JP2656097B2 - レーダ装置 - Google Patents
レーダ装置Info
- Publication number
- JP2656097B2 JP2656097B2 JP63319701A JP31970188A JP2656097B2 JP 2656097 B2 JP2656097 B2 JP 2656097B2 JP 63319701 A JP63319701 A JP 63319701A JP 31970188 A JP31970188 A JP 31970188A JP 2656097 B2 JP2656097 B2 JP 2656097B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse
- pulses
- group
- type
- radar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は異なる形式のパルスを使用するような種類の
レーダ装置に関する。また、本発明は異なる形式のパル
スを発生し得るレーダ送信機並びに異なる形式のパルス
を処理するレーダ受信機にも関する。
レーダ装置に関する。また、本発明は異なる形式のパル
スを発生し得るレーダ送信機並びに異なる形式のパルス
を処理するレーダ受信機にも関する。
異なる形式のパルスを含むレーダパルス列をレーダ捜
索に使用して長距離(ロングレンジ)及び短距離(ショ
ートレンジ)の双方において良好な検出を得る手段が発
見されて以来、ロングレンジ及びショートレンジ用にそ
れぞれロングパルス(長いパルス持続時間を有するパル
ス)およびショートパルス(短いパルス持続時間を有す
るパルス)を使用することが常識となっている。また、
リターンパルス(すなわち物標から反射された場合のパ
ルス)を受信機内で圧縮し得るような方法でロングパル
スを変調することも通例となっている。パルス圧縮につ
いては公知であるので、ここでは説明を省略する。パル
ス変調の1つの形式はパルスを周波数で掃引(sweep)
することである。また最近は、ショートパルス反射を受
信機内で圧縮し得るようなやり方でショートパルスをも
変調することが提案されている。
索に使用して長距離(ロングレンジ)及び短距離(ショ
ートレンジ)の双方において良好な検出を得る手段が発
見されて以来、ロングレンジ及びショートレンジ用にそ
れぞれロングパルス(長いパルス持続時間を有するパル
ス)およびショートパルス(短いパルス持続時間を有す
るパルス)を使用することが常識となっている。また、
リターンパルス(すなわち物標から反射された場合のパ
ルス)を受信機内で圧縮し得るような方法でロングパル
スを変調することも通例となっている。パルス圧縮につ
いては公知であるので、ここでは説明を省略する。パル
ス変調の1つの形式はパルスを周波数で掃引(sweep)
することである。また最近は、ショートパルス反射を受
信機内で圧縮し得るようなやり方でショートパルスをも
変調することが提案されている。
これまでは、レーダにより送信されるパルス列は本質
的に、1つのロングパルスと1又はそれ以上の数のショ
ートパルスを有する繰り返されるパルスシーケンスであ
り、ショートパルスに対して、より高いパルス繰返し周
波数(p.r.f.)を使用するのに好都合である。英国特許
GB1,424,026号には、2つの形式のパルスが同じp.r.f.
を有するようなロングパルスとショートパルスとの交互
のシーケンスにつき記載されている。また、英国特許GB
−B2,088,667号には、ロングパルス及びショートパルス
を隣接パルス対として送出する同じようなシーケンスに
つき記載されているが、この場合は、レーダ送信機内の
異なる形式のパルスを発生する手段のスイッチング速度
を減少させるため、連続する対においてパルスの順序を
逆にしている。この場合パルス対は時間的に十分な間隔
を持っている。また、英国特許GB1,552,877号及び英国
特許GB−B2,098,020号には、ロングパルスより高い平均
レートで送出されるショートパルスの使用につき記憶さ
れており、後者の特許には爾後の圧縮のためのショート
パルスの変調の概念につき記載されている。実際上は、
結果として得られるパルス例は、複数のショートパルス
がその間に在る各間隔内にロングパルスを有する。ま
た、英国特許GB−B2,085,251号には、前述のGB−B2,08
8,667号によるパルス対に加えて、各ロングパルスの前
と後に隣接ショートパルスがあるような3つ組パルス
(pulse triplets)の使用につき記載されている。従っ
て、連続するロングパルス間には2つのパルスがある
が、パルスシーケンスの3つの組としての特性は、3つ
組パルスが比較的広い時間間隔を有し、本質的にロング
パルスのp.r.f.であることを意味する。前後のショート
パルスの使用は、当該特許内で講じられている種々の飽
和効果の存在の中にこれらパルスの1つからの反射が検
出されうるよう設計されている。また、英国特許GB−B
2,085,252号にも英国特許GB−B2,088,667号のパルス対
の記載がなされている。この場合、パルス対は、例えば
上述の3組のパルスのような、より長いパルスグループ
の一部とすることもでき、またグループ内のパルスはグ
ループ間の間隔より詰まった時間間隔を有する。更に上
述特許には、グループ間のこれらの間隔を中に付加的シ
ョートパルスを挿入する可能性についても記載されてい
る。
的に、1つのロングパルスと1又はそれ以上の数のショ
ートパルスを有する繰り返されるパルスシーケンスであ
り、ショートパルスに対して、より高いパルス繰返し周
波数(p.r.f.)を使用するのに好都合である。英国特許
GB1,424,026号には、2つの形式のパルスが同じp.r.f.
を有するようなロングパルスとショートパルスとの交互
のシーケンスにつき記載されている。また、英国特許GB
−B2,088,667号には、ロングパルス及びショートパルス
を隣接パルス対として送出する同じようなシーケンスに
つき記載されているが、この場合は、レーダ送信機内の
異なる形式のパルスを発生する手段のスイッチング速度
を減少させるため、連続する対においてパルスの順序を
逆にしている。この場合パルス対は時間的に十分な間隔
を持っている。また、英国特許GB1,552,877号及び英国
特許GB−B2,098,020号には、ロングパルスより高い平均
レートで送出されるショートパルスの使用につき記憶さ
れており、後者の特許には爾後の圧縮のためのショート
パルスの変調の概念につき記載されている。実際上は、
結果として得られるパルス例は、複数のショートパルス
がその間に在る各間隔内にロングパルスを有する。ま
た、英国特許GB−B2,085,251号には、前述のGB−B2,08
8,667号によるパルス対に加えて、各ロングパルスの前
と後に隣接ショートパルスがあるような3つ組パルス
(pulse triplets)の使用につき記載されている。従っ
て、連続するロングパルス間には2つのパルスがある
が、パルスシーケンスの3つの組としての特性は、3つ
組パルスが比較的広い時間間隔を有し、本質的にロング
パルスのp.r.f.であることを意味する。前後のショート
パルスの使用は、当該特許内で講じられている種々の飽
和効果の存在の中にこれらパルスの1つからの反射が検
出されうるよう設計されている。また、英国特許GB−B
2,085,252号にも英国特許GB−B2,088,667号のパルス対
の記載がなされている。この場合、パルス対は、例えば
上述の3組のパルスのような、より長いパルスグループ
の一部とすることもでき、またグループ内のパルスはグ
ループ間の間隔より詰まった時間間隔を有する。更に上
述特許には、グループ間のこれらの間隔を中に付加的シ
ョートパルスを挿入する可能性についても記載されてい
る。
上述のすべての特許においては、1つの形式のパルス
反射により他の形式のパルス反射がマスクされるという
事実、目標反射を擾乱(clutter)から区別する必要が
あるという事実、及び起り得る受信機の飽和効果を緩和
させる必要があるという事実を考慮しながら、ショート
レンジの検出及びロングレンジの検出間で所望の性能を
得られるよう設計したパルスシーケンスについて論じら
れている。上述の特許に記載のレーダ受信機において
は、反射パルスはロングパルス反射及びショートパルス
反射をそれぞれ処理するよう2つのチャネルに分離され
る。
反射により他の形式のパルス反射がマスクされるという
事実、目標反射を擾乱(clutter)から区別する必要が
あるという事実、及び起り得る受信機の飽和効果を緩和
させる必要があるという事実を考慮しながら、ショート
レンジの検出及びロングレンジの検出間で所望の性能を
得られるよう設計したパルスシーケンスについて論じら
れている。上述の特許に記載のレーダ受信機において
は、反射パルスはロングパルス反射及びショートパルス
反射をそれぞれ処理するよう2つのチャネルに分離され
る。
以下、第1パルスグループと第2パルスグループとが
交互に現れるシーケンスを含むパルス列を使用した本発
明レーダ装置につき説明する。第1グループは複数の同
一のロングパルスを含み、第2グループは複数の同一の
ショートパルスを含む。この場合、グループ間の間隔
(interval)は、幾つかの目的のため、各グループ内の
パルス間の間隔より長くするか、少なくとも所定のグル
ープ間の間隔だけ先行するグループのパルス間の間隔よ
り長くする。他の場合においては、グループは隣接様式
として報告されている。すなわち、前のグループに属す
るパルス間の間隔の直ぐ後に次のグループが続くような
形式のことである。どちらの場合にも、本提案は、ある
任意の時間には1つの特定形式の反射パルスに注意が集
中されるという利点を有する。
交互に現れるシーケンスを含むパルス列を使用した本発
明レーダ装置につき説明する。第1グループは複数の同
一のロングパルスを含み、第2グループは複数の同一の
ショートパルスを含む。この場合、グループ間の間隔
(interval)は、幾つかの目的のため、各グループ内の
パルス間の間隔より長くするか、少なくとも所定のグル
ープ間の間隔だけ先行するグループのパルス間の間隔よ
り長くする。他の場合においては、グループは隣接様式
として報告されている。すなわち、前のグループに属す
るパルス間の間隔の直ぐ後に次のグループが続くような
形式のことである。どちらの場合にも、本提案は、ある
任意の時間には1つの特定形式の反射パルスに注意が集
中されるという利点を有する。
以下に説明するレーダ装置の場合には、受信機は、あ
る任意の時間の関連パルス反射の処理をその中で満足に
行い得るように構成した単一のチャネルを持っている。
また、他の特徴は、前述のように第1および第2の形式
のパルスをグループで発生する手段を含む送信機を、前
のグループにより与えられる目標検出に従属してグルー
プ内のパルスパラメータを変更するよう構成したことで
ある。
る任意の時間の関連パルス反射の処理をその中で満足に
行い得るように構成した単一のチャネルを持っている。
また、他の特徴は、前述のように第1および第2の形式
のパルスをグループで発生する手段を含む送信機を、前
のグループにより与えられる目標検出に従属してグルー
プ内のパルスパラメータを変更するよう構成したことで
ある。
さらに広くいえば、本発明は異なる形式のパルスを含
むパルス列を使用するような種類のレーダ装置を提供す
るもので、この場合、前記パルス列は第1の形式の同一
パルスグループおよび後続する第2の形式のパルスグル
ープを含むことを特徴とする。
むパルス列を使用するような種類のレーダ装置を提供す
るもので、この場合、前記パルス列は第1の形式の同一
パルスグループおよび後続する第2の形式のパルスグル
ープを含むことを特徴とする。
また、他面において、本発明は異なる形式のパルスを
含むパルス列を発生する発生器を含むレーダ送信機で、
第1の形式の同一パルスグループ及び後続する第2の形
式のパルスグループを発生するよう該発生器を制御する
ようにしたことを特徴とするレーダ送信機を提供するも
のである。
含むパルス列を発生する発生器を含むレーダ送信機で、
第1の形式の同一パルスグループ及び後続する第2の形
式のパルスグループを発生するよう該発生器を制御する
ようにしたことを特徴とするレーダ送信機を提供するも
のである。
1つの形式のパルスグループを他の形式のパルスグル
ープから区別するため選択し得る特性の例は以下に述べ
る通りである。これらの特性はパルスそれ自体に関する
だけでなく、パルス間の間隔(intervals)にも関す
る。
ープから区別するため選択し得る特性の例は以下に述べ
る通りである。これらの特性はパルスそれ自体に関する
だけでなく、パルス間の間隔(intervals)にも関す
る。
更に、本発明は前述のような形式のパルスグループか
らのパルス反射を処理するためのレーダ受信機であっ
て、第1及び第2の形式の双方のグループよりの反射パ
ルスを検出する手段並びに第1周期中における第1形式
のグループよりのパルス反射と第2周期中における第2
形式のグループよりのパルス反射を処理するように形成
した検出パルス用処理手段を具えたことを特徴とするレ
ーダ受信機を提供する。この場合、受信機用検出手段は
単一受信チャネルの援けによりすべてのパルスグループ
に対して実現することができる。
らのパルス反射を処理するためのレーダ受信機であっ
て、第1及び第2の形式の双方のグループよりの反射パ
ルスを検出する手段並びに第1周期中における第1形式
のグループよりのパルス反射と第2周期中における第2
形式のグループよりのパルス反射を処理するように形成
した検出パルス用処理手段を具えたことを特徴とするレ
ーダ受信機を提供する。この場合、受信機用検出手段は
単一受信チャネルの援けによりすべてのパルスグループ
に対して実現することができる。
本発明によるレーダ装置は、上述のようなレーダ送信
機および受信機を含み、該制御手段をして、該第1およ
び第2処理周期を時間的に第1および第2の形式のパル
スグループの発生に関連づけるような方法で処理手段を
制御し得るよう形成することが望ましい。
機および受信機を含み、該制御手段をして、該第1およ
び第2処理周期を時間的に第1および第2の形式のパル
スグループの発生に関連づけるような方法で処理手段を
制御し得るよう形成することが望ましい。
本発明の実施例によるときは、パルス列は第1グルー
プ及び第2グループの繰返しシーケンスにより形成して
いる。更に一般的にいえば、パルス列は各々異なる形式
の複数の繰返しシーケンスを含むが、所定のグループ内
ではパルスは同一であるように構成すことができる。2
つのグループシーケンスの場合は、前述したように、第
1グループ及び第2グループのパルスをそれぞれ長い持
続時間のパルス及び短い持続時間のパルスとすることが
望ましい。グループはパルス長を含むところの他のパラ
メータ又はパラメータの組合せにより区別することがで
きる。また、グループ内のパルスのp.r.f.は、そのグル
ープが目指している目標検出のレンジ間隔に最も適する
よう選定することができる。
プ及び第2グループの繰返しシーケンスにより形成して
いる。更に一般的にいえば、パルス列は各々異なる形式
の複数の繰返しシーケンスを含むが、所定のグループ内
ではパルスは同一であるように構成すことができる。2
つのグループシーケンスの場合は、前述したように、第
1グループ及び第2グループのパルスをそれぞれ長い持
続時間のパルス及び短い持続時間のパルスとすることが
望ましい。グループはパルス長を含むところの他のパラ
メータ又はパラメータの組合せにより区別することがで
きる。また、グループ内のパルスのp.r.f.は、そのグル
ープが目指している目標検出のレンジ間隔に最も適する
よう選定することができる。
本実施例において発見された1つのパルスパラメータ
は、反射エコーを受信機内で圧縮することを可能にする
前述のパルス変調技術である。本明細書において「圧縮
変調されたパルス」という用語又はこれと同等の語は、
パルスが受信機内でパルス圧縮を受けることができる任
意の変調形式に従うようなパルスを意味する。位相符号
化及び周波数掃引(それ自体を位相変調と見做すことが
できる)は圧縮変調の形式であり、これらはいずれも位
相変調される。
は、反射エコーを受信機内で圧縮することを可能にする
前述のパルス変調技術である。本明細書において「圧縮
変調されたパルス」という用語又はこれと同等の語は、
パルスが受信機内でパルス圧縮を受けることができる任
意の変調形式に従うようなパルスを意味する。位相符号
化及び周波数掃引(それ自体を位相変調と見做すことが
できる)は圧縮変調の形式であり、これらはいずれも位
相変調される。
本発明の一実施例では、発生器は、比較的長い持続時
間の同一パルスの1グループと短い持続時間の同一パル
スの1グループとを発生するように構成されている。こ
の実施例では、ロングパルスは主として長距捜索用とし
て使用され、ショートパルスは主として短距離捜索用と
して使用される。このような実施例の場合に、ショート
パルスのp.r.f.はロングパルスのp.r.f.より大とするこ
とが望ましい。ロングパルスは信号対雑音比を改善する
ため圧縮変調とするのが好適であるが、ショートパルス
も圧縮変調とすることができる。以下、位相変調、特に
周波数掃引について説明する。アンテナの捜索動作は各
グループ形式に対して、パルスグループにより目標物
(target)を2ないし4回照射するものが好適である。
また、データ速度を増大させるためには、異なるパルス
のグループを隣接させることが好都合であるが、レーダ
装置のある周囲条件のもとでは、グループ間の間隔をグ
ループ内のパル間の間隔より大とすることが望ましい。
このようにするときは、1つのグループの最後のパルス
の聴取(受信)時間が増大することになり、これはレー
ダ装置のレンジの増大を意味する。
間の同一パルスの1グループと短い持続時間の同一パル
スの1グループとを発生するように構成されている。こ
の実施例では、ロングパルスは主として長距捜索用とし
て使用され、ショートパルスは主として短距離捜索用と
して使用される。このような実施例の場合に、ショート
パルスのp.r.f.はロングパルスのp.r.f.より大とするこ
とが望ましい。ロングパルスは信号対雑音比を改善する
ため圧縮変調とするのが好適であるが、ショートパルス
も圧縮変調とすることができる。以下、位相変調、特に
周波数掃引について説明する。アンテナの捜索動作は各
グループ形式に対して、パルスグループにより目標物
(target)を2ないし4回照射するものが好適である。
また、データ速度を増大させるためには、異なるパルス
のグループを隣接させることが好都合であるが、レーダ
装置のある周囲条件のもとでは、グループ間の間隔をグ
ループ内のパル間の間隔より大とすることが望ましい。
このようにするときは、1つのグループの最後のパルス
の聴取(受信)時間が増大することになり、これはレー
ダ装置のレンジの増大を意味する。
また、本発明の他の実施例の場合は、3つの異なるパ
ルスグループを交互に送信し得るように形成されてい
る。第1のパルスグループは長距離捜索用の8つの圧縮
変調ロングパルスを含み、第2のパルスグループはロン
グパルスのp.r.f.より高いp.r.f.を有する短距離捜索用
の8つの圧縮変調ショートパルスを含み、また第3のパ
ルスグループはそのパルス長がロングパルスとショート
パルスの間に位置し、且つそのp.r.f.がショートパルス
とロングパルスの中間にあるような中距離捜索用の8つ
のパルスを含む。
ルスグループを交互に送信し得るように形成されてい
る。第1のパルスグループは長距離捜索用の8つの圧縮
変調ロングパルスを含み、第2のパルスグループはロン
グパルスのp.r.f.より高いp.r.f.を有する短距離捜索用
の8つの圧縮変調ショートパルスを含み、また第3のパ
ルスグループはそのパルス長がロングパルスとショート
パルスの間に位置し、且つそのp.r.f.がショートパルス
とロングパルスの中間にあるような中距離捜索用の8つ
のパルスを含む。
また、本発明のもう1つの好適実施例によるときは、
グループごとにパルスパラメータを所定の方式に適応さ
せるようにした種々のパルスグループの送信を可能にし
ている。
グループごとにパルスパラメータを所定の方式に適応さ
せるようにした種々のパルスグループの送信を可能にし
ている。
これらのパルスパラメータは、パルス長およびパルス
高、パルス繰返し周波数(p.r.f.)、パルス間隔、及び
位相変調である。これは妨害対策(anti−jamming)と
してきわめて有用である。
高、パルス繰返し周波数(p.r.f.)、パルス間隔、及び
位相変調である。これは妨害対策(anti−jamming)と
してきわめて有用である。
本発明の更に他の実施例の場合は、送信されたパルス
グループの受信反射信号に従ってグループごとにパルス
のパルスパラメータを適応させることができ、また、グ
ループ内のパルスの数をグループごとに変えることもで
きる。例えば、1つのパルスグループのみのパルス幅を
減少させて、分解能を増大させることにより、秒当りの
所要処理操作を最小必要数に制限することもできる。こ
の場合、受信機プロセッサは受信されるパルスグループ
に従って適応させるようにする。このようにして、しば
しば妨害される(frequently jammed)送信周波数を避
けることも可能である。
グループの受信反射信号に従ってグループごとにパルス
のパルスパラメータを適応させることができ、また、グ
ループ内のパルスの数をグループごとに変えることもで
きる。例えば、1つのパルスグループのみのパルス幅を
減少させて、分解能を増大させることにより、秒当りの
所要処理操作を最小必要数に制限することもできる。こ
の場合、受信機プロセッサは受信されるパルスグループ
に従って適応させるようにする。このようにして、しば
しば妨害される(frequently jammed)送信周波数を避
けることも可能である。
本発明による特別な実施例が、パルスグループ間の間
隔がグループ内のパルスの間隔より大きいときに得られ
る。
隔がグループ内のパルスの間隔より大きいときに得られ
る。
パルスグループを同一形式のパルスにより形成してい
るという事実のため、そのグループ用の1つの受信チャ
ネルのみを使用することができる。すなわち、本発明の
好適な一実施例によれば、受信機はすべてのパルスグル
ープよりの反射信号で作動し得る1つの受信チャネルと
一体化するようにしている。
るという事実のため、そのグループ用の1つの受信チャ
ネルのみを使用することができる。すなわち、本発明の
好適な一実施例によれば、受信機はすべてのパルスグル
ープよりの反射信号で作動し得る1つの受信チャネルと
一体化するようにしている。
このようにして、種々の形式のパルスを受信する問題
はプロセッサにシフトされ、プロセッサは一時に1パル
スグループを処理する。各パルスグループのすべての同
一パルスにより形成しているという事実は、1つのパル
スグループからの反射パルスを処理するためプロセッサ
をグループごとに再プログラミングすることを可能にす
る。プロセッサは、それぞれ異なるパルスグループを処
理するため、すべての他のフイルタ係数を記憶させるメ
モリを具えることができる。
はプロセッサにシフトされ、プロセッサは一時に1パル
スグループを処理する。各パルスグループのすべての同
一パルスにより形成しているという事実は、1つのパル
スグループからの反射パルスを処理するためプロセッサ
をグループごとに再プログラミングすることを可能にす
る。プロセッサは、それぞれ異なるパルスグループを処
理するため、すべての他のフイルタ係数を記憶させるメ
モリを具えることができる。
以下図面により本発明を説明する。
第1図に示すレーダシステムは比較的長いパルス持続
時間を有する位相変調送信パルスおよび比較的短いパル
ス持続時間を有する位相変調送信パルスを発生する発生
器1を含む。
時間を有する位相変調送信パルスおよび比較的短いパル
ス持続時間を有する位相変調送信パルスを発生する発生
器1を含む。
該パルス発生器1は、制御及びタイミングユニット2
によって制御される。ユニット2はどの形式のパルスを
送信するかを決定する。また、この場合、パルス発生器
1は比較的長いパルス持続時間を有する位相変調パルス
および比較的短いパルス持続時間を有する位相変調パル
スを発生する別個の発生ユニットにより形成することも
できる。
によって制御される。ユニット2はどの形式のパルスを
送信するかを決定する。また、この場合、パルス発生器
1は比較的長いパルス持続時間を有する位相変調パルス
および比較的短いパルス持続時間を有する位相変調パル
スを発生する別個の発生ユニットにより形成することも
できる。
図示のレーダシステムは更に、ライン4を介して2種
類の送信パルスの周波数を定めるところの周波数合成器
3を含み、制御及びタイミングユニット2はライン5を
介して該周波数合成器3を制御する。この制御及びタイ
ミングユニット2には更にライン6を介して送信パルス
のパルス繰返し周波数を定める。該制御及びタイミング
ユニット2は、第2図に示すように8つの長いパルスの
グループ(ロンググループA)と8つの短いパルスのグ
ループ(ショートグループB)とが交互に送信されるよ
うなやり方で、ライン5及びライン6上に信号を発生さ
せる。ショートグループのパルス間間隔は、短距離捜索
用としてショートパルスを使用する際、良好な擾乱抑圧
が得られるように、ロンググループのパルス間間隔より
小とするのが好適である。こうするときは更に、短距離
において高いデータレート及び良好な分解能を得ること
ができる。ロングパルスは長距離捜索用として使用す
る。ロンググループのパルス間間隔は周期外反射を回避
するよう最適値に選定することができる。ロンググルー
プのパルスは、長距離捜索における距離分解能を増大さ
せるため位相変調とすることが望ましく、また、これが
ロングパルスの長さによる充分なエネルギーの使用を可
能にするため、さらに長距離の捜索を達成することがで
きる。また、英国特許GB−B2,098,020号に記載されてい
るように、ショートパルスも位相変調とし、ショートパ
ルスの長さを増大させることにより、短距離における距
離分解能を保持しうるようにすることが望ましい。ショ
ートパルスのエネルギーは短距離擾乱エネルギーに比し
増大される。短距離において、擾乱がきらめて顕著な場
合は、ショートパルスに供給される位相変調は極めて好
都合である。単位時間当りに送信されるグループの数
は、目標(target)が3つのロングパルスのグループお
よび3つのショートパルスのグループにより照射される
ようなものとすることが望ましい。このような場合に
は、目標の方位の高度に正確な評価を行うことができ
る。
類の送信パルスの周波数を定めるところの周波数合成器
3を含み、制御及びタイミングユニット2はライン5を
介して該周波数合成器3を制御する。この制御及びタイ
ミングユニット2には更にライン6を介して送信パルス
のパルス繰返し周波数を定める。該制御及びタイミング
ユニット2は、第2図に示すように8つの長いパルスの
グループ(ロンググループA)と8つの短いパルスのグ
ループ(ショートグループB)とが交互に送信されるよ
うなやり方で、ライン5及びライン6上に信号を発生さ
せる。ショートグループのパルス間間隔は、短距離捜索
用としてショートパルスを使用する際、良好な擾乱抑圧
が得られるように、ロンググループのパルス間間隔より
小とするのが好適である。こうするときは更に、短距離
において高いデータレート及び良好な分解能を得ること
ができる。ロングパルスは長距離捜索用として使用す
る。ロンググループのパルス間間隔は周期外反射を回避
するよう最適値に選定することができる。ロンググルー
プのパルスは、長距離捜索における距離分解能を増大さ
せるため位相変調とすることが望ましく、また、これが
ロングパルスの長さによる充分なエネルギーの使用を可
能にするため、さらに長距離の捜索を達成することがで
きる。また、英国特許GB−B2,098,020号に記載されてい
るように、ショートパルスも位相変調とし、ショートパ
ルスの長さを増大させることにより、短距離における距
離分解能を保持しうるようにすることが望ましい。ショ
ートパルスのエネルギーは短距離擾乱エネルギーに比し
増大される。短距離において、擾乱がきらめて顕著な場
合は、ショートパルスに供給される位相変調は極めて好
都合である。単位時間当りに送信されるグループの数
は、目標(target)が3つのロングパルスのグループお
よび3つのショートパルスのグループにより照射される
ようなものとすることが望ましい。このような場合に
は、目標の方位の高度に正確な評価を行うことができ
る。
パルス発生器により生成される送信パルスは共通の送
信機チャネルに供給され、このチャネル内で送信パルス
の周波数は段階的に所望の送信周波数に変換される。送
信機チャネルは、第1ミクサー回路7、第1帯域通過フ
イルタ8、第2ミクサー回路9、第2帯域通過フイルタ
10および無線周波(r.f.)増幅器11を含む。ミクサー回
路7においては、2種類の送信パルスをライン12を介し
て供給される信号と混合する。帯域通過フイルタ8はミ
クサー回路7からの出力信号のうち所望の側波帯周波数
のみを通過させる。ミクサー回路9においては、フイル
タ8を通過した信号にライン14を介して供給される補助
発振器13の信号が混合される。同様に帯域通過フイルタ
10は所望の周波数帯域のみを通過させる。発振器13の周
波数は二重変換受信原理に対し最適となるよう選定す
る。また、周波数合成器3の周波数は、異なるグループ
のパネルが異なる周波数で送信されるように、グループ
ごとに変えるようにすることが望ましい。
信機チャネルに供給され、このチャネル内で送信パルス
の周波数は段階的に所望の送信周波数に変換される。送
信機チャネルは、第1ミクサー回路7、第1帯域通過フ
イルタ8、第2ミクサー回路9、第2帯域通過フイルタ
10および無線周波(r.f.)増幅器11を含む。ミクサー回
路7においては、2種類の送信パルスをライン12を介し
て供給される信号と混合する。帯域通過フイルタ8はミ
クサー回路7からの出力信号のうち所望の側波帯周波数
のみを通過させる。ミクサー回路9においては、フイル
タ8を通過した信号にライン14を介して供給される補助
発振器13の信号が混合される。同様に帯域通過フイルタ
10は所望の周波数帯域のみを通過させる。発振器13の周
波数は二重変換受信原理に対し最適となるよう選定す
る。また、周波数合成器3の周波数は、異なるグループ
のパネルが異なる周波数で送信されるように、グループ
ごとに変えるようにすることが望ましい。
2つの種類の送信パルスはr.f.増幅器11、デュプレク
サ15およびアンテナユニット16を介して送信される。デ
ュプレクサ15は送信機と受信機を隔離するフェライトサ
ーキュレータ並びにTR管から成る受信機アイソレータを
含む。アンテナユニット16により受信された反射信号は
デュプレクサ15を介して受信機に供給される。前記受信
機r.f.増幅器17、第1帯域通過フイルタ18、ミクサー回
路19、第2帯域通過フイルタ20、ミクサー回路21、IF増
幅器22および第3帯域通過フイルタ23を有する受信チャ
ネルを含む。受信チャネルのこの部分においては、パル
スグループの反射信号の周波数が増幅され、所望の中間
周波数に段階的に変換される。本実施例の場合は、パル
スグループの周波数はグループごとに変わるので、ある
一定の時間間隔(すなわち、関連するグループに属する
聴取時間)の間には1グループのパルスのみが受信され
る。ここに記載の実施例においては、r.f.増幅器17は
「低雑音トランジスタ増幅器」(LNTA)型のものであ
る。増幅されたr.f.信号は、帯域通過フイルタ18で濾波
された後、ミクサー回路19に供給されライン14を介して
発振器13から供給される信号と混合される。帯域通過フ
イルタ20は所望の周波数信号を通過させる。前記帯域通
過フイルタ18の機能は、広帯域のLNTA内に生成される雑
音を、ミクサー回路19のかなり狭い帯域の外部に保持す
ることである。次いで、これらの周波数はミクサー回路
21において、ライン12を介して周波数合成器3から供給
される信号と混合されて中間周波数レベルに変換され
る。本実施例の場合には、長いパルス持続時間及び短い
パルス持続時間の送信パルスからの反射信号をミクサー
回路21において得るようにしてあり、従ってこれら反射
パルスの中心周波数は同一である。
サ15およびアンテナユニット16を介して送信される。デ
ュプレクサ15は送信機と受信機を隔離するフェライトサ
ーキュレータ並びにTR管から成る受信機アイソレータを
含む。アンテナユニット16により受信された反射信号は
デュプレクサ15を介して受信機に供給される。前記受信
機r.f.増幅器17、第1帯域通過フイルタ18、ミクサー回
路19、第2帯域通過フイルタ20、ミクサー回路21、IF増
幅器22および第3帯域通過フイルタ23を有する受信チャ
ネルを含む。受信チャネルのこの部分においては、パル
スグループの反射信号の周波数が増幅され、所望の中間
周波数に段階的に変換される。本実施例の場合は、パル
スグループの周波数はグループごとに変わるので、ある
一定の時間間隔(すなわち、関連するグループに属する
聴取時間)の間には1グループのパルスのみが受信され
る。ここに記載の実施例においては、r.f.増幅器17は
「低雑音トランジスタ増幅器」(LNTA)型のものであ
る。増幅されたr.f.信号は、帯域通過フイルタ18で濾波
された後、ミクサー回路19に供給されライン14を介して
発振器13から供給される信号と混合される。帯域通過フ
イルタ20は所望の周波数信号を通過させる。前記帯域通
過フイルタ18の機能は、広帯域のLNTA内に生成される雑
音を、ミクサー回路19のかなり狭い帯域の外部に保持す
ることである。次いで、これらの周波数はミクサー回路
21において、ライン12を介して周波数合成器3から供給
される信号と混合されて中間周波数レベルに変換され
る。本実施例の場合には、長いパルス持続時間及び短い
パルス持続時間の送信パルスからの反射信号をミクサー
回路21において得るようにしてあり、従ってこれら反射
パルスの中心周波数は同一である。
IF増幅器22および帯域通過フイルタ23は位相感知検波
のため、所望の中間周波数を第3ミクサー回路24に伝送
する。この目的のため、第3ミクサー回路には、ライン
25を介して発振器ユニット(制御及びタイミングユニッ
ト)2の生成する信号をも供給する。第3ミクサー回路
24の出力信号はこれをA/D変換器26に供給する。該A/D変
換器26のサンプル周波数はユニット2により定められ、
それは第3ミクサー回路24により生成される信号の周波
数の約4倍とする。A/D変換器のデジタル出力信号はヒ
ルベルト(Hilbert)フイルタ27に送られ、デジタル化
された直交I成分及びQ成分を抽出する。これらのデジ
タル化された直交I成分及びQ成分は、他の処理を行う
ためビデオ処理ユニット29の入力メモリ28に供給する。
1つのパルスグループは、予め定められた距離、高さ、
及び位相符号を持つ唯1つの形式のパルス(8つの位相
符号化されたロングパルス又は8つの位相符号化された
ショートパルス)のみにより形成されているので、異な
る形式のパルスに適した(部分的)二重受信機チャネル
の代りに唯1つの受信機チャネルのみを使用することが
できる。このことは特に、異なるグループ及びメモリ28
の読込み/読出しプロセスが処理用ハードウェア30に何
らの差異をも生じさせないようにそれらを設計すること
により改善することができる。この目的のために、処理
ユニット29は制御及びタイミングユニット2からライン
32を介してタイミング信号を受信し、任意の時間におけ
るパルス処理を以下に述べるように送信中のパルスグル
ープに適応させることができる。また、図示のように、
レーダシステムの最適な作動を得るため、処理している
信号反射に関する情報を制御及びタイミングユニット2
に送り返すこともできる。
のため、所望の中間周波数を第3ミクサー回路24に伝送
する。この目的のため、第3ミクサー回路には、ライン
25を介して発振器ユニット(制御及びタイミングユニッ
ト)2の生成する信号をも供給する。第3ミクサー回路
24の出力信号はこれをA/D変換器26に供給する。該A/D変
換器26のサンプル周波数はユニット2により定められ、
それは第3ミクサー回路24により生成される信号の周波
数の約4倍とする。A/D変換器のデジタル出力信号はヒ
ルベルト(Hilbert)フイルタ27に送られ、デジタル化
された直交I成分及びQ成分を抽出する。これらのデジ
タル化された直交I成分及びQ成分は、他の処理を行う
ためビデオ処理ユニット29の入力メモリ28に供給する。
1つのパルスグループは、予め定められた距離、高さ、
及び位相符号を持つ唯1つの形式のパルス(8つの位相
符号化されたロングパルス又は8つの位相符号化された
ショートパルス)のみにより形成されているので、異な
る形式のパルスに適した(部分的)二重受信機チャネル
の代りに唯1つの受信機チャネルのみを使用することが
できる。このことは特に、異なるグループ及びメモリ28
の読込み/読出しプロセスが処理用ハードウェア30に何
らの差異をも生じさせないようにそれらを設計すること
により改善することができる。この目的のために、処理
ユニット29は制御及びタイミングユニット2からライン
32を介してタイミング信号を受信し、任意の時間におけ
るパルス処理を以下に述べるように送信中のパルスグル
ープに適応させることができる。また、図示のように、
レーダシステムの最適な作動を得るため、処理している
信号反射に関する情報を制御及びタイミングユニット2
に送り返すこともできる。
一般にレーダシステムにおいては、各ロングパルスは
1つまたはそれ以上の数のショートパルスの間に点在す
るので、ロングパルスとショートパルスとは受信機内で
分離されていなければならない。これに対し、上述のパ
ルスシーケンスにおいては、パルスグループからの受信
反射信号は受信したグループのパルスの形式に適応した
方法で処理される。プロセッサはそのフイルタ係数がプ
ログラム可能な8パルスFIR(finite impulse repons
e)フイルタを含む。必要とするフイルタ係数の組のメ
モリに記憶させる。特定の種類の同一パルスを含む各グ
ループに対しては、特定のグループのパルスの形式に適
応するフイルタ係数を記憶させるようにする。これは、
通常は(部分的)二重受信機チャネルに帰着するような
異なる形式のパルスを受信するための種々の要求がプロ
セッサに移行することを意味する。特定グループの同一
パルスを交互に受信する場合、プロセッサは1つのパル
ス形式または他のパルス形式に相互に適応させることが
できること明らかである。
1つまたはそれ以上の数のショートパルスの間に点在す
るので、ロングパルスとショートパルスとは受信機内で
分離されていなければならない。これに対し、上述のパ
ルスシーケンスにおいては、パルスグループからの受信
反射信号は受信したグループのパルスの形式に適応した
方法で処理される。プロセッサはそのフイルタ係数がプ
ログラム可能な8パルスFIR(finite impulse repons
e)フイルタを含む。必要とするフイルタ係数の組のメ
モリに記憶させる。特定の種類の同一パルスを含む各グ
ループに対しては、特定のグループのパルスの形式に適
応するフイルタ係数を記憶させるようにする。これは、
通常は(部分的)二重受信機チャネルに帰着するような
異なる形式のパルスを受信するための種々の要求がプロ
セッサに移行することを意味する。特定グループの同一
パルスを交互に受信する場合、プロセッサは1つのパル
ス形式または他のパルス形式に相互に適応させることが
できること明らかである。
レーダの捜索距離を増大させるためには、第3図に示
すように、1つのグループ内のパルスよりも、又は少な
くとも直前のグループ内のパルスよりも相対的に幅の広
い時間t1,t2だけ間隔を置いたパルスのグループを使用
することが可能である。この場合は、パルスグループの
最後のパルスは増大された聴取時間を持つ。プロセッサ
は、ロングパルスを含むグループの最後のパルスが特に
長距離捜索用として用いられるようなやり方でプログラ
ムされる。
すように、1つのグループ内のパルスよりも、又は少な
くとも直前のグループ内のパルスよりも相対的に幅の広
い時間t1,t2だけ間隔を置いたパルスのグループを使用
することが可能である。この場合は、パルスグループの
最後のパルスは増大された聴取時間を持つ。プロセッサ
は、ロングパルスを含むグループの最後のパルスが特に
長距離捜索用として用いられるようなやり方でプログラ
ムされる。
また。受信機および送信機を簡単にするため、ミクサ
ー回路7及びミクサー回路21を省略することもできる。
この場合は、所望の送信機周波数は1つのミクサー回路
9のみを用いて求められ、受信機の所望の中間周波数は
1つのミクサー回路20のみを用いて求めるようにする。
しかし周波数合成器3により生成される周波数は、2つ
の連続するステップで送信周波数を生成することにより
求められる送信周波数と同様の正確さを得るために正確
度の更に高いものでなければならない。
ー回路7及びミクサー回路21を省略することもできる。
この場合は、所望の送信機周波数は1つのミクサー回路
9のみを用いて求められ、受信機の所望の中間周波数は
1つのミクサー回路20のみを用いて求めるようにする。
しかし周波数合成器3により生成される周波数は、2つ
の連続するステップで送信周波数を生成することにより
求められる送信周波数と同様の正確さを得るために正確
度の更に高いものでなければならない。
前述のように、持続時間の比較的短い位相変調された
送信機パルスは、短いパルス長を持つものでなければな
らない、それは最小探知距離が容認できるものであり、
十分な距離分解能が得られるものであり、且つ強力な擾
乱からの信号と所望の物標からの信号とが一致した場合
における受信機の感度の低下又は所望のターゲットがマ
スクれる等の不都合を軽減するものであるため、必要だ
からである。例えば、もし与えられる比較的短い持続時
間の位相変調されたパルスが3マイクロ秒のパルス長を
持ち、圧縮比として6がプロセッサに与えられるなら
ば、距離分解能は約75メートルで、最小探知距離は約45
0メートルとなる。最小探知距離における最初の反射信
号は、デュプレクサ15内のTR管の回復時間の故に更に強
力な時間サイドロープを持つであろう。これは固体回路
RFスイッチをデュプレクサとして使用することにより回
避することができる。
送信機パルスは、短いパルス長を持つものでなければな
らない、それは最小探知距離が容認できるものであり、
十分な距離分解能が得られるものであり、且つ強力な擾
乱からの信号と所望の物標からの信号とが一致した場合
における受信機の感度の低下又は所望のターゲットがマ
スクれる等の不都合を軽減するものであるため、必要だ
からである。例えば、もし与えられる比較的短い持続時
間の位相変調されたパルスが3マイクロ秒のパルス長を
持ち、圧縮比として6がプロセッサに与えられるなら
ば、距離分解能は約75メートルで、最小探知距離は約45
0メートルとなる。最小探知距離における最初の反射信
号は、デュプレクサ15内のTR管の回復時間の故に更に強
力な時間サイドロープを持つであろう。これは固体回路
RFスイッチをデュプレクサとして使用することにより回
避することができる。
持続時間の比較的短い符号化されていない送信パルク
の代りに、持続時間の短い位相変調された送信パルスを
使用することにより、受信機の感度増大を得ることがで
きる。例えば、もし符号化されていない送信パルスが1
マイクロ秒のパルス長を有し、位相変調された送信パル
スが3マイクロ秒のパルス長を有するならば、感度は6d
Bないし8dB増加する。これは、同じ信号対雑音比の場合
は、受信機のダイナミックレンジが6dBないし8dB増加す
ることを意味する。
の代りに、持続時間の短い位相変調された送信パルスを
使用することにより、受信機の感度増大を得ることがで
きる。例えば、もし符号化されていない送信パルスが1
マイクロ秒のパルス長を有し、位相変調された送信パル
スが3マイクロ秒のパルス長を有するならば、感度は6d
Bないし8dB増加する。これは、同じ信号対雑音比の場合
は、受信機のダイナミックレンジが6dBないし8dB増加す
ることを意味する。
このレーダシステムは更に感度時間制御(STC)回路3
1を有しこれは、増幅器17のための制御信号RF−STCを供
給するものである。増幅器17用の無線周波STCは、この
増幅器の利得を抑圧して、それにより近傍の強力な擾乱
に起因する飽和及び非直線性を防止する。上述の6dBな
いし8dBという感度の増加は、増加器17に与えられるRF
−STCの量を増大させるのに用いることができる。
1を有しこれは、増幅器17のための制御信号RF−STCを供
給するものである。増幅器17用の無線周波STCは、この
増幅器の利得を抑圧して、それにより近傍の強力な擾乱
に起因する飽和及び非直線性を防止する。上述の6dBな
いし8dBという感度の増加は、増加器17に与えられるRF
−STCの量を増大させるのに用いることができる。
本発明の教示するところは、捜索レーダに限定される
ものでなく、追跡レーダを含む他の種類のレーダにも適
用できることは当然である。
ものでなく、追跡レーダを含む他の種類のレーダにも適
用できることは当然である。
第1図は、本発明によるレーダシステムの一実施例のブ
ロックダイヤグラムを示す図であり、 第2図及び第3図は、この第1図に示すレーダシステム
において起こり得るところのパルス列の波形図を示す説
明図である。 1……パルス発生器 2……制御及びタイミングユニット(発振器ユニット) 3……周波数合成器 7,9,19,21,24……ミクサー回路 8,10,18,20,23……帯域通過フイルタ 11,17……無線周波(r.f.)増幅器 13……補助発振器 15……デュプレクサ 16……アンテナ 22……中間周波(IF)増幅器 26……アナログ・デジタル(A/D)変換器 27……ヒルベルト(Hilbert)フイルタ 28……メモリ 29……ビデオ処理ユニット(デジタルプロセッサ) 30……処理用のハードウェア 31……感度時間制御(STC)回路
ロックダイヤグラムを示す図であり、 第2図及び第3図は、この第1図に示すレーダシステム
において起こり得るところのパルス列の波形図を示す説
明図である。 1……パルス発生器 2……制御及びタイミングユニット(発振器ユニット) 3……周波数合成器 7,9,19,21,24……ミクサー回路 8,10,18,20,23……帯域通過フイルタ 11,17……無線周波(r.f.)増幅器 13……補助発振器 15……デュプレクサ 16……アンテナ 22……中間周波(IF)増幅器 26……アナログ・デジタル(A/D)変換器 27……ヒルベルト(Hilbert)フイルタ 28……メモリ 29……ビデオ処理ユニット(デジタルプロセッサ) 30……処理用のハードウェア 31……感度時間制御(STC)回路
Claims (4)
- 【請求項1】第1の形式のパルスグループと、それに続
いて送出される第2の形式のパルスグループとに配列さ
れている第1の形式のパルスと第2の形式のパルスとを
含む一連のパルスを送出するレーダ装置であって、 上記2つのうちの少なくとも一方の形式のパルスはパル
ス圧縮のために変調されており;また上記レーダ装置は
第1の形式及び第2の形式の双方のパルスグループから
の反射を処理するためのレーダ受信機を含み;該レーダ
受信機は、それらの反射をデジタル化するためのA/D変
換器(26)、及び第1及び第2の形式のパルスの双方の
グループからの反射を処理するためのデジタルプロセッ
サ(29)を含むところのレーダ装置において、 送信機は、上記第1の形式のパルスと第2の形式のパル
スとを別々の周波数で送出するのに適合しており; 受信機は、2つの形式のパルス反射を共通の中間周波数
IFに直すように制御されているミクサー回路(21)を具
えており; A/D変換器(26)は共通のIFにおける2つの形式の反射
パルスをデジタル化するように動作し、また該A/D変換
器はIFの4倍で標本化され; ヒルベルト・フィルタ(27)がA/D変換器(26)のデジ
タル出力に応答して、デジタルプロセッサ(29)に供給
するためのデジタル化された反射パルスの直角成分を生
成し; 上記デジタルプロセッサ(29)は、反射パルスのデジタ
ル化された直角成分をビデオ処理の一部として処理する
ように動作し、また、その反射を受信することが期待さ
れる形式のパルスを処理するようにプログラムされてい
る;ことを特徴とするレーダ装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のレーダ装置において、上
記ディジタルプロセッサ(29)は、プログラム可能な係
数を持つFIRフィルタを含むことを特徴とするレーダ装
置。 - 【請求項3】請求項2に記載のレーダ装置において、送
出されたパルスの各グループにはn個の同一のパルスが
入っていること、及び上記FIRフィルタはn個のパルス
を結合して処理するnパルス・フィルタであることを特
徴とするレーダ装置。 - 【請求項4】請求項1ないし3のうちのいずれか1項に
記載のレーダ装置であって、第1の形式のパルスと第2
の形式のパルスとを含む一連のパルス列を生成するパル
ス発生器(1)を具えるレーダ装置において、 第1の形式の複数の同一パルスから成る第1のグループ
と、それに引き続く第2の形式の複数の同一パルスから
成る第2のグループとを生成するようパルス発生器
(1)を制御する手段であり、且つ第1の形式のパルス
及び第2の形式のパルスの双方からの反射を受信するた
めにレーダ受信機を制御する手段を有することを特徴と
するレーダ装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL8730007 | 1987-12-23 | ||
NL8730007 | 1987-12-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01207682A JPH01207682A (ja) | 1989-08-21 |
JP2656097B2 true JP2656097B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=19851279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63319701A Expired - Lifetime JP2656097B2 (ja) | 1987-12-23 | 1988-12-20 | レーダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2656097B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011158349A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-18 | Furuno Electric Co Ltd | 送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、物標探知装置、および物標探知方法 |
KR101784961B1 (ko) | 2016-12-28 | 2017-10-12 | 엘아이지넥스원 주식회사 | 근거리 원거리 표적 동시 탐지 장치 및 방법 |
US9952311B2 (en) | 2013-02-12 | 2018-04-24 | Furuno Electric Co., Ltd. | Radar apparatus and method of reducing interference |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2566090B2 (ja) * | 1992-02-26 | 1996-12-25 | 防衛庁技術研究本部長 | Mtiレーダ装置 |
JP2017146099A (ja) * | 2016-02-15 | 2017-08-24 | マツダ株式会社 | レーダ装置 |
JP6928838B2 (ja) * | 2017-12-28 | 2021-09-01 | 古河電気工業株式会社 | レーダ装置およびレーダ装置の対象物検出方法 |
JP7000185B2 (ja) * | 2018-02-07 | 2022-01-19 | 株式会社東芝 | レーダ装置および誘導装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5256890A (en) * | 1975-11-05 | 1977-05-10 | Mitsubishi Electric Corp | Self-speed doppler compensation system of pulse doppler radar |
JPS5559360A (en) * | 1978-10-27 | 1980-05-02 | Mitsubishi Electric Corp | Radar device |
GB2098020B (en) * | 1981-05-05 | 1984-10-10 | Hollandse Signaalapparaten Bv | Improvements in or relating to radar systems employing two kinds of pulses |
-
1988
- 1988-12-20 JP JP63319701A patent/JP2656097B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011158349A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-18 | Furuno Electric Co Ltd | 送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、物標探知装置、および物標探知方法 |
CN102193087A (zh) * | 2010-02-01 | 2011-09-21 | 古野电气株式会社 | 发射装置及方法、接收装置及方法、物标探知装置及方法 |
CN102193087B (zh) * | 2010-02-01 | 2015-06-17 | 古野电气株式会社 | 发射装置及方法、接收装置及方法、物标探知装置及方法 |
US9952311B2 (en) | 2013-02-12 | 2018-04-24 | Furuno Electric Co., Ltd. | Radar apparatus and method of reducing interference |
KR101784961B1 (ko) | 2016-12-28 | 2017-10-12 | 엘아이지넥스원 주식회사 | 근거리 원거리 표적 동시 탐지 장치 및 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01207682A (ja) | 1989-08-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0333025Y2 (ja) | ||
CN102947725B (zh) | 雷达装置 | |
US4562438A (en) | Radar apparatus | |
US4136341A (en) | Radar system employing two kinds of pulses | |
US5057845A (en) | Radar apparatus employing different kinds of pulses | |
EP0049087B2 (en) | Radar, sonar and similar systems | |
US6184820B1 (en) | Coherent pulse radar system | |
US5140332A (en) | Short pulse radar system with a long pulse transmitter | |
US4926185A (en) | Multiple radio frequency single receiver radar operation | |
US4375641A (en) | Method in a tracking radar to attain a large unambiguous range for detected targets by means of radar pulses with high repetition frequency | |
US4524361A (en) | Radar systems employing two kinds of pulses | |
CA2009601A1 (en) | Blind speed elimination for dual displaced phase center antenna radar processor mounted on a moving platform | |
US7064704B2 (en) | Apparatus for radar | |
WO2005109032A1 (en) | Methods and apparatus for randomly modulating radar altimeters | |
JP2656097B2 (ja) | レーダ装置 | |
US4155088A (en) | Dual frequency transmission apparatus for frequency-agile radar systems utilizing MTI techniques | |
US3427617A (en) | Signal transmitting and receiving system | |
US7755538B2 (en) | Radar apparatus | |
JPH01116475A (ja) | Fm−cwレーダ装置 | |
JPH06138215A (ja) | レーダー信号処理方式 | |
GB2085251A (en) | Radar apparatus | |
GB2134741A (en) | Radar apparatus | |
US4121212A (en) | Double sideband pulse radar | |
US3114909A (en) | Frequency modulated pulse radar system | |
US3046547A (en) | Two-pulse mti radar system |