JP2657296B2 - 微量液体反応装置 - Google Patents

微量液体反応装置

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JP2657296B2 JP62254902A JP25490287A JP2657296B2 JP 2657296 B2 JP2657296 B2 JP 2657296B2 JP 62254902 A JP62254902 A JP 62254902A JP 25490287 A JP25490287 A JP 25490287A JP 2657296 B2 JP2657296 B2 JP 2657296B2
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清 小林
智朗 山本
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修 瀬川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動的に液体を分注し、反応させる自動微
量液体反応装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、自動的に液体を分注するピペッタを備えた
自動微量液体反応装置において、分注部と処理部を区分
けし、温度処理部、チップ交換部、試薬保存部を積み重
ねて配置し、それぞれに容器のステージ、チップのステ
ージ、試薬のステージを摺動自在に設けることにより、
試薬の分注、反応を効率よく行わせ、かつ、設置面積を
小さくし省スペース化を図るものである。
〔従来の技術〕
従来、自動微量液体反応装置は、液体を分注するピペ
ッタを、それに付随する容器、チップ等を平面上に配し
ており、大きな設置面積を必要としていた。また、加温
処理や試薬の冷却をすることができず、試薬や容器も露
出していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、設置した場合、机上のほとんどを専有し、他
の作業や他の器具が置くことができなかった。また、加
熱処理や試薬の保存ができないため、使用する工程や試
薬が限られ、特に酵素等の処理に不向きであった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記の欠点を解決するめ、試薬容器と、該試
料容器が載置される第1のステージと、該第1ステージ
に重層し、複数の試薬容器が格納される試薬スタンドが
載置される第2のステージと、前記第1のステージを摺
動するための手段と、前記第2のステージを摺動するた
めの手段と、前記試薬容器内の貯留された試薬を吸引し
吐出するための吸引、吐出手段と、該吸引、吐出手段の
少なくとも吸引、吐出端を前記第1及び第2のステージ
の摺動方向とは、垂直に摺動するための手段を有する構
成にしたことを特徴にするものである。
〔作用〕
上記のような構成によれば、第2のステージを摺動
し、吸引端を試薬容器上に配し、吸引端を摺動し、吸引
手段により試薬を吸引する。続いて、吸引端を摺動し、
第2のステージを収納し、第1のステージを摺動する。
このとき前記第1のステージ上の試料容器上に吐出端を
配するようにする。そして、吐出端を摺動し、吐出手段
を用いて、試料容器中に試薬を注入する。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図は、本発明による微量液体反応装置の斜視図であ
る。本装置は、机上に設置して用いられるものであり、
図において1は、通常に実験室で使われる分析用天秤と
同程度の大きさを有す筐体であり、該筐体1の全面に
は、開閉自在にカバー2が設けられている。該カバー2
は、透明もしくは半透明なアクリル等の樹脂で作らてお
り、内部の様子がのぞけるようになっている。また、該
カバー2は放射線(例えばβ線)などを、好適に遮蔽
し、放射化されたサンプルを用いた場合の安全性が向上
する。前記筐体1の前面下部にはディスプレイ3とキー
ボード4が設けられている。第2図にキーボード4の一
例を示す。前記キーボード4は、処理検体数、条件等を
入力するための0〜9までの数字キー、前記ディスプレ
イ3上に表示されるカーソルを移動するためのカーソル
キー6、入力モードを選択するためのメニューキー7、
装置の運転をスタート、ストップするためのスタートキ
ー8及びストップカー9等から構成されている。第3図
は、前記ディスプレイ3上に表示されたものの一例とし
てメニュー画面を示したものである。図上、1上にカー
ソルが点滅している。第4図に本装置の横断面図を示
す。
本装置の作業部は、大きく分けて、前面に設けられた
分注部とパネル10によりしきられた温度処理及び収納部
よりなる。
本装置は、摺動自在に設けられた3つのステージを有
す。すなわち図上、上から順にプレートステージ11、チ
ップステージ12、試薬ステージ13である。前記プレート
ステージ11上に小さな複数のくぼみを持ったマイクロプ
レート14が搭載されている。前記チップステージ12上に
チップ15を複数立てたチップスタンド16と該チップ15を
廃棄するための廃チップ容器17が搭載されている。前記
試薬ステージ13上に、試薬容器18を複数配した試薬スタ
ンド19が搭載され、試薬扉20が前面に取り付けられてい
る。前記試薬容器18は、ファン19を取り付けた放冷フィ
ン20と前記試薬扉21で密封される冷却庫22との間に取り
付けられたサーモモジュール23により、冷却される。前
記プレートステージ11、チップステージ12、試薬ステー
ジ13は総て、図示しない摺動機構により、前記試薬分注
部と温度処理部及び収納部との間を摺動するようになっ
ている。前記プレートステージ11とチップステージ12が
温度処理及び収納部に移動した際、パネル10によるしき
りを完全なものとするため、それぞれに扉24が、開閉自
在に設けられている。前記温度処理及び収納部には、前
記プレートステージ11が収納された際、マイクロプレー
ト14の位置に対応する上下の位置にそれぞれ上面ヒータ
25、下面ヒータ26が設けられている。該上面ヒータ25、
下面ヒータ26は、支点27を中心にアーム28により上下す
るよう取り付けられている。カム駆動モータ29に取り付
けられたカム30は、前記アーム28を介し前記上面ヒータ
25及び前記下面ヒータ26を上下に駆動させるよう設けら
れている。また、該カム30は、回転角度により前記上面
ヒータ25と前記下面ヒータ26のいずれか一方のみの駆動
も行うようになっている。前記試薬分注部には、ピペッ
タ31が横方向に摺動自在に動作する横軸ガイドレール32
に取り付けられ、該横軸ガイドレール32が上下方向に摺
動自在に動作するよう縦軸ガイドレール33に取り付けら
れている。これら駆動部及び温度処理部を制御する電装
系は、装置上部にモータードライブユニット34、後部に
電源ユニット35、コントロールユニット36、底部に温調
ユニット37がそれぞれ設けられている。第5図に駆動系
構成図を示す。前記プレートステージ11は、プレートス
テージモータ38、前記チップステージ12は、チップステ
ージモータ39、前記試薬ステージ13は、試薬ステージモ
ータ40により各々ガイドコロ41に沿い、プーリ42に渡し
たタイミングベルト43を介し摺動するようになってい
る。また、遮光板44は、該タイミングベルト43に取り付
けられており、原点センサ45およびリミットセンサ46を
さえぎることにより、原点及びオーバーロードの検出を
行うようにしている。前記ピペッタ31は、ピペッタ用モ
ータ47により駆動し、液体の吸引及び吐出を行い、前記
横軸ガイドレール32上を横軸用モータ48により摺動す
る。前記横軸ガイドレール32は、前記縦軸ガイドレール
33に沿って縦軸用モータ49により摺動する。これら前記
カム駆動モータ29、前記プレートステージモータ38、前
記チップステージモータ39、前記試薬ステージモータ4
0、前記ピペッタ用モータ47、前記横軸用モータ48及び
前記縦軸用モータ49は、コントローラからの信号により
ドライバで駆動する。また各々のセンサ信号はコントロ
ーラに入力し処理される。第6図に本装置による使用例
を示す。これはDNA塩基配列を解析するための酵素反応
工程を示したものである。工程を説明すると以下のよう
になる。検体を入れた前記マイクロプレート14を前記プ
レートステージ11上に設置し工程の処理を開始する。前
記チップステージ12が分注部に前記扉23を開き出る。次
いで前記ピペッタ31が前記縦軸ガイドレール33に沿って
下降し、前記チップ15を装着する。該ピペッタ31を上昇
させ、前記チップステージ12を収納する。前記試薬ステ
ージ13を分注部へ摺動し、前記ピペッタ31を下降させ前
記試薬容器18中の試薬バッファを吸引する。そして前記
ピペッタ31を上昇させ、前記試薬ステージ13を収納、前
記プレートステージ11を出させる。前記ピペッタ31を下
降させながら、前記プレート14のくぼみの底に接するよ
うにする。前記ピペッタ31をゆっくり上昇させながら前
記ピペッタ用モータ47を駆動させ、微量液体を順次前記
マイクロプレート14のくぼみ中へ吐出していく。前記プ
レートステージ11を収納し、前記チップステージ12を出
し前記廃チップ容器17に前記ピペッタ31先端に付いてい
るチップ15を引きかけ、該チップをはずし、該廃チップ
容器17に入れる。同様な操作で試薬プライマーを前記マ
イクロプレート14に分注する。
次いで前記プレートステージ11を収納し温度をプログ
ラムコントロールされた前記上面ヒータ25及び下面ヒー
タ26が前記カム駆動モータ29により前記カム30及びアー
ム28を介し前記マイクロプレート14を上下からサンドイ
ッチ状にはさみこみ温度処理する。
一定時間温度処理を施した後、前記カム30を回転させ
前記マイクロプレート14を前記上面ヒータ25及び下面ヒ
ータ26から離し、次の操作に移る。順次アイソトープ分
注、酵素分注、加熱の操作を同様に行う。
最後に得られたものは、電気泳動にかけられ分析され
る。
〔発明の効果〕
上述の構成、機能により酵素等の熱に不安定な試薬を
長期にわたり保存でき、かつその酵素等の反応に必要な
温度環境を設定することができるようになった。また、
設置面積が少ないため、机上に設置しても作業等に支障
をきたすことがなくなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す装置斜視図、第2図は装
置キーボード、第3図は装置ディスプレイ表示例、第4
図は装置横断面図、第5図は装置駆動系構成図、第6図
は装置処理例であるDNA塩基配列決定のための酵素反応
工程図である。 1……筐体 2……カバー 3……ディスプレイ 4……キーボード 5……テンキー 6……カーソルキー 7……メニューキー 8……スタートキー 9……ストップキー 10……パネル 11……プレートステージ 12……チップステージ 13……試薬ステージ 14……マイクロプレート 15……チップ 16……チップスタンド 17……廃チップ容器 18……試薬容器 19……ファン 20……放冷フィン 21……試薬扉 22……冷却庫 23……サーモモジュール 24……扉 4……上面ヒーター 26……下面ヒーター 27……支点 28……アーム 29……カム駆動モータ 30……カム 31……ピペッタ 32……横軸ガイドレール 33……縦軸ガイドレール 34……モータードライブユニット 35……電源ユニット 36……コントロールユニット 37……温調ユニット 38……プレートステージモーター 39……チップステージモーター 40……試薬ステージモーター 41……ガイドコロ 42……プーリ 43……タイミングベルト 44……遮光板 45……原点センサ 46……リミットセンサ 47……ピペッタ用モーター 48……横軸用モーター 49……縦軸用モーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬川 修 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイ コー電子工業株式会社内 審査官 門田 宏 (56)参考文献 特公 昭52−30874(JP,B1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料容器と、 該試料容器が載置される第1のステージと、 該第1のステージに重層し複数のチップが格納されるチ
    ップスタンドが載置される第2のステージと、 該第2のステージに重層し複数のチップが格納される試
    薬スタンドが載置される第3のステージと、 前記第1のステージを摺動するための手段と、 前記第2のステージを摺動するための手段と、 前記第3のステージを摺動するための手段と、 前記チップが着脱可能で前記試薬容器の貯留された試薬
    を吸引し前記第1のステージに載置される前記試料容器
    中に吐出するための吸引、吐出手段と、 該吸引、吐出手段の少なくとも吸引、吐出端を前記第1
    及び第2及び第3のステージの摺動方向とは垂直に摺動
    するための手段を有することを特徴とする微量液体反応
    装置。
  2. 【請求項2】前記試料容器を加温保持するための加熱手
    段と、前記試薬容器を冷却するための冷却手段を備えた
    特許請求の範囲第1項記載の微量液体反応装置。
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EP88309401A EP0311440B1 (en) 1987-10-09 1988-10-07 Apparatus for carrying out a liquid reaction
DE8888309401T DE3872341T2 (de) 1987-10-09 1988-10-07 Geraet zum durchfuehren einer fluessigkeitsreaktion.
US07/255,474 US5102623A (en) 1987-10-09 1988-10-11 Infinitesimal liquid reactor

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