JP2651686B2 - 患者収容器 - Google Patents

患者収容器

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JP2651686B2
JP2651686B2 JP50108687A JP50108687A JP2651686B2 JP 2651686 B2 JP2651686 B2 JP 2651686B2 JP 50108687 A JP50108687 A JP 50108687A JP 50108687 A JP50108687 A JP 50108687A JP 2651686 B2 JP2651686 B2 JP 2651686B2
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    • A61H31/00Artificial respiration or heart stimulation, e.g. heart massage
    • A61H31/02"Iron-lungs", i.e. involving chest expansion by applying underpressure thereon, whether or not combined with gas breathing means

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、その一つの局面としてベンチレータ装置中
に組込み使用する患者収容器(enclosure)及びかかる
患者収容器を包含するベンチレータ装置とに関する。本
発明は、又別の局面として特にかかるベンチレータ装置
中において空気流を制御するのに有用な−但し専らこれ
に限るものではない−流体制御バルブに関する。
患者の補助呼吸及び人工呼吸を行う為に、これまでに
多くの設計案が提案されて来た。かかる大項目に係わる
装置は、二つの主要な形式に分類することが可能であろ
う。第一の形式としては、挿管処置を行ってかくして気
管を経由して肺内部に空気の導入を行わしめる原理に依
拠するものであり、第二の方法は、一般的には挿管処置
を回避して、空気圧を周期的に変えて呼吸を誘導せしめ
る収容器内部に患者の少なくとも胸部を収納することに
依存する。
本発明の第一の局面は、かかる第二の形式のベンチレ
ータに関する。
該形式のベンチレータにおいては、患者の頭部は、該
収容器からはその壁部を貫通して少なくとも突出してお
り、該収容器内部において圧力を変動させるためには、
患者と壁部との間を封止する必要がある。本発明は、部
分的にかかる封止の技術に関するものである。
患者をかかる収容器内に容易に移すためには、何等か
の手段を講じねばならないが、本発明は又、かかる問題
にも関与するものである。詳しく述べれば、患者は呼吸
を行うために全面的にかかるベンチレータの使用に依存
する他はない可能性が高いので、患者を如何に早くベン
チレータに移すとももにベンチレータを作動せしめるこ
とが出来るかが、多くの場合極めて重要である。もしか
かる方法が迅速且つ簡便でないとすれば、患者に挿管処
置を行い且つ一時的に又別の形式のベンチレータを使用
することが必要となろうが、かかる事態は極めて不利で
ある。その理由は、一部は挿管処置が熟練技法であるこ
とであり、一部は又この処置には昏睡という重大な危険
を伴うということである。
このような考慮は、患者が幼児、特に新生児又は早産
児である場合は特に重要である。
従来のベンチレータ式患者収容器の設計は、設けられ
た封止の程度及び収容器に収容しこれを使用する際の容
易さという二つの点で不充分であった。これまでに広く
用いられて来た封止の一つの形式が、アメリカ合衆国特
許明細書第2863447号に記載されている。一般的に言っ
て、かかる封止は、患者の身体が突出する開口部を囲繞
する一対の相互に回転可能な円状のリム要素から構成さ
れる。なお、かかるリム要素は患者の身体に関して長手
方向に若干の距離の間隔をおいて設けられている。プラ
スチック又はゴム材料製の軟質で弾性のある管を、その
一端でかかるリム要素内の第一の要素に連接し、且つ他
端でかかるリム要素の第二の要素に連接する。かかるリ
ム要素を相互に回転可能な方法で取付ける。かかるリム
要素が相互に回転すると、軟質管が何箇所かで折り畳ま
れ又ヒダが付けられ、その結果管の直径を減縮させ且つ
患者の身体の周囲において弾性があり然も快適な封止を
形成せしめるのである。
ヨーロッパ特許明細書第86300413.1号において記載さ
れているように、本発明者は、かかるベンチレータの患
者収容器内部の圧力を陰圧基準線を中心として揺動せし
めることから成る換気・通風圧力管理方式を採用するこ
とが有利であることを発見したのである。又、本発明者
が知見したところによれば、上記した如き封止機構物を
用いても患者収容器を満足すべき状態で封止すること
は、困難である。患者収容器内部において相当な陰圧を
保持する必要があり且つかかる圧力を周期的に発振器に
よって変動させる必要がある場合は、患者収容器を充分
良好に封止することが、望まれる。しかし、かかる封止
要素によって患者に過大な圧力をかけることは、静脈血
流に影響を与え、その結果血液の循環に望ましくない変
化を創出せしめて患者に有害な影響を与える傾向があり
得る。上記した如き種類の封止要素を用いても、封止部
と患者との間において過大な圧力をかけることなく満足
すべき封止を達成することは困難である。
最後に、本発明の好ましい局面においては、収容器内
へ往復する内向きと外向きの空気流を流して、呼吸を誘
発する手段とするが、かかる空気流に関連して生起する
圧力変化とは反対方向に往復する空気流を利用して成
る、患者収容器に空気を送風する改良された方法が提供
されるのである。
第一の局面において、本発明は、基部要素(base mem
ber)と持ち上げ可能な被覆要素(cover member)とか
ら構成されるベンチレータ装置に適した患者収容器が提
供されるが、該被覆要素は動作状態において、患者の身
体の少なくとも一部分を収容するための少なくとも一つ
の開口部を動作状態において有する患者受容室の輪郭を
形成し、該被覆要素にある該開口部又は複数の開口部の
各々は、動作状態において該基部要素上に載置する該開
口部の端縁に沿って開口しており且つ該被覆要素と患者
の身体及び基部要素との間において動作する実質的に気
密の封止を形成する封止要素(seal member)を包含し
ており、かくして該封止要素は、柔軟なカーテンを形状
を呈するが、かかるカーテンは基部要素上に載置状態に
ある自由端とカーテンの一部を緊張させてカーテンを基
部要素及び患者の身体とから封止せしめるようにする手
段とを有している。
好ましくは、該被覆要素は、一対の前記患者収納開口
部を、被覆要素の二つの対向する端部の各々に一つずつ
有している。この種の装置においては、患者の少なくと
も頭部が患者収容器の一端から外方向へ伸展しており、
患者の下半身の一部はかかる開口部のもう一方から突出
することになろう。
好ましくは、かかる患者収容器の寸法並びに該開口部
の大きさと間隔とを、所定の患者の腹部を横隔膜の下と
上胸部をわきのした部位で各々受納するように出来るも
のである。
この種の構造は、幼児の患者、特に新生児や早産児の
場合特別な利点がある。このような患者の場合は、頭部
以外幼児の全身を受納し且つ幼児の首の周囲において封
止を行う患者収容器を設けたベンチレータを用いると、
外部換気を行うのにこれまでは困難が伴っていたのであ
る。かかる困難は、特に患者収容器内において陰圧の基
準線圧力を保持する場合に遭遇する。かかる陰圧は、幼
児を患者収容器内に引き込もうとする傾向を生じ、その
結果幼児の首部に過剰のひずみ・緊張をかけることにな
る。又、これまでに提案されてきた種類の封止を用いる
と、極めて年少の幼児の首の周囲で満足すべき封止を実
現することが困難であった。
しかしながら、本発明によって提供される改良された
封止は、成人患者用の患者収容器をも含めその他の形態
の患者収容器にも使用することが出来るのである。
好ましくは、該カーテンは、ゴム又はプラスチック製
である。好ましくは、かかるカーテンは、ヒダ付き構造
を有していて、かかるヒダが患者の周囲に伸展する隆起
峰と谷とを形成する。
好ましくは、かかるカーテンの一部分を該開口部又は
複数の開口部の各々において緊張させるための手段はそ
れぞれ、カーテンの下部内端部の各々から伸展してしか
も前記下部内端部を基部要素と該開口部の反対側とに向
けて引き寄せるような態様で該基部要素の下方を通過す
る細長の、柔軟なテンション要素(tension member)か
ら構成される。
好ましくは、各々のテンション要素は、開口部の周囲
のカーテンの内端に沿って周在し且つカーテンの下部内
隅から伸展し、その結果各々のテンション要素を形成す
る一体の細長い要素の端末部である。
好ましくは、各々テンション要素は、該要素の長さの
中間で設けられた迅速解放型インラインコネクターで内
部と外部の二つの部分に分離可能のものである。
好ましくは、それぞれのテンション要素は、ひも(st
rap)である。
好ましくは、それぞれのテンション要素は、該要素が
貫通する基部要素の一部分における摩擦嵌合(friction
fit)であって、所定の張力を作動状態に保持するので
ある。
かかる構成においては、患者を患者収容器内部に収容
した後、かかる封止又はそれぞれの封止を、該封止と連
接されたテンション要素を引っ張ることによって基部要
素の表面と患者とに密に係止せしめ、かくして付与され
た張力が、該テンション要素と基部要素とを摩擦嵌合さ
せることによって維持・保持させることになろう。好ま
しくは、それぞれのテンション要素は、基部要素の上部
表面にある加工部を貫通して伸展し、更に前記上部表面
の下方を貫通して該テンション要素と連接せしめられた
カーテン端部に対向する基部要素の端部に達するのであ
る。
基部要素の上に載置状態にある端部に沿って開口する
患者収納開口部を取り付けた被覆要素を用いると、患者
を基部要素上に横臥せしめ、次いで被覆要素を患者の上
方に降ろし、その結果被覆要素の開口して並置した一つ
又は複数の開口部が患者の上方で係止し引き続いてこれ
を封止出来るようにすることによって、患者をベンチレ
ータ装置内に収容することが可能となるのである。
かかる目的のために、被覆要素は、基部要素とは四つ
の側面全てに沿って切り離し可能なものであってもよく
又は長手方向に伸長する一つの側面上で基部要素に蝶番
止めされていてもよい。
好ましくは、迅速解放型掛け金を、基部要素と被覆要
素とを一体に固定するために設けてる。
好ましくは、被覆要素は、ガスの送入及び排出用の発
振器即ち基準圧力を基準としてチャンバーを加圧又は減
圧する発振器に接続するため少なくとも一つのポートを
有している。
好ましくは、前記のポートの一対をチャンバーの長手
方向の中央線の何れか一方の側に設ける。
好ましくは、かかるポートは、患者収容器内の患者の
上胸部の上に載置するような位置に取付ける。
以下において更に詳しく説明するように、作動状態に
おいてかかる患者収容器は、患者の胸郭の動きを促進す
るように充分な速度を持ってチャンバー内で空気流が常
時移動せしめるような速度で空気をチャンバー内に二つ
のポートを経由して送風し且つチャンバーから空気を脱
気することが可能である発振器と連結して使用すること
が、特に好ましい。
被覆要素の一部分は、患者収容器と患者との間の封止
を破損することなく患者に自由に触れることが出来るよ
うに、脱着可能なハッチを形成していてもよい。
本発明は、本発明の第一の局面に従って上記した如き
患者収容器及び該患者収容器への空気の送風と脱気とを
行って、内部の圧力を周期的に変動せしめるように適合
した発信器ユニットとから構成される補助呼吸又は人工
呼吸を確保するのに使用されるベンチレータ装置を使用
することもできる。
該発信器は一般的には、本発明者による共同未決出願
たるヨーロッパ特許出願第86300413.1号に記載された如
きものであることが、特に好ましい。
詳しくは、該発振器は、患者収容器内において準大気
圧を確立する手段及び患者収容器内の圧力を変動せしめ
て該準大気圧に対して、好ましくは1Hz以上の振動数を
有する周期的変動を重ねて付加させる手段とを包含して
成ることが好ましい。
好ましくは、前記患者収容器内において準大気圧を確
立する手段は、少なくとも196Pa(2cm H2O)、たとえば
196Paから2940Pa(30cm H2O)、更に好ましくは196Pa
(2cm H2O)から1961Pa(20cm H2O)までの陰圧の基準
圧力を創出するように適合せしめられる。
好ましくは、前記患者収容器内において準大気圧を確
立する手段は、所望の準大気圧を造出するように調節可
能なものであり、もっとも好ましい患者収容器の平均圧
力は約−980Pa(−10cm H2O)であるので、好ましくは
少なくとも−490Pa(5cm H2O)から−1470Pa(15cm H
2O)までの範囲が利用可能とする。
好ましくは、患者収容器内の圧力を変動させる手段
は、392Pa(4cm H2O)から3136Pa(32cm H2O)までの圧
力変動振幅を創出するように適合せしめられる。
好ましくは、患者収容器内における圧力を変動せしめ
る手段は、圧力変動の振幅としてたとえば785Pa(8cm H
2O)から1570Pa(16cm H2O)までの所望の振幅を創出出
来るよう調節可能なものである。
好ましくは、患者収容器内における圧力を変動させる
手段は、前記周期的な圧力変動を得るために望ましい形
状の波形を造出するように適合せしめられる。たとえ
ば、I/E比を変動させること、圧力変動全般のために又
は波形のいくつかの部分として正弦波、方形波又はのこ
ぎり波の波形の内の二つ以上から選択すること又はその
他の波形を選択することが、可能であり得る。
前記患者収容器内において準大気圧を確立するための
前記手段及び前記準大気圧に対して周波数が1Hz以上の
周期的変動を重ねて付与するために、前記患者収容器内
の圧力を変動させる手段をポンプユニットによって組合
わせて設けることが、好便であり得る。
真空供給源及び圧縮空気源とが利用可能である場合、
かかる圧力変動は、アウトプットを患者収容器に接続
し、第一のインプットを加圧下にある空気源に接続し又
第二のインプットを準大気圧源(真空源)に接続された
流体制御バルブであって、然もアウトプットを交互に圧
縮空気源と真空源とに接続するような流体制御バルブを
用いることによって、好便に提供される。圧縮ガス源
は、たとえば病院構内の圧縮空気ラインであるか又は局
所的に設けられたエアーコンプレッサーであってもよ
い。真空吸い込みラインが、たとえば圧縮空気供給源に
隣接して設けられている場合は、真空患者収容器用の真
空は、吸い込みラインに接続することによって造出して
もよい。又はその代わりに、真空供給源を、真空ポンプ
としてもよく、かかるポンプは前記加圧空気源によって
駆動されていてもよい。
又上記の代わりに、該圧力はポンプユニットによって
変動させてもよい。ポンプユニットは、前記患者収容器
への一定量の空気の送排を周期的に強制して行って前記
圧力変動を実現させるピストン要素及び前記ピストン要
素によって排出された空気の一定割合をベンチレータか
ら排気しその結果該患者収容器内において前記準大気圧
を確立するよう配置され且つかかる目的に適合せしめら
れたバルブ手段とから構成される。
前記ピストン要素は、ポンプチャンバーを閉止するよ
うその縁端部を周回して固定され且つポンプチャンバー
への空気の送排を行うよう往復可能である中央領域を有
する可撓性のダイアフラムであってもよい。尚、かかる
場合前記ポンプチャンバーは、前記患者収容器と連通す
る。
前記バルブ手段は、限定された空気流を前記患者収容
器から流出せしめる逆止め弁であってもよい。
好ましくは、前記患者収容器内における圧力を変動さ
せるための前記手段は、ポンプユニットを作動せしめる
モータから構成される。尚かかるモータは変速モータで
ある。
好ましくは、前記変速モータは、段階式切り換えモー
タ(stepping motor)である。適当なパターンの段階パ
ルス(stepping pulse)をこのモータに供給することに
よって、如何なる所望の波形の圧力変動も得られ、又か
かる波形の形状と振動数とは任意にかえることが出来
る。
好ましくは、前記ピストン要素は、第一の軸に沿って
往復可能であり、モータとしては、該第一軸に平行する
第二軸を中心に回転するアウトプットシャフトを有する
モータが設けられ、揺り要素(radius member)は、ア
ウトプットシャフトから半径方向に伸展し且つ第一軸を
中心として該シャフトと共に回転するよう連接されたも
のが設けられ、又該ピストン要素と該揺り要素との間の
リンクが設けられる。
適当には、チャンバー内での圧力を変動させるための
手段は、3ないし12Hzの周波数で前記圧力を周期的に変
動せしめるように適合される。
最も有利に用いられる周波数は、4ないし8Hz、たと
えば約5Hzである。
本発明の第三の主要な局面に従えば、メインチャンバ
ーと連通するメインポート、相互に隔離されかつ単独に
メインチャンバーと連結可能な副チャンバーと各々連通
する少なくとも二つの副ポート、該メインチャンバーと
副チャンバーとの間の流体流を制御するロータリシャッ
ター要素及び該シャッター要素を選択的に回転せしめる
モータとから構成される一つの共通流路と二つの選択流
路との間の流体流を制御するバルブを使用することもで
きる。尚、該シャッター要素は、一つのシャッター開口
部を有しているが、かかる開口部は前記二つのチャンバ
ーに関して、該シャッター要素が各副チャンバーの一連
の位置−かかる位置において、副チャンバーとメインチ
ャンバーの間で該シャッター開口部を介してのみ然も副
チャンバーが全て相互に隔離される一連の位置を介し
て、流体流が可能である−の間で回転可能であるように
配置され、かくして前記チャンバーは、弁座のフエース
の中の、たとえば実質的には共通の平面に位置する開口
部においてインチャンバーに開口しており、且つ前記シ
ャッター要素は、前記開口部の上に載置状態にある封止
フエースを有するのである。好ましくは、二つの(第一
と第二)副ポート及び各々のチャンバーが設けられる。
かかるバルブは、たとえば第一と第二の副ポートがそ
れぞれ加圧空気源と真空源とに接続された状態で、メイ
ンポートに接続されたベンチレータに交互に低圧力と高
圧力とを供給するために使用されてもよい。副チャンバ
ーを相互に隔離すれば、空気流が加圧空気源から真空源
へと流れるのを防止出来る。メインポートと各副ポート
との間の流速は、好ましくは当該合副ポートの一連の位
置の範囲内にあるシャッター開口部の位置によって異な
るものとする。こうすることによって、流体の流れを所
望のフローシーケンスがいかなるものであれそれに応じ
て、周期的に制御することが可能となるのである。たと
えば、1/E比を変化させ、圧力変動の全般について又は
波形の部分について正弦波、方形波又はのこぎり波のい
ずれの波形のうちの二つ以上での選択を行い又はその他
の波形を選択することが可能となるのである。
該シャッター要素は、好ましくはプレート、開き部を
設けたシャッター開口部から成る。好ましくは、該プレ
ートはディスクであり、該開き部はディスクの中心から
偏心しており且つ又軸回りの該開き部の回転を制御する
ためディスクに連結されたスピンドルから構成されるセ
レクター要素をも含む。
第一及び第二の副チャンバーは、好ましくはバルブの
本体部分に一定間隔をおいて、たとえば平行に中ぐりし
て空けた孔(bore)であり、それぞれの端部はディスク
に対して封止する前記共通面内に収まっている。前記孔
は、好ましくは、断面で見た場合一定間隔を置いて設け
た一本の輪環のセクターの形状を呈し、かかる配置は、
ディスク開き部がディスクの回転に応じて孔の連続する
セクター形状をした端部と重なるようになされる。第一
の副チャンバーの最小の断面は、好ましくは第二の副チ
ャンバーのそれよりも実質的に大きい。該バルブは、か
くして第一及び第二の副ポートに適用される流体圧力の
相違を補償することが可能となる。かかる制御バルブ
は、シャッター要素を前記した第一、第二及び第三の一
連の位置との間において駆動するべく連結されたモータ
から構成される。該モータは、好ましくは電子ステッパ
モータ(electronic stepper motor)である。好ましく
は、該モータは予め組まれたプログラムに従って電子プ
ロセッサによって制御されるが、ここにおいて第一及び
第二の副チャンバーは周期的に且つ交互にメインチャン
バーに接続されるのである。
更に一般的に言えば、本発明は、制御バルブのメイン
ポートに接続された外向きと内向きの空気流のポートを
有する上記した如き患者収容器から構成される装置を包
含するものであり、ここにおいて該バルブは、メインチ
ャンバーと連通する前記メインポート、第一と第二の相
互に隔離され、別々にメインチャンバーに接続可能な副
チャンバーと連通する第一と第二の副ポート及びガス流
れのため第一及び第二の副チャンバーをそれぞれ別々に
メインチャンバーに接続できるように又はメインチャン
バーを双方の副チャンバーとから隔離出来るように選択
的に配置可能なシャッター開き部を有する可動であるシ
ャッタとから構成される。
好ましくは、アキュミュレータリザーバ(accumulato
r reservoir)は、前記第一及び第二の副ポートの何れ
か又は各々に接続されるが、かかるリザーバの単独又は
複数のそれぞれは、ガス圧源又は真空源に接続するため
のものである。
好ましくは、該装置は、ガス圧力を前記メインポート
においてもしくはそれに隣接して又は前記ベンチレータ
式患者収容器内において感知するための圧力センサーを
含有して成る。
好ましくは、該装置は、前記シャッター要素の動きを
制御して前記メインポートにおいて若しくはそれに隣接
して又は前記ベンチレータ内において圧力変化の所望の
パターンを現出せしめるための電子回路を包含するもの
である。
本発明は、添付する図面を参照していくつかの具体的
な実施態様について以下に記載することによって更に説
明する。尚、かかる添付図面において; 第1図は、本発明の第一の局面に従った、動作状態に
あるベンチレータ装置の内の患者収容・封包機器の透視
・斜視図である; 第2図は、被覆要素を基部要素とから切り離しかつ反
転させた状態とした第1図のベンチレータ式患者収容器
の透視・斜視図である; 第3図は、第1図のベンチレータ式患者収容・封包機
器の平面図である; 第4図は、第3図の線A−Aについての断面図であ
る; 第5図は、第3図の線B−Bについての断面図であ
る; 第6図は、変更を加えた封止配設器を包含する本発明
に従った第二の実施態様を横断する第4図に相当する断
面図である; 第7図は、第1図ないし第6図に示す患者収容器と組
みあわせて使用する発振器を横断する断面図である; 第8図は、本発明の第三の局面に従った流体制御バル
ブを組込んだ圧力発振器の概略図である; 第9図は、第8図の流体制御バルブを横断する軸方向
概略断面図である; 第10A図は、第9図の流体制御バルブに組み込んだベ
アリングディスクのアウトプット端部から見た図であ
る; 第10B図は、第10A図のベアリングディスクの側面図で
ある; 第11A図は、第9図に示す流体制御バルブのシャッタ
ーディスクを、バルブの軸に沿ってそのインプット端部
から見た図である; 第11B図は、第11A図のシャッターディスクの側面図で
ある; 第12A図は、第9図に示す流体制御バルブのバルブ本
体を、軸に沿ってそのアウトプット端部から見た正面図
である;又、 第12B図は、第12A図のバルブ本体の側面図である。
第1図に示すように、本発明に従ったベンチレータ式
患者収容器は、患者を収容する表面11−この上にベンチ
レータによって人工呼吸を受けている幼児患者を図示し
てある−を設けている基部要素10を包含する。
該ベンチレータは、更には、全体としては平たんなU
字型をした、患者の体幹部の上方にトンネルを形造る被
覆要素12から構成される。該被覆要素は、開口部13を付
与する開口端部から構成され、かかる開口部を介して患
者の身体が通過するのである。各開口部13には、該被覆
要素12の端部の三つの側面全てに沿って取り付けたヒダ
付きゴム製カーテンの形状をした封止要素14が設けられ
ている。
該被覆要素は、該被覆要素の各々長手方向に伸在する
端縁部に配置せられた迅速解放ラッチ15を解放すること
によって、基部要素からは切り離し可能となっている。
一対の空気用入り口/出口用ポート16は、被覆要素の
長手方向の中心線の何れか一方の側であって然も患者の
上部胸部の上方に位置して設けられる。該ポート16は、
可撓性の管17を経由して患者収容器内の圧力変動を造出
せしめるための発振器に接続されるが、該管は該発振器
に接続されるに先立ってT型継手で会合する。
これ等のポート16は、患者の胸部に接触出来るよう脱
着可能である被覆要素の内で取り外し可能なハッチ部18
の中に設けられる。
第2図に示すように、該被覆要素は、基部要素から取
り外され、カーテン14の構造がもっと良く見ることが出
来るようにしてある。この基部要素の各端部は、通常は
U字型である開口部13の輪郭を、該被覆要素と基部要素
との接続部に接する該U字の開口端部と共に形成するの
である。封止作用を有するカーテン14は、ヒダがつけら
れ、その結果ヒダによって形成される隆起峰と谷とが全
体として、該開口部内に収容された患者の周囲に伸展す
ることになる。カーテンの内端の周囲に、紐要素19が設
けられているが、この要素はカーテン14と一体となり、
カーテンの内部の下部コーナー部分の間において内端の
周囲に伸展する。かかるコーナー部から、紐19が、テン
ション要素20として各側面上に伸展する。それぞれのテ
ンション要素20には、おす要素と雌要素21a,21bとを構
成するその両端部の中間において迅速解放インラインカ
ップリング21が設けられている。それに引き続いて各テ
ンション要素20は、基部要素の表面にあるそれぞれの開
口部22を貫通し、基部要素の上部表面の下方を伸在し、
基部要素の側壁にあるそれぞれの長方形の開口部を経過
して終了するのである。それぞれのテンション要素20
は、その起源・出発点となった開口部のサイドと対向す
る基部要素の内の長手方向に伸在するサイドにあるそれ
ぞれの開口部23を介して存在することが、理解されよ
う。
かかる状況は、第4図を参照すれば更に明確に理解さ
れるだろう。即ち、第4図においては、基部要素の上部
表面にある開口部22を貫通し且つ基部要素上部表面の下
方を通過して側面出口23に至るテンション要素20が取る
コースが、明確に認められる。
又第4図においては、カーテン14のヒダ付けのパター
ンが明確に認められる。
更に第4図において最もよく判ることであるが、迅速
解放ラッチ15は、被覆要素上に設けられた止め金要素25
と連通する基部要素の長手方向に伸在する端縁部が描く
直線のすぐ外側において、基部要素内の上方向に対向す
るスロット24から構成される。該止め金要素25は、断面
が全体としてU字型で、このU字の中央の弛み部分はス
ロット24内に侵入出来るように下方向に指向している。
上方向に対向する取付け台を含む止め構成部27を、該止
め金要素25の外側表面に設け、開口部24の外部側の境界
を形成する壁部の下方で係止・止めを行うが、該止め金
要素に圧力を加えてラッチを解放することによって内側
方向に変位・移動せしめることが可能である。
第4図において同様に明確に認められるのは、接続ホ
ース17を受容するための起立する管状コネクター部26を
それぞれ設けたポート16である。第3図においても認め
られるように、各ポート16は、被覆要素部の横方向中心
線上に、縦方向中心線について等間隔をおいて、従って
該チャンバーの幼児患者の上胸部の真上に位置してい
る。
第5図においてもっとも良く認められるように、カー
テン14は、その内側端縁部において紐19と又その外側端
縁部において封止形成部28と一体となっており、該カー
テンは、かかる封止形成部によって終端壁13にある開口
部の内周面を周回して固定されている。
基部要素は、中空であり、チャンネルを輪郭づける複
数の隔壁が取り付けられており、このチャンネル中を、
第5図においてやはり明確に認められるようにテンショ
ンをかける紐20が貫通している。
かかるテンションをかける紐20は、該チャンネルの少
なくとも一部分と密に適合・はめあいせしめられ、該チ
ャンネル中を通って該基部要素に伸在し、その結果何処
でも固定されるよう任意の位置に留まることになる。
作動・動作時においては、被覆要素は、止め金15を解
放し、紐20を引っ張ってこれを緩め、次いでインライン
迅速解除コネクター21を解放することによって、まず被
覆要素から取り外す。幼児患者を基部要素10の上面に仰
臥させ、コネクター21を再度連結し、テンションをかけ
る紐20を引っ張って被覆要素全体を、ラッチ15の止め金
要素25がスナップ式にスロット24内に戻るまで所定の位
置に引き降ろし、同時にカーテン14を引いて紐19の線に
沿って両者を患者に対して封止し且つヒダ付けされたカ
ーテンの下部自由縁端に沿って被覆要素に対しても封止
する。
かかる操作は、熟練した開業医が行う挿管処置と同様
迅速に行うことが可能であると判明している。挿管処置
は極めて熟練を要する技術であるが、一方上記した患者
収容器を患者の身体の上で組立てることは、単純簡単で
あり、迅速且つ確実にこれを行うには若干の訓練を必要
とするに過ぎない。
直接比肩可能であるベンチレータ式患者収容器の従来
品のデザインは、患者の開口部を通して患者収容器内に
移すことから成っており、かかる操作は、具体的に上記
した機器・装置を使用することよりも遥かに手間・暇が
かかることが判っている。かかるベンチレータ式装置を
用いるに際しては、患者を患者収容器内に収容する時の
数秒の節減が重要であるが、理解され、認識されるべき
である。
本発明に従った患者収容器に若干変更を加えた機器を
第6図に示す。第6図に示す患者収容器は、カーテンの
ヒダの形成方法において前記した機器とは異なってい
る。ヒダがカーテンの自由端縁にまで伸在して下端にお
いてジグザグパターンを形成するのに対して、第6図に
おいて示した実施態様においてはヒダがそれぞれ基底部
に平行に開口部13の横側端部にまで達するのが判る。従
って、基部要素に隣接する開口部の下部縁端に沿って、
該カーテンはジグザグ状の封止端部ではなく、直線状の
封止端部を造出するのである。
第6図には、開口部16を包含するパネル18を所定の位
置に固定する迅速解除ラッチ29を詳細に示してある。
図示した患者収容器は、好ましくは周期変動圧力発生
源と組合わせて用いるが、かかる圧力発生源装置は、患
者収容器のガス接続部16に連結された一定の陰圧発生源
から構成されていてもよく、かくしてバックグラウンド
の陰圧が、所定の圧力値で患者収容器内において確立さ
れ、同時にたとえばピストンポンプのような周期変動圧
力発生装置が、一定量のガスをポンプで前後に圧送して
患者収容器の同一接続部16で接続された患者収容器から
の送排を行うよう適合させられている。
好ましくは、かかる一定陰圧発生源と周期変動圧力発
生源の双方とも、患者収容器内の平均圧力、該平均圧力
からの圧力変動の幅及び振動数とが使用者によって全て
選択出来るように調節可能となっている。
周期変動圧力発生源としてもう一つ別の形式のもの
を、第7図に示してある。この装置は、単一接続を介し
て患者収容器内の平均陰圧を生成すると共にかかる圧力
を必要に応じて周期変動させることが出来るように適合
させられる。
第7図に示す周期変動圧力発生源は、前面壁121と環
状側壁122及び圧力チャンバーの後部を閉止する柔軟な
ダイアフラム123を有し、かくして該ダイアフラム123の
軸方向の変位によって可変である。全体として円筒状容
積を圧力チャンバー内において輪郭づける圧力チャンバ
ーを包含して成るポンプユニット構成される。ガス出口
124は、前面121の中に設けられ、患者収容器への接続に
用いられる。
バルブポート125は、環状壁122内に形成され、破線で
示した位置まで外方向に移動出来るように蝶番止めされ
たバルブフラップ126で覆われている。バルブフラップ1
26は、図示していない手段によって閉塞位置に対しては
弾性的に偏位せしめられている。適当には、該フラップ
の偏位は、ただ単にフラップ自体の持つ自然の弾力によ
るものである。
リンクシャフト127は、万能ジョイント128によってダ
イアフラム123の中心部に連接されている。その他端に
おいて、リンクシャフト127は、万能ジョイント129を介
して、段階式切り換えモータ(stepping motor)131に
よって軸で回転可能に取付けられたディスク130の偏心
位置に接続される。ディスク130は、リンク127を該モー
タ131の軸回りに偏心して回転可能であるようにリンク1
27の一端を固定する揺り要素として機能するのである。
図中に示すように、該ダイアフラム123は、該モータ1
31によってディスク130を回転させることによって軸方
向に変位可能となっている。ダイアフラムとリンク127
とが回転周期の対向端部において取る位置を、図中にお
いて破線によって示してある。
モータ131が回転すると、ダイアフラム123を往復運動
させ、かくしてを接続部124を経由してガスを前後に変
位移動させるピストンとして機能する。
ダイアフラム123が動いて、接続部124を介してチャン
バー内でガスを圧縮し且つガスを排出させるに応じて、
バルブフラップ126が開き、若干のガスが、バルブポー
ト125を通じて圧力チャンバーから逸失される。バルブ
フラップ126は、ダイアフラム123がモータ131によって
吸引された場合、閉止して、外部からガスが侵入するの
を防止する。即ち、ガスが接続部124を介してポンプで
圧送排されるが、若干のガスは、系から連続的に逸失
し、その結果陰圧の基準圧力が生成される。勿論、ガス
も封止部中に存在するリークを通じて患者収容器中に侵
入するため、バルブ125、126の作用を受けて創出された
陰圧を緩和することになる。
モータ131は、段階式切り換えモータであり、適当な
段階状パルスを与えることによって駆動される。このよ
うなパルスは、適当なマイクロプロセッサ回路によって
生成され、パルスのシーケンスは、モータに送られて、
単一回転内においても速度を所定通り変化させることも
出来る。即ち、接続部124で生成せしめられた圧力波形
は、適当な制御回路を設けることによって詳細に制御さ
れ、又使用者には、自らが望む波形を形成すると共に圧
力周期変動の周波数、収容・封包機器内の平均圧力及び
圧力変化の幅を選択することが出来る手段を付与するこ
とが出来る。
又別の形式の周期変動圧力発生源として、第8図に図
示する圧力振動発振器がある。この圧力発振器は、ベン
チレータ内部において圧力の周期的変動を生成せしめる
ことが可能であり、患者収容器内の平均的陰圧を創出す
るように配設することが出来る。
圧力発振器800は、流体制御バルブAから構成され、
該バルブのアウトプットは、アウトプットパイプ804を
介してベンチレータ式患者収容器に接続される。該バル
ブAは、二つの代替インプットを有しており、それぞれ
圧力チャンバーC及び真空室Dとに接続される。バルブ
Aは、電子式切り換えモータ(electronic stepping mo
tor)Bを用いて制御されアウトプットを圧力チャンバ
ーC又は真空室Dのいずれかへ接続する。
圧力チャンバーCは、空気パイプ801を経由して、た
とえば病院の壁面Wに配置された空気供給源から加圧空
気を受容する。この真空室Dは、空気パイプ802を経由
してたとえば病院の壁Wに設けられた吸引パイプへ接続
されていてもよい。しかしながら、このようなパイプが
利用出来ない場合は、その代わりに真空室Dの真空は、
これに接続した真空ポンプEを用いて供給してもよい。
この場合、真空ポンプEは、加圧空気供給源に接続した
又別の空気パイプ803を経由して真空ポンプEに供給し
た加圧空気によって駆動される。
電子式切り換えモータBは、制御ライン807を介して
マイクロプロセッサMによって制御される。かかるマイ
クロプロセッサMは、圧力計Eを用いてアウトプットの
空気圧力、即ちベンチレータ式収容・封包機器の圧力を
監視する。尚、圧力計のインプットは、圧力ライン805
を介してベンチレータ式患者収容器の内部に接続され、
又そのアウトプットは、制御ライン806を介してマイク
ロプロセッサMに接続される。この圧力ライン805は、
好便には流体制御バルブAとベンチレータ式患者収容器
とを連結するアウトプットの空気ライン804を通過す
る。
次に流体制御バルブAを、第9図ないし第12B図を参
照してさらに詳しく説明する。バルブAは、バルブ本体
809、バルブ本体809とネジ切りして嵌合するアウトプッ
トチャンバー812へ連なるアウトプットポート812a、バ
ルブ本体の一方の側にある圧力ポート815、バルブ本体
の他方側にある真空ポート814及びベアリングディスク8
11によって保持され且つスピンドル808によって段階式
取り換えモータBに駆動可能に接続されたシャッターデ
ィスク810とから構成されて成る。“アウトプットポー
ト”及び“インプットポート”は、便宜上かく称される
が、これらを貫流するガスフローは、事実振動しており
しかも唯単に又は圧倒的に外側方向に振動しているので
はないことが、明らかであろう。このバルブ本体809と
アウトプットチャンバー812は、同軸であり、バルブ本
体809は、中くり孔を有しており、シャッターディスク8
10のスピンドル808を受容する。
第11A図及び第11B図において示すように、このシャッ
ターディスク810は、円形のディスクから構成され、こ
れにスピンドル808が依存する。シャッター開き部813
は、ディスク内においてその中心を外れて形成される。
かかるシャッター開き部813は、約70度の角度で開いて
おり、一つの環の一部分の形状を呈している。
第10A図及び第10B図において示すように、ベアリング
ディスク811は、端部にボールベアリング826を取り付け
た短いベアリングシャフト825が、軸方向に依存する円
形ディスク824から構成される。かかるディスク824は、
三つの大きい、環の一部分の形状をした開き部と共に形
成され、その結果、空気がベアリングディスク811を貫
流することを可能とする。第9図に示すように、このベ
アリングディスク811は、アウトプットチャンバー812内
において同軸に同定される。ディスク824の上部周辺面
は、アウトプットチャンバーの内径が異なる二つの部分
の間にある環状ショルダー部と隣接している。ボールベ
アリング826は、シャッターディスク810の上部表面の中
心と嵌合していて、その結果確実にシャッターディスク
がバルブ本体809の中にあるその座部に常時収まること
になると共に該シャッターディスクは回転可能に保持さ
れる。
第9図及び第12A図に示すように、バルブ本体809は、
圧力インプットチャンバー817及び真空インプットチャ
ンバー816とを有しているが、これらのチャンバーは、
相互に隔離され且つそれぞれ圧力インプット及び真空イ
ンプットポート815、814と連通している。これらのイン
プットチャンバー816、817は、バルブ本体809内におい
て近軸孔として形成され、それぞれ断面で見た場合は環
の一部分の形状を呈する。各インプットチャンバーの下
端は、閉止されており、又上端は、該シャッターディス
ク810との境界面において該シャッターディスク810のデ
ィスクと共通の一つの平面内にある。
圧力インプット及び真空インプットチャンバー817、8
16は、シャッター開き部813がこれら二つのチャンバー
の何れかと共に又は単独で現出するがこれら両者と共に
は決して現出しないように、シャッターディスク810に
関して配置される。シャッターディスク810が回転する
につれて、該ディスクは、以下の三つの何れかの位置範
囲をとる;即ち、圧力インプットチャンバーと真空イン
プットチャンバーとの間のシャッター開き部を経由して
のみ然もかかる第一の位置範囲内のある正確な位置に依
存して変動する速度で、空気の流れが可能であるような
第一の位置範囲;真空インプットチャンバーとアウトプ
ットとの間において該第二の位置範囲内の正確な位置に
依存して変動する速度において、空気流れが可能である
ような第二の位置範囲;及び該インプットチャンバーと
アウトプットチャンバー15−とが全て相互に隔離される
ような第三の位置範囲。真空のインプットチャンバー81
6の断面積は、圧力インプットチャンバー817の断面積の
ほぼ二倍である。かくしてアウトプットチャンバーへの
加圧空気の流れを更に付加的に絞り込まれ、そのため、
圧力チャンバーCと平均アウトプット圧力との圧力差が
真空室Dと平均アウトプット圧力との圧力差よりも大き
い、という事実が補償されることになる。
第12A図及び12B図において示すように、バルブ本体80
9は、先端を円くした不等三角形をした基底部819を有し
ており、アウトプットチャンバー812とネジで嵌合出来
るための外部にネジ切りした円筒状部820が、この基底
部の中心に依存している。浅い舌片が、バルブ本体の円
筒状部820の上部表面に、シャッターディスク810の境界
面において切り込まれている。縁端部823は、ほぼ140度
なる角度で対向しており、隆起峰821によって、円筒部8
20の上部表面のそれ以外の部分822とから分断されてい
る。この縁端部823の目的は、シャッターディスク810の
下部表面と該シャッターディスクが使用動作時において
摺動する本体要素の円筒部820の隣接上部表面との間で
の摩擦を減少させることである。
ベンチレータ式患者収容器に適用される周期的な圧力
変動は、以下のように生成される。
最大圧力及び最小圧力の値は、シャッターディスク81
0の正確な角度位置を選択することによって決定され、
その結果当該インプットチャンバー816又は817の前面積
の内必要とされる部分が、シャッター813によって開か
れるのである。かかる操作は、マイクロプロセッサMに
よって制御される電子式切り換えモータBにより実施さ
れる。更には、圧力の時間変動は、シャッターディスク
810の運動を正確に調時することによって制御される。
たとえば、かかるシャッター開き部813は、適当なイン
プットチャンバー上を迅速に又はもっと緩徐に移動せし
められ、それに応じて静止時間は、周期全体に占める割
合は小さくなるか又は大きくすることが可能であろう。
電子式切り換えモータBは、好ましくは、往復運動に
おいて二つのインプットチャンバー全般に渡って、1分
当り1ないし1800下の振動数でシャッターディスクを前
後に移動せしめることが可能であり、かくして空気圧の
周期的変動を相応する振動数にて生成せしめるのであ
る。かかる圧力変動の波形は、必要に応じてのこぎり波
形、方形波形又は正弦波形に制御されることが可能であ
る。
圧力変化及び患者収容器の平均圧力を上記のように管
理するシステムを用いることによって、たとえばIRDSに
かかった早産児のように肺が健全でない患者の換気を行
うことが可能であることが、発見されたのであるが、他
方では、高頻度の外部換気を行うためこれまでになされ
た提案は、実験室での試験で健康な肺を有する動物につ
いて、短時間に限って有効であるに過ぎないことが判っ
ている。
更には、胸部の真上に配置した開口部16を経由して患
者収容器内に空気をポンプで圧送することが、唯単に患
者収容器と大気との間の接続部20を開くこと又は該患者
収容器の側部に開口部を設けることとは異なり、重要な
意義を有するのである。胸郭に直接当るようチャンバー
内に空気を吹き込むことは、該患者収容器全体の圧力が
上昇して作動するまでに胸郭の下向きの運動を始動せし
める役割を果すのである。周期の圧力下降過程の開始時
に空気の流出によって吸引・吸い込み状態が造出せしめ
られるが、このため、患者収容・封包機器全体の圧力低
下が起きて胸部の膨張を開始するのに先立って、胸部膨
張を始動させるのに役立つ。
即ち、チャンバーからの空気の流出入と胸壁運動との
連動・連結が、空気の流入/流出ポートをこのような局
所的な圧力効果を生じるように配置することによって、
大幅に改善されることが可能である。
このような目的のために、ポンプ又は圧力発振器が、
同等のフローパスを介して入り口ポートを大気に連結し
た場合に可能な速度の少なくとも二倍、好ましくは三倍
以上の速度を有する空気フローを、患者収容器への接続
部を経由して供給することが可能であるので、好まし
い。
現在用いられている補助換気のための方法や機器と比
較して、上記した機器は、本質的な利点を幾つか有して
いる。挿管処置が回避せられ、そのためこれに関連する
合併症が全て回避されるのである。
従来技術による設計の陰圧ベンチレータと比較して、
添付図面を参照して説明したベンチレータは、保育器を
代替することを意図せず、従来の保育器をそのまま使用
することが可能であるので、コストが安い。
頭、肩や腕及び患者の身体の下部は、通常の処置や緊
急処置を自由に施すことが出来る状態になっている。従
って、換気の作業を中断して、幼児を汚物から清潔にし
又滴注などの管を取り付け又維持する必要は全くないの
である。
このベンチレータへ流入し又そこから流出する空気が
保育器から引かれるように配設列されているため、幼児
の体温の制御が十二分に行うことが可能であり、然も又
患者の身体の大半部がベンチレータ内に封包されず唯単
に保育器の雰囲気中に保持されるという事実からして、
一層これが簡単になるわけである。
二つのダイアフラムが対置せられてあるので、陰圧の
ために患者が更にベンチレータの患者収容器内に引き込
まれようとする傾向・可能性は、殆ど又は全くない。極
めて身体の小さい乳児の首には、ベンチレータの封止
が、腋の周囲でなされるため、ひずみが全くかからな
い。しかし、患者の首の周囲で上部封止を万一行う必要
があったとしても、ダイアフラムを二枚用いているので
このベンチレータを操作しても、首には殆ど又は全くひ
ずみはかからないであろう。
従って、かかるベンチレータを用いると、体重如何に
係わらず乳児でも換気を行うことが出来る。
これまで本発明を、特に乳幼児に言及して説明してき
たが、本発明の方法及び機器は、適当な規模で構成され
れば、成人の患者にも使用することが出来るのである。
本発明を上記した実施態様の特徴に言及してきたが、
本発明の範囲内において多くの修正及び変更が可能であ
る。
たとえば、本発明の第三の局面を、第8図ないし第12
Bに示した実施態様に言及して説明したが、流体制御バ
ルブは幾つかの別の形状を呈することも可能であること
が意図される。たとえば、二つのチャンバー816、817の
断面積は、その相対的な大きさは如何なるものであって
よく、これら二つのチャンバーは、バルブ本体の周方向
に一定間隔をおいて設けた如何なる位置においても形成
することが可能であろう。更には、該バルブには、三つ
以上のインプットを設けることが可能であり、それぞれ
がアウトプットチャンバーと連通せしめることが可能な
別個のインプットチャンバーとを設けることも可能であ
ろう。

Claims (33)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部要素(10)及び動作位置において患者
    の身体の一部を収容するための少なくとも一つの開口部
    (13)を要素中に有する患者受容チャンバーの輪郭を形
    成する引上げ可能な被覆要素(12)から構成されるベン
    チレータ装置用の患者収納器であって、 該被覆要素内のかかる開口部又は複数のかかる開口部の
    各々が、動作位置にあっては該被覆要素に載置し且つ該
    被覆要素と患者の身体及び該基部要素との間に作動時実
    質的に気密な封止を形成するための封止要素を包含する
    被覆要素の端縁に沿って開口しており、 該封止要素は、基部要素に載置する自由端を有する柔軟
    なカーテン(14)の形状を呈すると共に、該カーテンの
    一部を緊張させ、該カーテンをして基部要素と患者の身
    体とに対して封止を行わせる手段(19)を有するもので
    あることを特徴とする患者収容器。
  2. 【請求項2】該被覆要素(12)が前記患者収納開口部
    (13)を、その対向する二つの端部の各々において一つ
    ずつ一対として有する特許請求の範囲第1項に記載され
    た患者収容器。
  3. 【請求項3】患者収容器の大きさ及び開口部の大きさと
    位置間隔とが、それぞれ患者の腹部をダイアフラムの下
    方において又その上胸部を腋の領域内で受容する特許請
    求の範囲第2項に記載された患者収容器。
  4. 【請求項4】新生児又は早産児の患者に対して使用可能
    な特許請求の範囲第3項に記載された患者収容器。
  5. 【請求項5】カーテン(14)が、ゴム製又はプラスチッ
    ク製である特許請求の範囲第4項に記載された患者収容
    器。
  6. 【請求項6】カーテン(14)がヒダ付き構造を有し然も
    そのヒダの隆起峰と谷とが患者の周囲に伸在する特許請
    求の範囲第1項ないし第5項のいずれか1項に記載され
    た患者収容器。
  7. 【請求項7】開口部又は複数の開口部の各々においてカ
    ーテンの一部分を緊張させる手段(19)が、カーテンの
    各内部下端領域から伸展し且つ開口部の方向に向けて前
    記下端領域を基部要素にまで下降せしめるような態様で
    基部要素(10)の上部表面の下方を走行・通過するそれ
    ぞれの伸長した、可撓性のテンション要素(20)から構
    成されて成る特許請求の範囲第1項ないし第6項のいず
    れか1項に記載された患者収容器。
  8. 【請求項8】それぞれのテンション要素(20)が、開口
    部(13)の周囲のカーテン(14)の内端を周回し且つカ
    ーテンの下部内隅から伸在してそれぞれのテンション要
    素を構成する一体の伸長した要素(19)の終端領域であ
    る特許請求の範囲第7項に記載された患者収容器。
  9. 【請求項9】各テンション要素(20)が、それぞれのテ
    ンション要素(20)の全長の中間に設けられた迅速解放
    インラインコネクター(21)において内部部分及び外部
    部分に分断可能である特許請求の範囲第7項又は第8項
    に記載された患者収容器。
  10. 【請求項10】各テンション要素(20)が、紐である特
    許請求の範囲第7項ないし第9項の内のいずれか1項に
    記載された患者収容器。
  11. 【請求項11】各テンション要素(20)が、該吊張り要
    素が貫通する基部要素の一部(22と23との間)の内部に
    おいて摩擦嵌合し、その結果動作時所望の張力を保持す
    るものである特許請求の範囲第7項ないし第10項の内の
    何れか1項に記載された患者収容器。
  12. 【請求項12】各テンション要素が、基部要素の上記表
    面にある開口部(22)を経由して伸展し且つ前記上部表
    面の下方を走行して該テンション要素と連動したカーテ
    ン端部に対向する基部要素(23において)の縁端にまで
    達する特許請求の範囲第11項に記載された患者収容器。
  13. 【請求項13】被覆要素(12)が、ベースライン圧力を
    基準としてチャンバーを加圧し且つ除圧するガスの給気
    及び排気用発振器(第7図)に接続するための少なくと
    も一つのポート(16)を有する特許請求の範囲第1項な
    いし第12項のいずれか1項に記載された患者収容器。
  14. 【請求項14】前記一対のポート(16)が、チャンバー
    の長手方向の中心線の何れか一方の側に設けられる特許
    請求の範囲第13項に記載された患者収容器。
  15. 【請求項15】前記ポート(16)が、患者収容器内の患
    者の上胸部に載置するよう配置せられる特許請求の範囲
    第14項に記載された患者収容器。
  16. 【請求項16】被覆要素の一部分が、取り外し可能なハ
    ッチ(18)を形成して、その結果患者収容器と患者との
    間の封止を破断することなく患者に接触することが可能
    となる特許請求の範囲第15項に記載された患者収容器。
  17. 【請求項17】患者収容器と該収容器への空気の給排を
    行ってその内部圧力を周期的に変化せしめる発振器とか
    ら構成されて成る補助呼吸又は人工呼吸を実現するのに
    使用可能なベンチレータ装置をさらに有する特許請求の
    範囲第1項記載の患者収容器。
  18. 【請求項18】発振器が、患者収容器内において近似大
    気圧を設定する手段(125、126)及び該収容器内の圧力
    を変化させて該近似大気圧に周期的変化を付加付与する
    手段(123)とを包含して成る特許請求の範囲第17項に
    記載された患者収容器。
  19. 【請求項19】前記発振器が、振動数が1Hz以上である
    圧力変化を造出する特許請求の範囲第18項に記載された
    患者収容器。
  20. 【請求項20】前記患者収容器内の近似大気圧を設定す
    る手段が、少なくともマイナス196Pa(2cm H2O)なる陰
    圧の基準圧力を生成する特許請求の範囲第18項又は第19
    項に記載された患者収容器。
  21. 【請求項21】近似大気圧を設定する前記手段が、196P
    aないし2940Pa(30cm H2O)なる範囲の陰圧基準圧力を
    生成する特許請求の範囲第20項に記載された患者収容
    器。
  22. 【請求項22】前記患者収容器内において近似大気圧を
    設定する手段が、所望の近似大気圧を造出するよう調節
    可能である特許請求の範囲第18項ないし第21項の内の何
    れか1項に記載された患者収容器。
  23. 【請求項23】前記患者収容器内において近似大気圧を
    設定する手段が、少なくとも−490Pa(5cm H2O)ないし
    −1470Pa(5cm H2O)なる範囲にわたって所望の近似大
    気圧を造出する特許請求の範囲第22項に記載された患者
    収容器。
  24. 【請求項24】患者収容器内の圧力を変化させる手段
    が、392Pa(4cm H2O)ないし3136Pa(32cm H2O)なる範
    囲内の圧力変化振幅を生成する特許請求の範囲第18項な
    いし第23項の何れか1項に記載された患者収容器。
  25. 【請求項25】患者収容器内の圧力を変化させる手段
    が、所望の圧力変化振幅を生成するように調節可能であ
    る特許請求の範囲第24項に記載された患者収容器。
  26. 【請求項26】患者収容器内の圧力を変化させる手段
    が、前記した周期的圧力変化を与えるため一定範囲の波
    形から所望の波形を一つ造出するよう調節可能である特
    許請求の範囲第17項ないし第25項の何れか1項に記載さ
    れた患者収容器。
  27. 【請求項27】前記患者収容器内において近似大気圧を
    設定する前記手段及び前記患者収容器内の圧力を変化さ
    せて前記近似大気圧に周期的な変化を付加付与する手段
    が、両者組合わせてポンプユニットによって提供される
    特許請求の範囲第18項ないし第25項の何れか1項に記載
    された患者収容器。
  28. 【請求項28】患者収容器に接続されたアウトプット
    (812a)、加圧下の空気供給源へ接続するための第一の
    インプット(815)及び近似大気圧発生源(真空供給
    源)へ接続するための第二のインプット(814)とを有
    する流体制御バルブ(A)から構成され、該流体制御バ
    ルブが該アウトプットを加圧空気供給源と真空発生源の
    何れか一方に接続するものである特許請求の範囲第17項
    に記載された患者収容器。
  29. 【請求項29】チャンバー内の圧力を変化させる手段
    が、前記圧力の周期的変化を3ないし12Hzの周波数で生
    成する特許請求の範囲第17項ないし第27項の内の何れ1
    項に記載された患者収容器。
  30. 【請求項30】基部要素(10)及び動作位置において患
    者の身体の一部を収容するための少なくとも一つの開口
    部(13)を要素中に有する患者受容チャンバーの輪郭を
    形成する引上げ可能な被覆要素(12)から構成されるベ
    ンチレータ装置用の患者収容器であって、 該被覆要素内のかかる開口部又は複数のかかる開口部の
    各々が、動作位置にあっては該被覆要素に載置し且つ該
    被覆要素と患者の身体及び該基部要素との間に作動時実
    質的に気密な封止を形成するための封止要素を包含する
    被覆要素の端縁に沿って開口しており、 該封止要素は、基部要素に載置する自由端を有する柔軟
    なカーテン(14)の形状を呈すると共に、該カーテンの
    一部を緊張させ、該カーテンをして基部要素と患者の身
    体とに対して封止を行わせる手段(19)を有し、 さらに、該患者収容器は、制御バルブ(A)のメインポ
    ート(812a)に接続された内向き及び外向きの空気流の
    ポート(16)を備え、 該バルブが、メインチャンバー(812)と連通する前記
    メインポート、メインチャンバーに別個に接続可能な第
    一及び第二の相互に隔離された副チャンバー(816、81
    7)と連通する第一及び第二の副ポート(814、815)並
    びに第一及び第二の副チャンバーのそれぞれのガスフロ
    ーのためメインチャンバーに接続出来るように又はメイ
    ンチャンバーを双方の副チャンバーから隔離出来るよう
    に選択的な位置取りが可能なシャッター開き部(813)
    を有する可動のシャッター(810)とから構成されたも
    のであることを特徴とする患者収容器。
  31. 【請求項31】前記第一及び第二の副ポートの何れか又
    は各々に接続されたアキュミュレータリザーバ(Cと
    D)から構成され、該アキュミュレータリザーバの単数
    又は複数のそれぞれがガス圧又は真空に接続するもので
    ある特許請求の範囲第30項に記載された患者収容器。
  32. 【請求項32】ベンチレータ装置が、ガス圧を前記メイ
    ンポートにおいて若しくはそれに隣接して又は前記ベン
    チレータ式患者収容器内において感知するための圧力セ
    ンサー(F)を包含して成る特許請求の範囲第30項又は
    第31項に記載された患者収容器。
  33. 【請求項33】前記シャッター要素の動きを制御して、
    前記メインポートにおいて若しくはそれに隣接して又は
    前記ベンチレータ内において所望の圧力変化パターンを
    造出する電子回路(M)を包含して成る特許請求の範囲
    第30項ないし第32項の何れか1項に記載された患者収容
    器。
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