JP2646225B2 - レーザの波長制御装置 - Google Patents

レーザの波長制御装置

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/10Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating
    • H01S3/13Stabilisation of laser output parameters, e.g. frequency or amplitude
    • H01S3/136Stabilisation of laser output parameters, e.g. frequency or amplitude by controlling devices placed within the cavity
    • H01S3/137Stabilisation of laser output parameters, e.g. frequency or amplitude by controlling devices placed within the cavity for stabilising of frequency

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、狭帯域発振エキシマレーザ光の波長を高精
度に制御するレーザの波長制御装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
集積回路等の回路パターンを半導体ウエハ上に露光す
る縮小投影露光装置では、その露光用光源として、エキ
シマレーザ光が注目されているが、縮小投影レンズの色
収差の補正を行なわなくてもよいように、エキシマレー
ザ光を波長選択素子等によって狭帯域化し、その狭帯域
化されたレーザ光を露光用光源として使用している。
従来の狭帯域化されたエキシマレーザの波長制御装置
は、第4図に示すように、レーザの共振器110中のレー
ザチャンバ100とフロントミラー104の間に2つのエタロ
ン101,102を配置し、それぞれのエタロン101,102の角度
等を変えることによって、それぞれのエタロン101,102
の透過波長を調整できるように構成した上、リアミラー
103とフロントミラー104との間でレーザ光を繰り返し反
射励起した後、フロントミラー104から出力している。
該発振レーザ光はビームスプリッタ105a,105b,105cより
一部反射される。ここで、発振波長の検出手段としては
ビームスプリッタ105b,105cにより反射されたレーザ光
をレンズ106,107を介してモニタ用のエタロン108,109に
入射し、これら2個のモニタ用エタロン108,109によっ
て波長を検出し、その検出結果に基づいて、エタロン10
8,109の透過波長に狭帯域化されたレーザ光を得るよう
にした波長制御装置が用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
波長検出器としてはモニタエタロンまたは回折格子型
の分光器を用いる場合、環境変化(たとえば、温度、気
圧等の変化)によって、測定される波長が変化するため
高精度に波長の絶対値を検出するということが困難であ
った。
したがって、このような波長検出器を使用して狭帯域
発振エキシマレーザの波長制御を行った場合、長期的に
波長の絶対値を高精度に制御し、安定化することは不可
能であった。
本発明は上記の事情に鑑みなされたものであって、あ
る程度環境(温度、気圧等)が変化しても、長期的に、
かつ高精度に狭帯域発振エキシマレーザ光の波長を制御
することができるレーザの波長制御装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段および作用〕
本発明では、目標の波長安定性を上まわる波長の安定
性を有する基準光源を回折格子型分光器に入射させ、こ
の基準光の回折像が所定の範囲内に結像されるように回
折格子の角度をフィードバック制御し、さらに、狭帯域
発振エキシマレーザ光の発振光の回折像と前記基準光の
回折像が一致するように、または所定の位置差となるよ
うに波長選択素子を制御することにより、波長の安定化
を行っている。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示すブロック構成図であ
り、リアミラー1とフロントミラー5との間にはエタロ
ンや回折格子等で構成される波長選択素子2が配設され
ている。このリアミラー1とフロントミラー5との間で
繰返し発振されたレーザ光はフロントミラー5から出て
ビームスプリッタ6を介して外部に出力される。一方、
ビームスプリッタ6によって反射されたレーザ光は回折
格子型分光器8に入力される。分光器8には基準光源7
からの基準光も入射されている。この基準光は、狭帯域
発振レーザ光の波長安定性の目標値を上まわる波長安定
性を有しており、ビームスプリッタ6から分取されたレ
ーザ光と基準光との波長差が分光器8内で検出される。
そして、その検出信号は波長コントローラ9に入力さ
れ、波長選択素子2の波長選択特性が、前記の波長差が
零または所定範囲内に収まるようにドライバ10を介して
フィードバック制御される。
一方、分光器8内の回折格子の角度を制御するドライ
バ11が設けられている。
第2図は分光器8の内部を詳細に示した断面構成図で
あり、狭帯域発振レーザ光および基準光は凹面鏡12とミ
ラー13とから成る入射光学系21を介して入射スリット14
に入射される。入射スリット14を通過した基準光および
狭帯域発振レーザ光は凹面鏡15によって反射された後、
回折格子に入射される。回折格子16で回折された基準光
および狭帯域発振レーザ光は凹面鏡17によって反射さ
れ、位置センサ20に結像される。この時、基準光は位置
センサ20の結像面の結像位置19に結像し、狭帯域発振レ
ーザ光は結像位置18に結像する。なお、回折格子16には
入出射角度を変化させるためのパルスモータ等の回転駆
動機構(図示せず)が設けられている。
第3図は狭帯域発振レーザ光の波長制御手順を示すフ
ローチャートであり、初めに基準光を分光器8に入射
し、該基準光の回折像の結像中心位置Xsと基準光の基準
回折像の中心位置XAとの差ΔXS-Aを求め、さらにXsが
許容上限値Bと下限値Aとの間にあるか否かを調べ、
(S2,S3)、許容範囲内でなければ回折格子16の角度を
ドライバ11を介して制御し、差ΔXS-Aが許容範囲内に
なるように調整する(S4)。これによって、基準光の回
折像は基準結像位置XAを中心とした上限値Bと下限値
Aで示される許容範囲内の結像位置XSに結像するよう
になる。
この後、基準光に代えてビームスプリッタ6から分取
した狭帯域発振レーザ光を分光器8に入射し、その回折
像を位置センサ20に結像させ、その結像位置XEを波長
コントロール9に読込む(S5)。続いて、基準光の回折
像の結像位置XSとの誤差ΔXS-Eを求め、さらにこの誤
差ΔXS-Eを波長の誤差ΔλS-Eに換算すべく、換算計数
kをΔXS-Eに乗算する(S6,S7)。この後、基準光の波
長をλS、レーザ光の設定波長をλとすると、Δλ0=
λ−λSによりレーザ光の設定波長と基準光との波長差
Δλ0を求め、さらにこの波長差Δλ0と前記誤差Δλ
S-Eとの差Δλを求め、Δλ相当分だけ波長選択素子の
選択波長をシフトさせる(S9)。これにより、狭帯域発
振レーザ光は基準光の波長を基準にその波長が目標波長
にフィードバック制御される。この場合、回折像が常に
所定の範囲内となるように予め制御されるため、位置セ
ンサ20の直線性および分光器8の収差等による誤差が小
さくなり、この制御を行なわない場合に比べて、さらに
高精度な波長制御が可能となっている。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明に係わるレーザの波長制
御装置は、狭帯域化エキシマレーザ光と目標とする安定
性を満たす波長安定性を有する基準光とを同一光路で回
折格子型分光器に入射させ、まず基準光の回折像の結像
位置が所定の範囲となるよう回折格子を制御し、さらに
両回折像の結像位置差が一定となるように、エキシマレ
ーザ光の波長制御を行うことを特徴とするものである。
したがって、波長検出器(分光器)自体において生じ
る、環境変化等に起因する波長変動要因を高精度に相殺
することが可能となり、基準光の安定性に準じる精度で
狭帯域化されたエキシマレーザ光の波長の安定化を行う
ことができる。また、多少の環境変動(温度、大気圧等
の変化)があっても高精度に長期間波長を安定に保つこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示すブロック構成図、第2
図は回折格子型分光器の内部構成を示す断面図、第3図
は波長制御手順を示すフローチャート、体4図は従来の
波長制御装置の構成を示すブロック図である。 1……リアミラー、2……波長選択素子、3……レーザ
チャンバ、4……ウィンドウ、5……フロントミラー、
6……ビームスプリッタ、7……基準光源、8……回折
格子型分光器、9……波長コントローラ、10,11……ド
ライバ、16……回折格子、20……1次元位置センサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共振回路中に波長選択素子を配設した狭帯
    域発振エキシマレーザの波長制御装置において、 波長検出器として回折格子を用いた分光器を用い、基準
    光の回折像が位置センサの常に所定の範囲内の位置に結
    像されるように回折格子の角度を制御する手段と、 この基準光の回折光の像と狭帯域発振エキシマレーザ発
    振光の回折像の結像位置が一致するかまたは所定の位置
    差となるように狭帯域発振エキシマレーザの波長選択素
    子の選択波長を制御する手段と、 を備えたレーザの波長制御装置。
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