JP2647446B2 - カルボキシル基含有共重合体の二次分散液を主剤とする水性被覆用物質 - Google Patents

カルボキシル基含有共重合体の二次分散液を主剤とする水性被覆用物質

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エス
テルのカルボキシル基含有共重合体の二次分散液を主剤
とする水性被覆用物質、ならびにその製法及び塗料とし
ての用途に関する。
結合剤として普通の水性重合体分散液を使用して製造
される被覆は、結合剤として有機溶剤に可溶な共重合体
を含有する被覆と比較すると、水分の作用を比較的速や
かにかつ強く受けて水分を吸収して膨潤し、これによつ
て腐食作用物質例えば酸素、二酸化炭素、二酸化硫黄又
は塩類を通しやすくなる。この被覆膜はその結果、その
下に存在する被覆された物品に対する保護機能及びその
上の固着性をほとんど失い、機械的負荷に対する抵抗を
減少させる。したがつてこの被覆は一般に金属その他の
物品の気象条件による腐食に対する保護又は道路標識の
ための被覆等に、適しないか又は使用が制限される。一
次分散液を主剤とする水性被覆用物質は、強い腐食作用
を受ける応用分野には不適当で、その場合は有機溶剤に
溶解した被覆用物質が代わりに使用される。
欧州特許91012号及び西独特開3543361号明細書によれ
ば、水性被覆用物質に使用した場合に、一次分散液を使
用して得られる欠点を有しない水性二次分散液が知られ
ている。しかし既知の二次分散液を主剤とする顔料又は
充填剤を含有する水性被覆用物質を製造する場合には、
別種の問題が妨げとなる。多くの場合に顔料添加した水
性被覆用物質は製造の直後に、成分の水に対する不融和
が起こり、凝固を起こして2相が生ずる。他の場合に
は、顔料添加した水性被覆用物質を長く貯蔵すると水に
対する不融和が生じて、被覆用物質が使用できなくな
る。この欠点は結合剤の酸価が高く(例えば40以上)そ
して共重合体のK値が高い(例えば22以上)ほど、より
顕著である。この欠点は、顔料又は充填剤を既知の低分
子ポリアクリル酸又はポリ燐酸塩を主剤とする分散剤に
よつて処理することによつても避けることができない。
この顔料分散剤が、二次分散剤を主剤とする顔料添加し
た被覆用物質中に存在すると、むしろ分散剤不含の被覆
用物質と比較して、被覆用物質の安定性をより低くする
ことになる。したがつて二次分散液を主剤とする水性被
覆用物質を製造するためには、顔料化しないか又は顔料
化が低いか、あるいは結合剤に対し全く不活性な顔料又
は充填剤、例えば酸化鉄赤、重晶石又は特殊なルチル型
のものが用いられる。この場合にのみ、充分な安定性を
有する水性被覆用物質が得られる。多くの顔料又は充填
剤には、被覆用物質の結合剤と反応するカルシウム化合
物又はマグネシウム化合物が夾雑しているので、これを
被覆用物質に使用すると混合物の安定性に不利な影響を
与える。
本発明の課題は、既知の被覆用物質と比較して改善さ
れた貯蔵安定性を有する二次分散液を主剤とする顔料添
加された水性被覆用物質を提供することであつた。他の
課題は、環境による腐食の影響に対する保護力が既知の
ものと比較して著しく改善された被覆を与える、顔料添
加された水性被覆用物質を得ることであつた。
本発明はこの課題を解決するもので、(A)結合剤と
しての酸価が15〜150でK値が22〜50のアクリル酸エス
テル又はメタクリル酸エステルのカルボキシル基含有共
重合体の水性二次分散液、(B)結合剤(A)の固形物
含量に対し少なくとも5重量%の顔料及び/又は充填剤
(いずれもカルシウム化合物又はマグネシウム化合物を
含有し又はこれから成る)及び(C)アルコール成分が
次式 (RはC4〜C24−アルキル基、フエニル基又はC1〜C18
アルキルフエニル基、R1はH、CH3又はC2H5、nは1〜5
0の数を示す)の化合物から導かれたものである成分
(B)に対し0.1〜10重量%の分散剤としての燐酸モノ
エステルを含有し、(A)及び(B)の固形物に対し成
分(B)の量が2〜70重量%であることを特徴とする、
アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルのカルボ
キシル基含有共重合体の二次分散液を主剤とする水性被
覆用物質である。
本発明の被覆用物質は、従来の重合体の水性一次分散
液を主剤とする水性被覆用物質と比較して、被覆の耐水
膨潤性が改善され、これによつて被覆された物品の気象
上の又は他の腐食の原因となる影響例えば塩水噴霧に対
する保護が改善されていること、ならびに気象上の及び
機械的負荷において被覆の固着性が改善されていること
によつて特に優れている。これは既知の二次分散液を主
剤とする顔料添加された水性被覆用物質と比較しても、
意外にも格段に改善された貯蔵安定性によつて優れてい
る。良好な貯蔵安定性を有する高度顔料化被覆用物質を
製造することも可能である。
結合剤(A)としては、アクリル酸又はメタクリル酸
のカルボキシル基含有共重合体の水性二次分散液で、酸
価が15〜150好ましくは20〜80特に25〜50そしてK値が2
2〜50好ましくは28〜40のものが用いられる。この種の
結合剤の製造は、例えば欧州特許91021号及び西独特開3
543361号各明細書に記載されている。この結合剤(A)
は例えば下記の3成分を共重合させて得られるものであ
る。
(a)1〜20個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状の
モノアルコールとのアクリル酸又はメタクリル酸のエス
テルの少なくとも1種80〜98.5重量%。このエステルの
65重量%までは、ビニル芳香族化合物特にスチロール、
4〜14個の炭素原子を有する共重合可能なビニルエステ
ル又は6〜32個の炭素原子を有する共重合可能なオレフ
イン性不飽和ジカルボン酸ジエステルにより置き換えら
れていてもよい。
(b)3〜10個の炭素原子及び少なくとも1個のカルボ
キシル基又はカルボン酸無水物基を有する共重合可能な
オレフイン性不飽和の有機化合物の少なくとも1種1.5
〜20重量%。
(c)親水性基を有する(a)及び(b)に含まれない
他の共重合可能なオレフイン性不飽和の有機化合物の少
なくとも1種0〜30重量%。
(a)ないし(c)成分の合計は常に100%で、共重
合は水と少なくとも一部が混合しうる有機溶剤の中で行
われ、得られた共重合体はアンモニア又はアミンを添加
して水中に分散させ、そして必要に応じ過剰を溶剤を留
去する。
成分(a)としては、1〜20個の炭素原子を有する直
鎖状又は分岐状のモノアルコールによるアクリル酸又は
メタクリル酸のエステルが用いられ、その例は次のもの
である。メチルアクリレート、エチルアクリレート、イ
ソプロピルアクリレート、メチルメタクリレート、n−
ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソ
ブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、三級
ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルアク
リレート、ならびにこれらの混合物。特に好ましいもの
はn−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート及
び2−エチルヘキシルアクリレートである。
アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの一部
と置き代わることのできるビニル芳香族化合物として
は、例えばスチロール及びビニルトルオールが適する。
このビニル芳香族化合物は、(メト)アクリル酸エステ
ルの65重量%まで、好ましくは20〜50重量%と置き代わ
ることができる。この(メト)アクリル酸エステルは、
一部が4〜14個の炭素原子を有するビニルエステル又は
6〜32個の炭素原子を有する共重合可能なオレフイン性
不飽和ジカルボン酸ジエステルにより置き換えられてい
てもよい。ビニルエステルとしては例えばビニルアセテ
ート又はビニルプロピオネートが、ジカルボン酸ジエス
テルとしてはマレイン酸のジエステル、例えばマレイン
酸ジ−n−ブチルエステル又はマレイン酸ジイソブチル
エステルが用えられる。成分(a)は好ましくは少なく
とも1種の硬質化する単量体例えばメチルメタクリレー
ト、イソブチルメタクリレート、三級ブチルアクリレー
ト又はスチロールと、少なくとも1種の軟質化する単量
体例えばC2〜C18−モノアルコールのアクリル酸エステ
ルとの混合物である。
成分(b)としては、3〜10個の炭素原子と少なくと
も1個のカルボキシル基又はカルボン酸無水物基を有す
る共重合可能なオレフイン性不飽和の有機化合物が用い
られ、その例は次のものである。アクリル酸、メタクリ
ル酸、マレイン酸、イタコン酸、これらジカルボン酸の
無水物又は半エステル。共重合体の無水物基は、アンモ
ニアで中和する前に、例えば1〜8個の炭素原子を有す
るアルコール又はグリコールエーテルと共に加熱するこ
とにより、対応する半エステル基に変えることができ
る。このアルコール又はグリコールエーテルの例は、エ
タノール、イソプロパノール、ブタノール又はブチルグ
リコールである。成分(b)の単量体としては、アクリ
ル酸、イタコン酸又は無水マレイン酸を使用することが
好ましい。成分(b)の単量体は1.5〜20重量%好まし
くは2〜9重量%の量で重合に用いられる。
成分(c)としては、(a)及び(b)に含まれない
1個の親水性基を有する共重合可能なオレフイン性不飽
和の有機化合物が用いられる。その例は次のものであ
る。アルカンジオールのモノアクリレート又はモノメタ
クリレート、例えばヒドロキシエチルアクリレート、ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルア
クリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ブタ
ンジオールモノアクリレート、ブタンジオールモノメタ
クリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、アク
リルニトリル又はメタクリルニトリル。
結合剤(A)として用いられる共重合体は、好ましく
は前記単量体(a)ないし(c)を、特殊な方法で共重
合させることによつて得られる。すなわち25〜75重量%
が成分Iで、25〜75重量%が成分IIである共重合体が得
られる(IとIIの合計は100%)。成分Iが下記3成分
からの共重合体である。
(a)1〜20個の炭素原子を有し他の官能基を有しない
アクリル酸又はメタクリル酸のエステルの少なくとも1
種80〜98.5重量%(このエステルの65重量%まではビニ
ル芳香族化合物により置き換えられていてもよい)。
(b)3〜10個の炭素原子及び少なくとも1個のカルボ
キシル基又はカルボン酸無水物基を有する共重合可能な
オレフイン性不飽和の有機化合物の少なくとも1種1.5
〜20重量%。
(c)カルボキシル基又はカルボン酸無水物基不含の
(a)及び(b)に含まれない他の共重合可能なオレフ
イン性不飽和の有機化合物0〜30重量%。
(a)ないし(b)の合計は常に100%である。この
共重合体の成分は、欧州特許91021号により公知の共重
合体のそれに相当する。しかし結合剤(A)は好ましく
はそのほかに、(a)及び(c)のコモノマーだけから
構成された共重合体である成分IIを含有する。この場合
重要なことは、まず成分I又はIIの一方を有機溶剤で又
は無溶媒で重合させ、得られた重合体の溶液又は溶融物
中で、他の成分を共重合させることである。得られた成
分I及びIIの共重合体の混合物を、アンモニア又はアミ
ンを添加して水中に分散させる。次いで必要に応じ過剰
の有機溶剤を留去する。
結合剤(A)のベースとなる共重合体は、塊状重合又
は溶液重合によつて製造される。共重合体の溶解に必要
な水と完全に混合しうる有機溶剤の少なくとも一部の存
在下で、重合を行うことは特に好ましい。重合を芳香族
炭化水素、例えばトルオール又はキシロールの中で行う
こともできる。この不活性溶剤は、重合体を水に溶解す
る場合に乳化する。分散液又は溶液中に残留する過剰の
溶剤は、後に本発明の被覆用物質を膜状化する場合に、
薄膜形成補助剤として役立ちうる。この溶剤の例は、沸
騰範囲が約120〜220℃の高沸点芳香族物質又は好ましく
は水と混合しうる溶剤、例えばブチルグリコール、ブチ
ルジグリコール、メトキシプロパノール、イソプロポキ
シプロパノール又はn−プロパノールである。
二次分散液は、共重合体の溶液又は溶融物から製造さ
れる。重合体溶液の固形物含量は好ましくは60〜約90重
量%である。この共重合体の溶液又は溶融物に、アンモ
ニア又はアミン例えばトリメチルアミン、トリエチルア
ミン又はジメチルエタノールアミンを添加して、水中に
分散又は溶解させる。こうしてpHが7.0ないし10以上の
範囲にある安定な分散液又は溶液が得られる。分散液の
固形分含量は約25〜60重量%である。分散液の有機溶剤
含量を特に低くしたいときは、分散液中に存在する有機
溶剤を共沸留去する。共重合体水溶液の固形物含量は5
〜40重量%である。
水性被覆用物質は、成分(B)として、結合剤(A)
の固形物含量に対し、少なくとも5重量%のカルシウム
化合物又はマグネシウム化合物を含有し又はこれから成
る顔料及び/又は充填剤を含有する。この顔料又は充填
剤は、天然産のカルサイト又はドロマイト、白亜、沈降
炭酸カルシウム又は合成顔料、例えばカルシウムフエラ
イト、カルシウムモリブデート又は酸化カルシウムによ
り変性されたアルミナイト、シリケート又は珪酸アルミ
ニウムである。酸化亜鉛又はその塩を主剤とする顔料又
は充填剤を除き、これらすべての顔料及び充填剤を用い
て、貯蔵安定な被覆用物質を製造することができる。成
分(B)としては、結合剤(A)中のカルボキシル基の
少なくとも20%を中和する量のカルシウム化合物及び/
又はマグネシウム化合物を含有するすべての顔料又は充
填剤を使用できる。
粒子表面がカルシウム又はマグネシウムに富む微粒状
物質(B)は、アニオン性結合剤(A)を急速かつ完全
に大粒子として凝固させる。したがつて本発明の被覆用
物質に希望する貯蔵安定性を与えるためには、大量の顔
料分散剤(C)も必要である。粒子表面に存在するカル
シウムイオン又はマグネシウムイオンは、結合剤(A)
のカルボキシル基と反応して架橋を生ずる。
水性被覆用物質は成分(C)として、アルコール成分
が次式 (RはC4〜C24−アルキル基、フエニル基又はC1〜C18
アルキルフエニル基、R1はH、CH3又はC2H5、nは1〜5
0の数を示す)の化合物から導かれたものである燐酸モ
ノエステルを0.1〜10重量%好ましくは0.5〜5重量%含
有する。
この燐酸モノエステルは、DIN53402による50〜600好
ましくは110〜450特に200〜350の酸価を有する。アルコ
ール成分が次式 R−OCH2−CH2−OnH (RはC6〜C18−アルキル基、nは3〜25の数を示す)
の化合物から導かれたものである燐酸モノエステルを使
用することが特に好ましい。
燐酸モノエステルの基礎となる燐酸は、一部が二燐酸
又は三燐酸に縮合していてもよい。しかし重要なこと
は、燐1原子につき平均約1個のポリアルコキシアルキ
ルエーテル基を含有することである。分散剤(C)は水
性被覆用物質の成分(B)に対し、好ましくは0.5〜5
重量%特に0.7〜3重量%の量で用いられる。低分子ポ
リカルボン酸又はポリ燐酸塩を主剤とする顔料分散液に
普通に用いられる他の分散剤を、(B)に対し最高の約
0.1重量%の量で併用することもできる。水性被覆用物
質がこの分散剤をより多量に含有すると、被覆用物質の
貯蔵安定性が不利な影響を受ける。
本発明の被覆用物質の製造は、具体的には顔料及び充
填剤を成分(A)及び(C)の混合物中に常法により分
散させることによつて行われる。しかしまず顔料又は充
填剤(B)の水性懸濁液を分散剤(C)の存在下に製造
し、得られた懸濁液に結合剤(A)を混合加工する操作
法が優れている。こうして顔料濃度が容量で5〜70%好
ましくは18〜45%である顔料添加した水性被覆用物質が
得られる。顔料濃度が25〜35容量%である水性被覆用物
質が特に優れている。
燐酸モノエステルの中和剤としては、このため普通の
塩基が用いられ、アンモニア又は三級アミン例えばトリ
エチルアミンの使用が好ましい。
被覆用物質は結合剤として結合剤(A)のほかに、
(A)と融和しうる他の既知の結合剤を(A)の一部の
代わりに含有しうる。この既知の結合剤の例は、アクリ
ル酸エステル共重合体又は水で希釈しうるアルキド樹脂
を主剤とする一次分散液である。結合剤(A)の70重量
%までを、このような融和する既知の水性結合剤で置き
換えることができる。
本発明の被覆用物質は他の補助物質として、水性被覆
用物質に普通の添加物、例えば消泡剤、濃化剤、薄膜形
成助剤、軟化剤又は溶剤を含有しうる。これらの添加量
は、成分(A)に対し最高40%である。
本発明の被覆用物質は、例えば腐食防止用塗料例えば
さび止め下塗り塗料、腐食防止用充填下塗り塗料又は腐
食防止用上塗り塗料として、あるいは道路標識用塗料と
して使用される。これは基質に塗布したのち架橋し、そ
の際架橋反応は室温では比較的ゆつくり進行するが、温
度を高めると促進される。乾燥した被覆は溶剤に安定
で、したがつて溶剤含有被覆用物質による改善された上
掛け堅牢性、気象条件の影響に対する熱可塑性の減少及
び引裂き安定性において優れ、さらに改善された耐水膨
潤性及び改善された金属の耐腐食性によつても優れてい
る。
共重合体のK値は、ツエルローゼ・ヘミー13巻48〜64
頁及び71〜74頁(1932)に記載のフイケンチヤー法によ
り、テトラヒドロフラン中で25℃及び重合体濃度1重量
%において測定された。K=k・103である。酸価はDIN
53402により測定し、mgKOH/g重合体で表わした。下記例
中の部は重量部を意味する。
実施例1 水25部、ブチルジグリコール5部、イソデカノール1
モルにエチレンオキシド6モルを付加した生成物を用い
て燐酸をエステル化して得られた酸価が270の燐酸モノ
エステル1部、濃アンモニア水1部、市販普通の消泡剤
2部、及びポリウレタンを基礎とする会合活性の市販普
通の濃化剤0.2部を混合して得られたpHが9以上の水溶
液に、順次に微粉化酸化鉄黒(平均粒径約0.002mm)15
部、ミクロカルサイト(平均粒径0.002mm)25部、及び
微粉化酸化鉄赤(平均粒径約0.002mm)25部を添加し、
溶解機により20分間分散させる。得られた顔料懸濁液
に、合計100部の45%水性アンモニア性分散液(結合剤
1)を添加してよく混合する。
この結合剤1は、西独特開3543361号明細書例1の記
載により、容器中のエタノール120部に80℃で、スチロ
ール228部、n−ブチルアクリレート300部、アクリル酸
72部、三級ブチルパーオクトエート18部及びエタノール
90部からの混合物を、2.5時間かけて一様に流入し、単
量体添加の終了後、混合物を80℃でなお2時間重合させ
ることにより製造されたものである。
次いでスチロール288部、ブチルアクリレート312部、
三級ブチルパーオクトエート18部及びエタノール90部か
らの混合物を、80℃で2時間かけて添加し、反応混合物
を80℃でなお4時間重合させる。次いで25%アンモニア
水溶液63.3部及び水1100部を添加し、真空中でエタノー
ル−水混合物を留去する。蒸留中に、エタノール除去後
に固形物含量が45重量%の水性分散液が得られるように
水を添加する。
前記のように燐酸モノエステルの水溶液を顔料及び結
合剤1と混合することにより、顔料濃度が約29容量%の
水性被覆用物質が得られる。さらに全混合物に対し0.2
重量%の市販普通の消泡剤、及び水性被覆用物質の粘度
が1.5pas(ICIロートシンナー、球により測定)となる
量の市販普通の濃化剤を添加する。
実施例2〜6 実施例1と同様に同じ原料物質を使用し、ただし下記
表に示す顔料及び充填剤ならびに量を変更した分散剤及
び架橋剤を使用して、腐食防止用塗料として用いられる
他の水性被覆用物質を製造する。
得られた塗料は、いずれも室温で1か月以上貯蔵して
も安定で凝固しない。
燐酸モノエステル含量がより大量の塗料は粘度が低下
するので、大量のウレタン濃化剤を加えて後から濃化す
ることができる。これは高い剪断力において高い粘度値
を有するので、塗布法により加工するために好適であ
る。
腐食保護用被覆を試験するため、実施例1〜6の塗料
を、脱脂した深絞り鉄板上に、乾燥した膜厚が0.08mmと
なるように塗布し、相対湿度65%で23℃で1週間ならび
に50℃で24時間乾燥した。同様にして比較例1により製
造した塗料についても試験した。
塗料1〜6によるこの被覆は、比較例1の塗料と異な
り、有機溶剤例えばn−プロパノール、ブチルアセテー
ト又はキシロールを作用させると、もはや溶解しなかつ
た。これは溶剤により単に軟化し、膨潤するだけであつ
て、しわが寄ることもなく、また表面の皮膜形成により
浮きあがること(酸化架橋する塗料について公知)もな
かつた。
したがつて本発明の被覆用物質のよく乾燥された塗膜
は、溶剤を含有する被覆用物質による上掛け加工が改善
されることにおいて優れている。塗膜の障害、例えば上
掛け塗装の際の下塗り塗膜の「浮き」又は溶解は防止さ
れる。
前記の深絞り鉄板上に製造された被覆物から切片を作
り、DIN53167(ISO7253/1984に相当)により300時間塩
水噴射試験をした。被覆中のカルシウムイオン又はマグ
ネシウムイオンを生成する充填剤又は顔料の含量が高い
ほど、切片の移行が少なくかつさびが少ないことが認め
られた。比較例1による比較塗料の被覆は、保護力がこ
れより低かつた。
比較例2 実施例1に記載の被覆用物質を、結合剤分散液の半量
を顔料及び充填剤の添加前に顔料補助のため添加し、架
橋剤を添加しないで製造した。出来上りの塗料は不安定
で、製造後間もなく凝固した。
比較例3 実施例1と同様に操作し、ただし燐酸モノエステル
を、分散剤として普通の低分子ポリアクリル酸アンモニ
ウム塩0.8部又は0.4部で置き換える。この色料は数時間
又は数日で凝固し、より高い架橋剤濃度を有する塗料は
急速に濃化して使用不可能であつた。
比較例4 実施例1と同様にして被覆用物質を製造し、ただし燐
酸モノエステルの代わりに分散剤としてポリ燐酸アンモ
ニウム塩を使用すると、得られた塗料は不安定であつ
た。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)結合剤としての酸価が15〜150でK
    値が22〜50のアクリル酸エステル又はメタクリル酸エス
    テルのカルボキシル基含有共重合体の水性二次分散液、 (B)結合剤(A)の固形物含量に対して少なくとも5
    重量%の顔料及び/又は充填剤(いずれもカルシウム化
    合物又はマグネシウム化合物を含有し又はこれから成
    る)及び (C)アルコール成分が次式 (RはC4〜C24−アルキル基、フェニル基又はC1〜C18
    アルキルフェニル基、R1はH、CH3又はC2H5、nは1〜5
    0の数を示す)の化合物から導かれたものである、成分
    (B)に対して0.1〜10重量%の分散剤としての燐酸モ
    ノエステルを含有し、 (A)及び(B)の固形物に対して成分(B)の量が2
    〜70容量%であることを特徴とする、アクリル酸エステ
    ル又はメタクリル酸エステルのカルボキシル基含有共重
    合体の二次分散液を主剤とし、顔料又は充填剤を含有す
    る水性被覆用物質。
  2. 【請求項2】結合剤(A)が、(a)アクリル酸又はメ
    タクリル酸と1〜20個の炭素原子を有する直鎖状又は分
    岐状のモノアルカノールからのエステル(このエステル
    の65重量%までは、ビニル芳香族化合物、4〜14個の炭
    素原子を有する共重合可能なビルエステル又は6〜32個
    の炭素原子を有する共重合可能なオレフィン性不飽和ジ
    カルボン酸ジエステルにより置き換えられていてもよ
    い)80〜98.5重量%、(b)3〜10個の炭素原子及び少
    なくとも1個のカルボキシル基又はカルボン酸無水物基
    を有する共重合可能なオレフィン性不飽和の有機化合物
    1.5〜20重量%及び(c)1個の親水性基を有する
    (a)及び(b)にあげたものとは異なる共重合可能な
    オレフィン性不飽和有機化合物0〜30重量%(aないし
    cの%の合計は100)を共重合させ、ただし共重合は水
    と少なくとも一部混合しうる有機溶剤の中で行ない、得
    られた共重合体をアンモニア又はアミンを添加して水中
    に分散させ、そして過剰の溶剤を留去することにより得
    られたものであることを特徴とする、第一請求項に記載
    の水性被覆用物質。
  3. 【請求項3】結合剤(A)が25〜75重量部の成分Iと25
    〜75重量%の成分IIから成り(IとIIの合計は100
    %)、成分Iは(a)1〜20個の炭素原子を有し、他の
    機能性基を有しないアクリル酸又はメタクリル酸のエス
    テル(このエステルの65重量%までは、ビニル芳香族化
    合物により置き換えられていてもよい)80〜98.5重量
    %、(b)3〜10個の炭素原子及び少なくとも1個のカ
    ルボキシル基又はカルボン酸無水物基を有する共重合可
    能なオレフィン性不飽和有機化合物1.5〜20重量%及び
    (c)カルボキシル基又はカルボン酸無水物基を含有し
    ない(a)及び(b)にあげたものとは異なる共重合可
    能なオレフィン性不飽和有機化合物0〜30重量%(aな
    いしcの合計は100%)を重合含有する共重合体であ
    り、成分IIはコモノマー(a)及び(c)だけから構成
    された共重合体であり、成分I及びIIはその一方をまず
    有機溶剤中で重合させ、得られた重合体溶液中で他方の
    成分を重合させ、得られたI及びIIの重合物をアンモニ
    ア又はアミンを添加して水中に分散させ、そして過剰の
    溶剤を留去することにより得られてものであることを特
    徴とする、第1請求項に記載の水性被覆用物質。
  4. 【請求項4】成分(B)として、カルサイト、ドロマイ
    ト、白亜、カルシウムフエライト、モリブデン酸カルシ
    ウム及び/又は酸化カルシウムで変性されたアルミネー
    ト、シリケート又はアルミニウムシリケートを含有する
    ことを特徴とする、第1ないし第3請求項のいずれかに
    記載の水性被覆用物質。
  5. 【請求項5】成分(C)として、アルコール成分が次式 R−OCH2−CH2−OnH (RはC6〜C18−アルキル基、nは3〜25の数を示す)
    で表わされる化合物から導かれる燐酸モノエステルを含
    有することを特徴とする、第1ないし第4請求項のいず
    れかに記載の水性被覆用物質。
  6. 【請求項6】まず顔料又は充填剤(B)の水性懸濁液を
    分散剤(C)の存在下で製造し、得られた懸濁液に結合
    剤(A)を混合加工することを特徴とする、第1ないし
    第5請求項のいずれかに記載の水性被覆用物質の製法。
  7. 【請求項7】第1ないし第5請求項のいずれかに記載の
    水性被覆用物質を含有する、腐食防止用塗料。
  8. 【請求項8】第1ないし第5請求項のいずれかに記載の
    水性被覆用物質を含有する、道路標識用塗料。
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