JP2653324B2 - 回転翼機のアンテナ装置 - Google Patents
回転翼機のアンテナ装置Info
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- JP2653324B2 JP2653324B2 JP19846892A JP19846892A JP2653324B2 JP 2653324 B2 JP2653324 B2 JP 2653324B2 JP 19846892 A JP19846892 A JP 19846892A JP 19846892 A JP19846892 A JP 19846892A JP 2653324 B2 JP2653324 B2 JP 2653324B2
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- JP
- Japan
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- rotary wing
- antenna device
- antenna
- satellite
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、移動体衛星通信のア
ンテナ装置に関するものであり、特に回転翼機において
も移動体衛星通信を実現するためのアンテナ装置に関す
るものである。
ンテナ装置に関するものであり、特に回転翼機において
も移動体衛星通信を実現するためのアンテナ装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車や航空機（固定翼機）など
による移動体衛星通信の場合、アンテナ装置を自動車の
屋根、あるいは機体上部に取り付けることにより、通信
衛星にアクセスすることができた。
による移動体衛星通信の場合、アンテナ装置を自動車の
屋根、あるいは機体上部に取り付けることにより、通信
衛星にアクセスすることができた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヘリコ
プターなどの回転翼機の場合、回転翼が機体の上部にあ
るため、その下部に移動体衛星通信用アンテナ装置を設
置しても、回転翼により遮られてしまい、衛星に対して
はアクセスすることができなかった。
プターなどの回転翼機の場合、回転翼が機体の上部にあ
るため、その下部に移動体衛星通信用アンテナ装置を設
置しても、回転翼により遮られてしまい、衛星に対して
はアクセスすることができなかった。
【０００４】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ヘリコプターのような回転翼機
においても移動体衛星通信を可能にするアンテナ装置を
提供することを目的とする。
ためになされたもので、ヘリコプターのような回転翼機
においても移動体衛星通信を可能にするアンテナ装置を
提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回転翼機
のアンテナ装置は、装置を回転翼機の回転翼に取り付け
ることにより、移動体の上部（天方向）に位置する衛星
に容易にアンテナ・ビームを指向させることができるよ
うにしたものである。
のアンテナ装置は、装置を回転翼機の回転翼に取り付け
ることにより、移動体の上部（天方向）に位置する衛星
に容易にアンテナ・ビームを指向させることができるよ
うにしたものである。
【０００６】
【作用】この発明における回転翼機のアンテナ装置は、
衛星に対してアンテナ・ビームを指向させるため、衛星
に対するアンテナ装置のアンテナ・ビームの方位角方向
と仰角方向とを制御するものであり、下記のように実現
される。 １．衛星方位角方向の制御 翼の回転を利用し、ビームを全方位角方向に走査させる
か、あるいは衛星に指向する方位角に位置する翼に対応
するアンテナ装置を有効にするように、切換えることに
より衛星方位角方向を制御する。 ２．衛星仰角方向の制御 翼に装着するアンテナをアレー状に配置し、各素子アン
テナの位相を制御することにより、翼の長手方向すなわ
ち仰角方向にビームを走査する。以上により、容易に衛
星方向にアンテナ・ビームを指向させる。
衛星に対してアンテナ・ビームを指向させるため、衛星
に対するアンテナ装置のアンテナ・ビームの方位角方向
と仰角方向とを制御するものであり、下記のように実現
される。 １．衛星方位角方向の制御 翼の回転を利用し、ビームを全方位角方向に走査させる
か、あるいは衛星に指向する方位角に位置する翼に対応
するアンテナ装置を有効にするように、切換えることに
より衛星方位角方向を制御する。 ２．衛星仰角方向の制御 翼に装着するアンテナをアレー状に配置し、各素子アン
テナの位相を制御することにより、翼の長手方向すなわ
ち仰角方向にビームを走査する。以上により、容易に衛
星方向にアンテナ・ビームを指向させる。
【０００７】
【実施例】実施例１．以下、この発明の一実施例につい
て図を用いて説明する。図２は本発明の一実施例による
アンテナ装置が適用される回転翼機例えばヘリコプター
の全体構成を示すものであり、図２において、１はヘリ
コプター本体、２は回転翼（ブレード）である。
て図を用いて説明する。図２は本発明の一実施例による
アンテナ装置が適用される回転翼機例えばヘリコプター
の全体構成を示すものであり、図２において、１はヘリ
コプター本体、２は回転翼（ブレード）である。
【０００８】図１（ａ）はその回転翼の部分の拡大図で
あり、この発明の一実施例による回転翼機のアンテナ装
置の構成を示すものである。図１（ａ）において、３は
アレーアンテナを構成する素子アンテナであり、プリン
ト基板によるパッチアンテナやストリップライン等で実
現できる。また、図１（ｂ）は請求項１に示す本発明の
一実施例によるアンテナ装置の運用状態を示す図であ
り、図１において、４は本発明の一実施例によるアンテ
ナ装置のビーム形状の例、６はビーム指向方向の例を示
している。また、図１（ｃ）は請求項２に示す本発明の
一実施例によるアンテナ装置の運用状態を示す図であ
り、図において、５は本発明の一実施例によるアンテナ
装置のビーム形状の例、６はビーム指向方向の例を示し
ている。
あり、この発明の一実施例による回転翼機のアンテナ装
置の構成を示すものである。図１（ａ）において、３は
アレーアンテナを構成する素子アンテナであり、プリン
ト基板によるパッチアンテナやストリップライン等で実
現できる。また、図１（ｂ）は請求項１に示す本発明の
一実施例によるアンテナ装置の運用状態を示す図であ
り、図１において、４は本発明の一実施例によるアンテ
ナ装置のビーム形状の例、６はビーム指向方向の例を示
している。また、図１（ｃ）は請求項２に示す本発明の
一実施例によるアンテナ装置の運用状態を示す図であ
り、図において、５は本発明の一実施例によるアンテナ
装置のビーム形状の例、６はビーム指向方向の例を示し
ている。
【０００９】地球局のアンテナ・ビームを衛星に指向さ
せる場合、仰角方向と方位角方向を制御する必要があ
る。本実施例による仰角方向の制御について以後に説明
する。
せる場合、仰角方向と方位角方向を制御する必要があ
る。本実施例による仰角方向の制御について以後に説明
する。
【００１０】図１（ａ）に示すように、回転翼２の長手
方向に素子アンテナを配し、図示しないビーム制御系お
よび位相器により各素子アンテナに相互の位相差を与え
ることにより、素子アンテナ配列方向の合成されたビー
ム幅を小さくし、かつその方向のいずれかにビームを指
向させることができる。そして通信衛星（静止衛星）に
対しビームを指向させることができれば、そのビーム方
向を固定することにより、通信を行なうことができる。
方向に素子アンテナを配し、図示しないビーム制御系お
よび位相器により各素子アンテナに相互の位相差を与え
ることにより、素子アンテナ配列方向の合成されたビー
ム幅を小さくし、かつその方向のいずれかにビームを指
向させることができる。そして通信衛星（静止衛星）に
対しビームを指向させることができれば、そのビーム方
向を固定することにより、通信を行なうことができる。
【００１１】なお、合成されたそのビーム幅は、配列す
る素子アンテナの数による。また、素子アンテナ相互の
位相関係を変えることにより、配列方向の仰角方向を自
由に変えることができる。
る素子アンテナの数による。また、素子アンテナ相互の
位相関係を変えることにより、配列方向の仰角方向を自
由に変えることができる。
【００１２】実施例２．次に、方位角の制御について述
べる。素子アンテナ配列方向の直交方向のおけるビーム
幅は素子アンテナ配列方向に比べ大きく、方位角全周は
ある利得の範囲内で、カバーされているのでビームは常
に衛星に指向している。これは、回転翼の停止／回転に
よらない。また、翼が回転している場合、衛星指向方向
に位置する翼に対応するアンテナ装置のみを有効にする
よう切換えることにより、衛星指向方向以外への電波の
送受信を防ぎ、送信電力を有効に利用することができ
る。
べる。素子アンテナ配列方向の直交方向のおけるビーム
幅は素子アンテナ配列方向に比べ大きく、方位角全周は
ある利得の範囲内で、カバーされているのでビームは常
に衛星に指向している。これは、回転翼の停止／回転に
よらない。また、翼が回転している場合、衛星指向方向
に位置する翼に対応するアンテナ装置のみを有効にする
よう切換えることにより、衛星指向方向以外への電波の
送受信を防ぎ、送信電力を有効に利用することができ
る。
【００１３】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る回転翼機
のアンテナ装置によれば、素子アンテナを回転翼に装着
するようにしたので、移動体の天方向に位置する衛星に
回転翼に遮られることなく、ビームを容易に指向させる
ことができ、かつ素子アンテナ相互の位相を可変するこ
とにより、ビーム指向方向が自由に変えられるので、今
まで困難であった回転翼機における衛星通信を可能にす
ることができる。
のアンテナ装置によれば、素子アンテナを回転翼に装着
するようにしたので、移動体の天方向に位置する衛星に
回転翼に遮られることなく、ビームを容易に指向させる
ことができ、かつ素子アンテナ相互の位相を可変するこ
とにより、ビーム指向方向が自由に変えられるので、今
まで困難であった回転翼機における衛星通信を可能にす
ることができる。
【図１】本発明の一実施例による回転翼機のアンテナ装
置を示す図で、図１（ａ）はそのアンテナ装置が装着さ
れる回転翼を拡大した図、図１（ｂ）は請求項１に示す
本発明の一実施例によるアンテナ装置の運用状態を示す
図、図１（ｃ）は、請求項２に示す本発明の一実施例に
よるアンテナ装置の運用状態を示す図である。
置を示す図で、図１（ａ）はそのアンテナ装置が装着さ
れる回転翼を拡大した図、図１（ｂ）は請求項１に示す
本発明の一実施例によるアンテナ装置の運用状態を示す
図、図１（ｃ）は、請求項２に示す本発明の一実施例に
よるアンテナ装置の運用状態を示す図である。
【図２】本発明が適用される回転翼機（ヘリコプター）
の全体を示す図である。
の全体を示す図である。
１ 回転翼機（ヘリコプター）本体 ２ 回転翼 ３ 素子アンテナ ４ 運用中のビーム形状の例 ５ 運用中のビーム形状の例 ６ ビーム指向方向
Claims (2)
- 【請求項１】 回転翼機に装着されるアンテナ装置にお
いて、 回転翼の上面に装着された複数の素子アンテナからなる
アレーアンテナと、 ビームを回転翼の長手方向に走査すべく各素子アンテナ
に位相差を与える位相器とを備えたことを特徴とする回
転翼機のアンテナ装置。 - 【請求項２】 請求項１の回転翼に装着されたアレーア
ンテナを回転翼毎に切換えることができることを特徴と
する回転翼機のアンテナ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19846892A JP2653324B2 (ja) | 1991-07-25 | 1992-07-24 | 回転翼機のアンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-210169 | 1991-07-25 | ||
| JP21016991 | 1991-07-25 | ||
| JP19846892A JP2653324B2 (ja) | 1991-07-25 | 1992-07-24 | 回転翼機のアンテナ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05218723A JPH05218723A (ja) | 1993-08-27 |
| JP2653324B2 true JP2653324B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=26510990
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19846892A Expired - Lifetime JP2653324B2 (ja) | 1991-07-25 | 1992-07-24 | 回転翼機のアンテナ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2653324B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0582364A1 (en) * | 1992-08-05 | 1994-02-09 | International Business Machines Corporation | HF antenna for a helicopter |
| JPH0964626A (ja) * | 1995-08-24 | 1997-03-07 | M C C:Kk | アンテナ |
| KR101715230B1 (ko) | 2015-03-16 | 2017-03-13 | 주식회사 에이치시티엠 | 회전체에 설치되는 무지향성 안테나 |
| CN111268094A (zh) * | 2020-02-27 | 2020-06-12 | 成都飞机工业（集团）有限责任公司 | 一种四叶圆极化天线螺旋桨 |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP19846892A patent/JP2653324B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05218723A (ja) | 1993-08-27 |
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