input from u (described later), a text area for storing documents, etc. Power switch by battery backup
By turning off 14, the data can be saved even if the power of the main unit is turned off. Further, the CPU unit is connected to the printer unit Pu via the thermal head driver THD, the motor driver MD, and the detection unit Su. The thermal head driver THD is provided in the printer unit Pu under the control of the CPU. The thermal head 25 is driven, and the motor driver MD drives the paper feed motor M1, the carrier motor M2, and the up-down motor M3 under the control of the CPU. The detection unit Su transmits the information of the above-described limit sensors 23 and 29 provided in the printer unit Pu to the CPU. The power supply PSu supplies a power supply VH for driving the thermal head 25, a power supply VM for driving the paper feed motor M1, the carrier motor M2, the up-down motor M3, and a power supply Vcc for other logic circuits. The controller GA changes the voltage and the current of the power supply VH for driving the thermal head 25, changes the heating time and the duty of the thermal head 25, and performs various controls under the control of the CPU. The CPU unit has a keyboard for inputting various data required for printing and editing via the keyboard connector KBC.
15 are connected. A liquid crystal display unit 70 for displaying data and information input from the keyboard 15 is connected to the CPU unit via an LCD connector LCDC. Note that, instead of the liquid crystal display unit 70, another display device such as a CRT may be used. An interface such as an RS232C, a Centro interface, a modem or the like for controlling the recording apparatus by an external control device and communicating with an external device can be connected to the CPU unit through an interface connector IFC. In addition, the CPU unit has a cartridge connector CAC via a cartridge connector CAC for the operation of special functions and a ROM cartridge for printing in a separate typeface and an extended memory for storing documents, data, etc.
A RAM cartridge can be connected. Further, an audio output device such as a buzzer may be provided although not shown in the figure. [Power-On Sequence] Next, control of the output device by the program stored in the ROM will be described. FIG. 21 is a control flow of a power-on sequence of the output device according to the present invention.
As described above, this output device has a thermal printer capable of printing in two colors, and can mount a ribbon for one color or a ribbon for two colors capable of printing in two colors with one ribbon. In the case of two colors, color switching can be performed. In the present invention, a ribbon identification signal or a color designation signal input from a key or the like is considered as color information. First, when the power of the apparatus is turned on, the thermal head is turned on, the head is separated from the platen 10 (S1), and the carrier 22 is moved toward the limit sensor 23 to detect the absolute position of the carriage. (S2). When the limit sensor 23 detects the carrier (S3), the process proceeds to step 4 (S4). If the ribbon is for two colors, the color flag (stored in the above TRAM) is turned off to print in the basic color, for example, black. deep. That is, the basic color is the standard mode at power-on. The fact that the mode is the standard mode may be displayed. Next, in step S5, the slack of the ribbon is removed to maintain uniform print quality. The details of the slack removal will be described later. Next, a ribbon mode flag (stored in the TRAM) for identifying whether the ribbon mounted or to be mounted is (1) a single-color ribbon or a two-color ribbon is checked (S6). The ribbon mode flag may be set by a sensor 29 for determining the type of the ribbon or the ribbon cassette, or may be set by a key input or a voice input by the operator. If the flag is set to the one-color ribbon mode, the process proceeds to step 8 (S8). If the ribbon mode flag is set to the two-color ribbon mode, the carriage is moved to the basic color set position so that the basic color (black) of the two colors can be printed (FIG. 16, FIG. 16). The state of the ribbon cassette is set to a basic color (S7). And S8
In the case of the one-color ribbon mode, the carriage is moved to the left margin LM1 for the one-color ribbon mode, and to the two-color ribbon mode, to the left margin LM2 for the two-color ribbon mode. The description of the left margin will be given in FIG. Note that the ribbon mode flag is still backed up by the power supply even when the power is turned off, and the ribbon mode at the time of power off is saved. And
The ribbon is determined at the time of power-on, and if it is different from that at the time of power-off, there is a possibility that the operator is wrong (it is possible to input as if the ribbon for two colors is mounted while the ribbon for one color is mounted) Therefore, the notification may be made by a buzzer, message, or the like after power-on and before input. Next, with reference to FIG. 22, the above-described one-color printing margin and two-color printing margin (carriage movement range) will be described. LM1 and RM1 are a left margin and a right margin indicating a printable range of the single color (one color) ribbon.
In this case, in this embodiment, printing of 80 characters is possible. In the two-color ribbon, the above black or red printing is possible within the printable range of LM2 and RM2. 76ch in this case
Printing of aracters is possible. Also, 2 characters on the left and right
Is the red set position at the left end (projection 27a position)
The color switching area at the right end is the color switching area at the black set position (the position of the protruding portion 27b). Furthermore,
The area from the position of the sensor 23 to the area where actual printing is possible is an area where slack of the ribbon is removed (for example, for one character pitch). 27-a and 27-b are projections for switching the color of the ribbon. [Key Input Sequence] Next, FIG. 23 is a flowchart for controlling the key input by the operator. If there is a key input in S1, the process proceeds to S2, and it is determined whether the ribbon mode setting key has been pressed. If yes, go to S8 ribbon mode change program. If No, proceed to S3. Note that the ribbon mode setting key RMKY is, for example, the mode key MOKY in FIG.
Key operation by + numerical key [1] ▼. Next, in S3, it is determined whether the color change key CCKY is pressed. If yes, go to S7 color change program. The color change key CCKY may be, for example, a key operation using the mode key MOKY + numerical key ▲ [2] ▼ in FIG. The color change key is a key for changing the color described above. If NO in S3, the process proceeds to S4. If the return key, tab key, centering key, left margin set, etc. are the keys in S4, the process proceeds to S6 and proceeds to the function control program of the function. If No in S4, it is determined that the input key is the print key PRKY, and the flow advances to the print control program S5. After the above operation is completed, the process returns to S1 and waits for a key input. Although the case where data is input by key input has been described above, it goes without saying that it may be a command in text information or a control command from an external control device such as a host. [Removing Ribbon Slack] Next, removing the ribbon slack in FIG. 21 S5 will be described. FIG. 24 is a control flowchart of the slack removal of the ribbon. In S1, the thermal head 25 is lowered.
This makes it possible to take up the ribbon in the cassette (see FIGS. 7 to 10). Next, in S2, the carriage is moved in the direction of the arrow A1 without heating the head 25, and is moved by one character. Then, a head-up is performed in S3. By these operations, the ribbon is stretched at a predetermined tension, and the slack is removed. [Ribbon Mode Change] Next, the ribbon mode change shown in S8 in FIG. 23 will be described. When the ribbon mode setting key RMKY is input, first, in S1 of FIG. 25, the bit of the ribbon mode flag stored in the TRAM is reversed, and the ribbon mode flag is switched to the two-color ribbon mode if it is the one-color ribbon mode. If it is color ribbon mode, change it to 1 color ribbon mode. Then in S2,
It is determined which mode has been changed, and if the mode is the one-color mode, the process proceeds to S4 and proceeds to the power-on routine of FIG.
If the ribbon mode is the two-color ribbon mode in S2, the positions of the left margin (LM2) and the right margin (RM2) for the two colors described in FIG. 22 are set in the memory (TRAM) in S3. To do. (Normally, LM1 and RM1 are set.) Then, the process proceeds to the power-on routine of S4.
In the power-on routine, as described above, the slack of the ribbon is removed, and the carriage is moved to a predetermined left margin (LM1 or LM2) according to the one-color or two-color ribbon. In addition, it may be made to move to a desired margin position set by the user. The ribbon mode is
Not only is it set by a key input, but it is also possible to automatically discriminate by the sensor 29 of FIG. 5 and proceed to the routine of FIG. In addition, the user may make a mistake in the margin position due to the above two print ranges. In that case, a warning is issued or the margin position entered by the user is ignored and the user should move to LM1 or LM2. May be. [Color Change] Next, the color change shown in FIG. 23, S7, will be described. When performing color change, it is assumed that a two-color ribbon cassette is mounted.
If the ribbon mode flag is determined and it is determined that the ribbon cassette of one color is mounted, the inputted color change information is invalid, so that a warning is given by a buzzer, a display, and a voice in S2. If it is determined in S1 that the ribbon mode flag has two colors, that is, a ribbon of two colors is mounted, the bit of the color flag stored in the TRAM is inverted in S3 to change the color to be output.
In other words, if the black (basic color) is selected from the two-color ribbon, the bit of the color flag is inverted so that red (preliminary color) is output, and if the red is selected, black is output. It is. Then, the current carriage position is set in TRAM
Then, the color flag inverted in S4 is determined, and if it is off (black), the process proceeds to S5, and the carriage (carrier) is moved to the above-described basic color (black) set position. In S3, the color flag is turned on (red), and in S6, the carriage is moved to the preliminary color (red) set position.
(See FIGS. 16 and 17.) Next, in step S7, the carriage is moved to the position of the carriage before the carriage movement in steps S5 and S6 or to the next printing position. In the present description, the slack removal of the ribbon is not performed in the color change, but the slack removal of the ribbon is performed even when the color change signal is input (for example, the slack removal is performed after S7 in FIG. 26). ). [Printing Sequence] Next, regarding the printing sequence shown in FIG. 23, S5,
This will be described with reference to FIG. The information output in the present invention may be any data such as characters, figures, images, symbols, and the like, or a combination thereof. Proceeding to S5 in FIG. 23 by the print command key PRKY, a print command may be generated for each character input, or a print command is generated in word units or line units, and the process proceeds to S5 in FIG. You may proceed. The carriage and the like are moved by the motor driver MD and the like shown in FIG. 20, but the motor and the like are omitted from the description. In FIG. 27, the carriage is moved to the printing start position in S1. In S2, the thermal head 25 goes down. Examine the ribbon mode flag in S3. Here, if the mode is the single color ribbon mode, the process proceeds to S4. In S4, the carriage speed for a single color is set (speed table on ROM), and the carriage is accelerated and run at the speed set in S5 (for example, 18 characters / sec). Then, in S6, the heat conditions for single color are set. Here, a command is sent to the controller to change the voltage and current. In addition, the heat time for single color is set (for example, 1.1 mse
c heat). In S7, the thermal head 25 is heated under the above-described heating conditions, and printing is performed. Then, when moving to S8, the head 25 is added, and the carriage is overseen in S9.
Run, that is, move a fixed amount. Here, by performing the overrun, the printed portion can be seen, and the index 30a can indicate the next printed character. Then, the process ends. Here, the position where the carriage is stopped is the print standby position at the time of the single color ribbon. By the way, returning to S3, if the ribbon mode flag is the two-color ribbon mode, the process proceeds to S10. In S10, the color flag is checked. Flag is on, ie preliminary color (red)
If, the process transits to S11. In S11, the carriage speed for the preliminary color is set (speed table in ROM), and S12
The carriage is accelerated and run at the speed set in (for example, 18 characters / sec). In S13, the preliminary color heating conditions are set, that is, the preliminary color voltage, the preliminary color current, and the preliminary color heat time (for example, 1.1 msec).
Then, in S14, the thermal head is heated and printing is performed. Then, the head is added in S15, an overrun is performed in S16, and the process ends. The process returns to S10 again, and if the color flag is off, that is, if the color flag is the basic color, the process proceeds to S17. In S17, set the carriage speed for the basic color, and accelerate and run the carriage at the speed set in S18 (eg 10charac
ters / sec). Then, in S19, the heating condition for the basic color is set, and in S20, the thermal head is heated and printing is performed (for example, 0.8 msec heating). Here, in the case of the basic color, the speed and heating time of the carriage are changed from the other colors in order to reliably print the basic color. In S21, in order to change the ribbon peeling position, the carrier is lowered to the head-up start position and moved by a distance l (see FIG. 28). As a result, the first ink layer and the second ink layer of the ribbon are transferred and black is printed. Then, in S22, the head is turned up, and S23
Overrun. At the time of single color and auxiliary color printing, the index will show the next printing position by the overrun (S9, S16), but at S24, since it is S21,
Since the carriage is stopped at a position different from that for the single color ribbon, the index does not indicate the next print character.
Therefore, in order to stop the carriage at the same position as in the case of the single color ribbon, the 64 pulses moved in S21 are returned. Then, regardless of which ribbon mode or color is used for printing, the carriage is moved to position the index 30a at the next printing position. FIG. 28 is a diagram showing the relationship between the above-described index 30a, head 25, and print characters. H of the solid line indicates the already printed character, and H of the dotted line indicates the next printed character position. m is the distance between the index 30a and the head 25, which is naturally constant regardless of the ribbon mode and color (see FIG. 5). The index drawn by a dotted line indicates a desired position indicating the next printing position, and the index drawn by a thick line indicates a position to be removed after printing the basic color. n is the distance from the position of the head 25 at the end of printing to the next print character center position. Therefore, even in the case of single-color printing or two-color ribbon printing, in the case of printing of a preliminary color, overrun is performed by m + n in order to match the index to the next printing position (FIG. 27, S9,
S16). In the case of basic color printing, as described in FIG. 27, S21, in FIG. 28, for example, the carriage has already advanced by l. Either of n, m, and l may be larger. In S21, S23, and S24 of FIG. 27, As shown in FIG. 28, the carriage is moved by l after printing (S21), and then the l- (m +
Only n), the carriage may be returned. Although the heating time is changed in this example, it goes without saying that the voltage may be changed by controlling the above-described VH. In the above-described embodiment, an example using an ink ribbon has been described. However, the present invention is not limited to a ribbon-shaped one, and a wide tape used for a line printer or the like in addition to the ink ribbon as an ink sheet may be used. Can be used as appropriate. As the recording medium, in addition to the recording paper described in the above embodiment, for example, an overhead projector (a so-called OH
A transparent plastic thin plate or the like used in P) can be used as appropriate. Further, the heating means is not limited to the thermal head described in the above embodiment, and for example, an infrared ray, a laser beam, or the like may be appropriately used. Further, in the above-described embodiment, the so-called serial type in which the thermal head reciprocates along the recording paper has been described as an example. However, the present invention is not limited to this. A so-called full line type provided over the entire width can be used as appropriate. Further, in the above-described embodiment, the case where the ink ribbon is housed in the case and the ink ribbon cassette detachable to the apparatus main body is used has been described as an example, but the present invention relating to the recording apparatus is not limited thereto. Needless to say, for example, the ink sheet wound on a reel, a roll, or the like may be used by being directly loaded into the apparatus body. Further, in the above-described embodiment, the type in which the ink ribbon cassette reciprocates has been described as an example, but the present invention is not limited to this. For example, the ink ribbon cassette may be a stationary type. Further, in the above-described embodiment, the description has been given by taking the two-color image recording as an example. However, the present invention is not limited to this, and it is needless to say that the present invention can be applied to the image recording of three or more colors. Also, the present invention can be applied to the case where the recording image colors of the respective ink layers are the same.
It can be used for doubling or the like. Further, the ink sheet is not limited to the one shown in the embodiment, and it goes without saying that other ink sheets may be used as appropriate. Further, in the above-described embodiment, the peeling timing control member such as the peeling roller is provided on the cassette side. However, the present invention is not limited to this, and it is a matter of course that this may be provided on the apparatus main body side. Further, in the above embodiment, the step of cooling the heated ink sheet is obtained by natural cooling by delaying the peeling timing of the ink sheet, but the present invention is not limited to this. It is also possible to forcibly cool a metal such as aluminum by contacting or approaching the ink sheet, or to blow cool air from a nozzle. [Effect] As described above in detail, the present invention has a support and an ink layer, and the temperature of a heated position when peeled from a recording medium changes depending on the cooling state after heating. A recording device for performing recording on a recording medium using an ink sheet in which the adhesive force between at least the support and the ink layer changes at the heating position according to the recording medium. A heating means for heating the ink sheet in a state where the sheet and the recording medium are in contact with each other, and a plurality of recordings corresponding to a plurality of different adhesive forces depending on temperature between the support and the ink layer. The discriminating means for discriminating the information relating to the selected recording from among the information, and the position where the ink sheet is heated by the heating means according to the information relating to the recording discriminated by the discriminating means is the ink sheet Up By controlling at least the speed of relative movement from the recording medium to the peeling position, the cooling state after heating at the heating position is changed so that the ink sheet peels from the recording medium. It is characterized by comprising a control means for controlling the temperature of the heating position and at least the adhesive force between the support and the ink layer to be the adhesive force according to the information related to the discriminated recording. Correspondingly, reliable and high-quality recording can be performed.
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例に適用し得るインク
リボンの厚さ方向断面図、
第3図(a)・(b)は時間経過と各層間の接着力の変
化の関係を示すグラフ、
第4図は本発明の一実施例を適用したタイプライターの
外観斜視図、
第5図及び第6図は本発明の実施例を適用した記録部の
斜視図、
第7図及び第8図はヘツドの回動及びリボンの巻取り機
構を示す平面図、
第9図及び第10図はその側面図、
第11図は2色リボンカセツトの外観斜視図、第12図はそ
の内部平面図、
第13図は2色リボンカセツトの他の実施例を示す外観斜
視図、
第14図〜第17図は色切換え動作を示すための平面図、
第18図(a)・(b)及び第19図(a)・(b)は本実
施例装置の記録部の拡大模式図、
第20図は、出力装置の構成ブロツク図、
第21図は出力装置のパワーオンシーケンスを示すフロー
チヤート、
第22図はリボンに応じた出力範囲を示す図、第23図はキ
ーオペレーシヨンを示すフローチヤート、
第24図はリボンのたるみ取りを示すフローチヤート、
第25図はリボンモードチエンジの動作を示すフローチヤ
ート、
第26図はカラーチエンジの動作を示すフローチヤート、
第27図は印字シーケンスを示すフローチヤート、
第28図は印字位置とヘツド、指標の関係を示す図、
50はカセツト、58は剥離レバー、25はサーマルヘツド、
22はキヤリア、M3はアツプダウンモータ、29はセンサ、
CPUはセントラルプロセツシングユニツト、THDはTHドラ
イバ、30aは指標。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 and FIG. 2 are sectional views in the thickness direction of an ink ribbon applicable to an embodiment of the present invention, and FIGS. FIG. 4 is a perspective view of a typewriter to which an embodiment of the present invention is applied, and FIGS. 5 and 6 are perspective views of a recording unit to which the embodiment of the present invention is applied. FIGS. 7, 7 and 8 are plan views showing the rotation of the head and the winding mechanism of the ribbon, FIGS. 9 and 10 are side views thereof, and FIG. 11 is an external perspective view of the two-color ribbon cassette. FIG. 12 is an internal plan view thereof, FIG. 13 is an external perspective view showing another embodiment of the two-color ribbon cassette, and FIGS. 14 to 17 are plan views showing the color switching operation. a) and (b) and FIGS. 19 (a) and (b) are enlarged schematic diagrams of the recording unit of the apparatus of this embodiment, and FIG. 20 is a block diagram of the configuration of the output device. FIG. 21 is a flow chart showing the power-on sequence of the output device, FIG. 22 is a view showing the output range according to the ribbon, FIG. 23 is a flow chart showing the key operation, and FIG. 24 is a slack removal of the ribbon. 25 is a flow chart showing the operation of the ribbon mode change, FIG. 26 is a flow chart showing the operation of the color change, FIG. 27 is a flow chart showing the print sequence, and FIG. 28 is a print position and head. , 50 is a cassette, 58 is a peeling lever, 25 is a thermal head,
22 is a carrier, M3 is an up-down motor, 29 is a sensor,
CPU is a central processing unit, THD is a TH driver, 30a is an index.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鋤柄 明彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 柴宮 芳和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 溝口 茂 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−135773(JP,A) 特開 昭59−103777(JP,A) 特開 昭57−120454(JP,A) 特開 昭62−202778(JP,A) ────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of front page (72) Inventor, plow print Akihiko 3-30-2 Shimomaruko, Ota-ku, Tokyo Inside Canon Inc. (72) Inventor Yoshikazu Shibamiya 3-30-2 Shimomaruko, Ota-ku, Tokyo Inside Canon Inc. (72) Inventor Shigeru Mizoguchi 3-30-2 Shimomaruko, Ota-ku, Tokyo Inside Canon Inc. (56) References JP-A-61-135773 (JP, A) JP-A-59-103777 (JP, A) JP-A-57-120454 (JP, A) JP 62-202778 (JP, A)
Claims (1)
際の加熱した位置の温度が加熱後の冷却の状態により変
化することに応じて上記加熱位置における少なくとも支
持体とインク層間の接着力が変化するインクシートを用
いて被記録体に記録を行う記録装置であって、 上記被記録体に記録を行うために、上記インクシートと
上記被記録体とが当接した状態で上記インクシートを加
熱する加熱手段と、 上記支持体とインク層間の、温度に応じた複数の異なる
接着力の各々に対応した複数の記録に係る情報の中か
ら、選択された記録に係る情報を判別する判別手段と、 上記判別手段が判別した記録に係る情報に応じて、上記
加熱手段により上記インクシートを加熱した位置が、上
記インクシートを上記被記録体から剥離する位置まで相
対的に移動する速度を少なくとも制御することで、上記
加熱位置の加熱後の冷却の状態を異ならせて、上記イン
クシートが上記被記録体から剥離するときの上記加熱位
置の温度を制御し、少なくとも上記支持体とインク層間
の接着力を上記判別された記録に係る情報に応じた接着
力とする制御手段を備えることを特徴とする記録装置。 2.上記記録に係る情報は、色情報を含むことを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の記録装置。(57) [Claims] Adhesion between at least the support and the ink layer at the heating position in accordance with the temperature of the heated position when peeled from the recording medium changes depending on the cooling state after heating, which has the support and the ink layer. A recording apparatus for recording on a recording medium using an ink sheet of which the ink sheet changes, the ink sheet being in contact with the recording medium for recording on the recording medium. A heating means for heating the recording medium, and a discrimination for discriminating the information relating to the selected recording from among the information relating to a plurality of recordings corresponding to a plurality of different adhesive forces depending on the temperature between the support and the ink layer. And the position at which the ink sheet is heated by the heating unit is relatively moved to a position at which the ink sheet is separated from the recording medium according to the recording medium and the recording information determined by the determination unit. By controlling at least the heating speed, the cooling state after heating at the heating position is made different to control the temperature at the heating position when the ink sheet is peeled from the recording medium, and at least the support. A recording apparatus, comprising: a control unit configured to set the adhesive force between the ink layer and the ink layer to the adhesive force according to the information regarding the determined recording. 2. The recording apparatus according to claim 1, wherein the information related to the recording includes color information.
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61065067A JP2670438B2 (en) | 1986-03-24 | 1986-03-24 | Recording device |
EP19870901119 EP0255841A4 (en) | 1986-02-03 | 1987-02-03 | Image recording device and ink-sheet cassette applicable to said device. |
PCT/JP1987/000071 WO1987004666A1 (en) | 1986-02-03 | 1987-02-03 | Image recording device and ink-sheet cassette applicable to said device |
US07/262,087 US4887096A (en) | 1986-03-24 | 1988-10-24 | Recording apparatus |
US07/714,354 US5175563A (en) | 1986-02-03 | 1991-06-12 | Image recording apparatus and ink sheet cassette usable in the image recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61065067A JP2670438B2 (en) | 1986-03-24 | 1986-03-24 | Recording device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62221560A JPS62221560A (en) | 1987-09-29 |
JP2670438B2 true JP2670438B2 (en) | 1997-10-29 |
Family
ID=13276232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61065067A Expired - Lifetime JP2670438B2 (en) | 1986-02-03 | 1986-03-24 | Recording device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2670438B2 (en) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57120454A (en) * | 1981-01-19 | 1982-07-27 | Fuji Xerox Co Ltd | Thermal transfer type thermal recording device |
JPS59103777A (en) * | 1982-12-03 | 1984-06-15 | Fuji Xerox Co Ltd | Thermal transfer type recorder |
JPS61135773A (en) * | 1984-12-06 | 1986-06-23 | Ricoh Co Ltd | Thermal transfer printer |
-
1986
- 1986-03-24 JP JP61065067A patent/JP2670438B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62221560A (en) | 1987-09-29 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |