JP2655306B2 - 液面計 - Google Patents

液面計

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JP2655306B2
JP2655306B2 JP5283832A JP28383293A JP2655306B2 JP 2655306 B2 JP2655306 B2 JP 2655306B2 JP 5283832 A JP5283832 A JP 5283832A JP 28383293 A JP28383293 A JP 28383293A JP 2655306 B2 JP2655306 B2 JP 2655306B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種液体の貯蔵容器
に装着して、液体の貯蔵量を検出する液面計に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に各種液体を貯蔵する容器には、液
体の貯蔵量を検知するために液面計が装着されている。
この種の計器としては、液面にフロート(浮き)を浮か
べ、そのフロートの位置やフロートが受ける浮力から液
面を検出するフロート型液面計が代表的であるが、この
方式では液体とフロートとが接触するために、液体の温
度や容器内部の圧力、液体の粘度あるいは容器の揺れな
どの影響を受けやすく、また貯蔵液体が石油やLPG
(液化石油ガス)、LNG(液化天然ガス)などの危険
物の場合、フロートの上下動に伴い静電気が発生して、
容器内部の石油やLPG、LNGに引火して爆発を起こ
す危険性もある。
【0003】そこで、液体と測定手段とが接触しない所
謂非接触型の液面計が広く使用されている。この非接触
型液面計は、例えば図3に示されるように、容器1の側
壁に対向して設けられた検出窓2に、放射線や超音波、
レーザ光あるいはマイクロ波などの測定媒体を発生する
送波器3および受波器4を外付けして構成される。液面
の検出は、前記測定媒体が液体により吸収される性質を
利用して行なわれる。即ち、液面が検出窓2の位置に達
すると、送波器3から発せられる測定媒体が液体に吸収
されて受波器4への伝播が遮断されるため、受波器4を
マイクロ波の検出が遮断された時に遮断信号を出力する
ように構成しておくことにより液面の検出を行うことが
できる。
【0004】特に、前記測定媒体がマイクロ波の場合に
は、マイクロ波は液体以外の物質、例えばプラスチック
類やセラミックス、紙などを透過する性質を有するため
に、検出窓2が汚染されても液面を検出できるという利
点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の如く
送波器3および受波器4を対向ざせて液面を検出する方
法では、容器が大型の場合、送波器3と受波器4との距
離が長くなり、その結果送波器3の出力を大きくする必
要があるとともに、検出窓2も含めて送受波部の面積を
大きくしなければならず、検出精度が低下する。
【0006】また、容器1が金属製の場合には前記測定
媒体が透過できないために検出窓2が設けられている
が、この検出窓2は通常樹脂で形成されており、貯蔵さ
れる液体がLPGやLNGのように容器内部が高圧に保
持される場合には、強度的に問題がある。同様に、貯蔵
液体が石油やLPG、LNG、アルコール、油類のよう
に引火性、爆発性液体の場合には、容器1および送波器
3、受波器4の各々が防爆構造であるとともに、相互に
影響を及ぼし合わないことが重要であるが、前記の構造
では検出窓2を介して容器1と送波器3、受波器4とが
連結されているため防爆構造が充分とは言えない。
【0007】さらに、容器1の側壁に対向して2個の取
付穴を設けなけれはならず、それに伴い容器1および送
波器3、受波器4の保守に際して、送波器3と受波器4
の両方を取り外したり、取り付けたりしなければなら
ず、作業に手間がかかり作業性が悪い。取付位置に関し
ても、容器1の側壁に取り付ける以外は不可能であり、
設計の自由度が低い。
【0008】このように、送波器3と受波器4とを対向
させて液面を検出する液面計には種々の問題点がある。
従って、本発明の目的は前記問題点を解消することにあ
り、即ち大出力の送波器3を必要とせず、同時に送受波
部の面積も小さくて済み、また優れた防爆構造を有し、
しかも保守時の作業が簡易で、取付位置など設計の自由
度の高い液面計を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、液面計をマイクロ波送波器、マイクロ波
受波器ならびに各種回路要素を収納するエンクロージャ
と、マイクロ波送波器から発せられたマイクロ波をマイ
クロ波受波器に導くための中空の管体からなる部材であ
って、一端がマイクロ波送波器に接続し、他端がマイク
ロ波透過性物質で閉塞された直線部と、一端がマイクロ
波受波器に接続し、他端がマイクロ波透過性物質で閉塞
された直線部と、前記両直線部を連結し、液体導入孔が
穿設された連結部とから構成されるガイド部材と、ガイ
ド部材とエンクロージャとを連結して液体貯蔵容器に装
着するための取付部材とを備えるとともに、エンクロー
ジャならびに取付部材には両部材を接合した際に両部材
間を貫通する貫通孔を構成する開口部が形成されてお
り、エンクロージャの開口部にマイクロ波送波器および
マイクロ波受波器が装着され、一方取付部材の開口部に
はガイド部材が接続されるとともに、貫通孔はマイクロ
波透過性物質により密封された構造とした。
【0010】さらに、防爆性能の向上のために、前記液
面計のエンクロージャおよび/または取付部材に、貫通
孔から大気中につながる開口を形成した。
【0011】
【作用】本発明に係る前記手段によれば、マイクロ波送
波器とマイクロ波受波器との距離が短く、しかもマイク
ロ波送波器から発せられたマイクロ波がガイド部材によ
り確実にマイクロ波受波器に導かれるため、マイクロ波
送波器は大出力を必要とせず、一方マイクロ波受波器の
方も検出部の面積が小さくてすみ、装置全体として小型
化することができる。
【0012】また、マイクロ波送波器およびマイクロ波
受波器とガイド部材とを別体で構成するとともに、各々
の取付部分をマイクロ波透過性物質からなるシール部材
で密封した状態で両者を連結する構造とし、さらにエン
クロージャと取付部材により構成される貫通孔に大気中
につながる開口を形成したため、容器内部の揮発成分が
エンクロージャ内部に拡散したり、容器内部での爆発や
燃焼がエンクロージャ内部に及んだり、あるいはエンク
ロージャ内部で発生した火炎が容器内部に広がることが
防止できる。このことは、石油やLPG、LNG、アル
コール、油類のように引火や爆発の危険性のある液体の
貯蔵タンクに使用できるという利点となる。
【0013】さらに、マイクロ波送波器およびマイクロ
波受波器が同一エンクロージャ内部に収納されているた
め、容器への取り付け、取り外しが一度で済み、保守の
際の作業性に優れている。しかも、取付部材を容器に装
着した状態でエンクロージャ部分だけを取り外すことが
できるため、容器内に液体を貯蔵したまま、あるいは容
器内の圧力に影響を与えることなく保守作業を行うこと
ができる。
【0014】加えて、取付位置に関しても容器の天井面
や側壁に取り付け可能であり、設計の自由度を増すこと
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る液面計を詳細に説明する。ただし、本発明は本実
施態様のみに限定されない。図1は、本発明に係る液面
計を示す要部断面図である。液面計10は、マイクロ波
送波器11、マイクロ波受波器12ならびに各種回路要
素13を収納するエンクロージャ14と、マイクロ波を
案内するガイド部材15と、エンクロージャ14および
ガイド部材15を連結し、液体の貯蔵容器1に装着する
ための取付部材16とから構成される。
【0016】マイクロ波送波器11は、マイクロ波を発
生させるための部材であり、例えばガンダイオードやイ
ンパットダイオード、タンタットダイオード、トラパッ
トダイオード、バリットダイオード、LSAダイオード
などの公知のマイクロ波発振器を使用できる。また、マ
イクロ波送波器11の出力は、マイクロ波の伝播がガイ
ド部材15の内部だけであるため特に大きな出力を必要
としない。
【0017】一方、マイクロ波受波器12は、マイクロ
波送波器11から発信されるマイクロ波を受信するため
の部材であり、ミキサダイオード(バリスタ)に代表さ
れる公知のマイクロ波受信器を使用できる。また、マイ
クロ波受波器12の特性に関しても特に低い雑音指数を
持つ必要は無い。回路要素13は、例えばトランジスタ
や抵抗などの電子部品、スイッチ、各種調整ツマミ、端
子、表示灯などであり、マイクロ波送波器11およびマ
イクロ波受波器12の駆動や制御を行う。これら回路要
素13は、回路基板17に搭載されてエンクロージャ1
4内に収納される。また、ケーブル18により図示は省
略される電源や外部機器に接続される。
【0018】エンクロージャ14は、アルミニウム合金
などの金属からなる中空容器であり、後述される取付部
材16との接合面19にはフランジ20が周設されると
ともに、接合面19と対向する面が開口して蓋材21に
より閉塞される。接合面19には開口部22a,22b
が形成されており、それぞれの開口部にはマイクロ波送
波器11およびマイクロ波受波器12が装着される。ま
た、マイクロ波送波器11、マイクロ波受波器12の上
空部には各種回路要素13を搭載した回路基板17が積
層されて収納される。
【0019】なお、マイクロ波送波器11やマイクロ波
受波器12、各種回路要素13の配置は、部品数やエン
クロージャ14の形状などに応じて変更可能であり、例
えば前記各部材を同一基板上に搭載することもできる。
ガイド部材15は、マイクロ波送波器11から発信され
たマイクロ波をマイクロ波受波器12に案内するための
部材であり、ステンレスなど耐腐食性を有する金属から
なる中空の管体をU字状に加工したものである。マイク
ロ波送波器11から発信されたマイクロ波は、先ずガイ
ド部材15の直線部15aを直進し、次いで湾曲部15
bでは内壁面を反射しながらもう一方の直線部15cへ
と進み、該直線部15cを直進してマイクロ波受波器1
2に到達する。
【0020】また、ガイド部材15の湾曲部15bに
は、複数の液体導入孔23が穿設されており、液面が湾
曲部15cに達した際に該湾曲部15bの内部に液体が
浸入するように構成されている。この液体導入孔23の
孔径や数は、特に制限されるものではないが、孔径に関
しては小さ過ぎると粘度の高い液体がガイド部材15の
湾曲部15b内部に浸入できず、一方大径になるとマイ
クロ波が液体導入孔23を通じて湾曲部15bの外部に
逸脱してマイクロ波受波器12に案内されない恐れがあ
るため、液体の種類や湾曲部15bの長さなどに応じて
適宜設定される。更に、ガイド部材15の両直線部15
a,15cと湾曲部15bとの接続部分には、マイクロ
波透過性物質からなる栓部材33が内嵌されている。こ
れにより、液体導入孔23から浸入する液体を栓部材3
3により堰き止め、直線部15a,15cの内壁の汚染
を防止したり、あるいは被検出液体が高粘性液体の場
合、液体が内部で詰まることを防止することができる。
【0021】エンクロージャ14ならびにガイド部材1
5は、取付部材16により連結されるとともに、容器1
に装着される。取付部材16は金属製の平板部材で、エ
ンクロージャ14に形成された開口部22a,22bに
対応する開口部24a,24bが形成されており、エン
クロージャ14と接合した際に両者間を貫通する貫通孔
25a,25bを構成する。エンクロージャ14は、フ
ランジ20を介してボルト26により取付部材16に螺
設される。
【0022】また、取付部材16には、開口部24a,
24bが形成された位置に容器1側に突出する接続部2
7a,27bが、溶接あるいは一体成形により設けられ
ており、その先端部にガイド部材15の直線部15a,
15cが接続される。この時、接続部27a,27bの
外周面にはネジが切られており、内壁にネジが切られた
継手28a,28bをガイド部材15の直線部15a,
15bに被嵌するとともに、該継手28a,28bと接
続部27a,27bとを螺合して、ガイド部材15を取
付部材16に装着する。
【0023】さらに、取付部材16の開口部24a,2
4bならびにエンクロージャ14の開口部22a,22
bは、マイクロ波透過性物質、例えばセラミックスや合
成樹脂、ガラスなどからなるシール部材29により密封
される。なお、合成樹脂の場合には、耐熱性や耐薬品性
の点からフッ素樹脂が好ましい。また、シール部材29
は、前記マイクロ波透過性物質を栓部材に加工して前記
開口部に内嵌してもよいし、あるいは溶融状態で前記開
口部に注入して硬化させてもよい。
【0024】このシール部材29により、貯蔵液体がL
PGやLNG、アルコールなど高揮発性液体である場
合、それらの気体がガイド部材15の液体導入孔23や
ガイド部材15と取付部材16との接続部分から入り込
み、貫通孔25a,25bを通じてエンクロージャ14
内部に拡散することが防止されるため、万一エンクロー
ジャ14内部でショートなどにより火炎が発生した場合
でも、引火や爆発を阻止することができる。同時に、エ
ンクロージャ14内部で発生した火炎が、容器1内部に
広がることを防止できる。
【0025】また、エンクロージャ14の接合面19に
は、開口部22a,22bから大気中につながる開口3
0が形成されている。この開口30は、例えば接合面1
9に開口部22a,22bからフランジ20の外端部に
わたり適当な深さの溝を刻設することにより形成するこ
とができる。これにより、万一シール部材29が破損し
た場合でも、貯蔵液体の揮発成分がエンクロージャ14
内部に拡散したり、エンクロージャ14内部で発生した
火炎が、容器1に広がることも防止できる。
【0026】なお、開口30はエンクロージャ14の接
合面19に限らず、図示は省略するが、取付部材16や
エンクロージャ14に、開口部24a,24bから大気
中につながる同様の開口を設けてもよい。また、エンク
ロージャ14と取付部材16の双方に設けてもよい。こ
のように、シール部材29および開口30を設けること
により、容器1あるいはエンクロージャ14で発生した
火炎や爆発が、相互に波及し合うことをより確実に回避
することができる。
【0027】取付部材16は、エンクロージャ14およ
びガイド部材15を装着した後、ボルト31により容器
1の液面計取付用開口部に螺設される。次に、前記液面
計10による液面の検出原理について、同図を参照して
説明する。記述したように、マイクロ波は空気中やセラ
ミックス、合成樹脂、ガラスなどは透過するが、液体に
は吸収されるという性質を有する。従って、容器1内に
貯蔵された液体の液面がガイド部材15よりも下方にあ
る場合(符号L1)には、マイクロ波送波器11から発
信されたマイクロ波は、符号Mで示されるようにガイド
部材15の内部を伝播してマイクロ波受波器12に案内
される。
【0028】また、液面が上昇してガイド部材15の湾
曲部15bの一部に達した場合(符号L2)には、液体
が液体導入孔23から浸入して、湾曲部15bの底部に
溜まる。しかし、この状態でも湾曲部15bの内部には
空洞部分が存在するため、マイクロ波は、その一部が液
体に吸収されるものの、この空洞部分を伝播してマイク
ロ波受波器12に達することができる。
【0029】しかし、液面がさらに上昇してガイド部材
15の湾曲部15b全体が浸漬した場合(符号L3)に
は、液体導入孔23から浸入した液体が湾曲部15bの
内部に充満して、マイクロ波の伝播空間を完全に塞いで
してしまうため、マイクロ波は遮断され、マイクロ波受
波器12に達することができなくなる。この時、マイク
ロ波受波器12から遮断信号が出力されるように回路を
構成しておくことにより、液面の検出を行うことができ
る。
【0030】このように、マイクロ波の伝播が遮断され
た時に液面が検出されるため、ガイド部材15の直線部
15a(15c)の長さを変えることにより、液体の貯
蔵量を任意に設定することができる。一方、装置を容器
の側壁に取り付ける場合は、ガイド部材15の長さを変
える必要はないことは言うまでもない。本発明に係る液
面計10は、種々の変更が可能である。例えば、図2に
示されるように、ガイド部材15の湾曲部15bを頂部
に液体導入孔23を設けた円錐状の反射部材32で構成
することもできる。マイクロ波は、符号Mで示されるよ
うに直線部15aから導出された後、反射部材32の円
錐面で反射して直線部15cに案内される。
【0031】液体は、反射部材32の頂部に設けられた
液体導入孔23から円錐内部に浸入し、その液面がマイ
クロ波の反射部材31の反射位置Rよりも高いレベルに
達した時にマイクロ波を遮断する。ガイド部材15を上
記の如く構成することにより、液体導入孔23がマイク
ロ波の反射に影響がない限り(理論的には、マイクロ波
の反射位置Rにおける円錐の直径まで)大孔径にできる
ため、粘性の高い液体にも充分対応することが可能であ
る。また、ガイド部材15の直線部15a,15cの反
射部材32との接続部分に、前記マイクロ波透過性物質
からなる栓部材33を設けて、液体が直線部15a,1
5cに浸入するのを防止することもできる。
【0032】なお、反射部材32は、ガイド部材15の
直線部15aから導出されたマイクロ波を他方の直線部
15cに案内するものであれば、円錐状に限らず種々の
形状を有するものでも構わない。例えば、円錐に代え
て、断面V字状の部材をガイド部材15の直線部15
a,15cの先端に接続することもできる。
【0033】さらに、液面計10は、容器1の天井面以
外にも容器1の側面に装着しても、上記と同様に液面を
検出することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液面
計によれば、マイクロ波送波器とマイクロ波受波器との
距離が短く、しかもマイクロ波送波器から発せられたマ
イクロ波がガイド部材により確実にマイクロ波受波器に
導かれるため、マイクロ波送波器は大出力を必要とせ
ず、一方マイクロ波受波器の方も検出部の面積が小さく
てすみ、装置全体として小型化することができる。
【0035】また、マイクロ波送波器およびマイクロ波
受波器とガイド部材とを別体で構成するとともに、各々
の取付部分をマイクロ波透過性物質からなるシール部材
で密封した状態で両者を連結する構造とし、さらにエン
クロージャと取付部材により構成される貫通孔に大気中
につながる開口を形成したため、容器内部の揮発成分が
エンクロージャ内部に拡散したり、容器内部での爆発や
燃焼がエンクロージャ内部に及んだり、あるいはエンク
ロージャ内部で発生した火炎が容器内部に広がることが
防止できる。このことは、石油やLPG、LNG、アル
コール、油類のように引火や爆発の危険性のある液体の
貯蔵タンクに使用できるという利点となる。
【0036】さらに、マイクロ波送波器およびマイクロ
波受波器が同一エンクロージャ内部に収納されているた
め、容器への取り付け、取り外しが一度で済み、保守の
際の作業性に優れている。しかも、取付部材を容器に装
着した状態でエンクロージャ部分だけを取り外すことが
できるため、容器内に液体を貯蔵したまま、あるいは容
器内の圧力に影響を与えることなく保守作業を行うこと
ができる。
【0037】加えて、取付位置に関しても容器の天井面
や側壁に取り付け可能であり、設計の自由度を増すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液面計を示す要部断面図である。
【図2】図1に示される液面計のガイド部材の変更例を
示す要部斜視図である。
【図3】従来の液面計を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 容器 2 検出窓 3 送波器 4 受波器 10 液面計 11 マイクロ波送波器 12 マイクロ波受波器 13 回路要素 14 エンクロージャ 15 ガイド部材 16 取付部材 23 液体導入孔 25a,25b 貫通孔 29 シール部材 30 開口 32 反射部材 33 栓部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波送波器、マイクロ波受波器な
    らびに各種回路要素を収納するエンクロージャと、 マイクロ波送波器から発せられたマイクロ波をマイクロ
    波受波器に導くための中空の管体からなる部材であっ
    て、一端がマイクロ波送波器に接続し、他端がマイクロ
    波透過性物質で閉塞された直線部と、一端がマイクロ波
    受波器に接続し、他端がマイクロ波透過性物質で閉塞さ
    れた直線部と、前記両直線部を連結し、液体導入孔が穿
    設された連結部とから構成されるガイド部材と、 ガイド部材とエンクロージャとを連結して液体貯蔵容器
    に装着するための取付部材とを備えるとともに、 エンクロージャならびに取付部材には両部材を接合した
    際に両部材間を貫通する貫通孔を構成する開口部が形成
    されており、エンクロージャの開口部にマイクロ波送波
    器およびマイクロ波受波器が装着され、一方取付部材の
    開口部にはガイド部材が接続されるとともに、貫通孔は
    マイクロ波透過性物質により密封されていることを特徴
    とする液面計。
  2. 【請求項2】 エンクロージャおよび/または取付部材
    には、貫通孔から大気中につながる開口が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の液面計。
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